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<title>しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」</title>
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<description>ドゥビドゥバ語りたいと思います。</description>
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<title>私の履歴書:女性芸能人編</title>
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<![CDATA[ これからこの文章を書くにあたって、まずこの素晴らしい機会を与えてくれた僕の友人、Sくんにお礼を述べたいと思います。Sくん、ありがとう。<br><br>'93 安達祐実<br><br>93年の夏、仙台に帰省中の僕は親戚・従兄弟と映画「REX 恐竜物語」を観に行った。<br>安達祐実主演、畑正憲、別名ムツゴロウ原作のファンタジー超大作であります。<br><br>この映画を観終わった後、僕は親戚家族誰とも話をしたくなくなったのを覚えています。<br>そうです、それはまさしく恋の症状なのでありました。<br><br><br>1993 恋をした oh 祐実に夢中<br><br><br>うん、出だしはこんな感じでいいのかな？<br><br><br>'94　内田有紀<br><br>内田有紀がメディアに登場した時の衝撃は忘れられません。<br>しかしクールでサバサバしているところがいいと思っていた当時の僕は、出だしの「オーイェイ！」という歌声で短く儚い夢から醒める事となったのです。<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/uSoRSObIoYE" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>'95　桜井幸子<br><br>リトルリーグの最後の夏の大会、マウンドに上がった僕はギャラリーの中に桜井幸子がいる事を想定し、<br>「こいつら(相手チーム)に打たれるようじゃ将来プロになって桜井幸子には会えんからな」と手にしたボールにつぶやいてからノーヒットノーランに仕留めた事があります。この試合後、肘に違和感を覚えた僕でありましたが、それでも誇らしい気持ちだったのを覚えています。<br><br>ただ皆さんがお気づきである通り、少し気持ちの悪い小学生だったのは否定しようのない事実です。<br><br><br>'00 田畑智子<br><br>迷走してました。<br><br><br>'08　臼田あさ美<br><br>何気なく観ていた音楽番組の司会をしていたのを観て、心臓にテポドン打ち込まれました。<br>この動画の最後に宮本さんについて語っていますが、臼田あさ美のエレカシ愛、いや宮本愛は本物。<br><br><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/N2Iuxnn8ea0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br>'08-現在　YUI<br><br>ここ最近になって当時僕が如何にYUIが魅力的かを説明しても「微妙」と一蹴していた友達連中が「YUIかわいいよね」と口々に言い始めました。<br><br>愚かだ、と思う。<br><br>Sくんが推す竹内結子と対談するYUI、これを観てもなお僕は5回コールド18-0でYUIの勝ちだと思っています。<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/scp6iZ53tDo" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>以上が僕の好きな女性芸能人の変遷であります。<br>と、ここまでお読み頂いた皆さん、特に男性諸君は僕が少し置きにいったんじゃないかと感じておられるかもしれない。<br><br>ああそうです、あるいはそうかもしれません。<br><br>僕もこの中に高樹マリアを含めるか否か、そこには確かな苦悩・葛藤があったのです。<br>そこをご理解いただいた上で今回はこの辺で。スィーユーネクストタイム、バイバイ。<br><br><br>
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<pubDate>Fri, 08 Feb 2013 00:31:32 +0900</pubDate>
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<title>旅は道連れ世は情け</title>
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<![CDATA[ 2年前のその日、シカゴ行きの便が急遽欠航となった。<br>参ったなと頭を掻いていると、怒鳴るような、嘆くような声が隣から聞こえてきた。<br><br>目をやると茶髪にパーマ、まさに今時の大学生といった青年が身振り手振りを交えながら係員に文句を言っていた。しばらくそれを見るともなく見ていると、話し合いもどうやらひと段落ついたようだった。<br>そして次の瞬間、その青年と目が合った。<br><br><br>「参ったね」<br><br><br>僕のこの言葉に対して彼は舌をぺろっと出しておどけて見せた。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/3b/40/j/o0538072012046643331.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/3b/40/j/o0538072012046643331.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="330" height="440" border="0"></a><br>※場所はアメリカだろう。必死にご飯を食べる彼。<br>その表情にはどこか憎めないところがある。<br><br><br>その日は乗客全員、航空会社が手配したホテルに泊まる事となった。<br>僕は藤沢のハムレットと言われる程の喋り好きであり、彼はまた彼で天性の明るい性分の持ち主である。<br><br>更にはお互い欠航という同じ不幸を共有しあう仲間といった具合が重なったわけなので、<br>打ち解けるまでにそう多くの時間を必要としなかったのはあるいは当然だったといえるのかもしれない。<br><br>その晩は出会いを祝して夜通し杯を交わした。<br>そして陽が昇って朝が来ると、僕は右、彼は左へとそれぞれ別れを告げた。<br><br>その日以降も僕たちは連絡を取り合い、次第に彼の大学の友達とも仲良くなっていった。<br>そして昨冬、僕は彼らと再会を果たしたのである。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/5d/62/j/o0800107212046604862.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/5d/62/j/o0800107212046604862.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="330" height="440" border="0"></a><br><br>カメラに向かって静かに微笑する彼は根っからの野球人である。<br>右手にキラリ光る指輪が眩しい！<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/ac/f9/j/o0480064012046604854.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/ac/f9/j/o0480064012046604854.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="330" height="440" border="0"></a><br><br>わんちゃんとじゃれるこの男の笑顔はどんな青空より光り輝いて透き通っている。<br>彼女ともこんな風にしてじゃれてんのかな？<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120704/14/munechikakono/73/fb/j/o0640048012061797075.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120704/14/munechikakono/73/fb/j/o0640048012061797075.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>ここにわんちゃんと戯れる者、ゲームをする者、哲学的思索に耽るフリをする者あり。<br>まさにプルーストが描いた20世紀初頭のフランスのサロンといった雰囲気がそこにはあった。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/9f/0c/j/o0800059712046604866.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120625/16/munechikakono/9f/0c/j/o0800059712046604866.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>嗚呼、ちょっと見て御覧なさい！この安らかな顔！<br>僕は彼の純粋さ、女性に対するその紳士たる姿勢に僕は敬服せざるをえない。<br>彼と一緒にいると、自分なんて真っ白な紙の上に付いた一点の墨のようなものだという感じすらする。<br><br>------------------------<br><br>喋り疲れた皆は既にぐっすりと眠っていた。<br>しかしあの男だけはしっかりと目を開けて僕を見ていた。<br><br>しばしの沈黙の後、僕は言った。<br><br><br>「夏、また会おう」<br><br><br>その男はただ俯いて黙っていた。僕はその肩が小刻みに揺れているのを見た。<br>そして顔を上げるなり、その男はまた舌をぺろっと出しておどけてみせた。二年前のあの日のように。<br>
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<pubDate>Wed, 04 Jul 2012 15:01:33 +0900</pubDate>
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<title>友達100人できるかな</title>
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<![CDATA[ 下の文章は僕がアメリカに来てから一年目に書かれたものである。<br><br>その頃といえば、マクドナルドのドリンクはバケツ位の大きさで、<br>多くの家や車には星条旗が翻り、お洒落な女の子なんてほとんどいなかった。<br><br>"The times, they are a-changin' (時代は変わるのだ)"<br><br>そう歌ったBob Dylanは全く正しかった。<br><br>2012年6月10日　天気は晴れ<br><br>シガ<br><br>---------<br><br><br>今日はアメリカにいる僕の友達を紹介します。<br><br>・エリック<br><br>ここでは語りきれないディープな経験を多数持つ華奢なチャイニーズ。中華料理が大の苦手。<br><br><br>・クリス<br><br>コリアン。いつもうっすら笑っている。<br>「Hi, my name is Chris！」とニッコリ自己紹介した時にクラス全体が「ざわ・・・」となった話はあまりにも有名。<br>非常に人懐っこい彼は、僕がレッチリのCDを貸した３日後、早速レッチリTシャツを着ていた。<br><br>・マーク<br><br>さらっとロン毛のアメリカン。<br>端正な顔立ちな彼だが、初めて会った時ドット柄のバンダナを巻いてきて周囲の度肝をぬく。<br>ジェンガで遊ぶ時の集中力はすさまじい。<br><br>・デイヴィッド<br><br>今まで女性とお付き合いした事のないという、笑顔が魅力の黒人アメリカン。<br>以前「どうやったら女性と付き合えるかな」という深刻極まりない相談を受けた僕は「とりあえず、そのXLのポロシャツinはさすがにマズイかもしれない」という事をアドヴァイスした。<br><br>・ケリー<br><br>モデル並みのスタイルを持つ、これまた笑顔が魅力のアメリカン・ガール。<br>喋るスピードが異常に早い。まるで３倍速や。物事にロマンを求めがちな乙女心を持つ。<br><br>・ケヴィン<br><br>レッドソックスの２番バッター、ケヴィン・ユーキリスに顔までそっくりのアメリカン・ガイ。<br>ある日教室に遅れて入ってきた彼は正直者である事が災いして、先生に「ソーリー、ホニャララをやってたら遅れちまっただ。ソーリー」と言った。<br><br>・デニー<br><br>アフガニスタンから来たナイス・ガイ。<br>口癖は「俺はアフガニスタンではストリートファイトばかりしていた」。<br>会話に「Because」の頻度が非常に多く、１回目の「Because」が出ると、そこからはもうNon-Stopで会話は続いてゆく！<br><br>・イムゲ<br><br>盗賊のような風貌をもったトルコ人の青年。<br>以前背中に日本語がプリントされたTシャツを着て授業を受けていた。<br>「はて、何と書いてあるのかな」と目を細めて見てみると、大きく「愛、あふれて感謝」と書いてあった。<br>「リョウ、ハラキリ！ハラキリ！」が口癖。<br><br>・エキン<br><br>これまたトルコ出身の女の子。<br>この子の笑顔は８月の雲ひとつ浮かんでいないどこまでも続く透き通った青空に昇り燦々と煌めく太陽のようだと大評判。この子ほどの素晴らしい笑顔はいまだかつて見た事がない。<br>エリックは常々「エキンの笑顔を見ると元気が出るぜ」と言っている。いつも変な錠剤を服用。<br><br>・パトリック<br><br>アイルランド出身、モデル並の端正な顔立ちとスタイルをもった青年。<br>ある時、「おい、知ってるか。チョコアイス食った後のタバコってちょーうまいんだぜ」と真面目な顔をして言ってきた。<br><br>・キン<br><br>ホンコン出身の秋葉系青年。彼は授業中いつも翻訳版「ゲゲゲの鬼太郎」を読んでいた。<br>ちなみにものすごい猫背。<br><br>・ホセ<br><br>パナマ出身の１９歳。口癖は「Yankees suck！(くたばれヤンキース)」で、スペイン語圏から来た彼は「Y」の発音が「J」になってしまう癖をいまだ直せずにいる。<br>だから彼から言わせるとヤンキースもジャンキース。ジャンキースて。<br><br>・ジョン<br><br>学校のラジオ局で働くオシャレメガネのアメリカンガイ。度々僕と音楽について熱く語り合う。<br>そして出た結論は「No Music, No Life」。<br><br>・ウィリアム<br><br>歴史の授業で仲良くなったナイス・アメリカンガイ。スケーター・ボーイ（Sk8er Boi）。<br>授業中iPodでいつもアメリカン・パンクを聴いている。<br>「これちょっと聴いてみてくれや」とイヤホンを渡され、「かっこいいね。誰だい」と尋ねると、嬉しそうな顔をして「俺、俺」と自分を指差し、彼のバンドの音楽を聞かせてくれる。<br><br><br>その他、名前を挙げればキリがない。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/munechikakono/entry-11274616704.html</link>
<pubDate>Mon, 11 Jun 2012 11:08:12 +0900</pubDate>
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<title>初恋</title>
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<![CDATA[ 湘南高校の目と鼻の先に我が母校、藤沢第一中学校があります。<br><br>幾つもある中学校時代の輝かしい想い出の中から、今回は恥ずかし気もなく私の初恋について語りたいと思います。<br><br><br>一.<br><br>それは中学2年生の時の事でした。<br><br>全校集会で全校生徒が一同に体育館に集められたその日、私は友達が話す下品極まりない話を聞くとも無くうんうんと相槌を打ちながら体育座りをして待っていました。<br><br>すると、前の方から同じクラスの女子が他に2,3人の友達を連れて歩いてくるのが見えました。<br><br>私は窓から射し込む夏の陽に照らされて眩しそうに眼を細めている子をこの眼に認めたのです。<br><br>そしてその彼女と目が合ったその瞬間、私はキューピットが機関銃を持って私の心臓を撃ち抜くのを感じました。<br><br><br><br>ズッキューン、ズドドドド、バッキューン！(ライトノベルっぽく)<br><br><br><br>その日から私が学校に10分ほど早く着くようになったのは言うまでもありません。<br><br><br><br>二.<br><br>中学3年生になり、クラス替えがありました。<br><br>席に座るなり、私は友達が話す深夜のお色気番組の話を聞くともなく、ただうんうんと頷いていました。<br><br>するとどうでしょう、なんとあの日私の心を蜂の巣にした彼女が教室に入ってくるではありませんか！<br><br><br>「…おい、奇跡が起きた」<br><br><br>その日の帰り道は、風の匂いすらいつもと違っていました。<br><br><br><br>三.<br><br>修学旅行の季節が訪れました。<br><br>グループの班長となった私は、放課後、班長会議に出たりと精力的に過ごしていました。<br><br>そして訪れた修学旅行当日。<br><br>目を覚まして時計を見た私はその現実を上手く飲み込むことが出来ませんでした。<br><br>家中に鳴り響く電話を取ると、予期したとおり今や古都の地を踏む担任の先生からでした。<br><br><br>「今からでもいいからいらっしゃい」<br><br><br>電話を切ってからしばらく思案していると、ゴツイからゴッツという単純明快なあだ名をもつ同じクラスの女子からも電話が掛かってきました。<br><br><br>「シガさんに告白しようと思っていたんだけど」<br><br><br>私は行くのを諦めました。<br><br><br><br>四.<br><br>数日の後、皆は手製の湯のみやら八橋やらをぶらさげて帰ってきました。<br><br>そして私は一人の、古都の土を靴裏につけて帰ってきたクラスメイトの女子から信じられないような、驚くような言葉を聞かされたのです。<br><br>「あの娘が私の事を…」<br><br>その日を境に私と彼女の間に生じた不自然な緊張を私は感じずにはいられませんでした。<br><br><br><br>五.<br><br>おせっかいというのはどこの世界にもいるものです。<br><br>私とその娘が中学生の表現で言うところの、両想いであるという噂はどんどん広まっていきました。<br><br>或る日の放課後、私はクラスメイトの女子から、あの娘をコンピューター室の前に呼んであるから言って来いという90年代初頭のトレンディドラマに出てくるおせっかいな女友達役のようなドヤ顔をして言われました。<br><br>なすがまま、されるがまま。<br><br>私は親に手を引かれる子供の如くコンピューター室の手前まで連れて行かれました。<br><br>そしてその前に俯いて立っている彼女を見て、全ては現実なのだと悟りました。<br><br>その後、顔を上げた時に彼女が見せた微笑は今でも脳裏にはっきりと刻まれています。<br><br><br><br>六.<br><br>非常に幸運な事に私は彼女とお付き合いできる事となり、その日は一緒に帰る事になりました。<br><br>その当時、ただでさえ視力が悪いのにも関わらず裸眼で過ごし、更に極度の恥ずかしがりといった具合でありましたので、まともに彼女を直視したことさえなかった私にとって一緒に帰るという事がいかに一大イベントであったかは皆さんお察し頂けるかと存じます。<br><br>我々はいつもよりゆっくりと歩き、近くにあった公園のベンチに腰掛けました。<br><br>その時であります。<br><br>私が初めて彼女の顔を直視したのは。<br><br>そして私が知っていた、または思い描いていた彼女とは別人であると気がついたのは。<br><br>私が走るように眼鏡を買いに行ったのは、それから数日後のことです。<br><br><br>七.<br><br>とはいえ、私と彼女のお付き合いはその後も続いておりました。<br><br>しかし夏も終わりに近づいた或る日の放課後、私はクラスメイトの男達から我が耳を疑うような言葉を聞きました。<br><br><br>「志賀さん最近アルパカとどう？」<br><br><br>その日、私は男共の間で彼女のあだ名がアルパカであるという事を知ったのです。<br><br><br>八.<br><br>受験勉強などで忙しくなり、結局私たちの付き合いも終わりを迎えました。<br><br>あれから十数年たった今、彼女は一体どこで何をしているんだろう。<br><br>そんな事をこの遠く離れた異国の地で、Youtubeのアルパカの映像を観ながら思うのでありました。<br><br><br><br><br>完<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/munechikakono/entry-11265243052.html</link>
<pubDate>Thu, 31 May 2012 12:28:22 +0900</pubDate>
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<title>ある親友の結婚</title>
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<![CDATA[ 「なんです、これは」<br><br>こう聞く僕にそれがゼクシィであることはもちろんわかっていました。<br>すると、親友である彼は、少しバツが悪そうにこう言いました。<br><br><br>「まだ、日にちは決まってないんだけどね」<br><br><br>先日、一件のメールがきました。<br><br>｢結婚式の日時、○○月△△日に決まり…」<br><br>それを見た時、式に出られない事がわかった僕は嬉しさと無念さ、両方の感情が交錯していました。<br><br>「おめでとうご残念です」<br><br>一言こう返信すると、こんなメルヘンティックなメールが返ってきました。<br><br><br><br>「どこでもドア使って来いよ」<br><br><br><br>僕は、式に出られなかった場合にビデオレターを送るという話を以前彼としていた事を思い出しました。<br>そして「こんなのはどうです」と一つのアイディアをちらと彼に話したら、食い気味に、そして「割と真剣に」却下された事はtwitterで既に皆さんにお話したかと思います。<br><br><br>その日から、僕の考える日々が始まりました。<br>しかしただ漠然と、アメリカから送るという事を少しでも活かしたビデオレターにしたい、そう思っていました。<br><br>そして僕は今日漸く、つるはしがカチンと鉱脈を掘り当てたが如く、一つのアイディアに辿り着きました。<br><br><br>要約はこうです。<br><br><br>1. アメリカ人をはじめ国籍問わず、少なくとも10人以上の友達に協力をしてもらう<br><br>2. 全員が白い帽子、バンダナ、サングラスを掛け、CHAGEになる<br><br>3. 僕(CHAGE)が祝辞を述べる<br><br>4. 祝辞が終わり、曲が流れる<br><br>CHAGE AND ASKA "SAY YES"<br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/J8kWcrS8S2c" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>5. 日本語の歌なので唄えず唄わず、曲が流れてからずっと不服そうに腕を組んでガムクチャするCHAGE達<br><br>6. しかし曲の最後、決めの｢♪Say yes～｣という英語部分がきた時だけ、待ってましたとばかりに全CHAGEが全力で熱唱<br><br><br><br><br>また却下、かな。<br><br>
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<pubDate>Wed, 01 Feb 2012 12:14:39 +0900</pubDate>
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<title>メリクリ</title>
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<![CDATA[ Thanksgivingが終わり12月に入ると、ボストンの街はもうクリスマスモード一色。<br>歩いているだけで楽しい、そんなクリスマスシーズンが今年もやってきました。<br><br>そんなこの時期、至る所で耳にするのがクリスマスソング。<br><br>今までもJohn LennonやPaul McCartney、Wham!のバカヤロウ達、山下達郎っちなど、<br>実に様々なミュージシャンが数々のクリスマスソングを残してきました。<br><br>その中でも今回は個人的に好きなクリスマスソングについて語りたい、そう思ってんの私。<br><br><br><br><br>まずはこの曲からスタート！<br><br><br><br><br>Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/yXQViqx6GMY" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>一言。マライア、ありがとう。<br><br>マライア姐さんのイントロ部分のソロパートが終わった後、<br>ピアノの「ダダダ・ダダダ…」という3連符12連続でドカン！メリークリスマス！<br><br>ところで、このビデオのマライアがすごくかわいく見えるのはゲレンデマジックなんでしょうか。<br>または、クリスマスという名のイタズラなのでしょうか。<br><br>ともかくマライア、素晴らしいクリスマスソングをありがとう。<br>じゃ、あとはソファで横にでもなっとけや。<br><br><br><br><br>続きましてはこの曲。<br><br><br><br><br>Jackson 5 - Santa Claus Is Coming To Town<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/MiNkll4JSwo" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>言わずと知れた超有名クリスマスソングのJackson 5 バージョン。<br><br>聴くと自然と体がリズムを取り始めるでしょう。<br>それこそ音楽の原点であり、そしてこの歳にしてそのノリを出すマイケルに脱帽。<br><br>マイケル、ありがとう。<br>今年もクリスマスがやってきたよ。安らかに眠ってください。ピース(かっこよく)。<br><br><br><br><br>更にフォークロックの大御所、この方のクリスマスソング。<br><br><br><br><br>Bob Dylan - It Must Be Santa<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/a8qE6WQmNus" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>おじいちゃん、ヅラまでかぶって頑張ってます。<br><br>詩人というイメージから、最近ちょっと不思議なじいちゃんキャラにシフトしてきてしまっているボブ・ディラン。<br>僕は、すごく好きです(ビデオの中でグラスを片手に階段を降りてくるお姉さんも同じくらい好きです)。<br><br><br><br>続いては、個人的に1番好きなクリスマスソング。<br><br><br><br><br>The Beach Boys - Little Saint Nick<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/aSynDh_K0EE" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>孤高の天才、ブライアン・ウィルソン。<br><br>イントロの「Woo Merry Christmas Saint Nick」というブライアン・ウィルソンのファルセットでドーン！メリークリスマス！<br>山下達郎サウンドの原点、ですね。<br><br><br><br><br>日本からも1曲。<br><br><br><br><br>広瀬香美 - ロマンスの神様<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/pvfVWk08RUA" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>『幸せになれるものならば友情より愛情　「帰りは送らせて｣と　さっそくOK　ちょっと信じられない』<br><br><br><br>この子は無事、送ってもらえたんでしょうか(病院に)。<br><br><br><br>こうして見ると、僕はどちらかといえば明るい、「楽しもう！」的クリスマスソングを好む傾向にあるようです。<br><br>更にもう一つわかった事は、ここに挙げた曲に限らず、<br>アメリカのクリスマスソングが純粋にクリスマスを楽しむ歌がほとんどであるのに対し、<br>日本のクリスマスソングはどちらかといえば「別れ」などをテーマにした比較的悲しい歌が多い傾向にあるという事。<br>同じような事がイギリスのクリスマスソングにも言えるかなと思います(Wham!のバカヤロウ達を筆頭に)。<br><br><br><br>そうした中で、<br><br><br><br>「Boy meets girl　土曜日遊園地　一年経ったらハネムーン　Fall in love ロマンスの神様感謝しています」<br><br><br><br>と、頭がパッパラパーな歌を無邪気にうたった広瀬香美はやはり異質な存在といえるのではないでしょうか。<br><br><br><br><br><br>最後はアメリカの超有名バンド、Weezerがなんとあのクリスマスソングをカバーしました。<br>涙なくしては聴けません(色んな意味で)。<br><br><br><br>それでは、本日はその曲を聴きながらのお別れです。<br><br><br><br>みなさん、よいクリスマスを！<br><br><br><br>Weezer - メリクリ<br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/fLaxmLluVBg" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br><br>
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<pubDate>Mon, 12 Dec 2011 11:28:50 +0900</pubDate>
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<title>ハローNew York</title>
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<![CDATA[ Billie Holiday姐さんはこう歌っています。<br><br><br>Autumn in New York<br>Why does it seem so inviting<br><br>It's autumn in New York<br>It's good to live it again<br><br><br><br><iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/xuzltUeITpw" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br><br><br>もう冬、ですけどね。<br><br><br>というわけで金曜日の夜から日曜日にかけて、<br>自称ボストニアンでありフジサワニアンである私がニューヨークへ行ってきました。<br><br><br><br>初日。<br><br><br><br>まずは、両手広げて甲高い声で「ヤッターーーーー!」<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/11/munechikakono/9e/83/j/o0800060011626469338.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/11/munechikakono/9e/83/j/o0800060011626469338.jpg" alt="$しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br><br>続きまして。<br><br><br>パチンコ中毒者が旅先でまずパチンコ屋を探すが如く<br><br><br>ドラッグ中毒者がディーラーを探すが如く<br><br><br>文学中毒者は本屋へ出向く。<br><br><br>というわけで、出向いた先は紀伊国屋ニューヨーク店。写真も撮ってないので割愛しますが、ありゃもう日本です。<br><br><br><br><br><br>てくてく歩いていると、あの国民的キャラクターを発見！<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/d4/39/j/o0800060011626561565.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/d4/39/j/o0800060011626561565.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>しかし、この写真を撮った後この悪エルモは言いました。<br><br><br><br><br>「お兄ちゃん、写真は1ドルね」<br><br><br><br><br><br>夢ぶち壊し！<br><br><br><br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/4a/61/j/o0800060011626561567.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/4a/61/j/o0800060011626561567.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>34th streetを歩いているとありました、ユニクロ。<br><br>僕はアメリカにおけるユニクロの存在意義がちょっとわからないんだけど、店内を覗くとなかなかの盛況ぶり。<br><br><br>それにしても手前を歩いているお姉さん、かっこいいですね。<br><br>右から2番目に写っているモンスターズ・インクのサリーも思わず見とれてしまっています。<br><br><br><br>Wall Street Journal本社。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/ce/41/j/o0800060011626561568.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/ce/41/j/o0800060011626561568.jpg" alt="$しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>一応subscriberなのでパシャリ。<br><br><br><br>Empire State Building<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/4f/d5/j/o0800060011626561566.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/4f/d5/j/o0800060011626561566.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>太陽さん、今日も一日お疲れさん(sun)でした。なんちて。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/69/d7/j/o0800060011626561569.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/69/d7/j/o0800060011626561569.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>ベタに景色なんて見ちゃったり。綺麗だなあ、なんてため息ついちゃったり。<br><br>大恐慌真っ只中の80年前にこの超高層ビルがすでに建てられたってんだから、アメリカ恐るべし。<br><br><br><br><br>スケート。<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/2c/55/j/o0800060011626579185.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/2c/55/j/o0800060011626579185.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br>景色に酔いしれた後は、氷の上でも滑りたくなるものです。<br><br><br>真ん中に写っている、一見すると秋葉原にでもいそうな全身ネイビーのおじさん。<br><br><br>「やべえ、やべえ」とビビっている僕に「勇気を出して一歩踏み出してごらん」という物凄い二枚目なアドバイスをしてくれました。<br><br>この写真は「幸運を祈るよ」とこれまた二枚目な言葉を残してまた滑り出したおじさんの後姿を捉えました。<br><br>おじさん、とても上手でした。ぽっ。<br><br><br><br><br>スケートして疲れたな、甘い物でも食べたいななんて話していると発見！<br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/fc/ef/j/o0800060011626579186.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/13/munechikakono/fc/ef/j/o0800060011626579186.jpg" alt="しがブログ 「スイングしなけりゃ意味がない」" width="440" height="330" border="0"></a><br><br><br>ステラおばさんがクッキーなら、ハゲおやじはチョコレートじゃい。<br><br>というわけで、「ハゲが作るチョコレート」という、ド直球な名前に惹かれておみやげに購入しました。<br><br>僕は食べてないのでわかりませんが、開けてみたら抜け落ちた髪がチョコレートに入っててキャーみたいな展開を期待しています。<br><br><br><br>2日目はカメラの充電器を忘れた為に写真が撮れず。<br><br>BroadwayでMammma Miaを観て、バス観光をし、僕の憧れの場所、カーネギーホールに行ったりなんだか結構ベタに過ごしました。<br><br><br><br><br>ニューヨーク、それはBillie Holiday姐さんが歌った通りの活気に溢れたエキゾチックな場所でした。<br><br><br>Dreamers with empty hands<br>They sigh for exotic lands<br><br>It's autumn in New York<br>It's good to live it again<br><br><br><br><br><br>もう冬、ですけどね。<br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/munechikakono/entry-11085874580.html</link>
<pubDate>Tue, 22 Nov 2011 11:35:36 +0900</pubDate>
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<title>その人</title>
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<![CDATA[ 先日、こんな事を言われた。<br><br><br><br>「ブログを書け。さもなければ、お前のFacebookにアップしてある数々の写真を…」<br><br><br><br>某S竹コウタ氏の言葉である。<br><br><br><br><br>「卑怯だ」<br><br><br><br>僕はぽつりと言ったが、これは書かざるを得ないと観念した。<br><br><br><br><br>以下の文章は数年前、僕がまだ22・3歳の頃に某S竹氏と鎌倉へ行った際の貴重な記録である。<br><br>その日の帰り際、某S竹氏は言った。<br><br><br><br><br>「今日の事、ミクシーに書けよ。さもなければ、お前が昔…」<br><br><br><br><br>「卑怯だ」<br><br><br><br><br>僕は観念して当時この日記を書いた。<br><br><br><br><br>先日、日本へ帰国した際に色々と昔の物を整理している時、このワードファイルを見つけた。<br><br>この日記は未完である。そして、その後何が起こったのかも今ではすっかり忘れてしまった。<br><br><br>忘れられた記憶と残された記録。<br><br><br><br>2011年9月29日　秋晴れ<br><br><br>S賀<br><br><br><br><br><br><br><br>その人(特に名を秘す)とは知り合って数年来の仲である。<br>女人禁制、男二人の鎌倉ぶらり旅。響きも非常にクールだ。<br><br><br>待ち合わせは午前１０時、江ノ電改札前。<br>彼の姿はすぐに見つかった。<br><br><br>それぞれ「乗りおりくん」を購入し、もうじき来るはずの電車、夢列車を待つ。<br><br><br>電車が到着するなり、僕らは２人席の特等席へ悠然と腰を降ろした。<br>電車の速度があがるにつれて、僕らの鼓動も高鳴る。<br><br><br>鎌倉に着いてからはまず腹ごしらえをしに、カレー屋へ出向いた。<br>昼時には行列ができるほどの評判の店だ。<br><br><br>運良く待つ事もなく店内へ入ると、そこにはレトロな雰囲気が広がり、それと同時に僕らの期待も膨らんでいった。<br><br>ことに彼の表情にはクリスマスプレゼントを開ける前の子供のような無邪気さが満ち溢れていた。<br><br><br>しかし、一口食べた彼の表情からは明らかに落胆の色がほの見えた。<br>いたって普通のカレーなのである。<br><br><br>僕らは無言で食べ続けた。<br>食べ続ければそこに何らかの良さが見出せるのではないかという希望を胸に抱きながら…。<br><br><br><br><br>次に向かったのはベイの鶴岡の魂が宿るといわれる鶴岡八幡宮。<br>着くなり僕らはそれが当然の行為であるかの如く、おみくじをひいた。<br><br><br>まず僕がひくと、中吉という、いかにも僕らしいリアクションのとりづらい中途半端な結果。<br><br><br>次に彼がひいた。おみくじの箱を振る彼のまなざしは真剣そのものだった。<br>それがまさに彼の運命を決めてしまうおみくじであるかのように…。<br><br><br><br><br>凶だった。<br><br><br><br><br>彼は笑っていたが、彼の目からは悲痛さが伝わってきた。<br>困った事に僕のひいた中吉よりもはるかにリアクションがとりづらい結果となってしまったのだ。<br><br><br><br>彼はその悪意に満ち溢れたおみくじを、ただ一人ぽつねんと見つめていた。<br><br><br><br>その後、小野妹子の母校を見てまわり、勝海舟が坂下りをして遊んだという、かの有名な坂を通り過ぎ(近くで見ると非常に急で、坂というより崖といった方が適切であった)、卑弥呼がヴァージンを捨てたというトンネルも通った。<br><br>古都、鎌倉。さすがに歴史深い。<br><br><br>僕らの脚はハイキングコースへと向かっていた。<br>お天道様が僕らを照らし、ハイキングにはうってつけの天気だった。<br><br><br>先ほどおみくじを引いてから深い影に蔽われていた彼の表情も幾分明るい。足取りも軽い。<br><br><br><br>この後、彼の身に再び重く暗い影を落とすことになるとも知らずに…。<br><br><br><br>ハイキングコース、といえば聞こえがいい。<br>しかし実際にはそこは自然が作り出した天然のラビリンスであった。<br><br><br>通りがかりの一人の老人にこの道ができた歴史を聞いた。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/munechikakono/entry-11033719746.html</link>
<pubDate>Fri, 30 Sep 2011 09:55:35 +0900</pubDate>
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<title>ウィリアム兄さんとルーニー先輩</title>
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<![CDATA[ 文学の勉強、それすなわち想像力を働かせる事である。<br><br><br>やれ電車に乗れば窓の外に立ち並ぶ家々を見てそこに暮らす人たちの生活を想像し、見知らぬ景色を眺めてはその世界で生活する自分を想像する。<br><br><br>一度その癖がつくと、色々な物事のドラマが自然と目に浮かんでくるものです。<br><br><br><br><br>あれは1ヶ月前の事でありましたか。<br><br><br>テレビに映された一人の男が満面の笑みを浮かべて、それはとても幸せそうな光景でした。<br><br><br>英国中が歓喜に湧いたロイヤルウェディング。<br><br><br>しかし、日ごろ想像力を働かす事の癖がついてしまっている私は、その男の笑顔の裏に隠れる影を見た。<br><br><br>その溢れる笑顔とは対照的な、過疎化した頭髪。<br><br><br>それを見た私は思わずはっと胸が締め付けられる思いがしたものでした。<br><br><br><br><br>ここから私の想像は始まる。<br><br><br>一国の王子としてこの世に生を享け、エリートの道を歩んできたウィリアム王子。<br><br><br>プライバシーも守られない中で、王子としての体裁を常に気にしながら歩んできたプリンス・ウィリアム。<br><br><br><br><br>しかし生とは時に無情である。<br><br><br>日に日に薄くなりゆく頭髪。<br><br><br>髪を洗えば指に絡みつく毛。<br><br><br>シャワーを浴びた後、濡れ河童姿で呆然と鏡の前に立ち尽くすウィリアム。<br><br><br>そして怒りに震えながらこう叫ぶ。<br><br><br><br><br><br>「私は…私は英国王子なんだ…。私は、プリンス・ウィリアムなんだ…(ここで鏡が割れる)」<br><br><br><br><br><br>ついに私はこぼれ落ちる涙をおさえる事ができませんでした。<br><br><br>父から受け継がれたDNAという不可抗力。<br><br><br>そしてそこから派生する父への反抗。<br><br><br><br><br>そこまで想像し終えると私は涙を拭き、テレビを消し、いつの日か同じように空しく散りゆく我が頭髪を思い、遠く広い空をただ見つめたのでした。<br>
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<link>https://ameblo.jp/munechikakono/entry-10915821889.html</link>
<pubDate>Tue, 07 Jun 2011 09:49:00 +0900</pubDate>
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