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<title>能ある鷹はネイル通う。</title>
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<title>東京と上京</title>
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<![CDATA[ 私が大阪から上京して来て、はや３年が過ぎた。<br><br>新宿で始発の山手線に乗って、始発なのに関わらず席も座れない程の人で混み合った車内に驚いたことを、今でも思い出す。<br><br>どうだろう、私は東京に馴染めたのだろうか。<br><br>別に馴染みたいとは思わないが、馴染めなていないことも少し悲しい。<br><br>東京とは本当に大きな街だ。<br><br>あらゆる物が揃い、あらゆる人もいる。<br><br>一体、東京で手に入らない物などあるのだろうか。<br><br>時々、私は物凄い孤独に襲われる時がある。<br><br>東京は何でも揃っているが、そのほとんどが私の物ではないと知った時、とてつもない虚無を私は感じてしまうのだ。<br><br>私はあと何年生きられるだろう。<br><br>東京に何年関われるだろう。<br><br>東京は何も答えてはくれない。
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<link>https://ameblo.jp/pressman6x/entry-11217349363.html</link>
<pubDate>Sun, 08 Apr 2012 15:55:55 +0900</pubDate>
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<title>飛躍的進化論</title>
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<![CDATA[ 時々、無になる瞬間が私にはある。<br><br>それはほんの僅かな数秒間だが、それがたまらなく心地良い。<br><br>朝起きて、寝ぼけ眼でコーヒーを何とか作り、タバコを吸っている時にふと来たりする。<br><br>頭の中には何もなく、自分が誰でここが何処なのか、そんなことすらどうでもよいことのように思えてしまう。<br><br>この前は銭湯の水風呂に入っている時に巡り会えた。<br><br>始めの５分間は冷たさとの格闘だが、それを越えると次は身体中がビリビリと痺れてくる。<br><br>それをも越えた時、ふっと突然に無がやって来たのだ。<br><br>世界各地で起こっているあらゆることや、私の身の回りで起きていることも、そんなことはとてもちっぽけなことの様に思えて、私は何か背中から翼が生えて今にも何処かへ飛び出してしまえそうな程、自分という鎖から解き放たれた気がするのだ。<br><br>ほんの僅かな数秒間だが、私は何にでもなれ、何でも出来そうな、そんな生き物になれるのだ。<br><br>私は誰だ。
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<pubDate>Sun, 25 Mar 2012 17:17:47 +0900</pubDate>
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<title>寂しい人</title>
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<![CDATA[ ある日、世田谷区に住むＡさんが突然にタイムワープをし、巨大な宇宙空間に放り出されたとしたら、それだけで地球は崩壊してしまうのではないかと私は思う。<br><br>それくらい、人と人は密接に連関しているのだ。<br><br>銭湯の番台がいなくなれば銭湯には入れないし、コンビニのバイトがいなくなればシフトはまわらない。<br><br>最近、１人が好きという言葉をよく耳にする。<br><br>しかし、これは本当の１人ではなく、孤独ではない１人だからこそ、その時間がふとした毎日の中で落ち着くのだ。<br><br>本当の１人とは、無人島にずっと１人で誰と会話することなく、延々と１人で生活していくような、そんな長く果てしない毎日の連続だろう。<br><br>１人でＴＶを見るのも、そのＴＶの中には自分以外の人間が存在し、またその人間が他者と会話しているのを眺めているのだ。<br><br>もし、本当の１人となった時に、１人が好きといった人達はそれでも好きと言えるだろうか。<br><br>本物の孤独に勝てるのだろうか。<br><br>それでも好きと言い切った者が仮にいるのなら、この世の中で一番自分自身が嫌いな人間ではないのかと、そう私は感じる。
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<link>https://ameblo.jp/pressman6x/entry-11202209633.html</link>
<pubDate>Sat, 24 Mar 2012 14:55:31 +0900</pubDate>
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<title>ボクのこと</title>
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<![CDATA[ 昔から右向け右が嫌いだった。<br><br>言われた通りに平然と何の疑問を持たず右を向く人も、あまり好きになれなかった。<br><br>人と変わったことをするのが私のモットーだった。<br><br>クラス対抗リレーでバトンを受け取って逆送をしてみたり、テスト中にトイレに行きパンツ一丁で戻ってきたり、ある日は学校近くの八百屋で長ねぎを買い、それを武士の刀の様に腰に携え登校したこともあった。<br><br>今思えば何が楽しかったのかよく分からないが、その時はそれが正しいことのように思っていた。<br><br>そうしてる内に私は様々な教師に目をつけられ、特に生活指導には呼び出されこっぴどく説教をされた。<br><br><br><br><br>高校３年の秋、私はクラスの文化祭の実行委員に選ばれた。<br><br>今まで何度も実行委員に推薦されていたのだが、私は文化祭というものがどうも好きになれず、いつもそれを断り文化祭当日は仮病で休んでいた。<br><br>最後くらいは何かしてみようかと思い、私はそれを快く引き受けた。<br><br>男子校の私の学校は、ほとんどのクラスが近所の女子校と仲良くなりたいが為に、どこを見渡しても喫茶店ばかりが並んでいた。<br><br>それにウンザリしていた私は、クラスの出し物を｢催眠術の館｣と名付け、私が催眠術師になりクラスメートに催眠術をかけ無理難題を言うという何とも訳の分からない店を出した。<br><br>無理難題の内容は、今から母親へ電話して愛のポエムを読めとか、ボールペンと真剣にプロレスをしろとか、最後にはクラスメート全員に集団睡眠をかけ、応仁の乱をしろと命令をした。<br><br>私はその時、本物の催眠術師になれた。
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<link>https://ameblo.jp/pressman6x/entry-11199296097.html</link>
<pubDate>Wed, 21 Mar 2012 15:05:40 +0900</pubDate>
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<title>言葉</title>
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<![CDATA[ ヘレン・ケラーがＷａｔｅｒという言葉を発した時、新しい世界と共に、何か１つの世界が失われたのではないかと、私は感じる。<br><br>言葉というのは、まどろっこしい物だ。<br><br>私は言葉を話すが、いつも何かを取りこぼした気分になる。<br><br>｢悲しい｣という一言で済む悲しみなどあるだろうか、｢苦しい｣という一言で済む苦しみなどあるだろうか。<br><br>言葉とは何て不自由なことだろう。<br><br>だが私は言葉を話さずにはいられない。<br><br>感じたことや伝えたいことが山ほどある。<br><br>それを自分の満足だけで済ませるのでなく、手を変え品を変え話す努力が、我々言葉を話せる人々にとっての最低限のマナーではないだろうか。<br><br>幸せを知らない人に幸せを伝えられたら、どれほど素晴らしいことなのだろうと、私はいつも思う。<br><br>そんな不可能なことを、理想を、どんなに老いぼれても私は持ち続けていたい。
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<pubDate>Sat, 17 Mar 2012 16:09:11 +0900</pubDate>
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<title>ピーターパンとウェンディの事ばかり。</title>
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<![CDATA[ ピーターパンは岩に腰かけ、肩に乗ったウェンディに向かって話をし始めた。<br><br>｢いつかボクが大人に変わってしまって、余計な知恵や知識も身について、不自由になることを考えてみたよ｣<br><br>ウェンディは優しい瞳で、彼の話す言葉に耳を傾けた。<br><br>｢たくさん稼いで手に入る物全て、手当たり次第に漁ってみたり、たくさんお金使って価値ある物を備えてさ、自分に価値を見出しても、結局最後に残る物は寂しさだけじゃないかって｣<br><br>ウェンディは何も語らず、彼の瞳をただジッと見つめていた。<br><br>朝焼けが目に染みる空が、そこはかとなく広がって、彼らの心には真実の火が灯されていた。
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<link>https://ameblo.jp/pressman6x/entry-11190537720.html</link>
<pubDate>Mon, 12 Mar 2012 14:32:46 +0900</pubDate>
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<title>今宮の２人</title>
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<![CDATA[ 大学生の頃、よく学校をサボって街をブラブラした。<br><br>その中で、今宮という所に私はよく行った。<br><br>今宮駅の西口には、｢今宮の主｣と呼ばれる人物がいる。<br><br>主は路上に住むホームレスだ。<br><br>髪は分厚くて黒く足元まであり、寒い日にはそれを毛布にして寝れるほど髪は伸びていた。<br><br>主はいつも３ｍほど歩いてはまるで紳士の様にお辞儀をし、また逆の方に向かって歩いてはお辞儀をするということを繰り返し行う。<br><br>歩く人に向かってお辞儀をするということでなく、何か自分の見えない世界の住人に頭を下げているように思えた。<br><br>私はそれを暇な時は、何時間も見つめていた。<br><br>そのお辞儀は一体何なのか、またそれはいつから始めたのか、一体どんな世界が彼には見えているのだろう、私の想像は膨らんだ。<br><br><br><br>今宮にはもう１人変わった人物がいる。<br><br>駅の近くの路地で詩を売る老婆だ。<br><br>彼女は難聴なのか、喋ることが出来なかった。<br><br>詩には離れた我が子に向けて書いたであろう言葉が書かれていた。<br><br>その詩を買ったお客さん向かって、彼女は満面の笑みで｢アァー｣という言葉でお礼をしていた。<br><br>私はその老婆も、暇な時には何時間も眺めていた。<br><br><br><br>ある日、私がまた学校をサボり、また何時間も主を眺めていると、何を思ったか主は階段を上り駅の中に向かって行った。<br><br>私は興味が湧き、その主の後ろをつけていった。<br><br>すると主は、路上で詩を売る老婆の方にどんどん足を向かわせて行った。<br><br>私は固唾を飲んでその状況を見守った。<br><br>主は老婆の前で足を止め、久しく会った旧友に向かって挨拶をするように、キレイなお辞儀をした。<br><br>老婆はいつにもなく満面の笑みで｢アァー｣という言葉で主にお礼をした。<br><br>私は何か美しい世界を見た気がして、たまらなく嬉しくなった。
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<pubDate>Sat, 10 Mar 2012 15:00:42 +0900</pubDate>
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<title>Ｚトリガーで朝までガード</title>
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<![CDATA[ なでしこＪａｐａｎが大会で準優勝をした。<br><br>朝番組のキャスターは言った。<br><br>｢感動をありがとう｣<br><br><br><br><br>私はこの｢感動をありがとう｣という言葉にいつも違和感を感じる。<br><br>むしろ、そんな滅茶苦茶な言葉はないとさえ思う。<br><br>感動を味わったのはキャスターでなく、試合会場にいたファンでもなく、もちろんＴＶの前の視聴者でもなく、ピッチにいた選手たち自身なのだ。<br><br>それをさも自分も同じ感動を味わったと言うことが、私はとても胡散臭く、むしろ失礼に感じるのだ。<br><br>甲子園も同じだ。<br><br>母校のチームが負け、野球部の関係者ならまだしも、学校から強制で応援に来た女子高生たちまでもがスタンドで身を寄せ合って、大粒の涙を流そうとする。<br><br>その涙は誰に対する涙なのか、と私は不思議に思えて仕方ない。<br><br>選手たちは授業が終わればすぐに練習を始め、それから夜遅くまでクタクタになる程の練習をしている間、彼女たちはそれを脇目にくれず、友達と遊びに行ったり、家に帰ってはＴＶを見てとしていたはずだ。<br><br>きっと誰も野球部の練習を最後まで見つめていた人は、その中には１人もいない。<br><br>どこに感動を味わえる要素があるのか。<br><br>｢感動をありがとう｣という言葉は、｢免許はないが車に乗れる｣と言っているようなことなのだ。<br><br>感動とは誰かから与えられるものではなく、自らが味わうことでしか理解することのできないものなのだ。<br><br>なんでもかんでも、ありがとうを言えばいいものじゃない。
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<link>https://ameblo.jp/pressman6x/entry-11186334107.html</link>
<pubDate>Thu, 08 Mar 2012 22:18:56 +0900</pubDate>
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