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<title>古歌院 へろ子の創作自慰</title>
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<title>週末</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20121007/21/pekofab/3d/4b/j/o0768102412225468430.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_8676.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20121007/21/pekofab/3d/4b/j/t02200293_0768102412225468430.jpg" border="0"></a></div><br>金曜日<br><br>インドへ短期留学に行くことを決めた。話を聞いて考え始めて三日で決断。憧れのインドへ、二月上旬～五週間の予定。<br><br>二十二歳の誕生日はインドで迎えることになりそうだ。<br><br>そして朝から恋人と連絡がつかずに困っていたのだが、夕方になって入院したとのメールが来た。インド留学のことを一番に伝えたかったけれど、状況が状況であったので、我慢。<br><br><br><br><br>土曜日<br><br>昼頃に起きてから、ひたすらオークションに出品し続けた。<br><br>夕方、入院中の恋人からようやく電話が来て、とりあえず安心。<br><br>少ししてから、帰宅した父に、一階で我が家の愛兎が死んでいたことを知らされた。二階の自分の部屋に篭っていたので気付いてあげることができなかった。<br>昼から二・三度、元気にしているところを見たが、動物も人間も死の間際になると言うくらいだから、何時だって油断はできない。ここ数日元気が無かったことや、好きなオヤツも食べなかったことから、父も母も僕も心配はしていたのだけど。あまりに突然だったのと、気付いてやれなかったのとで、未だに死を受け容れることができていない。どんな形で死んでしまったとしても、直ぐに受け容れることは困難なのだろうけど。<br><br>夜中に父から電話があり、埼玉の八潮で酔い潰れてるから警察を呼んでくれと言われた。五十にして天命を知るという言葉があるが、五十二歳になる父も、こんなことで死んでは堪らなかったろう。急いで母と車に乗り込み、父を探しに行く。どこにいるか訊ねても「駅前のホテルの駐車場にいることしか分からない」の一点張りに困ってしまったが、警察に電話で保護を求めた。<br>一時間足らずで八潮駅に到着。そこで不思議な場面に遭遇した。何もない道で横から、ではなく、いきなり車の前にウサギのような生き物が現れた。すぐに走り去ったのだが、車から離れた途端に、見失うはずもないような場所でパッと消えた。母とあの正体について話し合ったが、結局何もわからないままだった。<br>そうこうしているうちに警察から電話が来る。父を保護したとのことだったので、急いでその駐車場へと向かう。雨の中、泥酔しきって駐車場に寝転がる父。寒さで体が震えていた。後で聞いてわかったことだが、「漢気ジャンケン」をして勝ち進んだ父は、大量の酒を飲んだのだそうだ。まるで武勇伝のような口ぶりで聞かされたが、自業自得でしかないのに家族や警察を巻き込んだ父は、反省なんかしているのだろうか。<br>四時頃に帰宅して、車内で眠る父に布団だけ掛けてから自分も眠る。ドタバタした週末に呆気に取られたまま、入眠した。<br><br><br><br><br><br>日曜日<br><br>朝、目覚めると父も母もいなかった。どうやら、八潮まで父の車を取りに行ったようであった。少しオークションの連絡などを済ませてから、帰宅した父と母と車に乗り込み、父の会社の側にある火葬場へ向かった。<br><br>火葬場は、通りに面した小さな所であった。駐車場に車を停めて、受付を済ませる。到着してものの十分もしないうちに、黒服で全身を固めた男に名前を呼ばれた。火葬が始まる。最後の別れだけは、いくつになっても、上手く振る舞うことができない。<br>火葬が終わるまでの間、プレハブ小屋のような待合室で待つ。園内にいた小太りで白と茶の混ざった猫がよく懐いてくれて、終始僕の膝の上に居座っていた。<br>猫を膝に乗せたまま、待合室にあったウサギの本を読む。知らないことだらけの自分に愛想を尽かしてしまいそうになった。火葬場の煙突から黒い煙がもくもくと上がっているのが見えた。<br><br>また男に名前を呼ばれる。次は、納骨というやつだ。「こちらがお顔になります」と聞いたときに、恋人に聞いた耳の穴の話を思い出したが、全く笑えなかった。箸で手足の骨を摘み、白い陶器の中に骨を置いた。「カラン」と、とても乾いた音を聞いた。満遍なく脳内に広がる記憶や、過ごした生涯が、こんなにも単調で短い音に収束されることに、僕はある種の恐怖に似たものを感じた。<br><br>納骨が済み、最後に線香を上げる。母が火を灯した線香が、二本のうちの一本だけ、火が消えてしまっているのが見えた。録音された経が、終始小さな部屋に木霊していた。<br><br>夕飯は、印西市にあるモールの中の中華バイキングだった。味の強さもろくに理解できない脳で、無味に近い中華料理をボソボソと貪った。<br><br>店を出てから、中華屋の隣りにあるエスニック雑貨の店に入った。金曜日に会う姉の誕生日プレゼントを探した。母はポンチョとトートバッグを、僕は二階にあるヴィレヴァンで動物の写真集を買った。喜んでくれるだろうか。<br><br>姉はまだウサギが死んだことを知らない。誰がどう伝えるつもりなのだろうか。次に会うのは、姉の誕生会であるのに、そんな場で話はできないだろう。何れにしても、僕が姉に伝えることは無いのだろうが。<br><br><br><br><br><br><br><br><br>あっという間に週末が過ぎ去る。明日からまた学校が始まる。僕は元気にやっていけるだろうか。空っぽの頭が、空白を増して遂には白い無の空間になったような気がしている。
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<link>https://ameblo.jp/pekofab/entry-11373850898.html</link>
<pubDate>Sun, 07 Oct 2012 21:43:34 +0900</pubDate>
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<title>十月六日</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20121006/20/pekofab/51/84/j/o0768102412223539403.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_6497.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20121006/20/pekofab/51/84/j/t02200293_0768102412223539403.jpg" border="0"></a></div><br>現在、10月6日の19時38分。効いている状態である。頭がグワリとする。<br><br>40分程前に我が家の愛兎、スーが死んでいるのを、父が見つけた。それを聞いた瞬間、頭の中が音も立てずに真白になるのを感じた。<br><br>父はこれから接待の飲み会があるから と言ってすぐに家を出てしまったが、五分程経って、すぐにまた携帯に電話があった。「悪いんだけど、スーをタオルに包んでビニール袋の上に置いといてくれないか？」と困り気味の声で仕事を頼まれた。こちらこそ返事に困ったが「あ、うん」とだけ言ってすぐに電話を切った。<br><br>洗面台の方からなるべく清潔なタオルを探して、スーの元へ行く。まだ少し温かさの残るスーを抱いたときに、母方の祖父が死んだ時の生き物とは思えないほどの冷たさを思い出し、二人(又は一人と一匹)の温度差を比べて悩んでいた。あの温かさはペット用ヒーターのせいだったのだろうか。<br><br>スーが家に来たのは、中学を卒業する前頃だった。詳しい日付は思い出せないが、僕が15歳の頃であった筈である。名前は母がつけたもので正式な由来もあるのだが、それを記す必要は今はないだろう。21歳の僕が6・7年の間一緒に暮らしてきたことを考えると、人生の凡そ3分の1程を一緒に暮らしてきた計算になる。そう考えるともう随分と長いこと生きてくれたとも思うのだが、やはり容易く死を受け容れることはできなかった。<br><br>ペットの多くは人間が産まれてから来て(又は産まれて)、人間が死ぬまでに死ぬだろう。それならどうして最初から飼育することなんか考えるのか、とそのエゴを憎んだが、スーや犬達のいる生活を思うと、そう否定しきることはとてもできない。<br><br>白いバスタオルの真ん中にスーを寝かせ、三つ折りにする形で全身を包み、敷いておいたビニールの上にそっと寝かせ置いた。<br>スーはどんな事を考えて人生を過ごしたのだろう、いい生涯だったと思うのだろうか。死ぬ間際、少しでも幸せだったと感じてくれたのだろうか。それとも。<br>何もはっきりすることなく、ただ時間だけ進んでいた。<br><br>明日、父の会社の側にある霊園でスーを火葬することになった。そこには祖父も眠っている。明日にはスーも冷たくなっているのだろうか。スーの匂いがシャツに移っていたことに気がついて、燃えるように瞼が熱を帯びるのを感じた。
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<pubDate>Sat, 06 Oct 2012 20:38:27 +0900</pubDate>
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<title>堕落する</title>
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<![CDATA[ 鈍色に覗く白さが唯一の生き甲斐だった。<br>ここ最近は毎日のように追われる夢ばかりを見る。「追われる夢というのは不安事があるときに見るものだ」と夢占いにはあった。いつからかひっそりと人気の火を灯し続けているこの夢占い。信じてよいのか。こんな生活を続けて不安の種さえも無いのなら私にはヒトという分別さえし難い。<br><br>九月の六日、私は気付いた。雨雲のように停滞する生活の中で、夢の中だけが充実しており、生きた心地を得られることに。夢が現実に勝るようではこの人生には何の意味も見出せないではないか。<br><br>九月の七日、未だ見ぬ日に私は希望を求め、未体験の白さに溺れて、また坂を転がり落ちる。<br><br>九月の六日、二十三時 五十五分。<br>
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<pubDate>Thu, 06 Sep 2012 23:55:59 +0900</pubDate>
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<title>八月二日</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120802/20/pekofab/ed/25/j/o0768102412112597488.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_4225.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120802/20/pekofab/ed/25/j/t02200293_0768102412112597488.jpg" border="0"></a></div><br>満月が 夜道見下ろし 笑う空<br>齧り歩くは 女史の味<br><br>ーーーーーーーーーーーーー<br><br>夏。<br>明日が終われば長い休みが始まる。<br><br>学校に通わずとも、休みというだけで学生と呼ばれるこの時期はとても滑稽だと思い続けていた。しかし、こんな季節もあと二度で終わると思うと妙な寂しさを憶える。<br><br><br><br>夏が恋しくなることはあるのだろうか。<br>未来というものの不透明さは地球が始まり人が誕生して以来、もうずうと古い昔から、私たちを苦しませてるような位置付けがある。そう考えると、人に備わる本質というのは遺伝子より色濃く残る共通項のように思う。勿論、良くも悪くも、である。<br><br><br><br><br>私を長いこと苦しませるものがある。<br>ヤニ臭い駅前、円形の広場、公園。外にあるようで、ある一瞬に起き上がるそれは、意識の片隅に小さくも広い空間を持つている。だがそれは何時であつても眼を開かず身体を起こすだけであり、例えるなら寝ぼけ眼の子どものようなものなのである。それでも確かに私の中には存在しており、こちらにニヤリと目をくれては去っていくだけで、その度に私は過去と現在を繋ぐ道すじに未来を描き、その不可解な形状の複雑さに悩んでいる。<br><br>よしやこれが私の中に生涯存在し得るならば私の一生などというものは大層可笑しなものであり続けるだろう。しかし、それすら何処かに望んでいる自身が、そこから消えないのである。良く言えば幾らでも例えようがあるのだろうが、悪く言つてしまえば知人は、「お前は何時までも、うらぶれている」と叱り付けるのかもしれない。どうだろう、これを消すものがあるとすれば、それは女性なのかもしれない。しかしどうだ、それは、どんな女性と立つていても、霞の先に痼りの如く残つていたのではなかったか。<br><br>人は叶わぬものに焦がれるが<br>人は敵わぬものにも焦がれる<br>消すな消えるな<br>生涯そこに立つていてほしい<br>去るならどうかその前に<br>茶番だらけの茶挽きの私が<br>お前に茶を挽いてやろう<br>其処で最後の大勝負をしようじゃあないか。<br><br><br>私も何れ、アスファルトだらけの現世に溶けよう。天武天皇になれずとも、付点を残してから溶けてやるのだ。そんなことを考えた。<br><br>
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<pubDate>Thu, 02 Aug 2012 20:34:30 +0900</pubDate>
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<title>ノンフィクション</title>
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<![CDATA[ たまには私についてのノンフィクションを。<br><br>------------------------<br><br><br>熟(つくづく)、私は一貫性のないナマモノだと思う。<br><br><br>前の晩に表現しようと折り畳めた言葉を、丸めることもせずに投げ捨てるようなこともあれば、忘れずに脳に保持し、このように文字の並びとして表現することもある。<br><br><br>然し、其れだからと言って根底に何か一つでも「絶対的な顕示欲」というものが在るわけではない。<br><br><br>本来、表現者(私はこの表しに疑問を抱く。生きている限り全てヒトは表現者なのではないか？)とは、根底に何か一貫したものを持っているはずだ。それなのにも関わらず私には「絶対的に一貫した一つ」というものがない。<br><br><br>こうして文字をタイプしている今も正直なところ、何をどのように書き進めれば良いのか、という葛藤にキツく抱き締められている。<br><br><br>私はきっとただ単に、私の選んだ文字の配列を右から左から上から下から遠回りして、遠回りして、意味に辿り着かせることが好きなだけの捻くれ者なのだ。世間ではこのようなやっこを天邪鬼と呼ぶが、そう、私は正にその天邪鬼なのだ。<br><br><br>強いてこの退屈な話にも一貫性というものを持たせるとすれば、たった一つ、言い訳がましくも確かに存在している私のこの一貫性の無さと云うものを存分に理解した上で、この場所に置く幾らかの物語を読み進めて欲しい。ということだけ。ただそれだけなのだ。<br><br><br>最後に、この時期、ナマモノを放っておくと異臭を発して腐り果てます故、御用心を。<br><br>それでは、又。<br>
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<pubDate>Sun, 15 Jul 2012 20:41:32 +0900</pubDate>
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<title>拝啓、</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120714/22/pekofab/65/be/j/o0452060312079089942.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_3342.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120714/22/pekofab/65/be/j/t02200293_0452060312079089942.jpg" border="0"></a></div><br>拝啓、泥棒様<br><br>先日彼女に手渡したボールと過去、彼女に放り投げたボール<br><br><br>同じ様相で中身の違う「ソウセイジ」チョウヅメのベト・ドク<br><br><br>そして違う放物線を描いて居る<br><br>何度目かの「花火を見に行きませう」<br><br>かしこ
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<pubDate>Sat, 14 Jul 2012 22:32:27 +0900</pubDate>
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<title>July</title>
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<![CDATA[ 梅雨から脱却し損ねたかのように湿度が纏わりついている。僕は背すじを伸ばし、背中にジトリと張り付いたシャツをパタパタとさせながら、この季節を恨んだ。冬は寒さに体を痺れさせ、夏は脳天を突くような暑さにふらつく。一体全体、地球という星はどうしてこうも生きにくいのか。睨みつけるように壁に掛けられたカレンダーに目をやる。そこには紫陽花の絵が描かれており“June”の文字が先月から残ったままだった。僕はいい加減に腰を上げ、カレンダーを一枚ビリッとめくった。切り取り線の穴が一つずつ端から切れていくのがわかった。新しい紙の中央には“June”の代わりに“July”の文字が現れた。涼月という言葉があるが、読んで字の如く、というものでもない。いや、きっと昔は本当に涼月であったのかもしれない。この星は僕らの知らないうちに熱を上げていったのだ。この熱は冷えピタでも解熱剤でも下がりはしない。どうせなら熱が上がる前か下がった後に産まれてきたかったものだ。<br><br>  この数分の間にも地球について考え事をした僕は、この調子なら地球温暖化について頭を悩ませるごく一般的で善良な市民である。だが、それではいけないのだ。僕はこれから、ヒトを殺さねばならないのだから。<br><br>「地球のために死んでくれ」そう言えば僕はまるでヒーローにでもなれるような気がした。<br><br>  愛する「コーク」をナイフでゆっくり、ゆっくりと刻む。粉状になったところでそれらを線を作るように硝子の上に並べ、福沢諭吉の印刷された紙幣を筒状にし、鼻から一気に吸い上げる。鼻腔を突く愛の対象。脳に歪みが生じ、ガツンともフワリとも似つかない感覚がじっくりと頭に広がった。それとは対照に、脳から怒涛のように滲み出るアドレナリンとアドレナリンとアドレナリン。その先にあるのはやはりアドレナリン。<br><br><br>  僕は床に腰を落ち着け、胡座をかいた。そして、目の前のヒトに訊く。<br><br>「死ぬ前に言いたいことは？」<br><br>  僕が発したのは常套句中の常套句であった。やはり僕には地球のためになんて格好のいいことは言えない。返事はなかった。それもそうだ、今、自分の目の前に横たわっているヒトはもう何日も瞳孔を開いたままだし、体の至る箇所にどこからともなく沸いて出た蛆が這っているのだから。けれど、僕は君を殺さねばならない。返事が無いのなら返事をさせる。そして殺さねばならない。<br><br>「もう一度訊く、何か言いたいことは？」<br><br>返事は、なかった。<br><br>  いつまでもこれでは仕方がない。数え切れないほどの乾いた朱が走る首元に、朱の凝固したナイフを突き立てる。<br><br>グサリ。<br><br>18センチメートルの刃がギラリと鈍く光り、閉じようともしない傷口の中に吸い込まれていく。<br><br>「いい？全てこの暑さがいけないんだ。冬になれば寒さがいけないと言うかもしれない。それでも僕は地球のことをちゃんと、ちゃんと考えている善良な一般市民。だから、地球のために、死んでくれ、クソッタレ」<br><br><br>多分、僕はこの星の英雄になった。<br>
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<pubDate>Thu, 12 Jul 2012 20:46:24 +0900</pubDate>
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<title>千日デパートの火災</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120528/22/pekofab/c4/34/j/o0800060011998833148.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_0914.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120528/22/pekofab/c4/34/j/t02200165_0800060011998833148.jpg" border="0"></a></div><br><div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120528/22/pekofab/f0/00/j/o0799060711998833167.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_9975.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120528/22/pekofab/f0/00/j/t02200167_0799060711998833167.jpg" border="0"></a></div><br><br>「怖い話をしろ」との指令に原稿として書いたもの。<br><br><br>怖い話としてはなかなかインパクトがあったので、載せておきます。<br><br>－－－－－－－－－<br><br>もう僕らが生まれるよりもずっと前の話になりますが、1972年に大阪で起きた、千日デパートの火災を知っているでしょうか？<br><br>これは、大阪の千日前にあった千日デパートという、建物で起きた出来事です。<br><br>七階建てのこのデパートの三階から、清掃員がタバコを消し忘れたことによって火災が発生し、当時は避難経路の確保などができていなかったために、大勢の人が建物の中で炎に追われ、焼け死んだり、逃げ場を無くして、窓から飛び降りた人々が、建物の下を通っているアーケードを突き破り、地面に叩きつけられて亡くなったりと、結果、死者が118人も出る大層、大きなビル火災となったそうです。<br><br>当時の週刊誌には、消防隊員が建物内部に駆けつけた時の写真などが掲載されていたそうで、今でも、その写真は画像としてインターネットから見ることができます。<br>そこには、男性なのか、女性なのか、生きているのか、死んでいるのかもわからない、たくさんの人々が部屋のそこら中に倒れ込んでいる、まるで地獄絵図のような光景が広がっていました。<br><br>そもそも、このデパートがあった千日前には、昔、お寺と、処刑場があったそうです。千日前という地名の由来も、「処刑された罪人への読経が千日の間、止むことがなかった」というところから来ているそうです。<br><br>ところで、その処刑場で処刑された人の数・・・ちょうど、この千日デパートの火災で・・・亡くなった人の数と同じ、118人だったそうなんです。<br><br>これって、偶然なんでしょうか？<br><br><br>もう僕らが生まれるよりも前の話になりますが、1972年に大阪で起きた、千日デパートの火災を知っているでしょうか？<br><br>これは、大阪の千日前にあった千日デパートという、建物で起きた出来事です。<br><br>七階建てのこのデパートの三階から、清掃員がタバコを消し忘れたことによって火災が発生し、当時は避難経路の確保などができていなかったために、大勢の人が建物の中で炎に追われ、焼け死んだり、逃げ場を無くして、窓から飛び降りた人々が、建物の下を通っているアーケードを突き破り、地面に叩きつけられて亡くなったりと、結果、死者が118人も出る大層、大きなビル火災となったそうです。<br><br>当時の週刊誌には、消防隊員が建物内部に駆けつけた時の写真などが掲載されていたそうで、今でも、その写真は画像としてインターネットから見ることができます。<br>そこには、男性なのか、女性なのか、生きているのか、死んでいるのかもわからない、たくさんの人々が部屋のそこら中に倒れ込んでいる、まるで地獄絵図のような光景が広がっていました。<br><br>そもそも、このデパートがあった千日前には、昔、お寺と、処刑場があったそうです。千日前という地名の由来も、「処刑された罪人への読経が千日の間、止むことがなかった」というところから来ているそうです。<br><br>ところで、その処刑場で処刑された人の数・・・ちょうど、この千日デパートの火災で・・・亡くなった人の数と同じ、118人だったそうなんです。<br><br>これって、偶然なんでしょうか？
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<pubDate>Mon, 28 May 2012 22:14:16 +0900</pubDate>
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<title>物質恐怖症</title>
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<![CDATA[ あらゆる物質に対するフォビアが生じたとき、私は自身を「デジタル化」する。視界を、脳を、意識を、全てをデジタルの世界に移行させることでその恐怖から逃れる。そうすることで自己を外敵から遠ざけようとする。これは、生物の、もとい、人間としての、ある種の本能に近いものである。<br><br>諸君らは、物質に対する恐怖に怯えたことがあるだろうか。目に映ったあるものに対し、それが持つ特異で奇妙な無機質性の恐怖を感じ、同時に暗色に濁った嫌悪感を抱き始める。そうしていくうちに、対象はあるものからあらゆるものへと移る。あらゆるものが、外敵となり、全神経を尖るほどに逆撫でる。<br><br>例えば、電車で目を開いてみる。目の前には左手で吊り革を握るスーツ姿の男。その手、指には輪がはめ込まれている。右手を見る。分厚く、キツい配色の週刊少年雑誌を持っている。果たしてこの厚みに、内容の充実は比例していると言えるのか。毎週毎週、辞書のような厚みを持ったこのような形態の雑誌がいくつも発行され、駅のゴミ箱に何冊も放り込まれている。<br><br>左隣りを見る。学生服を着た女が一人座っている。手首には正体不明のブレスレットが、じゃらり。膝の上に置かれた、見るからに中古の雰囲気漂うスクールバッグ。そのバッグからぶら下がる、黒く汚れたクマのパスケース。バッグのチャックを開け、中を漁る女。バッグの中は旅行へでも行くのかと訊きたくなる程に雑多であった。そして、何を取り出すわけでもなく、またすぐにチャックをジィッと閉じる。<br><br>次に、吊り広告を見る。どうだろう。諸悪の根源たるはこれかと疑うほどに、各々が胡散臭い推薦文をズラリと並べている。作られた機械のような笑顔でこちらを向き、安物の不気味な笑みを振り撒く女優。その価値の無い表情は、ただひたすらに私の脳を支配する。これが各宣伝の持つ洗脳性であると私は考える。こうして、いつだって私たちの周りは無機質で機械的で、洗脳性を兼ね備えた物質で溢れており、それら一つ一つを数えれば、時計の針は意味も無く何周も何周も回っていくだろう。<br><br>これらの物質は全てが、人の手によって人工的に作られたものである。その無機質性を凝視していると、一つ一つが余りにも奇妙で滑稽なものに見えてくる。何の疑問も持たずにそれらに見慣れてしまえば、時間が経過するほどに人工的な物質は日常の一片となり、生活に溶け込んでいくが、私には個人の生活に入り込んでくるこれらの物質は大層淀んで映る。そして、嫌悪感を抱き、また、それは時に不信感にまで発展する。<br> <br>確かに、あらゆるものは人間の生活に利便性や、知識を加えることに繋がっている。しかし、それを目的として生まれてきた物質達(ここでは仮に商品を指す)が世に溢れ過ぎてはいないだろうか。そこには、物質が食い潰していく時間というものが、確かに実在するように私は思う。今でこそ時短という言葉が日常の至るところに存在するが、それは結局、植えた野菜をより早く収穫するために、開発に開発を重ねて、所要期間一年のところを半年に短縮するようなものだ。時間効率の短縮としては確かに成功なのだろうが、どうだろう、開発され、人工的に育てられた野菜。妙な青々しさだと疑問には思わないだろうか。<br><br>こうして私たちを取り巻く環境には、あまりにも多くの物質が存在し過ぎている。そして、それらは利便性を求め過ぎる余りに、物事の本質を失わせる効果を持つ。それはスライムのように変態し、段々に重圧となって私の背中に重くのしかかり、強迫観念と恐怖感を煽り続ける。<br><br>これらの物質が持つ恐怖から逃げるにはどうすればいいか、それは三次元世界からの脱出に他ならない。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。まるで映画「トロン」のような世界へと自分を追いやる。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。目を閉じ、七色の曲線と赤又は青のマス目で作られたフィールドを思い浮かべる。どうだろう、想像できただろうか。その地(つまりデジタル)の上で生きることを想像することで私はこの物質に塗れた世界から逃げ出し、極彩色の光の輪をただひたすらに眺め続けている。<br>
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<pubDate>Mon, 28 May 2012 13:42:09 +0900</pubDate>
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<title>妬き妬み</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120527/09/pekofab/e4/a6/j/o0480064011995568404.jpg"><img alt="古歌院 へろ子の創作自慰-IMG_1164.jpg" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120527/09/pekofab/e4/a6/j/t02200293_0480064011995568404.jpg" border="0"></a></div><br>たはむれの<br><br>終わることなき<br><br>十五夜に<br><br>赤き青痣 見ず只求
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<pubDate>Sun, 27 May 2012 09:59:30 +0900</pubDate>
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