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<title>くうそうのいずみ</title>
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<description>らき☆すたSS置き場兼日記。二次創作や百合に抵抗のある方はご遠慮願います。主にかがこな。こなたが大好きです。</description>
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<title>少女思考中</title>
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<![CDATA[ かがこなだけどこなた→かがみ。<br>無意識にこなたが恋する乙女モード、かがみ内心かなり悶えてる。みたいな。<br><br><br><br><br><br><br><br><br>むぅ。鏡の前でしばらく格闘してるけどなかなか寝癖が直らない。<br>耳の近くでぴょんと外に跳ねた髪の毛。大して目立つわけじゃないけど見つけてしまったら気になってしょうがない。<br><br>「こなたお姉ちゃん、そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ」<br>「えっ、もうそんな時間？」<br><br>朝の時間ってまさに光陰矢の如し、ってちょっと違うか。<br>寝癖のことは諦めて振り返るとにこにこと笑顔のゆーちゃんが鞄を差し出してくれた。<br><br>「ん、ありがと」<br>「ずっと鏡見てたけどどうしたの？」<br>「いやぁ、なんかこの辺がすごい気になってさ」<br><br>ちょいちょいと指指すと寝癖ついてるね、とゆーちゃんは手を伸ばして触れる。軽く押さえてみたけれど手を離したらまたぴょこんと出てくる。<br><br>「ちょっと頑固なんだよね」<br>「でもこのくらいなら目立たないから大丈夫だと思うよ」<br>「かなー。でも一回見てしまったら気になって気になって」<br><br>ちらり鏡に目を向けるとやっぱり跳ねた髪。未練がましく櫛を通してみたけど効果はなし。<br>まあそんなこと気にして遅刻するわけにはいかないよね。鞄を持ち直して回れ右。<br><br>「お姉ちゃん最近可愛くなったよね」<br><br>ドサッ。唐突な言葉に鞄を落として足に直撃。中身がほとんど入ってないから痛くなかったけど。<br><br>「えっ、な、なにかわいいって……？」<br>「大丈夫だよ。お姉ちゃんは元から可愛いから自信持っていいよ」<br><br>にこっと笑顔を向けられてもどんな反応を返せばいいんだろう。可愛いなんてバイト以外ではほとんど言われないし慣れてない。<br>というか突然その発言に至った理由を知りたいんだけどゆーちゃんはサムズアップするだけで。照れ臭いけどまあ誉められてるから喜べばいいのかな。<br>お父さんが遅刻しないようにリビングから声をかけてくれたので鞄を拾ってそそくさ玄関に向かう。<br>隣で上機嫌なゆーちゃんに話しかけるのはなんとなく危険な予感。外は少し肌寒くなってきたし顔の火照りを冷ますのにちょうど良いかもしれない。<br><br><br>私は朝が苦手なので通学中は基本的に無言でとにかく足を前に進めるという作業を繰り返すだけという感じ。たまにゆーちゃんの話に相槌をうつけどほとんど内容は聞いてない。それでも気にせず笑顔で会話を続けるゆーちゃんに萌える。<br>バス停近くになると人が増えてきてうんざりする。学校の制服やスーツを着た人たち、みんな似たような格好で無数の話し声に頭が痛くなってくる。<br>この人混みのどこかにかがみとつかさがいるはずでそれだけが救い。私もゆーちゃんも背が低いので呑まれないように手を繋いだ。<br><br>「こなたお姉ちゃん、先輩たちいたよ」<br><br>ゆーちゃんの声に視線を向けると二人の姿を見つけた。私たちを探してそわそわ顔を動かしているつかさと、仏頂面で背筋をピンと伸ばして直立不動なかがみ。<br>ちょっと待たせて申し訳ないなと思いつつ、かがみとつかさらしい佇まいに自然と頬が緩む。<br>くっと手を引くとゆーちゃんも合わせて駆け足で二人の下へ向かった。<br><br>「二人ともおはよー」<br>「かがみ先輩つかさ先輩、おはようございます」<br>「こなちゃんゆたかちゃんおはよう」<br>「おす」<br><br>にこにこ笑顔で返してくれるつかさに対してぶっきらぼうなかがみ。遅いって怒ってるのかな。<br><br>「遅かったじゃない。またネトゲでもして寝坊したのか」<br>「いやいや最近はお弁当作ったりとかで朝忙しいからちゃんと起きてるよ」<br>「そういえばこなちゃんここのところずっとお昼チョココロネじゃないね」<br>「まあね。かわいい妹の分と一緒に自分のも作ってるからね」<br><br>ね、とゆーちゃんに笑いかける。いつもありがとうお姉ちゃん、その言葉と表情だけで早起きする理由に十分だ。<br><br>「三日も続けばいいと思ってたけど、意外と長続きしてるじゃない」<br><br>皮肉めいたかがみの台詞に少しむっとする。まあ以前の私を思えば反論の余地はないけどさ。でも最近は自分でもちょーっとは変わってきてるつもりなんだよ。<br>抗議の視線を向けているとかがみは困ったような顔をして頬をかいたあと、謝罪するように頭を撫でてきた。<br>お父さんみたいなぶきっちょで力強いのと違って、そっと優しく触れられて暖かいものを感じる。<br>お姉さん気質だからかわかんないけどこういうのが自然で、上手で。むすっとしてた気持ちがどっか飛んでっちゃって、ずるい。<br>しばらく心地よさに身を委ねてたけど、はっと我に返ってみると二つの視線が私たちに向けられていた。<br><br>「本当にお姉ちゃんとこなちゃん仲良いよね」<br>「とてもお似合いですよね」<br><br>そんな嬉しそうにまっさらな笑顔で言われても。からかわれるよりはマシかもしんないけど。<br><br>「邪魔しちゃ悪いから先行ってるね」<br>「え、あ、ちょっとつかさっ」<br>「こなたお姉ちゃん、遅刻しないように気をつけてね」<br>「ゆーちゃんそれどういう意味？」<br><br>私とかがみの言葉空しく二人は人波に消えていった。<br>しばらく唖然としてたけど気を取り直してかがみを見る。ほんの少し照れ臭いのを誤魔化しつつ。同じようにかがみが軽く咳払いした。<br><br>「とりあえず遅刻するわけにはいかないし行きましょ」<br><br>すっとかがみが歩き出し反応が遅れて半歩後ろについていく。<br>身長は平均だけれど私からすれば十分大きく、背筋を真っ直ぐ伸ばして堂々としてるかがみの後ろ姿を見つめていた。<br>格好良いななんて思って、ちょっと早足で並んで盗み見た横顔は綺麗で、きゅっと胸の奥が締め付けられる感じ。<br>意味分かんないけど何かしないと叫びそう。目についたのは前後に揺れてるかがみの右手。<br>手、繋いでいいかな。<br><br>「そういえばこなたさぁ」<br>「ふぁっ!?な、なに？」<br><br>触れようと伸ばした手を慌てて引っ込める。振り向いたかがみは不思議そうにしていたけどすぐ会話を再開した。<br><br>「結局今日はなんで遅くなったのよ。朝はちゃんと起きてるんでしょ」<br>「あー、うん。その、寝癖を直してたら遅くなっちゃって」<br>「寝癖？」<br><br>ちょいちょいと未だ跳ねてるであろう耳の横あたりを指す。確かにとかがみは頷いてから続ける。<br><br>「でも言うほど目立たないからいいじゃない」<br>「いや見つけてしまったら気になってしょうがないし」<br>「まあ多少みっともないかもしれないけど……」<br><br>意味ありげに呟いたので小首を傾げてかがみを見上げる。いたずらっぽく笑ったあと、今度は乱暴に撫でてきた。<br>ちょっ、身長縮む。はなせー。<br><br>「あんたも結構可愛いとこあるじゃない」<br><br>上機嫌なかがみは無防備な笑顔見せて私に言う。かがみのほうが可愛いよ、なんて赤い顔して言ったって全然効かないんだろうな。<br>次第にかがみの手つきは優しくなって、つかさとゆーちゃんもいないししばらく恥ずかしいのは我慢。<br>バイト先では飽きるくらい言われてた言葉に今さら動揺してしまうのはなんでだろう。
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11729414484.html</link>
<pubDate>Sun, 15 Dec 2013 01:35:00 +0900</pubDate>
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<title>ラノベ「安達としまむら」</title>
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<![CDATA[ 入間人間、著。イラストのん。<br><br>女の子同士がイチャイチャしてる様が好きなので百合小説は少々抵抗があったのですが、イラスト見てちょっと良いかも、あらすじ見て、うん買おう、と。<br><br>見た目的にクールビューティーキャラかなと思ってた安達がもう可愛すぎます。<br>なかなかしまむらも普通のようで普通でない、中立というか決してどちらかに傾かないもどかしさというか。安達目線でクールビューティーはまさにお前だ、みたいな。見た目はっちゃけてそうで、なんかまあ主人公だなと。<br><br>一部非日常な描写もありますが、いわゆる女子高生の日常が書かれた作品なんでまさに自分の好みにピンポイントでした。<br>小説となると題材がそれぞれあると思うんで、漫画ならサクッと読めるけど文章でそちらばかり細かく説明されてもちょっと。<br>一気に読んでしまってまだまだ物足りないですね。
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<pubDate>Wed, 11 Dec 2013 23:11:00 +0900</pubDate>
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<title>「ひらり、」ピュア百合アンソロジー</title>
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<![CDATA[ 百合姫と同様に数少ない色んな百合が楽しめる一冊。ウィンター。<br>同性愛ゆえの苦しみとかリアル感も大事ですけど、個人的に一番見たいのは女の子同士でじゃれあっている姿。だって可愛いんだもの。<br>なかなか情報に乏しいんで多くの人が描かれているアンソロジーでないと好みを見つけにくいのよね。選ぶ基準の八割ほど絵柄なんで。<br>読んでる最中思いっきりにやけてる自分キモいと思いつつ、一つ二つどうしても受け入れられず飛ばしたり。<br>ひらり、コミックスとして出た「終電にはかえします・雨隠ギド」と「きれいなあのこ・吉田丸悠」も同時に購入。絵も内容も今日は良い買い物したなと思いました。
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11715397478.html</link>
<pubDate>Sun, 01 Dec 2013 00:20:00 +0900</pubDate>
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<title>静かな日</title>
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<![CDATA[ 日常の中での軽いじゃれあい、が全く難産すぎる。しかも勝手にぶっ飛んでっちゃうし。<br><br><br><br><br><br><br><br>毎朝通っているのに今日は妙に長く感じる。いつも見ているようで見えてなかった街の変化を発見しても伝える相手がいなくて空しい。<br>つかさ風邪をひいた。ふわふわとしてて危なっかしいけど体の丈夫さが取り柄でいつもにこにこ笑っているあの子が隣にいない。双子の姉妹の私は一人きりに慣れてなかった。<br>つかさも私が体調を崩したときはこんな気持ちで学校に行っていたのだろうか。よく「お姉ちゃん」と甘えてくる姿を思い浮かべて少し心配になる。でも、私にしっかり休んで治すよう告げて学校に向かうつかさは、今心細さを感じてる私より強いのかもしれない。<br>情けなさを覚えて振り払うようにいつもの待ち合わせ場所へと歩みを速めた。<br><br>「おはようこなた、今日は珍しく早いじゃない」<br><br>小学生みたいにちまくて長い長い髪が目印。普段は人波から顔を出すのを待つ側なのに今日は私より先にいたから少し驚いて、ふっと心が軽くなる。<br>逸る気持ちを抑えていつものちょっと憎まれ口をたたく。相変わらず眠そうな瞳が睨むように見上げてきてムッとした表情。<br>基本的に夜行性なこなただから朝はローテンションだし言い過ぎたかなと思っていると閉じられていた口がふにゃりと弧を描く。<br><br>「おはよかがみ。いつも待たせて悪いからね」<br>「それが毎日続いてくれればいいんだけどね」<br>「それは難しい話だね。今は深夜アニメが毎日のように目印押しだもん」<br>「アニメがなくてもネトゲでしょ。早寝早起きの習慣をつけようという気はないのか」<br><br>深いため息を吐きながら言うと「ない！」と無駄に威勢よく答えるこなた。胸を張ったところで絶望的に無いのに。<br><br>「だいたい私がしっかりしたらかがみが寂しがるじゃん？」<br>「なんでよ」<br><br>にまにま笑うこなたを横目にあり得ないことだがしっかり者なこなたを想像する。待ち合わせに遅れたりせず宿題は自力でこなして普段からきっちり予習復習をするこなた。……もはやあんた誰？ってレベルだな。<br>現実のこなたの確認に憎たらしい笑みを浮かべてる頬を引っ張ってみる。結構柔らかかった。<br><br>「うぅ、今日のかがみはなんだか手厳しいなぁ。あ、もしかしてつかさがいないせいとか」<br>「別に関係ないし」<br>「そう？かがみが一人でこっち向かっている様子と私を見つけたときの表情は面白かったんだけどね」<br><br>楽しそうに目を細めて小さな手で笑っている口を隠す仕草。お決まりのからかいのポーズに冷静さを欠いてしまう。<br>さびしんぼかがみ、と声にはしてないけど唇がそう動いて見えた。<br><br>「なっ！？う、うるさいっ」<br>「まだ何も言ってないんだけどね。ふふ、かがみはかわいいねえ」<br><br>猫みたいに擦り寄ってくるこなた。じゃれついてくるのは嫌とまでは言わないけど困る。振り払うのは忍びないし離せと言っても聞く耳持つようなヤツじゃないし。<br>つかさがいないせいか必要以上にくっついてきて、でも全然嫌がっていない自分に困惑しつつ早く学校に着くことを願っていた。<br><br>授業の間の短い休み時間。日下部と峰岸は今度の連休のことで盛り上がっているみたい。邪魔しちゃ悪いし隣のクラスに行こうかな。<br>小学校からクラスが別々でつかさのことが気になるからと自分のクラスより入り浸ることも少なくなかった。それでも周りは姉妹仲良いねって言ってくれてたけど最近はどうだろう。もちろん妹に会いに行くって気持ちはあるけど。<br>高校に入ってできた友達泉こなた。大抵つかさとみゆきもいる、でも二人きりのときも多かった。高校生活で一番一緒に過ごしてきたと思う。<br>こなたといると楽しいから、なんて素直に言えるわけないけど。建前としてはつかさとみゆきがいるから、本音はこなたに会いに教室を出るんだ。<br>向こうは冗談で好きとか結構言ってくるけど、もし正直に好きと伝えることができたらどんな反応をするだろうか。赤くなって照れたりするのかな。<br><br>「おっすこなた」<br>「あ、かがみ」<br><br>教室にはこなただけでみゆきはどうしたのかと思ったら風邪で欠席らしい。規則正しい生活を心がけているみゆきにしては意外だ。つかさも珍しいし二人同時だとある意味奇跡なんじゃないか。<br>こなたがぼんやりとしていたのはお馴染みのメンバーがいなくて一人きりだったかな、なんて。私と目が合ったときのホッとした表情は嘘じゃないはず。<br>結局こいつも寂しがり屋で、からかおうかと思ったが元気のない様子に良心が痛む。何よ、らしくないじゃない。<br><br>「今日はちょっと静かね」<br>「ん……」<br><br>私もらしくなくこなたの髪を撫でた。抵抗する素振りもなかったのでサラサラの髪に指を滑らせた。面倒くさがりで気を使ってなさそうなのに羨ましいヤツ。<br><br>「かがみ、どうしたの」<br>「あんたこそどうしたのよ」<br>「んー、つかさとみゆきさんがいないから調子狂うのかも」<br>「そうね、私もそんな感じかしら」<br><br>髪に触れていた手の動きを止めるとこなたが仕返しかくっと私の纏めた髪の片方を引っ張ってきた。あまり強い力じゃなかったけど少し痛かった。<br>なに、と顔を向けると真っ直ぐこちらを見ていたこなたの視線とぶつかる。射抜くような瞳が綺麗でほんとこいつは色々とずるいな。<br>内緒話でもするように私たちは顔を近づける。誰の声も聞こえなかった。
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<pubDate>Fri, 29 Nov 2013 23:17:00 +0900</pubDate>
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<title>猫目堂ココロ譚</title>
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<![CDATA[ 百合姫コミックス、作者東雲水生。<br><br>シリーズ物で「百合心中」「少女薄命」「恋愛彼岸」が正確なタイトルかな。<br><br>二年以上前の作品ですが古本屋で立ち読みして気に入りました。いつも百合漫画は表紙買いメインなのでなかなか手を出せなかったのに立ち読みしてみたら、あら？絵がかなり好みやないですか。&nbsp;<br><br>百合、つまりは同性愛というテーマにしっかりぶつかっていく話とか、友情～恋愛の中での距離感の難しさみたいな話とか。結構シリアスな話が多かったです。まあ「ココロ」って主題にありますもんね。<br><br>百合イコール女の子同士でイチャイチャ。なんて安易な考えじゃダメなんだよ、と改めて教えられた気がします。わかってるんだけどじゃれあう女の子とか可愛いよねって思っちゃう私。<br><br>結婚して隠れて好きな娘と会ってるとかスゴい。なんとなくだけど家庭教師と教え子の話が一番好きかな。
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11710922262.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Nov 2013 23:09:00 +0900</pubDate>
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<title>コトノハ</title>
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<![CDATA[ 当初はかがみ→こなたの予定がもう完全にかがこな。私の中ではこなたが強引に迫るなんてありえない。<br><br><br><br><br><br><br><br>「ずっと一緒にいようって、なんか軽い言葉だよね」<br><br>読んでいたラノベから顔を上げるとこなたがいつの間にやらゲームを止めてこちらを見ていた。<br>唐突に振られた言葉は先ほどまでしていたギャルゲーが関係しているのだろう。シミュレーションで恋愛を楽しむ感覚は私にはわからない。<br><br>「じゃあどんな言葉ならふさわしいのよ」<br><br>人並みに恋愛に興味はあったりするけど残念ながら今までにそういった経験はないので。想いを伝える言葉なんて結局正解みたいなものは存在しないんじゃないか。<br>回りくどくて伝わらなくてシンプルに言って届くこともあれば、ドラマみたいに詩的に響くような台詞だってある。きっと何が大切かなんて当人たちにしかわからないものなのだ。<br>ベッドに腰掛けている私に寄り添うようにこなたが腰を下ろしたので手に持っていたラノベを閉じて片隅に置く。<br><br>「んー、それは実際そういう経験してみないとわかんないけど」<br><br>顎に指先を当てて目線を斜め上に向けながらこなたが呟く。ゲームやアニメやらの引用だろう、ちょっとくさい台詞を並べながら微妙な表情。<br>もし映像付きで詳細の説明でもあれば心に響いたかもしれない。でも何の脈絡もなしに聞かされても無意味に凝った言葉としか思わない。<br><br>「よくそんな恥ずかしい台詞を吐けるわね」<br>「そりゃ本人たちは全力で本気でイケると思って挑んでるし。勝算のない戦はしてないのだよ」<br>「まあ成功すれば良い思い出になるかもね」<br><br>告白の舞台であったり言われたい言葉であったり、一世一代のことだし私にも多少望みがあったりするけど。<br>こなたの目がこちらを向く。ちょっと身構えたけどいつもの猫口じゃなくて口元を引き締めていた。<br>先ほどまでのゲームのBGMが消えているから室内は静かで、今この一瞬がかなり長く感じた。<br><br>「私は絶対かがみのことをずっと好きでいるよ」<br><br>普段眠たげで半分閉じてる瞳は吸い込まれそうなくらい綺麗だった。<br>全く照れもせず真剣な眼差し、低く響き渡る声。いきなりすぎて脳内の処理が追いつかない。顔が熱を帯びてくるのだけわかった。<br>よく甘えてきてじゃれついてきたりして二人はすごく仲良いよね、なんて言われたりしたこともある。それでも今この一言は純粋に嬉しい。<br><br>「かがみも好きでいてくれる……？」<br><br>真っ赤になってまともに言葉にならないのをわかってかこなたが先に続ける。<br>強く宣言したときとは正反対にすがるように見上げてくる。きゅっと私の服の裾を掴む指先とか上目遣いで潤んだ瞳とか差が激しくてもしかしたら全て演技なんじゃないのか。<br>ほんの少し懐疑心がもたげだが実際に至近距離にいるこなたを見れば一瞬で飛んでいった。この子が愛しいと思ってしまったから。<br>相変わらずオーバーフロー気味な頭では気の効いた台詞は浮かんでこなし、赤い顔は見られたくなくて視線はどこへやら。<br><br>「ずっとって思ってたところで現実問題進学先が違うし社会に出たとき苦労するのは目に見えてるしね」<br><br>自嘲するようにこなたが小さく笑う。つきりと胸の奥が傷んだ。<br>私はこなたの笑顔が好きだ。年不相応にあどけなくて夢中になってよく知りもしない私や友人たちにアニメの話を語る楽しげな姿を見るのが好きだ。<br>今みたいな擦れた笑いはかわいらしいこなたに似つかわしくない。儚く揺れるのも魅力的ではあるけれど見ていてあまり気持ちの良いものじゃない。<br>私の服を掴んでいる手に自分の手を重ねた。そんなに大きくない私の手でも十分に包み込める小さな手のひら。離すまいとぎゅっと力を込めた。<br><br>「私はずっと傍にいるから」<br>「……本当は、迷惑だって思ってない？」<br>「ばかっ。どれだけ一緒にいたと思ってんのよ」<br><br>腹が立つ。信用されてない自分に。<br>怒りに任せて力いっぱいこなたを抱き締めた。オタクで周り気にせず突っ走るくせに、本当は華奢で繊細な心を隠してる。妙に大人びていてもか弱い女の子なんだから。<br>私より少し高い体温と柔らかさと微かな甘い匂い。抱き心地がすごく良い。<br><br>「会おうと思えばいつでも会えるでしょ」<br>「でも大学生になったらもっと忙しくなるんじゃない」<br><br>どうしてそんなに弱気なのよ。でもしおらしいこなたもたまには、ね。こういうときなら私も素直になれるから。<br><br>「忙しくたって会いに行く。こなたと会えないほうがしんどいわよ」<br><br>長い髪に指を滑らせた。維持するのも大変そうで面倒くさがりなこなたには不思議だけど、もし美に目覚めたりして髪を切ったりしたらどうしよう。白いシーツの上に海みたいに綺麗に広がるのが好きなのに。<br>それに高校生は皆同じ制服でまだ未熟な年でもあるけど大学にはどんな人がいるかわからないし。ちまくて可愛いこなたに一目惚れする輩も少なくないだろう。絶対に許せない。<br><br>「私もかがみに会えないのはヤダ」<br><br>こなたが両手を私の背中に回してしがみつくように抱き返してくれた。幸せな気分。<br>浮かれた頭が一つ名案を弾き出す。こなたと離れずいつでも会える方法。<br>プロポーズ？確かにそれっぽいかもしれない。なら私はシンプルに伝えようか。ありのままの私を見つけてくれたこなたへ。<br><br>「ねぇこなた、高校を卒業したら一緒に暮らそう？」
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11708085731.html</link>
<pubDate>Thu, 21 Nov 2013 00:53:00 +0900</pubDate>
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<title>朝からイチャイチャ</title>
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<![CDATA[ タイトル≠題名<br>なんか硬いというかテンポ悪いというか。やわらかい(？)文章にしたいんやが。かがこな！な妄想が上手く具現化できんなあ。<br><br><br><br><br><br><br><br>朝のラッシュの時間帯、人混みの中からあの子の姿を探してる。小さなあの子は頭のてっぺんにぴょんと跳ねた髪が目印、それがないと小学生とも見間違えてしまうのよね。<br>隣に並ぶつかさも同じように視線を巡らせて探している。高校に入ってできた私たちの親友を今か今かと待っている。<br>ちらりと時計を確認。まだいつもの時間には少し早かった。まあいつもの時間と言ってもその時間通りにくるのは一週間に三回くらい。待たされるのも慣れっこだ。<br>あっ、とつかさが小さく叫んだ。視線の先をたどると、確かに人波をふよふよと泳ぐ青い髪。その人ずばりの姿は確認できないけど、わかってしまうのはなんだかおかしいわね。<br>完全に隠れているちっこいあいつを思い浮かべて頬が緩む。にこにこと笑顔を見せる妹ほどじゃないけど、この感情を認められるくらいには素直になったと思う。まだまだ照れくさいけど。<br><br>「ねえお姉ちゃん」<br>「ん？」<br>「なんだか嬉しそうだね」<br><br>見透かすようなつかさの言葉に、なに言ってるのよ、と頭ごなしに否定なんてもうしない。<br>かといって、嬉しいという単語を口にするのははばかられる。心の中では認めていても公言するのは恥ずかしい。なんか、好きって言ってるみたいだし。<br>小さく頷いた私につかさは一層笑顔になって、なんだか意地を張ってるのも馬鹿らしく思える。素直なつかさが羨ましい。<br>もう数歩とない距離にこなたがいる。相変わらず寝不足な顔してシャキッとしなさいよ。受験生なんだし、残りの高校生活も短いんだから。<br><br>「おはようこなちゃん！」<br>「おはよ」<br><br>元気一杯なつかさの声。私は手を上げてこなたに呼び掛けた。半ば閉じられている目がゆっくりと私たちを見上げて、ぼそぼそと小さな声で返事がきた。<br>全くもう、ちゃんと応えろっての。上げた手をそのままこなたの頭にのせて乱暴に撫でる。くしゃくしゃにされてるこなたは、始めは無反応だったけど次第にむくれだした。<br>ぷーっと頬を膨らませて睨んでくるけど全然怖くなく、見た目相応に子どもっぽくておかしかった。<br>効果がないと気づいたのか口を結んでジト目になられるとさすがに悪い気がしてきた。ごめんごめん、乱れた髪はちゃんと直すからね。<br><br>「お姉ちゃんも積極的になったよね」<br><br>大して手入れしていないくせにさらさらの髪を撫でているとつかさがそんなことを言ってきた。確かに以前まではスキンシップとかほとんどしなかったかな。<br>そもそも私は甘えたりとか大の苦手だったし、こなたがふざけてじゃれついてくるのも最初はどう受け止めたらいいのか戸惑っていたり。触れるのも触れられるのも、体温やらなんやらくすぐったくて落ち着かないのだ。<br>そんな私もこなたと仲良くなるにつれてそういうのに慣れていった。たとえ冗談半分だとしても全身で好意を示してきてるみたいで嬉しかったし。<br><br>「かがみ」<br>「ん、なによ？」<br>「いや、あの……」<br><br>珍しく歯切れ悪いわねと疑問に思いつつ、するすると指が通る髪の感触が楽しくて止まらない。これはつくづく羨ましいな。<br>あんまり堪能しているのも変かな、と思い至って初めてこなたを見ると、ほんのり頬を染めていて。もしかしてずっと髪を撫でていたから照れているのかしら。<br><br>「あー、遅刻しちゃいけないから、そろそろ学校行きましょ」<br>「そだねー」<br><br>つかさが苦笑いを浮かべてすたすた先を歩いていく。一体どれだけの間こうしていたのか。まあ、悪くはなかったんだけど。<br><br>「ねぇこなた」<br>「な、なにさ」<br><br>なんでかわからないけど警戒されてる？傷ついた。けど、若干優越感みたいなものが。普段のこなたとは違う表情が見れるのは良い。<br>つかさはもう呆れているのか、さっさと前を歩いていってしまっている。それもまた悲しいものがある。でも、好都合だ。<br><br>「手、繋がない？」<br><br>言うと同時に手を差し出す。返事はすぐにはなかった。<br>じっと睨むように私の手を見つめるこなた。何か犬とか猫が得体の知れない食事を前にして戸惑っているのに似ている。恐る恐る近づく様は可笑しくて可愛くて、ちょっといけないことしてる気分。<br>こういうのは本当私得なんだが、いつまでもこのままじゃ遅刻は確実だろう。さっさとその小さな手を掴んで行こうと思わないでもないけど、やっぱりこなたから繋いでほしいわけで。<br><br>「こなた……イヤ？」<br><br>放課後の寄り道であったり、宿題の写しであったり、なんだかんだ言いつつ最終的には折れることが多くてツンデレとか言われたりした私だけど、こなたのしおらしい表情とか見せられたらそもそも完全に拒絶できるわけない。<br>もちろん図られたと思ったことも少なくないが、たとえ演技だとしても、上目遣いで瞳をうるうるさせながらお願い、なんて顔されて断ることなどできるだろうか。いや、無理に決まってる。<br>私は確かに妹のつかさに対して甘いし、こなたにも同様に思われても仕方ないけど、でもこなたのその仕草も反則だと思う。まあ、すぐ折れるのは悔しいし何よりもっと見ていたいのでわざと気のない返事をしたりする私も私よね。<br><br>「そ、そんなわけないじゃん」<br><br>最近気づいたことがある、それはこなたも実は私と同じなんだってこと。私がこなたに甘いようにこなたも私には甘いのだ。<br>押してダメなら引いてみよ、というのはこなたに何度もしてやられて教わったこと。ちょっと残念そうな表情をされたらチクりと胸が痛むもの。<br><br>「じゃあいいわよね」<br><br>計画通り、ニヤリと笑って差し出された手に指を絡ませる。人前だからか抵抗がある様子だけど、ぎゅっと握りしめたら俯いて、どんな顔してるか覗きこもうとしてたら、指先に少し力が込められて。結局は受け入れてくれるのだからすごく嬉しい。<br>歩幅の違いもあるのでこなたに合わせて少しゆっくりめに歩く。ぴたっと擦り寄ってくる仔犬みたいなこなたもいいけど、この暖かさと柔らかさに勝るものなんてないわね。<br>こなたについてわかったこと、意外に照れ屋であること。いつも明け透けでオタク趣味全開なトークしてるくせに。私だけが知っている表情。<br>ちらちら横目で伺っているとたまたまこちらを向いて目が合った。すぐにぷいっと背けられちょっと面白くない。でも確かに捉えた、ほんのり赤く染まった頬、大きな碧色の綺麗な瞳。<br>今ならこなたが日下部相手に爆弾発言をかました気持ちがわかる。自分にしか分からない、自分だけが知っているいとおしさ。<br>さすがに公言する勇気はないけれど、『こなたは私の嫁』と心の中で呟いた。
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<pubDate>Mon, 11 Nov 2013 00:09:00 +0900</pubDate>
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<title>二人だけの帰り道</title>
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<![CDATA[ <font size="3">漠然とテーマ恋人繋ぎで書いた。後半なってテンション上がってきてスラスラ進んだけど、設定とかまともに考えてなくてめちゃくちゃ。</font><br><br><br><br><br><br><br>帰りのHRが終わっていつものように隣のクラスに向かう。日下部、峰岸の二人に手を振って教室を出るとき、日下部が何か言っていたようだけど、聞こえないのだから仕方ないということにしておこう。<br>運命の悪戯か、三年間ほとんど毎日顔を合わせていながら私一人だけクラスが違っていた。妹のつかさと親友のこなたにみゆき。三人はずっと離れずなので寂しさというか悔しさというか、クラス替えのときは色々と気持ちが沈んでしまうのも道理よね。<br>まあそれも四月の頭の頃だけかな。なんだかんだ登下校に休み時間のほぼ一緒にいるんだから、すぐに気にならなくなった。その短い間は心配されたりもして、嬉しいのに悟られまいと強がったりしたけど。<br>担任の桜庭先生は極端なほどHRに時間をかけない先生なので、B組の黒井先生のHRが終わるのを廊下で待つ。と言っても黒井先生も手短に済ませるほうなので大した時間じゃない。<br>何となくちらり教室内を覗くとつかさと目が合ってしまい、向こうは小さく手を振って笑いかけてきた。あまり目立ちたくはないが私も仕方なく手を振り返しておく。<br>「柊が早く帰りたいみたいやから」なんて黒井先生の声がこちらまで聞こえた。どっと笑い声が起こり赤くなるつかさ。何だか気まずい。<br>でもそれがきっかけになったのか、すぐにHRが終わり賑やかな声とともに黒井先生が出てくる。<br><br>「おっ柊姉やないか。お前さんのおかげではよ終わったんとちゃうか」<br>「えっ、いやあの不可抗力と言いますか」<br>「ははっ、冗談や。お疲れさん」<br><br>笑い声を残して黒井先生にぽつんと取り残される私。さっきの件もあってちょっと教室に入りづらい。<br>まあでも、その程度を気にするくらいなら、私はそんな頻繁にこちらのクラスに入り浸ってなんかできないし。たまに呼び捨てにされるほどまでなんだから、今さら自重しても意味ないわよね。<br><br>「みんなー、帰ろう」<br>「あ、お姉ちゃん」<br><br>軋むドアを開けて何人かの視線を受けながらこなたの席に集まっている三人の元へ。<br>真っ先に気づいたつかさに先ほどの件で少し注意。引っ込み思案なところもあるだけにすぐごめんって謝ってきたけど、それを見てか柊さん姉妹は仲良いね、なんて声が聞こえてくるもんだから、ますます気恥ずかしい思いがした。<br>だって二人とも超シスコンだもんね、とかこなたうるさい。シスコン言うな、自覚はあるけど言葉にするな。<br>あらあらうふふ、と微笑んでいるみゆきを見ると全て馬鹿らしく思えてくる。ああもう、常に冷静で居たいのに、どうしてこなたの前では抑えが利かなくなるんだか。<br><br>「あ、あのねお姉ちゃん、今日ちょっと私とゆきちゃん用事があって一緒に帰れないの」<br>「すみません、つかささんと約束をしておりまして」<br><br>しばらく雑談しているとつかさとみゆきの二人はそう告げてそそくさと教室を出て行ってしまった。<br>それだったら昼休みのときに言ってほしかったなあ、なんて言葉ももう届かない。急ぎの用なのかしら。だとすればもっと早い段階で伝えてくれただろうし、HRの後しばらく残っていたのもおかしいわね。<br>もやもやを抱えてこなたを見ると、同じことを思ったのか首を傾げていた。<br><br>「なんだ、あんたも聞いてなかったんだ」<br>「いや一応つかさから『今日はゆきちゃんと帰るからお姉ちゃんのことよろしくね』とは言われてたんだけど、どうしたもんかなって」<br><br>あの子は、一体なんのつもりでそんなこと言ったんだ。後で問い詰める必要があるわね。&nbsp;<br><br>「よろしくってなんなのよ……」<br>「んー、つかさのことだし深い意味はなさそうだけどね。まあともかく、帰ろう」<br><br>頭を抱える私を尻目にこなたは切り替えが素早かった。スッと立ち上がるとその小さな手が私に差し出される。<br>何の意図があったにせよ、今日はこなたと二人で帰ることになったのだから、その事実を受け入れなければならない。久しぶりの二人きりの帰り道ってやつを。<br>特別私の手が大きいわけじゃないけど、それにしても小さなこなたの手。重ねて握りしめると意外な力強さで私をリードしてくれた。<br><br><br><br>「最近ホント冷え込んできたよね」<br>「当たり前でしょ。もう十月も終わりだしそろそろ冬よ」<br>「まあね。でもついこの前まで結構暑いくらいだったのに、気がついたら秋通り越して冬だよね」<br>「それはでも、忙しかったからでもあるんじゃないの」<br><br>秋は何をするにもちょうど良い、過ごしやすい季節、とはよく言ったもので、体育祭やら文化祭やらテストも含みで学校行事がたくさん。あっという間に月日が過ぎ去ってしまったような感覚だ。<br>ただ、その短い期間の様々な出来事は三年間という高校生活の中で色濃く残っていくことだろう。かけがえのない友達と出会えて、一緒に築いた思い出だから。<br><br>「確かにね、高校三年間で一番エネルギーを使った気がするよ」<br><br>柄にもなく本気だったよねー、なんて笑うこなた。私たちにとってこなたがいてくれたことがどれだけ大きかったか、わかってないのかな。<br>歩みを止めて繋いだ手を引くと、ふぉ!?と驚きの声を上げたこなたがあっさりと私の腕の中に収まる。<br>寒い寒い言ってたこなたの体は暖かかった。<br><br>「どう、これならあったかいでしょ」<br>「いや、確かにあったかいけどさ、歩けないじゃん」<br>「わかってるわよ。こんな目立つ状態いつまでも続けられるわけないじゃない」<br><br>そうこれは今この瞬間だけ。人目に触れない間、こなたをより間近に感じていたい。&nbsp;<br>照れているらしく頬がほんのり染まっていた。その顔を見れないのは残念。向き合って抱き合うのも悪くはないかもと思ったが、時と場所に依存するのよね。<br><br>「もういいでしょ。かがみ、そろそろ誰かに見られちゃうよ」<br>「そうね」<br><br>名残惜しいが腰に回していた腕をほどく。サッと離れていくこなたはたぶん恥ずかしさで慌てていただけだろう。付き合うようになってからこなたが意外によく顔を赤くするやつなんだと知った。<br>&nbsp;いつまで経っても相変わらず可愛いと思う。この照れ屋な相手に私は構ってやりたくてしょうがない。<br>帰りを急ごうとするこなたを再び引き寄せる。力は本気を出せばこなたのほうが上かもしれないけれど、私が強く出るときは少なくない。こなたは押しにも弱いのよね。<br>こなたに身を寄せた理由は一つ、手を握り直すため。いわゆる恋人繋ぎってやつ。驚いてびくんと飛び跳ねたこなただけど、私を一瞥してさして抵抗もせずきゅっと握ってきた。<br>伝わってくる温もりや重ねている感触とか、たまらなく嬉しい。<br><br>「ねぇこなた」<br>「なあに？」<br><br>自然な笑顔と柔らかな返事と小首を傾げる仕草と。これはヤバイ、反則だわ。<br>つい先ほどまでそうしていたのに、また抱きしめたくなった。けど、なんとか思いとどめた。<br>慌てるな私、これが上手くいけばいくらでも好きにできるんだから。<br><br>「今日家に泊まっていかない？」<br><br>さらっと言ったつもりの言葉にこなたは固まった。逸る気持ちを抑えようとしていた私はこけそうになったが耐えて返事を望む。<br>やがて顔を真っ赤にしながら小さく首を縦に動かしたこなたに、遂に我慢できなくて唇を重ねていた。<br>
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11661737729.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Nov 2013 00:16:00 +0900</pubDate>
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<title>キャッチミー</title>
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<![CDATA[ <font size="3">書いていくうちに思考がループするもどかしさ。こなたにアピールするなら直球よねツンデレだし？</font><br><br><br><br><br><br><br><br>初めて抱きしめられたときは正直なんで？という思いが強かった。私から軽くハグすることはあっても、かがみからのスキンシップなんてほとんどなかったし。<br>あれをハグの一言で済ませるには意味深すぎる。例えるなら漫画で見開きページ丸々使ったあっつい抱擁。ガシッィ！とかガバッ！とかでっかい効果音を添えて。そんななんか本気って感じの。<br>きっかけは何だったかな。普通に会話をしてたらいきなり、という感じだった気がする。正直抱きしめられたことの衝撃が強すぎてそれ以前のことはあまり覚えてない。<br>ただ、いつもお世話になってるからたまには感謝を示すと言うか、好きって言った、ような気がしないでもない。<br>でもだからって、冗談みたいなノリで私はよくそう言うから、かがみが真に受けたりなんて絶対するはずないのに。いつものツンデレ反応を期待していたつもりだった。<br>かがみがほんのり頬を染めた、あたりまではよかったんだ。あとは「べ、別に私もあんたのこと、嫌いじゃないわよ……」なんて言ってくれたら完璧だったね。<br>でもかがみがとった行動は数秒震えて、がばっと熱い抱擁をしてきてさ。どったの？と覗きこんだ瞳はちょっと潤んで私を見つめていて、一瞬思考が飛んでいった。<br><br>「え？ちょ、かがみ……？」<br><br>抵抗したりとか、何よりも不思議に思うだけで嫌だってわけじゃない。お父さんとかよく抱きついてくるし、私自身スキンシップは多いほうだし。<br>とはいえいきなりすぎるし、かがみらしくもないから、完璧にその腕の中にすっぽり収まってる状況だけど、身を委ねたりだなんてできなかった。<br>抱きしめてくる意外な力強さだとか、かがみから伝わる温もりだったりいい匂いがしてたりとか。なんかよくわかんないけど、役得？みたいな。<br><br>「こなたがいけないのよ」<br>「っひゃぁ！？」<br><br>ぼそりと音量は小さかったけれど、如何せん近すぎた。熱い吐息で耳元ウィスパーなんて喰らったら思わず奇声も上げちゃうもんだって。&nbsp;<br>飛び上がりそうな勢いだったけどかがみの腕の中から逃れられず、むしろ至近距離でかがみの鼓動が感じられてなんかすごく落ち着く。<br>拒んだりしなかったのは、本当は嬉しかったからだ。<br><br>「ねぇ、かがみ」<br><br>ちょっと腕の力を使ってかがみと向き合えるように距離をとる。全力で抱きしめてきているわけじゃないってくらいわかっていた。<br>かがみの両手は私の腰に回されているけど、私の手はかがみの肩を掴んで少し間を作っている姿勢。<br>暖かくて安心できる場所。心の内では理解しちゃったけれど、確かな証拠がほしくて。<br><br>「いきなり、どうしたの」<br>「こなたは嫌だった？」<br>「イヤ、じゃないよ。でもちゃんと言ってくれないのはヤだ」<br>「ちゃんとって……？」<br>「今さら何言ってるのさ」<br><br>かがみからあからさまな好意を示すことなんてほとんどなかった。まあツンデレだし、素直に言えないとことかが可愛いんだけど。<br>そんなかがみらしくない行動。私もスキンシップくらいするけど大抵その場の雰囲気で冗談っぽく、相手に拒絶されないように加減したりするから。笑って受け入れてもらえるようにね。<br>かがみの目を見つめる。やっぱり少し潤んでいて、息遣いもちょっと荒くて熱っぽく。いじらしいとかそんな思い。雰囲気ありすぎて困る。<br>ドクンドクンとうるさく主張してるのはどっちのだろう。もしかしたら、二人ともなのかもしれない。<br>かがみの瞳に映る私は猫口をしてる余裕もなくいつになく真剣で、自分自身笑えるくらいだけど、実際問題ひどく緊張しててそれどころじゃない。<br>強気にかがみに問いかけるけど、その視線に押し負けそう。<br><br>「こなたがいけないのよ」<br><br>いやいやそれさっき聞きましたから。なんで私のせいになるのさ意味わかんないし。だから再度聞いてるんだけど。<br>と心の中でツッコミ。普段通りにしゃべったらぶち壊しそうだもん。ゆっくりと首を振って目で訴える。負けるな私。<br><br>「……あんたが、嬉しいこと言うから」<br><br>まだ足りない。そのくらいなら今まで何度も言ってきてる、毎回冗談交じりで。いつものやり取りと変わらないでしょ。<br>じーっと無言を貫いていたら次第にかがみの頬が染まってきた。少しずつ逃れようとしだしたので追いかける。でも腰の手は離さないあたりどうなのさ。<br>もぞもぞと動いて、私の腰に手を回してるかがみと背伸びしてかがみの二の腕あたりを掴んでる私。一体何をしようってんだろネ？<br><br>「……あんたが嬉しいこと言うからっ！だいたい、いちいちかわいすぎるのよ、あんたはっ」<br><br>不意にかがみが爆発した。そのまんま、我慢の限界って感じに叫んで、真っ赤な顔して、ぎゅっと私を抱きしめてくる。<br>つまり私が可愛いからいけないってことですか？可愛いは罪(←結論)<br>なんて心の中では茶化しまくってるけど、実際のところは受けとめきれてない。<br><br>「ふふっ、こなたも照れたりするのね」<br>「うるさーい。だいたいそんなのかがみのキャラじゃないよ」<br>「あーツンデレってやつか？でもそれってツンとした態度をとるだけじゃなくて、デレたりもするわけでしょ」<br>「自分からそんなこと言ったらツンデレじゃないよ」<br><br>吹っ切れたのか、にこにこと満面の笑みで私を見つめるかがみ。<br>ああもうかわいいなあ。なんてフィルター越しに思う。素の私自身は心臓高鳴りっぱなし、真っ赤になって声にならない声をあげて、テンパっているけど。<br>可愛いとか私のキャラじゃないし。かがみもいろいろとおかしいよ。<br><br>「こなた、イヤ？」<br>「……っ」<br>&nbsp;<br>そこで急に真顔になるのはズルい。<br>だから最初から言ってるじゃん、嫌じゃないよって。<br>&nbsp;私の答えが気に入らないのかかがみは不満顔。もっと、って何を、どういう意味？<br>じっと見てくる視線が重い。期待を込めて見つめられたって、さ。<br>いつもと全く逆じゃないの。かがみ、ポジション変わってよ。私がわたわたしててもしょうがないでしょ。可愛いだなんて恥ずかしいしさ。<br><br>「だから、えっと、私も、その……ね？」<br><br>白旗を挙げながら上目遣いでかがみを見る。ごくりと生唾を飲む音が聞こえた。<br>いやいや慌てて咳払いしても意味ないし、この至近距離だから喉の動きとかもわかっちゃうから。<br>ジト目で視線を送ると苦笑いのあと、またさっきのテンションに戻って見つめてくる。はやっ。てかほんといつものかがみはどこ行ったんだ。<br>うー、でもこれ以上は誤魔化しきれないのか。<br><br>「こなた」<br>「かがみ」&nbsp;<br><br>その声、その言葉。普段いろいろと厳しいかがみが私を呼ぶときの優しい響きが好き。<br>上手く言葉にできないから、代わりに行き場を失っていた手をかがみの背中に回した。
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11656794457.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Oct 2013 23:40:00 +0900</pubDate>
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<title>臨界点突破</title>
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<![CDATA[ <font size="3">かがこなSS。イチャイチャ考えたらかがみが暴走しました。かなり短いです。</font><br><br><br><br><br><br><br><br>「かがみ、ちょっと休憩しない？」<br><br>膝の上のこなたが首を捻って私のほうを向く。態勢上、こなたの顔がすごく近い。<br>訴えかけるように少し潤んだ瞳。振り向いた姿勢がきついのか、きゅっと私の腕を掴むこなたの小さな手。言い終えたまま少しだけ開かれた唇。<br>問いかけに答えるよりもまずキスをした私は何か間違っているだろうか。<br><br>「ちょ、か、がみっ。いきなり何するのさっ」<br>「なにって、今のはあんたが反則的に可愛かったから」<br>「私のせいですか……」<br>「そうよ。こなたが可愛すぎるから好きになっても仕方ないじゃない」<br><br>柔らかい唇も、綺麗な蒼髪も、すごく抱き心地の良い小さな身体も、全部好きだ。<br>力を込めてぎゅっと抱きしるけど、こなたは逃げようとはせず、ただツンデレのツンはどこ行ったと嘆いていた。<br>こんな可愛くて大好きなやつ相手にツンとした態度をとる必要がどこにあるだろうか、いやない。&nbsp;<br><br>「休憩って言ったってまだ三十分も経ってないじゃない。ページで言ってもまだ一章も読み終えてないでしょ」<br>「うー、そんなこと言ったって、この状況じゃ全然内容頭に入んないよ」<br>「何がいけないのよ？」<br><br>小説嫌いなこなたを離さないために膝抱っこ。読んでる本は一度読み終えたものだけど面白かったので再読、読み辛いのでこなたの肩に顎乗せ。流し読みさせないために本を持つ手に手を重ねる。<br>くっつぎすぎって言うけれど、全部正当な理由があるのだ。<br>大体、こなたの息遣いすらも伝わるこの至福のひととき、おしまいにするなんてもったいない。<br>&nbsp;<br>「わ、私にもかがみの鼓動伝わってくるけどさ……」<br>「私がどれだけドキドキしてるかわかったでしょ」<br>「わかった、よくわかったよ。でも、だからこそ、恥ずかしい、よ」<br><br>好きだって全身でアピールしているようだが、今の私は昔とは違う。止まらない、いや止まれない。<br><br>「こ、こなたっ。わかったわ、言う通り休憩にしましょう」<br>「えっホントに？」<br><br>さっきまで顔を上気させ赤く染めてからの、キラキラ輝く笑顔。<br>限界だ。この態勢を維持するのは無理がある。<br><br>「うん。と言うか、もう読書は十分だわ」<br>「ふぇ？」<br>「休憩は二時間くらいあれば満足よね？」<br>「えっ、あのそれはどういう……ちょっ、ま、まってかがみ。それってきゅうけいじゃな……っ」<br><br>がっしりホールド、ベッドへ移動。<br>息抜きは大切よね、こなた。
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<link>https://ameblo.jp/placelucky/entry-11650943058.html</link>
<pubDate>Thu, 24 Oct 2013 23:32:00 +0900</pubDate>
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