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<title>哲学サーカス団</title>
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<description>日々の泡</description>
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<title>青白む世界</title>
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<![CDATA[ 青い雨が降り　しとしとと私たちを濡らしていった<br>青い雨が降り　街は悲しみに濡れてしまった<br><br>白い雪が降り　しんしんと私たちをおおっていった<br>白い雪が降り　街は虚しさに紛れてしまった<br>
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<pubDate>Fri, 18 Mar 2011 22:51:56 +0900</pubDate>
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<title>集金旅行</title>
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<![CDATA[ Nと云う駅で乗換えて五つ目の駅で私たちは下りた。<br>Tと云う地方都市だった。<br>「この街に3年間だけ住んでいたの。小学校のときだけど」<br>駅舎からの景色を眺めている。少しだけ悲しそうな横顔だった。<br><br>駅からぶらぶらと歩いていく。二人列んで。<br>彼女に荷物を持とうかと提案したが、大丈夫ですから、と寄越さなかったのでそれぞれに旅行鞄を手に下げている。傍から見たら旅行に来た夫婦くらいに思われただろうか。<br>とくに私には宛てもないので彼女に任せたままだが、彼女に宛てがあるのかないのか、とくに口にしないので判りかねたが、べつにどうでもよかった。<br>何よりも彼女の話は私を飽きさせなかった。<br><br>駅から10分ほど歩くと、「ここです。ちょっと迷っちゃった」と彼女が嬉しそうにこちらを見て足を止めた。はにかみの混じった笑顔が可愛らしかった。<br>彼女に指さされた店の看板にはカレー焼き、と書かれている。<br>「子どもの頃によく買いに来たんですけど。学校の帰りとか塾の後に」<br>店内には入ると何人か客が列んでいる。<br>店員は鉄板の前で作業する男性しかいない。<br>閑散とした店内にはテーブルが何台かあり、客の引いた昼下がりの定食屋のような塩梅だった。<br><br>何にしますか、カレー焼きとカスタードを、そんなやりとりの後にしばらくして出されたものは大判焼きを細長くしたようなものであった。<br>ホットケーキのように甘い香りがする。<br>「これはね、カプっていった方がよいわ。＊＊＊さんはカレー焼を食べてみて、わたしはクリームするから」彼女はそう言って湯気の立つ細長いものを頬張った。<br>熱かったのだろうか、少し目を丸くしたが、直に満足そうな表情が浮かんだ。<br>手にしているものを口から離すと、口の端にクリームの残滓が見える。<br>「これがずっと食べたくて」<br>そう云うと彼女は可愛らしい笑みを再び浮かべた。<br>
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<pubDate>Sat, 19 Feb 2011 09:37:43 +0900</pubDate>
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<title>集金旅行</title>
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<![CDATA[ 女性は名前をHと云った。<br>大学を出て以来、職を転々としながら国内外を旅しているのだと云う。<br>私が何となく旅に出たくなって列車に乗った旨を伝えると彼女は「旅は素敵よ、移動自体が目的でもあるから」と涼しげな顔で笑った。<br>そして、旅行鞄の中からチョコレートのかかった菓子を取り出してこちらへも寄越した。<br>「今まで何カ国ぐらい行ったかしら。ヨーロッパとかアジアが多かったけど。次に行くならベトナムかイギリスかしら」<br>「東欧は結構大変でしたね。文化の違いと云うよりも、国民の顔色と云うか。国の行き詰まりがそのまま生活を憂鬱にしてて」<br>「アジアはいくつかの国を回ると宗教の伝わり方と云うか、やってきた道と消化のされ方がわかりますよ。似ているのに、似てないのだけど、色彩とか装飾とかに共通のものがあって」<br>彼女の言葉は理知的だった。旅行好きがその表面的な違いばかりを口にするのと違って、深く人類史の階段を下りていくように観察の記憶とそれを受けた推察とを述べた。<br>そして、その合間にどうでもよいような笑い話も時折交えてきた。<br>話の上手さに感心をしたことを告げると「何度か水商売をしてましたから」と軽く笑った。<br><br>窓の外には山林の風景が見えてきた。<br>夏ならば緑深い地域なのだろうが、今は雪の所為でモノクロの世界である。<br>「＊＊＊さんは、今日はどちらまで行くの？」<br>束の間ぼんやりとしていた私に彼女が問うてきた。<br>私は漠然としか決めてなかったので、逆に「どこかおすすめは」と聞いてみると「じゃあ、わたしと一緒にいかがですか。子どもの頃に短い間住んでた街もありますから」と云う。<br><br>私はこの女性への興味と偶然性に満ちた旅への憧れからその提案を受け容れることにした。<br>
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10805038212.html</link>
<pubDate>Fri, 18 Feb 2011 08:17:08 +0900</pubDate>
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<title>集金旅行</title>
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<![CDATA[ 漠然と旅に出たくなることがある。<br>古典を開けば先人たちにもそのような衝動はあったのだし、おそらく未来人にもあるものだろう。<br><br><br>雪の日に京都を出た。<br>家を出て、駅で切符を買おうとすると50円が落ちていることに気付いた。<br>その前日に何となく「明日はお金を拾うだろう」と思っていたので、驚きと納得のなかで懐へ収めた。<br><br>京都駅からK鉄道で三重へと向かった。<br>ひとまず奈良・大和八木を目指す列車の車窓には関西では珍しい雪景色が映っている。<br>東寺も、桃山御陵前の鳥居も、中書島付近の伏見港もモノクロの景色の中に存在していた。<br>京都市北部で雪は降っていても、四条から南へ下がれば見えなくなる、ということはよくあるが、<br>途中、興戸の母校の辺りでも雪は止む事なく舞っていた。<br><br>大和八木で乗り換え、三重へと向かう。<br>ここでも雪は降っている。窓の外では雪だるまを作っている子どもが見えた。<br>駐車場と思しき場所で雪の玉を転がして。<br>明るい桃色のコートを着た子どもたちはとても嬉しそうである。<br><br>長谷寺を過ぎて、三重県内に入る頃には結構な雪景色になっていた。<br>何度か乗り換えのためにフォームに下りたが、10センチほどは積もっている。<br>時間があくので待合室で待機しているとアナウンスでは電車も遅れているのだという。<br>先に入っていた方々も半ばしょうがないと諦め、とりわけ焦るでもなく雪景色を楽しんでいるようだった。<br><br>20分ほど遅れて列車が入ってきた。<br>三度目の乗り換えである。<br>雪のフォームを年寄りたちが賑やかに歩いて乗り込んでいく。<br>私も足下を気にしながら乗り込んだのだが、足を車内に踏み入れた際にかっこ悪く滑って、危うく後ろへ転びそうになった。<br>ちょっとした恥ずかしさに私は頬を紅くしながら腰を下ろしたのだが、<br>ふと、向かいに座る女性と目が遭った。<br>黒髪で、肌が透きとおるように白い。<br>女性は大きな目でこちらを見ていた。<br>刹那、知合いかと自分の記憶を探ったのだが誰も浮かばない。<br>では、何か私の周囲のものでも見ているのだろうか、と思ってさりげなく見回したのだが別段気を惹きそうなものがあるようには思えなかった。<br>私は彼女に視線を戻した。<br>と、やはり彼女は私を見ている。<br>何だろう、と云う表情を向けると、口が開かれ「ボタンが」と云う。<br>私はコートのボタンを確かめた。<br>確かにとれそうにぶらりとしている。<br>朝はそうではなかったのに、と考えると、もしかしたら先ほどの体勢をくずした所為で強く不自然に引張られて、その結果なのかも知れない。<br>私はそのボタンを摘みながら外してしまおうかと考えた。裁縫道具など持ち合わせていなかったので、落としてなくす前にとってしまおうと思ったのだ。<br>そんなふうにしながらボタンを弄っていると、向かいに座る彼女が「私、直しましょうか」と声をかけてきた。そして、さっと網棚に載せた旅行鞄から裁縫道具を取り出したのだった。<br>私はその言葉に甘え、コート脱いで渡そうとする。<br>と、彼女は「寒いですから、そのままで」と私の隣へ席を移り、身を寄せてボタンをつけ直し始めたのだった。<br>列車は揺れ、彼女の身体が時折私に当たる。少しだけ甘く心地よい、沈丁花のような香りがした。<br><br>それほど長い時間ではなかったが、気恥ずかしさの所為か私は束の間暇を持て余し、何度か窓の外などを見たのだが落着かず、結局彼女の手元を見つめた。<br>ボタンの孔から針が出てきて、入って行く。最初は縦で、次は横だった。<br>それが何度か繰返された後、針に糸を何度かくるくると回して、さっときつく引くと彼女は顔を近づけて八重歯で糸を切った。<br>ボタンはわずかの間に手際よく直されていた。<br><br>私は照れながら礼を述べた。彼女は何でもない、と云った顔で軽く頷いたのだが、その凛とした表情がとても魅力的だった。<br><br>結局それがきっかけになり私たちは言葉を交わすようになった。<br>
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10802911250.html</link>
<pubDate>Wed, 16 Feb 2011 08:40:29 +0900</pubDate>
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<title>空と花</title>
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<![CDATA[ 空と花、である。<br><br>個人的なテーマ、と云うほどのものではないが<br>何かの拍子に意識する装置である。<br><br>空の表情は一日の時間軸であり<br>花の変化は季節を告げる横軸である。<br><br>日々、それらは機能しているが<br>精神に余裕がないと脳の中へ入ってこないもののひとつである。<br><br><br>どうでも良い話だが<br>好きな空と花の組み合わせを挙げると、<br><br>真っ青な空と紫の木蓮<br>黄昏時の寒椿<br>夜半の満開の桜<br><br>である。<br><br><br>さらにどうでも良い話だが。<br>仏教的には、散り際の木蓮は頽廃のメタファーである、と何かで読んだが<br>たしかに不思議な艶かしさを感じる。<br>もしかしたら、男性が安らぎを感じる女性像に近いのかも知れない。<br><br><br>ちなみに<br>他に、精神に余裕がないと脳の中へ入ってこないもののひとつが、道の端に落ちているお金である。<br><br><br>週末はお金を拾いそうな予感がする。
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10796174916.html</link>
<pubDate>Thu, 10 Feb 2011 11:02:19 +0900</pubDate>
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<title>ランジェリー</title>
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<![CDATA[ どうでも良い話であるが<br>ランジェリー、である。<br><br>かつて、男女の間には深くて暗いエルベ川がある、と偉大なロシアの指導者 ニコライ・イリイチ表現したが男女間の想いの差を如実にするもののひとつが、ランジェリーであろう。<br><br>神聖なる初めての夜、女性の衣類が一枚ずつ下ろされ、現れるランジェリー／下着。<br>真の感動は”男女間の行為”の向こう側にあるが、<br>男子的にはここでちょっとした山場を迎えている。<br><br>というのも、女性のランジェリー／下着には男性のロマンが宿っているからである。<br>男性的には<br>男性の弱さを優しく肯定する胸の膨らみや温もりを与える子猫を包んでいるもの、であり、<br>謎めいた部分、もっともプライベートな部分を覆っているもの、であって<br>女性の一義的に考える機能性よりも心の熱量は高い。<br><br>極端に云えば、女性は皆美しいランジェリー／下着を身につけている、と思っているのである。<br>と云うか、思いたいのである。<br><br>イメージは、トリンプのコマーシャルやPJのカタログである。<br>胸や臀部が美しいシルエットを見せ、下腹には刺繍やキュートなプリントがされている、あれである。<br>脱衣の後にそれらが現れた瞬間、男性の心は震え、次に訪れる素敵な一幕はさらに豊かになる。<br>大人な装飾であれば官能性が、キュートなプリントなら愛でるような抱擁が加味されるであろう。<br><br>決して華美なものでなくてもよい。<br>理想は華美でも地味でもなく、好い感じなものである。<br>テロテロしたサテン地のような生地で、深い青の上下、シミーズ／ズロースでも構わない。<br>ただ、ちょっとした何かを求めてしまうのである。<br><br><br>故に、40を間近に控えた女性同士の会話に「上下別で何が悪い」「基本、消耗品だから」「実用性」などの言葉が出てくる率が高いが、男性はそのような言葉を耳にすると心を痛めてしまう。<br><br><br>しかし、振り返ると、記憶の端々に我が偉大なる母の姿が浮かぶが<br>ラインを保つためのきつそうなガードルやストッキングを履く際のがに股なスタイルなど<br>女性の現実を教えてくれる装置が提示されていたなと、ふと思った。<br><br>季節を重ねて行くと世の儚きをひしひしと感じるものである。<br>
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10790791546.html</link>
<pubDate>Sat, 05 Feb 2011 09:20:03 +0900</pubDate>
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<title>二月の匂い</title>
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<![CDATA[ どうでも良い話であるが<br>好きな曲に『二月の匂い』と云うのがある。<br><br>稲村和志と第一巻第百章と云う北海道出身のバンドで<br>シティポップスなノリである。<br><br>内容はバレンタインデーについてであるが<br>　粉雪が頬で溶ける<br>　二月の匂い<br>と云う歌詞が好きで、たまに思い出して聴いたりする。<br><br>と、さらにどうでも良い話だが<br>二月は嫌いな季節である。<br>嫌いな理由のひとつは田舎の景色である。<br>田畑がからからに枯れて、埃っぽい風が舞っている、黒沢映画のような世界である。<br>子どもの頃、バレンタインのうかれも何も関係なく<br>地味に生活を侵蝕する冬の風をいつも感じていた。<br>世界はモノクロで、青空や夕暮れ時のピンククラウドもあらかじめノスタルジアであった。<br><br>故に今でも思い出すと不思議な悲しさに襲われたりする。<br><br>季節の移ろいの中で最も苦手なときである。<br>言葉にすると、虚しさ、寂寥感、とでもいうのだろうか。<br><br>夏から秋、秋から冬と向かうに従い、気分は高まるが<br>冬から春、春から夏に向かう過程は、気分は低調だ。<br>（千昌夫の『北国の春』の世界観は好きだが）<br><br>だいたい五月の連休で夏バテになるが、<br>たぶん、この二月は一般人の五月病のようなものなのだろう。夏バテと同じで三月ほど先取りである。<br>が、憂鬱にも飽きたので<br>今年は美味しいチョコレイトの発掘でもしようかと思う。
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10782000809.html</link>
<pubDate>Fri, 28 Jan 2011 01:22:30 +0900</pubDate>
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<title>旅</title>
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<![CDATA[ 何かの拍子にふと旅に出たくなる。<br>学生の頃なら、ふらりとそのまま電車に乗ったり、知らないところまで自転車で走っていったり、なじみのない夜の町を徘徊したりした。<br>ときにはアルコールによって世界を斜めにしたりしたこともあった。<br><br>以前に、そんな感じでどこかへ行ったときのことである。<br>北の方だったと思うが。<br><br>何気なく降りた町であったが、山と川ばかりの田舎で見所は何もないところだったが、ふらふらと歩いていると、川の側に洋館を見つけた。<br>中に入ることができたので見学したが、赤と白の市松模様の床や、高い天井から下がった豪勢なシャンデリア、時間が止められた肖像画——など感心するものがそこここに見られ、重厚感と静謐さが肌に染みてきた。<br><br>洋館への関心を持つようになったきっかけはそれからである。<br><br>あの建物がなんだったのか、いまいち詳しく思い出すことはできないが。<br>ときに旅に出て不思議な衝撃と出会いたいと、ふとまた思った。<br><br><br>自分の存在を消そうとするほどに、内面が自我を発揮する。<br>随分以前に旅先で記したメモである。<br>
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<pubDate>Wed, 19 Jan 2011 13:48:24 +0900</pubDate>
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<title>外食</title>
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<![CDATA[ 外食、である。<br><br>家で米を作っていたために田舎にいたころは、外で食べることがあまりなかった。<br>外で食べるときは、親戚が集まるときやハレの日だった。<br>しかし母は外食を嫌い、あまりいなかった。<br><br>逆に父は外食を好み、さりげなく良い店をいくつも記憶していた。<br>私が料理に興味を抱いたのは、そんな父からの影響が大きかった。<br><br>母の手料理が、冴えない田舎料理だったのに対して<br>父のものは、余裕と遊びを交えた、オリジナルなものだった。<br>決して洗練された、と呼べるものではなかったが、面白い味だと思えるものだった。<br><br>好い店の味を適当に加工する、たぶんそんな感じだったのだろう。<br><br>私は外で食べるのも、自分で作るのも好きだが、<br>外で食べた際に、自分の価値観が刺激されるものが出たりすると嬉しい。<br>そして、それはまた創作への意欲へ繋がったりしていく。<br><br>ちなみに最近食した中で刺激的だったものは、御所南のバルでいただいたレバーペーストで<br>重い赤ワインとのマリアージュを感じれる一品だった。<br>
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10769623371.html</link>
<pubDate>Sat, 15 Jan 2011 23:48:33 +0900</pubDate>
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<title>1月12日</title>
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<![CDATA[ 1月12日である。<br>383年前にシャルル・ペローが生まれ、<br>135年前にジャック・ロンドンが、<br>62年前に村上春樹が生をうけた日であり、<br>35年前にアガサ・クリスティーが亡くなった日である。<br><br>主な出来事は、<br>475年 - バシリスクスが東ローマ皇帝に即位。<br>1528年 - スウェーデン王グスタフ1世が戴冠。<br>1872年 - ヨハンネス4世がエチオピア皇帝に即位。<br>1874年 - 板垣退助らが愛国公党を結成。<br>1875年（同治13年12月1日） - 光緒帝が清の皇帝に即位。<br>1895年 - イギリスでナショナル・トラストが発足。<br>1898年 - 日本で伊藤博文が第7代内閣総理大臣に就任し、第3次伊藤内閣が発足。<br>1945年 - 第二次世界大戦で、ソ連軍がドイツ戦線を突破しポーランドに進撃。<br>1946年 - 第1回国連総会で国連安全保障理事会が成立。<br>1946年 - 中国に亡命していた日本共産党幹部・野坂参三が16年ぶりに帰国。<br>1954年 - 米国務長官ジョン・フォスター・ダレスが、共産圏に対する大量報復戦略を表明。<br>1964年 - ザンジバル革命。ザンジバル王国の王政が崩壊し、ザンジバル人民共和国が樹立。<br>1970年 - ビアフラ戦争（ナイジェリア内戦）が終結。<br>2006年 - ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世暗殺未遂犯メフメト・アリ・アジャがイタリアとトルコでの25年の刑期を満了して出所。<br><br>------------------------------------------------------------------------------<br><br>個人的には<br>受験のための模試が嫌になり、自分の通う高校の校舎に火をつけようとして同級生が逮捕された日であり、<br>今から60年前に、京都の異端児である、我が師が生をうけた日である。<br>心からのお祝いの言葉を贈りたい。
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<link>https://ameblo.jp/orangelab/entry-10765866865.html</link>
<pubDate>Wed, 12 Jan 2011 09:07:49 +0900</pubDate>
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