paperback https://ameblo.jp/paperweight/ 日々の断片。切ない記憶。デザイナーのひとりごと。シンプルな真実。 ja-jp SUNDAYPARK https://ameblo.jp/paperweight/entry-10016451259.html 公園のベンチでぼくは過ぎた愛のかなしさを数えるひとり そんな午後子供はブランコの順番争い所詮ぼくの愛もそれと同じ重みかしら別れた人の横顔を思い出せばいつも涙顔SUNDAY PARK年老いた人が菩提樹の葉陰で居眠りしながら涙ぐむ足元に新聞紙子供はブランコに飽きて次の遊びに駆け出した後には鳩が舞い立つ晴れた午後にはこんな密かな哀しみ方があってもいいだろうSUNDAY PARKSUNDAY PARKSUNDAY PARK 2006-08-31T02:33:52+09:00 春の夜や たまたまからき マティニかな https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009794221.html 春が又来る。未だ冬が終わりきっていない「夜寒」の切なさがいい。寂寥、生命の息吹き、花、花、花。伝えきれない思いが込められた沈黙こそがコピーなのだ。たくさんの、いや、うるさい自分勝手な思い等、要らない。抑えが利いた方がいいと、いや切り捨てろと教えられる、久保田万太郎「歎かい」の教え。広告制作をやりたい人は是非読むべし。いはぬはいふにいやまさる逢はぬは逢ふにいやまさる 胸の思ひは 木がくれに咲く初花の いぢらしい命をかけてゐるといふsakebar/2005_02_02「菅原道真公は梅をこよなく愛し、 2006-03-06T01:21:10+09:00 sakebarのコピー 晩秋から冬、そして春再び https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009735533.html  日本酒メーカーのサイトを見ている女性はどんな人なんだろうと、ふと 思う事があります。マーケティングやターゲットセグメンテーションを しっかりしても、何処か、見えない相手に向かって広告を作る不安感、 それは恋をしている様な気分にも似ています。消費者に片思い、でしょ うか。sakebarの閲覧数は高く、ますます仕事に気合いが入ります。 sakebar/2003_11_19 円通寺から望む借景が記憶に焼き付いていたので…「紅葉が京都に晩秋の訪れを告げています。色葉様々な美しさは、私達京都に住む者にも 2006-03-04T16:21:46+09:00 sakebarのコピー スタイル作り https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009677058.html  夏から秋へ。凛とした、心地よい寂しさを演出するテクニック。 引用した詩や句はバーテンダー自身の奥行きを物語らせます。2003_08_20 夏の終わり。これはコピーとして上手く行ったと自分でも思います。       気に入ってしまったので、自分の事務所の残暑見舞いにも使いました。    「東大谷本廟の万灯会や大文字焼きの炎の景色は遥か彼方に過ぎ、晩夏の夕雲が切なく西山を茜色に染めています。まだまだ昼間は強烈な陽射しが照りつけ、市内を熱気で覆いますが、夜の涼風が秋の気配を感じさせます。 涼やかな 2006-03-03T04:24:31+09:00 sakebarのコピー 試行錯誤の繰り返し https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009635793.html   ただの歳事記ではいけない。しかし、今人古心の気持ちを大切にしながら。 「探梅や枝のさきなる梅の花」素十の心の様に。2002_09_11 「“京都人は、春と秋を享受する代償として、夏と冬とを諦観しているのである”と林家辰三郎は著書の『京都』(岩波新書)で述べていますが、それ程に油照りの日が続き、厳しい京の暑さは9月が来てもなかなか去ろうとはしません。ただ、それでも少しずつではありますが、市中から見上げる空は青く高くなり、稜線も鮮明さを取り戻し始めます。麗らかな秋の始まりをそれらの自然 2006-03-02T06:29:40+09:00 sakebarのコピーについて 続き https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009581923.html  酒造会社のサイトにおいて、何より気を付けているのは季節感、臨場感。切な感、即興性。 バーテンダーが生み出すカウンターの雰囲気って、お酒を飲むばかりが中心にはならない。 文学も旅行も音楽も多弁に多種多様に在る。カクテルやウィスキーを飲む瞬間、別の次元、 知的好奇心が解放されている訳です。その雰囲気を出したいと、無い頭をからんからん振っ ています。旅行と上記しましたが、うん、旅ですね。お酒を飲む事はすなわち旅する事。 ぼくは久保田万太郎の俳句をこよなく愛しているのですが、あの世界観には憧れます。  2006-03-01T02:07:54+09:00 sakebar/2002_05_22 京の雨 https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009545013.html 担当している広告、コミュニティサイトという手段で、酒造会社の新たな魅力を打ち出し、女性に日本酒を好きになってもらおうというテーマコンセプトが主軸。  「雨の京都を傘を手にして歩くのが私は好きです。 観光の雑踏地も雨の日ばかりは訪ねる人も少なく、清閑境を感じる事が出来ます。 雨の京都は本当にいいです。雨に降られたと思わず、雨に恵まれたと嬉しくなります。 雨は一切のほこりを洗い流します。寺屋根も、土塀も、森も、竹やぶも、眼が覚める程の鮮明な色に生き返らせてくれます。 大雨が続き、空が暗くなっている時 2006-02-28T03:06:28+09:00 sakebar/2003_03_12 早春 https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009532011.html バーテンダーは特別な季節感を大事にしています。ぼくはその彼の美的感覚を上手く読者に伝えなければなりません。読者は知的好奇心豊かな女性。手強いです。「“気霄れては風新柳の髪を梳る 心消えては浪旧苔の鬚を洗ふ” 都良香『和漢朗詠集』の『早春』から。 空が気持ちよく晴れて、風が佳人の髪の様な新芽の柳を櫛梳る様に吹いている。氷は溶けて、さざ波が岸の苔を洗う眺めは、伸 びっ放しの去年の古いあごヒゲを洗うようだ、という意の佳句。 「気」と「氷」、「風」と「浪」、「新柳」と「旧苔」、「髪」と「鬚」、「梳る」と 2006-02-27T21:31:15+09:00 sakebarのコピーについて https://ameblo.jp/paperweight/entry-10009335614.html  ぼくは某酒造会社のサイトのクリエイティブディレクションやアートディレクションを担当して5年位経ちます。そしてそのサイト内コンテンツのゴーストライターもいくつか引き受けていて、「なりきり」作業も、つまり5年経つ訳です。ライターが書ききれない部分も追求したいと完成度にこだわると、仕事が増え、結果自分の首を絞める事にもなる、という悪例とも言えます。1つにまとまったデザインと企画記事を作る難しさを学びました。 コンテンツの中には日本酒でカクテルを作り、レシピを公開するものもありまして、友人のバーテンダ 2006-02-21T23:23:53+09:00