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<title>元クラブ嬢現秘書のひしょひしょ百合ｓｓ。。</title>
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<description>はじめまして。元銀ホス、現秘書かつレズビアンの藤乃と申します。ちょっとエロティック(レズビアン、ロリ有り)なｓｓを投下していきたいと思います。ひしょひしょっと笑よろしくお願いします</description>
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<title>歌舞伎町の不思議なbar空蝉８</title>
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<![CDATA[ <p>「私は北軽井沢の別荘に戻り、死ぬ準備をした。</p><p>首でも景気よく掻っ切って死んでやろうと思ってね。</p><p>それでね、ヤッパ(刃物)なら業務用の鎌がいいかなって準備して</p><p>。。ほらあの死神がよくもってるやつ。」</p><br><br><p>「中二病みたいよね。私、形からはいる人間なんだって</p><p>死のうとしたとき初めて気づいたの」</p><br><p>と清巳はくすりと笑った。まるで旅行にでも行った思い出話を</p><p>するように楽しそうにかたる清巳が痛々しい。</p><br><p>「そして死ぬ部屋は和室にきめて、雪女みたく白いドレスを着て</p><p>。。そう、ちょうど今着てるような。それからね、吹雪いている戸を全て開けて</p><p>ヤッパで死に損ねても凍死できるようにして、それから、喉を裂いて死んだわ」</p><br><p>「。。死んだ？」</p><br><p>「ええ。」</p><br><br><p>「死んだの。完全に。」</p><br><p>真琴は信じられない思いだった。最初は「未遂」の話だと当然思っていたし</p><p>清巳が嘘をついてるとも、頭がおかしいとも思えなかった。</p><p>こんな話をされて真剣に聞いている自分は狂っているのか。</p><p>清巳は自殺したい真琴がみている幻覚なのだろうか。</p><br><p>何もいえないでいる真琴に</p><p>清巳はさらに続けた。</p><br><p>「それにね、貴方も本当はもうこの世の人ではないのよ。」</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/pinkoriental/entry-12035957809.html</link>
<pubDate>Sun, 07 Jun 2015 08:17:12 +0900</pubDate>
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<title>安珍は清姫の元へ完</title>
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<![CDATA[ <p id="yui_3_2_0_3_143250918072450">「清巳ちゃーん！清巳ちゃんといると落ち着くよおー</p><p>ひざで寝ていい？ちゃんとお話するから。。」</p><p>子供のようにねだる青葉。ひざまくら営業も三年前のまんま。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724102">香水も三年前と同じ。バニラの甘い匂い。青葉の温かい体温は</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724116">変わっていなかった。清巳は一瞬揺らぎそうになったきもちを</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724129">振り切り、冷たい目で青葉を見る。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724137"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724139">「ねえ。。青葉くん。。三年前。。青葉くんのお客が死んだわよね。。」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724143">「ああ。。ぽすらぶでも超書かれたけどあんなの嘘だよ！」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724150">「じゃあ私の存在も嘘だっていうの！」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724154"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724156">清巳は立ち上がり、凄絶な形相で青葉を見た。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724164"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724166">「このルームから大声を出しても届かないわよ。そういう</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724170">風に「してもらったから」。。」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724178"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724181">清巳は強引に青葉を抱き寄せ、口付けた。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724189">舌が２つに割れている。よくみると清巳の首元からも</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724205">輪郭にかけて、虹色の鱗が生えてきてる。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724213"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724219">とてつもない恐ろしさを感じながら</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724226">青葉はそれでも、清巳から与えられる甘い刺激に酔ってしまった。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724232"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724234">長い、長い口付けの途中、清巳は「あの螺子」を青葉の</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724243">喉元に押し込む。えづいてしまいそうになったので、プラチナを</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724251">口に含み、「出されたものはちゃんと食べましょうね」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724259">といいながら強引に流し込んだ。螺子はもぎ取った時よりも</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724266">何故かかなり小さくなっており、何とか青葉の細い喉を通っていった。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724274"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724276">口付けが終わる。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724286"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724288">青葉の終わりのときもくる。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724303"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724305">「貴方は浅ましい私の姿を一生忘れないでしょう。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724311">今飲ませたのは貴方が私にくれたあのオルゴオルの螺子。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724317">酔って、そのオルゴオルでもって私を殴り、ぼろぼろにされた</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724338">オルゴオル。貴方はもう忘れただろうけど。。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724342">これから貴方の心音はその音と同化するわ。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724346">一生、一瞬たりとも私たちを忘れる事ができなくなる。」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724352"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724354">「さようなら」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724358"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724360">そういってすっくと立ち、店を後にしようとした清巳に</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724367">青葉は叫んだ。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724373"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724375">「清巳ちゃん！ごめんなさいごめんなさい！</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724379">清巳ちゃんを追い詰めて、オルゴオルが壊れるまで</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724387">清巳ちゃんを殴ってごめんなさい！</p><p>ソープやAVに落して、挙句に捨てて本当にごめんなさい！</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724395">許してなんていわない、ごめんなさいごめんなさい！</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724453">俺、本当は一目で清巳ちゃんだってわかった。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724406">でも苦しくて何もいえなかった。。</p><br><p>覚えてないわけなんてない。</p><p>清巳ちゃんは浅ましくなんてないよ。</p><p>あのときのままの綺麗な清巳ちゃんだよ？</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724464"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724468">昔も、清巳ちゃんが体と心、削って何かして</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724412">くれるたび苦しかった。清巳ちゃんが笑顔でボトルいれて</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724418">くれるたび本当は苦しかった。清巳ちゃんだけじゃない</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724424">他の客も。。だから俺色んなものに逃げた。。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724432">一番は金だけど。。もう。。いらない。。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724439">何もいらない。。ただこれだけは嘘じゃないよ。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724474">もう一度会えてよかった。。もう殺してくれていいよ。。」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724478"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724480">清巳は無言で歩き出した。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724489"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724491">「清巳ちゃん！」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724495"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724497">「本当に悪かったのはどちらだったのかしらね」</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724501"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724503">店を出て一人歩く。鱗は消え、舌も元に戻っていた。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724538"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724540">オルゴオルの無念は晴れただろう。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724593"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724511">だが青葉の告白は重苦しい罪悪感を清巳に残した。</p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724542"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_1432509180724544">「。。戻らなきゃ。私にはまだすることがある。。」</p><br><p>そういって足早に真琴の待つあのバーへと急ぐ清巳であった。<br></p><p id="yui_3_2_0_3_143250918072436"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_143250918072436"><br></p><p id="yui_3_2_0_3_143250918072436"><br id="yui_3_2_0_3_143250918072434" class="yui-cursor"></p>
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<pubDate>Mon, 25 May 2015 08:00:10 +0900</pubDate>
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<title>清姫は安珍のもとへ３</title>
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<![CDATA[ <p>小さな怒りと、虚しさ。それに複雑な嗜虐心が</p><p>清巳の心の中で燻っていた。</p><br><p>あれだけ寂しい、清巳は優しいと</p><p>私にすがりなんども抱いた青葉。</p><br><p>他店にいくと清巳捨てないで、と泣いた青葉</p><br><p>三ヶ月同棲までし、「清巳のご飯が一番美味しい」と</p><p>笑った青葉。</p><br><p>清巳を抱く時「出来たら結婚しよーなっ！」と</p><p>最後まで避妊具をつけなかった青葉。</p><br><p>あんなに何度も顔をくっつけて眠ったのに。</p><br><p>アナタハナゼ、ワスレテ、シマウンデスカ</p><br><p>ゼンブ、ウソダッタンデスネ</p><br><p>解っていたのに。解っていたのに。苦しい。苦しい。</p><br><p>青葉を憎んでしまいそうで苦しい。</p><p>人を憎む、そんな浅ましいことはしたくない。でも！</p><br><p>青葉が恋するのはお金だけ。</p><p>罪悪感なんてはじめからなかった。</p><p>そう気づいた時清巳の中で何かが変わった。</p><br><p>青葉は「隣いいですか？」と断りをいれちょこんと小動物の</p><p>ように座っている。清巳は青葉にこういった。</p><br><p>「ぽすぽすでみた以上ね。貴方可愛い。</p><p>ここ、休憩卓にしていいから、もっと甘えてくれたら嬉しいわ」</p><br><p>「本当ですかあ。青葉嬉しいにゃんにゃん！」</p><p>また小首をかしげ、恥ずかしげもなく、</p><p>両手を猫のようなポーズにする。</p><p>そして清巳にもたれかかるとあったかいーと頬をすりよせた。</p><br><p>「ねえ、私ワンタイしかいられないの。早いとこプラチナあけましょ。</p><p>貴方と二人きりになりたいから卓飲みよ。いい？</p><p>余ったボトルは貴方にあげる。また次来た時いれればいいんだから</p><p>転売でもしなさいよ。」</p><br><p>「そんなあ、清巳ちゃんに悪いよお。」等と言いながらも</p><p>初めて会ったお祝いよ。と言って見せると</p><p>ほくほくとボトルを抱えて席をたち、</p><p>「じゃあ、ロッカーにしまってくるう～と子猫のような笑顔でVIPルームを</p><p>後にした。そしてすぐ戻ってきたあと</p><br><p>「俺以外のと話しちゃだめなんだからねっ」</p><br><p>と耳元で囁いたあと、軽く頬にキスされた。</p><br><br><br><p>(注：休憩卓とは文字通りホストが休憩する卓</p><p>ホスト的な作業はしなくていいしお酒ものまなくていい。</p><p>だが、下心のあるお客様が申し出る事も多いので油断のならない卓。)</p><br><br><p>もう、ふっきれたわ。早いところすませましょう。</p><p>清巳は隠し持っていたオルゴオルをとりだし、螺子部分だけを</p><p>ものすごいちからで引きちぎった。手にはべっとりと、血がついていたが</p><br><p>何事もなかったかのようにそれをぬぐう。</p><br><p>そして青葉が帰ってくるのをオルゴオルとともに待ち構えるのだった。</p><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/pinkoriental/entry-12030693108.html</link>
<pubDate>Sun, 24 May 2015 23:14:42 +0900</pubDate>
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<title>清姫は安珍のもとへ２</title>
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<![CDATA[ <div id="yui_3_2_0_1_14324528247053879" class="msg-body inner  undoreset"><div id="yiv587955078"><div id="yui_3_2_0_1_14324528247053878" style="FONT-SIZE: 12pt; FONT-FAMILY: MS PGothic, sans-serif"><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_143243215929978">(うわあ。。超綺麗。なんか怖い位。)</div><div>内勤のまりんは思わず息を呑んでしまった。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299125"><br></div><div>待機中のキャスト達からも</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299101">すげえいい女。。あの目で見つめられたらきっと</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299114">こっちが落ちるぜ。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299103">初回だよな。。俺、つけねえかな。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299107">いいとこのホステスって体だな。全身一流品。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299127">高いとこ奢るからアフターしてー！</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299147"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299149">ひそひそ、とだがぶしつけな目線と</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299155">噂する人数の多さで、清巳達にもその声は</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299166">伝わってきた。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299174"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299176">「す、すみません。えーと。。初回の方。。ですよね？」</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299180"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299182">清巳が店に来なくなって３年は立つ。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299197">キャストも、内勤も随分いれかわり</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299205">今相手をしてくれている内勤のまりんも入店して</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299209">まだ半年だった。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299215"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299217">くすり、と清巳が笑うとまりんに告げた。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299230"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299232">「ええ。清巳ってよんで。</div><div>青葉くんは初回指名できるかしら。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299236">ぽすぽすを見てきたの。もしできるようなら</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299242">VIPルームにプラチナ三本ほど持ってきて。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299264">あ。あとリシャとブラックパール。フルーツもね。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299252">卓飲みでいいわ。余ったら捨てたらいいし。」</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299268"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299270">初回でいきなりのVIPルーム。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299282">その上高級シャンパンを三本に</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299288">何百万もするクリスタルボトルを卓飲みで二本も。</div><div><br></div><div>(卓飲みとはホストクラブ等で</div><div>シャンパンコールなしでのむことです。)</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299296"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299313"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299315">「これで、足りるかしら？ようく確かめてね」</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299321"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299323">そういうと清巳はかばんの中の札束を景気よく</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299329">積んでいった。５０００万はゆうにあるだろう。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299336"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299338">店中が騒然とする。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299346"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299348">まりんは、丁寧に丁寧に金を数えると</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299356">「充分。。です。。」といって</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299360">余った金を返そうとした。清巳はそれを制し</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299369"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299371">「いいのよ。もし余ったら青葉の売り上げ</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299448">にでもするといいわ。」</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299381"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299394">足らなくなったらいってね。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299383"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299438">なるわけない。店の全員がそう思っていた。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299444"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299446">あっけにとられながらも、まりんは承諾し</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299390">おずおずと清巳をVIPルームへ案内した。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299451"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299453">(お金を持っていると強いわね。。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299463">これもこのオルゴオルが与えてくれた力。。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299469">さあ、やっと来れたわよ。)</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299477"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299479">強い眼差しで背筋をのばし清巳は歩く。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299487"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299490">VIPルームにつくと青葉はものの３分でやってきた。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299500">「清巳さん、お待たせしました。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299549">本日は指名ありがとうございます。青葉です。」</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299555"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299557">清巳にひざまづき、恭しく名刺を渡す。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299559">こんなかしこまった挨拶の仕方は青葉はしない。</div><div>さっきの青葉も小首をかしげ、</div><div>上目遣いで愛らしい感じだったが</div><div><br></div><div>いつもの青葉は</div><div>初回の太くなりそうな客には</div><div><br></div><div>「ボトルありがとー！」と抱きついたり</div><div>「青葉でーす。ねえすっごいいいボトルもらっちゃった</div><div>けどいいの？わーいわーい！○○さん好きだばかぁ！」</div><div>などと幼い子供のような態度をとる。</div><div><br></div><div>私に一番好かれるキャラ設定を必死で</div><div>見極めてるんだろう。</div><div>これも大金を払ったからね。</div><div><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299573">清巳は自分をみても気づきもしない青葉を</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299600">見て、安堵したような、むなしいような複雑な思いにかられた。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299652">そっけなく名刺をとり</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299658"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299660">「ありがとう」とだけ返して、青葉を観察した。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299608"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299610">幼く、可愛らしい顔立ちは三年たっても全くかわらず</div><div>でも、立ち居振る舞いが上品になった。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299633">持ち物もいいものをさりげなく身に着けている。</div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299639">物怖じしない様子はさすが不動のNO１ね。</div><div><br></div><div>でも青葉の心中はお金でいっぱい。</div><div><br></div><div>今も私をエースにするにはどう振舞ったらいいか</div><div>思案しているところよ。(エースはホストの一番の上客です)</div><div><br></div><div>ばかね。</div><div><br></div><div>あなたに未来なんてない。</div><div><br></div><div>金勘定なんてもう必要ないの。</div><div><br></div><div>ね。。心の中でオルゴオルに清巳は語りかけた。</div><div><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299510"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299512"><br></div><div id="yiv587955078yui_3_2_0_5_1432432159299366"><br></div><div><br></div></div></div></div>
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<pubDate>Sun, 24 May 2015 16:36:33 +0900</pubDate>
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<title>番外編・清姫は安珍のもとへ１</title>
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<![CDATA[ <div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_143243215929961">真琴を残して清巳が向かったのは</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299331">勿論、自分を捨てたホスト、青葉のところだった。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_143243215929963"><br></div><div>バッグに大金と、清巳の情念の塊である</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299327">オルゴオルを抱えて。。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_143243215929985"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299325">清巳は不思議な使命感に包まれていた。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299323">どうしてもこの音色を青葉に聞かせなければと。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299321">でも。オルゴオルの音色など</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299432">青葉は覚えているはずもない。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299319">清巳とこのオルゴオルは、青葉に</div><div>余韻などのこせないこともわかっているのに。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299122"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299317">だって。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299130"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299315">空蝉は源氏に一時的にでも愛されたけど</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299143"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299313">私があの子に愛された時なんて</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299153"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299311">一瞬たりともなかった。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299161"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299309">私は空蝉になれない。なれるわけがない。。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299171"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299333">ずっとそう思いながら、青葉の店に行こうとするが</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299335">足取りは重い。バーを出るときは</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299361">腹をくくったはずで、普通に出てこれた。なのに。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299371"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299375"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299438">あのこに化け物を見る目で</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299367">見られたくない！</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299369"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299440">たまらなくなって、その場に</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299307">立ちすくんでしまうと、手に持っていたオルゴオルが</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299338">光りだした。蛍のようにひっそりとした光だったが</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299229"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299340">それはこのオルゴオルの情念が</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299252">青葉の元へ行くよう清巳に訴えてかけている。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299245"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299348">そう理解した清巳は</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299260"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299299">(そうね。あなたも青葉とは楽しい生活を</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299443">送ったものね。。３ヶ月の同棲生活。。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299445">あのひとにとってはただの仕事だったけど。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299447">ぐちゃぐちゃにされて痛くて辛かったわよね。。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299285"><br></div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299305">私をもう一度「こちら側」に呼び戻すくらい。。)</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299297"><br></div><div>清巳はうつむいていた顔を上げた。</div><div>それは凄絶なまでに美しい</div><div>覚悟をきめた女の顔だった。</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299466"><br></div><div>「いきましょう。。」</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299472"><br></div><div>ビルに着くと清巳は悠然とエレベーターに乗り</div><div id="yiv1336759784yui_3_2_0_3_1432432159299482">青葉の店のドアを開けた。</div>
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<pubDate>Sun, 24 May 2015 16:25:31 +0900</pubDate>
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<title>歌舞伎町の不思議なbar空蝉第七話</title>
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<![CDATA[ <h3 class="offscreen">Message body</h3><div id="yui_3_2_0_1_14323938015362237" class="msg-body inner  undoreset"><div id="yiv1089458643"><div id="yui_3_2_0_1_14323938015362236" style="FONT-SIZE: 12pt; FONT-FAMILY: MS PGothic, sans-serif"><div id="yiv1089458643"><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432379239776141" class="yiv1089458643ms__id385" style="FONT-SIZE: 12pt; FONT-FAMILY: MS PGothic, sans-serif"><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_143236842300067">「体も心も汚れて。。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000633">綺麗事を言いいながら相手をくるしめる。。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000631">私は最低の人間よ。。いえ。。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000629">人間なんかじゃない。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000627">貴方、私が怖いんでしょう？</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000625">本当に引いてしまうわよね。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000104"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000623">気丈な言葉とは裏腹に清巳は</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000621">すがるような目で真琴をみた。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000120"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000619">「汚いわよ。。私。。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000126"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000617">「そんなことありません！」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000134"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000615">真琴は思わず立ちあがり、叫んだ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000149"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000613">「貴方はそのホストを愛していた。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000611">そして尽くした。貴方の持っているもの</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000609">貴方の周りのもの全て捧げて</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000607">愛したんだ。それを裏切られたら</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000605">だれだって。。自分は清巳さんは</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000603">優しい人間だと思います。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000601">会ったばかりだけど、わかります。。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000196"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000599">真琴はぼろぼろと泣きながら、不器用に</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000597">でも真剣に言葉をつむぐ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000213"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000595">清巳を少しでも楽にさせたい。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000593">同情なんかではない。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000264"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000591">「わたしのできることはおわったんだ。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000272"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000589">そういって消えていった清巳を真琴は</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000587">心から優しいと思ったし、情念を送ってしまった</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000585">という話は浅ましいなどとは欠片も思わず</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000583">ただただ、真琴の胸をしめつけた。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000300"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000323">たまらなくなって、真琴は清巳に</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000331">自分の思っていることをまくし立ててしまった。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000335"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000337">「。。あ、すみません。大きい声だしたりなんかして。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000345">怖かった、ですよね。でも嘘や同情や下心で</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000354">言ってるわけじゃない、てちゃんと知って欲しくって。。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000360"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000362">「さっきの。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000368"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000370">「え？」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000374"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000376">「鱗。貴方にも視えたわよね。貴方びっくりしてた。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000386">私とんでもない化け物かもしれないわよ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000401">それでも怖くないの？」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000407"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000409">少女のような表情で見つめてくる清巳。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000419">真琴は、その不安げな表情を</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432379239776149">なんとかしてやりたくて慣れない、</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432379239776131">おぼつかない手付きで清巳の瞳にそっとふれる。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000433"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000435">「綺麗な瞳からは綺麗なものがこぼれるんだなあ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000442">そう思っただけですよ。気障な言葉だけど」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000448"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000450">そういってニカっと笑って見せると清巳も</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000456">ようやく怯えがおさまってきたようだ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000462"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000464">「私。貴方の事、道連れにしようと</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000469">思ってつれてきたの。。ごめんなさい。。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000475"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000477">まるで少女のように謝る清巳。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000485">道連れとは心中か？優しい清巳がそんな</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000508">相手を見つける程寂しい思いをしてきたんだな。。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000493"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000495">どうせ死のうとした命だ。清巳と死ねるなら</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000516">自分もさびしくない。むしろ嬉しいくらいだ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000524"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000526">「いいですよ。貴方の話を最後まで聞いたら</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000530">僕を好きにしてください。。貴方は不思議な人だ。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000543">本当に魅力的で。。会ったばかりなのに</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000551">とても離れがたくなってしまう。。」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000557"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000559">「。。本当。。？」</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000563"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000565">真琴がうなづくと清巳はありがとう、と</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000573">小さく呟いてまた悲痛な人生を語り始めた。。</div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000501"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000637"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000321"><br></div><div id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000639"><br id="yiv1089458643yui_3_2_0_3_1432368423000268"></div></div></div></div></div></div><div class="msg-footer"><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/pinkoriental/entry-12030288735.html</link>
<pubDate>Sun, 24 May 2015 00:11:17 +0900</pubDate>
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<title>歌舞伎町の不思議なbar空蝉第六話</title>
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<![CDATA[ <p>真琴がそれにうなづくと ぽつり、ぽつり、と</p><p>オルゴオルの、 悲しい人生が語られていった。 </p><br><p>「お決まりの話よ。ホストに騙されて六本木からソープ,AV。</p><p> 単体女優になっちゃって、予想外に 売れてしまったから、当然親バレ。</p><p>即差に勘当されたわ。 それでね、休みなしで働いてたもんだから </p><p>体もボロボロになっちゃって、お金が稼げなくなったの。 </p><br><p>ホストはいとも簡単に私を捨てたわ。 </p><p>でも全然憎しみはわかなかった。 。。</p><p>あのこも苦しんでいたから。。 </p><br><p>私がしてあげることは終わったんだ、と割り切って </p><br><p>唯一残してた北軽井沢の別荘に帰ったの。 </p><p>でもね。女ってね。怖いのよ。」 ふふ、とオルゴオルは笑うと </p><br><p>「安珍清姫伝説ってしってる？」 と真琴に聞いた。</p><br><p> 「ああ、たしか僧侶に騙されたお姫様が白蛇となって 僧侶を取り殺す。。てあれですか。」 </p><br><p>「そうよ。私の親はね、あまり、 そっち方面の知識がなかったから</p><p>私のこと 蛇年っていうだけで「清巳」って名づけちゃったの。</p><p> 清姫そのものじゃない？笑っちゃうわよね。」 </p><br><p>「でもオルゴオル。。清巳さんは優しい」 </p><p>オルゴオルもとい清巳は美しい顔をゆがめ そんなことはないわ。と呟いた。</p><br><p> 「私はそんなお綺麗な人間じゃないの。。 女の情念て怖いものね。</p><p> 割り切ったつもりだったのに 私は清姫の如く、何度も夢の中で、</p><p> 蛇になってそのホストを 絞め殺そうとしたわ。。何度も、何度も、ね。。</p><br><p> 実際念って届くものなのよ。 </p><br><p>ホストはとても苦しんで、げっそりとして。。 </p><br><p>後でとても悔やんだわ。この子はそんな事を しなくても元から苦しんでいた。</p><br><p>一緒にいたら すぐわかるわ。</p><p>ハーブに、向精神薬に逃げ お酒に逃げ。。そんなあの子に私は。。」 </p><br><p>浅ましいでしょ。。口元は笑っているものの 清巳の瞳から初めて涙がこぼれた。</p><p> その涙はカツン、と音を立ててテーブルに落ちる。</p><p> 一瞬コンタクトかと真琴は思ったが</p><br><p> 間違いない、蛇の鱗だった。 </p>
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<link>https://ameblo.jp/pinkoriental/entry-12029948912.html</link>
<pubDate>Sat, 23 May 2015 06:59:04 +0900</pubDate>
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<title>歌舞伎街の不思議なbar空蝉第五話</title>
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<![CDATA[ <p>あら、ちゃんといたのね。 等と言いながら</p><p>何事もなかったかのように 帰ってきたオルゴオルは、</p><p>ねえ、と切り出した。</p><br><p> 「私の話はするわ。でもね。貴方のことも 知りたいのよ。</p><p>ずっとあの自殺ビルの前に 立ってたわよね。</p><p>貴方イケメンだから 案外目立つのよ。密かに気になってたわ。」</p><br><p> 「イケメンなんて。。それに自分の話なんて しても退屈すぎますよ。」 </p><br><p>「じゃあ死にたがってた理由を教えて。」 </p><br><p>やはり見透かされてたか。。 真琴は観念したようにはい、と答えた。</p><br><p> 「やっとのことで就職した会社に、 クビを切られたんです。</p><p>何社も何社も面接して、 やっと「男」として働かせてくれる、 </p><p>男としての自分を必要としてくれる職場に であったと思ったのに。。</p><p>あ、職種は飲食店です。 必死に働いてました。 でも</p><p>「やっぱり職場の風紀が乱れるから」 「この一言で</p><p>あっというまに自分は仕事を 失って、</p><p>男として生きていくことに自信をなくし たんです。」 </p><br><p>「ばかね。おっぱいちょんぎって、ホルモン打てば 戸籍変更できるのに。」 </p><br><p>「ハハ、そうですね。でもその資金も今の 自分にはない。。</p><p>それ以上に女として生まれて 女として育てられて、</p><p>本物の男には絶対に かなわないんじゃないか</p><p>実際に今の自分は 女性を養える程の甲斐性も、結婚する資格もない。</p><p> すべてに悲観してしまって、あのビルの屋上から</p><p> 飛び降りようと毎日あそこにいたんです。。」</p><br><p> 「情けないのね。でも。。わかるわ。すごく。。」 </p><p>ワイングラスを煽るように飲み干し、真琴は 切り出した。</p><br><p> 「さあ、次はオルゴオルさんの番ですよ。」</p><p> 「ええ。。話せる気がするわ。あなたになら」 </p><br><p>(オルゴオルがどこにいっていたかはまた後で書きます)</p>
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<link>https://ameblo.jp/pinkoriental/entry-12029948223.html</link>
<pubDate>Sat, 23 May 2015 06:53:17 +0900</pubDate>
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<title>歌舞伎町の不思議なbar空蝉第四話</title>
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<![CDATA[ <p>結局真琴とオルゴオルで ドンペリプラチナは開けてしまい、</p><p> 後はチーズ、生ハム、フルーツなどの 軽食をつまみと</p><p>オルゴオルがついでくれる 高級なワインに</p><p>真琴は舌鼓を打っていた。 お酒が入り饒舌になってきた真琴。</p><br><p> しかしオルゴオルを傷つけるような質問を しないよう</p><p>細心の注意は常にはらっていた。</p><br><p> 「オルゴオルさん、この空蝉ってバーの名前</p><p> 源氏物語ですよね。何でこの名前にしたんですか？」</p><br><p> 「ふふ。文字通り源氏名ね。</p><p>空蝉は最後衣を残して 去っていくでしょう？あれはね、私わざとだと思うの。」</p><br><p> 「どうせ一夜をともにしても、相手にはすぐ忘れられて しまう。</p><p>それなら何か残していってやりたいじゃないの。 </p><p>結局源氏に落ちることはなく、余韻と感傷だけ </p><p>残した空蝉は本当に賢い女よ。それに。。」 </p><br><p>忘れられるのはやっぱり、辛いもの。。</p><br><p> そう呟いた後、さあ、私もあなたにお酒という余韻を残して お出かけしましょう。</p><p>大事な人に会いにいくのよ。。そこでその人とはお別れ。</p><p>最後の余韻だけのこしてね。。</p><br><p>もっとも、あのこには恐怖しか残らないかもしれないけど。</p><p>などと自虐的に言い、店からでかける準備をする。</p><p>あのオルゴオルも手に持って。 </p><br><p>不思議な人だ。 会ったばかりの自分に高価な酒を振舞い </p><p>店を任せて出て行ってしまおうとする。 </p><p>そしてさっきの発言も。あんな美しい女に恐怖を感じる人間がいるなんて。</p><br><p>オルゴオルの話しかた、表情を見つめるたび 真琴は堪らない気持ちに なった。</p><p>この人はとても辛い思いをしてきたんだ。</p><p> それを誰にもいえず、苦しんで それで通りすがりの自分なんかに声をかけてきたんだ。</p><br><p> 「オルゴオルさん。。帰ってきたら 貴女の話がもっと聞きたいです。 けして他言はしませんから。。」 </p><p>真琴は自分自身、死にたがっていたことなど すっかり忘れてオルゴオルに懇願した。</p><br><p> あなた生真面目ね、とオルゴオルは笑って いいわ、でも途中で気が変わって逃げ出さないでね。 </p><p>そういうとオルゴオルはドレス姿のまま、歌舞伎の街の 中に消えていった。 </p>
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<link>https://ameblo.jp/pinkoriental/entry-12029947300.html</link>
<pubDate>Sat, 23 May 2015 06:44:19 +0900</pubDate>
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<title>歌舞伎町の不思議なbar空蝉第三話</title>
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<![CDATA[ そのバーはいかにも高級そうな調度品に酒。<div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568119">そして大きなグランドピアノ。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_143222042956866">どれも白で統一されていて、特にソファなどに</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_143222042956879">ゆったりとかけられた毛皮は、雪が積もっているかの</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_143222042956885">ように銀色に光っていた。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_143222042956891"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_143222042956893"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_143222042956896">オルゴオルは座ってて、と耳元で囁くと</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568105">カウンターに消えていく。そして白いロングドレスに</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568611">着替えてくると、小さなオルゴオルの螺子を巻きだした。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568132"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568500">「なぜそんなものを使うんですか？こんなしつらえの</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568264">お店ならそのグランドピアノを弾く人を雇って、</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568609">演奏させればさらに豪華になるのに。」</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568175"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568575">オルゴオルはくすり、と微笑むと</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568183"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568197">「このこは音色を聞いて欲しいみたいなの。私のここでの</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568594">主要な仕事はこのオルゴオルの螺子を巻く事。あとは</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568482">おまけみたいなものね。。そうね。おまけね。。」</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568208"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568484">「聞いてあげて。ね。。」</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568214"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568259">またオルゴオルは真琴にささやく。白い肌。白いドレス。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568486">あらわになった白い胸元。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568261">またか微かにしん。。しん。。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568488">と彼女の心音が聞こえてきて何も考えられなくなってくる。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568249"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568266">真琴ははい、とうなづく事しかできなかった。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568490"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568492">少しの間、川のせせらぎのような静かな音楽が流れた後</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568268"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568270">堂々のドンペリプラチナが振舞われた。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568276">夜の店ではtaxをいれると１００万近い酒だ。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568289"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568291">「オルゴオルさん、こんな高級な酒卸しちゃ駄目ですよ！」</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568297"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568299">ボーイの経験がある真琴は多いに慌てた。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568319">グラスに注がれたドンペリプラチナは</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568550">ドンペリ、といういかにもホストクラブ的</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568328">俗っぽさなど全くない、美しい輝きを放っている。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568336"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568338">恐らくバカラであろうシャンパングラスのお陰かもしれない。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568355">思わずうっとりと見とれそうになりながらも必死に</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568361">オルゴオルを制した。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568367"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568369">「バカね。もう開けちゃったもの。シャンパンなんて</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568373">あけたらすぐ飲んであげなきゃ可哀想よ。美味しいうちに。。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568377">綺麗なうちに。。」</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568385"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568387">そういうとオルゴオルはグラスのふちを真琴のグラスにつけ</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568394">乾杯、そういって飲み干してしまった。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568402"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568404">おずおずと真琴も「頂きます。。」と口をつける。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568408">この上なく上等の葡萄とオルゴオルの肌のように</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568425">肌理細やかな泡。うまい。普段はビール、日本酒党の</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568429">真琴もこの味にはしばらく口を利けなかった。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568437"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568440">しかし真琴には常にオルゴオルにある種の悲哀を感じていた。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568450"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568508">そうね。おまけね。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568607"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568614">美味しいうちに。。綺麗なうちに。。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568454"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568467">まるで自分のことでもいっているかのように</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568579">瞳をふせながら彼女は語る。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568573">真琴はこの人の悲哀がなんなのか、好奇心ではなく</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568586">知りたくなってしまった。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568510"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568344"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568554">「あのう。オルゴオルさんは歌舞伎に来て長いんですか？」</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568515"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568556">人に質問をすることなど、めったにない真琴が</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568558">口を開く。オルゴオルは口元を綺麗に上げて</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568560">秘密よ、とまた甘く囁いた。微かにだが、やはり悲哀の影を</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568565">真琴は感じてしまったのである。</div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568546"><br></div><div id="yiv1709685645yui_3_2_0_3_1432220429568577"><br></div>
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<pubDate>Sat, 23 May 2015 06:41:16 +0900</pubDate>
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