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<title>ジャンケンをチョキだけで勝つ</title>
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<description>だってヴィクトリーだから</description>
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<title>自作小説「祈りの森」</title>
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<![CDATA[ <p>　山村の集落の、実家の敷地内にある離れで、多々良ラタタは引きこもり生活を送っていた。</p><p>ラタタは、窓さえ開ければいくらでも入って来るであろう新鮮で心地よい風を、しっかり締め切って拒み、薄暗い部屋の中で一人空腹を感じていた。家に行けば、小言を言われながらでも食事を準備してもらえる。しかし、その間に自分が感じるであろう居心地の悪さをラタタは嫌った。</p><p>（面倒だが、なにか買い出しにいくか）</p><p>彼は重い腰を上げ、集落で唯一の商店である西森ハンニバル商店に行き、食べ物を探したが、あいにくすぐに食べれそうなものは茶碗蒸ししか売っていなかった。</p><p>しょうがなく茶碗蒸しを購入し部屋に戻ったラタタは、レンジで温めることもせずにそれを食べ始めた。冷たい茶碗蒸しが、つるりと舌の上を滑っていくのを感じながら、ラタタはある妄想に耽った。</p><br><p>それは、この山に、都会の若い男女がドライブデートで訪れている場面だ。二人はしばらく山道をドライブし、トイレと自動販売機がある小さな公園を見つけ、車を止める。車を降りると二人は大きく背伸びをするのだ。</p><p>「うーん。良い空気」女が言う。</p><p>「この辺はよくドライブするんだけど、夜になったらすごい星がいっぱい見えるんだよ。今日は晴れてるから、たぶん見れるんじゃないかな」男が得意げに言う。</p><p>「楽しみー」女が笑う。</p><p>そして二人は、再び車に乗り込んで山道を走っていくのだ。</p><br><p>ラタタは妄想を終えると、怒りで、持っていた小さな木製のスプーンを握りしめ、へし折った。そして彼は折れたスプーンをポケットにしまうと、部屋のわきに置いてあるドッグフードの袋を持ってまた部屋を出た。彼は敷地の背後にある山に、けもの道を分け入って登って行った。</p><p>数分山を登ったところで、彼はドッグフードの袋をパンパン叩きながら「ハイホーハイホー」と声を張り上げた。すると、バサバサと羽音をならしながら若いカラス天狗が空から舞い降りてきた。</p><p>「おう、ラタタか。愛犬元気か。気が利いてるな」</p><p>カラス天狗はラタタからドッグフードの愛犬元気を受け取り、ボリボリと音を立てて食べた。ラタタはポケットから折れたスプーンを取り出すと、カラス天狗に無言で示した。</p><p>「うーん・・・なにをどうしてほしいのか分からないけど、どうせ聞いても答えないんだろう？だったら、この先の洞窟の中にある、御社さんに女神が住んでいるから、頼んでみたらどうだい」カラス天狗は言った。</p><p>ラタタは少し考えると、おもむろに歩きだし、山をもう少し登って、洞窟に到着した。洞窟のなかはひんやりして、時々天井から水滴がぽとりと落ちてくる。懐中電灯などをもってこなかったので、背後から差し込む明かりを頼りに進むと、洞窟はそう深くまで続いておらず行き止まった。そこに、カラス天狗が言っていた御社があった。</p><p>「人間が何用だ」</p><p>御社の前に、薄い煙が立ち上り、それはやがて美しい女神の姿になった。</p><p>「私がこの森を守る女神アルテミスと知って、ここに来たのか」</p><p>ラタタはカラス天狗にしたように、折れたスプーンをアルテミスに差し出した。</p><p>アルテミスはそれを数秒見つめた後、</p><p>「わかった。私がなんとかしよう」</p><p>アルテミスは両手を掲げ「とふかみえみため、かんごんしんんそんりこんたけん、はらいたまひきよめたまえ」と祝詞を唱え始めた。</p><p>厳かな雰囲気に包まれながら、ラタタはまたもや妄想状態に陥った。</p><br><p>都会の恋人たちを乗せた車は山を下っていき、麓近くのラブホテル・コンスタンティノープルに入った。夜になり、戯れが一段落した二人は、窓から夜空を見上げた。</p><p>「うわあぁ、すごい星空」女が言った。</p><p>「だろ。街じゃこんなに見えないからな。ほら、あそこの星が三つ並んでるの・・・オリオン座だ」</p><p>「本当だ・・・すごい」</p><p>空気は澄み、星の光が凛々と音を鳴らしながら降り注いでいる。恋人たちの時間はゆるやかに流れていった。</p><br><p>気が付くと、ラタタの手には血まみれのサングラスが握られていた。</p><p>「どうじゃ。これでおぬしも満足じゃろう」</p><p>アルテミスは頬を紅潮させ、体からホカホカ湯気を上げながら得意げにラタタに言った。</p><p>ラタタは無言のままアルテミスに頭を下げると、血でぬるぬるするサングラスを手に洞窟を出て、部屋に戻った。部屋に入ると、無断で上り込んでいたカラス天狗が床に寝そべりながら、</p><p>「よう、どうだった」</p><p>と声をかけてきた。</p><p>ラタタは血まみれサングラスをカラス天狗に見せた。</p><p>「ああ。これは、紫外線を通さないんだよ」</p><p>カラス天狗が言った。</p><p>ラタタはサングラスをかけて、窓をあけ空を見上げた。</p><p>モノクロの空に血糊が濃紺をつける。</p><p>（こんなんじゃねえや）</p><p>ラタタはやはり、無言だった。</p><br><p>　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10911496377.html</link>
<pubDate>Thu, 02 Jun 2011 22:17:00 +0900</pubDate>
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<title>実験小説「ノンアルコール官能小説」</title>
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<![CDATA[ <p>はじめに・・・未成年者も利用するアメーバにおいて、不健全な記事やコメントは閲覧禁止になってしまいます。未成年者を守るためです。当然の、健全なる運営判断です。</p><p>でも、そこんところをちょっと、半歩くらいはみ出してみたいと思うのが人の心情、というわけで。</p><p>危険な用語を全て別のワードにしてみたらどうなるのかしら、ってね。</p><br><br><br><p>『雨の日は野球部のキャプテンとマネージャーが部室で』</p><br><p>雨が曇りガラスをたたいている。</p><p>薄暗い部室の中は、野球部の女子マネージャー・加賀山ビクトリアとキャプテンの潮崎クジラの二人きりだった。クジラは後ろ手にドアに鍵をかけて、ビクトリアに歩み寄り、彼女を抱きしめた。</p><p>「ダメ、キャプテン。こんなところで・・・みんなが戻ってきちゃう」</p><p>「大丈夫・・・あいつら全員のスパイクの紐を俺が片結びで全部結わえつけておいたから、当分の間戻ってこれないさ」</p><p>クジラの言葉通り、ほかの野球部の部員たちはクジラの策略でお互いのスパイクの紐が絡まり、学校から４キロ離れた路上で団子状態に陥り、雨にうたれるまま動けないでいた。</p><p>「あッ！」</p><p>ビクトリアは体をビクッと硬直させた。クジラの手がするりとビクトリアの背中を這い降りて、彼女のサイキックコマンダーに触れたのだ。クジラの手の熱が、サイキックコマンダーから伝わってくるのを感じ、</p><p>「ダメだったら・・・」</p><p>ビクトリアは甘い吐息を漏らしながらクジラを上目づかいに睨み付けた。</p><p>「我慢できないよ・・・もう俺、こんなにスペースワンダーしちまってるんだぜ」</p><p>クジラはスベースワンダーしたミズノターンTをビクトリアの脇腹にコンボイした。</p><p>「キャプテン・・・」</p><p>「ビクトリアだって、本当はファイアーキャノンインライカアウトしたいんだろ？」</p><p>「・・・ばかァ」</p><p>クジラは着ていたユニフォームを突風による一瞬の喪失と確かなる肌色すると、ビクトリアの右和尚の出来の悪い弟子を抱え込み、激しく元服し始めたのだ。</p><p>「サンシャイン、サンシャイン・・・・！」</p><p>ビクトリアは歯を食いしばった。クジラは強引にビクトリアの唇を吸うと、さらに激しくミズノターンTを大げさコンサートすべく、体をドイツ人の名前っぽさと空想上のありえない髪型の姉ちゃんに刹那の一期一会で７秒で525回した。</p><p>もちろん、若くてエネルギーの有り余っているクジラが解脱しつづけられるわけもなく、</p><p>「ァァ・・・俺もう、ビクトリアの狂った双子に、サクセス、反転遊泳で柱ルーン文字サクセスしたいよォ！」</p><p>「ッ！クジラ、ダメだよゥ！まだ私たち、高校生なのに、サクセスだめぇ！だめなのに、チューリップしちゃう、チューリップしちゃうよォ！」</p><p>「涅槃、インコつかみ、重罪！」</p><p>愛し合う二人はほぼ同時にお祭りアウトした。祭囃子が遠く部室の床にドリーファンクするのが二人の耳にも届いた。</p><p>その夏、クジラは甲子園に行くことはできなかったが、学校をやめ、ビクトリアと結婚した。</p><p>あの雨の日にチューリップしたチューリップは、確実にチューリップしたからだ。</p><p>そして、あの日以来ほかの部員が部室に帰ってくることはなかった、結局、スパイクの紐はほどけなかったのだ。今でも部員たちは、あの路上で靴ひもをほどけずに団子になっている。</p><p>それは、クジラとビクトリア、二人だけの秘密であった。</p><p>　　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10910451958.html</link>
<pubDate>Wed, 01 Jun 2011 22:26:34 +0900</pubDate>
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<title>自作小説「捨て人間」</title>
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<![CDATA[ <p>　学校が終わり、小学校３年生のガイアとオルテガとマシュ子は元気に近所の公園に遊びに行った。いつもと変わらぬ公園、のはずだったが、滑り台の近くに「誰か育ててください」と書かれた段ボール箱が置かれているのを彼らは発見した。三人が近づき段ボールの中を覗き込むと、そこには、やわらかい毛布に包まれた人間の赤ちゃんが入れられていた。</p><p>「うわァ！捨て人間だ」</p><p>ガイアは捨てられた人間を見るのは初めてだった。「うち、マンションだから無理だぜ」オルテガが言うと、「私のうちも無理。だって、ママが厳しいもん」とマシュ子が声を上げた。</p><p>「ガイアのうち、一戸建てだろ」</p><p>「おいおい、簡単に言うなよ。人ひとり育てるって容易じゃないぞ。中途半端に拾っても、さいごまできちんと面倒見れないんじゃしょうがないじゃんか。この子だって、もしかしたらここで、野良としてちゃんと大きくなるかもしれないし、俺たちみたいな子供が拾わない方がいいんじゃないかな」</p><p>三人集まっても、子供のちからではどうしようもない現実があった。彼らは少しでも赤ちゃんを勇気づけようと、「みつばちハッチ」のOPを赤ちゃんのために合唱した。</p><p>赤ちゃんはつぶらな瞳で三人をじっとみていたが、彼らが歌い終わると、小さな手をパチパチと叩き合わせて、</p><p>「みなさん、ずいぶんおじょうずな、おうたでした」と舌足らずな発音で言った。</p><p>「ほう、これはこれは。赤ちゃんなのに随分言語が達者だ」</p><p>ガイアだけでなく、ほかの二人も目を丸くした。彼らは、赤子というものは「アーアー」とか無意味な発語しかできないと思っていたのだ。</p><p>「ええ、わたしは、このような過酷な状況におかれた赤ちゃんなので、ほかの赤ちゃんの方々よりもいくらか、とんがっているのです」</p><p>「それはそれは。私たちもあなたのことをどうにかしてあげたいのですが、なにぶん子供なもので、どうすることもできないです。ごめんなさい」</p><p>ガイアは、自分たちが赤ちゃんを助けられないことをわびた。</p><p>赤ちゃんは無垢な表情を崩さぬまま、「本当は言わないでおこうかと思ったのですが」と思わせぶりに言葉を切って、三人の顔を見回した。</p><p>「じつは、わたしは、陛下からあなた達に授与された赤ちゃんなのです」</p><p>小学生三人組はビクリと身を震わせた。</p><p>「へ、陛下ですって!?」マシュ子が思わず聞き返した。</p><p>「此度、公園内ニテ行ワレタ、砂場デノ家庭模擬訓練、及ビ、滑リ台デノ急降下爆撃訓練ニ於イテ、諸君ラ三名ハ大変優秀ナ成績ヲ修メタノデ、コノ赤子ヲ授与ス。謹ンデ、育テ給エ」</p><p>赤ちゃんの言葉は、幼児とは思えぬレベルの厳粛な響きだった。</p><p>「そっ、育てるって、私たちには・・・」</p><p>「赤子ヲ育テテイル期間ハ、全テノ宿題ト、掃除当番ハ免除サレル。マタ、健全ナル母乳ノ為ニ、鴨肉ヲ無制限ニ食スルコトヲ許ス」</p><p>この場で唯一のマシュ子は、そっと赤子を抱き上げ</p><p>「この子は私が育てます」</p><p>と宣言した。優しい穏やかな笑顔を見せる彼女の唇の端から、一筋のよだれが垂れた。</p><p>「待て、この赤ちゃんの言うことが本当かどうか、分からないぞ」</p><p>ガイアの疑念をあざ笑うように、</p><p>「赤チャン、生マレテカラ、一回モ嘘言ッタ事ナイヨ」</p><p>と赤ちゃんが言った。</p><p>「そうよ！こんなかわいらしい赤ちゃんが嘘なんか言うはずないわ！ガイアのバカ！ゴミクズ！産業廃棄物！・・・私、母乳出るように頑張るから！待っててね、私のかわいい赤ちゃん！」</p><p>マシュ子は母乳を出そうとして「フンッ・・・ハッ！」と息んだ。</p><p>次の瞬間、予想外の出来事の連続で緊張に耐えかねたオルテガが「ブべバッ！」と毒性の高いおならをしたことで、公園の植物が全部枯れた。</p><p>「キャッ！臭い！」</p><p>この臭いのショックでマシュ子の体は異変をきたした。母乳がシャツを突き抜け噴水のように飛び出たのだ。</p><p>赤ちゃんは顔に降り注ぐ母乳をごくごく飲んだ。赤ちゃんの視界の端で、ガイアも飛び出る母乳を口でキャッチしてごくごく飲んでいた。</p><p>（うあああっ！マシュ子、マシュ子ォォォッ！）</p><p>ガイアは心の中で悶えた。彼はまだ気づいてなかった。これが、彼にとっての初恋だということに。</p><br><p>　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10909474503.html</link>
<pubDate>Tue, 31 May 2011 23:36:46 +0900</pubDate>
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<title>自作小説「46都道府県」</title>
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<![CDATA[ <p>　ある日、ゴッサム市でも一二を争う不良高校生の栗本ヤン坊が、学校をズル休みして自宅でシンナーを吸っていると、同じく学校を休んだ友人の池谷マー坊が遊びに来た。</p><p>マー坊は軽く挨拶をして家にあがると、シンナーの吸い過ぎで部屋の片隅にぼんやりうずくまっているヤン坊に向かって、</p><p>「ところでよぉ、お前んちにペットボトルのフタあるか」</p><p>と尋ねた。</p><p>「あぁ？ペットボトルのフタなんか、なんに使うんだ？」</p><p>「あれ集めるとよぉ、なんか、どっかの国の子供にワクチンが届くんだと」</p><p>「なんだそれ。ワクチンって、いったいなんだ？」</p><p>「なんだって聞かれても・・・あれだよ、あの、女の子が手首に巻いてるだろ・・・」</p><p>「ああ、パンティーか？」</p><p>「パンティーは巻かねえだろ、普通。まあいいや。話は変わるけどよぉ、お前、ニュースで福島県のアレ、見たか？」</p><p>「ああん？福島？知らねえよ」</p><p>「福島県、放射能で蒸発しちゃったらしいぞ」</p><p>衝撃の知らせに、ヤン坊はその場にガバッと立ち上がった。「なに!?福島が蒸発しただと！」</p><p>「おうよ。放射能漏れってやつ？あれで福島が溶けて、福島県だったところが海になったらしいぜ」</p><p>「なんてこった！だったら、全国番長連絡会福島県代表の、会津若松グワシ高校の斉藤周一はどうなった？」</p><p>「ああ・・・避難したけど間に合わなくて、被曝しちまって、今は性マリアンヌ病院に入院してるらしい」</p><p>「よし、お見舞いに行くぞ」</p><p>ヤン坊とマー坊は菓子折りを持って小田急線からバスに乗り継ぎ、病院に行った。病院についたころにはすっかり暗くなっていた。電気消費量を抑えているのだろう、病院はロビーも廊下も薄暗い。</p><p>病室に入った二人は、ベッドに横たわる痩せこけた男を見て息をのんだ。彼らが知っている、ムチムチのたくましい体とさわやかな胸毛を持った快男児の面影はそこにはなかった。</p><p>「よお・・・ヤン坊とマー坊じゃねえか・・・全国番長連絡会の、“スケ番スカートめくり大会”以来だな・・・」</p><p>「周一！」ヤン坊はベッドに駆け寄った。</p><p>「騒ぐんじゃねえよ・・・他の患者さんがびっくりするじゃねえか。さすがの俺も、放射能被曝してこの通りだ。学ラン二枚重ね着してたんだがな、ダメだったらしい」</p><p>「弱音吐くんなよ、テメエらしくもねェ！」</p><p>「大声出すなっつってんだろ・・・俺ァ、くやしいよ。今年のスカートめくり大会じゃ、お前を抜いて一番のメクリストになるつもりだったんだがな。こんなんじゃ、今年もお前がナンバーワン・メクリストなんだろうな」</p><p>周一は苦しげに咳をして続けた。</p><p>「なあ、俺をこんなにしちまった奴ら、マジで殴ってやりてえよ・・・放射能なんてなけりゃ、今頃、福島スケ番連絡会の奴らとグラウンドでスカートめくりの特訓をしてたはずなのにな。ハハ、アイツらスカート長すぎて、簡単にはめくれねえよなァ・・・」</p><p>周一の首がガクリとちからを失って折れた。お医者さんがやってきて彼の脈と瞳孔を確認し「ご臨終です」と言った。</p><p>「周一！クソッ・・・お前の代わりに、俺がやってやる！」</p><p>ヤン坊は病室を走って飛び出すと、廊下にいた若い看護婦のスカートをめくった。</p><p>（ちょろいもんだぜ！貴様のパンティー、ロック・オン！）</p><p>ヤン坊が脳裏のペンティーメモリーに新たな一枚を登録しようとしたその時、電気が消え、病院は暗闇に包まれた。視界を失い硬直したヤン坊の耳元で、若い看護婦が言った。</p><p>「まさか、電気が足りないからといって、未来を見失うなんてことはないわよね」</p><p>かつん、かつん・・・看護婦の足音がヤン坊の背後に遠ざかっていく。</p><p>ヤン坊は目の前に伸ばしているはずの手を、ゆっくり顔の高さまで上げた。</p><p>・・・そこにあるはずだ。でも、見えない。</p><p>静かに目を凝らしていると、窓から入ってくる月明かりで少しずつ廊下の様子が確認できた。</p><p>手を前に伸ばしながら、ヤン坊はゆっくり前に向かって歩き始めた。少しずつ、少しずつでも、彼は前に進まなければならない。</p><p>友のかわりに、やらなければならないことが彼にはあるのだから。</p><br><p>　　　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10904244074.html</link>
<pubDate>Fri, 27 May 2011 00:09:06 +0900</pubDate>
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<title>自作小説「人類最強への道」</title>
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<![CDATA[ <p>　無職の鼠ミキオは平日の昼間からビールを飲み、あてもなくぶらぶらと近所を散歩していた。</p><p>（ああー、空がきれいね。だからきっと、ビールもおいしいのね）</p><p>社会人としての義務とか責任などはどうでもよかった。今がなんとなく過ごせれば、彼はそれでいいのだ。</p><p>人もまばらな住宅街をしばらく歩いた後、町の一角にある小さな神社でタバコを吸いながら一休憩しながらミキオは考えた。</p><p>（今更だけど、人類最強の男を目指しちゃおうかしら）</p><p>さっそく腕立て伏せを始めたが、５回くらいで疲れてやめてしまった。</p><p>（筋肉を鍛えたからって、ちょっと人より力が強くなるくらいだし、そんなの俺が求めてる最強じゃないよね）</p><p>ミキオはわきに置いたコンビニのレジ袋にビールの空き缶をつっこみ、そこから次のビールを取り出して飲んだ。</p><p>（俺が求めてるのは、もっとすごい最強なんだよね。なんだろ、温故知新って言うの？古きを知り新しきを得る、って、その程度の新しい最強なんか、欲しくないよ、俺。誰しも想像できない、理解が追い付けないほどの最強でありたいじゃん。だったら、筋トレとかペケだよね。だとしたら、今現在人類が手にしているテクノロジー以上が必要なわけだから、宇宙人とかに頼るしかないって、これ、俺的結論）</p><p>思い立ったが吉日、ミキオは宇宙人を呼び出すことにした。しかし彼は宇宙人とコンタクトを取る具体的な手段を知らないので、</p><p>（とりあえず、褒め称えてみるべきか。褒められて嫌な人ってあんまりいないし・・・ね）</p><p>彼は空に向かってつぶやき始めた。</p><p>「あの・・・あなた達の星って、本当に素敵ですよね。それに比べて、僕らの地球ときたら、まったく、ばっちい感じですよ。いや、もともとは結構きれいだったんですよ、地球も。だけど人間っていう罰当たりのロクデナシどもが汚してしまったのです。それに引き替え！宇宙人様達の惑星ときたら！４８色に光り輝く奇跡のビューティフルスターじゃないですか。本当、俺、人類最強になりたいなぁ、なんて」</p><p>神社で酒を飲みながら独り言をつぶやく成人男性を、今の日本の社会は決して温かくは受け入れない。通報を受けて駆け付けた警察官たちがミキオを取り囲んだ。</p><p>「キャッ！宇宙人様が来た！」</p><p>程よくアルコールが脳にまわったミキオは勘違いした。</p><p>「ちょっといいですか。アナタ、ここでなにしてます？」</p><p>「はいィ・・・最強に憧れて、ときめいてますゥ・・・」</p><p>「は？」</p><p>「宇宙人様ならご存知でしょう？素晴らしいテクノロジーをお持ちなのですから！俺なんか、宇宙人様にお願いして、身体を改造してもらう奇跡を望むばっかりのウブな男でーす。なんて、ちょっとセンチメンタルすぎて、高度の知性を持った生命体には理解できないかにゃー」</p><p>警察官たちは顔を見合わせた。</p><p>「どうする？」　「どうするもなにも、薬（ヤク）やってるかもしれないぞ」　「でもただの酔っ払いだったら署に連れて帰っても面倒だしな」　</p><p>困惑する警察官たちとは対照的に、ミキオはとろけるような表情で夢見心地だった。</p><p>「ああん、俺っち、宇宙人様のお言葉が理解できないよォ・・・」</p><p>「えっと、単刀直入に聞くけど、アナタ薬（ヤク）やってる？」</p><p>「ヤクって、ヤギとかアルパカみたいなあれですか？やれと言われれば、やってみないでもないですけど・・・メェェェ―ッ！」</p><p>ミキオは四つん這いで鳴いた。</p><p>沈黙する警察官たちの背後で、ちょうどお参りに来ていた老婆が、</p><p>「これはキツネ憑きじゃ・・・お祓いしてもらわないと」</p><p>と、いそいで神社の近くに住む神主さんを呼びに行った。</p><p>慌ててやってきた神主さんがお祓いをすると、ミキオを取り囲んでいた警察官の一人が、</p><p>「ひぎゃあぁぁぁ！」</p><p>と悲鳴を上げた。彼は苦しみの声を上げながら、体から蒸気を発し、ついには氷が火にあぶられるようにしてその体を空中に溶かして消えてしまったのだ。</p><p>「アアッ！山本、お前オバケだったのか!?」</p><p>中川セイウチ巡査は同僚がお焚き上げされてしまったのに驚愕した。</p><p>「お巡りさんも大変だねえ。疲れが溜まっているんだよ」</p><p>老婆は手首に引っかけた巾着袋の中から違法薬物を取り出し、「さあ、これでもヤッて元気をお出し」と中川セイウチに手渡した。</p><p>その後、老婆は麻薬取締法違反で逮捕され、懲役２年執行猶予４年の判決を受けたが、刑を言い渡された半年後に飼っていたライオンに噛まれて死んだ。</p><p>この時にも、ミキオは相変わらず無職だったが、ミキオはそんなことはやっぱり気にしていないのだった。</p><p> </p><p>　　　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10903242983.html</link>
<pubDate>Thu, 26 May 2011 01:20:49 +0900</pubDate>
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<title>自作小説「警視庁超特殊捜査員・泥沼タタルの推理」</title>
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<![CDATA[ <p>　空を覆う灰色の湿った雲が、梅雨の季節到来を予感させる５月の終わりごろ、警視庁超特殊捜査員・泥沼タタルは都内にある某芸能事務所にいた。</p><p>多くの女性アイドルを世に送り出しているこの芸能事務所の、大物プロデューサー・春本健康（はるもとげんき・当て字）に会うためだ。</p><p>「突然ですが、警視庁超特殊なんとかの僕です」</p><p>自己紹介もいいかげんにタタルは警察手帳を示し、受付の人を拳銃をちらつかせてビビらせることで春本の部屋に通された。</p><p>春本はちょうどお昼ご飯のステーキを食している最中で、ナイフとフォークを持つ手にも口の周りにもシャツにも、肉汁やソースを飛び散らかしていた。</p><p>「やや、これは超お巡りさん、突然ごきげんよう」</p><p>「春本さんですね、食事中にすみません」</p><p>タタルは頭部だけで壊れたブリキのおもちゃのようにガクッと動かし、会釈っぽいものをした。</p><p>「どうぞ、食事を続けてください。今日はちょっとした特殊な調査なのです。食べながらで結構ですので、私の質問にいくつか答えていただけますか？」</p><p>「ええ、私に協力できることなら」</p><p>「ありがとうございます。では、春本さんはＧＤＰ48というアイドルグループをプロデュースしていますね」</p><p>タタルの質問に、春本は口の中でお肉をクチャクチャと咀嚼しながら首を縦に振った。</p><p>「そのＧＤＰ48で、ちょっと気になることがあるのですが・・・この写真です。これは、先日の週刊少年ジャンキーに掲載された、ＧＤＰ48の写真なのですが、見てください・・・本当に、48人もいますかね？」</p><p>「さあ？私も彼女たちのグラビアをいちいち確認していないので」</p><p>「ちょっと数えてみましょうか。いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち・・・いち、に、さん・・・あれ、数えた子と数えてない子がわからなくなってしまいますね。どなたか、画鋲を持ってきてください」</p><p>タタルは事務所の職員から画鋲を受け取ると、「いち、に、さん・・・」と数えながら写真の一人一人の顔に画鋲を刺していった。雑誌のグラビアページが、画鋲だらけになっていく。</p><p>「・・・四十七。おや、春本さん、一人足りないようです」</p><p>「そうですか？だとしたら、スケジュールの関係で一人いなかったのでしょう」</p><p>「スケジュールの関係。グループで活動しているのに、一人だけ別のスケジュールで行動することがあるのですか？ほかの47人はそろっているのに」</p><p>「なにがおっしゃりたいのですか？」</p><p>タタルはその視線を訝しげな春本の顔から彼の手元にあるステーキに移した。</p><p>「おいしそうなお肉ですね。国産ですか？」</p><p>「いや、オーストラリア産みたいですが」</p><p>「国産のメス牛ではないですか？まだ若い、いい声で歌う駆け出しのアイドルなんかが、ちょうどそんなピンク色のお肉をしています」</p><p>「うっ・・・」</p><p>春本は思わず吐きそうになって、「なにが言いたいんですか！」とタタルを睨みつけた。</p><p>「いえね、春本さん。私は彼女たちをテレビで見て、彼女たちの歌にあるメッセージが隠されているのに気付いたのです。彼女たちは必死にこう叫んでいました。</p><p>あ、痛かった・・・あ、痛かった・・・あ、痛かった・・・あ、痛かった・・・ＳＯＳ」</p><p>「いやいや、あれは、会いたかった、と歌っているんです。空耳アワーでも完全ボツですよ、それ」</p><p>「黙りなさい、この食人鬼め！ミッチー、このお肉を鑑識にまわして」</p><p>「はい」</p><p>タタリの部下のミッチーが春本のステーキの残りを白い布で包みはじめると、春本はいよいよ動転した。</p><p>「あんたら、私が本気で人の肉を食べているとでも思っているのか!?」</p><p>「春本さん、おかしな話なのですよ。雑誌の見出しには“ＧＤＰ48本誌グラビア初登場！全員で川原（遊泳禁止区域）で水着フォト！”と書かれているのに、全員がいない」</p><p>「そんな些細な事だけで！だったら、もう一回ちゃんと数えてみてください！」</p><p>春本はタタルから雑誌をひったくるようにして取ると、グラビアに刺されまくった画鋲を全部引き抜いた。手塩にかけて育てたアイドルたちの顔面に、小さな穴がボコボコ空いているのを見た春本は、若干気持ち悪くなった。</p><p>「いち、に、さん、し・・・うわあ！知らない子が混じってるぅ！」</p><p>「ほほう。プロデュースした春本さんですら、全員は把握していませんか。いいですか、この、左から２列目の後ろの子は、たまたまこの日河原にバーベキューに来ていた女子大生です。なんだかわからないけど、大勢でワイワイやっていたので、酔ったいきおいで面白がって混じってたら一緒に写されてしまったみたいです」</p><p>「へえぇ・・・でも、この子もけっこうイケるかもな」</p><p>「でしょ？しかも、いいですか・・・この穴だらけになった写真の裏に、こうして、ジェル状のものを押し付けると・・・」タタルは持参したスライム（70年代にヒットした存在意義ゼロの玩具）を後ろのページに塗って、グラビアページを押し付けた。</p><p>すると、アイドルたちの顔に空いた小さな穴から、ニュウゥゥゥとスライムが絞り出されたのだ。</p><p>それは、けっこう気持ち悪い光景だった。</p><p>「げぇえええぇぇぇ！」</p><p>春本とタタルは一緒になって嘔吐した。そのとき、鑑識にお肉を持って行っていたミッチーが帰ってきた。</p><p>「警部、さっきのお肉、国産の牛肉でしたが、放射能をいっぱい浴びてました。国の基準値をスーパーサイヤ人くらい超えています」</p><p>「ええっ！・・・全部吐いたから、大丈夫かな・・・？超お巡りさん、あなたは命の恩人です！」春本は感激してタタルの手を握りしめた。</p><p>「いやいや、警察官として当然のことをしたまでです」タタルはさわやかな笑顔を返した。</p><p>「お礼に、今度アイドルのお肉をごちそうしますよ！焼き加減はなにがいいですか？」</p><p>「・・・そうですね。レアで、お願いしましょうか」</p><p>ミッチーは（警部は本当に、スケベエだなぁ）とあきれるのだった。</p><br><p>　　　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10902215760.html</link>
<pubDate>Tue, 24 May 2011 23:13:48 +0900</pubDate>
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<title>自作小説「リターン・トゥ・イノセンス」</title>
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<![CDATA[ <p>　桜木シルヴィアは、校舎の窓から雨上がりの空を眺めていた。</p><p>土曜の課外授業が終わり、さっさと帰る生徒や部活に向かう生徒たちが、それぞれ騒がしく教室から出て行く。シルヴィアは、何をするでもなく空を眺めてぼんやりしていた。</p><p>「シルヴィア、なにしてんの？」</p><p>「ああ・・・空、見てた」</p><p>声をかけてきた友人の有村マチルダを見ようともせず、気のない返事をしたシルヴィアは、</p><p>「うあぁぁぁ・・・」</p><p>と奇妙な呻き声を上げた。</p><p>「えっ、なに？どうしたの？」</p><p>「あの雲」</p><p>シルビアは空に浮かぶ、先ほどまで地上に雨を降らせていた灰色の重たげな雲を指差した。</p><p>「理想のかたちをしてる。私が理想としてる、かたち」</p><p>「かたち？なんの？」</p><p>シルヴィアの一方的な空想話に、マチルダは（この子、時々こうなんだよな）とあきれたり、妙に安心したりしながら付き合った。しかし、次のシルヴィアの言葉は、マチルダの理解の範疇を超えたものだった。</p><p>「ちんこ」</p><p>「・・・なんですか、シルヴィアさん？」</p><p>「ちんこ。雲のかたち」</p><p>自分たちの背後で数人の生徒がこちらをうかがってる気配を感じて、マチルダは背中と心が重たくなった。そんな彼女の心境などおかまいなしのシルヴィアは、さらに話を続けた。</p><p>「私ね、将来、整形外科医になって、逆包茎手術をいっぱいするの。それが夢なんだ。男の子たち、無理やり包茎にしちゃってね・・・少年の心って、すごいキラキラしてて、今日の青空みたいだと思うんだ。</p><p>なーつがー過ーぎー　風あーざみー　誰のーあこーがーれー・・・」</p><p>フォローしようのない妄想話に続いて井上陽水の「少年時代」を歌い始めたシルヴィアは、理性を無くした天使を脳内のお花畑に高速で飛び交わさせる、純情ではないがそれなりに無垢な少女だった。</p><p>周りにいたクラスメイトたちの、おそらくは自分たちの向けられているであろう視線と、彼らが無言で作り出す重苦しい空気に耐えかねて、マチルダは膝からその場に崩れ落ちた。</p><p>「シルヴィア・・・」</p><p>弱々しく突っ込みを入れようとしたマチルダの言葉をさえぎって、</p><p>「ちょっと待て、聞き捨てならんぞ！」</p><p>サッカー部のユニフォームを着こんだ、クラスメイトの中谷コブラが少女たちにズカズカと肩をいからせて近づいてきた。</p><p>「お前ら、世の中の男を敵にまわすつもりか！やっていい事と、悪い事の区別もつかないのか！」</p><p>「コッ、コブラくん！」</p><p>マチルダは、ひそかに想っている中谷コブラに、シルヴィアとセットではあるが話しかけられたことにどぎまぎしながら、</p><p>「あの、この子ヘンだから！気にしないで！」</p><p>と慌てて言った。</p><p>「あら、球蹴り部のコブラ君じゃない。あなたも皮に包まれたいの？」</p><p>「人を餃子みてえに言うな！・・・お前ら、人類の敵か!?」</p><p>コブラの怒りの目は、シルヴィアだけでなくマチルダにも向けられた。</p><p>「違うよ！この子がおかしいだけだから！私は餃子、中身の方が好きだし、むしろ皮なんか無い方が好きだなーッ、なんて・・・」</p><p>「クッ！やっぱりお前ら、人類の敵だ！」</p><p>コブラは泣きながら走って逃げて行った。</p><p>「うふふ・・・コブラ君は、手術の必要はないようね」</p><p>シルヴィアは今まで見せていた無垢な少女の表情から豹変し、とろりとした怪しい笑みをそこに作り出した。</p><p>「待って！」走り去るコブラの背中に向かって虚しく指を空に掻かせたマチルダは、伸ばした手をゆっくり下ろすと、</p><p>「シルヴィア・・・ちょっと話があるんだけど」</p><p>ドス黒い炎を瞳に宿してシルヴィアをにらみつけた。</p><p>（ああん、マチルダちゃん、怖い・・・）</p><p>シルヴィアは視線を空に逃がした。</p><p>雲は緩やかにかたちを変えながら西の空に流れていこうとしていた。</p><br><p>　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10901236131.html</link>
<pubDate>Mon, 23 May 2011 23:05:37 +0900</pubDate>
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<title>自作小説「今日の星占い」</title>
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<![CDATA[ <p>　朝。</p><p>海原イシュトバーンは出勤前、いつものようにニュースの「今日の星占い」を見てから家を出ようとしていた。なにげない、毎日の習慣、のはずだった。</p><p>「今日の星占い。・・・今日もっとも運勢が良いのは・・・すべての星座のアナタです！</p><p>まさかの全星座ミラクルハッピーデイ！</p><p>今日は何をしても誰もがうまくいく日です。大好きなあの人に告白するのも今日！喧嘩している友達と仲直りするのも今日！</p><p>なにも迷うことはありません！」</p><p>若い女子アナの溌剌とした声が視聴者に幸運を約束した。</p><p>イシュトバーンは（なに・・・全星座だ、と？それにナレーターの声が、妙に明るすぎる）と、普段とは違う違和感を感じた。</p><p>「だから・・・だから、今日一日、後悔することなく・・・ウッ・・・せ、精一杯生きてくださ、い・・・」</p><p>最初は明るいテンションだったナレーターの言葉は、途中から涙声にかわっていった。</p><p>「それと、今日は地球全体どこでも、とてもいい天気なのですが・・・空は、見上げないでください」</p><p>（ちょっと待て！いったい何が起こるんだ!?）</p><p>イシュトバーンは心臓が激しく波打つのをこめかみのあたりで感じた。</p><p>「あの・・・お金なんて、どうせ、あの世には持っていけないんですからね・・・使っちゃいましょうよ、全部。後悔しないように・・・」</p><p>いつしか、星占いのナレートはすすり泣きに変わっていった。そして、</p><p>「じんるい、ばんざーい・・・！」</p><p>との言葉を最後に、号泣で幕を閉じた。</p><p>「嘘だろ!?終わっちゃうのかよ！人類、終わっちゃうのかよ！」</p><p>イシュトバーンは追い詰められた獣のような心境になり、自分が何をすべきか考えた。そして彼は、ずっと告白できないで友達の関係が続いているトモ子に電話をかけた。</p><p>「もしもし、イシュト？どうしたの、こんな朝から？」</p><p>「ああ・・・今までずっと言えなかったけど、俺、お前のことずっと好きだった。付き合ってほしい」</p><p>「・・・えっ？」</p><p>「好きだ。付き合ってほしい」</p><p>イシュトバーンは愛の言葉を、伝えた。</p><p>「朝からそんな・・・でも、私も、イシュトのこと大好きだよ。うれしい」</p><p>「うん！今からそっち行くよ！待ってて！」</p><p>「会社は？」</p><p>「休むよ。そんなことより、今日はずっと、君と一緒にいたいんだ」</p><p>電話を切り、イシュトバーンはネクタイを外して玄関を飛び出した。まぶしい日差しが降り注いでいる。イシュトバーンは、女子アナの忠告を無視して空を見上げた。</p><p>イシュトバーンの瞳に映ったのは、夏の気配を忍ばせる若々しい青空だった。小さな白い雲が、青を際立たせるようなアクセントで色濃く浮いている。</p><p>全てがいつもと変わらぬ、だけど生まれたての、今日という日だった。</p><p>まぶしさに目が眩んで、イシュトバーンは視線を大地に落とした。</p><p>（そうか・・・近くにいすぎて、お前の美しさを俺は忘れていたんだな・・・おはよう、そして、さらばだ！）</p><p>イシュトバーンは走り出した。</p><p>何かがわかった気がしたが、でも本当は、なにもわかってはいなかった。</p><p>でも、そんなイシュトバーンでも確かに感じられたことがひとつある。</p><p>彼はトモ子が好きだった。</p><br><p>　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10897056948.html</link>
<pubDate>Fri, 20 May 2011 00:07:28 +0900</pubDate>
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<title>女子のための「男をオトす方法2011」</title>
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<![CDATA[ 　大好きなアイツを、今宵今晩こそは・・・！<br><br>そんなあなたに、特別に男の子をオトす方法を教えちゃいます。<br><br><br><br>まず、大好きな彼の生爪（もしくは毛根がついた髪の毛）を入手してください。<br><br>次にＡ3用紙に血で魔方陣を描いて部屋の入口に貼り、呪いの歌を歌いながらコックリさんで山崎ハコの霊を呼び寄せます（ハコはまだ生きてる）。<br><br>そのあとに邪気満面の笑顔で彼をストーキングして、彼の自宅の表札に勝手に自分の名前を書き足して警察に連行されたところでアナタの心の中の大事な何かが壊れます。<br><br>それは、幼かったあの日には、まだキラキラ輝いていたアレです。<br>星は儚く輝きながら、けっして手には届かず、あなたの瞳に清らかなか細い光を映します。<br>アハハハハハ・・・<br>元気にちからなく笑いましょう。<br>きっと、裁判長も許してくれるはずです。<br>でも・・・<br>もう、彼の500ｍ以内には近づけないよォ・・・<br><br><br><br><br><a href="http://www.youtube.com/watch?v=aYbXQue7pws" target="_blank">山崎ハコ/呪い</a><br>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10896028232.html</link>
<pubDate>Thu, 19 May 2011 00:24:12 +0900</pubDate>
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<title>検証・ニッポン①</title>
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<![CDATA[ <p>　日本の芸能界において圧倒的な権力で君臨するジャニーズ事務所。数多くの人気グループを有する同事務所だが、私はある疑問にいきあたった。</p><p>「ジャニーズＪｒ．」</p><p>彼らはその名が示すように、本当に「ジャニーさんの息子」なのだろうか？</p><p>ジャニーズ事務所の創立者であり今現在も社長であるジャニー喜多川、1931年生まれの日系アメリカ人二世。</p><p>今年で８０歳である。若かりし日にはアメリカ大使館で軍事顧問なんかのお仕事もしていた。</p><p>たしかにバイタリティーあふれる人物だが、はたして、一人であれほど多くの子をなすことができるのだろうか？</p><p>ウィキペディアでジャニーズＪｒ．の一覧を見てみたが、数えるのも嫌になるほどの子だくさんだ。</p><p>みんな名字が違うので、私生児の可能性が非常に高い。</p><p>それにしても、多い。全国不倫行脚の旅でもしないと不可能である。</p><p>私なりに経過を想像するに、以下の流れとなる。</p><p><br><br></p><p>「お布団敷きますか？」（女性）</p><p>　　　　　↓</p><p>「必要ない」</p><p>　　　　　↓</p><p>子供産まれる</p><p>（母親による洗脳教育「ジャニーズにあらずんば人にあらず」）</p><p>　　　　　↓</p><p>抑圧された幼い精神→ある時期、突如精神崩壊</p><p>（公園で全裸）「地デジの必要性とは？」</p><p>↓　　　　　　　　　　　　　　　　　↑</p><p>麻薬（DASH村で栽培）　「鶴瓶もツヨシも俺が指示した」（中居くん）</p><p>　　　　　↑↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓</p><p>「太陽がいっぱい」　　　　　　　　　　　音程が合ってきている</p><p>（パトカーの赤色灯）　　　　　　　　（２０年後にはスマップの</p><p>放射能漏れ→ゴジラ　　　　　　　　すべての歌を歌えるようになる）</p><p>　　　　　↓　　　　　　　　V6「嵐が憎い」</p><p>リーダー城島の頭皮が危機的状況「この雨、なんかアカンで」　　　　　</p><p><br><br><br><br><br></p><p>まだまだ謎が多いジャニーズ事務所。</p><p>もっと資料を収集し多角的に検証する必要があるともないとも思われる。</p><p>　　　　　　　おわり</p>
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<link>https://ameblo.jp/namarobot/entry-10895886193.html</link>
<pubDate>Wed, 18 May 2011 22:39:17 +0900</pubDate>
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