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<title>qshoのブログ</title>
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<title>地球村で共存するウイルスと人類　山内一也</title>
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<![CDATA[ 　ネズミやハムスターからＬＣＭウィルスに感染します。<br>致死的な脳炎を起こすことがあります。<br>妊婦では、赤ちゃんに水頭症や発育不全などの病気を起こします。<br>　ウィルスとはラテン語で病毒という意味です。<br><br>　ガンがウィルスで起こることが明かになっています。<br><br>　ホモサピエンスが出現したのは、２０万年前です。<br>ヒトは、約１万年前にアフリカから北上して、農耕生活を始めました。<br><br>　ウィルスは３０億年前には存在していた。<br><br>　天然痘ウィルスは、牛か馬のウィルスが人に感染したもの。<br><br>　ローマ帝国は天然痘で全人口の２５％から３５％を失った。<br><br>　自然免疫は、マクロファージ、ナチュラルキラー細胞、インターフェロン、発熱。<br><br>　胎児は、父親の臓器を移植したようなもので、免疫の攻撃されます。<br>胎児を守ってくれるウィルスが存在します。<br><br>　鴨が鳥インフルエンザウィルスの自然宿主で、あらゆるタイプのインフルエンザウィルスの供給源とみなされている。<br><br>　ＤＮＡウィルスとＲＮＡウィルスがある。<br><br>　細菌の細胞膜の外側には固有の壁があります。<br>抗生物質は、細胞壁の合成を阻止する。<br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Fri, 10 Jul 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>日本三文オペラ　開高 健</title>
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<![CDATA[ 　大阪の旧陸軍工廠の広大な敷地にころがっている大砲、戦車、起重機、鉄骨などの残骸。<br>この莫大な鉄材に目をつけた泥棒集団“アパッチ族”はさっそく緻密な作戦計画をたて、一糸乱れぬ組織力を動員、警察陣を尻目に、目ざす獲物に突進する。<br>一見徒労なエネルギーの発散のなかに宿命的な人間存在の悲しい性を発見し、ギラギラと脂ぎった描写のなかに哀愁をただよわせた快作。　ジャンジャン横町というのは大阪の｢新世界｣という場末の歓楽街にある狭い路地である。<br>ちかくには美術館と動物園という、似たようなものが二つあるが、この豊饒で、はじしらずな町にはなんの影響もない。<br>新世界そのものは、美術館のある丘のしたにひろがった、むらむらとした湿疹部、または手のつけようもなくドタリとよこたわった胃袋とでもいえるようなところだから、ジャンジャン横町はそれにつづく腸管みたいなものである。<br><br>　朝鮮語でセキフェといって、豚の子宮であった。<br>セキは赤ん坊、フェは刺身。<br>胎児もろともたたきつぶしたのを骨、肉、羊膜、羊水、なにもかもひっくるめて生のままゴクリとやる。これは朝鮮料理の王様といえる<br><br><br>　済州島は、世界一の不毛地帯。部落には済州島出身者が多い。<br>貧しい朝鮮人たちは女房も亭主も同じように働かねばやっていけない。<br>彼らの貪欲さと勤勉さは驚くべきものである。<br><br><br>解説　佐々木基一<br><br>　『裸の王様』によって芥川賞を受け、新進作家としての地位を確保した。ところが、そのとたんに彼はノイローゼになり、それを晴らすために、大阪の城東・東成区を根城にして、旧陸軍砲兵工廠の広大な廃墟に眠る屑鉄を笑う泥棒集団のなかにもぐりこんだのである。<br><br>　動物的な欲望をむきだしにして、ぎりぎりのところで生きているアウトローたちの集団のなかで、かえって魂の健康を取り戻すところに、開高健らしさが伺える。<br><br>　ギラギラした脂ぎった光をうかべているその猥雑にして醜怪な描写の表皮の下に、人間の存在そのもののもつ哀愁をかみしめている作者<br><br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%89%E6%96%87%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%96%8B%E9%AB%98-%E5%81%A5/dp/4101128022%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165&lt;br />953%26creativeASIN%3D4101128022"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51JAeDIRYnL._SL160_.jpg" alt="日本三文オペラ (新潮文庫) - "></a><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%89%E6%96%87%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-&lt;br />%E9%96%8B%E9%AB%98-%E5%81%A5/dp/4101128022%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101128022">日本三文オペラ (新潮文庫) - </a><br>
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<pubDate>Thu, 02 Jul 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>二つの風の谷　本田優子</title>
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<![CDATA[ 　ワンダフルは不思議がいっぱいという意味。<br>不思議がいっぱいということが、素晴らしいという意味になるなんて素敵。<br>｢ヤイコシラムスイェは考えるという意味の言葉｣<br>ヤイは自分、コは対して、シは自分の、ラムは心、スイェは揺らす。<br>アイヌにとって、考えることは自分自身に対して自分の心を揺らすことなのだ。<br><br>　冬眠中の子熊を大切に育てる。一、二年経って、宴を催し、熊のカムイには神の国に帰っていただく。<br>これがイヨマンテ。<br>イはそれ(熊の神の魂)、オマンテは送る。<br><br>　シャクシャインは松前藩の横暴に怒り、糾合して闘った英雄。<br>アイヌの復権運動の象徴的存在である。<br>年一度の法要祭には道内各地からアイヌが集まる。<br><br>　日高地方の平取(びらとり)町の二風谷(にぶたに)は、人口五百人弱の集落だが、七割以上がアイヌの血を受け継ぐ。<br><br>　大学一年の夏、本多勝一さんの文で、萱野茂というアイヌの存在を知った。<br>自分たちの言葉を捨てさせられた人たちが道内にいる。<br><br>　これまで自分を獲得してきた知識や技術は、生活のかたよった部分の能力を鍛えるが、現実の生活には間に合わない。<br><br>　触る、匂いをかぐ、味わって木の特徴をつかむ。<br><br>　モシリというアイヌ歌曲舞踊団のメンバーにサックス奏者の坂田明さん。<br><br><br><br><br>
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<pubDate>Wed, 17 Jun 2020 00:27:00 +0900</pubDate>
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<title>橋のない川　住井すゑ</title>
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<![CDATA[ <br>級友が私だけを避け、仲間はずれにする。<br>差別―その深い罪について人はどれだけ考えただろうか。<br><br>｢日向の高千穂の峰に、天から神様が舞いおりてきた話。あんなん、大嘘や｣<br><br>｢天皇さんは、糞でも宝物にされなはるし、こちとらは、作った米さえ、くさいの、汚いのときらわれる｣<br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E6%A9%8B%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B7%9D%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BD%8F%E4%BA%95-%E3%81%99%E3%82%91/dp/4101137021%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101137021"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51TZJDG00ML._SL160_.jpg" alt="橋のない川〈1〉 (新潮文庫) - "></a><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E6%A9%8B%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B7%9D%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BD%8F%E4%BA%95-%E3%81%99%E3%82%91/dp/4101137021%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101137021">橋のない川〈1〉 (新潮文庫) - </a>｢戦争は、けんかや｣<br>｢なんで神様やという天皇陛下が先立ちで、けんかみたいな悪いことをしやはるのやろ｣<br><br>｢いったいお父ったんは何してるんかいな。死んで神様になったんなら、早う助けにきてくれりゃええのに｣<br><br>｢なんで石の上に三年もじっとしていられるもんかいな。そんなことしたら、わいら、死んでしまう。毎日働かんけりゃ、食うていけへん｣<br><br><br>
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<pubDate>Fri, 12 Jun 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>出口なお　安丸良夫</title>
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<![CDATA[ 　なおの墓が桃山御陵に似せてあることを口実にして大本教は弾圧された。<br>昭和十年の第二次弾圧の際、柩が掘りおこされ、うち捨てられた。<br><br>　この世界が悪の世となってしまったために、善悪価値が転倒して艮の金神(うしとらのこんじん)が祟り神とされ、この世界の支配権を奪った悪神たちが、善神の名を僭称した。<br>この転倒を再転させるべく、艮の金神が、ふたたび世界を支配するようになる。<br><br>　正しさを一方的に要求する神は、正義について思い上がっている神であって愛の神ではない。<br>艮の金神の苦難は、絶対的な神から、愛に満ちた救済神に生まれ変わるためである。<br><br>　病気なおしは、なおの神を知るためのきっかけにすぎない。<br><br>　｢おかげ｣をいただくことを教義の金光教、病人をさがしだして、病気なおしの奇跡をおこなう天理教などとも異なっている。<br><br>　なおが必死に重ねてきた努力が、既成の秩序や価値から無意味で無価値なものとして遺棄されてしまった。<br>今度はなおが、自分の苦難に満ちた努力には本当は深い意味があるのではないか。<br>無意味で無価値なのは、既成の秩序や価値ではないか。<br><br>　日本社会が、金銀の世、われよしの世、けものの世だと捉えた。<br><br>　天皇や国家権力は、悪の世をもたらした責任者として糾弾されるべき。<br><br>　地上に清浄な場所がないとすれば、神は隠れている。<br><br>　理想世界は、素朴で純粋でなければならない。<br>金銀の支配しない五穀中心の世界、学問や知識が幅を効かせない社会である。<br><br>　神がかりの契機は、よねとひさの発狂だった。<br><br>　金光教の布教師は、ひさを祈祷した。<br><br>　低級な悪霊がつくことが狂気であり、正しい霊がつくことが神がかり。<br><br>　なおが紙屑買いをしていたのも、捨てられていた紙(神)を拾いあげる神業だった。<br><br>　出口なおは、天保七年に生まれ、大正七年に死んだ。<br>天保七年が天保飢饉の年であり、大正七年が米騒動。<br><br>　天保飢饉では、一揆や打ち壊しが激増し、大塩の乱がおこった。<br><br>　なおは十一人を生み、三男五女を育てた。<br><br>　民衆宗教の教祖たちは、例外なく苦労人であり、主婦や壻として厳しい抑制をもとめられた人が多かった。<br><br>　明治のはじめ頃、仲人をあいだにたてて、親が一方的に取り決める婚姻は一般的なものではなく、もっと自由な性関係や婚姻が一般的だった。<br><br>
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<pubDate>Fri, 05 Jun 2020 00:43:00 +0900</pubDate>
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<title>ソクラテスの弁明　プラトン</title>
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<![CDATA[ 　アテナイの最初の哲学者ソクラテスは、７０歳に突然、不敬神の罪で告発され死刑の判決を受ける。<br><br>　しばらくの時間を辛抱して待っていたら、死は自然に生じたでしょう。<br><br>｢ソクラテスは天空のことを思弁し、地下のものすべてを探りだし、弱論を強弁する｣<br>この噂を耳にした者は、そんな奴なら神々も信じないだろうと考える。<br><br>　ソクラテスは若者たちに無神論を含む自然探求や、詭弁を教えているらしい。<br><br>　人は大切なことを知らない。<br>ソクラテスは知らないことを知らないと思う。<br><br>　人は知らないのに知っていると思っている。<br><br>「ソクラテスは太陽が石であり、月は土であると主張している」<br><br>　太陽を始めるとする天体は、ギリシア人にとって神にあたる神聖な存在であった。<br><br>　死というものを誰一人知らない。<br><br>｢吟味のない生は人間にとって生きるに値しない｣<br><br>「金銭ができるだけ多くなるように、評判や名誉に配慮しながら、思慮や心理や、魂を考慮しないことは恥ずかしい」<br><br>「金銭から徳は生じないが、徳は金銭や他のすべて、個人的にも公共的にも、人間にとって善きものとなる」<br><br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%BC%81%E6%98%8E-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%96%B0%E8%A8%B3%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3/dp/433475256X%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag&lt;br />%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D433475256X"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F413S0avpFLL._SL160_.jpg" alt="ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫) - "></a><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%82%AF%E3%83%A9&lt;br />%E3%83%86%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%BC%81%E6%98%8E-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%96%B0%E8%A8%B3%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3/dp/433475256X%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creative&lt;br />ASIN%3D433475256X">ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫) - </a><br>
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<pubDate>Sat, 30 May 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>禁じられた遊び　</title>
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<![CDATA[ <br><a class="external-video-link" href="https://www.youtube.com/watch?v=t9M9g-uCtKo&amp;external_video_config=width%3D240%26height%3D180">Romance de Amor（禁じられた遊び.Flamenco Guitar） Hideo Ito &amp; Antonio Koga</a>　解説 　花輪莞爾<br><br>　この作品の反戦不戦への素朴な意思は、厳しい現実と不安の前で無惨に砕かれ、引き裂かれてしまった。<br><br>　わずか５キロのむこうで大量殺人が行われているのに、身の回りの平和に満足しきっている人々に対し、残酷な復讐をおこなっています。<br><br>　全知全能で愛に満ちた神が、なぜ戦争という殺し合いの運命に、人間をなげこむのか。<br>なぜ神は戦争という悪を阻止できないのか。<br><br>　罪のない子供が十字架を弄ぶという行為によって、皮肉に答えようとしている。<br><br>　子供たちは、殺した動物たちの墓のうえに、神の愛を意味する十字架をかかげてやり、この神の愛の象徴を天にむかってとりに行き、墜落して、その象徴の下じきになって殺されたミッシェルにも、十字架をかかげてやったわけです。<br><br>　戦争は巨大で、その悪に反対するといっても、個人は無力感にとらわれてしまいます。<br>普段は戦争反対などと言っていても、いざ国家の利益や自分らの利益を脅かされると、戦争にでかけるかもしれません。<br><br>　朝鮮、インドシア、アルジェリア、ベトナムで、世界各所で戦争がおきています。<br><br><br>　本文<br><br>　ひとりぼっちの黒白のブチの犬で、一本の脚が動かないのか、ぶらぶらさせていた。<br><br>　ウマがやられているみたいに、革の目かくしをつけてやるわ。<br>脚をばっさり切りおとし、頭で歩かなくちゃならなくし、一歩あるくたびにゴッツンコさせてやるの。<br><br>プロペラみたいに回りだし、雲の上まで運んでいき、そこでぴたりと回るのが止まると、真っ逆さまに真っ暗な井戸の中に墜落して、ぴったりと井戸にフタをすれば、もう二度とそこから出られやしないわ。<br><br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E3%81%98%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%81%8A%E3%81%B3-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4-258-1-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A8/dp/4042258018%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4042258018"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F515UPxvooyL._SL160_.jpg" alt="禁じられた遊び (角川文庫 赤 258-1) - "></a><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E3%81%98%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%81%8A%E3%81%B3-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4-258-1-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%A8/dp/4042258018%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4042258018">禁じられた遊び (角川文庫 赤 258-1) - </a><br><br>
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<pubDate>Wed, 29 Apr 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>西部戦線異状なし　レマルク</title>
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<![CDATA[ 一番頭を冷静に働かしたのは、貧乏人のような単純な人たちである。<br>こういう人たちは、戦争すなわち不幸であると考えていた。<br>これと反対に貧乏人でない連中は、むしろ悦んで我を忘れていた。<br><br>　残虐というものを乗り切るためには、ただ屈従していればよい。<br>僕らはせんに出れば、獣となんら違うところはない。<br><br>　学校で叩き込まれることは、馬鹿の骨頂。<br><br>　塹壕病の発作でなんでもいいから外へ飛び出したいという衝動だけしか頭にはなくなる。<br><br>　重大なものは精神にあらずして、靴ブラシであり、思想でなくして、組織であり、自由でなくして、訓練である。<br><br>　新兵に対する下司、生徒に対する教師は、僕らとこのロシア兵以上の凶悪なる敵である。<br><br>　一切の紙に書かれたこと、行われたこと、考えられたことは、すべて無意味だ。<br>この世の中にこれだけの血の流れがほとばしり、幾十万の人間のために苦悩の牢獄が存在することを<br><br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E9%83%A8%E6%88%A6%E7%B7%9A%E7%95%B0%E7%8A%B6%E3%81%AA%E3%81%97-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF/dp/4102125019%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025&lt;br />%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4102125019"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F514p6hJtFpL._SL160_.jpg" alt="西部戦線異状なし (新潮文庫) - "></a><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E9%83%A8%E6%88%A6%E7%B7%9A%E7%95%B0%E7%8A%B6%E3%81%AA%E3%81%97-%E6%96%B0&lt;br />%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF/dp/4102125019%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4102125019">西部戦線異状なし (新潮文庫) - </a>
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<pubDate>Tue, 28 Apr 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>竜馬がゆく　司馬遼太郎</title>
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<![CDATA[ <br>　竜馬は、うまれおちたときから、背中いちめんに旋毛がはえていた。<br>父の八平は豪気な男だったからこれをおかしがり、<br>「この子はへんちくりんじゃ、馬でもないのにたてがみがはえちょる」<br>といって竜馬と名づけた。<br><br><br>　寝小便ったれのはなたれ小僧で、手習いもろくにできない子だった。<br><br>　茶碗からめしつぶをぼろぼろとこぼすくせがある。<br><br>　衆人がみな善をするなら、おのれひとりだけは悪をしろ。<br>逆も、またしかり。<br>英雄は、自分だけの道をあるくやつのことだ。<br><br>　｢世にいきものたるもの、みな衆生なれば、いずれを上下とも定めがたし。今生のいきものにてはただ我をもって最上とすべし｣<br><br>　｢亀山社中に上下はない｣（中略）<br>会計さえ公開法をとり、人件費は平等に分配した（中略）<br>竜馬はみなと同額であった。<br><br>「学問も大事だが、知ってかつ実行するのが男子の道である。男子たる者は、自分の人生を一編の詩にすることが大事だ」吉田松陰は、桂小五郎にこれだけのことを教えた。このことばが、桂の一生を決定してしまった。<br><br>「むかしは、世間で大仕事をするほどの人は、手下に泥棒の一人はかならず飼っていたもんだ。秀吉には、蜂須賀小六という泥棒がいた」<br><br>　坂本という、土佐にはめずらしい苗字は、家祖左馬助光春が、琵琶湖のほとりの坂本城に在城していたことにちなんだもので、紋所は、明智の桔梗である。<br><br>　五箇条の御誓文が竜馬の船中八策から出ている<br><br>　「石川五右衛門がつかまったとき、泥棒がなにがわるい、太閤秀吉こそ天下を盗んだ大泥棒ではないか」<br><br>　「豊臣秀吉も徳川家康も、だまっていてもどこか愛嬌のある男だった。<br>明智光秀は智謀こそそのふたりよりすぐれていたかもしれないが、人に慕い寄られる愛嬌がなかったために天下がとれなかった」<br><br>　「なまじい学問などをやりすぎれば、英雄がしなびれてくる」<br><br>　「学問も大事だが、知ってかつ実行するのが男子の道である」（中略）<br>吉田松陰という人は、桂小五郎にただこれだけのことを教えたにすぎなかった。<br>が、このことばが、桂小五郎の一生を決定してしまった。<br><br>　旗本御家人はどれもこれもその日を食うのが手いっぱいの家計で、武具、馬具、家来をそろえて出陣できる金などはまるでなかった。<br><br>　泰平のねむりをさます　じょうきせん　たった四はいで　夜もねられず<br>上喜撰というのは上質の銘茶で、これを蒸気船にかけ、たった四はいのんだだけで上も下も夜もねむられずに昂奮していることを皮肉った。<br><br>　「長州の怜悧、薩摩の重厚、土佐の与太というのはおもしろい」<br><br>　吉田松陰はもともと漢学と軍学だけの教養人<br><br>　切先が、セキレイの尾のように動いている。<br>これが北辰一刀流の特徴であった。<br>このセキレイのふるえの利点は、まず切先が死物になることを防ぐ。<br>つぎに行動移りが迅速であり、また、こちらの企図が相手にさとられぬ<br><br>　坂本竜馬は、北辰一刀流千葉道場の塾頭<br>桂小五郎は、神道無念流斎藤道場の塾頭<br>武市半平太は、鏡心明智流桃井道場の塾頭<br>この三道場はそれぞれ千数百人ずつの剣術諸生を収容している。<br><br>　歴史は教養の基礎だ。歴史は人間の知恵と無智の集積であり、それを煮詰めて発酵させれば、すばらしい美酒が得られる。<br><br>　久坂玄瑞が大奸物という長井雅楽の意見は「幕府を助けて大いに開国貿易主義をとり、西洋の文物をとりいれ、船を盛んに造って五大州を横行し、国を富ませたのちに日本の武威を張る」<br><br>　竜馬の脱藩が、姉の一人を離縁せしめ、いま一人の姉に自害までなさしめた。<br><br>　もともと二刀は、宮本武蔵のはじめたものだが、当の武蔵さえ、これを実戦むきだとは考えていなかった<br><br>　中岡慎太郎は、（中略）諸藩の脱藩浪士をいまの京都大学のあたりに屯集させて陸援隊を組織<br><br>　吉田松陰が江戸で刑死するまでわずか三年の期間、松下村塾で子弟を教え、このなかから、<br>桂小五郎、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋（略）<br><br>　井伊直弼は、（中略）もともと運のいい人物で、父の妾腹の子であり、しかも十四男である。<br>若いころから城内に小屋をもらい、捨扶持二百石で、いわば藩では飼い殺しの身であった。<br><br>　江戸の近郊の梅林にはこういう茶亭が多かった。<br>とくに亀戸の梅屋敷、それにこの蒲田郷大森の梅屋敷が、もっとも有名だった。<br><br>　江戸の旗本は徴兵されることを怖れ、あわてて隠居届けを出す者が多くなった。<br>このため２０代の若い当主が隠居し、５、６歳の幼童が天下の御直参になる、という事例が続出した。<br><br>　戦国時代以来、鉄砲は足軽がもつもので士格の者は馬上で槍、ときまっている。<br><br>　官軍は日月の錦旗を用い、幕軍は日の丸を用いた。<br><br>　小倉藩（小笠原氏）が九州探題（中略）四国探題の高松藩（松平氏）<br><br>　当時、津島は列国が狙っていた島で、とくに英国にその企図があったらしい。<br><br>　竜馬は西郷に「長州が可哀そうではないか」これで薩長連合は成立した。<br><br>　英国の東洋艦隊が、薩摩侯国と戦って敗退したという報道はロンドン・タオムズに載った。英国政府はえらく衝撃をあたえたらしい。<br><br>　開港によって物価がひどくあがった。<br>幕府の貿易独占態度への反感。<br><br>　秀吉は、人を無用に殺すことのきらいな人だというので、信長の遺臣たちが押しあげ天下をとらしめた。<br><br>　米国では、南北戦争が済んだ。大量の銃器が上海の倉庫に積みあげられた。<br><br>　地球を動かしているのは思想ではなく経済だ。<br><br>　高杉晋作は、コルト式六連発を竜馬に贈った。<br><br>　竜馬は老子と荘子を尊敬していた。<br><br>　おりょうは、京の医師楢崎将作の遺児である。<br><br>　男女の仲は、ひょんなことで出来上がる。<br><br>　長州征伐のために、幕府はフランス皇帝ナポレオン三世より、六百万両の軍資金、七隻の軍艦を借りるつもりである。<br><br>　思想は人それぞれであってよく、そういう議論は閑人にまかせておけばよい。<br><br>　人よりも一尺高くから物事をみれば、蜜はつねに幾通りもある。<br><br>　酢屋は土佐藩出入りの材木屋を海援隊京都本部とさだめた。<br><br>「海外のことは海援隊が一手にひき受けねば、国辱の沙汰がおこる」<br><br>　岩崎弥太郎は藩立の土佐商会の責任者であった。この土佐商会の外郭団体が海援隊となているため、海援隊の会計掛をも兼ねていた。<br><br>　土佐藩の財政は破綻していた。後藤象二郎は、船、大坂藩邸、土佐商会を岩崎弥太郎に無償であたえ、藩の負債をすべて岩崎個人にひっかぶせて整理した。<br><br>　老婆仕事とは、やるやるというだけでいつまでたってもやらないことをいう。<br><br>　滅びゆく政権が常套手段とする位打ち。<br><br>　おりゅうの墓は、横須賀市大津町信楽寺門前にある。<br>　　　https://www.cocoyoko.net/spot/oryou.html<br><br>　土佐郷士は、上士階級に抑圧され、蔑視、斬り捨て御免で殺されたりしてきた。<br>天下一階級という平等への強烈なあこがれが、かれらのエネルギーであった。<br>維新後、土佐人が自由民権運動をおこし、その牙城となり、薩長がつくった藩閥政府と明治絶対体制に反抗してゆくのは、かれらの宿命というほかない。<br><br>「皇后の奇夢」<br>　とにかくこの話で、竜馬はあやうく忘れられることからまぬがれた。京都東山霊山のかれの墓のそばに大きな碑ができたのもこの奇夢が喧伝されたあとだし・・<br>　<br>「京都留守居役」<br>　京で流行している着物の柄、装飾品などを藩に報告し、大奥の婦人が流行におくれぬようにしたものだという。<br>あとは学者や歌人、画家と交際して風流韻事を語っておればよかった。（中略）<br>しかし幕末では、がらりとこの仕事の質がかわった。<br>諸藩の京都<br><br><br>　「人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ」<br><br>　幕府は軍艦、汽船を購入するごとに塩飽人を採用して水夫、火夫にした<br><br>　三つ葉柏紋は別称土佐柏とよばれ、山内家の定紋（中略）<br>三菱の社章にした。<br>　https://www.mitsubishi.com/j/history/series/yataro/yataro11.html<br><br>　竜馬の脱藩のために、次姉お栄は死に、三姉乙女が離婚<br><br>　竜という字は、正しい漢音はリュウであり、いわゆるリュウは俗音である。<br>江戸時代、江戸では、リュウとよみ、京から西の諸国ではリョウとよみならわした。<br><br>　勝は痛烈な批評家だから、閣老の受けもよくはないし、海軍の後輩である現場の連中にも評判が悪い。<br><br>　勝海舟というのはふしぎな人物である。<br>竜馬と西郷に重大な影響と方向をあたえ、しかも双方にさりげなく、会ってみなといっている。<br><br>　西郷を、薩摩藩の郡方の、書役という卑役から見出してくれたのは、前藩主島津斉彬である。<br>斉彬はただの殿さまでなく、天才的な政治家であり学者であり批評家であった。<br>西郷を弟子のごとく育てた。<br><br>　島津斉彬が死に、その庶弟島津久光が事実上の藩主になった。<br>京にのぼり、朝幕の対立混乱を一手におさめようといいだした。<br>西郷はにべもなく、「あなたには出来ませぬ」といった。<br><br>「世に生を得るは事を成すにあり」<br><br>「気の弱さは善多く、気の強きは悪多し」<br><br>　薩摩藩の上層部はすべて保守佐幕といってよかったが、<br>ただ一人の小松帯刀がいるために、西郷は、保守的藩論をおさえて、自由に活躍することができた。<br><br>　横井小南の弟子である。肥後水俣郷の郷士で、徳富といった。（息子が蘇峰と蘆花）<br><br>　プロシャはドイツ連邦中最大の領土をもつ国だが、とくに鉄、石炭の多いことが幸いし、<br>産業革命以後、ヨーロッパで重要な地位を占めるにいたった。<br><br>　倍近い法外な値段である。プロシャ人はこういう火事場泥棒的商いをしたために、東洋における商業活動はついに英国のようには伸びなかった。<br><br>　岩倉具視は安政のころ、井伊大老の開国強行策に同調し、幕府と朝廷の融和のために奔走したが、<br>ついには皇妹和宮（かずのみや）を将軍家茂に降嫁せしまる中心人物になった。<br>このために、「公卿でありながら皇妹を幕府に売りわたした奸賊」として志士のあいだで憎悪を買い<br><br>　「芋道場」と剣客仲間からばかにされていたのが、近藤の試衛館である、<br>流儀は実戦むきだが、竹刀剣術に弱く、そのため、他流儀の使い手を食客において、他流試合にやってくる者などにはそういう食客に相手をさせる。<br>北辰一刀流の藤堂平助、山南敬助、神道無念流の永倉新八などはそれである。<br><br>　昭和初期の陸軍軍人は、この暴走型の幕末志士を気取り、テロをおこし、内政、外交を壟断し、ついには大東亜戦争をひきおこした。<br><br><br><br>　徳川家茂（いえもち）<br><br>　幕府でただひとり、勝という人物の器量と徳川家への誠心をあるがままに評価している者がいた。<br>将軍家茂である。<br>安政５年、１３歳で将軍職をつぎ、こんにちまで足掛け９年（中略）<br>生来の怜悧さのうえに、ほとんど人間離れしたほどの無私な心をもってうまれついていた。<br>早くから結核に冒され、自分の寿命のながくないことを悟っていたらしい<br><br><br>　徳川慶喜（よしのぶ）<br><br>　弁才ともに備わった活動家で、それだけに幕閣にも不人気であり、江戸の大奥や旗本のあいだにも人気がなく、京の勤王派の公卿にも人気がなかった。<br><br><br>　板垣退助<br><br>「上士の子であれほど乱暴なやつはいない」といわれた。<br><br>　板垣退助には政治家の才能はない。<br><br>　山内容堂は板垣退助の気骨稜々たる性格を愛していたため、過重な罰をあたえず、<br>ついに国許や京に置けばいよいよ思想が激化することをおそれ、藩命によって江戸へやった。<br>退助は、江戸で洋式騎兵を中心に洋式戦術をまなんだ。<br>この若者が、のちに戊辰戦争のときに官軍の東山道軍をひきい、もっともすぐれた野戦司令官として活躍するにいたる素地はこのときにできた。<br><br><br>　山内容堂<br><br>「自分の勤王は聡明な知恵から出ているが、かれらのは無智な狂信にすぎない。だからゆるせない。<br>なぜかといえば勤王は劇薬にひとしく、サジ加減によっては良薬になるが、量をあやまればいまの社会秩序が崩れ去ってしまう」<br>「浪人づれの手で天下の事が成るか」<br><br><br>　後藤象二郎<br><br>　岩崎弥太郎の長崎留守居役というのは、土佐藩はじまって以来の破格な人事だろう。<br>抜擢の真相は、後藤の汚職的な浪費を藩に知られぬよう弥太郎に始末させるためであった。<br><br>　維新のどさくさのときに、家老である後藤は、独断で、<br>「藩の大坂屋敷や江戸屋敷、それに汽船などはぜんぶおまえに呉れてやる。商売をしろ」と、<br>かれが可愛がっていた一藩吏の岩崎弥太郎に呉れてやった。（中略）<br>竜馬の事業を継承し、のちの三菱会社に発展する礎をきずきあげた。<br>もっとも、後藤のやりかたの面白さは、<br>｢呉れてやる代わりに、土佐藩の負債もお前が背負い込め｣と、<br>一挙に藩の負債問題を解決したことである。<br><br>　維新後、世がかたまると後藤の発想はすべて雄大でありすぎ、百策すべてあたらず、失意のうちに死んだ<br><br>　鳥羽伏見の砲煙がおさまるや、三岡八郎は大阪にのりこみ、鴻池善右衛門以下１５人の富豪をあつめ、かれらを新政府の会計方御用係に任命し、さらには大坂のおもだった町人６５０人をあつめ、御用金調達を命じた。<br><br><br>　高杉晋作<br><br>「人間、窮地におちいるのはよい。意外な方角に活路が見出せるからだ。<br>しかし死地におちいればそれでおしまいだ。<br>だからおれは困ったの一言は吐かない」<br><br>　高杉晋作は（中略）満２７年８ヶ月の若さで死んだ。<br><br>「面白きこともなき世をおもしろく」<br><br><br>　五代友厚<br><br>　薩摩藩でも上士の子で、父親が開明的な名君として知られた前藩主島津斉彬の側近であった（中略）<br>２０歳で藩に出仕し、幕府創立の長崎海軍伝習所に藩からえらばれて留学した（中略）<br>留学生１４人の監督としてロンドンに渡った（中略）<br>留学生たちをロンドン大学に入れるや、そのあと１万ポンドで紡績機械と２８００挺の小銃を買いこみ、<br>さらに、ベルギー、プロシャ、オランダ、フランスなどを歴遊<br><br><br>　お慶<br><br>　長崎に、油屋町という町がある。<br>大浦お慶という日本茶の輸出で大身代をきずいた女商人。<br>お茶の市場調査のために上海へ密航することを計画した。<br>松陰は刑死し、お慶は生きるを得た。<br><br>　｢松方正義や大隈重信などは、お慶が湯殿に入ると三助のまねごとをして背中を流すそうだ｣<br><br>　　http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken0405/<br><br><br>　陸奥宗光<br><br>　祖父は紀州藩の参政であり、父伊達二郎号自得も、一時は紀州の老公にその学識を愛されて、国もとの政治をとりしきり、一時は飛ぶ鳥をおとすような勢いだった。（中略）<br>江戸派水野とあらそい、ついに老公の死とともに、禁錮に処せられた。（中略）<br>改易になり、一家は高野山麓の農家にひき移った。<br><br>陸奥宗光「物を考えぬ阿呆どもだけが仲良しですよ。ぞっとするような雰囲気だ」<br>竜馬「酒宴で仲間が酔っているときに、お前だけが、醒めているというわけか」<br>竜馬「醒めているだけでなく、まわりの酔っているやつをへらへらと冷笑している」<br>竜馬「男子はすべからく酒間で独り醒めている必要がある。しかし同時に、おおぜいと一緒に酔態を呈しているべきだ。でなければ、この世で大事業は成せぬ」<br><br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%9C%E9%A6%AC%E3%81%8C%E3%82%86%E3%81%8F%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4167105675%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D20&lt;br />25%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4167105675"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41HMEAKYQXL._SL160_.jpg" alt="竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) - "></a><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%9C%E9%A6%AC%E3%81%8C%E3%82%86%E3%81%8F%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%87%E6%98%&lt;br />A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4167105675%3FSubscriptionId%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4167105675">竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) - </a><br>
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<link>https://ameblo.jp/qsho/entry-12632921163.html</link>
<pubDate>Sat, 04 Apr 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>国盗り物語　司馬遼太郎</title>
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<![CDATA[ 　世は戦国の初頭。<br>「国主になりたいものだ」<br>と乞食はつぶやいた。<br>　　世は戦国の初頭。<br>松波庄九郎は妙覚寺で「智恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。<br>京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を国盗りの拠点と定めた!戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。<br><br>　素性知れずの無頼漢が、漢帝国をきずいた。<br>その高祖劉邦にくらべれば、庄九郎は、学は内外（仏典、漢学）をきわめ、兵書に通じ、<br>武芸は神妙に達し、舞、音楽をやらせれば、公卿もおよばない。<br><br>　道三、つまりこのころの庄九郎、この男の一生は、創意工夫のあけくれだったといっていい。<br><br>　歴史は、戦術転換を断行した軍人が必ず勝つことを示している。<br><br>　この時代、茶道が社交の場として流行したのは、室町幕府がつくった小うるさい小笠原礼法の反動のようなものだ。<br><br>　旧家というのは、迷信の因習が累積してそのアクのなかで人が育つ。<br>ろくな者ができるはずがない。<br><br>　庄九郎は運命を創らねばならぬ側の男だ。（中略）<br>謀反の連続で、その巧緻さは謀反を芸術化した男<br><br>　革命は、美と善を目標としている。<br>すべての陰謀も暗殺も乗っ取りも、<br>革命という革命家自身がもつ美的世界へたどりつく手段にすぎない。<br>革命家にとって、目的は手段を浄化する。<br>「ならぬ」ということでも、やる。<br>幕末の勤王家は、同時に盗賊でもあった。<br>殺人犯でもあった。<br><br>　本能寺の変は、道三の相弟子同士の戦いである。<br><br>　「守護代織田」は室町末期に二つにわかれ、尾張清洲城にいる織田と同岩倉にいる織田とが勢力をきそいあった。その「清洲織田氏」の家来の織田が、信長の父の信秀である。<br><br>　今川氏豊というのは、尾張の国中に城をもっているものの、もとをただすと駿河遠江の守護職今川氏の支族<br><br>　廷臣のなかで藤原氏が多い。そのひとをよぶとまぎらわしいため、京都の屋敷の所在地の町名でよんだ（近衛、一条、三条等）、その子孫で地本に住んだ者はたとえば加賀なら加藤とよんだりした。<br><br>　犬山城天守閣として残っている。（中略）<br>岡部又右衛門は、庄九郎の築城術を知っているということで、後年、<br>信長の安土城をも建てた。<br><br>　鷹ヶ峯といえば盗賊の巣で、京の治安上、数百年来問題の土地であることを家康は知っている。<br>本阿弥光悦ほどの名望家にここを与えて住まわせれば、かれの名を慕う連中が多く移住するようになり、土地もひらけ、盗賊もすまなくなるであろう<br>　　http://kyotohotelsearch.com/meguri/takagaminemeguri.html<br><br>　気運（しお）が来るまでのあいだ、気ながく待ち、あらゆる下準備をととのえてゆく者が智者である。<br>その気運がくるや、それをつかんでひと息に駈けあがる者を英雄という。<br><br>　人間とは　マキャヴェリ<br>　　恩を忘れやすく<br>　　移り気<br>　　偽善<br>　　臆病<br>　　貪欲<br><br>　織田信秀は、尾張守護職斯波家からみれば家来のその家来という分際から身をおこして、尾張半国を切りとった。<br><br>　精力漢の信秀は嫡子庶子ともに十二男七女という子福者で、この信長は次男であった。<br><br>　あくの強い人間ほど子を可愛がるという。つまり自己愛が強烈で、その自己愛の変形として子を溺愛するのであろう。<br><br>「草の種ならば、種によって菊にもなれば、雑草にもなれる。が、人間はひとつの種だ。望んで望めぬことはあるまい」<br><br>　この当時、仏法は自分のみの利益のためにあると信じている者が多かった。<br><br>　法然、親鸞の浄土門にありましては、人間の存在そのものが、悪である。<br>人間は、魚介鳥獣などの生きものの命を奪って食うしか肉体をたもつ方法がなく、女人を愛さねば子孫の繁殖ができず、殺生、女犯をせねば生きてゆけぬ。<br><br>　日蓮宗の根本経典である法華経を信ぜぬ輩は、すべて悪人である。日蓮の徒には悪人が多い。たとえ悪行をしても法華経を念持すれば罪障が消滅する。<br><br>「日蓮宗は、他宗を誹謗し、一国の政道にまで口をいれるというが」<br>「他宗は、現世を穢土として否定し、死ぬことのみを欣求し、死んで極楽へゆく法のみを説く」<br>「日蓮宗は、このままの身、このままの時間、このままの世界にて、このままで聖になれる」<br>「死は坊主にまかせる、まかせて楽しく生を送る」<br><br>　道三は、人間に運命があると思っていない。シナ渡来の甘い運命哲学などは弱者の自己弁護と慰安のためにあるものと信じている。<br><br>　大聖歓喜天は、男仏女仏双身にして仏体をなす。女仏を組み敷き抱く。<br><br>「人間、思いあがらずに何ができましょうか」<br><br> 　二頭波頭の紋章は、斎藤道三の紋所。波こそ、用兵の神髄である。<br>怒涛のごとく打ち寄せ、寄せては退く。人生万事、波の運動をこそ学ぶべき。<br><br>　煮ても焼いても食えない人間が、公卿に多い。<br><br>　人間は群れて暮らしている。群れても暮らしてゆけるように、道徳ができ、法律ができた。<br>人間ほど可憐な生きものはない。道徳に支配され、法律に支配され、それでもなお支配され足らぬのか神仏まで作ってひれ伏しつつ暮らしている。<br><br>　洞(ほら)は、山麓がするどく湾入している地形。<br><br>　革命家にとって、目的は手段を浄化する。<br><br>　岡部又右衛門が建てた犬山城天守閣。後年、安土城をも建てた。<br><br>　松永弾正は、将軍義輝を殺したり、南蛮寺を焼いて宣教師を追放、さらに主筋の三好党と戦い、大仏殿を焼いた。<br><br>　鷹ケ峯は盗賊の巣であることを家康を知っている。本阿弥光悦にここを与えて、彼の名を慕う連中が多く移住し、一種の芸術村ができあがった。<br><br><br>　信長は、人を機能としかみない。<br>何が出来るか、どれだけ出来るか。<br>そして、身を粉にして働くことを要求した。<br>能力があっても、謀反気の強い理屈屋を好まず、追放や殺されたりした。<br><br>「天下を動かす大器量の者は、婿の信長と甥の光秀しかいない」<br><br>　光秀は道三に愛され、学問、武芸、戦術、遊芸までを伝授した。<br><br>　若い間はめったやたらと行動しているうちに機会をつかめる。<br><br>　浄土真宗の門徒が、加賀の地侍と連合して富樫氏を滅ぼした。<br><br>　織田家の先祖は、越前織田荘の神官であった。それがいつのほどか尾張へ流れていったという。<br><br>　信長は美濃侵略のために小牧山に城を築き、城下町をつくった。<br><br>　松永弾正の居城である信貴山城に天守閣がある。<br>天守閣を築いた最初の例である。<br><br>　坂本龍馬は明智佐馬助の子孫であるという。<br>佐馬助は光秀没後、坂本城に籠城し、やぶれて自害した。<br>その娘が土佐へ落ちていったという。<br>坂本家の紋は桔梗紋を継いでいる。<br><br>　光秀は信長から坂本を与えられた。秀吉さえ北近江の耀山城の城将であった。<br><br>　延暦寺は異常に湿気がつよく、結核になる者が多かったため、山での修行がおわると、坂本の里坊で住む習慣をもっていた。<br><br>　愛宕権現の本堂に勝軍地蔵がまつられている。<br>この奥の院の峰に、天竺唐土日本の天狗があつまるという。<br><br>　上杉謙信の印は、把手に獅子像をつけ、印文は「地帝妙」。<br>地蔵、帝釈、妙見、というインドの三神の文字を一字ずつとってその加護を願い、信じている。<br><br>　南近江の六角(佐々木氏)は、あっけなくつぶされた。<br><br>　初代の浅井亮政(すけまさ)は、北近江の京極家の下級侍の家にうまれ、権謀術数をつくして主家を乗っ取ってしまった。<br><br>　浅井領は階級が固定せず、能力さえあればたれでも武士になれた。<br><br>　半井(なからい)家は天子の侍医で官位も高く、将軍や富豪の脈もみるから、富裕であった。<br><br>　家康がその気になれば信玄に寝返ることもできた。<br>信長との同盟を守り、信玄と戦い、自滅を覚悟した。<br><br>　宮中の洗礼によれば征夷大将軍は源氏の出の者にしか授けられない。<br><br>　田舎豪族どもは何の守などと勝手に称している。<br><br>　食禄とは餌にすぎない。食禄を得んとして汲々たる者は鳥獣とかわらない。<br><br>　もっともすぐれた者を、すりきれるまで使うというのは、信長の方式であった。自分自身をもっとも酷使し、ついで秀吉、光秀を酷使した。<br><br>　武田の騎馬集団は信長の考案した一斉射撃という世界史上最初の戦法に砕け去った。<br><br>　荒木村重の幕下の高槻城主高山右近を、宣教師オルガンチノを派遣して懐柔した。<br><br>　兎をとりつくせば猟犬は不要にあんる。<br><br>　濃姫が織田家に茶道をもちこんだ。<br><br><br><br><br><br><a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%BD%E7%9B%97%E3%82%8A%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%881%E3%80%89%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%81%93%E4%B8%89%E3%80%88%E5%89%8D%E7%B7%A8%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4101152047%3FSubscriptionId&lt;br />%3D1KP9CZZY4T8B7VYR2S02%26tag%3Dyuihonpo-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101152047"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F511LCOghq2L._SL160_.jpg" alt="国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫) - 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<pubDate>Fri, 03 Apr 2020 00:00:00 +0900</pubDate>
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