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<title>べっぴんや～つなぐ、つながる、めぐりゆく～</title>
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<description>食を通じて人がつながり、ありがとうがめぐる世の中を目指してゆるり勉強しております。</description>
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<title>あこがれの・・・</title>
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<![CDATA[ <p>とにかくパートナーシップがアキレス腱である。</p><p>&nbsp;</p><p>最近、ブログにつらつらしんどいことも書けばいい。</p><p>というお言葉を頂いたので、実行してみてます。</p><p>&nbsp;</p><p>本当は雑記帳に自分だけに宛てて書いてもいいのだろうけど、</p><p>これまでのブログではなーんかかっこいいことしか書いてこなかったから、</p><p>そのまんまをペローンと書き散らかすのもいいのかな。</p><p>&nbsp;</p><p>うちの両親ももうすぐ金婚式。</p><p>働くお宿のご夫婦もそのくらい。</p><p>直近ご縁のあったおうちも50年。</p><p>&nbsp;</p><p>その間に実家のあれこれは見てきているけど、</p><p>まぁ。それはそれはどこのおうちも大事。</p><p>&nbsp;</p><p>手の出る暴力やらなんやらを乗り越えての50年。</p><p>その先にあるものは素敵だな。と見て取れる。</p><p>&nbsp;</p><p>それでも、足があまりよくない母をすたすた歩いて置いていく父のことは</p><p>かっこいいと思わないし。</p><p>&nbsp;</p><p>足の指の腱が切れているのを車で病院に連れて行こうか？</p><p>という父に対して</p><p>「自転車で自力で行ける」と言って、しかも、かかりつけの外科で傷口見るなり、</p><p>「あ、総合病院行ってねー」と言われたにもかかわらず、</p><p>「電動アシスト自転車は乗りなれてない人がこぐと危険だから」</p><p>と自分でこいで帰る。</p><p>&nbsp;</p><p>私は母の意固地を色濃く受け継いでいるし、</p><p>男というものには期待すべきものではないのだ。</p><p>と、強固な思い込みがあるのかもしれないなぁ。</p><p>&nbsp;</p><p>今日のつれづれ。</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/peperontina/entry-12562573693.html</link>
<pubDate>Fri, 27 Dec 2019 14:41:23 +0900</pubDate>
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<title>心の底</title>
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<![CDATA[ <p>19歳で強盗強姦事件に遭い、その後警察の不祥事に巻き込まれ、</p><p>5年間PTSD症状に苦しむも、国家賠償訴訟を争い</p><p>生きる権利を勝ち取り、生まれ変わった。</p><p>&nbsp;</p><p>という、ブレイブストーリーを16年前にこの場所で書いていた。</p><p>&nbsp;</p><p>十年近く前に人に伝え始めたあれこれ</p><p><span style="font-weight:bold;">「犯人が幸せであれば、その方がいい。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">幸せであれば再犯などしないだろうから」</span></p><p>&nbsp;</p><p>その気持ちに偽りはない。</p><p>&nbsp;</p><p>事件発生から二時間ほどで被害届を出すことを決めた。</p><p><span style="font-weight:bold;">「私が黙っていては、この犯人はまた繰り返す。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">誰かが同じ思いをするのは絶対に嫌だ」</span></p><p>&nbsp;</p><p>英断だと思う。誰もができることではないと思う。</p><p>勇気ある素晴らしい選択だったと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>事件直後から裁判を始めるまで、心の強さを取り戻すまで</p><p><span style="font-weight:bold;">「私がこんな目に遭いこんな状況になって、</span></p><p><span style="font-weight:bold;">両親や彼氏さんたち、私を思う人が苦しむことが辛い。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">犯人に対しては、それが何よりも許せない」</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#0000bf;"><span style="font-size:1.96em;"><span style="font-weight:bold;">それは、絶対に、ちがう。</span></span></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">あの事件で誰よりも傷ついて、誰よりも苦しんだのは、私自身だった。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">それを、今、認めて受け止めてあげる。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#ff0000;">外向いてかっこつけんの、もういい加減やめろよな。</span></p><p>&nbsp;</p><p>しかし、事件から数日のうちに、両親が警察からの状況説明を聞きに</p><p>西宮警察署に来た時に、担当刑事に向かって</p><p>「将来嫁に行くときに興信所でも調べられて</p><p>破談になるようなことがあってはならないから</p><p>被害届を取り下げてくれませんか？」</p><p>と、父が泣いた。</p><p>&nbsp;</p><p>「は？そんな相手こっちから願い下げだし」</p><p>&nbsp;</p><p>と心中つぶやきつつも、親が流す涙は衝撃的なものだった。</p><p>&nbsp;</p><p>それから三年以上が経ち、私はPTSDの治療に取り組んでいた。</p><p>症状緩和のためにアルコールを過ごしていたのだが、</p><p>親にも今の状況を知らせる方が安心もするだろう。</p><p>と思って、大阪出張に合わせて主治医との三者面談をしたとき</p><p>&nbsp;</p><p>「アルコール依存症であって、アルコール中毒ではないのですよね？」</p><p>&nbsp;</p><p>と、またも深刻な表情と懇願するような口調で主治医に問いかけた。</p><p>&nbsp;</p><p>アルコール依存症はアルコール中毒の改称だから、同じものだ。</p><p>依存症＝病気。中毒＝恥。</p><p>&nbsp;</p><p>そうだ。私は恥だったんだ。</p><p>この家に要らない。いてはいけない。恥ずべき存在なんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>歩み寄ろうと、理解を得ようと、手を伸ばすと、こうなった。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、今、自分で自分に言う。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.96em;"><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff007d;">恥なもんか！！</span></span></span></p><p><span style="font-size:1.96em;"><span style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff007d;">最善を尽くしただろう！！</span></span></span></p><p>&nbsp;</p><p>もちろん、被害届を出すことにリスクがあることはわかっていた。</p><p>だけど、完璧に証拠保全をして被害届を出した。</p><p>&nbsp;</p><p>他の人が同じような恐怖に曝されることは、絶対に絶対に避けたかった。</p><p>&nbsp;</p><p>それに、私の心的外傷後ストレス障害が急激に悪化したのは</p><p>警察が不当な捜査放棄をした後である。</p><p>&nbsp;</p><p>被害届を提出するということは、私が犯人に対して、犯罪に対して、</p><p>無力なままでいようとしないアクションだった。</p><p>&nbsp;</p><p>それを「興信所に調べられたら困るから取り下げてくれ」とは何事だろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>命取られてなければ何度だって立ち上がるんだ。やり直すんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>私の命を刈り取らないで！！！！！！！</p><p>&nbsp;</p><p>「アルコール依存症であって、アルコール中毒ではないのですよね？」</p><p>&nbsp;</p><p>恥ずべき存在だと思うならば、いっそその手で殺してくれればいい。</p><p>恥ずべき存在だと思われながら二人で食べたお寿司の味はわからなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>あの時、</p><p>「被害届をなぜ出したのか？」</p><p>聞いてくれていたら。</p><p>そして、私が正直に</p><p>「同一犯の累犯を防ぎたかったから」</p><p>と、言えていれば。</p><p>&nbsp;</p><p>もしか、それに対して</p><p>「よくやった」</p><p>と言ってもらえていれば。</p><p>&nbsp;</p><p>「アルコール依存症であって、アルコール中毒じゃないんですよね？」</p><p>は、本当に苦しすぎて、今でも悲しすぎて、何がどうあればよかったのか、わからない。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、あの事件が起こってから。警察に被害届を出して、</p><p>苦しい思いを山ほど経験する警察の捜査に協力したのも、</p><p>&nbsp;</p><p>私がその先を生きるためだった。</p><p>&nbsp;</p><p>夜中には悪夢を見て飛び起きて、幻覚を見て朝まで寝られず、</p><p>そんな日々をどうにか生きるために助けてくれたのは</p><p>お父さんよりもお酒でした。</p><p>&nbsp;</p><p>その先を生きるために。その先を生きるために。</p><p>&nbsp;</p><p>その先を生きるために。</p><p>&nbsp;</p><p>で、今を、その時を生きてなかったね。</p><p>&nbsp;</p><p>その時の私を無視し続けてきたんだね。</p><p>&nbsp;</p><p>誰がどう思おうとも、誰もかれもができることじゃないことを積み重ねてきてる。</p><p>&nbsp;</p><p>そこに携わってくれた人も数えきれないほどいてるのわかってるでしょう。</p><p>&nbsp;</p><p>恥じるのは辞めて、誇りましょう。</p><p>傲慢さは自身の無さの産物。</p><p>本当に誇れるようになれば、傲慢さも消え失せる。</p><p>&nbsp;</p><p>明日もたくさんの命を美味しくいただいて、</p><p>動く手足頭に感謝して生きていこう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/peperontina/entry-12561962849.html</link>
<pubDate>Tue, 24 Dec 2019 19:30:00 +0900</pubDate>
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<title>城崎にて～ME　TOOでもなく、I　AMでもなく、WE　AREへ～</title>
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<![CDATA[ <p>閣僚が関わって強姦事件の逮捕状が握りつぶされた伊藤詩織さんの事件。</p><p>刑事罰が処されるどころか、犯人逮捕にも至っていないのにも関わらず</p><p>民事訴訟で勝訴、相手の反訴については棄却というすごいニュースが飛び込んできた。</p><p>判決に関するニュース記事は<a href="https://blog.ameba.jp/ucs/entry/&amp;lt;iframe%20src=&amp;quot;https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2FHuffPostJapan%2Fposts%2F1501806593307151&amp;width=500&amp;quot;%20width=&amp;quot;500&amp;quot;%20height=&amp;quot;575&amp;quot;%20style=&amp;quot;border:none;overflow:hidden&amp;quot;%20scrolling=&amp;quot;no&amp;quot;%20frameborder=&amp;quot;0&amp;quot;%20allowTransparency=&amp;quot;true&amp;quot;%20allow=&amp;quot;encrypted-media&amp;quot;&amp;gt;&amp;lt;/iframe&amp;gt;" style="background-color: inherit; color: rgb(0, 102, 204); font-family: &amp;quot;ヒラギノ角ゴ pro w3&amp;quot;,&amp;quot;hiragino kaku gothic pro&amp;quot;,&amp;quot;ｍｓ ｐゴシック&amp;quot;,&amp;quot;ms pgothic&amp;quot;,sans-serif,&amp;quot;メイリオ&amp;quot;,meiryo; font-size: 16px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: underline; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;" target="_blank">こちら</a></p><p>&nbsp;</p><p>私はつい先日22回目の引っ越しで、16年前に住んでいた城崎に戻ってきたのだけど、</p><p>一度目の城崎では、兵庫県警を相手取っての民事訴訟の真っただ中で</p><p>弁護士費用を稼ぐために始めた仲居の仕事の合間に裁判手記を書いていた。</p><p>&nbsp;</p><p>改めて城崎に来た目的は数個あったけど、そのうちの一つに、かつて城崎で書き上げた</p><p>自分の裁判手記の電子出版を春までにやり遂げることがあった。</p><p>&nbsp;</p><p>そこに飛び込んできた詩織さんのニュースは16年の間に、</p><p>性暴力被害者を取り巻く環境は明らかに前進しているのだ。</p><p>と思わせてくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>私の裁判の被告は兵庫県警。国家賠償訴訟だった。</p><p>&nbsp;</p><p>事件の概要は以下の通り。</p><p>&nbsp;</p><p>一人暮らしの自宅に深夜男性が押し入り、強姦の後、財布を持って逃走した。</p><p>警察に被害届を出して4か月半が経った頃、犯人らしき人物が捕まったという知らせの後、</p><p>不可解な形で捜査が立ち消えとなり、それが原因で複雑性PTSDで5年闘病。</p><p>&nbsp;</p><p>意を決して弁護士を通じ質問状を警察に送った返信は</p><p>犯人の体液と指紋が検出された最重要物的証拠は焼却処分されており、</p><p>証拠書類に関しては当初から未作成である。との不祥事が発覚し、</p><p>裁判に至ったのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>私の裁判は最高裁判所まで争い、15年前に結審している。</p><p>判決上は敗訴であるが、裁判長が地方裁判所の勝訴判決を妥当とする判決文を書いてくれた。</p><p><a href="http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/598/062598_hanrei.pdf" target="_blank">平野晶子西宮署国賠最高裁判決リンク</a></p><p>&nbsp;</p><p>その時の地裁裁判長も、最高裁裁判長も、詩織さんのケースの裁判長も</p><p>長いものに巻かれず判断を下せる【想い】を持って</p><p>勤めを果たしてくれたのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>国家に対して不利益となる判決を出した裁判官は、その後島流しに遭う。</p><p>と、まことしやかに言われている。少なくとも出世街道からは外れる。</p><p>&nbsp;</p><p>そのリスクを冒してまで、今回の詩織さんの裁判でも、私の裁判でも</p><p>裁判官は自分の耳目を通した事実をもとに、保身に走らずやり遂げた。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、その判決を導き出すには、原告の必死の魂の叫びがあったからこそだと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>『国賠って、絶対に開かない鉄の扉をたたき続けるようなものだと思うんです。</p><p>もし、開かない、としても、叩かずに帰るようなことはしたくないんです』</p><p>&nbsp;</p><p>マスコミの取材を入れることに反対した弁護士さんに、当時私が放った言葉です。</p><p>&nbsp;</p><p>叩いて、叩いて、風穴があいたね。と、喜んだのを覚えています。</p><p>&nbsp;</p><p>そして今、16年経って、沢山の人が鉄の扉をあきらめず叩き続けて、</p><p>そして、扉は開いたのだと思いました。</p><p>&nbsp;</p><p>今の政治は、今の政治家は腐ってる、ダメだ。という声は沢山沢山聞こえるけれど、</p><p>まっとうな人間もまた、きっと、確実に増えている。</p><p>&nbsp;</p><p>未来には、希望があるのだ。</p><p>闇のせいにしてあきらめるのか、</p><p>闇に飲まれず自らが輝くかどうかは、自分で決められる。</p><p>&nbsp;</p><p>最後に長文にはなりますが、最高裁判決を部分貼り付けます。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　<span style="font-weight:bold;">裁判官泉徳治の反対意見は，次のとおりである。<br>　私は，被上告人に対し上告人への２０万円の慰謝料の支払を命じた１審判決の判<br>断が正しいと考えるものであり，これを破棄した原審の判断を是認することができ<br>ない。その理由は，次のとおりである。<br>　１　原審の認定によれば，西宮署の担当警察官は，本件犯罪の発生から約半年後<br>の年末の不用品一斉処分の日に，本件証拠物を焼却したものであり，また，西宮署<br>においては，本件犯罪につき，「証拠物件保存簿」及び「犯罪事件処理（指揮）簿」<br>が作成されていなかった，というのである。<br>　２　多数意見は，被害者が捜査によって受ける利益自体は，公益上の見地に立っ<br>て行われる捜査によって反射的にもたらされる事実上の利益にすぎず，法律上保護<br>された利益ではない，という。しかしながら，犯罪の被害者がその所有に係る証拠<br>物について有する利益は，被害者が捜査機関の捜査によって受ける利益とは別個の<br>ものである。<span style="color:#ff0000;">犯罪の被害者は，個人の尊厳が重んじられ，その尊厳にふさわしい処<br>遇を保障される人格的権利を有するものであって，刑事手続における告訴権も，人<br>格的権利の一部をなすものということができる。被害者がその所有に係る証拠物を<br>捜査機関に提出するのは，犯人の検挙・処罰に役立てることを目的とするものであ<br>って，告訴権の行使の一内容，あるいは告訴権に類似する人格的権利の行使という<br>ことができ，当該証拠物が捜査機関において捜査のために有効に活用され，捜査上<br>必要である限り適正に保管されることの利益は，単に所有権の一部を構成するにと<br>- 3<br>どまらず，上記の人格的権利に由来し，法的に保護された利益というべきである。</span><br>そして，被害者がその所有に係る証拠物を捜査機関に提出する際，所有権放棄書に<br>署名押印しても，それは，当該証拠物が捜査及び公訴の遂行上で必要性がなくなっ<br>た場合に，その返還を求めないということを意味するにとどまり，当該証拠物が捜<br>査機関において有効に活用され，適正に保管されることの利益まで放棄することを<br>意味するものではない。したがって，<span style="color:#ff0000;">捜査機関が正当な理由なく当該証拠物を廃棄<br>すれば，被害者の法的に保護された利益を侵害するものとして，国家賠償法の規定<br>に基づく損害賠償請求の対象となる</span>といわなければならない。<br>　３　これを本件についてみるに，本件証拠物は，証拠物件保存簿にも記載されず<br>，本件犯罪からわずか半年後に，年末の不用品一斉処分の一環として焼却されたと<br>いうのである。本件証拠物についての鑑定の結果が出ているからといって，将来本<br>件犯罪の犯人が検挙された場合に，その者が犯行を否認して鑑定の信用性を争うと<br>いう事態になったときには，再度鑑定を実施することが想定され，また，犯人に対<br>し，本件証拠物の現物を示して事実関係を確認する必要があるなど，本件証拠物は<br>犯人性及び犯行の核心部分に係る事実関係の立証に極めて重要な証拠であって，血<br>液鑑定の結果によって代替可能であるとはいえない。したがって，<span style="color:#ff0000;">本件証拠物の焼<br>却は，正当な理由によるものとは到底いうことができず，上告人の法的に保護され<br>た利益を侵害し，国家賠償法上違法である</span>というべきである。<br>　４　そうすると，上告人が被上告人に対し，本件証拠物の焼却につき，国家賠償<br>法１条１項の規定に基づく損害賠償として，２０万円の慰謝料の支払を請求するこ<br>とができるとした１審の判断は，正当であるというべきである</span></p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Thu, 19 Dec 2019 21:19:25 +0900</pubDate>
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