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<title>生駒さん、見えるんやね。</title>
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<title>7</title>
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<![CDATA[ 「加茂ぉ。」<br>監督に呼ばれると加茂さんは監督の前で直立不動になった。<br>「何回いわせるんやっ。」<br><br>監督は車のドアを開け、加茂さんは監督に背を向け一歩右に、後に思えば加茂さんなりに気を使ったポジション取り、そして加茂さんにとっては、一連の流れかのように見えた。 <br>監督は手に持った杖を加茂さんのお尻に目一杯叩きつけた。<br>加茂さんは悶絶し、二三歩片足で跳ねて、そのままポジションであるショートに戻っていった。<br><br>少年の僕は目をずる剥けにして、ボーっと見ていた。<br><br>「こんな感じやけど、入るか。」<br>嫌ににやけた顔の監督に、本心では無い言葉が出た。<br>「ハイッ。」<br>僕はクリスマスの時もそうだが、自分に嘘つきだ。<br>クリスマスの時と違うのは、心底自分が恨めしい事だ。
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<pubDate>Thu, 23 Jun 2011 22:51:46 +0900</pubDate>
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<title>6</title>
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<![CDATA[ 夢地がちな少年だった僕は、翌日だっただろうか、見学に赴いた。<br>「君が山本君か。今日はゆっくり見て行きなさい。」<br>監督のビジュアルとはアンバランスな優しい一言。<br>監督は小学校2年の僕が見ても明らかなヤクザ顔だった。<br>僕を連れてきた、高学年の少年は加茂という名前で、部員を紹介した事によって得られる事になっていたんであろう500円玉をにこやかに僕の目の前で受け取っていた。<br>監督はグラウンドから車の中に入ったまま、少年達に指導を行っおり、夢見がちな見学の少年もその光景に違和感を覚えた。<br>グラウンドに車。<br>車の中の監督。<br>その理由は恐怖とともにすぐ分かった。  
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<pubDate>Tue, 21 Jun 2011 23:55:56 +0900</pubDate>
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<title>5 (監督はヤクザ顔)</title>
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<![CDATA[ そんな慎ましい僕が自発的に頼んだ事がある。 <br>「お母さん、野球部に入ってもええ？」<br><br><br><br>ちょっとだけさかのぼる。<br>僕が、家の近くで壁当てをしてる時だった。「君は野球が好きなんか？」<br>小学校の高学年位の、お兄さんに話かけられた。 <br>「今度、よかったら見学に来ない？」 <br>僕は人見知りの少年だったが、二つ返事でハイと答えた。<br>僕にとっては魅力的で願っても無い誘いだった。<br>団地の野球では、糞ボールでストライク。 ちゃんとした、不公平じゃない野球をしてみたいと思っていた。<br>本当は皆より上手いんだと勝手に思っていた。<br>上手いからプロ野球選手になるんだと思っていた。 <br><br><br><br>少年時代の脳味噌は都合の良い断片から構成されていて、あれや、これやと自分の中で妄想を膨らまし、その妄想を信じている。 <br>自分は何にでもなれると信じれるエネルギーは大人になると持ち合わせなくなる。<br>少年時代に持つ夢は誰も馬鹿にはしない。<br>可能性が低い夢でも、未知の可能性が子供には秘めているからだ。<br>大人になると、何もかも口に出すのを憚られる。現実的な夢を見、現実という狭い枠内に可能性を押し込む。
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<link>https://ameblo.jp/osamax7600/entry-10620848907.html</link>
<pubDate>Mon, 16 Aug 2010 02:49:30 +0900</pubDate>
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<title>4</title>
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<![CDATA[ 僕は子供ながらに、非常に気を使う子供だった。 <br>小学生の時、ラジコンが流行っいて、貧乏な僕の家では買ってもらえる訳もなかった。 <br>でも年に一回だけのイベントの時に思い切って頼んで見たことがある。<br>「サンタさんにラジコンが欲しい。」<br>僕は、母を通じその年のクリスマスには気づかされる虚構の存在に頼んでみた。 <br>クリスマスの日に、死ぬ程楽しみにして目が覚めた僕は、耳元のプレゼントを見ると同時位に包装を破いた。 <br>姉は注文通りのシルバニアファミリーに喜んで、僕は隣で千尋の谷に突き落とされていた。 <br>僕のプレゼントはラジコンではなく、ミニ四駆が二台。しかもタミヤ製では無く、どこで走らせても鼻で笑われるパチ物のミニ四駆。予算の関係だったのか、ラジコンと謂うものを認識していなかった分からないが、子供心に酷く失望した事を覚えている。<br>母に、<br>「プレゼントどうだった？」<br>と笑顔で言われた時、僕は <br>「めっちゃ嬉しい！有難うってサンタさんに言っといてや。」 <br>僕は子供ながらに気を使って答えていた。 <br>その時、サンタは居ない事を覚え、一つ大人になった。<br>
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<link>https://ameblo.jp/osamax7600/entry-10619918112.html</link>
<pubDate>Sun, 15 Aug 2010 03:09:05 +0900</pubDate>
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<title>3</title>
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<![CDATA[ 僕が小学生に上がった時に、一軒家に引っ越す事になった。<br>母は僕がイジメられていたのを知っていたのかどうかは知らないし、大人になった今でも聞いた事はない。<br>でも、小さな団地の世界だからきっと知っていたんだと思う。 <br>知っていたとしたら、きっと子供の世界に顔を突っ込む事を嫌がったんだろう。 <br>僕にとって母が知らないふりをしてくれていた事、何もしなかった事は、本当にありがたかった。<br><br>平城京の近くの団地から二駅程の社宅の一軒家に引っ越す事になった。<br>閑静な住宅街にある新居は、あまりにも目立つ、お化け屋敷だった。<br>小さい土地に、今なら建ぺい率が引っ掛かるんじゃないかって位ギリギリに建つ一軒家。 <br>砂壁に急な階段。貧乏な家の二大要素は完備されていた。ついでに言うと、うちのカルピスは酷く薄かった。 <br><br>それでも僕は初めての二階建ての一軒家と謂うものに、ひどく心ときめいて、嬉しかった。<br>三人兄弟で、妹と姉が居て、自分の部屋こそ無かったが、子供ながらに喜んだ。 <br><br>
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<link>https://ameblo.jp/osamax7600/entry-10619912199.html</link>
<pubDate>Sun, 15 Aug 2010 02:44:56 +0900</pubDate>
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<title>2</title>
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<![CDATA[ 持続出来なくなる。<br><br>今思うと小学生の時、女の子が仲違いをしてから一貫して口を聞かないようになるあの現象には凄い情念というかエネルギーが注がれていたんでないか。<br>今、僕は男女差で言及しているけど、もしかしたら個人差なのかもしれない。<br>持続力の無いアホな僕はいじめられてもいじめられても、二人とよく遊んでいた。<br>二棟ある団地の真ん中は公園のようになっていて、そこで野球のような物をしていた。僕の打席ではどんな糞ボールでもストライクで、僕が最初に触れた野球では悔しくてよく泣いていた記憶がある。<br>浴槽にウンコを漏らした強者のノブ君と僕、どっちかと言うとノブ君の方がいじめられる要素はあった気がする。<br>思うに、そこで僕は社会にある原始的な部分を味わっていたのかもしれない、異種は廃し除かれる。特に幼稚園位の年頃で先生とか大人とか居ない団地の子供間の世界ではそれが強く出るのかも知れない。<br>体の中でも起こっている、白血球が体内に侵入した異物を排するように、非常に自然な摂理。
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<link>https://ameblo.jp/osamax7600/entry-10619019905.html</link>
<pubDate>Sat, 14 Aug 2010 04:06:40 +0900</pubDate>
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<title>生駒さん、見えるんやね。序</title>
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<![CDATA[ 「生駒さん。」<br>大阪や奈良の人間ならこの山を親しみを込めてこう呼ぶ。<br><br><br>僕の生まれた町は奈良市内の平城京の近くの団地で、そこではよく泣いていた気がする。<br>僕は国立の幼稚園に通っていて、団地の子供達とは違う幼稚園に通っていた。<br>親が教育に熱心だったかと言われるとそうでもないし、未だに何故かも知らないが、今更聞く気にもならない。<br>国立の幼稚園に通う僕と公立の幼稚園に通う団地の子。<br>だからと言うわけでも無いけど、僕はそこの団地の子供によく泣かされていた。<br>もしかしたら単純に僕が内気な少年だったからかも知れない。<br>それが原因で内気になったのかも知れないし、今となってはどうでも良い。<br>取りあえず、幼稚園時代の僕は団地の中では内気な少年だった。<br><br>山口さん所のノブ君、シンちゃん兄弟には、結構いじめられていた。<br>弟で同い年のノブ君、一つ年上で兄のしんちゃん。<br>ノブ君は浴槽の中でウンコを漏らした事のある強者で、二人で居るときは友達だったが、しんちゃんが加わると、一緒になって僕をいじめていた。<br>僕にとって怒りという感情とか恨みという感情っていうのは持続する事にエネルギーが必要で、ちょっと良い事をされたり、時間が経つと、
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<link>https://ameblo.jp/osamax7600/entry-10619014676.html</link>
<pubDate>Sat, 14 Aug 2010 02:16:47 +0900</pubDate>
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