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<title>読んだ本のこと</title>
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<title>遮光</title>
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<![CDATA[ <p>新潮文庫&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 中村文則</p><p>豊田市ブックマーケット2025</p><p>恋人の美紀の事故死を周囲に隠しながら、彼女は今でも生きていると、その幸福を語り続ける男。彼の手元には、黒いビニールに包まれた謎の瓶があった──。それは純愛か、狂気か。喪失感と行き場のない怒りに覆われた青春を、悲しみに抵抗する「虚言癖」の青年のうちに描き、圧倒的な衝撃と賞賛を集めた野間文芸新人賞受賞作。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家の初期決定的代表作。（Amazon　内容紹介）</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260109/14/n-vit0015/ea/92/p/o1024153615739095082.png"><img alt="" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260109/14/n-vit0015/ea/92/p/o1024153615739095082.png" width="420"></a></p><p>なんと言えばいいのだろうか。ちょっと偉そうに言わせてもらえれば、こういうの悪くない。どころか、好きだ。</p><p>&nbsp;</p><p>短い物語だった。</p><p>&nbsp;</p><p>読後感は「正直な男」の話。男は息を吐くように嘘をつく。</p><p>しかしその心の中は実に正直だ。正直すぎて怖くなるほどだった。</p><p>&nbsp;</p><p>誰でも経験があるのではないだろうか。</p><p>何かを演じている自分にふと気づいてしまうことが。</p><p>&nbsp;</p><p>そんな気づきはたいてい後から起こるものだが、男は演じている最中に演じていることに気づいてしまう。</p><p>&nbsp;</p><p>それと気づいていながら演じることを止めない。</p><p>&nbsp;</p><p>それは滑稽で、哀しくて、少し怖い。</p><p>&nbsp;</p><p>そんな男の話。</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 09 Jan 2026 14:52:26 +0900</pubDate>
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<title>たたり（The Haunting of Hill House）</title>
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<![CDATA[ <p>創元推理文庫&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; シャーリイ・ジャクスン</p><p>令和7年11月30日名古屋古書会館　名鯱会即売会</p><p>幽霊屋敷と噂される〈丘の屋敷〉。心霊学者モンタギュー博士は三人の協力者を呼び集め、調査を開始した。迷宮のように入り組み、彼らの眼前に怪異を繰り広げる〈屋敷〉。そして、一冊の手稿がその秘められた過去を語りはじめるとき、何が起きるのか？　スティーヴン・キング『シャイニング』に影響を与えた古典的名作、待望の新訳決定版。（Amazon作品紹介）</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251224/15/n-vit0015/5a/3d/p/o1024153615733416501.png"><img alt="" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251224/15/n-vit0015/5a/3d/p/o1024153615733416501.png" width="420"></a></p><p>「たたり」じゃないよね。何も起きてないじゃん。</p><p>&nbsp;</p><p>本作には絶大な期待を持って読み始めた。巨匠キングの絶賛、Netflix版ドラマの原作。この俺をどんな風に震え上がらせてくれるのかと思っていたのだが。これって・・・　冒頭に戻るわけである。</p><p>&nbsp;</p><p>構成としては『シャイニング』によく似ている。と言うよりも、本作の18年後に『シャイニング』が上梓されていることを考えると、『シャイニング』が似せたと言うべきだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>しかしキングはこの古典をさらに恐ろしく仕上げてくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>そもそも作者は恐怖を描きたかったのではないのかもしれない。それは何もかも失った一人の女性が〈丘の屋敷〉に巣食う何かに取り込まれていく「寂しさ」だったのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>手控えによると、俺は今年の11月30日にこの本を買っている。同じ日に同じ場所で同じ作者の別の作品を買っている。タイトルは『山荘綺談』・・・</p><p>&nbsp;</p><p>同じじゃん。</p>
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<pubDate>Wed, 24 Dec 2025 15:42:11 +0900</pubDate>
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<title>俺だって傷つく</title>
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<![CDATA[ <p>今気づいたのだが、今日はクリスマス・イブである。そんな聖なる日に、朝から不愉快な目に遭った。</p><p>&nbsp;</p><p>今朝はあいにくの雨であった。ただでさえ寒い12月に雨にうたれ、駅のホームにたどり着いた時には、すでに疲労困憊していた。</p><p>幸い電車に空席があり、俺はほっとしながら腰を下ろした。思えば、この時この空席に座らなければよかったのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>俺の左隣には妙齢のご婦人が腰かけていた。婦人は、席と席の間にあるこんもりにケツの半分ほどを乗せるように座っていた。つまり、二人分の席の真ん中に腰かけるような格好である。</p><p>俺が空席の前に立つと、いかにも大儀そうに、婦人はそのこんもりからケツを外した。そうして空いた一人分の席に、俺は腰を下ろした。</p><p>&nbsp;</p><p>すると婦人は居心地悪そうに身をくねらせ、自身の右肩をぱんぱんと叩いた。それはまるで、肩についた埃か何かを払い落とすようなしぐさであった。</p><p>その時はそれほど気にも留めなかったが、俺が鞄から本を取り出そうと身動きをした瞬間、婦人は再び同じように肩を叩いた。</p><p>&nbsp;</p><p>そのときになって初めて、俺は婦人から嫌がられているのだと気づいた。</p><p>&nbsp;</p><p>もしかすると雨でコートの肩がびしゃびしゃになっているのかとも思った。もちろん、まったく湿り気がないとは言わないが、せいぜいごく常識的な範囲の「お湿り感」だったはずである。</p><p>&nbsp;</p><p>それから、何がどう気になるのかわからないが、俺が身動きをするたびに婦人はてきめんに反応する。次第に、これは湿り気云々の問題ではなく、俺そのものを汚いと感じているのではないかと思えてきた。</p><p>&nbsp;</p><p>俺は毎朝風呂に入ってから会社へ行く。少なくとも、その電車に乗り合わせた多くの人よりは清潔であると自負している。そこまで汚がることはないじゃないか、と、思わず舌打ちが出た。</p><p>舌打ちは案外大きく響き、それ以降婦人の肩払いは止まったが、今度は自分の右肩が俺に触れないよう、左手で強く肩を押さえる仕草を見せた。その態度は、かえって俺の心を傷つけた。</p><p>&nbsp;</p><p>その時俺は、この婦人と遭遇するのが初めてではないことに気づいた。</p><p>&nbsp;</p><p>それは、今年の7月のことである。</p><p>&nbsp;</p><p>今から5か月前のあの日、朝から電車が遅れていた。最近は比較的早い時間に出勤しているため、少々の遅れで遅刻することはないのだが、その日は少々ではきかなかった。実に40分以上も電車が遅れ、いつもならとっくに会社に着いている時間になっても、まだ自宅最寄り駅のホームに立っている始末であった。</p><p>&nbsp;</p><p>先行車両に異常があり、その影響で到着するホームが変更になるとのアナウンスがあった。それにいち早く反応し、他者に先んじてホームを移動した俺は、やがて入線してきた電車で座席に座ることができた。ある意味ではラッキーだったと言える。</p><p>&nbsp;</p><p>だが、隣に座っていたご婦人の態度は最悪だった。</p><p>&nbsp;</p><p>時々こういう人がいる。公共交通機関の車内で、少し手や足が触れただけで、さも汚いものに触れられたかのように、大げさに体を払う仕草をする輩だ。ごく身近にもいるが、その婦人もまた、そういう類の人間であった。</p><p>&nbsp;</p><p>このように、殊更に潔癖症をアピールする人が時々いる。電車で隣り合わせに座る以上、多少肩や肘や足が触れてしまうことは避けられない。こちらとて、わざとやっているわけではない。それなのに、そのような態度を取られると、非常に傷つく。</p><p>&nbsp;</p><p>もし心の病か何かで、他者との接触を病的に畏れているのだとしたら、そもそも公共の電車には乗らないはずだ。乗っている以上は我慢ならんというほどではなく、単なる潔癖アピールである。そんなアピールで、周囲に埃だけでなく不快感まで撒き散らすな、と言いたくなる。</p><p>&nbsp;</p><p>そもそも、俺の肩や肘や足が婦人に触れているということは、婦人の肩や肘や足もまた俺に触れているということに他ならない。それを、なぜお前だけが嫌がるのか。</p><p>&nbsp;</p><p>次に婦人の肩や肘や足が触れたら、俺も盛大にアピールしてやろうと内心で身構えていたが、それ以降、お互いの肩や肘や足が触れることはなく、婦人がそのような素振りを見せることもなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>やがて電車はようやく動き出した。ダイヤの乱れの影響で、駅に停まるたびに乗客は増えていく。</p><p>しばらくして、その婦人の前に若い女性が立った。女性はつり革につかまりながら鞄から何かを取り出そうとしたが、手元が狂ったのか、それを落としてしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>落ちたものは、座っていた婦人の足の上に一度落ち、そのまま床に転がった。何であるかは分からなかったが、ごく小さなものだった。婦人は嫌がりこそしなかったものの、落下に対して大げさに反応し、若い女性はひたすら恐縮していた。</p><p>列車の遅れもあり、車内は普段以上に混み合っていて身動きが取れず、女性は結局、その場で拾うのを断念したようだった。</p><p>&nbsp;</p><p>その後、電車が大きな駅に到着し、多くの乗客が降りて若干スペースが空いた。そこで若い女性は、先ほど落としたものを拾い上げた。</p><p>それは、女性が妊婦であることを示すキーホルダーだった。どうやらキーチェーンが切れてしまっていたらしい。</p><p>&nbsp;</p><p>それが目に入った瞬間、婦人は弾かれたように顔を上げ、慌てて席を譲ろうとした。その変わり身の早さは、ある意味であっぱれだった。しかし女性は「次の駅で降りるから」と、それを固辞した。</p><p>いくぶん空いてきたとはいえ、ダイヤの乱れの影響で車内外には人が溢れており、停車時間も普段より長くなっていた。</p><p>&nbsp;</p><p>面前で立ち続ける妊婦を前にして、婦人もさぞ居たたまれない思いをしたことだろう。些細なことで大げさに反応し、妊婦を恐縮させ、さらに混雑した車内で立たせ続けていたのだから。</p><p>同じ女性同士で、相手が妊婦だと分かった途端に席を譲ろうとするあたり、それなりのモラルは持ち合わせているのだろう。</p><p>それだけに、余計に思う。</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251224/13/n-vit0015/e5/7b/p/o1024102415733369616.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="620" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251224/13/n-vit0015/e5/7b/p/o1024102415733369616.png" width="620"></a></p><p>&nbsp;</p><p style="text-align: center;">罪悪感に押し潰されればいいのに。</p><p>&nbsp;</p><p>――「あの」婦人なら、仕方ない。</p><p>もともと、そういう人なのだから。</p>
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<link>https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12951098755.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Dec 2025 13:08:05 +0900</pubDate>
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<title>ステファニー・ピントフ　邪悪</title>
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<![CDATA[ <p>ハヤカワ・ミステリ文庫&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; ステファニー・ピントフ</p><p>令和7年8月8日古書会館夏の古本市</p><p>20世紀初頭のニューヨーク。心に傷を負った刑事と犯罪学者の二人が猟奇殺人事件に挑む（BOOKSデータベース　内容紹介）</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251211/11/n-vit0015/42/5c/p/o1024153615728895571.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251211/11/n-vit0015/42/5c/p/o1024153615728895571.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>アメリカの、ニューヨークと聞くと最初から大都会だったと錯覚してしまうが、ニューヨークとて最初から大都会ではなかったのだということを強く感じた。正直言ってニューヨークの地理に詳しくないので、位置関係や距離関係は全くわかっていないのだが、これから街が大きくなっていく時に、一緒に大きくなっていく「良からぬもの」の話。</p><p>20世紀初頭に、今では当たり前となった科学捜査的な志向を持つ刑事と、犯罪を学問としてとらえようとする研究者。原始時代にいきなり「火」を持ち出すようなこの設定は悪くないのだが、いろいろと設定した内容がいま一つ生きていないような気がする。例えば「内容紹介」にある通り、主人公の刑事サイモン・ジールは心に傷を負っている。</p><p>&nbsp;</p><p>その「心の傷」と物語にあまり、というか、ほとんど繋がりがない。それなのになぜこのキャラクタ性を左右するような大きな特徴をつけたのか。別にそれ自体は全然悪くはないのだが、もう少しトラウマと事件が深く絡み合ったら、もっと共感が深まったかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>そしてもう一人の主人公たる犯罪学者。この人物がどうも「弱い」。このような実験に社会的意義があるかないかは置いておいて、強い信念をもってこの研究を押し進めていくという思いはわかる。しかしあまりに金持ちの道楽感が強く、この学者先生にもやっぱり共感することはできなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>でも雰囲気はすごくいい作品だと思った。今回はそのイメージで画像を生成してもらった。</p>
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<pubDate>Thu, 11 Dec 2025 11:37:24 +0900</pubDate>
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<title>俺の誓い</title>
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<![CDATA[ <p style="text-align: center;">4台のトレッドミルの中に故障しているものがある。</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251121/08/n-vit0015/1f/8d/j/o0700052515721422572.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251121/08/n-vit0015/1f/8d/j/o0700052515721422572.jpg" width="420"></a></p><p style="text-align: center;">どれでしょうか。</p><p>&nbsp;</p><p>chocoZAPに通い始めてから2年が経過している。ダイエット目的で通っているのだが結果は芳しくない。一番の原因は消費カロリー以上にカロリーを摂取しているためだろう。現状維持ならまだしも、微増を続けている。</p><p>&nbsp;</p><p>何やってるの？と人に聞かれる。意味ないじゃん、とも言われるが、意味がないことはないと思っている。もしジムに通っていなかったら、と考えると「微増で済んでるだけマシ」と思うのだが、この卓越した言い訳能力も、成果が出ない大きな原因であろう。</p><p>&nbsp;</p><p>会社に保健師がやってきた。</p><p>&nbsp;</p><p>事情を話すと保健師はそれを否定することなく、小さな目標をいくつか立てて、それを一つ一つクリアしていきましょう、と言った。きっと俺のような口先ばっかりの人と話す機会が多いのだろう。上手に丸め込んでくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>よし、明日から頑張るぞ、と言った舌の根も乾かぬうちに、俺はその誓いを破ってしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>その翌朝のことである。</p><p>&nbsp;</p><p>前日、つまり保健師との面談の朝、俺はたまたまいつも乗る電車よりも一本遅い電車に乗ることとなった。一本遅いだけでいつもよりも乗り場に人が溢れていた。いつもであれば半々ぐらいの確率で座って通勤できるのだが、今日は無理だろうと諦めていた。</p><p>&nbsp;</p><p>ところが電車がホームに入ってくると、いくつか空席が確認できた。俺は自分の前に並ぶ人と空席の数を考えて、もしかしたら座れるかもしれない、と考えた。前に並んでいる人は多かったが、若い人は案外座席に座らない人が多い。</p><p>&nbsp;</p><p>案の定、俺の前に並ぶ多くの人は空いた席には見向きもせず、俺は自分が座れるであろうことを確信した。その時である。俺が並んでいたのとは別の列から一人の老婆が人波を押しのけて乗車してきた。</p><p>&nbsp;</p><p>人波を泳ぐようにかき分けてきた老婆は俺が目をつけていた空席を目ざとく見つけて隣の列に乱入し、あっ！という間もなく席に座ってしまった。「うそ・・」、思わず口に出してしまった俺の呟きを耳ざとく聞きつけた老婆は一瞬俺の顔を見、なんとなくバツが悪そうに眼をそらした。</p><p>&nbsp;</p><p>明らかに俺よりも歳上である。普段であれば席を譲るのにやぶさかではないが、そのように割り込まれると反発したくなる。少なくとも人並みを押しのける体力と、俺の呟きを拾う聴力の持ち主である。老婆老婆と言ってもかなりの体力自慢のようであった。</p><p>&nbsp;</p><p>なんとなく悔しい、なんとなく損をしたような、そんな気がした。</p><p>&nbsp;</p><p>前置きが長くなってしまったがその翌朝のこと、俺は昨日のことがあったから、というわけではないが、いつもより一本早い電車を待っていた。そして俺の目の前に昨日の老婆がいた。前日一本遅い電車で出会ったら老婆と、翌日一本早い電車で出会う。因縁の再会であった。</p><p>&nbsp;</p><p>老婆の前には若い学生が一人いるだけであった。俺は席が空いていないことを祈った。ところが電車が入線した時に、昨日と同じ場所で席が一つ空いていた。顔ぶれを見る限り老婆が座れるのはほぼ確実と思われた。それなのに老婆は電車の扉が開くや否や、目の前の学生を押しのけるように乗車し席に座った。</p><p>&nbsp;</p><p>今日は誰にも文句は言わせないぜ、と思ったのかどうか。老婆の顔はなんとなく自慢げであった。多少苦々しく思ったが俺がとやかく言える立場ではない。俺はおとなしく老婆の斜め前方に立った。</p><p>&nbsp;</p><p>やがて電車はある駅に到着し、老婆は電車を降りていった。老婆が座っていた席だけがぽっかりと空いたが、あの憎たらしい老婆のお下がりなんかいらねぇよ、と俺は思った。思ったのだが電車から降りる人並み、新たに乗り込む人並みに押され気が付けば目の前に老婆が残した空席があった。無意識に。そう、無意識のうちに俺はその空いた席に腰かけてしまっていた。</p><p>&nbsp;</p><p>前日の保健師との間で交わした誓い。それは「<b style="font-weight:bold;">電車の中で座らない</b>」というもの。</p><p>&nbsp;</p><p>その誓いを破っただけではなく、老婆の施しを受けるとは。老婆に屈し、また自分で立てた「電車で座らない」という誓いも破ってしまい、自分自身にも屈することになってしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>特にオチはない。オチはないのだが朝座ってしまった分のカロリーを消費するために、俺はchocoZAPに行く。そして冒頭に戻る。</p><p>&nbsp;</p><p>4台のトレッドミルのうちで故障しているのは、どーれだ！？</p><p>&nbsp;</p><p>答えは向かって左側から2台目以外の3台。</p><p>&nbsp;</p><p>4台のうち3台が故障って、すごくない？しかも残った1台からも異音がしており、早晩故障してしまうだろう。最初の1台が故障してからもう半年が経過している。さすがに4台とも故障したら直しに来てくれると思っているのだが。</p><p>&nbsp;</p><p>照明のLEDライトも切れかけていて、変なフラッシュを見せている。あるいはそういう仕様なのかもしれないが。</p>
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<pubDate>Fri, 21 Nov 2025 08:45:51 +0900</pubDate>
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<title>仮面ライダーBLACK SUN</title>
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<![CDATA[ <p>「仮面ライダー生誕50周年記念」のビッグプロジェクトのひとつとして制作され2022年10月より【Prime Video】にて世界独占配信され大反響を呼んだ話題作。（全10話） 時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げ半世紀、人の姿で暮らす怪人たちは虐げられ、人間と怪人は争いを繰り返していた。そんな中、調和を夢見る少女は一人の男「BLACK SUN」と出会う…。「悪とは何だ」「悪とは誰だ」と世に蔓延る社会問題を鋭くえぐる重厚感あふれる衝撃作。（Amazon　商品解説）</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251117/10/n-vit0015/15/42/j/o0768051215718502569.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251117/10/n-vit0015/15/42/j/o0768051215718502569.jpg" width="420"></a></p><p data-end="248" data-start="104">ものごころついて最初の仮面ライダーは「スカイライダー」で、『仮面ライダースーパー１』まではリアルタイムで見ていた。しかしBLACKが始まった頃にはすでに高校生。さすがに「仮面ライダーが好きだ」と胸を張れる年頃ではなく、少し距離を置いていた。</p><p data-end="248" data-start="104">&nbsp;</p><p data-end="392" data-start="250">それから月日は流れ、平成・令和といくつかの仮面ライダー作品を見た。「その時は仮面ライダーなどと言っていい年頃なのか」と問われれば返す言葉もないが、とにかく歳の割りにはこのテの話に詳しい方だと思う。そんななかで出会った昭和最後にして最新の仮面ライダーは、実に見応えがあった。</p><p data-end="392" data-start="250">&nbsp;</p><p data-end="478" data-start="394">おそらくテレビ版からの新解釈なのだろう。BLACKを知らない俺でも十分に面白かったが、テレビ版のオリジナルを知る人であれば、なお深く味わえる作品なのではないだろうか。</p><p data-end="478" data-start="394">&nbsp;</p><p data-end="597" data-start="480">全編を通して重たい影が差し込み、現代であるはずなのに、どこか停滞と閉塞が支配する世界観が広がっていた。そこに時折差し挟まれる50年前、1970年代の場面──ちょうどその頃に生まれた身としては、ふと胸の奥が疼くような郷愁が漂っていた。</p><p data-end="668" data-start="599">&nbsp;</p><p data-end="668" data-start="599">半世紀にわたる融和と反発、理解と不信の交錯が丁寧に描かれ、仮面ライダーでなくとも物語として十分に成立するほどの力強さがあった。</p><p data-end="668" data-start="599">&nbsp;</p><p data-end="733" data-start="670">そして最終話。テレビ版主題歌のオマージュ映像が流れた瞬間、オリジナルを知らない俺でも胸が熱くなった。</p><p data-end="733" data-start="670">&nbsp;</p><p data-end="821" data-start="735">結末にはきっと賛否があるだろう。だが「良い・悪い」という評価より先に、ただひたすら救いのなさが胸に残った。そこに宿る痛みこそ、この作品が訴えたかった叫びなのかもしれない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12946337976.html</link>
<pubDate>Mon, 17 Nov 2025 11:12:39 +0900</pubDate>
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<title>ビリーの死んだ夏</title>
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<![CDATA[ <p>ハヤカワ文庫NV&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; リーサ・リアドン</p><p>ある夏の朝、兄のビリーが死んだ。彼の葬儀に久しぶりに家族が集まったことで、ぼくは心の奥深くに封じ込めてきた記憶を呼び覚まされる。 子供のころ、ビリーは妹のジーンに執拗につらくあたり、兄を恐れるぼくも、それに調子を合わせていた。 だが、高校を卒業した夏、ジーンの熱い想いを知り、ジーンを愛していることに気付いたぼくは、彼女と関係を持ってしまう。 それはやがて—兄妹を超えた禁断の愛を描く衝撃の問題作。（「BOOKデータベース」より）</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251114/13/n-vit0015/c7/d0/p/o0512076815716246364.png"><img alt="" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251114/13/n-vit0015/c7/d0/p/o0512076815716246364.png" width="420"></a></p><p>なんと言うか、つまらなかった。つまらなかった上に長い。ビリーを殺した犯人は最終盤に至るまで明かされないが、最初から見当はついている。と言うより他に人がいない。おそらくあの人であろうという明示はないものの、想定の元に話は進んでいく。</p><p>物語のほとんどがレイの内面の声で展開するのだが、それが非常にわかりづらい。ほとんどの時間、レイは泥酔しているかもうろうとしている。そのため現実と幻覚が交錯する。敢えてのことなのだろうとは思うが、その境界があいまいで非常に理解し難い。</p><p>あれ、この人さっき頭を拳銃で撃たれたんじゃ？という人が普通に話をしていて、あれ？と思うと幻覚の描写だったことがわかる。そうかと思うと現実で、レイは殴られ昏倒しトラックの荷台で夢うつつの状態だった、なんてこともある。</p><p>ろくでなしだった兄ビリーの死をきっかけにし、レイは過去に想いを馳せる。レイはビリーがろくでなしで、死んで当然と思っている、と語るが回想の中のビリーはそれほどろくでなしというわけではない。少なくともレイが死んで当然、と思うような思い出はない。</p><p>他の人から見れば死んで当然なのかもしれないが、独白の主体たるレイの思い出の中でのビリーはまあまあいい兄貴なのだ。それなのにろくでなし、死んで当然、と罵倒し続けられることへの違和感が激しく、読みづらい作品だと感じた。</p><p>レイの回想を通してビリーを殺したいほど憎んでいる奴をあぶりだしていくという建付けだったのだが、その人はもう最初からわかっている。おそらく大きな展開もなくその結論に着地するのだろうと思うが、それにしてはそこに至るまでが長い。長過ぎる。</p><p>結局大きなどんでん返しもなく、あの人が犯人であることが明かされる。レイにとってはいい兄貴だったのかもしれないが、それ以外の人にとっては殺しても飽き足らない鬼畜野郎だった、ということだ。</p><p>最初から答えはわかっていて、長々とその証明を聞かされた、そんな作品であった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12945546825.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Nov 2025 13:30:14 +0900</pubDate>
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<title>ちょこ雑記</title>
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<![CDATA[ <p>令和5年7月1日から、chocoZAPに通い始めて2年が経過した。その時々によってトレーニング場所や内容は異なるが、現在は自宅から5分程度のお店に週3日ぐらい、一回につき30分ほど、汗を流している。</p><p>&nbsp;</p><p>大学生まで、社会人になってもしばらくの間、俺はがりがりに痩せていて、ダイエットとは無縁の人生を送っていた。それがある時からみるみるうちに太りだし、たまたま会った大学の同級生から「太った太った」と連呼されてほとほと参ってしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>内心そうではないか、と思いながらも、いや、まさか、と自分自身を欺いてきた。しかしその太ったコールの下、ついに真実が白日の下に照らし出された気がした。何かしなければ、と思いながらも何もできていない俺にchocoZAPのことを教えてくれたのは会社の同僚である。</p><p>&nbsp;</p><p>chocoZAPに通えばいいじゃない、と背中を押してくれた。折しもテレビCMがばんばん打たれるようになった頃である。たまたま勤務先から徒歩5分のところに新規開店したため、俺は文字通り重い腰を上げたのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>何かを犠牲にしなければ挑戦できない性質である。自分のため、とはわかっているがなかなか立ち上がることができない。この場合犠牲にしたのはお金である。月々わずか3千円とはいえ、お金を払っているんだからと、その犠牲に対して行動力が生まれる。</p><p>&nbsp;</p><p>普段着、つまり通勤用のスーツ姿でもOKというのは、ただでさえ高いハードルを下げるのにはかなり有用である。考えてみて欲しい。会社に行くのに毎日トレーニングウェアを持参するというのは相当面倒である。</p><p>&nbsp;</p><p>一回持って行けばいいというものではなく、一度着たら持って帰って洗濯して干して取り込んでまた持って行ってと、実に面倒くさい。あるいは複数のトレーニングウェアを買い、ある程度まとめて洗濯してもいいかもしれないが、3千円を負担に感じる人間である。行くか行かないかわからないジムのために複数のトレーニングウェアを買う気にはなれない。</p><p>&nbsp;</p><p>トレーニングウェアを持って行ったからと言って必ずジムに行くわけではない。今日は疲れたから、今日は帰るのが遅くなったからと、怠慢トレーニーは言い訳を創出することだけは達人級である。そんなある日、たまたまやる気になったのに着るものがないから行けない、なんてことになっては目も当てられない。</p><p>&nbsp;</p><p>行くか行かないかわからないジムのためにトレーニングウェアを常備しておかなければならない、このプレッシャーは相当なものである。そういうわけでこの「普段着OK」は怠慢トレーニーに計り知れない恩恵をもたらしているのである。</p><p>でも、とここでまた達人が新たな言い訳をする。</p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;">そもそもスーツって、運動向きの格好じゃないよね</b></p><p>&nbsp;</p><p>と、これまでの言い訳の全てを覆すようなことを言いだす。当たり前だ。だから別にトレーニングウェアというものがあり、当たり前のトレーニーはそれを着てトレーニングをするのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>いや、スーツが傷みやすくなるし。と当たり前の結論をことさらに持ち出す始末。それで今度は毎週末、自宅から自転車で30分ぐらいの場所にある別の店舗に通うようになった。</p><p>&nbsp;</p><p>気候が良く、サイクリングには最適、などと言いながら通うのだが、暖かい時はいい。俺は暑いことにはやや耐性があるが、寒さには弱い。秋も深まってくるととたんに自転車に乗るのが億劫になる。それで結局行くのを止めてしまう。</p><p>&nbsp;</p><p>だって運動したら汗かくだろ？汗かいて自転車に乗ると寒いだろ？寒かったら風邪ひくだろ？のび太的な三段論法で自転車通いを止めた俺は、今度はドン・キホーテの中に入っているまた別の店舗へ車で通うようになる。</p><p>&nbsp;</p><p>帰りにドンキで買い物して帰れるなんて、最高じゃん。と、しばらくの間は楽しく通えるのだが、なんとなく毎週末車で往復1時間が億劫になってくる。結局のところ、この正体不明の「なんとなく」が一番の敵なのである。正体がわかってさえいれば対処法はある。正体不明の敵には対抗のしようがないのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>危うくこの大敵に敗北を喫するところだった。危ういところで俺を救ったのは「近さ」なのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>自宅から自転車で5分のところに、新たな店舗がオープンした。会社から5分も近いと言えば近かったが自宅から5分とは大違いである。家帰って、飯食って、テレビ見ながらだらだらして、ふと思い立って行くことができる距離なのである。</p><p>&nbsp;</p><p>あるいは罪悪感を感じながらおやつを食べてしまい、いい加減良心の呵責に圧し潰されそうになる前に行くことができる距離なのである。なんだかんだ言っても近いのが一番。しかも自宅最寄りのchocoZAPはカラオケ設置店なのである。</p><p>&nbsp;</p><p>運動はかったるくても、歌を歌うために行こうと言う気になる。</p><p>&nbsp;</p><p>最高じゃん、家ちかchocoZAP。</p><p>&nbsp;</p><p>それから半年、また達人が目を覚ます。でもこれは達人だけが悪いのではない。</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251107/16/n-vit0015/7b/38/j/o0768051215711472810.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251107/16/n-vit0015/7b/38/j/o0768051215711472810.jpg" width="420"></a></p><p>トレッドミルという機械がある。その店に4台設置されていたトレッドミルが1台故障し、2台故障し、3台故障し、現在使えるのはたったの1台。その1台からも異音がする始末。</p><p>&nbsp;</p><p>こんなことって許されるの！？達人はどんな角度からでもさぼる理由を創出する。</p><p>&nbsp;</p><p>いやほんと、俺は悪くないんだって。悪いのはマシンの故障を放置する運営でしょ？</p><p>いよいよ俺のchocoZAPライフも危うくなってきた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12943904848.html</link>
<pubDate>Fri, 07 Nov 2025 16:47:51 +0900</pubDate>
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<title>ブログ続けて20年</title>
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<![CDATA[ <p>少し前のことだがAIとおしゃべりしている中で、話題が『ドラゴンランス戦記』で有名なワイス＆ヒックマンの別シリーズ『ダーク・ソード』に及んだ。その中で、舞台となるシムハラン世界の九つの神秘の話になった。ちょっと調べてみようと思って検索してみたが、そもそも『ダーク・ソード』の情報自体が少なく、結局九つの神秘はわからなかった。</p><p>しかしその中で、なかなか面白い書評ブログを見つけた。</p><p>その中でブログ主は本作をして『劇画オバＱ』になぞらえていた。いわく「リアルなおとぎ話」というわけだ。なかなか面白いことを考えるなと思い読み進めて行くと、何か既視感がある。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12545825132.html">https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12545825132.html</a></p><p>&nbsp;</p><p>ハッと気がつきブログタイトルを見る。</p><p>&nbsp;</p><p>「読んだ本のこと」</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251107/10/n-vit0015/5d/1b/j/o0512076815711138893.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251107/10/n-vit0015/5d/1b/j/o0512076815711138893.jpg" width="420"></a></p><p>・・・俺のブログじゃん！かつて自分が書いた書評に感心してしまった、どうも俺です。</p><p>Yahooブログがサービスを停止するというのでAmebaブログに移行し、そのままになっていた俺のブログ。慣れ親しんだYahooブログとは体裁が変わっていたためすぐには気づけなかった。</p><p>2006年から13年にもわたり続けてきたブログ。俺が一番の読者さ、とうそぶき自己満足でただ伊達に長く続けてきたブログ。今や過去の遺物となってしまったブログに、6年ぶりに投稿してみた。</p><p>せっかく久しぶりに投稿するんだから、読んで面白かった作品について投稿すればいいのに、まさかのいまいちでした投稿。</p><p style="text-align: center;">しかしこの投稿をもって「ブログ続けて20年」と、言えるのではないだろうか。</p>
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<link>https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12943757642.html</link>
<pubDate>Fri, 07 Nov 2025 10:08:44 +0900</pubDate>
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<title>闇の幽鬼</title>
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<![CDATA[ <p>ミステリアス・プレス文庫&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; マイクル・ディブディン</p><p>令和7年8月8日古書会館　夏の古本市</p><p><i style="font-style:italic;">全米各地で動機のまったく不明な殺人事件が続発していた。被害者は赤ん坊から老人まで多岐にわたったが、手口は共通していた。そんな時、ミネアポリスに住む大学教授のフィルは、旧友サムの招きで孤島を訪れた。だがそこは、サムが指導者として君臨する教団の島で、彼はやがて驚くべき体験をすることに…カルト教団を題材に、気鋭が放つ衝撃のミステリ。</i></p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251107/10/n-vit0015/b9/4e/j/o0512076815711141437.jpg"><img alt="" height="630" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251107/10/n-vit0015/b9/4e/j/o0512076815711141437.jpg" width="420"></a></p><p>マイクル・ディブディン。名前を聞いて瞬時には思い出せなかったが、ずっと昔に同じ作者の『ダーティ・トリック』という作品が実家にあることを思い出した。</p><p>&nbsp;</p><p>ということはまったく関係なく、ただあらすじを見て「おっ！」と、思わず口に出てしまった。「カルト教団」と聞くと反射的に「おっ！」と思ってしまう体質で、その時はその一語だけで手に取っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>ものすごい期待を持って読み始めたが、結論からいうと「期待外れ」の一言に尽きる。正直言って面白いとは思えなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>ウィリアム・ブレイクの詩に登場する幽鬼。本当の人間は神に守られているから死ぬことはない。もし死んだとしたら、人間によく似た幽鬼。人間として幽鬼を殺すことがイニシエーションというところが、カルトらしいと言えばそうなのだが、いまいち共感できない。</p><p>&nbsp;</p><p>せっかくブレイクを登場させるんだったらもう少し別の、どんな？と聞かれたら返す言葉もないのだが、絡め方があったんじゃないかと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>肝心の教義がよくわからないまま、なんとなくのノリで全米で殺人行脚をしていると言う感じ。ただただ回りくどく、ただただ胸糞が悪い話だった。</p><p>&nbsp;</p><p>教団の壊滅にも必然性を感じず、読者としては主人公フィルと同じように、よくわからないまま崩壊に巻き込まれたという感じ。そんなもんでしょう、と言われるとこれまた返す言葉もないのだが、胸がすくという感じもなく、ただ壊滅しただけであった。</p><p>&nbsp;</p><p>ラストだけは少し寓意的なものがあり、このラストありきで話が展開したのかなぁという気がした。タイトルも良かったし、カルト教団やブレイクといった、好きな要素が多かった割りに楽しむことができなかったのが残念である。。</p>
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<link>https://ameblo.jp/n-vit0015/entry-12943753022.html</link>
<pubDate>Fri, 07 Nov 2025 09:18:47 +0900</pubDate>
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