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<title>英語と、パチンコと。</title>
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<description>２０歳だった私の記憶</description>
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<title>パチンコ屋の排他</title>
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<![CDATA[ 昨日はちょっと悲しいことがあった。<br>悲しいというか、意見の食い違いというか・・・。<br>人との関係って難しいと思う。<br>お互いに良かれと思ってしていることが、裏目に出る。<br>そのことをいくら説明しようとしても、言葉は言葉でしかなくて、その時起こったことはもうそのまま表現できるものではなくなっている。<br>瞬間はいつもその時だけのもの。<br>説明なんて不要なのだ。<br>でも、人間社会にはどうしてもコミュニケーションが必要だし、それがなかったら恐ろしくつまらない世界だろうとも思うのだけれど、<br>本当は言葉なんてなんの確信にもならない、と思っている。<br>だから、私は人と話すのが苦手だ。<br>必要以上に言葉に意味を持たせようとしたり、自分の思っていることを相手に伝えようとエネルギーを注ぎすぎて、結局会話を楽しむことができない。<br>ごく親しい人にはそのこともまるごと伝わってしまっているはずで、だから時々とても会いたくなるのだけれど、会うのにはやっぱりエネルギーが要る。<br>面倒くさい性質だ、と自分でも思う。<br><br>だから、パチンコ店みたいな、人とのつながりなんて皆無な空間で働くことができたのだ。<br>客の質が悪かろうと、従業員が無愛想だろうと、私にはなんの<a href="http://www.p-central.com/" target="_blank">パチンコ攻略</a>関係もなかった。
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<pubDate>Fri, 09 Apr 2010 20:38:25 +0900</pubDate>
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<title>パチンコに埋もれていた日々</title>
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<![CDATA[ <p>昨日は久しぶりに友人と食事に出かけた。</p><p>１歳になったばかりの子供がいるのだが、彼女の旦那さんはいつも快く送り出してくれるという。</p><p>何度か一緒に食事をしたことがあるのだけれど、とても良い人だ。</p><p>今回は随分久しぶりだった。</p><p>お互いの都合がなかなかつかなかったのだ。</p><p>気軽に呑めて、ちょっと雰囲気のある焼き鳥屋さんで、つめたい日本酒を飲みながら色んな話をした。</p><p>素晴らしく頭がいいのに破天荒で、一緒にいると俄然元気が湧く。</p><p>彼女は並々ならない武勇伝の持ち主でもある。</p><p>一番強烈だったのは、アメリカ人との婚約を破棄した時の話。</p><br><p>初めて会ったのは、彼女が帰国して１年も経たない頃。</p><p>ちょうど英会話の勉強をしていた私は、英語を話せる友達がいなかった。</p><p>そこで、学生時代の友人の同僚だという彼女を紹介してもらったのだ。</p><p>年の差はあれど、私たちはたちまち意気投合し、さらに贅沢なことに、生きた英会話ならではの勉強法も教えてもらっていた。</p><p>彼女は、アメリカに婚約者を待たせていた。</p><p>日本である程度仕事をしたら結婚する、と言っていた。</p><p>私はもちろん、彼女自身もそう信じていたに違いない。</p><p>彼女は日本を愛しているので、本当はアメリカなんて行きたくないのよ、と会うたびに言うのだった。</p><p>時期がきて無事退職し、渡米までわずか２日に迫ったある朝、彼女から電話がかかってきた。</p><br><p>「結婚するのやめちゃった」</p><br><p>あまりにあっけらかんと言われたので何と言ってよいのかわからず、そう、良かったわね、などと言ってしまったのだけれど、本当は心底驚いていたのだ。</p><p>でももちろん、私は彼女が好きなので、彼女が幸せならばどこにいてくれても全然構わないのだった。</p><p>婚約者には気の毒なことだったけれど、それも仕方がない。</p><br><p>パチンコ店で窒息しそうになっていたあの日々の、唯一の息継ぎだった。</p>
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<pubDate>Thu, 25 Feb 2010 11:32:52 +0900</pubDate>
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<title>パチンコとプルキニエ現象・２</title>
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<![CDATA[ <p>今日はまったく天気がいい。</p><p>しかも、冬の空気ではない気がする。</p><p>春というにはまだ早く、でもそういう類のフレッシュさだ。</p><br><p>ところで思い出したら気になって仕方がなかったので、プルキニエ現象について少し調べてみた。</p><p>１９世紀の旧チェコ・スロヴァキアの生理学者、ヤン・エヴァンゲリスタ・プルキニエが解明し、その名がつけられた。</p><p>正式には「プルキニェ」と発音するらしい。</p><p>視覚度のずれのこと、とある。</p><p>人間の目は網膜の視細胞で色を感知しているのだが、暗い場所にいけばいくほど、青い色に敏感になる性質を持っているらしい。</p><p>逆に明るい場所では赤い色が鮮やかに見える。</p><p>照明を落とした場所でのパーティーなんかは、青いドレスを着ると映えるのだ。</p><p>人間の心理が不安的になりやすくなるという、心理的影響もあがっているらしい。</p><br><p>でも、あの心許ない感じはそれだけじゃない要因を含んでいる、と私は思っている。</p><p>パチンコ屋に生息していたあの頃、人生というものは果てしなく、とても手に追えるものではなかった。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/paris9826300/entry-10463659762.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2010 16:25:32 +0900</pubDate>
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<title>パチンコとプルキニエ現象</title>
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<![CDATA[ <p>パチンコ店というものはガラが悪い。</p><p>これは店によるのかもしれないけれど、少なくとも私が働いていた店はそうだった。</p><p>パチンコをする客の傲慢さには、腹立たしさを超えて奇妙に感心するほどだ。</p><p>出れば自分の腕の良さに悦に入り、負ければ台のせいだと言う。</p><br><p>その日も私はタチの悪い客に手こずらされ、朝から疲れ果てていた。</p><p>そういう時に限って、１人で３万発オーバー連続などという有り得ない事態に陥るのだ。</p><p>交換ラッシュはエネルギーを消耗する。</p><p>なんとか１日の業務を終えて更衣室に戻ると、ソファに座りこんで着替えもせずにしばらくぼんやりしていた。</p><p>ふと窓の外を見ると、景色が真っ青だった。</p><p>景色全体に水彩絵の具を溶いたように、全部が青いのだ。</p><p>窓から手を出してみても、もちろんそれはただの無色透明な空気のはずなのだけれど、手まで染まってしまいそうだった。</p><br><p>「プルキニエ現象っていうんですよ」</p><p>急に人の声がしてびっくりして振り返った。</p><p>誰かが入ってきたことにも気付かないなんて、よっぽど茫然としていたのだろう。</p><p>「・・・え？」</p><p>「こういう、暗い場所では青い色がどこまでも澄み渡って見えてしまうこと」</p><br><p>彼は遅番のアルバイトで、ほとんど接点がなかった。</p><p>けれど同じ空気の中を漂っている人間同士の、不思議な親近感があった。</p><p>プルキニエ現象。</p><p>私は突然、自分がひどくちっぽけで、取るに足りない人間だと思った。</p><p>でもそれは、自分が自分でいるために必要な事実だった。</p><br><p>プルキニエ現象が起こると、今でも決まって感傷的な気分になる。</p>
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<link>https://ameblo.jp/paris9826300/entry-10461737798.html</link>
<pubDate>Thu, 18 Feb 2010 06:21:16 +0900</pubDate>
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<title>はじめてのパチンコ</title>
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<![CDATA[ <p>私がはじめてパチンコ店に入ったのは２０歳のとき。</p><p>当時大学生だった私は、日本の大学というところの怠惰さにがっかりして、アメリカに留学しようと思っていた。</p><p>英会話の勉強にもお金がかかるため、パチンコ店アルバイトを選んだ。</p><p>友人の中には水商売で留学資金を稼ぎだした人もいたけれど、どう考えても私には勤まらない仕事に思えた。</p><p>「水商売なんて」というのではなく、人と正面から向き合わなければいけない仕事は苦手だった。</p><p>ただでさえ、人間関係には苦労しているのだ。仕事でまで悩みたくはない。</p><p>パチンコ屋での仕事は、店員とお客さんの間に妙な親しみが生まれなさそうな場所に思えたし、実際にほとんどのお客さんがそういう人種だった。</p><p>何を思ったか、ごくまれに連絡先を記入した名刺を渡してくる人もいたが、名前も確認せずに全てゴミ箱いきだった。</p><p>私にとって立ちっぱなしなことやドル箱を運ぶことなど、たいして苦になるものではなかった。</p><p>あのけたたましい音にはげんなりもしたけれど、慣れればそれはまたそれだけの問題でしかない。</p><p>とにかく、寝ても覚めてもアメリカ、だった。翻訳家になりたいと思っていた。</p><p>休憩中も辞書や参考書片手にご飯を食べていた。</p><p>他のアルバイトの人たちはどういう訳かみんな仲が良く、しょっちゅう飲み会が企画されていた。</p><p>私を誘ってくれる人もいたが、何度か断る内に自然と放っておかれるようになった。</p><p>たぶん、変人だと思われていたのだろう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/paris9826300/entry-10450384684.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Feb 2010 11:20:51 +0900</pubDate>
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