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<title>otogi1222さんのﾌﾞﾛｸﾞ</title>
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<title>ミチル 深夜のファミレス編⑥</title>
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<![CDATA[ 暫くミチルは窓の向こうを見て黙っていた。<br>煙草が堪らなく吸いたくなったので吸ってもいいかと聞いたが一瞥してまた窓を見た。つまり駄目だと言うことだった。<br>一体いつまで此処にいなければならないのか、仕事は会社に残しているし時計は深夜１時を回っていた。<br><br>もう一度写真を見てもいいかと聞いた。<br>ミチルはまた一瞥して、外を見た。<br>今度は構わないけどって態度だった。<br><br>一回りも違う女の子がどうしてこんなに、僕を上手く扱えるのか分からなかった。<br>写真を手に取りもう一度自分の顔を眺めた。さっきより長く、見落としが無いように。<br>少なくとも見落としはなかった。３０年以上見てきた自分が確かめたのだから。<br>それが終わると、ユカと言う女の顔を眺めた。やっぱり知らない顔だった。<br>ただ、さっき見た時よりもユカ（ユカと言う名前の女）は静かで、清楚な印象に見えた。写真の中で笑っている顔は好感を抱かせたし、ユカが援交をするような子なのか疑問も抱いた。<br>そう言う時代だと言われれば納得はするんだが、そう思わずにはいられなかった。<br>写真の中の二人は恋人同士にも見えたし、また他人にも見えた。それは自分自身ではないからか、何か見落としがあるかは分からない。<br><br>細かくチェックをしてみた。服装から見ると、ワイシャツはどれも同じで区別は出来ない。ズボンもこの写真からだと判別しずらかった。ただ腕時計は多分自分の物だろうと思う。そうなると、この写真の男は僕である。<br>身に覚えがない…。<br><br>裏には１０／２０とある。<br>ユカが書いた字かは解らないが、この日に写真を取ったのか、取った写真をこの日に渡したのかどちらか…。<br>そして、そのどちらにしても彼女はこの世にはもういないのだ。<br>
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10640638113.html</link>
<pubDate>Mon, 06 Sep 2010 05:21:19 +0900</pubDate>
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<title>ミチル 深夜のファミレス編⑤</title>
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<![CDATA[ ミチルの苛立ちは逆立った髪の毛の様に時間をかけては垂れ、垂れては逆立った。<br>「一体、誰が何のために殺したりしたんだろう？」<br>「あたしが分かるわけないでしょ！で、何でそんなに落ち着いてる訳？」<br>「落ち着いてる訳じゃないけど、突然過ぎて冷静になる。」<br>「ユカが可哀想じゃないの？お金を払ったから後は知らない？」<br>「本当に違うから。写真は俺だけど、実際会ったことも、話した事もない。」<br>「ドッペルゲンガーか幽体離脱か、双子の兄貴だって事？よーく見てよ。これ警察が見てあなた、疑われないと思う？」<br>「…警察もこれを見たのか？」<br>「あたしは見せてないけど、ユカの持ち物から出てきたら絶対疑うと思う。」<br>「でも君が見せないのはどうしてだろう？」<br>「馬鹿？あたしが、友達援交してましたって言ったらユカを売る事になるのよ？」<br>「直ぐバレるだろ？」<br>「あたしが売るかって話！あたし以外の誰かがそうしてもあたしはしないの！」<br><br>ミチルは苛立ちを増し三度目のすね蹴りをした。<br><br>「正確な蹴り…」<br>「あなたが知ってる事を全部あたしに話して。警察なんかに片付けられる前にあたしがそいつの首の骨を折るから。」<br>ミチルの目からは殺気が漂っていたがその奥には親友を奪われた痛みが見えた。<br>その目を見ていると、１７才の頃の話を思い出した。<br><br>初めて付き合った女の子と、夜の１０時過ぎにこっそり会った。最初は何をするわけでもなく、ただ会って話がしたかった。とても素敵な時間だった。<br>それは数ヶ月続き、お互いの両親が止めさせるまで行われた。彼女が妊娠する事が発覚するまで…。避妊はしていたが、それでも絶対大丈夫と思う事はないと知った。<br>その時の僕らはもう会うこともなかった。<br>ミチルはその時の僕らと同じ目に見えた。 <br>突然奪われると言う事に、対応出来る人は少ないのだと思った。
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10639675283.html</link>
<pubDate>Sun, 05 Sep 2010 05:11:25 +0900</pubDate>
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<title>ドキュメント</title>
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<![CDATA[ 他人の主観でどう思われようと、それは１００％他人の自由だ。<br>が私の主観も１００％私の自由。<br>他人には隠すが、自分に向けて隠す事などない。<br>例えば私の主観で見ている第三者と、あなた方が見ている第三者とでは、存在しているかしていないか程の違いがある。<br>第三者の一方で拒む事をしていても、もう一方で受け入れて欲しいと望むモノを感じる。<br>見る角度が全く違う訳だ。<br>角度は表現者の武器だ。<br>表現者は孤独でなければいけない。<br>その作業に他人の主観は要りません。<br><br>１００％私の主観だ。<br><br>私の世界に存在するモノを信じるか、他人の世界に存在するモノを信じるか？共有か？<br>違った個体で全身交わるつもりはないから、余地はあって理解もあっても、作業は孤独でありたい。<br><br>そして、今は眠い。
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10637968373.html</link>
<pubDate>Fri, 03 Sep 2010 10:58:32 +0900</pubDate>
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<title>ミチル 深夜のファミレス編④</title>
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<![CDATA[ 先に口を開いたのはミチルだった。<br>「さて、本題に入るけど？」<br>「本題？」<br>「そうよ、じゃなきゃこんな時間にファミレスであなたと会ったりするわけないでしょ？」<br>「何のことかさっぱりだ…」<br>「とぼけないでよ。佐藤ユカって子と先週やったでしょ？」<br>「やったって…声がでかいし、ユカって子も知らない。」<br>ミチルは一枚の写真を取りだし、僕に見せた。<br>「この子よ。隣に写ってるのあなたでしょ？」<br>「…知らない。」<br>「とぼけないでよ！写ってるでしょ！」<br>ミチルは店内が静まりかえるくらい大きな声を出した。<br>「…本当に知らないんだ。」<br><br>写真には確かに僕が写っていたが、本当に神に誓ってそんな事をしてはなかった。<br>「ユカはね、援交してたの。あたしと違って頭は悪いけど、性格も良いし親友だった。」<br>「…だった？」<br>「誰かに殺されたわ。」<br>「殺された…？」<br>「全然辛くないみたいね？」<br>「話についていけないんだけど…」<br>「警察に一緒に行ってくれる？」<br>「警察も何も、話が解らなすぎて。勘違いしてると思うけど、この写真もユカって子も一体何の事か分かってないんだ。」<br>「ユカの鞄に写真が入ってたの、裏見て。日付とあなたの名前、堺 智也。」<br>「…本当に俺なのか？」<br>「まぁ、あたしが思うにあなたが殺したんじゃ無いんだろうけど。」<br>「…信じてもらえないかも知れないけど、本当に知らないんだ。」<br>「信じる信じないはあたしにとってどうでもいいの。あたしはユカをあんな目に合わせた奴が誰なのかが分かればそれでいいから。」<br><br>ミチルは金髪をぐしゃぐしゃに握りながら、重力に逆らう髪型を作り、こっちを睨んでいた。
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10637698074.html</link>
<pubDate>Thu, 02 Sep 2010 23:46:25 +0900</pubDate>
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<title>ミチル 深夜のファミレス編③</title>
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<![CDATA[ 「あなたは？」<br>「幾つ？」<br>「２０」<br>「高校生だろ？」<br>「高校生がファミレスで人のハンバーグ食べる？」<br>「二十歳でも食べるかよ。」<br>ミチルは舌打ちをして、鞄から学生証を取り出す。<br>「見て…大学二年、大島ミチル。」<br>「東大？君みたいなのが？」<br>ミチルは足で僕のすねを思い切り蹴る。<br>「イッタ！…」<br>「返して。」<br>「…」<br>「怒らないでよ、失礼な事を言ったんだから。」<br>「蹴る事ないだろ？」<br>「東大に入る位何？見た目で決めると牛のゲップで死ぬわよ。」<br>「牛のゲップ？」<br>「牛のゲップも知らない？」<br><br>店員がデザートとアイスコーヒーを運びに来た所で牛のゲップの話はやめた。<br>ミチルは顔色一つ変えずに、不味そうにデザートを食べた。<br>それが終わる頃に、ハンバーグとライスが運ばれ、不味そうにそれを口に運んだ。<br>ミチルはその間、何も言わなかった。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10637665404.html</link>
<pubDate>Thu, 02 Sep 2010 23:27:55 +0900</pubDate>
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<title>ミチル深夜のファミレス編②</title>
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<![CDATA[ 「誰？ってか、それは…」<br>「要らないのかと思って。」<br>「要らないものを頼むと思う？」<br>「冷めてるのが食べたかった？」<br>ミチルは悪気もなく食べ続ける。<br>「食べないだろ？」<br>「ん～？」<br>「知らない人の席に勝手に座って、食べる人いるかって聞いてるんだよ。」<br>「あのさぁ、目の前にいるじゃん。ってかね、ファミレスで寝られると困るのね？店員さんがさ。つまり、知り合いのふりをしてたの。感謝してよね。」<br>「目を瞑ってただけだ。」<br>「その主観は周りに理解されますか？答えて、３・２・１・ブー」<br>「それもって自分の席に戻ってくれないか？」<br>「あぁ無理かな。」<br>「なんで？」<br>「デザート食べていい？すいません、メニュー下さい。」<br>「…」<br>「何の話だっけ？」<br>「まず、君がハンバーグとそれからデザートを食べようとしてる意味が解らない。それから、全く君の事を知らなくて、話をしているのも可笑しな話じゃないかな？」<br>「…すいませ～ん！」<br><br>ミチルは葡萄の様なピアスを軽く触りながら、店員を呼んだ。<br><br>「お待たせしました。」<br>「待ってない、この人寝ちゃってごめんねって思ってるんだから。ねぇ？」<br>「…イタッ。」<br>「足が当たっちゃった。えぇと、プリンアラモードとイチゴのロールケーキ。後コーラで。」<br>「…後ハンバーグとライス。アイスコーヒーは先に持って来てくれる？」<br>「かしこまりました。」<br>「ハンバーグ好きなの？」<br>「ハンバーグと決めたら食べないと気がすまないだけだ。」<br>「で、何の話だっけ？」<br>「撃ち殺されそうだからいいよ。」<br>「撃ち殺してみたくなる顔ね。あ、あたしミチル。宜しく。」<br>「…」<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10635912235.html</link>
<pubDate>Wed, 01 Sep 2010 01:57:04 +0900</pubDate>
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<title>ミチル 深夜のファミレス編①</title>
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<![CDATA[ 年末に向けて忙しくなる１１月初旬。<br>仕事が舞い込むのはもっと前なのだか、打ち合わせだけでも１日が潰れていて、実際に動き出すのは１０月からになる。<br>家電製品やらテレビＣＭやらの仕事自体まだ不慣れで家に帰って休むのは週に１日か２日だった。<br>その日も仕事を９時に終えた後、クライアントと時間を合わせ、進行具合を報告し、タクシーで会社に向かっていた。<br>時計は１２時目前で、腹も空いていたので広尾のジョナサンに入った。<br>平日なので、大して混んではいなかったしそれは歓迎すべき事だ。<br>４名用のテーブルに着き、ハンバーグとライスとアイスコーヒーを注文してから運ばれて来るまで暫く目を瞑っていた。<br>知らない曲にも興味は沸かない位、静かに待っていた。<br><br>「起きないと、撃ち殺すよ？」<br><br>そう言うキャッチフレーズはもう考えたくはない。頭の中にはハンバーグとアイスコーヒーが運ばれて来ること意外に興味は無いのだ。<br><br>「先に食べちゃうけど、いいよね？」<br><br>先？<br><br>まだ五分も経ってないのに、来る訳ないだろ・・<br>それに店員が声を掛けるはずだ。<br><br>ナイフとフォークの合わさる音で目を開けると、知らない子がハンバーグを食べていた。<br><br>彼女がミチルだ。
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10635310978.html</link>
<pubDate>Tue, 31 Aug 2010 14:43:25 +0900</pubDate>
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<title>ミチル①</title>
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<![CDATA[ １９９９年、１２月１６日。<br>僕は彼女の家で泣いている彼女の服を脱がし、抱いた。<br><br>それはあまり相応しくない性交だった。<br><br>僕にとって…<br>彼女にとっても…<br><br><br>小さな広告代理店で働いていた僕は、仕事に対して価値を見出だせずにいた。かといって仕事の評価が低い事もなかったと思う。期日は守っていたし、クライアントの相談なら、仕事外でも時間を作った。<br>その成果か分からないが小さな広告代理店は場所が変わり、仕事場は広くなっていた。<br>２０代が終わると仕事も任される様になり、部下も持った。<br>チームで仕事をするのも楽しかったし、仕事が上手く行く事で結束も生まれた。<br>そのお陰で、価値を見出だせない事が重荷になる事も薄れていた。<br><br><br>価値にこだわる理由を書いてみる。<br>つまり、人生の大半を仕事に費やす事に何の意味があるのか？と言う事。<br>現実的な事情や社会の正論に対してではなく、どんなに働いても、地位や権力や見栄を着ても、終わりは平等に来る。<br>完全なる終わり。<br><br>子供みたいな我が儘を言ってる訳じゃない。<br>実際、仕事は続け成果も出している。<br>ただ、避けられないものを拒む様で嫌なだけだ。<br>冷めているだけだ。<br>競争じゃなければ、努力をしないだけ。マラソンは苦痛だが、ジョギングなら同じ距離でも走る。そういう類いの話。<br><br><br>ミチルは僕よりも１０違うフリーターだ。<br>金髪は痛々しいくらい髪を傷つけていて、耳に架からない程の長さ。顔は童顔で化粧はしないが代わりにピアスが葡萄の様についていた。<br>ミチルには２つ上の彼がいて時々彼の出身（広島）の訛りが出た。<br><br>僕らは深夜のファミレスで、出会った。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/otogi1222/entry-10635223746.html</link>
<pubDate>Tue, 31 Aug 2010 12:06:41 +0900</pubDate>
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