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<title>逃げられ太郎と逃げられ子ちゃん</title>
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<description>この世の恋愛には、逃げる恋愛と逃げられる恋愛がある。私はしがないヲタク。恋愛傍観者。私の姉の逃げられ子ちゃんと、逃げられ太郎の日常をリアルタイムで追跡するだけのものです・・・。</description>
<language>ja</language>
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<title>逃げられ太郎との出会い</title>
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<![CDATA[ <p>その頃の真珠ねえは、毎日そこそこ幸せそうだった。</p><p>仕事も充実しているようだったし、何より彼氏との関係が上手くいっているのだろうと傍目にもわかった。</p><p>&nbsp;</p><p>携帯を持って何かを打ちながらニコニコしていたしたまに長電話もしていた。</p><p>&nbsp;</p><p>話を聞くと相手はやっぱり年下で、真珠ねえのように仕事ができる年上の女性が好きそうな可愛らしい感じの男性だということだった。</p><p>真珠ねえはどちらかというと自分が憧れるより憧れられる側の恋愛の方が好きらしく、それは自己肯定感を高めてくれるし何より仕事の活力になる。</p><p>&nbsp;</p><p>真珠ねえも落ち着いてきたし、そろそろ逃げられ子ちゃんは卒業かな。</p><p>&nbsp;</p><p>そう思っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>異変が起きたのは数年ほど経ってからだった。</p><p>&nbsp;</p><p>ある日私が仕事から帰ると、真珠ねえの機嫌が悪かった。</p><p>こういう時の真珠ねえにはあまり近寄らないのが正解だ。</p><p>余計なことを言えば噛み付かれるし、言わないなら言わないで聞いて欲しそうにしてくる。</p><p>&nbsp;</p><p>ということで、私は早々に部屋に退散して境界のRINNEを読み耽っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>すると案の定、真珠ねえが私の部屋を訪ねてきた。</p><p>&nbsp;</p><p>大きい目から涙がポロポロ溢れていた。よくそんな大きい目のまま泣けるな〜、と感心する。</p><p>&nbsp;</p><p>また、連絡がつかなくなった。と、真珠ねえは言った。</p><p>&nbsp;</p><p>今度こそ大丈夫と思っていたのに、ブロックされた。逃げられた。</p><p>&nbsp;</p><p>そう言って真珠ねえは泣いた。</p><p>&nbsp;</p><p>詳しく聞いてみると、どうやら数日前に喧嘩したらしい。それも相当派手なやつを。</p><p>あーあ。私は心の中で相手の男性に向かって手を合わせた。</p><p>恐らくこの地球上で誰よりも多く真珠ねえと喧嘩をしてきた私が断言する。</p><p>真珠ねえと喧嘩をするとめちゃくちゃ怖い。</p><p>口が達者なだけでなく、ものすごい正論とぐうの音も言わさない理論で責め立ててくる。そして真珠ねえは、何事もはっきりさせないと気が済まないし、言い出したら後には引けないのだ。自分でも悪いところだとは自覚しているらしいが、相手が親しい相手だったり相手に対して甘えたい気持ち、わかってほしい気持ちが強ければ強いほど止まらない。</p><p>&nbsp;</p><p>そしてとことん言った後に我に返って死ぬほど後悔するのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>それでも受け止めてくれていた。今までは。</p><p>&nbsp;</p><p>恐らく、そういうことを重ねる間に少しずつ少しずつ、相手の中に我慢が溜まっていったのではないだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>こうして、逃げられ子ちゃんはいとも簡単に復活し、また量産型逃げ太郎をこの世に生み出してしまったのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>それからというもの、真珠ねえは男性に対してますます慎重になった。</p><p>&nbsp;</p><p>マッチングアプリ使う人ってすごいよね、あんなの一番逃げやすいのに。などと、恋愛を全て逃げやすいか逃げにくいかで見ていた。</p><p>そんなに逃げる人ばかりでもないと思うけど・・・と言っても真珠ねえの耳には届かない。</p><p>みんな最後にはどうせ逃げる。そう信じているような感じだった。</p><p>&nbsp;</p><p>そんなときだったのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>逃げられ子ちゃんこと真珠ねえが、逃げられ太郎と出会ったのは。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/nigerarekochan/entry-12683037168.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Jun 2021 09:41:33 +0900</pubDate>
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<title>逃げられ子の誕生</title>
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<![CDATA[ <p>周りには、”移動はヘリコプターじゃないと嫌”とか言いそう、とか言われるらしい真珠ねえであるが、特に好みのタイプは石油王というわけでもない。</p><p>寧ろ、恋愛に関すればそういう要求みたいなものはほぼないタイプで、好きになるのはいつも年下とか、ちょっと抜けた感じの人が多い。</p><p>&nbsp;</p><p>真珠ねえ曰く、お金もキャリアも自分が持ってるから特に相手には求めないそうだ。</p><p>&nbsp;</p><p>そんな真珠ねえの逃げられ歴は長い。</p><p>&nbsp;</p><p>前に２５を過ぎたあたりから、と書いたが初めて逃げられ子ちゃんがその片鱗を現したのは高校生の時らしい。私がメタルに目覚めかけていた頃だ。</p><p>&nbsp;</p><p>当時付き合っていた彼氏が、ある日突然転校した。</p><p>付き合ってたのに、真珠ねえに何の報告も連絡も相談もなく。</p><p>真珠ねえは女子校だったので、彼氏は当然他校となるが彼氏と同じ学校の共通の友達に聞いてみるとどうやら突然引っ越したらしい。</p><p>しかも、携帯も全て解約して。</p><p>&nbsp;</p><p>それが真珠ねえのせいなのかどうかはわからない。</p><p>学生だし、親の事情だったのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>それでも、なんの報告も連絡も相談もなく彼氏が突然消えるという出来事は真珠ねえの心を深く傷つけた。</p><p>&nbsp;</p><p>これが、逃げられ子ちゃんが産声を上げた瞬間だった。</p><p>&nbsp;</p><p>その彼氏はその後どうなったのかはわからない。</p><p>&nbsp;</p><p>ただ、少し経ってから真珠ねえの友達が、京都でみたような気がする、と言っていたらしい。そこそこ近い。いや、近すぎる。高校生でもすぐ行ける距離だ。しかも割と楽しそうに歩いていたらしくそんなところを目撃されて逃げた割には脇が甘い。</p><p>&nbsp;</p><p>その後も大なり小なり、いろんな逃げ方はあるものの沢山の逃げ太郎に出会ってきた。</p><p>&nbsp;</p><p>見かけによらず恋愛に関しては全く見返りを求めず、むしろ直情型で垣根がなく相手に年収や地位を一切求めない真珠ねえではあるが、その真っ直ぐさと元来持つ”自分が納得しないと気が済まない”性格がどうやら相手を追い詰めるらしい。</p><p>&nbsp;</p><p>”何でそう思ったの？” ”あの時なんでそうしたの？” 　男性はそんな質問をど直球でされることに弱いような気がする。なぜか目を背けたくなるらしいのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>目を背けるような態度をとれば、真珠ねえの怒りの炎にますます油を注ぐ。</p><p>&nbsp;</p><p>はっきりしないのは嫌いなのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>こうして、逃げられ子ちゃんは自分が気づかないうちにどんどんパワーアップしていったに違いない。</p><p>&nbsp;</p><p>そして逃げ太郎は、どんどん量産されていった。</p><p>&nbsp;</p><p>悪いのは僕の方さ、君じゃない。と書いた手紙をテーブルの上に置いて去ったりなんかもするのかもしれない。（あれは名曲ですよね。とても男の人らしいと思います。）</p><p>&nbsp;</p><p>これが、逃げられ子ちゃんの誕生の経緯だった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/nigerarekochan/entry-12682952877.html</link>
<pubDate>Sat, 26 Jun 2021 20:42:58 +0900</pubDate>
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<title>逃げられ子の実態</title>
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<![CDATA[ <p>私の姉、真珠ねえ。通称逃げられ子ちゃん。</p><p>&nbsp;</p><p>なぜこんな呼び名がついたのか（私が勝手に呼んでるだけだが）ということを説明する前に、</p><p>彼女の実態に迫ってみたいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>真珠ねえは幼い頃から優秀で勉強は常に学年トップだった。</p><p>賢くて妙に記憶力がよく、大人同士の会話をよく覚えているので母親も驚いていた記憶がある。</p><p>子供らしい遊びや、子供として扱われることには抵抗が大きかったらしく、</p><p>子供ってだけで馬鹿じゃないのに、といつもため息をついていた。（小学生なのに）</p><p>&nbsp;</p><p>物事を論理的に把握しなければ気が済まないタチだからなのか、常に親にも正論をぶつけ</p><p>納得するまで引かないから両親は多少辟易していたと思う。</p><p>その分私はコロッと騙されるお調子者だったので扱いやすかったとまるで詐欺師のようなことを母親はたまに言う。</p><p>&nbsp;</p><p>大学を卒業した後は自分のやりたいことを見つけキャリアを積み重ね、今や自分一人で世界中どこでも生きていけるような</p><p>スキルと実績と収入を得ている。</p><p>&nbsp;</p><p>とまあ、羨ましいような人生を歩んでいるかのように見える真珠ねえであるが、唯一結果が出せないものがある。</p><p>&nbsp;</p><p>それは、どんな論理的思考も積み重ねてきた実績も役に立たないもの。</p><p>&nbsp;</p><p>そう、恋愛である。</p><p>&nbsp;</p><p>言っておくが、真珠ねえはモテないわけでもなければ恋愛経験が少ないわけでもない。</p><p>前述したように、彼女は側から見ても羨ましいぐらいのモテぶりだったしそれなりに楽しんできたと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、ここぞと言うときに、いつも同じ問題に直面した。</p><p>&nbsp;</p><p>相手の男が、逃げるのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>ある日突然、そんな人はまるで存在しなかったかのように消える。</p><p>連絡が途絶え、消息がわからなくなる。</p><p>誰が連絡しても繋がらない。どこに行ったかもわからない。</p><p>&nbsp;</p><p>こういう逃げ癖のある人はどうやら一定数存在するみたいで、しかも男の人に多いらしい。</p><p>私と真珠ねえは、いつからかこう言う類の男のことをとっとこ逃げ太郎と呼んでいた。</p><p>とっとこ逃げ太郎はある日突然逃げて、そのまま行方をくらます。</p><p>問題を自己解決しようという気力がないのか、向き合うことに疲れたのか、</p><p>何もかもが面倒になったのかはわからない。</p><p>もつれた糸を解く努力から一目散に逃げるのが奴らの常套手段なのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>そして、今度こそ大丈夫。この人はそんなことしない。</p><p>だって共通の友達もいっぱいいるし！仕事場だってわかってるし！</p><p>と思ってても、逃げる。</p><p>逃げ太郎の逃げ足はサニブラウン並みに速いのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>しかしなぜいつも逃げ太郎と恋に落ちてしまうのか。</p><p>&nbsp;</p><p>最初から逃げ太郎ですと顔に書いてあるわけでもなし、いくら一定数いると言っても真珠ねえの周りにだけ</p><p>出没頻度が異様に高い。高すぎる。</p><p>&nbsp;</p><p>そして、気づいてしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>逃げ太郎なんじゃない。原因を作っているのは他でもない、真珠ねえ本人だと言うことに。</p><p>そう、彼らが逃げ太郎だったのではなかったのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>真珠ねえが、逃げられ子ちゃんだっただけなのだ。</p>
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<link>https://ameblo.jp/nigerarekochan/entry-12682853841.html</link>
<pubDate>Sat, 26 Jun 2021 10:18:04 +0900</pubDate>
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<title>逃げられ子の日常</title>
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<![CDATA[ <p>こと恋愛に関しては、人間２種類に分けられると思う。</p><p>&nbsp;</p><p>つまり、逃げる側と逃げられる側だ。</p><p>&nbsp;</p><p>逃げる側がモテるわけでも、逃げられる側がモテないわけでもない。</p><p>寧ろ、学生時代の陰キャ陽キャなどどいうものは幻に過ぎないのかもしれない。</p><p>学生時代陽キャ一軍バリバリ、なんていう男女のほうが３０過ぎてから痛い目を見る。</p><p>私はその例をこの目でまざまざとそれはもうありありと、リアルに見てきたのである。</p><p>&nbsp;</p><p>私の姉、逃げられ子ちゃん。</p><p>&nbsp;</p><p>容姿はどちらかというと整っている。</p><p>いや、妹の私から見ても美人だと思う。</p><p>スタイルもいいし、自己肯定感も高く仕事もできるしキャリアもある。</p><p>顔は、最近は菜々緒と言われることが多いが妹の私から見れば寧ろ、牡丹と薔薇の頃の小沢真珠に近い。</p><p>なので、真珠ねえと呼ぶ。</p><p>真珠ねえは、学生の頃からモテた。妹の私より明らかにモテたし、いい人生を歩んでいたと傍目にも思う。</p><p>難関女子校に通っていたし、たくさんの男子校の男の子にアプローチされ、適度に遊んでいた。</p><p>喪女で有名な某女子校で充実したアニメヲタクマイライフ（初恋は早乙女乱馬だった）を着実に歩んでいた私とは正反対である。</p><p>&nbsp;</p><p>私がアニメイトに通い、セル画を買い漁り声優さんのCDを手に入れて優越感に浸っていた時も真珠ねえは違った。</p><p>適度に周りのDK（男子高校生）を相手に遊び、でものめり込むこともなく高校生活を終えた。</p><p>&nbsp;</p><p>私が一通りアニメイトを買い占めアニソンも歌い飽きる頃には真珠ねえは某有名国立大学に進学し</p><p>その大学でも相変わらずそこそこの人気ぶりであった。</p><p>確か写真が出回っていたとの話も聞く。</p><p>&nbsp;</p><p>そして私がアニメに飽き、メタルにハマる頃までに、真珠ねえにはある異変が起こっていた。</p><p>それは、異変というにはあまりにも微かで、音もなく忍び寄り、そして本人や家族という身近な存在だからこそ、</p><p>その存在に気づかなかったのかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>そう。</p><p>&nbsp;</p><p>真珠ねえは、人が羨むような青春を過ごし、陽キャで、モテてきたにも関わらず。</p><p>&nbsp;</p><p>２５を過ぎてから、それは姿を現し出した。</p><p>&nbsp;</p><p>真珠ねえは、逃げられ子ちゃんだったのだ。</p>
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<link>https://ameblo.jp/nigerarekochan/entry-12682780933.html</link>
<pubDate>Fri, 25 Jun 2021 22:03:25 +0900</pubDate>
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