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<title>ブログはパンドラ</title>
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<description>知らないどこかで知らない人がつぶやいています。</description>
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<title>合羽</title>
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<![CDATA[ <p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20161214/10/mumiieeeyyyy/f7/4c/j/o0576030513820997656.jpg"><img width="420" height="222" alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20161214/10/mumiieeeyyyy/f7/4c/j/o0576030513820997656.jpg"></a></p><p>東の空がやっと明るんできた刻に、戸口を叩く阿呆が居る。<br>果たして…あいつだろうか。<br>と想いを巡らして開けてみると、やっぱりそうだった。<br>「えらい時間だな」<br>「寝てたか」<br>「目は覚めていた」<br>「そうか」<br>荷物を持ってやり、中へ招いた。<br>「その合羽、珍しいな」<br>「そうだろう。うんと良いやつだ」<br>「どこで手に入れた」<br>「あっちでな」<br>（あっちか）<br>目黒の言葉に顎を揉んで考えていると、土間には手荷物が広げられていた。<br>外は大粒の濡れ雪だというのに、荷は全く以ってからりとしていた。<br>「どこの商人だ」<br>「馬陸の」<br>「穏やかでないな。合法の品か」<br>「知らん」<br>目黒が合羽を土間に振るうと、水が玉粒になって踊って落ちた。<br>「油が塗られてあるのか」<br>「塗られてはいない。表面に滲み出てくるのだ」<br>「いくらする」<br>「値は持ち合わせていない」<br>「ならばどうやって」<br>「取引だ」<br>「商品は」<br>「肉」<br>「成程」<br>恐らく非合法の品であると推測した。<br>そもそも馬陸とは、生と死の仲買を生業とする族だった。<br>「何か飲むか。長旅だったろう」<br>「何があるのだ」<br>「ツメクサ、スイカズラ、アセビ」<br>「ツメクサだな」<br>「だろうな」<br>「最近見なくなったからな。どこで手に入れてる」<br>「蜂からだ」<br>「お前らしいな」<br>猪口に出してやると、目黒は噛み締めるように飲んだ。<br>果たして腹の方は。<br>「団子でいいか」<br>「悪いな。頼む」<br>「今年のはあまり安くないぞ。雨続きで花が咲かんそうだ」<br>「らしいな。おかげで市場も回りが悪い」<br>腹の虫が泣きそうなので、目黒と同じくする。<br>「今年も目白には帰らんのか」<br>「さあな。連中とは馴染みが悪いからな」<br>「ふふ。そうか」<br>わざわざ聞くなと言わんばかりに目黒は団子を齧った。<br>「今日はどうする。山にでも行くか」<br>「いや。里に出る。行商が来る」<br>「ほう。面白いのが入ってるのか」<br>「薬だ」<br>「どこか悪いのか」<br>「いや。高く売れるのだ」<br>「あっちでか」<br>目黒はにやりと笑った。<br>この顔を久々に見た。<br>目黒は元々笑わない性質だが、商売のこととなると別だった。<br>とはいえ、儲け話には無頓着で、珍しい物に目が無いだけの性質だ。<br>「少し寝るぞ。半刻したら起こしてくれ」<br>と言うと、目黒はそのまま横になって寝てしまった。<br>余程疲れていたらしい。</p><p>嘴がだらしなく開いたままだ。<br>相変わらずだな。と外に目を遣ると、庭木で季節はずれに鶯が鳴いた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12228514936.html</link>
<pubDate>Wed, 14 Dec 2016 10:46:05 +0900</pubDate>
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<title>生まれ川</title>
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<![CDATA[ <p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20161213/15/mumiieeeyyyy/e4/20/j/o1920108013820440310.jpg"><img width="420" height="236" contenteditable="inherit" alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20161213/15/mumiieeeyyyy/e4/20/j/o1920108013820440310.jpg"></a></p><p>白鳥は大陸のどこから来るのだろう。<br>大海を渡るときには、遥か高く昇り、遠くの空に映る街の明かりを頼りするのだろうか。<br>一説によると、渡り鳥は磁力線が見えるのだとか。<br>皆の無事を声で確認しながら、月明かりの下を進んでいく生き物は、きっとそこに在るものを知っているからに違いない。<br>そう考えざるを得ないのは、僕の憶測が不合理を感じているせいだ。<br>僕が彼らと旅を共にするときが来たら、なんだそうだったのかと納得するのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>僕の国は鳥インフルエンザに怯え、沢山の仲間達を殺している。<br>食肉になるために生まされ、食肉になれずに死んでしまった仲間達。<br>今も土の中で眠っている。<br>もし神様がいるのなら。<br>どんなに深いところにいて、悲しみのどん底で打ちひしがれていても。<br>光が差し込んでくるのだろう。<br>そうしたら、君達はどんなに救われるだろう。<br>僕が君達と話をするときは、あと何年先になるのだろう。<br>その時は、命とはそんなもんなんだなと納得するのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>虹色の空を渡る夢を見た。<br>光輝くたくさんの粒が、星々の間を進んでいく。<br>さっき近くに見えていた地面が、もうあんなに遠く、青色の球体になってしまった。<br>光の粒が、だんだんと大きくなって、小石のような大きさにまで見えてきた。</p><p>僕はその光の流れに参加して進んでいった。<br>突然目の前が真っ白になって、周りの光の粒も見えなくなってしまった。<br>そうしたら、僕が産まれた。<br>力いっぱい泣いていた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12228289124.html</link>
<pubDate>Tue, 13 Dec 2016 15:38:58 +0900</pubDate>
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<title>日常ドール</title>
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<![CDATA[ <p>世界が変わればいいのに。<br>目が覚めると、いつも思っている。<br>今日も日常を過ごさなくちゃならない。<br>まだ暗闇の中でじっとしていたいのに。<br>僕は構わずドアをノックするだろう。<br>君は迷わず出るだろう。<br>なぜなら反抗心を置いてきた。<br>いつからだろう。<br>目を閉じて、耳を塞いで。。<br>袖に腕を通せば、過ごせると思っている。<br>でもひたすら何かを待っている。<br>そうやって、君は大人になったのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>そう。</p><p>&nbsp;</p><p>そうやって、僕は大人になった。<br>世界が変わればいいのに。<br>目が覚めると、いつも思っている。<br>今日も日常を過ごさなくちゃならない。<br>まだ暗闇の中でじっとしていたいのに。<br>君は構わずドアをノックするだろう。<br>僕は迷わず出るだろう。<br>なぜなら反抗心を置いてきた。<br>いつからだろう。<br>目を閉じて、耳を塞いで。。<br>袖に腕を通せば、過ごせると思っている。<br>でもひたすら何かを待っている。<br>そうやって、僕は大人になったのだ。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12227914924.html</link>
<pubDate>Mon, 12 Dec 2016 10:56:34 +0900</pubDate>
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<title>北風先生</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20161130/13/mumiieeeyyyy/af/c0/j/o0400040013810239606.jpg"><img width="400" height="400" alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20161130/13/mumiieeeyyyy/af/c0/j/o0400040013810239606.jpg"></a></p><p>先週、ペイフォン先生が海の向こうの大陸からやってきた。<br>先生は毎年日本に寒風を連れてくる。<br>「お久しぶりです」と声を掛けると、向こうもこちらに気づいたようで寄ってきた。<br>先生は顔が大きい。</p><p>見た目は、子供が幼稚園で作るようなライオンの紙細工みたいな感じで、ギザギザの三角のたてがみ（トサカのようなもの)と、顔にはインチキおじさんのような巻き髭を蓄えている。<br>そんな怪しい風貌の先生が「やあ、元気かい」と薄ら笑みを浮かべて言ってくるので、「どちら</p><p>でも(ない)」っと無愛想に返事した。</p><p>世界のおぞましい事件や人類あげての地球問題なんて我関せずな様子に嫌悪感を覚えたからだ。<br>相変わらずだねといった感じで先生がため息をついた。</p><p>これには虚しさがこみ上げてきた。<br>先生が空から降りてくるらしい。</p><p>私と話したいらしい。</p><p>去年は私の顔を一瞥して過ぎていっただけだった。<br>先生は、空から降りてくるときはとても時間がかかる。</p><p>これは、水平移動は得意らしいのだが、垂直移動はとても気を遣うのだそう。</p><p>地上とでは気圧の在り方が全く違うからなのだそうだ。<br>「先生。まだですか」<br>先生は私の声なんて耳に入ってない様子だった。</p><p>余程慎重になっているのだろう。</p><p>しかし全く動いていないように見えるので気を揉んでしまう。<br>先生の話とは一体何なのだろう。</p><p>わざわざ危険を冒してまで降りてくるということは、重大なことに違いない。<br>「先生。まだですか」<br>と私が余りにも急かすので、先生は降りてくるのを止めて言った。<br>彼曰く、今年の日本は寒いのだそう。</p><p>冬着はいつもより厚めに用意しておけとのこと。<br>「そんなのもうニュースでやってましたよ」<br>と私が言うと、先生は上昇もせずそのまま東の方へ飛んでいった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12224300493.html</link>
<pubDate>Wed, 30 Nov 2016 13:33:01 +0900</pubDate>
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<title>靄の道</title>
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<![CDATA[ <p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20161121/16/mumiieeeyyyy/9b/d4/j/o0500024313803326223.jpg"><img width="420" height="204" alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20161121/16/mumiieeeyyyy/9b/d4/j/o0500024313803326223.jpg"></a></p><p>&nbsp;</p><p>海岸沿いを歩いた。<br>道の周りは津波のせいで雑草しか生えていない。</p><p>或いはそれが雑草なのか海草なのかわからない類のものが生えている。<br>瓦礫がまだ運び出されていないせいで、未だ当時の生々しさが伺える。<br>ここは元々農地だったらしい。<br>家も幾つかあったらしい。<br>用水路の底は泥が堆積していて水深がよくわからない。</p><p>よく見てみると、大きな黒い野鯉がいる。<br>未曾有とされたあの地震と津波の中を生き残ったのだ。</p><p>その野鯉が昨日、私の夢枕へ来た。<br>私が靄でおぼろげになっている道を歩いていると、足元を野鯉が泳いでついて来るのだ。<br>手を伸ばそうと地面に差し出しても、手は地面に着いてしまうので野鯉まで届かない。<br>しかし野鯉は水に居るようにゆらゆらと地面の向こうで揺らいでいるではないか。<br>不思議なこともあるものだと眺めていたら、野鯉が話しかけてくる。<br>「いくら堤を高くしても何も変わらない。異を見ずして何を避けようというのか。金の無駄だ。そしてお前達はまたこの川を濁すというのか―」<br>野鯉は深い場所へと消えていった。<br>私はしばらく歩いた。<br>靄の切れ間の向こうに座礁した連絡船が倒立している。<br>鯨が海面の小魚の群れを掻っ攫いに海の底から浮上してきたような形だ。<br>連絡船にはまだ人が乗っていて、何かこちらに合図を送ってきているのだけれど、それがどんな意図なのか読み取ることができない。<br>私はとにかく近づいてみようと歩いたのだけれど、連絡船は一向に近づかない。<br>寧ろ段々遠くなっているようにも見えた。<br>これはいかがなものかと立ち止まって考えていると、成る程。地面が流れている。<br>先ほどの野鯉が地面の底へと消えていったのも納得した。</p><p>合点がいったところで前に進もうと、顔を上げてみると連絡船は消えていた。</p><p>遠くで警笛が鳴っていた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12221571996.html</link>
<pubDate>Mon, 21 Nov 2016 16:54:14 +0900</pubDate>
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<title>あまのじゃき</title>
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<![CDATA[ <p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20161118/11/mumiieeeyyyy/f3/82/j/o1280072013800710586.jpg"><img width="420" height="236" alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20161118/11/mumiieeeyyyy/f3/82/j/o1280072013800710586.jpg"></a></p><p>&nbsp;</p><p>ネットの辞書を使うことが多々ある。</p><p>記事を読んでいて、ふと目に留まったキーワードに囚われると、</p><p>（―あれ。これってどんなのだっけ？由来はどうなってんだろう）</p><p>と、気づけば検索ウィンドウに打ち込んでいる。</p><p>ネット辞書には"検索ランキング"というコンテンツが盛り込まれていて、そこに目を遣ってしまうともう最後。</p><p>本来の目的を忘れて、『そっちの方』に流されていってしまうのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>今日は"天の邪鬼"を見つけた。</p><p>あまのじゃきと書いて、あまのじゃく。たぶん合っている筈。</p><p>&nbsp;</p><p>【天の邪鬼】</p><p>１ わざと人に逆らう言動をする人。つむじまがり。ひねくれ者。<br>２ 民間説話に出てくる悪い鬼。物まねがうまく、他人の心を探るのに長じる。あまんじゃく。<br>３ 毘沙門天 (びしゃもんてん) の鎧 (よろい) の腹の辺りにある鬼の面。また仏像で、仁王などの仏法守護神に踏みつけられている小鬼。</p><p>&nbsp;</p><p>とある。</p><p>&nbsp;</p><p>そう。</p><p>最近僕は天の邪鬼だ。</p><p>なんなら、頭上に異次元の穴がぽっかり現れて、穴からでっかい足がズドーン！</p><p>―と降りてきて。小鬼は踏み潰されてしまったそうな。</p><p>と締めくくられても仕方が無いと思っている始末だ。</p><p>&nbsp;</p><p>土曜日は婚活パーティー。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12220595654.html</link>
<pubDate>Fri, 18 Nov 2016 12:31:15 +0900</pubDate>
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<title>朝の始まり</title>
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<![CDATA[ <p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20161116/16/mumiieeeyyyy/97/85/j/o0450030013799366604.jpg"><img width="420" height="280" alt="" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20161116/16/mumiieeeyyyy/97/85/j/o0450030013799366604.jpg"></a></p><p>最近気持ちが安定していない。</p><p>どうにか何とかしないと、今は大丈夫そうでもふとしたときに何か失敗してしまいそうだ。</p><p>そんな強迫観念が纏わり付いて離れないので、遠く離れた友人に連絡してみたり、</p><p>ほんわかしたblogを覗いてみたりしてはみたのだけれど、なかなか。</p><p>どんより雲は、遠くの山の向こうまで続いていそうだ。</p><p>なので、物を書くことにした。</p><p>それが今は一番良さそうだから。</p><p>これがその最初のページになるのだけれど、いざ書こうとすると立ち止まってしまう。</p><p>迷路の入口を探していたら、急に現れた姿見の自分に囚われてしまった感じで。</p><p>&nbsp;</p><p>僕の部屋には、天井まであるような細長い姿見が壁に立てかけてある。</p><p>見ると、暗くも明るくも無いような場所に無手の自分がドンと不恰好に立っているのだ。"そいつ"が、特に最近出てくる。</p><p>"そいつ"は、なんとか誤魔化して逃げようにも、絶対に逃げられない奴で。</p><p>"そいつ"は無言で僕を掴んでくる。僕が後ろに逃げると逃げた分、腕を伸ばしてくる。</p><p>定期的にやってくるスランプには決まって出てくる顔見知りで、何より厄介者だ。</p><p>"そいつ"とは、ここ数日付き合わないといけない。なぜなら、これまでずっとそうだったし、これからもずっとそうだからだ。</p><p>早々に諦めを付けて部屋を出た。"そいつ"も鏡の中のドアを開けて出て行った。</p><p>&nbsp;</p><p>朝が寒い。</p><p>冬が近づいて来ているから当たり前なのだけれど。</p><p>吐息はあっという間に空に消えていく。</p><p>冬に入る前の秋風は、決まって強いのだ。</p><p>遠くの空から、必死の鳴き声がする。</p><p>白鳥だ。</p><p>今年も彼らがシベリアの方から海を越えてやってくる。</p><p>そしてまた僕を置いてけぼりにして帰っていくんだ。</p><p>きっと、僕がまだ飛べないから。</p>
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<link>https://ameblo.jp/mumiieeeyyyy/entry-12220030814.html</link>
<pubDate>Wed, 16 Nov 2016 16:14:44 +0900</pubDate>
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