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<title>書物からの回帰</title>
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<description>自分が図書館で借りる本は、だいたいジャンルがきまっていますね。それでも一応科学ものから文学、哲学、そして仕事上の専門書。いろいろな本を読んでゆきますと、結果的には私の場合、おぼろげに想定したところに回帰していっているような気がします。　　大藪光政</description>
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<title>三島由紀夫、「宴のあと」を読んで思うこと。</title>
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[  イタリア　/ 世界遺産　アルベロべッロ　にて撮影  ]しばらく、文学書を読んでいなかったので、図書館に行って借りてきた本がこの本です。この本の存在は、以前から知っていましたがなんとなく読む気にならなくて放置していました。読者というのは、本のタイトルと本の評判を気にするものですが、僕にもそんなところがそうさせたかもしれません。この本は、プライバシー裁判であまりにも有名になったということで、当時、かすかに、新聞にも取り上げられていた記憶があります。しかし、その芸術的価値において海外で最初に認め
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<dc:date>2013-08-10T05:23:06+09:00</dc:date>
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<title>「人間にとって科学とは何か」湯川秀樹、梅棹忠夫</title>
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                          　　　　　　　　　　[ イタリア　ピサの斜塔 にて撮影 ]この湯川&amp;梅棹の対談本は、1967年5月に出版されたものです。この文庫本を自宅に何故か二冊持っていました。それぞれ出版日が違いますので、恐らく、実家を離れて独身時代の一人暮らしのときに、また、この本を買い求めたのでしょう。最近、IPS 細胞の生成に成功した山中教授の快挙が話題になりましたが、その反面、人間が科学の力で神の領域まで立ち入ってきた今日の状況を鑑みて、再度、この本を手にしました
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<title>「濁世の仏教」-中村　元+水上勉　仏教史講義を読んで　</title>
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[スペイン　/ サン・アントニオ・デラ・フロリダ聖堂の近隣にてゴヤの銅像]この本を最初に読んだのが、１９８０年頃です。今から、３２年前ですね。だけど初めてな気分で読みました。宗教と言うのは、非科学的な存在ですが、まだまだ人類にとっては大切な存在のようです。その証拠に星の数まではいかないにしても多くの教団が存在しています。その中でも、東洋でひと際大きい存在が仏教でしょう。日本ではすでに仏教はセレモニーとしての存在で庶民に定着しているだけですね。用があるのは葬儀と法要のときだけのようです。母を亡くし
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<title>西垣　通　「秘術としてのAI思考」を再読して。</title>
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[ スペイン　／　アルハンブラ宮殿からの展望]はじめに・・・先日、こんなメールが届きました。「森鴎外の短編小説「普請中」のあなたの解説を読みました。なにしろ大昔の話ですから、何処まで本当か嘘か、出鱈目か分かりません。私もふとしたことで鴎外の『舞姫』と『普請中』をみました。　私も感想を書いていますので、お暇があれば見てください。」と言った内容です。私のブログはすべて、コメントなどコミュニケーションに関することは出来ないように設定してあります。理由は、ブログを沢山持っていますので、コメントに対するお
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<title>中村白葉訳、トルストイのクロイツェル・ソナタを読む</title>
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　[スペイン/マドリード美術館/ゴヤの&quot;裸のマハ&quot;の記念像]僕の書棚に、日焼けした文庫本があります。この本もそのひとつです。しかし、この本の内容の記憶がほとんどありません。裏の日付には、S48.10.28とあります。二十代初めの若かりし頃に購入して読んだのでしょう。読もうとした動機は「クロイツェル・ソナタ」というタイトルにあったのです。クロイツェル・ソナタは、ベートーヴェンが作曲したバイオリンソナタですね。僕の一番大好きなバイオリンソナタです。オイストラフの弾くクロイツェル・ソナタは最高ですね。
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<title>古東哲明の「瞬間を生きる哲学」を読む</title>
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[ 洞窟タブラオ / フラメンコを踊る刹那なひととき ]スペインでのことですが、とても印象に残ったことがあります。スケジュールと実際の行程で、ずれが生じて地方の田舎のホテルに早く到着することになりました。もちろん、そのことは添乗員さんがVIPバスから携帯でホテルに事前に知らせしています。それで、夕食を一時間早めてほしいと、バスの中からお願いされたようです。そして交渉の末、30分ぐらいなら良いとの返事でした。そして、実際にホテルに到着して食事と一緒にということで飲み物を事前に注文したら、注文後、い
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<title>藤井康男の「創造型人間は音楽脳で考える」を再読する。</title>
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[ スペイン/ ラ・マンチャの男　ドン・キホーテの風景]僕が四月の下旬からスペインに旅行した時、この藤井康男さんの「創造型人間は音楽脳で考える」を持っていきました。十日間の旅行中、読む為に持って行ったのは、この本とコールユーブンゲンとコンコーネ五十番の練習箇所のコピーだけです。何せ、荷物の量は制限されていますから、あとは便利なノートパソコン(750g)ぐらいですね。１９８２年頃に、これを買いましたから読んだのは、今から約三十年前ということになりますがこの本を選んだ理由は、今の僕にとって『教育』と
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<title>初恋　ツルゲーネフ</title>
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初恋というツルゲーネフの作品は、恐らく学生時代に読んだと思います。しかし、記憶に残っていませんでした。それは、当時、あまり感動しなかったからだと思います。では、今頃になって何故読むのかと言いますと、短編で手短に読めると思ったからです。最近、日々の活動に多くの時間を取られていて、すっかり、読書の時間も取られてしまいました。読みかけの「語りえないものを語る」という、 野矢 茂樹さんの本があと少しだったのですが、止まったままです。 野矢 茂樹さん流で言うと、僕の日々が論理空間より行為空間での活動に重き
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<title>フレデリック・ルノワールの「ソクラテス・イエス・ブッダ」を読んで</title>
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　　[ ブダペスト／マーチｬｰシュの教会の中にて撮影 ]フレデリック・ルノワールという著者を初めて知ったのですが、著者紹介を読むとスイスのフリブール大学で哲学を専攻し、社会科学高等研究院客員研究員などを経てルモンド紙が発行する「宗教の世界」誌編集長をつとめた方のようです。歳は僕を基準にすれば年齢的にはまだ若い方です。(笑)こうした本は、もちろん買うわけがなくいつもの福津市の図書館でこの新刊本を見つけました。この本を翻訳したスタッフには神田順子、清水珠代、山川洋子さんらの上智大出身者三人が関わられ
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<title>「学問のすすめ・福沢諭吉」、岬龍一郎氏の訳本を読んで</title>
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[ドイツ / ローテンブルグ城内　市庁舎屋上からの展望]福沢諭吉が身近に感じられたのは、以前、旅行中に中津の旧家に立ち寄ってからです。諭吉の屋根裏部屋を見学した時にとても郷愁を覚えました。「学問のすすめ」は、高校の倫理や日本史でも出てきますが、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」といった名言で、諭吉と言う人は平等精神をもった人物という認識をもたされました。あとは、慶応義塾を創設した人物として教えられましたが、よくよく調べると慶応義塾に対する諭吉の貢献度として捉えた方が正しいようです。「学
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