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<title>れいけいブログ</title>
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<description>森信三先生の著作を抜粋して紹介しています。</description>
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<title>「有名な古典は決してたやすくは読めない」</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（８） ６月１５日（月）暑中見舞いの日。 「有名な古典は決してたやすくは読めない」 次は読書の問題であるが、これは実に重大な問題で、僅かな時間で十分に話すわけにはゆかないが、平素考えている事柄の一端を話してみたい。まず第一に申したいことは、人間の内的生命の強靭さの程度は、一応その人がどれ程読書欲をもっている否かによって測ることができるということである。 つまり読書欲がないというのは、肉体的には如何に頑健強壮に見えても、その人の内的生命力、即ち精神力は、いわば
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<title>土曜雑感　芭蕉のような生き方を求めたが・・・</title>
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「生き方の研究」（森本哲郎著）② ６月１３日（土） 「生き方の研究」（森本哲郎著）の五人目は、「より美しい世界」を求める与謝蕪村の２回目で、「日常性に埋没して自分の人生を美しく仕立てることをつい怠っていること、そして容易に夢の世界が容易につくれない殺風景なくらし」を反省しています。 「貧乏に追いつかれけりけさの秋」が語っている 俳諧といえば、いつも芭蕉と蕪村は対比されて語られる。たしかにこの二人は俳諧という詩の世界の両極を占めている。蕪村は生涯、先人の芭蕉を渇仰（かつごう）してやまなかったが、蕪
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<title>文科的な学科は講義で耳から入れることが大事</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（７） ６月１２日（金） わたくしの苦い体験から ところが生憎と「特殊講義」に出るためには「仏教概論」とかち合うので、その方を割愛する外はない。そこで「仏教概論」の方は友人からノートを借りて受験することにし、西田先生の「特殊講義」を聴くことにしたのである。 こうして夏休みを迎えた私は、高師時代の恩師西晋一郎先生を広島にお訪ねした際、学校の事情をお尋ねになったので、このこともお話した処、先生は、「そういう事はするものではない。学校の所定の科目というものは、元来
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<title>講義の聴講と読書のバランスを如何にとるか</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（６） ６月１１日（木）入梅。 講義は受身的、読書は積極的 もちろんもっと別の角度から考えれば、さらに他の重要な項目が現れてくるかとも思うが、大学が学問を学ぶ場所である以上、学問という立場を主として考えるのが至当であろう。してみるとやはり今述べたように、講義の聴講と自分の読書とを、どう調和せしめるかということが、何といっても一番大きな問題といってよいであろう。 処で、この問題について考えるには、どうしても講義と読書との本質的な比較検討を必要とするであろう。こ
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<title>真に自己の「生きる道」を発見するために</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（５） ６月１０日（水）時の記念日。 人間として生きる道 まして諸君のように、とにかく一応国民として高等教育を受ける幸運に恵まれた以上、人間としてこの一生を如何に生きるか、という問題だけはどうしても回避してはならない事柄だと思う。もちろんこれは重大問題であって、ある意味では自然科学において新説を唱える以上に困難な問題であるかも知れない。 というのは、元来自然科学というものは、部分的真理を次第に積み重ねてゆくものであるが、「人生の道」を発見するということは、自
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<title>「真に身につける」ことは決して容易ではない</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（４） ６月９日（火） 「人生を生きる態度の端緒または方向をつかむ」 あえて名著とまでは言わずとも、具眼の人々の間で真に「良書」と言われるような「入門書」ないしは「概論書」というものは、一つの専門について、そんなに多くは数え得ないのが現状である。ということは、相当の学者にとっても、一つの専門的知識を「真に身につける」ということの決して容易ではないことを示すものといってよいと思う。 してみればいま新制大学における一つの重要な任務が、諸君が他日世に立つ際に必要な
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<title>人生を如何に生くべきかという根本問題</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（３） ６月８日（月） 人生を如何に生くべきかという根本問題について 少なくともそこには、私などのように、こうした言葉の該当しかねる人間のいることを、否定しえないのである。では、このような立場に立つとき、現在の新制大学は、一体どういう処と考えたらよいであろうか。いま端的に私の考えを述べるとなれば、国民として一応の高等教育を受ける場所ではないかと思う。 こう言うと諸君は「高等教育ならすでに高等学校で受けてきた」と言われるかと思う。だが私の見るところでは、現在わ
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<title>土曜雑感　「より美しい世界」へ向かう道（与謝蕪村）</title>
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「生き方の研究」（森本哲郎著）から ６月６日（土） 「生き方の研究」（森本哲郎著）の五人目は、「より美しい世界」を求める俳人の与謝蕪村です。著者は生き方として、「蕪村のように『第三の道』を逍遥したいと、しみじみ思う。おそまきながら」と述べています。 三つの道について いつの世にあっても、人間は三つの生き方のどれかをえらんできたーーと、オランダの史家ヨハン・ホイジンガーは有名な著書「中世の秋」のなかで述べている。 第一の道は「世界の外に通じる俗世放棄の道」である。この世を汚辱に満ちた苦難の世界とみ
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<title>大学の「真理探究の殿堂」はキレイ過ぎる</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に――（２） ６月５日（金）芒種。おけいこの日。 キレイごとでは済まされない まずその手始めとして、この間の学長の話では、大学という処は「真理探究の殿堂」とあったけれど、これは少々キレイ過ぎることばではないかと思う。即ち大学が「真理探究の殿堂」であるということは、大学の理想ではあるが、しかし常にそれが現実であるとは言い難いと思う。 ・・・もちろん「真理探究の殿堂」ということばには、そのかみギリシャの詭弁学派の人々が、「自ら知識の所有者」たることを任じて「ソフィスト
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<title>すべての事物について理想と現実とはちがう</title>
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大学の門――神戸大学入学生の諸君に―― ６月４日（木） 昭和３０年４月神戸大学入学生オリエンテーション 課せられた今後の重荷 こうして高い処に立って、諸君たちの新しい姿に接すると、私にはいろいろな感慨の去来するのを禁じ難いものがある。第一に頭に浮かぶことは、諸君らの上に加わる今後の重荷である。この点については、もちろん諸君もある程度まで、あらかじめ覚悟して入ってこられたことと思う。 しかし今後諸君が、いよいよ正式に本学の学生として日々の生活を始めるようになると、これまで考えていたよりも、遥かにそ
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