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<title>恋月　ぴの　｢うたごよみ｣</title>
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<description>優しさを忘れないように…</description>
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<title>移転というわけではありませんが…</title>
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こんにちは、ご無沙汰していますハテナのブログで、ことばの切れ端みたいなのを日々綴っています。お暇なときにでも、のぞいてくださるとうれしいです♪らしきもの達の群像http://pingpongdush1864.hatenablog.com/皆さん、お元気でお過ごしください。
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<dc:date>2012-07-20T09:40:57+09:00</dc:date>
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<title>口ずさむひと</title>
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四月病ってあるらしいさりとて年度替りの初々しい賑わいとはとうに縁遠くなっているのだから花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木をこれでよいのだと独りごちながら歩む※しっくりしなかったのにいつの間にやら馴染んでいる私たちの時代とは異なって厚塗りのお化け顔とか見かけないけどこころの内はまっさらなままでいて欲しいと願う※お花見はと見上げてしまいがちだけど足元にも春は訪れてくれていて名も知らぬ可憐な花々が陽だまりを春色に飾りその他大勢じゃ、失礼だよね春になる度に野草の名前ぐらい覚えなくちゃと思いつつ※四月
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<dc:date>2012-04-25T17:57:43+09:00</dc:date>
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<title>陽春のひと</title>
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おさんぽカーには幼い顔が幾つも並び桜の木の下をゆっくりと進む時おり吹き抜ける風の冷たさにぐずる子がいてあやす保母さんの肩には桜の花びら舞う※手を繋ぎあう子供たちちいさな手のひらで伝え合うのはぼく、ここにいるよって証し君と一緒だよって証しそれなのに泣いている子には無関心なのも可笑しくて※これから児童公園でお花見なのかなわたしの初恋はお隣に住んでた男の子にだったらしいけど今となってはさっぱり覚えていないしおひとり様のお花見は遠くから思い思いに寛ぐ家族の笑顔を眺めるだけ※子どもたちは神田川を渡る橋に差
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<title>幕間のひと</title>
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期待してしまうから疑うのかそれとも明日の訪れを信じられなくて疑ってしまうのかその何れでもあるんだろうけど※今年の冬はことのほか寒かったはずなのに疑い知らずな桜の蕾はぽっくりしてたいいかげん出番だぞだれかが背中を押したからけつまづきながらも春は訪れてくれて※わたしだったらどうしよう引きこもったままは心地よいからもうちょっとと目覚まし時計を遅らせてお勝手で大忙しなお母さんを困らせてみたい※運命とかで片付けてみるのもよしあるがままはあるがまま拗ねた思いまでもお見通しなんだからと舞台裏の片すみで手のひら
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<title>Fish &amp; Chips（時代少年）</title>
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こと切れる最期の瞬間まで彼はひとりの少年だったとっつきにくさは彼の持ち味だったし時代を憂いても希望を捨て去ることはなかった※そんな彼との接点あったのかなと思うぐらいに希薄なのは確かなことで例えばテロリストの肖像画を自室の壁に飾ったのはあくまでもインテリアのひとつだったしそれをネタに友人たちを自室に招いたりはしなかったそんなんだから彼が何者なのか彼が何を語っているのかなんて自分には興味なかった※あれは熱病だったのかそれともある種の方便だったのか右手に鉾そして左手には盾語れる者だけが偉いとみせかけオ
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<title>望むひと</title>
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１必要と頷いても近くにあっては困るらしいそれは遠くにあって必要なときにだけお世話になるありがとうございました添えたお礼と深く折り曲げた腰を上げてしまえばあとは総てを水に流す２肌触りのよい言葉拒む仕草を組し抱かれ耳元で囁かれたいずれは許すつもりでいたとしても今すぐでないことは確かだった愛の確証と引き換えに身体を開く例えしたたかと揶揄されたとしてもそのほかにどんな術があるって言うのだろう無様なほどに引き裂かれた脚を閉じ敢えて問いかけてみる背中越しに返ってきた返事で埋めようとして埋められないそっけない
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<title>Crosswind/Crossroad（契りのひと）</title>
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風の吹き抜ける交差点であなたは待つ約束は必ず果たされると信じてひたすら待つ待ち続けるそして見上げれば雲春の雲おぼろげで奥ゆかしくありながらしたたかさをも予感させて※生きるものいずれは死に至るように≪約束は果たされる≫だとするならば地の果てに投げ捨てた一枚の銀貨あれはふたりで過ごした日々の記憶軋む鎖骨の痛みに逆らい伸ばした上腕に感じたあなたのぬくもり※あなたは見やる時の鼓動果たされる約束の放つほのかな輝きそして、あなたは気付く或いはとうに気付いていた愛憎で築き上げた螺旋形のいただきでは阿鼻叫喚にも
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<title>顔なしのひと</title>
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ひとりで生きられる生きられないそれとも、ひとりで生きざるを得ないわたしってどれなんだろうね※無責任ってわけじゃないけどちょうど満員電車のなかで誰かに寄りかかってしまうような仕方ないじゃんと思っているところがあって大人らしさを自覚しなくちゃなんて朝起きる度に思うのだけど何かしら困りごとが起こる度誰彼となく手助けを求めていたりするそれでも喉元過ぎれば知らん顔我ながら身勝手すぎるとは思うのだけど※頭の禿げあがった男のひと意外に家事とか苦にしないようで塵ひとつ落ちてない片付けられた部屋は女っけなしひとり
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<title>奈落のひと</title>
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顔見知りの男が死んだいつも何かにイラついていて斜に構える自らの姿に酔いしれていたそんな一人の男が死んだ※よくある話しだけどおんなが二人いた別れた奥さんと男の最期を看取った内縁のひと別れた奥さんの脇には小学校低学年の兄弟幼い長男が喪主だった※埋めようとしても埋められなかった甘ったれのごうつくばりで欲しいものを手に入れずにはいられなかった優しい言葉と執拗な暴力でおんなの一人や二人は意のままに動かせたとしても自らの人生まで意のままとすることは叶わず果てに投げ出した負け犬の命遺書らしき手紙に記された男の
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<title>Shadow Dancing（向き合うひと）</title>
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不幸の似合う女優さんって近頃みかけないよねそれだけおんなが幸せになった訳ではなさそうだけどひたすら運命と向き合う生き方って求められていないのかな※冬の日差しに長く伸びたわたしの影駆け出せば追いかけてくる息を切らせて立ち止まれば立ち止まりご挨拶と手を振ればこっちへおいでよと答えてくれたあちらへ行ってみようかな一歩踏みだせるのならあなたと一緒な世界がひろがる※演じるひとりのおんなと格闘の果てに伊東の海に消えた女優さんがいたある意味ふてぶてしそうな風貌だったんだけど演じる役と向き合うもうひとりの自分と
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