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<title>研究員の一人語り</title>
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<description>元生物学研究者のブログ。</description>
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<title>不毛な雑談</title>
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<![CDATA[ 「旅に出る？」<div><br><div>&nbsp; 前回なんともストーリーチックなオチを付けてしまったがそのカミングアウトというのはこんなものであったのである。田嶋省吾。彼は高校時代からの友人であり、まあ現在は奇しくも同様の学者として、地質学者として社会の発展のため邁進している。</div><div><br></div><div>「旅ならいつでもできるだろう。学会なんか常にちょっとした旅行だぜ」</div><div><br></div><div>「違う違う。大体学会なんてロクに遊べやしないだろ。そういうんじゃなくて長旅がしたいの。よく見るだろ、あの200万くらいで世界一周とかいう張り紙。あんな感じの大それた旅だよ」</div><div><br></div><div>「そこそこ稼いでんだから行けばいいじゃないか。達者でな。今迄楽しかったぜ」</div><div><br></div><div>「そんな煙に巻こうとするなって。あと今生の別れになるような危険な旅はしねーよ。面倒を承知なのも分かってる」</div><div><br></div><div>「それより俺しか反応していないところを見ると他の三人は会話すること自体面倒くさがってるんじゃないのか」</div><div><br></div><div>「酷いこといいやがるな。既読は付いていないからきっと寝てるんだよ。折角の休日だし。まあ聞いてくれる奴がいるだけありがたいさ」</div><div><br></div><div>意外とポジティブな奴である。因みにさっき他の三人はTwitterで発言していることも確認済みだ。そりゃ面倒臭いさ。この類の宣言はこれで四回目だもの。</div><div><br></div></div><div>「それで、今度は何に影響されたんだ？確かついこの前までは若き天才魚類学者に触発されて東京海洋大学の研究室に突撃しようとしていたじゃないか」</div><div><br></div><div>「アレは忘れろ」</div><div><br></div><div>あの件は大学に俺が海洋生物の実地調査で知り会った教授がいたので俺が全力で取り抑えた。当たり前だ。俺の差し金だと思われるだろうが。</div><div><br></div><div>「それなりにいい大学出てるんだ、その職を手放すのはどうかと思うぞ」</div><div><br></div><div>「いや研究室は抜けねーよ。地質調査という名目で行くさ」</div><div><br></div><div>「なら最初からそう言え。松尾芭蕉みたいな旅をするのかと思ったじゃないか」</div><div><br></div><div>「奥の細道通りに旅をする自信は俺にはねーって。別に今回は相談って訳じゃない。単なる雑談だよ」</div><div><br></div><div>単なる雑談のために週末の時間を潰してくれたのかこいつは。このような会話は常にしているが今回は特にウンザリする内容である。オチも何もないがこれも日常だ。平和でよろしい。</div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/philos-0409/entry-11786590868.html</link>
<pubDate>Mon, 03 Mar 2014 19:41:56 +0900</pubDate>
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<title>もう一つの学び舎</title>
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<![CDATA[ 図書館、というのは人類の知の保管庫である。<div><br></div><div>過去の博識な偉人がその時代での最先端とも言える研究の成果を残し、後の時代の研究者が解説込みで最新の情報に更新し、再び後世に語り継がれていく。</div><div><br></div><div>その繰り返しにより人類の知の財産は積み重なって行く。</div><div><br></div><div>これはほんの一面的な、理学的分野から捉えたものでしかないが。</div><div><br></div><div>おおよそ偉人から偉人へのバトンリレーと言っても良いだろう。</div><div><br></div><div>話が壮大かつ荘厳な様相を帯びてきたが、元に戻すと、図書館というのはそのような人から人へと伝わったバトンの貯蔵庫と言い表すことができるのではなかろうか。</div><div><br></div><div>何故俺が何の脈絡もなく、こんな語りを展開させているのかというと、即ち図書館が、方波見澄良という一般市民の一つの住処であり、俺の知を育んでくれた恩師であるからだ。</div><div><br></div><div>小学校から大学時代まで、学校の図書室に始まり大学の付属図書館に至るまで、よく通ったものである。特に大学の図書館は全国でも屈指の蔵書数で、調べ物には事欠かない場であった。長期休みの帰省中も、友人との交流の合間をぬって地元の市立図書館に行ったりもした。</div><div><br></div><div>そしてついこの間も、俺は久しぶりにかの図書館へと赴いたのである。そこは市立図書館とは思えないほどモダンな造りとなっており、書籍も中々に揃えてある。</div><div><br></div><div>俺はまず自然科学コーナーを訪れ、色々と書を手に取って眺めたりを繰り返した。</div><div><br></div><div>…この手触りにこの香り。俺は本のこのレトロな匂いが好きだ。直に匂いを堪能したいところだが、公共の財産に鼻を近づけるわけにもいかないので(というよりそんな変態じみた行為は慎むべきだ)、読みながら思索に耽ることにした。</div><div><br></div><div>その図書館には一階にPCブース、勉強スペースがあり、二階にはより専門的な書籍や近隣の学校関係者が利用できるデータベースが備えられている。俺は人が少ない二階のブースへと上がり、二時間弱をそこで過ごした。</div><div><br></div><div>因みに俺が読みふけっていた本は行動生物学に関する書物と、「世界の危険な生物たち」という万人受けしそうなビジュアルの図鑑である(何故これが専門文献コーナーにあるのかは分からないが)。</div><div><br></div><div>その後中々に時間が余ってしまったので図書館を探検してみることにした。先ずは三階へと上がる。</div><div><br></div><div>これは博物館か？聞いたこともない名前の、恐らく作家なのだろうが、作品がずらりと並べられている。</div><div><br></div><div>ふむふむ。歴史を感じる。こういった展覧会も歴史と触れ合い、考察し、語る上では見ておくのも良いかもしれない。芸術にはあまり興味をもたないが。</div><div><br></div><div>さて次は、というよりこれで最後なのであるが四階へと上がる。</div><div><br></div><div>む、このフロアは視聴覚室か。隣に勉強スペースもある。しかしここは閑散としているな。日曜日だというのに。</div><div><br></div><div>いや、日曜日だからこそか。大方、大型ショッピングモールにでも足を運んでいるのかもしれない。現代っ子の図書館離れを痛感し、少しもの寂しさを感じた。</div><div><br></div><div>来館者の年齢層を見てもご老人や主婦、加えていかにも学校で教鞭を振るってそうな方々ばかりで、思いの外若者は少ない。これだけの設備を無料で利用できるのだ、勿体無い気もするがこれも時代だろうと達観してから一階に下りた。</div><div><br></div><div>さっきよりも人が入っている。まあ時間としては二時頃なので、至極平和な散歩がてらに立ち寄った人もいるのだろう。俺もそのうちの一人なのであるが。</div><div><br></div><div>図書館を出ると、俺と俺の旧友たちで作ったLINEグループの通知が鳴った。</div><div><br></div><div>LINEなんてやっているのか、ということは既に仕事仲間に言われたが余計なお世話だ。別に現代人の活字離れを嘆いている俺であっても、俺はまだ30代だ、文明の利器を使わぬ理由もない上に研究者たるもの、自分から最先端科学へ歩み寄らずして自身の発展は望めない。</div><div><br></div><div>俺には十代よりもタブレットを使いこなせる自信もある。LINEゲームにパズドラもやっているからな。</div><div><br></div><div>…LINEをやっている言い訳一つにくだらない理屈や自慢を捏ねすぎたが、俺はその日、旧知の仲の一人から唐突にも、今後の彼の未来をも左右するだろうカミングアウトを受けたのだった。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/philos-0409/entry-11783361759.html</link>
<pubDate>Thu, 27 Feb 2014 21:24:37 +0900</pubDate>
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<title>紹介01</title>
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<![CDATA[ 初めまして。私は方波見澄良と申します。<div><br><div>つい先日まで生物学の研究をしておりました。生態系に纏わる探求が主流でした。その延長線として現在、生態系の保護活動をしております。典型的な理学部出身の末路ですね。末路、という言い方では少々自虐を含んだものになってしまいますが。</div><div><br></div><div>というのも、これは私が本意から就きたかったものではありません。それは語る機会が再び訪れたら話してみましょうかね。</div><div><br></div><div>…とまあ、堅苦しい言い回しは論文の中だけに留めておきここからは普段の、日常における口調で話をしたい。<br><div><br></div></div></div><div>以前にも俺はブログを書いていたがその内容はここで書こうとしているテーマとあまりにも掛け離れており、生物学に関しての唯の学術的見解をつらつらと述べるという見苦しいものであった。</div><div><br></div><div>それなりにコメントを貰い、アクセスもあって楽しく書かせてもらっていたのだが、もはや研究職とは言えぬ身分柄であるので知識が追い付かず打ち止めにさせて頂いた。</div><div><br></div><div>もっとも、これは単なる俺の勉強不足が招いた結果であるのだが。</div><div><br></div><div>研究という仕事柄、テーマに関する情報の吸収のみに執着し、基本的な、理系ならば興味を持たずにはいられない、Newtonなんかに取り沙汰されているような学術ニュースに関してはほぼ見て見ぬ振りをしてきた。</div><div><br></div><div>実は興味があったのだが。</div><div><br></div><div>単に時間が惜しかったのである。</div><div><br></div><div>これは非常に後悔するところであり、俺は研究を脱してからは常に好奇心の赴くままに足を運んできた。</div><div><br></div><div>書として纏めておきたくなるほどの発見もあり、その過程として哲学にも没頭した。</div><div><br></div><div>再びブログを始めようと思い立った原因、元凶はここにある。</div><div><br></div><div>では、自己紹介とこれまでのプロセスをもって導入にかえさせて頂く。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/philos-0409/entry-11782157243.html</link>
<pubDate>Wed, 26 Feb 2014 13:58:35 +0900</pubDate>
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