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<title>いつだって最終回</title>
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<description>あなたは忘れなさい。代わりにわたしが忘れないでいてあげるから</description>
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<title>すなお</title>
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三谷幸喜劇のにんげんたちはみんなすなおなところがいい。『鎌倉殿の13人』もどこかバタ臭いのはにんげんたちが、奥ゆかしくなく、みんなすなおだからだとおもう。すなおだからトラブルが起きて、みんながそれに対処しようとする。それがドラマになる。かんがえてみれば、『古畑任三郎』も、ひとがさいしゅうてきにすなおになる物語だったのではないか。三谷幸喜はすなおとはいったいなんだろうということをおしえてくれる。いきることのふしぎとしてとつぜんわたしにあらわれる、すなお。
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<dc:date>2022-02-10T19:05:28+09:00</dc:date>
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<title>小倉喜郎『あおだもの木』</title>
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小倉さんの俳句がとてもすきなんですが、ぼんやりがわたしを支配している、ってのがすごくいいなと思うんですよね。「手紙書く夕立が海からやって来る」。手紙をわたしは書いているんだけど、手紙に集中しないで、世界のほうにぼんやりしてしまう。だから夕立が海からやってきていることにきがついてしまう。てがみをかいているわたしに世界から雨。ぼんやりってひとつの世界へのちかづきかただとおもうんですよ。「道に迷って夏の湖に近づいて」。まようとちかづけるんですよ。アリスみたいだけど。そう。アリスなんですよ。
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<dc:date>2022-02-10T14:43:02+09:00</dc:date>
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<title>波磨茜也香さんの「A SOAKING GIRL」</title>
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波磨茜也香さんの「A SOAKING GIRL」。穂村弘さんに「リボンってなんなんだろう女の子たちにときどきくっついている」という歌があるけれど、女の子の本体は女の子にあるんじゃなくてリボンにあるのかもしれないなあとおもうことがある。女の子たちはデイヴィ・ジョーンズみたいにほんとうのハートはリボンとしてすこし離れておいておく。ときどきリボンは女の子を置いて会いたいひとに会いにゆく。
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<dc:date>2022-02-10T11:49:28+09:00</dc:date>
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<title>おはようよりは</title>
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「おやすみなさい。これはおやすみなさいから始まる真夜中の手紙です」という穂村弘さんの歌があるけど「おやすみなさい。はやくねむってください」という手紙をもらったことがある。今考えてみると、はやくねむれ、なんてへんなてがみだよねと思う。童話で、お菓子の家ではしゃぐヘンゼルとグレーテルに、はやくねむってくれないか、というならわかるが、私に、はやくねむれ、といったところで、この世界にいったいなんのメリットが、と思う。が、にもかかわらず、おやすみなさい。という手紙は、すこしすてきだ。さよならやおはよう、よ
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<dc:date>2022-02-10T07:40:02+09:00</dc:date>
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<title>わたしはしなないしぜつぼうしない</title>
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ねえねえ名探偵モンクはじまったよあなたみなよ、とともだちから連絡がきて、モンク好きなので録画してるが、それよりも隣のチャンネルの放送大学の方がきになって、また放送大学ウォッチャーになりつつある。大学のころはすごく放送大学がすきで、すきなひとに、これ、わたしの放送大学の講義マイベストなんだけど、もしよかったら見る？　と言っていたが、見ない、という返事だった。見ないし、行かないし、いっしょにならないし、あなたと宇宙にもいかないし、わたしはしなないし、ぜつぼうしない、という返事だった。
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<dc:date>2022-02-08T16:50:28+09:00</dc:date>
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<title>悲しくてかっこいい人</title>
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イ・ランの『悲しくてかっこいい人』というほんのタイトルがすきで、よくおもいだしてる。悲しくてかっこいいひとになりたいなあ。どんなひとだったかっていうとね、なんだか、悲しくてかっこいいひとだったよ。悲しくてかっこいいラーメンとか食べたいなあ、すきなひとと。目次タイトルもいい。「わたしたちは仕事をしてから別れるよね」。そうそう。「書ける、できる」。そうそう。「残りの人はそれほど好きじゃなかった」。そうそう。「会いたかったから」。そうそう。
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<dc:date>2022-02-08T16:34:37+09:00</dc:date>
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<title>こんなにやさしいなんて</title>
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れっかのごとくいかりくるってるかもしれんよなあ、としばらくどきどきしていたら、ぎゃくにすごくやさしかったので、ひとがやさしいことってなんだかふしぎなことだよなあ、とおもう。どうしてひとってやさしいんだろう。小学生のときに、「どうしてひとってやさしいんだろう」というさくぶんをもっと書けばよかったなあとおもう。あるいは帰り道に、あのさ、ひとってなんだかやさしすぎないか、とともだちに話をふっかけてみればよかった。みんな病んでるのか、こんなにやさしいなんて、と。
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<dc:date>2022-02-08T16:23:42+09:00</dc:date>
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<title>もうとりかえしがつかないんだぞ</title>
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ひとに返事をかいていたときに、はがきのきは気のきかもしれませんね、とふっと書いた。みんな、ポストにてをいれて、気をいれてるのかも。そのあと、文字のついた気がとびかって、どういうわけかあなたのところまで届く。あと、あの、ポストに手をいれってふわっとはがきを離すしゅんかんの、もうとりかえしがつかないんだぞ、ってしゅんかんがすきです。「もうとりかえしがつかないんだぞ」。どうもわたしはとりかえしがつかないことがすきみたいです、と返事に書いた。あとなにを書こう。おもちゃみたいな絵はがきがすきです、も書いた
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<dc:date>2022-02-08T16:12:55+09:00</dc:date>
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<title>こころにかかわるひと。</title>
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しんじゃってたらどうしようと思ってたよ、といわれる。私が関わったひと、もう、ひとり、しんじゃってるから、と。あ、そうか。自分がしんだら、じゃあ、二番目にしぬことになるんだね。でも二番目っていいなあ。二番目ってすきなんだよという話をする。ドロシーに会うなら、かかしじゃなくて、二番目のブリキがいいなあ。それでかかしの次に誰かに会ったような、くらいのきもちでいてほしいなあ。誰だっけ、あのひと。こころにかかわるひと。そうして大王からもらったこころはずっととっておく。これがこころかあとおもいながらおもいだ
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<dc:date>2022-02-07T13:36:46+09:00</dc:date>
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<title>きょう愛される</title>
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ボクらの時代で、角野卓造さんと小日向文世さんと松重豊さんが、俳優のしごとにはどこか愛されることが大事だけれど、ひとってなにか愛されるひみつのようなものがあるんじゃないかって話していて、もしかすると愛することより愛されることのほうがひみつめくのかもなあと思った。わかんないで愛されてることもあるし、すごくぼろぼろなのに愛されることもあるし、もうバスが終点につくのに愛されることもあるし、とりあえず愛されることもあるし。とりあえずきょう愛される。
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<dc:date>2022-02-06T22:54:37+09:00</dc:date>
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