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<title>おもしろ本棚のブログ</title>
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<description>小説中心にいろいろ読む読書会、おもしろ本棚のブログです。</description>
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<title>2026年7月　例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260624/10/omoshirohondana/05/53/j/o0828120015796028195.jpg"><img alt="" height="391" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260624/10/omoshirohondana/05/53/j/o0828120015796028195.jpg" width="269"></a></p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;">課題本：「戦国 茶室のミサ」辻井南青紀&nbsp; 著　集英社文庫</b></p><p><br>講師押しの作家、作品で、本の解説も講師。</p><p>で作者からお礼の手紙がきたということで、会の前に読んでいただきました。<br><br>読書会出席者は10名、当然全員が読了。<br>ということで出席者の雑感。いろいろ引っかかる点はありつつも、</p><p>そこそこおもしろく読んだ人が多かったようです。<br>・宗教の話だけではなく銀やお金が絡んで面白い<br>・知らない世界の話なので興味深く読んだ<br>・ジュリアンの茶会はもっとディテールが知りたい←同意見の人何人か<br>・最後、二人のハッピーエンドが良かった←これも同意見何人か、</p><p>ただ逆にここでめでたしめでたしで終わっちゃうの？という人も何人か<br>・（茶の湯経験者から）ミサを茶室で、というのに違和感。</p><p>ジュリアンの起こした奇跡も書かれていないのでわかりにくい。<br>・料理と同じでいい素材を使っても美味しくないこともある、目の付け所はいいが消化不良という感じ<br>・（茶の湯経験者）茶室は信仰の場、ミサに使える。</p><p>大石間歩での最後の茶会がまさに茶室のミサ、聖が俗に、俗が聖に、と元の姿に戻ってしまうということか<br>・ロドリゲスなど実在の人物や実在した茶器も出てくるが、年代など違う。</p><p>フィクションとして書いているのですね<br>・いい材料をごった煮にした感じ<br>・物語自体は引き込まれて読んだが、オリヴェイラの犯した殺人はあまりに短絡的で違和感を感じる、</p><p>それがこんなに簡単に許されるのか<br>・素材への目の付け所はいいし研究もすごい、がまとまらず散らばっている<br>・資料研究がすごい、その上で虚実両方描いている。学識もある。<br>・前半はあまり動きなし、石見に行ってから話が動き出す。最後はちょっとバタバタしてる<br><br>否定的な感想の人もあり<br>・ジュリアンの正体がわかって、そういう話かとがっくりした。ハッピーエンドも残念。</p><p>ミサと茶の湯が同じというのがそもそもピンとこない<br>・ロードノベルっぽい面もあるが風景が浮かばない。文章も同じ文章が何度も出てきたりする<br>&nbsp; オリヴェイラ、人を殺しておいて姑息、リセットすればやり直せるのか？それは違うのでは？<br>&nbsp; ハッピーエンドも出来すぎ。ハッピーエンドにしたかったのだろうが、自分さえ幸せならいいのか？<br><br>講師からこの作品と作者についていくつか指摘がありました<br>・この作者の特性として誰も書かなかったことを書きたいのだ<br>・その意味で、戦国物を宣教師の立場で書くというのはあまりなかった。</p><p>出席した会員Tさんから昔読んだ掘田善衛の「海鳴りの底から」は島原の乱を扱っておもしろかった、</p><p>という発言がありましたが、これはいい作品です<br>・布教の話だけでなく銀も絡めているのがいい<br>・布教する人たちが日本をどう見ていたか。日本人をキリスト教化すればまとめられると思っていた<br>・石見、銀に関して、実はその地の出身であったジュリアンの正体によって、石見銀山が生きてくる<br>・難点はオリヴェイラの過去の傷がちょっとちゃち<br>・ 文献研究はすごいが、集めた文献を使い過ぎ、もっと整理したいところ<br><br>その他、石見銀山関連の本、千早茜「しろがねの葉」が石見銀山の話、</p><p>山本兼一「銀の島」が石見銀山とザビエルの話、ということです。<br><br>なお今回の課題本は集英社文庫の書き下ろしですが、</p><p>講師曰く最近、集英社文庫、小学館文庫が面白い、ということでした。</p><p>（A.I.）</p>
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<pubDate>Sat, 25 Jul 2026 12:50:28 +0900</pubDate>
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<title>見学のご案内</title>
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<![CDATA[ <p>「<span style="font-size: medium;">おもしろ本棚」にご興味をお持ちのみなさま</span></p><p><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260720/16/omoshirohondana/9b/72/j/o0340048215804361305.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="354" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260720/16/omoshirohondana/9b/72/j/o0340048215804361305.jpg" width="250"></a><br><br>例会の見学（無料：ただし１人１回のみ）を承ります。<br><span style="text-decoration: underline;"><strong><strong>次回は2026年9月20日　日曜日　14：30〜　港区内で開催します。<br>見学ご希望の方は　<br>omohon@gmail.com　までご連絡を！</strong></strong></span></p><p><span style="text-decoration: underline;"><strong><strong>課題本は『ふたりみち』（山本幸久 著）角川文庫</strong></strong></span></p><h4 class="fz-style-col-title">あざといと言われても書きます。「ラスト一行できっと泣く！」</h4><div class="book-text"><span class="hide-text">元ムード歌謡の歌手で、今は函館のスナックのママ野原ゆかりは、本州をめざし津軽海峡をフェリーで渡っていた。ある事情で抱えた借金返済のため、昔のつてを頼ってコンサートツアーと称したドサ回りの旅に出たのである。船内で偶然知り合った同じ名前の森川縁は、12歳なのになぜかゆかりの唄に興味を持ちついて来てしまう。彼女が母親と喧嘩して家出してきたことを知ったゆかりは、親に連絡させ最終目的の東京まで連れて行くことになる。しかし、彼女のコンサートは、行く先々でトラブルに遭いことごとく中止になってしまう。落ち込むゆかりを支える縁。２人のユカリは55歳の歳の差を超えて強いきずなで結ばれていく。そしてついに最後の会場、東京に到着する。ゆかりは、ここだけは絶対に唄い上げるつもりだった。そこにはゆかりの悲しい過去が刻まれていたのだ。<br>笑って笑って、そして……ラスト一行に思わず！　エディット・ピアフの『愛の讃歌』に乗って描かれる人生の切なさ、すばらしさ。山本作品で一番泣ける作品です！ </span></div><p>（角川文庫のサイトより）。</p><p><br>&nbsp;</p><p>「おもしろ本棚」のプロフィール、日程や会費などにつきましては、ページの一番下にある「読書会『おもしろ本棚』について」をご覧のうえ、メール（<a>omohon@gmail.com</a>）にてお問い合わせください。<br><br>座席数に限りがありますので、お申し込み先着順とさせていただきますことをご了承ください。<br>なお、オプション会以外の<strong>見学は１回のみ</strong>とさせていただいております。<br>見学後、当日あるいは後日、会員になるかどうかを決めてお知らせください。</p><p>お問い合わせをいただいた方には、原則として３～４日以内にお返事を差し上げています。</p><p><span style="color: #ff0000;"><strong>【ご注意願います!】お問い合わせにはgmailからご返信致しますが、携帯メールの場合、迷惑メール防止のため、gmailからの受信を拒否する設定になっている場合があります。</strong></span><br><strong style="color: #ff0000;">そのため、携帯メールでお問い合わせいただく場合は、お手数ですが、omohon@gmail.comからのメールが受信できるよう、受信許可リストに加える/受信拒否リストから外すなどのご対応をお願い致します。</strong></p><p>もし届かない場合は、お手数ですが再度ご連絡ください。<br>また、お返事が届いた場合はその旨をお知らせいただければ幸いです。<br>　</p>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12917529816.html</link>
<pubDate>Mon, 20 Jul 2026 16:51:53 +0900</pubDate>
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<title>2026年6月　例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt"><b style="font-weight:bold;">課題本　『ひとでちゃんに殺される』　片岡 翔</b></span><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt">&nbsp;著　<br>新潮文庫NEX文庫　<br>2026年6月21日　参加　13人</span></p><div style="text-align: left;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260519/10/omoshirohondana/50/71/j/o1053150015783902495.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="313" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260519/10/omoshirohondana/50/71/j/o1053150015783902495.jpg" width="220"></a></div><div style="text-align: left;">&nbsp;</div><div style="text-align: left;">　久しぶりに課題本を推薦しましたが、今回の主目的は「課題本のハードルを下げる」ということでした。最近入られた方もいらっしゃるので「課題本はこういうのでもオッケー」と示すことが必要ではなかろうかと思った次第です。<br>　ということでハナから高評価は期待していなかったのですが、「面白かった」という人が意外に多かったのは少し驚きでした。これはこの小説がホラーと銘打ってるものの、あまり怖くなくてラノベ風のサスペンスとして読みやすかったということでしょうか。<br><br>　否定的な感想としては<br>「黒い女（渦女）のおぞましさが今ひとつ伝わってこない」<br>「荒唐無稽で現実離れしている」<br>「エクソシストや陰陽師、さらには外国の魔物まで出てきて、少し手を広げすぎている」<br>肯定的な感想としては<br>「予想とは違う方向に話が進むのが面白い」<br>「ライトノベルやコメディ、ゲーム感覚に近いテンポの良さがある」<br>「意外と怖くなくて読後感もちょっと爽快な感じ」<br>などなどです。<br><br>ひとでちゃんのイメージとしては、あのちゃんか満島ひかりの二択で。<br><br>　ホラーが苦手と自認する講師の発言については<br>「テレビ番組での子供の発言を引用しながら「設定をいじることの責任と覚悟」について持論を展開した。本作は作者の勉強の成果や様々な要素を「何でもあり」として貪欲にぶち込む強引さがあり、それが時に過剰でありながらも、作品独特の魅力やサスペンスとしての面白さを生み出している。」<br>とAI君がまとめてくれました。<br>（文責：伊藤健）</div>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12971239797.html</link>
<pubDate>Tue, 30 Jun 2026 09:32:45 +0900</pubDate>
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<title>2026年5月 例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt"><b style="font-weight:bold;">課題本　『タイム・マシン』　<span lang="EN-US">H.G.</span>ウェルズ</b>　<br>創元<span lang="EN-US">SF</span>文庫、光文社古典新訳文庫　他<br>2026年5月16日　参加　18人</span></p><div>&nbsp;</div><div><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260421/16/omoshirohondana/ea/ea/j/o0218030615773795499.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="365" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260421/16/omoshirohondana/ea/ea/j/o0218030615773795499.jpg" width="260"></a></div><div><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan">&nbsp;</p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">読書会は、まずこの作品の基本的な舞台設定から確認しました。主人公である科学者が、自分で作った「タイムマシン」に乗って、はるか遠い未来、西暦<span lang="EN-US">80</span>万<span lang="EN-US">2701</span>年へと旅立ちます。そこで彼が出会うのは、地上で無邪気に暮らす「エロイ」と、地下に住む恐ろしい「モーロック」という、二つの人類の子孫たちです。</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><br><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">1. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">「タイムマシン」というアイデアの背景</b><br>時間を超えて旅をするというアイデアが、ウェルズの時代にすでに生み出されていたことに驚きがありました。このアイデアは、当時急速に進んでいた科学技術の進歩への期待と、それが社会に何をもたらすかという不安の両方を表している、という意見が出ました。新しい発明が次々と生まれる中で、「人間はどこまで進化できるのか」「未来はどうなるのか」という人々の関心が高まっていたのでしょう。</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan">&nbsp;</p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">2. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">エロイとモーロックが映し出す当時の社会</b><br>この物語の重要な部分は、未来の人類であるエロイとモーロックの姿を通して、ウェルズが当時のイギリス社会の問題を鋭く描き出した点です。<br>当時のイギリスでは、「産業革命」によって、工場での大量生産が進み社会は大きく変わっていました。一部の資本家はどんどん裕福になり、一方、多くの労働者たちは、安い賃金で長時間、過酷な労働をしていました。「貧富の差」がどんどん広がり、社会は「階級」によって明確に分けられていました。 ウェルズは、この状況が極端に進んだ未来の姿として、エロイとモーロックを描いた、と多くの人がとらえました。地上でただ遊び暮らすエロイはかつての豊かな支配者階級が、何の苦労もせず考えることをやめてしまった姿。一方、暗い地下で働き、エロイを食べるモーロックは、かつて搾取されていた労働者階級が、地下で生きるうちに姿を変え、立場を逆転させた姿、と解釈できます。&nbsp;</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><br><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">3. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">人間社会への厳しい警鐘</b><br>この作品は、当時の社会が抱えていた「格差の拡大」「労働環境の悪化」「人間性の喪失」といった問題が、このまま進むとどうなるかをウェルズが警告している、という点で多くの参加者が共感しました。 「便利さだけを追い求め、考えることをやめてしまうと、エロイのように無力になるかもしれない」「人間同士のつながりや思いやりが失われると、モーロックのような存在が生まれるかもしれない」という、現代社会にも通じるメッセージを感じました。</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><br><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">4. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">絶望的な地球の終焉</b><br>タイムトラベラーがさらに遠い未来、何千万年後の地球の姿を目撃する場面も印象的でした。太陽が赤く巨大になり、地球は冷え切って、生き物がほとんどいなくなってしまう荒涼とした世界です。これは、人間社会がどんなに栄えようとも、最終的には自然の大きな流れの前ではちっぽけな存在であること、あるいは人類の過ちが最終的な破滅を招く可能性を示唆している、という意見もありました。</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><br><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">その他に出された意見を紹介します。</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">1. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">モーロックは本当に悪者なのか？</b><br>モーロックはエロイを捕まえて食べる恐ろしい存在として描かれていますが、「彼らは本当に一方的な悪者なのだろうか？」という意見が出ました。エロイを「家畜」として扱うようになったのは彼らなりの「生存戦略」ではないでしょうか。もしかしたら、モーロックから見れば、かつて彼らを搾取していた人間社会の方がよっぽど残酷だったのかもしれない、と考えると、物語がもっと複雑に感じられます。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">2. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">ウィーナの存在の意味</b><br>エロイの少女ウィーナは、タイムトラベラーが未来で出会い、心を通わせる唯一の存在です。彼女について、「単なる可愛らしい友達というだけでなく、ウェルズが当時の社会で失われつつあると感じていた、人間性や優しさ、純粋さの最後の光の象徴だったのではないか」という意見もありました。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">3. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">現代社会への意外なつながり</b><br>この物語は、現代社会に生きる私たちにとって、意外な形でつながっているという意見もありました。「現代の<span lang="EN-US">AI</span>の進化や、人間が考えることをやめてしまうことへの警告としても読める」という声です。スマートフォンやインターネットが便利になりすぎた社会で、人間が自分で思考する力を失うと、エロイのようになってしまうのではないか、という不安を感じた人もいました。また、エロイとモーロックの関係が、現代社会の格差問題だけでなく、環境問題や食料問題にもつながる、と考える人もいました。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><b style="font-weight:bold;"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">4. </span></b><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><b style="font-weight:bold;">ウェルズの先見の明</b><br>最後に、「タイムトラベル」という当時としては信じられないような設定を、ウェルズが単なる空想で終わらせず、当時のイギリス社会の状況（産業革命、進化論、階級社会など）を深く理解し、英国社会について警鐘を鳴らすために、超未来の世界での惨状を描いて、現世を批判したのかもしれない。今年３月まで上院（貴族院）の世襲議員が続いていたように、今でも階級社会が継続しているイギリス社会を見ると、ウェルズの先見性は本当にすごい」という感想も聞かれました。今の<span lang="EN-US">SF</span>作品にも通じる、社会への鋭い視点と、未来を深く見つめる洞察力に、改めて驚かされた読書会でした。</span></p><p class="MsoNormal" style="mso-margin-top-alt:auto;mso-margin-bottom-alt:auto;mso-pagination:widow-orphan"><br><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="mso-pagination:widow-orphan"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none">さらに、「タイムマシンの形がイメージできない。自転車に近い感じだろうか」「創元<span lang="EN-US">SF</span>文庫に併載されている『塀についたドア』が面白かった」「<span lang="EN-US">TT</span>は本当に未来に行ったのかな？」「私はウェルズよりヴェルヌが好き」などいつものように好き勝手なことを言い合いました。</span></p><p class="MsoNormal" style="text-align: left;"><br><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt;mso-ligatures:none"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" style="text-align: left;"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;Meiryo UI&quot;,sans-serif;mso-bidi-font-family:&quot;ＭＳ Ｐゴシック&quot;;mso-font-kerning:0pt">「これからは「<span lang="EN-US">H.G.</span>ウェルズの『タイム・マシン』を読んだと言えるのがよかった」という点で多くの人が一致したことと、講師が「小説の価値は発想の独自性と着想の面白さにある」という至言を残したことを追記しておきます。<br>（<span lang="EN-US">Gemini</span>くんと<span lang="EN-US">KIZM</span>）<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p style="text-align: right;">&nbsp;</p></div>
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<pubDate>Tue, 19 May 2026 10:28:25 +0900</pubDate>
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<title>おもしろ本棚について</title>
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<![CDATA[ <div class="entry-top"><h3>読書会「おもしろ本棚」について</h3></div><div class="entry-body"><div class="entry-body-text">おもしろ本棚について、簡単にご説明をさせていただきます。&nbsp;</div><div class="entry-body-text">この読書会は約40年前に発足し（古い！）、初代講師は作家の椎名誠氏、その後、第２代講師は書評家の北上次郎氏、そして現在は、文学評論等をお書きになっている 菊池仁氏に講師をお願いしています。&nbsp;</div><div class="entry-body-text">&nbsp;</div><div class="entry-body-text">●活動内容</div><div class="entry-body-text">&nbsp;</div><div class="entry-body-text">&nbsp;・毎月第３土曜日（原則）午後か夜間に、主に港区内の会場で読書会を行っています（３月と８月はおやすみ）。 　</div><div class="entry-body-text">課題本は出席者の投票で決定しますが、新刊もあればいわゆる名作もあり、洋の東西を問わず、 内容のカタいものもユルいものも小説もノンフィクションも、何でも読みます。決まった本は、各自で購入したり図書館で借りたりしています。 過去の課題本と例会とレポートはこのブログで紹介しているのでご覧ください。&nbsp;</div><div class="entry-body-text"><br>・読書会の進め方は、課題本推薦者を一番手に各自が雑感を述べ、講師の総評の後で思い思いに語り合う、というスタイルをとっています。&nbsp;</div><div class="entry-body-text"><br>・現在、正会員は50代～80代の30名弱ですが、特に年齢枠はなく、男女不問。そのときどきで出席者は十数名ぐらいが集い、読書会後は自由参加の二次会も行っています。&nbsp;若い頃から本が好きで、いつの間にか年をとってしまった会員も多いのですが、 最近参加された方もあれば、以前の会員が戻って来られることもあります。</div><div class="entry-body-text">&nbsp;<br>・そのほか競馬、花見、温泉旅行など、有志によるオプション企画もちらほらとあり（強制参加ではありません）、和気あいあいと活動しています。 なお、３月と８月については会員以外の方も自由にご参加いただけるオープンな回として、それぞれが最近読んでよかった本を紹介し合ったりしています。&nbsp;</div><div class="entry-body-text">&nbsp;</div><div class="entry-body-text">●会費について ・読書会の会場代や、講師への謝礼などの諸経費として、 現在は１期（６ヵ月５回）で５千円という会費をいただいています。&nbsp;</div><div class="entry-body-text">&nbsp;</div><div class="entry-body-text">●例会の見学については、<a href="https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12917529816.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">「見学のご案内」</a>をご参照ください。<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250821/11/omoshirohondana/ce/31/j/o1536102415656334299.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250821/11/omoshirohondana/ce/31/j/o1536102415656334299.jpg" width="420"></a></div></div>
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<pubDate>Tue, 19 May 2026 08:13:12 +0900</pubDate>
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<title>2026年４月 例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p><b style="font-weight:bold;">課題本　『冬の光』　篠田節子著　新潮文庫</b></p><p>参加者17人（男性5人、女性12人）の多数参加。</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260311/14/omoshirohondana/47/40/j/o0251036915759457110.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="369" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260311/14/omoshirohondana/47/40/j/o0251036915759457110.jpg" width="251"></a></p><p>&nbsp;</p><p>そのためか予定の時間が押してしまい、最後の方はタイトな進行。<br>&nbsp;<br>そこで講師から提案。――読書会で「設定」を語ることはやめよう。<br>&nbsp;<br>でもこれって結構難しいんですよね。ぼくら凡夫は、例えば小学生の頃は「あらすじ」を書くことで読書感想文の原稿用紙のマス目を埋め、あるいは「設定」を語ることで発言時間の尺を稼いでいましたから。とはいえ、皆さん、次回以降は注意して臨みましょう。<br>&nbsp;<br>というわけで、康宏がどこに勤めていたのかとか、行方不明になったフェリーで警察の現場検証が行われないのはおかしいなどの「設定」は別としますが、おおむね面白かったという感想が大半を占めました。</p><p>感想は多岐にわたり羅列するのは難しいですが、康宏や紘子の人物像に対しては共感よりも違和感を感じる意見も多かったです（康宏＝「ダメ男っぷりがイヤ」「企業戦士としての生き方がよくわからない」「サラリーマンとしての描き方がステレオタイプでくどい」。紘子＝「永遠のラディカル」「自分の近くにも似たような人がいた」「したたかに生きている」「「いたい」女性」など）。碧については「健全な視点で共感が持てた」、そして謎の女性・梨緒については「康宏に救いを与える存在なのか」という感想。そして康宏の妻と長女には薄っぺらな印象を感じていました。<br>&nbsp;<br>時代性を描いていることも評価されました。企業戦士としての康宏、女性の社会進出と差別・蔑視を体現する紘子、それぞれの生きざま。リアルな震災描写。俗に堕ちた四国巡礼の一面などがそれです。康宏の視点、碧の視点と章ごとに視点が変わる作りで話を紡いでいく構成のうまさ。<br>&nbsp;<br>講師は、著者の篠田節子のインタビューを紹介して、作者がこの作品に込めた思いは、「失われた自分の根っこ探し」と「戦後の階層社会がもたらした男女関係のひずみ」であり、その行きつく先を「宗教」に求めていると解説してくれました。「巡礼」「遍路」は「宗教」を具体的に描くことで、どこかで救われたいという登場人物のための舞台。その具体的な描写が、極楽浄土へ舟でこぎ出す補陀落渡海（フェリー）であり、康宏と碧が見た「冬の光」（クリスマスイブのイルミネーション）に象徴されているとまとめてくれました。<br>&nbsp;<br>また、作者にはすぐれた取材力があり、逆にありすぎることでそれらすべてを盛り込んでしまったとも指摘され、それは会員の感想「アカハラ、不倫、定年後の生き方、震災などを盛り込みすぎて何を描きたかったのかわからなかった」という感想にも通じるものでした。<br>&nbsp;<br>以上、雑駁なレポートで失礼しました。<br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文責・伊藤俊）</p><p>&nbsp;</p><p>⭐︎読書会「おもしろ本棚」に興味のある方は<a href="https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12924448290.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">こちら</a>をご覧ください。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12964434853.html</link>
<pubDate>Tue, 28 Apr 2026 15:18:42 +0900</pubDate>
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<title>2026年２月　例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p style="text-align: left;"><b style="font-weight:bold;">課題本『木挽町のあだ討ち』　永井紗耶子著　新潮文庫</b><br>参加者 17名（女性　9名　男性　7名　見学者　1名）</p><p style="text-align: center;">&nbsp;</p><p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260202/16/omoshirohondana/52/c2/j/o0261037215747077402.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="328" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260202/16/omoshirohondana/52/c2/j/o0261037215747077402.jpg" width="230"></a></p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p>この作品は、2023年に山本周五郎賞・直木賞を受賞、2025年歌舞伎舞台化され、2026年には映画にもなっています。<br>私は、直木賞のときに読んでいたのですが、そこまで印象が残っておらず。<br>でも、ラジオで七之助がべた褒めしていて、歌舞伎役者にそこまで言わしめる魅力は何なのかと気になり、ほかの方々の意見も聞きたいと課題本に挙げてみました。<br><br>私個人としては、再読してもどうしても最後まで物語に没頭した！という感覚にはなれませんでした。残念。<br>最初から最後まで、どこか作り物めいた胡散臭さが漂っていて、その空気感に馴染めなかった、というのが正直なところです。<br><br>みなさんの意見ですが、全体的にはプラス評価の意見が多かったように思います。<br>・構成や文章がうまい<br>・完成度の高い小説<br>・ネーミングの素晴らしさ、ストーリーがよくできている<br>・一人称の語り口が機能している<br>・こんな書き方があるのかと斬新だった<br>・いろいろな人間が集まる芝居小屋という特性を活かしている<br>・役者だけでなく裏方も登場していてお仕事小説としても読める<br>・ハッピーエンドで後味の良い作品<br>・小説を読むときは愚か者の読者になりたい<br>・調べているのは誰なのか？という謎もある<br><br>マイナスの意見としては、<br>・ミステリーの部分はそれほど深くない<br>・登場人物が「いい人ばかり」で毒がなく、少し物足りない<br>・主人公の名前は武士の子には付けないのではないか<br>・言葉が難しく携帯で調べた<br>・父の死の設定が無理筋<br>・仇討の首は番所でもちゃんと見るのではないか<br>・総一郎に頼んだ理由にびっくり<br>・動機が単純<br>・総一郎の人格が弱い<br>などがありました。<br><br>先生からは、作者は典型的な文学少女。長くインタビュアーをしていた経験から本音と建前の構造を深く理解している。<br>この作品では、章ごとに異なる６人が一人称で語り、群集劇として極めて効果的に機能している。<br>というお話がありました。</p><p><br>現在、映画が公開中なので見てみたいと思っています。<br>（レポート：AM）<br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12959392120.html</link>
<pubDate>Wed, 11 Mar 2026 14:41:57 +0900</pubDate>
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<title>2026年１月　例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p>課題本<b style="font-weight:bold;">　『われら闇より天を見る』</b><br>クリス・ウィタカー著　鈴木恵訳　ハヤカワ・ミステリ文庫</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260202/16/omoshirohondana/7a/c0/j/o0850062715747078725.jpg"><img alt="" height="310" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260202/16/omoshirohondana/7a/c0/j/o0850062715747078725.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>参加者13名　うち１名は見学者<br>&nbsp;<br><b style="font-weight:bold;">【この本について】</b><br>2022英国推理作家協会賞ゴールドダガー受賞作　<br>このミス１位　文春ミステリベスト1位　本屋大賞翻訳部門大賞<br>おもしろ本棚的には前講師の目黒考二（北上次郎）さんが絶賛<br>同年の私自身のマイベスト本でもありました。<br>私の中では以前課題本でやった『ザリガニの鳴くところ』と同ジャンルの、過酷な状況に置かれた少女の成長小説でもあり、ザリガニが好評だったので、これもぜひ…と思い、文庫化されたのを機に推薦しました。<br>&nbsp;<br><b style="font-weight:bold;">【私的感想】</b><br>今回はラストがわかった上での再読、途中の伏線的な描写にうんうん、なるほど、などと思いながら読んでいました。<br>ただ初読の時とは違う感想もあり。<br>初読時は目黒さんの言うように「ダッチェスは戦士だ、運命と戦う少女」と言う印象が強く、故に少女の成長小説というイメージが強かった。<br>今回思ったのは主人公はダッチェスだけではない、周りの大人たちが印象に残ったし、小説としてヒロインの成長以外にいろいろな要素がある。<br>列記すれば、ミステリーとしての興味　過ぎ去った青春への想い、悔恨　変わらぬ愛　人のために生きること。<br>登場人物のキャラもいい。<br>ダッチェスの母や他の人たち、年齢で言えば４５、６歳というところか。<br>みんな昔からの知り合いで、心の繋がりもあるけれど屈折したものもある。<br>若き日の思い出、自分の老い、病気、男同士の友情、好きな人を思い続ける気持ちなどなど。<br>女たちがまたいい、（問題はあるけど）スター、マーサ、ドリー、シェリー、スターの父のハルもよかった。<br>&nbsp;<br><b style="font-weight:bold;">【会員の感想】</b><br>…と、私的には好きな作品なのですが、そして最初に書いたようにミステリーランキングで圧倒的高評価だったのですが。</p><p>だからと言って無条件によかった〜！とならないところが、さすがおもしろ本棚会員諸氏。<br>大雑把にいうと「おもしろかったけどアラはある」といった感じの感想・意見が多かったようです。期待が大きすぎたから今ひとつ感があったのか、という声も。<br>以下にザッとまとめました（ネタバレの記述もあります、未読の方はご注意ください）。<br>・いい小説だけど気になる点がある。<br>・例えば、ダッチェスとロビンは本当の姉弟なのに、似てないの？　外見でそれとわからないのか。<br>・翻訳が今ひとつ。不親切なところが多い→訳という点では日本語タイトルの意味がわからん！という人が多数。西部劇っぽいという人も。＝アウトローで、ならず者とした方がいいのではという意見も。<br>・セリフに主語がないのがわかりにくい（ただこれは訳のせいかどうかは？）。<br>・面白く読んだが、ヒロインが13〜14歳という設定は無理があるのでは。<br>・ヴィンセントの罪が重すぎる。未成年なのに。一方で裁判で偽証したのはいいの？　というあたり、リアリズムというよりファンタジー？<br>・ハルの怒り、大人気ない！　人間は間違いを起こすものなんだから。<br>・終わりがスカッとしない。この先、幸せにはならないでしょう。という意味でいやミス。だけど、面白かった、他の作品も読みたい<br>&nbsp;<br>良かったところは<br>・女性たちがいい、深みがある。特にマーサがいい、<br>・モンタナなどアメリカの自然描写が優れている→これはイギリス人なのにアメリカを舞台にした小説が多い作者の書きたかったところか。<br>・ヒロインが光っている、読めて良かった。<br>・主要人物たちは高校時代、いけてる４人だったのだろう。その中で街に残った人の辛さ、キラキラしていたあの時代から抜け出せない思いがよく書けている。<br>・ヒロインのいたいけさ、またハルに対して憎しみや恨みから心を寄せていくようになるのがじ〜んときた。<br>・否定的意見を聞いていると、まあ確かにそうかとは思うが、自分自身はおもしろく読んだ。<br>・ウォークは良い結末になってよかった。ダッチェス、幸せになってね！<br>・名前の付け方や呼び名がブリティッシュ。キング、王子様、ダッチェス、ダークなど、舞台はアメリカだがアメリカっぽくない。<br>&nbsp;<br><b style="font-weight:bold;">【講師から】</b><br>・まず第一にいいのはヒロインの造形。その前に着想の非凡さは抜群。<br>・タイトルは「ここから始まる」ということで、それがこの作品のテーマ。<br>・設定等にいろいろ否定的な意見もあったが、読む時は設定に文句はつけないで。そうしてしまうと中に入れない。そういうのに目を瞑って読むから楽しめる。フィクションなのだから。<br>・二つの土地の地縁、血縁が大きな意味を持っていて、そういう意味で二つの土地の（色々な人たちの）小説。アメリカの小説はそういうのが多い。フォークナーなど。<br>・ヒロイン、13、4歳の少女が何をするか、という期待感がある。その辺は「ザリガニ」のヒロインのカイアと共通するところ。<br>・このところ少女が主役のドラマ、小説が多いがなぜ少女なのか？→制約がある中で成長していく姿が良い、まさに『ザリガニ…』のカイアと同じ。<br>・作者の第一作もいいです、自分の感性で世界を作っている。<br>といった講評がありました。<br>結論　少女が活躍する小説を読もう！<br>&nbsp;<br>なお目黒さんの評に関してはヒロインのいいところを切り取って書いてる、思い入れがありすぎるくらいあるね、とのことでした。<br>&nbsp;<br>その思い入れのありすぎる目黒さんの評はYouTubeの北上ラジオ他で確認できます。<br><a href="https://www.youtube.com/watch?v=L3lAh_MDCuc" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=L3lAh_MDCuc</a><br><a href="https://www.hayakawabooks.com/n/n723848caefe7" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.hayakawabooks.com/n/n723848caefe7</a><br><a href="https://colorful.futabanet.jp/articles/-/1589" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://colorful.futabanet.jp/articles/-/1589</a></p><p><br>by AI</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12955416728.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Feb 2026 16:46:41 +0900</pubDate>
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<title>2025年11月　例会レポート</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251022/15/omoshirohondana/35/8a/j/o0372052215700925229.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="365" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251022/15/omoshirohondana/35/8a/j/o0372052215700925229.jpg" width="260"></a></p><p>『御社のチャラ男』　絲山秋子 著　講談社文庫</p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;">＜講師から課題本について＞</b><br>・働き方小説である<br>・斬新な着想、モチーフがいい形で出ている、うまい<br>・これほど新しい小説はない、いろいろな捉え方ができる<br>・小説において大事なのはモチーフ、構成。作者は非常に緻密に構成を考えている<br>この作者のうまさはジグソーパズルのようなもの、並べたピースがしっかりしていてピタッとハマる。完成した時に何が言いたかったかわかる<br>・チャラ男（三芳）は狂言回し<br>・文庫本の木内昇の解説はまことに的確　<br>というお話がありました。</p><p><br>&nbsp;<br>会社を舞台にしたお仕事小説ということで、会社勤め経験があったり、現在も勤めている多くの会員から自分の出会ったチャラ男についてなど、色々な感想・意見がありました。<br>一部を書いておきます（全部は紹介しきれない！）<br>・こういうチャラい男、会社にいたなあ！　という人多し<br>・チャラ男は悪役じゃない、普通のサラリーマン<br>・三芳はチャラいけど、ちゃんと考えている<br>・真正のチャラ男なら最後も上手く言い抜けて逃げ切ったはず<br>・複数の視点の書き分けがうまい、その人になりきったように書いている、ボキャブラリーも変えてる、筆力がすごい<br>・タイトルの御社は読者への問いかけか？あなたの会社にもいるでしょ<br>・会社・仕事のことをわかっている人だけに身につまされる、深い<br>・（作者自身、双極性障害（躁鬱病）で会社を辞めた経験があり）鬱の人の辛さ、リアリティがある。ただ７年前の小説であり、状況は変わっている<br>・鬱病の伊藤、本人がモデル？<br>・会社に頼っちゃダメ、大事なのは自分が何をしていくかだ、と確認させられた<br>・形容詞の使い方が上手い、イメージを言葉にするのが上手い<br>などなど<br>&nbsp;<br>会社や人間関係の状況が現在からすると古い、今はこういうのはないだろう、という感想もありましたが、講師から「設定を否定しちゃダメ、今の時代、今の人たちと比べちゃダメ」との指摘がありました。</p><p>（レポートby AI）</p>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12947953868.html</link>
<pubDate>Tue, 25 Nov 2025 09:44:58 +0900</pubDate>
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<title>2025年10月　例会レポート『夏の夜の夢』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20251006/10/omoshirohondana/2f/32/j/o1056150015690307326.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="369" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20251006/10/omoshirohondana/2f/32/j/o1056150015690307326.jpg" width="260"></a></p><p><b style="font-weight:bold;">『新訳 夏の夜の夢』</b>W.シェイクスピア 著　河合祥一郎 訳<br>角川文庫</p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;">＜ざっくりとした生い立ち＞</b><br>シェイクスピアは裕福な家に生まれ、父は革職人でありながら不動産や金融業でも成功し町長まで務めた。8人兄弟だが上の2人が早逝したため実質長男として育つ。13歳頃から一家は没落。18歳で年上のアン・ハサウェイと結婚し、20歳で3児の父に。24歳で単身ロンドンへ渡り、数年の消息不明期間を経て詩人・劇作家として頭角を現す。31歳で宮廷劇作家となり、劇団も成功。47歳で最後の作品を執筆し、52歳で亡くなった。<br>&nbsp;<br><b style="font-weight:bold;">＜シェイクスピアの喜劇＞</b>　AIによるまとめ<br>「悲しい笑い」や「賢い愚か者」など、矛盾した言葉を組み合わせたオクシモロンが多く使われている。これは登場人物の混乱や感情の揺れを表現し、物語に深みとユーモアを与えている。『夏の夜の夢』でも、オクシモロンは登場人物の混乱した恋心や夢と現実のあいまいさを表すのに用いられている。たとえば、恋人たちが「甘い苦しみ」や「楽しい悩み」など、相反する感情を語る場面がある。このような表現は、恋の不条理さや幻想的な世界の不確かさを強調し、喜劇らしいユーモアと詩的な魅力を生み出している。<br>&nbsp;<br><b style="font-weight:bold;">●出席者10人の所感</b>をAIにお願いして一つにまとめてもらいました。<br>シェイクスピアの戯曲を、実はきちんと読んだことはありません。ただ、『夏の夜の夢』については、漫画『ガラスの仮面』を通して知りました。子ども向けに翻案されたものを読んだこともありますが、内容はあまり覚えていません。<br>シェイクスピアの作品には、韻を踏んだセリフや独特のリズム感があり、そこがとても面白いと感じます。押韻の感じは、まるでラップのようで印象的です。ただ、文字だけで読むと少し退屈に感じてしまい、やはり演劇として観ないと、その面白さは十分に伝わらないのではないかと思います。<br>特に、歌舞伎で上演されたらきっと面白い作品になるだろうと感じました。実際に劇で観たこともありますが、細かい部分が理解できず、どこかシェイクスピアに対するコンプレックスのようなものを抱いています。古典を知っているかどうかで、教養が問われるような印象を受けることもあります。<br>それでも、舞台を観に行ってみたいという気持ちは強くあります。河合先生の書かれた解説本はとても読みやすく、注釈もたいへん参考になりました。<br>物語の筋自体は、それほど面白いとは思わないのですが、言葉がとてもみずみずしく感じられます。また、庶民と格式ある貴族が交わすセリフが絡み合う様子は非常に魅力的です。<br>シェイクスピアの作品が生まれたのは、エリザベス1世の時代で、ペストの流行など、当時のヨーロッパの歴史背景と結びつけて考えると興味が深まります。同じ時代にスペインではセルバンテスが活躍しており、イギリスではエリザベス1世が無敵艦隊を破ってスペインを退けたことも歴史的に印象的です。<br>イギリスには今も階級制度が残っており、そうした社会背景を知ることで、シェイクスピア劇の設定にも納得がいきました。　　　　　　　　　　　　（AIここまで）<br>&nbsp;<br>　実はシェイクスピアは苦手とおっしゃる講師。戯曲を読む難しさをお話しいただきましたが、近松門左衛門（1653-1725）の「国姓爺合戦」「女殺油地獄」「曽根崎心中」などは読み物としても非常に面白いとのこと。「国姓爺…」は飯嶋和一さんの最新作『南海王国記』とつながり、『曽根崎心中』は映画「国宝」で吉沢亮さんが熱演したのが記憶に新しいところです。ぜひ、この機に読んで歌舞伎やお芝居を見に行きましょう！<br>（推薦＆レポート　by MO）</p>
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<link>https://ameblo.jp/omoshirohondana/entry-12940053795.html</link>
<pubDate>Wed, 22 Oct 2025 15:05:00 +0900</pubDate>
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