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<title>Ｙｕｋｉの 読書日記と時々エッセイ</title>
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<title>誉田哲哉著「インシブル・レイン」</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">&nbsp;&nbsp;殺人事件の捜査をする姫川怜子達の奮闘ぶりを描いたミステリーてす。<br>あの「ブルーマーダー」や「ハング」ほどバイオレンスではありません。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">私の感想は、暴力団内部抗争を背景にした女性刑事と暴力団員の淡いラブ・ストーリーでした。<br>警察の女性と暴力団員の恋なんて、不自然極まると思うけど、警察官もやくざも人間には違いない。<br>姫川怜子は隠密に聞き込み捜査をしている時に牧田という不動産屋と出会う。牧田の正体はある暴力団の幹部組員だった。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">何故か姫川はこの牧田の男らしさに惹かれその後気になる存在になっていく。<br>牧田も怜子を女刑事と知りながら、好きになっていくのをどうすることも出来ない。<br>二人は何か口実を設けて密かに会うようになる。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">牧田は暴力団員に違いないけど、人柄としては任侠なのだった。<br>二人の淡い恋は牧田の死により終わる。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">牧田は姫川怜子を身体を張って守り、殉死したのだった。<br>事件そのものは大きかったのです。<br>上から捜査中止を命じられながらの命令違反の活動だったのです。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">その結果判明したのは隠蔽工作だった。<br>事件の解決後に警視庁の幹部達は全員責任をとってちりぢりに。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">姫川怜子も命令違反捜査の責任を取らされ、所轄に転属になる。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">気になるのは姫川には本命と思われている菊田の存在です。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div>&nbsp;</div>
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<pubDate>Wed, 31 May 2017 17:00:00 +0900</pubDate>
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<title>初夏の風に吹かれて</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">五月晴れの中を東名高速道を走っていました。<br>ドライバーは今年の新人のＭ子。<br>実地研修を兼ねての客先訪問です。</span></span></div><div><br><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">Ｍ子の運転ぶりはまずまず、合格です。<br>回りの流れる緑や風景を楽しむ余裕は十分です。</span></span></div><div><br><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">三車線の真ん中を走っていたけど、突然に左の車線に真っ赤なフェラーリが。オープンカーです。<br>すると運転していたにやけたお兄さんが、私に手を振った。何か叫んでいるけど、風の音で聞き取れない。</span></span></div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">そのフェラーリがググッとこちらに寄って来る。<br>私は思わず「危ないじゃないの！」と叫んだ。<br>ヤツはお構いなくすれすれに走っている。<br>なだ何か笑いながら言っている。</span></span></div><div><br><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">私は無視無視とプイッと横を向いてやった。<br>ヤツが後ろの車に促されて仕方ないというように行っちゃった後、私は窓を開けて嫌な空気を入れ換えようとした。</span></span></div><div><br><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">気持ちのいい初夏の風は私から嫌な気持ちを吹き飛ばすように車内に。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">&nbsp;曲は私の十八番のひとつ「つぐない」です。<br>償わないといけないことなんて、何もしてないけど。</span></span><br>&nbsp;&nbsp; https://youtu.be/uALh1Wfrw_U</div>
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<pubDate>Mon, 29 May 2017 17:40:15 +0900</pubDate>
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<title>ついに私の図書館も</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">今図書館荒しの被害が全国で起きています。<br>その被害が私が利用している図書館でもありました。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">今月の１６日に、市立中学の記念誌１冊の一部、３ページが切り取られていたことが分かったのだそう。<br>この図書館は休日の殆ど娘を連れて行っていて馴染みの深い図書館です。<br>今日も午前中はここの子供室を利用していたけど、何となく職員の表情も硬く見えるし、ガードマンの巡回も普段よりも多いみたいでした。<br>それもただの巡回ではない。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">棚と棚の間なんかはじっと立ち止まって見ています。<br>防犯カメラを設置したら、と思うけど、最高にプライバシーを守らないといけないのが図書館だという見地からそれは絶対に出来ないと。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">私も探偵気分になって観察してみたけど、数ページにわたって切り取るなんてことが出来る場所はどこにもない。<br>大人室には本の閲覧テーブルは５箇所あり、読書用のソファも２箇所あるけど、全部オープンで陰になっている箇所はありません。見通しがいいのです。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">後はトイレとかだけど、ここに持ち込んでそんな作業が出来るとも考えられません。<br>勿論、大きな広い書庫もあるけど、ここはもっと犯行を行うのは無理でしょう。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">一体誰が、どんな人が、何の目的でこんな悪事をするのかミステリーです。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">画像は大宮西部図書館の玄関付近</span></span></div><div>&nbsp;</div>
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<pubDate>Sat, 20 May 2017 16:20:28 +0900</pubDate>
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<title>にっくきカラス目！</title>
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<![CDATA[ <p>出勤で、玄関を出て路地の角に来たら、家庭ゴミの袋が破られて中身がそこらへん中に散乱！<br>ここはうちの班のゴミ集積所です。<br>通りいっぱいに生ゴミが散らばっている。<br>カラスの奴の仕業です。</p><p><br>今週のここの管理当番はうちです。<br>私は大慌てで引き返し、ゴミの大袋と箒にちり取りを。<br>拾ってゴミ袋に突っ込んでいたら清掃車がやって来た。<br>危なかったけど、何とか間に合った。</p><p><br>若いお兄さんと運転席のおじさんも飛び降りて来て手伝ってくれ、収集車の中へ放り込んでくれた。<br>おじさんの方が私に「僕らに任せなさい」と。<br>匂いが服に移りますからと。</p><p><br>私は最敬礼して「ありがとうございます！」と。<br>匂いは付いてないと思うけど、念のためうちに入って着替えました。<br>お陰でバスは１本遅れたけど、会社には遅刻しなかった。<br>それにしても「にっくきカラス共め」です。</p><p><br>カラスも今子育ての真っ最中でしっかり食べないといけないのね。そりゃ分かるけど、ゴミの散乱は大迷惑だよ。<br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Tue, 16 May 2017 17:17:10 +0900</pubDate>
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<title>東野圭吾著「聖女の救済」</title>
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<![CDATA[ <div>東野さんのスタイルのミステリーです。</div><div>つまり最初から犯人は割れています。</div><div><br>真柴義孝が自殺した。<br>自ら煎れたコーヒーに亜ヒ酸が入っててそれを呑んだのだ。</div><div>この部屋には他に誰もいなかったし、外部からの侵入も出来ないから自殺と断定するしかなかった。<br>でも状況からして自殺する動機はない。</div><div>妻の綾音が犯人とすると動機がある。</div><div><br>結婚して１年内に妊娠しなかったら離婚する、という条件での結婚で、その１年が経過しても身ごもれ無かったから。</div><div>こんな理不尽な理由で離婚する夫婦がいるのか。</div><div>その日、綾音は北海道の実家に戻る。<br>これくらい完璧なアリバイはない。</div><div>&nbsp;</div><div>殺害の動機を持つ綾音だが、殺害の方法は？<br>名刑事の草薙刑事は頭を抱える。<br>このストーリーでは補佐役の女性刑事が活躍する。<br>女性刑事の内海薫は湯川教授に助けを求める。</div><div>&nbsp;</div><div>だが、アリバイは完璧、亜ヒ酸を混入した手口もトリックも考えられない。</div><div>さしもの湯川もこの犯罪の答えはない、と匙を投げる。迷宮入りかと思われた犯罪だったが、意外なところに綻びがあったのだ。</div><div><br>私の感想です。</div><div>よく出来たミステリーだけど、違和感はあります。<br>惚れっぽい草薙刑事だけど、聖女の綾音の魅力が伝わって来なかった。<br>前作の「容疑者Ｘの献身」を思わせるストーリーだけど、この時は草薙がメロメロになってしまったのが何となく理解出来たけど、今回の綾音はそんなに素晴らしい女性だったの？　と後で考えた。一寸無理がある。</div><div>&nbsp;</div><div>でも草薙がメロメロになったからこそ、完全犯罪は破れたのだけど。</div>
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<pubDate>Mon, 15 May 2017 17:25:35 +0900</pubDate>
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<title>誉田哲哉著「ブルー・マーダー」</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">東京・池袋管内で連続殺人事件が起きた。<br>殺されたのは池袋に縄張りを持つ暴力団の幹部と中国マフィアの幹部。</span></span></div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">発見された死体がバイオレンスだった。</span></span></div><div><br><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">身体中の骨の関節を砕かれ、肉塊というか布切れみたいなっていてそれが折り畳まれていたのだ。</span></span></div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">折り畳まれた屍は埋められたり、河に遺棄されていたり。<br>捜査一課の姫川班が担当することになり、懸命な捜査が開始される。</span></span></div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">暴力団抗争かと思われたが、池袋の街で聞き込みを行っても、暴力団の構成員は何も話そうとしない。<br>殺人鬼の報復を恐れていたのだ。<br>構成員達は震え上がっていたのだ。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">そんな時、姫川警部補が聞き込みで歩いていると一人の中国人女性に保護を求められる。<br>こんな恐ろしい日本を出て中国に帰りたいという。<br>この女性を保護し、事情聴取を行ったところ、この女性はある男がこの殺人鬼に殺される現場を物陰から見てしまい、命を狙われているという。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">姫川達はこの中国人娘の供述から殺人鬼の姿が見えて来る。奇妙な仮面をかぶっていて小型のハンディなハンマーを持っていることなど。名は「ブルーマーダー」と呼ばれていた。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">姫川礼部補の部下の一人も職質中にこのブルマーダーに襲われ、肩を砕かれ重傷を負う。</span></span></div><div><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">姫川班とブルーマーダーの死闘の結末は？</span></span></div><div><br><span style="font-size:1em;"><span style="font-weight:bold;">バイオレンス・サスペンス・ミステリーです。</span></span></div>
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<pubDate>Sun, 14 May 2017 17:42:02 +0900</pubDate>
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<title>ダイイング・アイ</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">東野圭吾著「ダイイング・アイ」<br>今まで読んだ東野圭吾さんのミステリーとは違います。<br>このミステリーの分野は何だろう？</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">例の名物刑事の加賀刑事も湯川教授も出てきません。<br>探偵もいません。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">慎介という小さなバーのバタンダーが主人公。<br>猟期バイオレンスミステリーというべきでしょうか？<br>とにかく凄いストーリーです。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">冒頭のシーンが凄い。<br>ピアノ教師の岸中美奈絵は出張レッスンをしていた。<br>生徒の都合でレッスンが終わったのは深夜になっていた。<br>美奈絵は自転車で帰宅途中に後ろから走って来た車に跳ねられる。<br>道端に転んだだけだったけど、前から走って来た対向車に轢かれてしまう。<br>その弾かれ方が凄いのです。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">事故死する時の様子は誰も記憶できないですね。<br>美奈絵は巨大なタイヤが身体にのしかかって来る。<br>身体が押し潰されるのを感じるのです。<br>あばら骨がバリバリ折れ、ついで内蔵が飛び出して行く。そして意識を失っていく。<br>死の瞬間まで脳は働いていたのです。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">美奈絵の頭脳は、彼女に最後の映像を見せるためにだけに機能しているようだった。<br>憎しみの最後の炎を燃やし相手を睨み続けた。<br>ああ、死にたくない、あたしを助けて死にたくない。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">次のシーンからはバーテンの慎介の話になります。<br>店の客に不思議な客が訪れるようになる。<br>その中には妖艶な美女がいた。<br>彼女の正体は？</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">ストーリーは異常な展開をします。<br>慎介は異様な世界に身を置くことになる。<br>そして死の恐怖も味わう。<br>ストーリーには幽霊も出るし、妖怪のような美女も。しかも濃厚なセックスシーンも。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">「ダイイング・アイ」とは？<br>この意味がこれまた凄い！<br>これまでの東野圭吾さんのミステリーとは異なるバイオレンスミステリーでした。<br>東野圭吾さんのファンにお薦めの一冊です。</span></span></div><div>&nbsp;</div>
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<link>https://ameblo.jp/naka31241/entry-12246746724.html</link>
<pubDate>Sat, 11 Feb 2017 14:29:55 +0900</pubDate>
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<title>東野圭吾著「マスカレード・ホテル」</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">東京で３件の連続殺人事件か起きた。<br>それは交換殺人だった。<br>警視庁が事件を分析した結果、この交換殺人の4件目が、東京の豪華ホテル、「コルテシア」で起きるとの予測が出た。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">警視庁はホテルコルテシアに捜査協力を要請する。<br>豪華ホテル内に捜査本部が設置され、大勢の捜査員がホテルマンに化け、潜入する。<br>新田刑事もその一人。ベルボーイには、いかつい刑事でもなれるけど、フロントクラークともなれば難しい。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">新田は背は高いし、ルックスもいいいから選ばれたのです。<br>いくら制服を着て化けても、フロントクラークは特殊な仕事です。<br>新田の教育は超ベテランのホテルマンの山岸尚美が担当する。<br>かくしてホテルは犯罪を未然に防ぐ体制を整えたのです。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">ホテルでは沢山のトラブル、事件は起きます。新田は名刑事は、ホテルマンとしても立派に役目を果たしていく。新田と尚美は息の合ったフロントクラークとしてそんな細々としたトラブルに当たっていく。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">そしていよいよＸデイがやってくる。<br>果たして第4の事件はこのホテルで行われるのか？<br>犯人は誰か？<br>本書はサスペンスミステリーです。<br>ラストではホテル支配人の藤木は新田と功労者の尚美を最上階のフレンチレストランに招待します。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">特別に個室を与えられた、名刑事の新田と名フロントクラークの尚美は、東京の素晴らしい夜景を眺めながら、素晴らしいテーストのワインでお互いの目を見つめ乾杯するのだった。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">東野圭吾さんの恋愛絡みのサスペンス・ミステリーは始めてだけど、こんなミステリーもいいですね。</span></span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">この本を読んでいて、昔、石ノ森章太郎さん原作のテレビドラマ「Ｈｏｔｅｌ」を思い出していました。<br>中々よく出来たドラマでした。</span></span></div><div><br><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">ホテル支配人には松方弘樹さんが扮していたが、ぴったりの役でしたね。惜しい人を亡くしたと思っています。<br>マスカレードとは「仮面舞踏会」。ホテルにやってくるお客は普段とは違う装いをし、行動をする。<br>ホテルとは仮面舞踏会なのです。</span></span></div><div>&nbsp;</div>
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<pubDate>Sat, 04 Feb 2017 17:05:56 +0900</pubDate>
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<title>オトゥーリ体験</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">私が新入社員の頃の話です。<br>出張要員として採用された私が最初に出張したのは沖縄の宮古島でした。<br>見習いでベテランのＳＥの人2人に連れられて宮古島へ。<br>仕事は製糖工場の近代化を図るリハビリの仕事でした。<br>工場の皆さんの丁重なお出迎えに、私はオドオドするばかり。<br>夕方の6時から歓迎の宴が催されます。<br>工場の広間に15人くらいが車座になって座り、呑み会です。<br>ただの呑み会ではない。沖縄本島の人も怖がるというオトゥーリです。<br>ＳＥの責任者は、君はパスしてもよい、と言ったけど、私は断りたくなく進んで参加を申し入れたのです。<br>輪になって座るから上座も下座もない。<br>私達3人は工場長の真横に座らされます。<br>勿論、私は皆さんの注目の的。これも経験だ、勉強だと思いました。<br>さて、オトゥーリが始まります。<br>最初に親役の工場長が私達を歓迎する旨の挨拶をし、コップの泡盛を悠々と飲み干します。<br>それを右隣のうちのＳＥのチーフに回します。<br>チーフは謝辞を堂々と述べて注がれた泡盛を飲み干します。<br>次ぎの次ぎは私の番。<br>私も勇気を出して立ち上がり、皆さんの熱い視線を跳ね返すように見回して、何かを喋りました。<br>何を述べたのかは全く記憶にありません。<br>さて、なみなみと注がれたコップの泡盛を目をつむって飲み干します。やんやの拍手です。<br>大役を無事終えたと思い、ホッとしてたら、一回ではなかったのです。<br>輪が一巡すると、また、工場長が今度は別の事を話し泡盛を一気飲みするのです。<br>そしてコップは私に。<br>何巡したかよく憶えていないけど、私はお開きになっても席にいました。<br>皆さん口々に私に賛辞を送ってくれ、私は頭が朦朧としている中でもいい気になっていたし、私も飲兵衛で通っているのだ、という自負があったと思います。<br>私はその後この工場へ何度か出張したけど、一寸した有名人なのです。<br>後で聞いたのだけど、皆さんは呑み会の前にしっかり何か食べて来ていたのです。<br>脂っこいものを食べて胃袋を防護しておくのだそう。<br>それとギブアップの方法があるのだそう。<br>もう駄目と思ったら後ろにひっくり返るのだそう。<br>でもそんな無様の格好はお嫁入り前の乙女には出来ませんよね。<br>私の武勇伝でした。</span></span></div>
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<pubDate>Wed, 30 Nov 2016 17:41:22 +0900</pubDate>
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<title>大脱走</title>
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<![CDATA[ <div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">五十嵐貴久さんのフィクションです。<br>この著書はフィクションだけど、登場する人物は殆どが実在した人達だから、歴史小説と言えないこともない。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">時代は江戸時代末期。<br>尊皇攘夷派と開国派が血みどろの戦いをしてた頃の話です。<br>あの悪政を行った井伊直弼が安政の大獄を行った。<br>徹底的に尊皇攘夷派を弾圧してた井伊直弼はもう一つの悪事を考え実行したのです。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">それは、江戸詰してた、小藩の南津和野藩の美雪姫を見かけて一目惚れし、手に入れようと画策したのです。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">井伊大老は美姫を手に入れるためには手段を選ばなかった。<br>言いがかりをつけ、江戸屋敷の南津和野藩士全員を謀反の疑いがあると捕縛したのです。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">姫を始め、５０人もの藩士を重罪人として、伊豆の海岸の山頂に幽閉したのです。<br>ここから下りるには道は一つしかない。<br>険しい断崖にある岩場を下りるしかない。<br>この断崖以外は下は海の断崖絶壁。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">美雪姫は広いひと間を与えられたが他の藩士５０人は狭い部屋に押し込められた。<br>しかもこの部屋の外には厳重な竹矢来が組まれ、四六時中、鉄砲や槍で重装備した彦根藩の武士達が警護している。<br>つまり南津和野藩士達は絶対に脱出することは不可能だった。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">こうして井伊直弼は６０日後に戻って来ると。<br>その時、美雪姫の答えを聞くと。<br>答えとは、美雪が井伊大老の側室になることを承諾するか否かである。<br>もし答えがノーの時は南津和野の藩士全員を謀反の罪で処刑すると。これは姫への脅迫だったのだ。<br>南津和野藩士は命がけで姫を説得せよ、と大老は命じたのだった。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">両藩とも優秀な家老がいた。<br>この６０日間は家老達の戦いだったのだ。<br>この岩山から脱出するには切り立つような岩場を下りるか、断崖の下の海に飛び込むかしかない。南津和野藩士達は絶望を感じた。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">知恵者の家老の一人は地下に逃げることを考えて地下道を掘ることを提案し、実行した。<br>地下道を作るといっても刀は取り上げられていたから鞘を用いた。全員手は血だらけ、落盤事故も起きた。<br>でも何とか地下道を完成させる事が出来たのです。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">ところがついてなかった。<br>６０日目に戻って来る筈の大老と家老は何と前日の５９日目にこの岩山にやってきてしまったのだ。<br>勘のよい彦根藩の悪家老はこの脱出計画を見破り、脱出を阻止したのです。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">井伊大老は気がかりな美雪姫の部屋へ急行する。<br>そこで井伊大老達が見たものは。もぬけの殻になっている美雪姫の部屋の中だったのです。<br>さて、美雪姫はどうやって脱出したのか？<br>井伊達が呆然としている間に南津和野藩士達も脱走したのだった。つまり大脱走は大成功したのです。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">謎解きはしません。<br>美雪姫は奇想天外な方法を用いていたのです。<br>この下りがミステリー作家の五十嵐貴久さんの小説らしいとこ。馬鹿馬鹿しいと思うか痛快に思うか人それぞれでしょう。</span></span></div><div><span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1em;">時にはこんな奇想天外なフィクションを読んでみてもいいのでは？　お勧めの一冊でした。</span></span></div>
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<pubDate>Mon, 28 Nov 2016 18:24:00 +0900</pubDate>
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