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<title>うぃのブログ式小説</title>
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<description>素人が書いてみました</description>
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<title>終わりに寄せて</title>
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<![CDATA[ <p>始めて小説もどきを書いてみました。</p><br><p>勢いで書いてしまって、つじつまが合わない箇所もあったかもしれません。</p><br><p>それも、素人作品（作品なんてたいそうなものじゃないけれど）だと思って</p><p>ご理解いただければと思います。</p><br><br><p>うつ病は誰でもなり得る病気です。</p><br><p>まゆこも亮子も、理由は違えど、</p><p>自分はなるはずがないと最初は思ったはず。</p><p>そんな自分を認めるのにも時間がかかっています。</p><br><p>もし周囲にうつ病の人がいたら、</p><p>長い目で見てあげてください。</p><br><p>いつかは治る病気です。</p><p>きちんと治療をすれば治る病気です。</p><br><p>ちょっとした心の風邪なんです。</p><br><p>こじらせてしまうこともあるかもしれないけれど、</p><p>それでも、ゆっくりと時間をかけてほどいていけばいいんです。</p><br><br><p>次回作はまだ予定にありませんが、</p><p>いつかまた書く日が来たら、そのときは読んでいただけたら嬉しいです。</p><br><p>長い間、ありがとうございました。</p><br><p>またお会いするときまで。</p><br><p>さようなら。</p><br><br><p>うぃ</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101859873.html</link>
<pubDate>Mon, 30 Jan 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２８</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２８＞</p><p><br><br></p><p>あれから２ヶ月が過ぎた。</p><br><p>亮子は定期的にカウンセリングを受けているようだった。</p><p>顔を合わせるたびに、その笑顔がリラックスしたものになっていくのを</p><p>日に日に感じた。</p><br><p>まゆこも、これまでは怖くてできなかった寄り道を覚えた。</p><p>本屋、雑貨屋・・・ウィンドウショッピングをする楽しみが増えた。</p><br><br><p>久しぶりに亮子と薬局で一緒になった。</p><br><p>「カウンセリングの間隔が長くなったのよ。いい傾向だわ。」</p><br><p>そう言っていた。</p><br><p>「私、会社に復帰することにしたの。</p><p>　もちろん、いきなり元のハードな職場に戻るんじゃなくて、</p><p>　ちょっと暇な部署への復帰だけど、</p><p>　いつかはまた元の部署に戻ってみせるわ。」</p><br><p>「もう通院は必要ないの？」</p><br><p>「ううん。通院もカウンセリングもまだ続けるつもり。</p><p>　病気と上手くやりながら、仕事とも付き合っていくの。」</p><br><p>「それなら安心ね。」</p><br><p>「この半年、いろいろあったけど、</p><p>　病気になってみてわかったこともあったし、</p><p>　自分がどんな人間なんだかやっと理解できた気がする。」</p><br><p>亮子は前を見ながらそう言った。</p><br><p>「亮子さん、今日はお茶していかない？」</p><br><p>まゆこから誘ってみた。</p><br><p>「えぇ、もちろん！」</p><br><p>「私、始めてちゃんと亮子さんを誘うことができたわ。」</p><br><p>「そういえばそうね。まゆこさんも変わったのかしら？」</p><br><p>「変わったわ。私も自分のいろんな面が見えるようになったみたい。」</p><br><p>「お互い、いい半年だったみたいね。」</p><br><p>「そうね。いい半年だったと思うわ。」</p><br><br><p>少し間を開けて、まゆこが言った。</p><br><p>「私、亮子さんと出会えてよかった。</p><p>　私が変わるきっかけを作ってくれたのは亮子さんだもん。」</p><br><p>「それなら私も同じよ。</p><p>　あの時、まゆこさんに声を掛けて良かった。」</p><br><p>「お互い、まだまだ通院は続くけど、</p><p>　少しずつ変わっていって、いつかは治るかもしれないわね」</p><br><p>「あら、そこで焦っちゃダメよ。亮子さん、もっとのんびり構えていきましょう。」</p><br><p>「そうね。私ったら、つい先走っちゃって。」</p><br><p>2人は顔を見合わせて笑った。</p><br><br><p>そろって、薬局に声を掛けて、お茶に出かけた。</p><br><p>初めて行ったカフェ。</p><br><p>もう緊張もない。</p><br><p>まゆこからも積極的に話すことができた。</p><br><br><p>きっとこの関係はしばらく続くだろう。</p><br><p>どちらかの通院が終わるまで。</p><br><p>そこでこの関係が終わってしまっても構わない。</p><br><p>あの白い壁のクリニックから始まった仲だ。</p><br><p>クリニックに通わなくなったら終わってもおかしくない。</p><br><br><p>でもなんとなく、このまま続けていけるような気がしてた。</p><br><p>患者仲間じゃなくて、本当の友達に変わる日が来る。</p><br><p>ぼんやりとそう思った。</p><br><br><p>（おわり）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101856528.html</link>
<pubDate>Mon, 23 Jan 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２７</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２７＞</p><p><br><br></p><p>久しぶりにまゆこの姿を見つけた。</p><br><p>相変わらず、そこだけ静謐な空気をまとっているような雰囲気がある。</p><br><p>待合室では、お互い目礼しかしない。</p><p>静かなだけ、会話も他の人に聞かれてしまうからだ。</p><br><p>薬局前のざわついた雰囲気の中で話す方が気がラク。</p><br><br><p>今日はカウンセリングの時間を少し遅らせてもらった。</p><p>薬局へ行くまゆこに御礼を言う時間が欲しかったからだ。</p><br><p>だから、診察が終わってから、カウンセリングが始まるまで、</p><p>３０分ほど時間を空けてある。</p><br><br><p>今日の診察もまゆこの方が先に終わったようだ。</p><p>亮子が診察を終えて待合室に戻ると、まゆこの姿はなかった。</p><br><p>一度会計を済ませて、急ぎ足で薬局へ向かった。</p><br><p>薬局のいつもの壁際にまゆこの姿があった。</p><br><p>「まゆこさん！」</p><br><p>思わず、声が大きくなってしまった。</p><p>薬局にいた数人が振り返る。</p><br><p>「亮子さん、どうしたの？走ってきたの？」</p><br><p>「えぇ。どうしてもまゆこさんに話したいことがあって。」</p><br><p>「話したいこと？」</p><br><p>「私、カウンセリングを受けたの。</p><p>　そうしたら、いろいろなことを受け止められるようになって、</p><p>　現実も、今の自分のことも。</p><p>　それで、この間は親にも電話で話して、</p><p>　親には泣かれちゃったけど、私のことを理解してくれて、</p><p>　いざというときには、帰ってきなさいって。</p><p>　それまでこっちに居てもいいことになったの。」</p><br><p>そこまで一気に話すと、亮子は胸を上下させながら、</p><p>一息ついた。</p><br><p>「今日もこれからカウンセリングを受けるの。</p><p>　本当は診察の後、すぐに予約を入れるんだけど、</p><p>　まゆこさんに話したくて、ちょっと時間をずらしてもらったの。」</p><br><p>まゆこは亮子の顔つきがカウンセリングを受ける前より</p><p>明るくなっていることに気がついた。</p><br><p>「それはよかったわ！</p><p>　亮子さん、顔つきが違うっていうか、</p><p>　なんだかさっぱりしたみたいな感じがする。」</p><br><p>「そうでしょ？</p><p>　ダメな私も、本当の私ってわかったから、</p><p>　家事ができないこととか、出かけるのが億劫になったこととか、</p><p>　全部、それが今の自分なんだって、本当の自分なんだってわかったの。</p><p>　だから、家事も、無理せずにできることを少しずつするようになったし、</p><p>　ダメなときはダメと諦めることも覚えたのよ。」</p><br><p>亮子の声はだんだん弾んできた。</p><br><p>まゆこも嬉しくなってきて、思わず微笑んだ。</p><br><p>「まゆこさんのおかげ。本当にありがとう。</p><p>　あの時、強く言ってくれたから、カウンセリングを受けようと思ったし、</p><p>　受けて良かったと思えるから。</p><p>　ありがとうね。」</p><br><p>「ううん、お礼なんて。</p><p>　私こそ、亮子さんのおかげで、いろいろ変わったわ。</p><p>　メイクをすることも、容姿を気にすることもできるようになったし、</p><p>　まだまだだけど、誰かに自分の意見を言うこともできるようになったし。</p><p>　亮子さん、ありがとう。」</p><br><p>「お互いにありがとうだね。」</p><br><p>「そうね。ありがとうの交換ね。」</p><br><p>くすくすと2人で笑いあった。</p><br><br><p>「あ、もうクリニックに戻らないと。</p><p>　今度、ゆっくりお茶しようね。」</p><br><p>「私も今、そう言おうと思ってた。</p><p>　これも亮子さんのおかげよ。」</p><br><p>2人は笑顔を交わすと、小さく手を振って「じゃぁね」と別れた。</p><br><br><p>一人になったまゆこは、ふぅと一息ついた。</p><br><p>「よかった。亮子さんのためになれたんだ。」</p><br><p>そう思った。</p><br><p>誰かのためになる・・・私にもそんなことができるんだ。</p><br><p>まゆこにも少し自信がついた。</p><br><br><p>（つづく）</p><br><p>　</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101841670.html</link>
<pubDate>Mon, 16 Jan 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２６</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２６＞</p><p><br><br></p><p>初めてのカウンセリング。</p><br><p>初診日に通された部屋へ呼ばれ、木の絵を描かされた。</p><br><p>それを見ながら、カウンセラーはいくつか質問をしてきた。</p><br><p>亮子はそれに素直に応じた。</p><br><p>ここでウソをついても、結果が悪くなるだけだ。</p><br><br><p>カウンセラーから、家族や人との縁の薄さを指摘された。</p><br><p>確かに、まゆこに「孤軍奮闘」と言ってしまったくらい、</p><p>なんでも一人でやろうとしていた。</p><br><p>誰かに頼るなんて、「負け」だと思っていた。</p><br><p>「こういうときは、誰かに頼ってもいいんですか？」</p><br><p>思わずそう口をついた。</p><br><p>カウンセラーは大きく頷くと、「いいんですよ。」と微笑んだ。</p><br><br><p>その一言を聞いて、亮子の中の何かが決壊した。</p><p>涙が止まらない。</p><br><p>カウンセラーがティッシュを差し出してくれた。</p><br><p>「私、私、この病気のこと、親にも言ってなくて、</p><p>　一人でなんとかしなくちゃって、どうにかしなくちゃって、</p><p>　そう思っていて・・・」</p><br><p>「今からでも遅くないですよ。実家に帰りたくないなら、</p><p>　それはそれで対処しましょう。</p><p>　どうしてもダメなら、帰ることも最終手段として考えておいて、</p><p>　誰かに自分の状態を知っておいてもらえるだけで、</p><p>　少しは安心できるものですよ。」</p><br><p>「安心・・・確かに、こうして話してラクになっていく気がします・・・」</p><br><p>「もちろん、どうしてもご両親に話せないのであれば、</p><p>　カウンセラーの私にぶつけてもらってもいいんですよ。</p><p>　素直な気持ちを言ってもらった方が、緑川さんにとって良い方法を</p><p>　見つけることができるかもしれませんから。」</p><br><br><p>気持が緩んだのか、一度出た涙が止まらない。</p><p>カウンセリングを受けてよかった。</p><br><p>まゆこさんも似たようなことを言ってくれていたような気がするが、</p><p>やはり専門家の一言は重みが違う。</p><br><p>かといって、まゆこさんを軽んじているわけではない。</p><p>まゆこさんにも感謝しなければいけないのはわかっている。</p><p>なにより、カウンセリングを勧めてくれたのはまゆこさんなのだから。</p><br><p>今日はカウンセリングを受けている分、クリニックを出るのが遅い。</p><p>まゆこさんはもう薬局に行って、帰ってしまっているかもしれない。</p><br><p>次に会ったときにお礼を言おう。</p><br><br><p>ひとしきり泣いた後、カウンセラーに「大丈夫ですか？」と聞かれ、</p><p>「大丈夫です」と答えて、カウンセリングルームを出た。</p><br><br><p>実家に電話をしよう。</p><p>そしてこれまでの経緯を話そう。</p><p>帰ってこいって言われるだろうけど、</p><p>会社のこともあるし、もう少しこっちに居たいということをちゃんと話そう。</p><br><p>亮子の中で何か一区切りがついた気がした。</p><br><br><p>（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101830695.html</link>
<pubDate>Mon, 09 Jan 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>あけましておめでとうございます</title>
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<![CDATA[ <p>つたない小説もどきを書いて、だいぶ経ちました。</p><br><p>昨年、読んでくださったみなさん、ありがとうございました。</p><p>心から御礼申し上げます。</p><p><br></p><p>今年も亮子とまゆこをよろしくお願い致します。</p><br><br><p>うぃ</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101843131.html</link>
<pubDate>Sun, 01 Jan 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２５</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２５＞</p><p><br><br></p><p>まゆこは家に着いてから、少し反省していた。</p><br><p>亮子に強く言いすぎたかな・・・と。</p><br><br><p>自分だってカウンセリングは受けたことがない。</p><p>診察だけでことがすんでしまっているから。</p><br><p>それなのに、あんな勢いで言ってしまった・・・</p><br><p>でも、それでも亮子さんのためになればいいのだけれど。</p><br><br><p>まゆこは薬をバッグから取り出すと整理を始めた。</p><p>そして減薬したことを実感した。</p><p>たった１つだけだが、大きな１つだった。</p><br><p>もしかしたら、私にとって亮子さんはいい影響を与えてくれた人なのかも。</p><br><p>争うことや、競うこと、人に声を荒げることが苦手なまゆこが、</p><p>少しだけだが強気で亮子にものを言えたことをしみじみ感じた。</p><br><p>以前の私なら、あんなこと言えないわ・・・</p><p>ただ黙って聞いているだけで。</p><br><br><p>メイクをすることも、髪をまとめることも、</p><p>容姿を気にすることも、全て亮子と出会ってからの変化だ。</p><br><br><p>亮子さん、カウンセリングで少しは良くなるといいけど・・・</p><br><p>亮子さんが良くなったら、今度は私からお茶に誘ってみよう。</p><br><p>誰かを誘うなんて、どれくらいぶりだろう・・・</p><br><p>いつも声を掛けてもらってばかりのまゆこにとって、</p><p>自分から誘うなんて勇気のいることだった。</p><br><p>断られたらどうしよう・・・迷惑だったらどうしよう・・・</p><br><p>いつもそう考えてしまい、躊躇してしまっていたのだ。</p><br><br><p>まゆこは薬の整理を終えると、珍しく鼻歌を歌いながら、</p><p>部屋着に着替えにいった。</p><br><br><p>（つづく）</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101822144.html</link>
<pubDate>Mon, 26 Dec 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２４</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２４＞</p><p><br><br></p><p>カウンセリング・・・</p><br><p>そういえば勧められたことはあったけど、</p><p>診察で充分だと思ってたから受けたことはなかったわ。</p><br><p>それを受ければ、また違うのかしら？</p><br><p>まゆこを見送ってから、亮子は考えてみた。</p><br><p>あのまゆこさんがいつもの雰囲気と違う勢いで言うくらいだから</p><p>きっと何かしらの効果はあるのかもしれない。</p><br><p>亮子は薬局を離れると携帯電話を取り出し、クリニックに掛けた。</p><br><p>「次の診察日にカウンセリングも受けたいんですけど・・・」</p><br><p>「カウンセラーのご要望はありますか？」</p><br><p>「いえ、初めてなので、特にありません。」</p><br><p>「承知しました。では、診察時間の後にカウンセリングの予約を入れておきます。」</p><br><p>「お願いします。」</p><br><br><p>これで良し！</p><br><p>こうなったら、試しになんでもやってみるもんだわ。</p><br><p>亮子は携帯電話を閉じると、また薬局へ戻って行った。</p><br><br><p>（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11101816865.html</link>
<pubDate>Mon, 19 Dec 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２３</title>
<description>
<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２３＞</p><p><br><br></p><p>亮子とまゆこは黙ったまま、薬局の壁によりかかっていた。</p><br><p>まゆこは思い切って言ってみた。</p><br><p>「ご両親には、まだ病気のこと伝えてないの？」</p><br><p>「うん。伝えてない。会社を休んでることも言ってないし、</p><p>　夏休みに帰省しないのは珍しいことじゃなかったから、</p><p>　電話だけして終わり。」</p><br><p>「ご両親にも相談してみたら？」</p><br><p>「相談？したところで、何も変わらないわよ。</p><p>　むしろ心配かけて、こっちに帰ってこいって言われるだけ」</p><br><p>「ご実家、遠いの？」</p><br><p>「うん。島根の端っこ。」</p><br><p>「そう・・・」</p><br><p>実家が自宅から１時間圏内のまゆこだが、</p><p>「実家に帰る」ことの大変さがなんとなくわかった。</p><br><br><p>「でも、亮子さん、こういうのもなんだけど、</p><p>　初めて会ったときから、すごく変わっちゃったわ。</p><p>　やっぱり誰かしら、そばにいてくれた方が少しはラクになるんじゃないかな？</p><p>　お母さんにしばらく来てもらうとか・・・」</p><br><p>亮子は少し悩んだ顔をしたが、まゆこに笑顔を見せてこう言った。</p><br><p>「母親じゃ逆に息が詰まっちゃう。今のマンションで２人暮らしはちょっと厳しいし。</p><p>　こういうときに頼りになる彼氏でもいればいいんだけど、</p><p>　今はいないしね。</p><p>　昔、ちょっと付き合った男から飲みの誘いがあったから、</p><p>　病気の話をしてみたけど、へー大変だね～で終わり。</p><p>　お大事になんて言って、電話を切ってそれきりよ。」</p><br><p>まゆこは言葉をなくしてしまった。</p><br><p>「だから、自分でどうにかしないといけないのよ。</p><p>　まゆこさんみたいに優しい旦那様が私にもいればいいんだけどね～。」</p><br><p>なんだか少し嫌味にも聞える言葉だった。</p><br><p>「私の場合は、結婚してから病気になったから、たまたま夫がいたけど・・・」</p><br><p>言い返すつもりはなかったが、そんな言葉が口をついた。</p><br><br><p>「とにかく、そういうわけで、私は孤軍奮闘。なんとかするしかないのよ。</p><p>　あと３ヶ月の猶予があるから、それまでに治してみせるわ。</p><p>　合わせて半年、いい加減、良くなってもいいでしょ？」</p><br><br><p>亮子はどうしても一人で治すつもりでいた。</p><br><p>まゆこには何もできない。</p><p>こうして話を聞くことはできるけれど、亮子につられてしまっては</p><p>今度はまゆこの方がダメになる。</p><br><p>専門のカウンセリングが必要なんだ。</p><p>診察だけじゃダメだと思う。</p><br><p>まゆこはグッと力を入れると亮子に言った。</p><br><p>「一人でどうにかしようなんて甘いわよ。</p><p>　亮子さん、せめてカウンセリングを受けた方がいいわ。</p><p>　診察だけじゃなくて、専門家に言いたいことを言って、</p><p>　それをきちんと対応してもらった方がいい。</p><p>　もちろん、お金はちょっとかかるけど、</p><p>　今の亮子さんには、それが必要だと思うわ。」</p><br><p>まゆこの勢いに押されたのか、亮子は驚いた顔をして聞いてた。</p><br><p>「カウンセリング・・・一度も受けたことないわ。・・・考えてみる。」</p><br><br><p>受付からまゆこを呼ぶ声がする。</p><br><p>「じゃぁ、私、行くから。亮子さん、気をつけて帰ってね。」</p><br><br><p>いつになくキビキビとまゆこは受付へ向かって行った。</p><br><br><p>（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11063211781.html</link>
<pubDate>Mon, 12 Dec 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２２</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２２＞</p><p><br><br></p><p>１１月に入って最初の診察日。</p><br><p>薬局でまゆこは亮子から、会社復帰を延長したと聞いた。</p><br><p>その日は１１月にしては例年よりとても寒い日で、</p><p>コートを着ているのでよくはわからないが、</p><p>襟元からのぞくカットソーの首元が伸びているのが見えた。</p><br><br><p>まゆこでも、１１月の復帰は難しいだろうと思っていたが、</p><p>その通りの結果になってしまった。</p><br><br><p>逆にまゆこは、医師から、</p><p>「調子も良さそうだし、常用の抗不安薬を減らしてみますか？」と提案され、</p><p>承諾したばかりだった。</p><br><br><p>雄二に買ってもらった大事に着ている白いコートは</p><p>汚れもしみもしわもない。</p><p>メイクを施したまゆこにはとても似合っていた。</p><br><p>亮子のコートは質は良いものだろうが、</p><p>大きなしわがついてた。</p><p>キャメル色のそれはとても目立つ。</p><p>でも亮子は意にかえさないようだった。</p><br><br><p>ちゃんと生活できてるのかしら・・・</p><br><p>心配になったまゆこだが、どう言い出していいのかわからず、</p><p>ただ黙ったまま、下を向いていた。</p><br><p>すると、突然亮子が話し始めた。</p><br><br><p>「私さぁ、なんかだらしくなったよね」</p><br><p>どう返事をしていいのか逡巡していると、</p><br><p>「あ、こんなこと聞かれても、答えにくいよね。ごめん、ごめん。」</p><br><p>亮子は明るくそう言うと、まゆこの方は見ずに続けた。</p><br><br><p>「何もできないんだよ。洗濯も掃除も。</p><p>　やらなきゃいけないのはわかってるのに、</p><p>　目の前のゴミひとつ捨てられない。</p><p>　家はすっかりごみ屋敷。</p><p>　メイク道具もほこりをかぶってるよ」</p><br><br><p>突然の言葉にまゆこはびっくりしたが、</p><p>合点がいくこともあった。</p><br><br><p>「強迫観念って言うの？</p><p>　なんか、こうしなくちゃ、あぁしなくちゃって考えると、</p><p>　逆にできなくなっちゃって、</p><p>　洗濯物もたまって、たまって、たまってからやっとやるって感じ。</p><p>　乾燥までは洗濯機がやってくれるけど、畳むのは自分でしょ？</p><p>　それすら面倒で、放置しちゃうときがしょっちゅう。</p><p>　だから、いざ着ていこうとすると、洗濯機から取り出した乾燥した服を着ることになるの。</p><p>　それで、いつもしわくちゃの服ばかり。」</p><br><br><p>「先生にはそう伝えた？」</p><br><p>やっとまゆこから言葉が出た。</p><br><br><p>「伝えた、伝えた。</p><p>　そうしたら、少しでも前向きになるような薬を出してくれたけど、</p><p>　薬より、自分の自堕落さの方が勝ってるみたい。</p><p>　効いてるんだか、効いていないんだかわかんないのよ。」</p><br><p>「そうだったんだ・・・」</p><br><br><p>そこまで話すと、亮子は黙り込んでしまった。</p><p>まゆこも掛ける言葉が見つからず、一緒に黙ってしまった。</p><br><br><p>（つづく）</p>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11063190772.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>白い壁：第二章・・・２１</title>
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<![CDATA[ <p>＜白い壁：第二章・・・２１＞</p><p><br><br></p><p>結局、最初の「１週間に１度は洗濯、食器洗いをする」という目標は、</p><br><p>たったの１回で反故になった。</p><br><br><p>洗濯も食器洗いも、どうしても仕方なくなったときに、</p><p>渋々やった。</p><br><p>お風呂も、湯船はしばらく入ってない。</p><p>シャワーで充分になっていた。</p><p>そのシャワーも面倒くさくて浴びない日もあるくらいだ。</p><br><p>メイクはもう何日してないだろう。</p><br><p>スッピンで外を歩くことに抵抗がなくなっていた。</p><br><br><p>薬を変えたのに・・・</p><br><p>先生に訴えて、今度は薬が増えた。</p><br><p>それを飲むたびに、「私は治る、私は治る」とつぶやくが、</p><p>そんなの全く効果がなかった。</p><br><br><p>何もする気が起きない・・・</p><br><br><p>ソファに根が生えたように、一日中横になっていることも増えた。</p><br><p>そのまま食事を取ることも、スナック菓子を手に取ることも増えた。</p><br><p>それに連れ、当然ながら体重もまた増えた。</p><br><br><p>あと２週間だったはずなのに・・・</p><br><p>壁のカレンダーを見て、亮子は泣きたくなってきた。</p><br><p>今の自分に、元のような会社生活が送れるとは思えない。</p><p>なにせ、外に出ることがイヤになっているのだから・・・</p><br><br><p>会社には、１０日前に休暇の延長を申請した。</p><p>もちろんメールで。</p><p>電話で話す気力もなかった。</p><br><p>会社側からの返事はＯＫだった。</p><br><p>これでまた３ヶ月、会社に行く必要がなくなった。</p><br><p>そういえば、そのことはまゆこには伝えてなかった。</p><br><br><p>亮子はスナック菓子を食べた手を着ていたＴシャツで拭き取ると、</p><p>立ち上がって冷蔵庫に向かった。</p><br><p>冷蔵庫の冷気が、亮子の目を覚ます。</p><br><p>コーラを手に取ると、その場で一気に半分くらい飲んだ。</p><p>のどを通るシュワシュワとしたはじける感じが少し痛い。</p><br><br><p>掃除しなくちゃいけない。</p><br><p>洗い物しなくちゃいけない。</p><br><p>買い物に行かなくちゃいけない。</p><br><p>メイクもして、きちんとしなくちゃいけない。</p><br><br><p>・・・～しなくちゃいけない。</p><br><p>この言葉が亮子のやる気を無くさせる。</p><br><br><p>あと３ヶ月と２週間後、ほんとに私は会社に戻れるのだろうか？</p><br><p>体型も変わってしまった。</p><br><p>性格もだらしなくなってしまった。</p><br><br><p>でも変わらないといけない。</p><br><br><p>また「いけない」だ。</p><br><br><p>今の姿が自然体となってしまった今、亮子にとって、</p><p>「何かをしなければならない」ということは、</p><p>とても面倒で、厳しいことになってしまった。</p><br><br><p>もう考えるのはよそう。</p><br><p>復帰もまだ先になったし、その間になんとかなるだろう・・・</p><br><p>考えることも億劫になってしまった亮子は、コーラを持ったまま、</p><p>またソファに戻って行った。</p><br><br><p>（つづく）</p><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/mtwv/entry-11063173339.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Nov 2011 12:00:00 +0900</pubDate>
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