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<title>吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート</title>
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<description>東京都武蔵野市吉祥寺でアンティーク時計の修理、販売をしています。店内には時計修理工房を併設し、分解掃除のみならず、オリジナル時計製作や部品製作なども行っています。</description>
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<title>Watches &amp; Wonders その2</title>
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 「デュフォーさん、もう一度、それ見せていただいていいですか？」 身に着けていたSimplicity を指さすと、「もちろんだよ。」 氏はそれを腕から外して、私の手のひらに乗せた。  No.000のそのプロトタイプの時計を、、あらためて隅々まで観察する。 この時計を初めて手に取って見たのは、氏がうちに来訪した15年くらい前のことだった。 「私は何も発明なんかしていない。アンティークウォッチから、多くのことを学んだんだよ。　」 その時計のムーブメントには、、かつてそう語っていたDufour氏の言葉
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<dc:date>2026-06-13T17:22:37+09:00</dc:date>
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<title>Watches &amp; Wonders　その1</title>
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 皆さんこんにちは。 ずいぶんと久しぶりにブログをと思って見てみたら、、なんと最後の投稿は、年明けの1月24日　！ あっという間に4ヶ月、今年ももうすぐ半分終わってしまうわけか。  この春は、昨年受注した時計の納品が進む中、大急ぎでスイスに行ってきた。 最後に行ったのはコロナ前だったはずだから、、考えてみれば、こちらも随分と久しぶりになる。  ご存じの方も多いと思うが、毎年4月にジュネーブでは　Ｗａｔｃｈｅｓ　＆　Ｗｏｎｄｅｒｓという大規模な時計Ｓｈｏｗが開催され、これには世界中から業界の人間や
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<title>「始動」</title>
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 あーあ、、気が付けば2026年も一月末になってしまった。 たいへん遅ればせながら、皆さん、今年もよろしくお願いいたします。  7日に年明けの仕事に手を付け始めて以来、店はすっかり戦闘モードで、新年会も何もなし。 というのも、毎年5月の抽選会でご注文をいただいたMPシリーズの時計は、4月までにに一斉に納品することになるから。 そして5月には新たなＭＰモデルの追加、さらに10月の東京ウォッチウィークでは新設計のムーブメントも発表する予定でいるから、商品サンプルの準備も加わる。  まさに今店では「あ
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<dc:date>2026-01-24T18:59:42+09:00</dc:date>
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<title>義兄弟　その12　最終回</title>
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 結果から言うと、そこからの3日間は、すべてKenが計画した通りになった。 飲めや踊れやのパーティーが連日明け方まで続き、翌日は誰とはなく昼過ぎにバラバラと起きてくる。 日中はプールに飛び込んだり甲羅干しをしたりして思い思いに過ごし、日が暮れるとリビングのミラーボールが回りだして、パーティーが始まるといった具合だ。 パーティーのメンバーはKenとG、そしてKenのフィアンセのMと私、それにKenの知り合いの若いヴィラのオーナー夫妻だったけど、、これまたKenの手配で、連日大勢のコンパニオンが街か
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<dc:date>2025-12-27T16:42:36+09:00</dc:date>
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<title>義兄弟　その11</title>
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 まだまだ残暑の厳しい９月の始め、Kenたちは無事、台湾に帰国していった。 しかしその翌週、10月に行われる東京ウォッチウィークというイベントの参加準備をしている私に、さっそくラインメッセージが入る。 今回の再会で、Kenと私、Gの３人はすでにグループラインで繋がり、いつでも好きな時に連絡できるようになった。 2度と会うことはあるまいと諦めていた少し前まで頃の事を考えると、大きな進歩なのだ。  浅草や新宿でのおどけた記念写真とともに送られてきた、Kenのラインメッセージ。 え？ それを読んで、私
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<dc:date>2025-12-02T18:40:21+09:00</dc:date>
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<title>義兄弟　その10</title>
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 ヤツが宿泊しているホテルの近く、上野の店で、私達は集まることになった。 Kenと彼のフィアンセ、Gと私の4人に、少し遅れて私のカミさんと長女も合流する運び。 カミさんがKenに会ったのは、私たちがロサンゼルスで最後に会った時たった一度だけだけど、そのカミソリのような目に強烈な印象が残っていたようだし、今年25になったばかりの長女は当然本人に会ったことがないが、子供の頃からKenのことは何度も話して聞かせていたから、連絡すると間髪入れずに「行きます」と返事が返ってきた。  先に店に入った私とGは
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<dc:date>2025-11-22T20:04:37+09:00</dc:date>
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<title>義兄弟　その9</title>
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 それがヤツだとはっきり分かった私は、、作業台を回り込んで、大急ぎで店のドアを開けた。 「おー、Ken！　本当にお前か？！」 「Hey、、 Masa、、」 ガッチリ抱き合ってみると、少し太くはなったが、やっぱりそれはゴツゴツしたKenの身体だった。  中に招き入れた2人と、テーブルをはさんで向かい合うが、、まだ実感が湧かない。 話したいこと聞きたいことは山ほどあるけど、あまりに突然の再会は、しばらく気持ちの整理がつかないもんだ。 Kenの横にはアジアっぽい綺麗な女性が静かに座っていて、聞けば、こ
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<dc:date>2025-11-14T17:59:58+09:00</dc:date>
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<title>義兄弟　その8</title>
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 「Hey, guys. 　Party is over. 　My mother is sick, and I&#39;m going home.」 それが何月のことだったかは思い出せないが、1987年のこと。 オンボロの車をKenに譲り、2人を残して帰国した私は、3年ぶりに、八王子にあったYさんのダイビングショップに戻った。  スクーバダイビングのライセンス講習や各地のツアーで忙しい日が続き、1年があっという間に過ぎる。 ちょうどその頃Yさんは引退を考えていて、やがて店は私の上の先輩2人、後輩数人のメン
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<title>義兄弟　その7</title>
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   「いやぁーさ、オレもさ、わざわざ電話するのもなんだと思ったんだけどさ。」 電話嫌いのYさんは、落ち着きなく話し始めた。 「この間さ、中島君の母ちゃんに会ったんよ。　そいでさ、世間話ししてたんだけどね、、なんかさ、母ちゃんが癌だっていうんよ。」 「え？　癌？」 数カ月に一度程度だけど、実家には電話を入れていた。 でもそんな話しは聞いていない、、まさに寝耳に水だった。  リビングの方に目をやると、、GとKenはソファに腰かけて、ビールを飲んでいる。 「癌」と口走った私の声を、おそらくGは聞き取
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<title>義兄弟　その6</title>
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 それはそうと、ダイビングショップオーナーのYさんは、仲間内の誰もが知る「大の電話嫌い」だった。 そしてこれには、はっきりとした理由がある。  Yさんのショップは私が知り合った頃こそ一軒の小さな店だったが、、数年後には、八王子、三鷹、小平に三店舗を構える業界最王手の店になっていて、大勢のスタッフがひっきりなしにどこかの海に行っていた。 誰かがオーストラリアのツアーをやっていると思えば、他の誰かが沖縄や八丈島へ、そしてその間にも別のインストラクターは店の潜水プールで講習を終えた生徒さんたちを連れて
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