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<title>悪の組織活動議事録</title>
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<description>ポケモン夢小説を書いています。主に、ロケット団や他の悪の組織を中心にしております。ベースはゲームのシナリオ（うろ覚え）ですが、アニメの影響（うろ覚え）をかなり受けています。書きためたものを月・水・金の0時00分に更新されるようになっています。</description>
<language>ja</language>
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<title>新二話　エントツ山とメガ隕石</title>
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<![CDATA[ 『続いては、シシコ座流星群についてのニュースです』<br><br>　ピッとリモコンのボタンを押して、テレビの電源を切る。<br><br>　暗くなった液晶にはにぃさんこと俺の顔とねこたんの顔が写されている。その表情は明るくにこやかだった。<br><br>「やっ……た」<br><br>「やった……のよ」<br><br>　俺等は互いの顔を見合わせてニッと頬を吊りあげ、<br><br>「「やったーー!!」」<br><br>　と、両手を上げて叫んだ。<br><br>「やったよ、やったよ!　班長クラスに昇格だってさ!」<br><br>「うんうん!　ついに下っ端リーダー各になれたんだね!!」<br><br>　俺達二人は、今回の作戦成功をきっかけに、第5班のリーダーに任命されたのだ。なんでも、手に入れたメガストンは、カガリ様の言った通り、すさまじい能力を持っていたらしい。<br><br>　そのおかげで、開発中の企画が次の段階へ進んだとかどうとか。<br><br>　そして、今、二人は第5班の前で挨拶をした。<br><br>「という訳で、我々第5班は、これよりエントツ山頂上である実験の立会を行う!」<br><br>「アクア団などの邪魔ものが来ないように見張るのよ!」<br><br>「なお、この計画の途中段階で、別班がアクア団に遭遇している。各自、手持ちポケモンの状態を万全にして、10分後に現地集合!　以上解散!!」<br><br>　我々マグマ団は、どんなことがあろうとも、現地集合、現地解散なのだ。<br><br>　ということで、俺達二人も集合時間に遅れないようにエントツ山へ向かった。<br><br>　　　☆<br><br>「リーダーマツブサ、準備が出来ました」<br><br>「御苦労、ホムラ」<br><br>　第5班が到着した時には、すでに実験の準備は終わっており、かつて我々が使用した装置の名残を改良したものに隕石がはめ込まれていた。<br><br>　かつては、その隕石エネルギーをつかい、火山を噴火させようとしていたのだが、今回は違うのだろうか?<br><br>「第5班到着いたしました!!」<br><br>「うむ、御苦労。そこで、みているが良い。我々の技術力を」<br><br>　マツブサ様が、ボタンを押そうとした瞬間、後ろから聞き覚えのある大きな声が聞こえた。<br><br>「ちょっと待った!!」<br><br>「むむ、アオギリ、か」<br><br>「アオギリって、アクア団のリーダー!!」<br><br>　俺は、慌てて振り返ると、そこには体格の良い筋肉質の男が立っていた。首からさげられるクサリのネックレスがイカす、アクア団リーダーのアオギリだ。<br><br>「その隕石、我々アクア団がいただこう」<br><br>「第5班!!　アクア団を取り押さえろ!!」<br><br>　5班のメンバーに、アクア団を取り押さえるように命令する。その命令を聞いたメンバーは、各自ボールを持ち、アクア団に向かう。<br><br>「リーダーマツブサ、今の内に!」<br><br>「させるか!」<br><br>　アオギリが前に出ようとするのを、俺等二人は遮る。<br><br>「お久しぶりです、アオギリさん。手加減はしません。ドガース!!」<br><br>「チッ、後で貴様の連絡先を削除する!!　サメハダー!!」<br><br>「お言葉ですが、こちらはすでに削除済みです。ドガース、毒ガス攻撃!!」<br><br>「チッ、小僧が!!　サメハダー、滝登り!!」<br><br>　ドガースの毒ガスごと流すようにサメハダーが滝登る。<br><br>　と、その横を通り過ぎる影が見えた。<br><br>「……あ!」<br><br>　戦闘中の俺達をしり目にマツブサ様に向かうその影、石の洞窟で出会った少年、オメガだ。<br><br>「ねこたん!　止めて!!」<br><br>「あいあいさー!!　クロバット!!」<br><br>　ねこたんがクロバットを繰り出し、オメガを足止めしようとするが、オメガの目はまっすぐマツブサを捉えており、クロバットを見ていない。<br><br>　なのに、オメガはボールからキルリアを繰り出し、サイコキネシスでクロバットを縛りつけた。<br><br>「命令も出してないのに、繰り出した瞬間に!?」<br><br>「邪魔だ」<br><br>　気迫が以前とは違う。一体何がったんだ。<br><br>「マグマ団!!　ぜぇぇったい許さない!!」<br><br>「ふん、小増か。カイナの造船所以来だな」<br><br>「クスノキさんか奪った部品を返せ!!」<br><br>「あぁ、アレか。アレは、ダメだ。我々の作戦には必要不可欠だ。ホムラ、そいつを取り押さえろ」<br><br>「うひょ。了解」<br><br>　ホムラ様が腰のボールを投げる。対するオメガもポケモンを繰り出し対抗する。<br><br>「いけっ、マタドガス!!」<br><br>「アゲハント、銀色の風!!」<br><br>　銀色の風に吹かれたマタドガスは力なく倒れた。<br><br>　強すぎるというか、怒りと勢いに任せて突っ走っている感じだ。<br><br>「マグマ団!」<br><br>「良くここまで来たな。よかろう。今日もためになる話しをしてやろう」<br><br>　マツブサ様がオメガに向けて言う。何を話しているのか、聞ける状況ではないが、そちらに意識を向けてしまう。<br><br>「隕石はある条件下でその特性を変化させる。例えば、メガストン。例えば、キーストン。そして、ここの火山エネルギーと隕石のエネルギーを混ぜることにより――おっと、おしゃべりはこの辺にしようか」<br><br>「クスノキさんから奪った部品を返せ!!」<br><br>「クスノキ、か。彼には以前より、そうだな、マグマ団を結成する以前より知っているからな。言わば古くからの友だ。友のために部品を使えたのなら、やつも本望だろう」<br><br>「だまれ!!　いけっ、ジュプトル!!」<br><br>　オメガはジュプトルを繰り出した。<br><br>　バカめ。我々マグマ団に対して、くさタイプなど。<br><br>「バクーダ。噴煙」<br><br>　いわんこっちゃない。<br><br>　バクーダの噴煙でジュプトルは倒れる。<br><br>「くっ」<br><br>「敗者はそこで見ていろ。超古代のポケモンに力を与える石が出来上がる様を!!」<br><br>　言いながら、マツブサ様は機械のボタンを押した。<br><br>　その瞬間、その機械が煙を吹き始める。どうやら、様子がおかしい。<br><br>「む、むむ、なんだ、ホムラ」<br><br>「うひょ!?　マツブサ様、伏せてください!!」<br><br>　まさか、爆発する!?　火山の真上で爆発なんて起こしたら、大噴火するぞ!!<br><br>「アオギリさん、アクア団の水ポケモンで、あの機械を冷却してください!!」<br><br>「マグマ団の指図など受けない!!　と、言いたいが、それどころじゃないな。野郎ども!!　サメハダー!　冷凍ビーム!!」<br><br>「「「キバニア、凍える風!!」」」<br><br>　アクア団が必死に機材を冷却している間に、マツブサ様のホムラ様は機材から隕石を取り出した。<br><br>　隕石の色は変色し、本来の色とはまったく異なっていた。<br><br>　しかし、<br><br>「こんなものに、価値は無い。少年。コレをくれてやる好きにするが良い」<br><br>　マツブサ様はその隕石をオメガに渡し、すたこらと下山して行った。<br><br>　我々第5班はドガースで煙幕を張り、その援護をし、自身もその場から逃げるように立ち去った。<br><br>　　　☆<br><br>「ミスター。本当にこれでよろしいんですか?」<br><br>『良い。これで正義だ』<br><br>「ですが、メガシンカの可能性を取りあげるのは、果たして本当に」<br><br>『人間は忘れている。ポケモンはなぜメガシンカをするのか。メガシンカとは何なのか。お前はあそこには立ち入れないのだから、そこへ集めれば良い』<br><br>「はい……」<br><br>『ただ、お前にはチャンスを上げよう。キーストンとそのメガストンを持って行くと良い。きっとお前の力になってくれるだろう』<br><br>「はっ、ありがたき幸せです」<br><br>　ぶつんと通信の切れる音を確認し、背の低い男は暗い部屋の中に多くあるキーストンの中から一つを取り、ポケットにしまう。<br><br>　そして、円形のテーブルに置かれるメガストンを手にして、それをパートナーに持たせる。<br><br>「ミスター、あなたは……」<br><br>　マイク越しでしか聞いた事の無い男声。おそらくボイスチェンジャーが使用されているだろう声。<br><br>　顔も見たことないし、本当の声も聞いたことが無い。目的もわからない。<br><br>　ただ、メガシンカの出来る人間から、キーストンとメガストンを奪うように言われている。<br><br>「あなたは、一体」<br><br>　キーストンを握りしめて、背の低い男は森の中を出た。<br>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11961401141.html</link>
<pubDate>Mon, 15 Dec 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>新一話　ムゲンの力とメガシンカ</title>
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<![CDATA[ 「先輩。本部から」<br><br>　浅瀬の洞穴でメガエネルギーの調査をしていると、後ろから後輩であるA508が肩をつつき、平たい液晶パネルを見せる。<br><br>　これは、アクアパッドというアクア団間での通信を行う機械だ。<br><br>「なになに?　アクア団が、南の孤島へ向かった?」<br><br>「我々に出動命令」<br><br>「ココからじゃ少し遠いな」<br><br>「大丈夫、ここまで来るのに乗って来たアレを使えば良いんです」<br><br>　後輩は浅瀬の洞穴出口付近を指さす。出口付近の海に浮かぶ鋭い青い板状のモノ。アレは、過去にマグマ団が潜水艦を奪い改造した時のデータを元に、アクア団が作りだしたミニ潜水艦。<br><br>　その名も【サメハメカ】<br><br>　サメハダーの形をかたどった潜水艦であり、潜れる深度は浅いもののすさまじいスピードが出せる。<br><br>「そうだな。それじゃぁ、南の孤島へ急ごう」<br><br>「まだ、メガ石は見つかってない。良いの?」<br><br>「無問題、ノープログレム」<br><br>　散策作業を中断して、サメハメカに乗りこむ。<br><br>　二人乗り用ではあるが、とにかく狭い。改良が必要な点は多くあるようだ。<br><br>　　　☆<br><br>　しばらく海の中を進み、後輩があの島だという場所へ上陸した。<br><br>　人の気配も、ポケモンの気配もしない。うっそうと生い茂る草木の中をうろきょろしながら歩を進める。<br><br>「なんだ、ここ」<br><br>「ポケモンが多いホウエンなのに、ポケモンが居ないなんて」<br><br>「む、奥から声が聞こえた!」<br><br>「え?」<br><br>　俺は、歩くスピードを上げる。確かに森の奥から声が聞こえたのだ。それが、ポケモンの鳴き声だったのか、人間の声だったかは定かではない。<br><br>　木々の並ぶ道を抜けると、明るく開けた場所に出た。そして、そこにいたのは、赤いポケモンと青いポケモン、そしてフードをかぶったマグマ団だった。<br><br>「マグマ団!!」<br><br>「むむ、お前等は、アクア団!　だが、ちょいと遅い御登場だ。ほれ、この通りこいつらのメガストンはいただいたのだ!!」<br><br>　そう言いメガストンを二つ見せびらかすのは、マグマ団の団員、にぃさんことM223だ。<br><br>　かつて我々アクア団がマグマ団と対立していたときにも、欲張り合っていた。<br><br>「ラティオスにラティアス……あの二匹もメガシンカ出来るのか」<br><br>「それじゃぁ、俺等はこの辺で失礼するぜ」<br><br>「待て!　それを置いて行け。さもなくば、力づくで奪うのみだ!!」<br><br>「あ～あ、めんどくせぇ。せっかく邪魔なくスムーズに、ミッションがコンプリートできそうだったのに!!」<br><br>　にぃさんは腰に付けるモンスターボールを取る。対してこちらも、後輩と共にボールを手にした。<br><br>　相手はにぃさんしかいない。相方であるねこたんことM222が居ないことに不信感を抱きながらも、俺はボールを投げ、ボールからベトベターを繰り出した。<br><br>　隣にいる後輩はタッツーを繰り出す。<br><br>　相手、にぃさんはドガースとバクーダを同時に繰り出す。<br><br>「我等アクア団に炎地面タイプのバクーダとは舐められたモノだ」<br><br>「ふん、水タイプ、タッツーだけだろうが」<br><br>「先輩、上!」<br><br>　いざバトルを始めようという時に、俺等を黒い影が覆い包んだ。俺は、後輩が言うように上を見上げる。<br><br>　すると、そこには巨大な気球が浮いていた。<br><br>「な、なんだ、ありゃ」<br><br>　なんだかんだと思った矢先、その気球から何やら変な機械が発射され、ラティ達に向かう。その機械がラティオスの隣へ落下した瞬間、機械から電磁波が放たれ、それが檻となりラティ達を包んだ。<br><br>「にぃさん!　遅いよ!」<br><br>「おー、悪い。邪魔が入ってな。ていうか、こいつらは捕まえる必要があるのか?」<br><br>「一応、ね。おまけよおまけ」<br><br>　と、頭上から聞こえる声と会話をするにぃさん。どうやら、あの気球にはねこたんが乗っているようだ。<br><br>「く、メガ石のみならず」<br><br>「先輩。早く奴等を止めよう。タッツー、水鉄砲!!」<br><br>「あぁ、そうだな。べトベター嫌な音!!」<br><br>　相手が会話に気を取られている隙に攻撃を仕掛ける。<br><br>　しかし、にぃさんに隙なんてなかった。<br>　<br>　むしろ、隙があったのは我々の方だ。命令を下し、その通りにしたがうべきポケモンが、言うことを聞かずに動かない。<br><br>「どうした!」<br><br>　いや、動かないのではない。動けないのだ。<br><br>　気がつけば、我々のポケモン二匹は目を回して気を失っていた。<br><br>「そんな!?」<br><br>　まさか、上を見上げたあの一瞬で!?　しかし、いや、そんな馬鹿な。<br><br>「おいおい、天下のマグマ団様が、正々堂々二対二で戦うと思うか?」<br><br>　そう言い、にぃさんは自身の肩にクロバットを乗せ言った。<br><br>「伏兵か!?」<br><br>「くっ、予想外。想像力が足りなかった」<br><br>「そんじゃま、今度こそ帰らせてもらいぜ」<br><br>「先輩、ドロンされる」<br><br>　させるか!　と腰に付ける、もう一つのボールを投げる。<br><br>「ポッチ!」<br><br>　ボールから飛び出すのはポッチことグラエナ。<br><br>　グラエナはボールから出るなり、相手を威嚇する。<br><br>「くっ、まだいやがったか。ドーガス、体当たり!!」<br><br>「ポッチ、かわして炎の牙!!」<br><br>「バカ、先輩。毒ガスポケモンのドガースに炎タイプの技なんか使ったら」<br><br>「使ったら?」<br><br>「想像力が足りないよ!!」<br><br>「爆発するぞ!!　ねこたん、退避しろ!!」<br><br>　グラエナの炎の牙が、毒ガスを纏った、というよりガスの塊であるドーガスに直撃する。その瞬間、ガスに引火、カッと眩しい光が射す。<br><br>　そして、怒号と共に激しい爆発を引き起こした。<br><br>「「「うわっぁぁぁぁぁぁ!!」」」<br><br>　爆風が襲いかかり、着けていたバンダナが飛ばされる。<br><br>　上空の気球も風にあおられ、バランスを崩す。ガシャンという爆発とは別の音が聞こえたが、それはおそらく檻が壊れた音だろう。<br><br>　爆発が収まり、その場に黒い煙が蔓延する。<br><br>「こ、後輩、無事か?」<br><br>「え、えぇ……はい」<br><br>　後輩の無事を確認し、ボールから煙の中に向けて赤外線を飛ばす。どこにグラエナがいるかわからないので、いたるところに赤外線を向ける。<br><br>　そして、なんとかグラエナを手内に戻す。下手な鉄砲も数打てば当たる。<br><br>「マグマ団は!?」<br><br>　黒煙が晴れるのを待つ。<br><br>　そして、黒煙が晴れた時、そこにマグマ団の姿は無く、あるのはダメージを負ったラティオス、ラティアスだけだった。<br><br>「くそ、逃げられたか。後輩は、本部に連絡を。俺は、こいつら傷を」<br><br>「わかりました」<br><br>　俺はラティに近づき、ポケットから取り出した傷薬を吹きかける。<br><br>　くそ、マグマ団め。むげんポケモンのメガエネルギーを持って行きやがった。これで奴等の方が、一歩近づいたわけか。<br><br>　奴等の思い通りにしてたまるか……。<br><br>　　　☆<br><br>　歴史は繰り返される。<br><br>　人々は、歴史を繰り返さぬように、文字で、絵で、歴史を書き残してきた。<br><br>　絵は次第にアンノーン文字へ進化し、アンノーン文字はその姿を変えた現代文字と音を表す点字とに分裂した。<br><br>　そう古くない点字を扱う遺跡が、ホウエンには存在する。そこに記されるのは、人間がなにかに怯えている様子。そのなにかとはなんなのか。<br><br>　なぜ、洞窟の中に記されているのか。<br><br>　日照りを防ぐため、嵐を防ぐためではないのか?　<br><br>　なにを、恐れていたのか。<br><br>　日照りを起こすポケモン、嵐を起こすポケモンではないのか?<br><br>　人々はいたるところにその恐怖を刻んでいる。ただ、我々現代の人間がそれに気付いていないだけで、それはすぐそこにある。<br><br>　例えば、昔遊んだ秘密基地。なぜ、ホウエンには秘密基地を作りやすい場所が沢山あるのか、考えたことはないか。<br><br>　私は、その場所も、かつて人間の避難場所だったのだと思う。外に出ては日照りに、嵐に巻き込まれる。人工物では防げない、脅威から逃げるために誰もわからない場所に穴を掘り、身を隠したのではないか。<br><br>　人々は、その穴を作った時にはもう、忘れてしまっているのだ。<br><br>　人々は、秘密基地を作った時にはもう、忘れてしまっているのだ。
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11961333438.html</link>
<pubDate>Mon, 08 Dec 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>新一話　メガシンカと超古代ポケモン</title>
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<![CDATA[ 　石の洞窟。ムロ島に位置する暗く長い洞窟で、一部のマニアからは人気がある。<br><br>　そんな、石の洞窟に我々マグマ団M223こと俺、にぃさんと相方のM222ことねこたんは訪れていた。なんの目的で来たかと言うと、メガシンカ反応があり、その調査に来たのだ。<br><br>　いつぞやの島で得た反応と似ているため、ハガネールではないかと考えられる。<br><br>「なぁ、ねこたん」<br><br>「なによ、にぃさん。あたしについてくるだけじゃなくて、ちゃんと照らしてよ」<br><br>　ねこたんが探知機を持ち、俺はその後ろでライトで足元を照らしているのだが、いかんせんライトが重いので支えるのが大変なのだ。つまり、光のあたっている場所が見当違いな位置にある。<br><br>「メガシンカって何なんだろうな」<br><br>「さぁ。でも、この間の朝礼でマツブサ様が皆の前で披露したでしょ?　それに、ダイゴの奴も見たし」<br><br>　毎朝行われる朝礼ではマグマ団リーダーのマツブサ様のありがたいお話が聞ける。ついこの間、マツブサ様の求める石が見つかり、パートナーであるバクーダのメガシンカした姿を見せていただいたのだ。<br><br>　では、なぜメガストン探しをしているかと言うと、これにも深いわけがある。それは、おいおい説明していこう。今はその時ではない。<br><br>「この下から反応があるわ」<br><br>「へいへい」<br><br>　気合を入れ直してライトを持ち、洞窟の石階段を下っていく。そして、辿り着いた広場は他の場所より比較的明るく、ライトはほぼ必要ないような場所だった。<br><br>　そして、その広場の壁には一面、絵が描かれている。<br><br>「なん、だ、これ」<br><br>　俺は、ライトでその壁画を照らす。<br><br>「グラードンとカイオーガ?」<br><br>　に、似ているが、少し違うようにも見える。<br><br>　左半分でグラードンが太陽を輝かせ、もう半分でカイオーガが海を荒らしている。そんなどこかで見たことのある様な様子が描かれている。<br><br>　そうだ、かつてグラードンとカイオーガが復活した際に見た光景だ。<br><br>「にぃさん、コレ少し持ってて」<br><br>　ねこたんは俺に探知機を押しつけて、自身の鞄からカメラを取り出す。そして、フラッシュをたいて壁画を写真に収めた。<br><br>「本部に転送するわ」<br><br>「これ、少しグラードンとカイオーガと違ってる気がするんだけど、もしかして」<br><br>「えぇ。メガシンカかもしれないわね」<br><br>「伝説のポケモンもメガシンカするのか……」<br><br>　しかし、この絵、あの時と同じ。もし、マツブサ様の言うことがこの事ならば、例えメガシンカしても、向かう先は同じ。<br><br>　最悪がまた……。<br><br>「メガシンカってね、今のところカロスとホウエンでしか観測されていないんだって」<br><br>「へーカロスか。それなりに近いし、そっから紛れ込んだんじゃないか?」<br><br>「そう。カロスとホウエンは近いのよ。3000年前、カロスで起きた争いの事は知ってる?」<br><br>「あぁ。なんとなくな」<br><br>　それとこれと今、どのような関係があるのだろうか。<br><br>　俺には関連性が見いだせない。<br><br>「それはそれは、悲惨だったらしいの。グラードンとカイオーガの戦いのようにね」<br><br>「……」<br><br>「マツブサ様は行ってたは、パワーアップしたグラードンを操る事が出来るって」<br><br>「あぁ、そういえばそんなことも言ってたな！」<br><br>　てことは、希望があるってことか。<br><br>「その為には、メガシンカのエネルギーが必要なのよ」<br><br>「なるほど」<br><br>「たぶん」<br><br>「たぶんかよ!!」<br><br>　とにかく、壁画室から出て再びメガストン探しを始める。<br><br>「どうやら、階段の横にあった坂を上って、別の場所に下へ通じる道があるみたいね」<br><br>「そっか。んじゃ、クロバットの出番だな」<br><br>　ねこたんは言われて腰のボールを手に取りクロバットを繰り出した。<br><br>　そのクロバットの小さな脚に捕まり急な坂を上る。そして奥に進むことしばらく、どことなく見覚えのある白帽子を見た。<br><br>「げっ、ルビー!?」<br><br>「どうしてココに!?　あいつ、チャンピオンになってから、シンオウ→ジョウト→イッシュ→カロスと転々としていたはずよ!?」<br><br>　まさか、一周回ってホウエンに戻って来たんじゃ……。<br><br>「ルビー?　違うよ、ルビーは僕の兄。僕は弟のオメガ」<br><br>　彼は振り返り言った。確かに帽子や服装は似ているが、どことなくまだ幼い顔をしている。もし彼がルビーならば、あれから時が止まっていることになるだろう容姿だ。<br><br>「なるほどね。んで、お前はここでなにをしてるんだ?」<br><br>「なにって、探検だよ。キンセツシティで貰った自転車で坂がのぼれるんじゃないかって戻ってきたんだよ」<br><br>「まぁ、そんな面倒なことを」<br><br>　まっすぐ進めば良いものを。<br><br>「それで、おじさん達、マグマ団だよね?　お兄さんから聞いたよ。ホウエンで悪事を働いていた組織だってね」<br><br>「あら、おじさんだってにぃさん」<br><br>「いやいや、おにいさんだろ?」<br><br>「悪い人たちなら、退治するまでだよ」<br><br>「俺も、黙っちゃいられないな。小僧、俺等に喧嘩売ったこと後悔しろよ」<br><br>　俺は腰から新しく支給されたポケモン、ドガースの入ったボールを取り、投げる。<br><br>　相手はまだ子供だ。遊んでやるか。<br><br>「いけっ、ジュプトル!」<br><br>「ほー、キモリの進化系か。だが、相性はこっちの方が有利だぞ!　ドガース、毒ガス攻撃!!」<br><br>　ドガースが、自分の口から毒ガスを吐き、ジュプトルに浴びせる。ジュプトルは苦手な毒に苦しみの表情を浮かべる。<br><br>「ジュプトル、はたく!!」<br><br>　ジュプトルが苦しみに耐えながらドガースをはたき、地面に落とす。地面に叩きつけられたドガースはボールのようにバウンドして目を回して宙に浮く。<br><br>　まだまだ、戦闘不能ではない。<br><br>「ドガース、体当たり!!」<br><br>「ジュプトル、流してリーフブレード」<br><br>　ジュプトルは突っ込むドガースを受け流して、自信の腕にある鋭い葉っぱでドガースを斬りつけた。<br><br>「中々やるね、おじさん」<br><br>「へ、小僧。俺が本気の十分の一も出していないことに気付いていないな?」<br><br>「にぃさん!　メガストンがあったよ!」<br><br>「あーそう。なんだよ、もう少し楽しもうと思ったのに」<br><br>　チッと舌打ちをしてドガースに煙幕の指示を出し、その場を撤退する。<br><br>「これ、何のメガストンかしら?　でも、色もツヤも報告通りよ。これで、出世に近づくわね」<br><br>「あぁ。もし、上がいらないって言ったら俺のキュウコンに使うんだ！」<br><br>「キュウコンのメガシンカは報告されてないんだけど」<br><br>「なんだと!?」<br><br>　石の洞窟を出てムロを後にした。<br><br>　　　☆<br><br>「リーダーマツブサ」<br><br>「なんだ、ホムラ」<br><br>「メガストン捜索班からこのような写真が送られてきました。何処かの壁画だと思われるのですが」<br><br>「ほう。これが、ゲンシの時代のグラードン。つまり、一番力の強かったころのグラードンか。ゲンシグラードン……。美しい」<br><br>「本当に、このグラードンを操ることなど出来るんですか?」<br><br>「当たり前だ。以前は生命エネルギーの使い道を誤っていた。今度は間違えないさ」<br><br>「はぁ……」<br><br>「流星の滝での隕石調達はどうなっている」<br><br>「はい。現在、隕石と思われる石を発見しまして、解析しています。それが隕石だと確認でき次第、実験をスタートします」<br><br>「そうか」<br><br>　マツブサと呼ばれた眼鏡を掛けた男性はニッと頬を吊りあげた。<br><br>　　　☆<br><br>「カガリ様、メガストン回収してきました」<br><br>「…………お疲れ様」<br><br>「しかし、何の石なのかまでは」<br><br>「…………解析は……する」<br><br>　ねこたんが幹部のカガリ様に手に入れたメガストンを渡すと、カガリ様はアハと笑う。なんとも掴みどころの無い人だ。<br><br>　昔はこんなんじゃなかったんだけど……。マグマ団のある開発プロジェクトの実験装置に誤って入ってしまい、ガンガンもみ、なでられて、こんなことになってしまったとかなんとか。<br><br>　今は、その装置の入り口には危険を示す張り紙が貼られている。<br><br>「…………孤島に、イク」<br><br>「孤島ですか?　一体何をしに?」<br><br>「…………ナニ……ミッション…………強いメガ反応」<br><br>「強い、ですか?　もし、その石が手に入れば、もう?」<br><br>「…………メガストンは、いらない」<br><br>　俺とねこたんは顔を見合わせ笑みを浮かべる。<br><br>　ここ最近、メガストン探しし貸しておらず、退屈していたところだったのだ。<br><br>「今すぐ行きましょう!　ねこたん、出発の準備を」<br><br>「アイアイサー!!」<br><br>　俺等はカガリ様の前から立ち去り出発の準備をすべく部屋（共同スペース）へ向かった。<br><br><br>　つづけ。
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<pubDate>Mon, 01 Dec 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第零話　メガシンカポケモンを探して三千里</title>
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<![CDATA[ <font size="2">　アクア団が解散してから早数年が経過し、俺ことアクア団下っ端A302に再び集合命令が掛かった。<br><br>　そして、『ポケモン達の生きやすい世界』を創るという。かつてカイオーガとグラードンが復活しこのホウエン地方は地獄になった。だが、アオギリ様は今再びカイオーガを起こすという。<br><br>　昔と今は違うのだと言っていたが、不安でしかない。<br><br>「先輩、ここはどこですか」<br><br>「ここは、ヒワマキからすこし南へ来たところだ」<br><br>　隣にいる、アクア団新入女性団員A508に答えながら、森の中を彷徨う。<br><br>　なぜ、こんな場所にいるのかというと、それは数時間前に遡る。<br><br>　　　　　　☆<br><br>　トクサネシティ　宇宙センター<br><br>「マグマ団、そこまでだっ!!」<br><br>　そこで、マグマ団がメガシンカについての研究データを盗もうとしていると情報が入ったので、止めに入った。<br><br>「って、にぃさん!?」<br><br>「そういうお前は、だれだっけ」<br><br>「A302、レイニーと覚えろ!!」<br><br>「どうでも良いけど、メガシンカポケモンについての資料はいただいたぞ。ソライシ博士ぇ、毎度お疲れ様ですー」<br><br>　宇宙センターのソライシ博士を縛り上げ、マグマ団M223はメガシンカデータをちらつかせる。<br><br>「くっ、アオギリ様も言っていたが、メガシンカってなんなんだよっ!!」<br><br>「俺も知らん。だが、俺は一度だけメガシンカを見た。それはもう、おっと、無駄話はまたにしようか」<br><br>　そう言うと、にぃさんは床に煙玉を叩きつけて、煙を充満させる。どうやら、それにまぎれ逃げられてしまったようだ。<br><br>「先輩のバカ。逃がしてどうする」<br><br>「……どうも、あいつは苦手でな」<br><br>「良いから追う」<br><br>　無口な後輩が、マグマ団を追ってセンターの外へ出た。すると、待ち構えていたかのように、ホウエン地方チャンピオンダイゴが立っていた。<br><br>「ゲッ、ダイゴ」<br><br>「キミたちは……アクア団?　服装が若干変わっているが、その悪人面は数年前と変わらないね」<br><br>「失礼なッ!　俺は悪人面じゃない!!　ね、後輩?」<br><br>「えぇ。アホ面です」<br><br>「…………えぇい、俺は急いでるんだ!　そこをどいてもらおう!!」<br><br>「そうはいかないよ、ソライシ博士に頼まれて、謎の集団を退治しに来たんだからね」<br><br>　なにぃ!?　それは、俺らじゃなくてマグマ団じゃ……。<br><br>　まぁ、どちらにせよ、邪魔をするならば、ここで排除するのみだ。<br><br>「いけっポッチ!!」<br><br>　グラエナのニックネームを呼びながら、ボールを投げる。<br><br>「いけっ、メタグロス」<br><br>　ダイゴはメタグロスを繰り出し、言った。<br><br>「かつて、キミはこちらの味方だったじゃないか!　なのに、どうしてこんなことを」<br><br>「いや、だから――」<br><br>「言い訳は聞きたくない!」<br><br>「なんでっ!?」<br><br>「メタグロスッ、メガシンカ!!」<br><br>　ダイゴは、スーツの胸元に付けたピンに指をかざし、メタグロスに向けそう叫んだ。<br><br>　すると、メタグロスの身体が淡く光り、その姿を変える。<br><br>「これが、メガシンカ……先輩、加勢します」<br><br>「お、おうっ」<br><br>「いけっ、キバニア!!」<br><br>　後輩はキバニアを繰り出し、ダイゴのメタグロスに対峙させる。<br><br>「キバニア、噛み砕いてください」<br><br>「ポッチも噛み砕けッ!!」<br><br>　メタグロスに効果抜群の技を浴びせる。しかし、びくともせずに、メタグロスは全ての鉄爪をこちらへ向ける。<br><br>「メタグロス、ギガインパクト」<br><br>「「―――ッ!?」」<br><br>　メタグロスのギガインパクトが両ポケモンにヒットし、その反動で俺等ごと空の彼方へ吹き飛ばす。<br><br>「やな感じ～!!」<br><br>「先輩、それパックンチョですよ」<br><br>「じゃぁ、やなひらがなッ!!」<br><br>「それもそれで……」<br><br>　　　　　　☆<br><br>　こうしてどうして、俺達はヒワマキから少し南に位置する森に迷い込んだのだ。<br><br>　なぜ、ここがヒワマキ付近だとわかるかというと、飛ばされ落下する際に、街が見えたからだ。<br><br>「さて、どうするか」<br><br>「通信機は使えない、ポケモンは瀕死、飛行ポケモンも居ない」<br><br>　万事急須か。<br><br>　無暗に歩いてもただ体力を消費するだけだろうし、困ったな。と思いながら、苔の生えた岩に腰を下ろす。<br><br>「早くしないと、マグマ団の連中にメガポケモンを奪われてしまいます」<br><br>「焦っても仕方ないだろう」<br><br>「でも、あんな強力なポケモンが、奴等の手に渡ったら」<br><br>　確かに、あのメタグロスはただのメタグロスではなかった。メガメタグロス、考えただけで恐ろしい。<br><br>「後輩。超古代ポケモン、グラードン、カイオーガ、レックウザが、最近姿を見せたのは知ってるか?」<br><br>「えぇ、はい。でも、あれはミュウだという噂が」<br><br>「まぁ、正体は何だろうと構わない。その出現場所は、ミナモ、キナギ、砂漠の三つ。そこを三点で結んで三角形を創った時の中心は、どこかわかるか?」<br><br>「えぇと……ここ、ですか?」<br><br>　俺は、黙って頷く。<br><br>「それが、なにか意味あるんですか?」<br><br>「あぁ……なんか、得した気分になるだろ」<br><br>「…………」<br><br>　まぁ、実際なにかあるのではないかと思っているのだが。その三角形の内側にあり、怪しいことに思い当たるのは、送り火山。<br><br>　おそらく、この場所には何もないだろう。そうとわかれば早速脱出だ。<br><br>「後輩。こっちだ」<br><br>　立ちあがり、後輩を連れて歩き始める。そして、見事に広い道に出た。<br><br>「先輩、わかってたなら」<br><br>「良いから、急ぐぞ。奴等はカイナ沖の無人島にいる」<br><br>　後輩の手を引き、走る。<br><br>「な、なんでわかるんですか」<br><br>「ふんっ、たかが煙だけで、この俺をまけると思うなよにぃさん……ッ!!　俺が昔、どれだけストーカーじみたことをしてたか」<br><br>　思い出して泣きそうになる。マグマ団の後を追い、にぃさんを追いかけ、情報を盗み聞いて……。大変だった。<br><br>「とにかく!　やつが煙を撒く直前に、俺はやつの身体に発信器を取り付けたんだ」<br><br>「先輩がわからなくなりました」<br><br>　後輩にどう思われようとも構わないが、とにかくカイナ沖へ向かった。<br><br>　　　　　　☆<br><br>　手持ちの水ポケモンで海を渡り、たどり着いた無人島。そこにある洞窟の入口に、誰か倒れているのが見える。<br><br>「あら?　入口でマグマ団が伸びてるな」<br><br>「ホントだ」<br><br>「あれは、ねこたんじゃないか?」<br><br>「ねこたん……？」<br><br>「え、なにその軽蔑の眼差し。そう言う名前なんだよ!」<br><br>　倒れているマグマ団に駆け寄り起こす。<br><br>「大丈夫か?」<br><br>「……おやめ下さい、ホムラ、さま……」<br><br>　ホムラ?　たしか、マグマ団の幹部だが……<br><br>「奥へ行こう!!」<br><br>　マグマ団を隅に寝かせ、洞窟の中へ入る。すると、そこでは、別のマグマ団とアクア団が倒れていた。<br><br>「おい!　なにがあった!?」<br><br>　アクア団に駆け寄り大声を上げる。<br><br>「お前は……」<br><br>「お前の仲間だ」<br><br>「奥で、ウシオさまが……」<br><br>　ウシオ様がなんでここに……?　確かに、この場所を通信で本部へ連絡したが、態々幹部が赴くまでもないはず……。<br><br>　それに、ホムラと言っていたな。嫌な予感がする。<br><br>「後輩、行くぞ」<br><br>「はいっ!」<br><br>　後輩を連れて、洞窟の奥へ向かう。すると、そこでは両団男幹部が睨み合っていた。<br><br>「マクノシタ、みたいなカオとカラダしやガッテ!!」<br><br>「何たる屈辱!!　せめて、ハリテヤマにしなさい!!」<br><br>　そして、バクーダとサメハダーが激しい争いを繰り広げている。<br><br>　そうか、この争いに巻き込まれて……。<br><br>「お二人ともおやめ下さい!!」<br><br>「まて、後輩。アレは、俺等には止められない。あいつに任せよう」<br><br>　そう言って、視線を洞窟入り口に向け、大きな岩の陰に隠れる。視線の向けられた先には、ダイゴがモンスターボールを構えてやってきていた。<br><br>「洞窟を荒らし、ポケモンを苦しめているのはキミたちかぃ?」<br><br>「「あぁ!?　何だお前ッ!!」」<br><br>「ボクかぃ?　ボクは――チャンピオン!!」<br><br>　言いながらボールを投げ、メタグロスを繰り出す。<br><br>「一匹で二匹に勝てるとは思えません」<br><br>「まぁまぁ、やられたらやられたで、良いじゃない。ここで出て行く意味はないよ」<br><br>「なるほど、そうですね」<br><br>　メタグロスがメガシンカし、バクーダとサメハダーに対峙する。相性面で見ても、メタグロスが圧倒的に不利だ。<br><br>　だが、彼のメタグロスは相性なんて気にせずに、バクーダを、続けてサメハダーを吹き飛ばした。<br><br>「オウ!?　お前、ツオイ!!」<br><br>「うひょーんっ!?　この私が負けるなんて……っ!!」<br><br>　倒れたポケモンをボールに戻すのを見届け、ダイゴは二人にがんを飛ばす。<br><br>「出て行け」<br><br>「く、オボエテロ!!」<br><br>「いつか、お前を倒しますからね!!」<br><br>　幹部二人が、それぞれの倒れる団員を担いで洞窟を出て行った。<br><br>「さ、そこに隠れてる二人も出て行け」<br><br>「「ひっ!?」」<br><br>　気付かれたッ!!<br><br>　俺等は慌てて岩陰から飛び出し、ウシオ様の後を追った。<br><br>　　　　　　☆<br><br>「ミスター」<br><br>　薄暗い部屋に液晶の蒼い光がまばゆく揺れる。<br><br>「先ほど確認した、アジト付近の侵入者ですが、アクア団と思われます。おそらく迷いこんだだけかと」<br><br>『わかってる。この場所はばれていないはず』<br><br>「えぇ。上から現れ、すぐにキンセツ側へ抜けたので、気付いていないものかと」<br><br>『やはりな』<br><br>「次に、カイナ沖でメガシンカ反応を確認しました。あの島には、凶暴なﾊｶﾞﾈｰﾙが住み着いていることから、人々に避けられてきましたが、もしかしたら、ハガネールが反応を示したのかも知れません」<br><br>『ハガネール……新たにホウエンで見つかったメガシンカポケモンの中でも、もっとも新しいもの、か?』<br><br>「はい。それと、計画の件ですが、着実に進んでおります」<br><br>『あぁ。わかっているさ』　<br><br>　<br>　<br>　</font>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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11941173102.html</link>
<pubDate>Fri, 21 Nov 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第零話　意思を繋ぐ石を探して</title>
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<![CDATA[ <font size="2">　ホウエン地方　エントツ山ふもと　デコボコ山道　<br><br>　降り注ぐ火山灰が草むらを覆い包み、白く化粧が施されている。<br><br>　そんなデコボコ山道の大岩で出来た扉が開かれ、その中から赤いユニフォームで身を包んだ二人組が姿を見せる。　<br><br>「それで、ねこたん。今日はどこの探索だっけ?」<br><br>　にいさんこと、マグマ団員№M223、俺が隣にいる灰色のフードをかぶる女性に尋ねる。<br><br>　すると、彼女は呆れた様子で答えた。<br><br>「今日は、流星の滝よ。さっきカガリ様が言ってたじゃない」<br><br>　彼女、ねこたんこと、マグマ団員№M222。俺とペアを組むマグマ団員である。<br><br>　我等マグマ団は、かつてとあるトレーナーによって解散へと追い詰められたのだが、どうして今こうして暗躍しているのか。<br><br>　そんなことは、俺も知らない。幹部であるカガリ様からは、我々の目的はアレでカンセイではない。と聞く。ボスであるマツブサ様も姿を見せないので、それ以外謎である。<br><br>「さ、早く行きましょ」<br><br>「かしこまっ!!」<br><br>　そして、我々は今、目的もわからずなんたの石を探す為に、ホウエン各地を駆け回っている。<br><br>　勿論、騒動を最小限に控える為に、変装をして。<br><br>　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆<br><br>　流星の滝。かつてここで隕石を奪い、火山を噴火させようなどと、幼稚な真似をしたのを、今でも鮮明に覚えている。<br><br>　しかし、目的の石というのが、何なのか、それがさっぱりわからない。<br><br>「ねこたん、目的が何なのかもわからないのに、それをどうやって探すのさ」<br><br>「そんなこと、上層部に言いなさいよ。どの下っ端も思ってることよ」<br><br>「だいたい、なんだっけ、ドクロストンだっけ?　四つ集めると宝の在処がわかるみたいな?　そんなもん、見つかるわけないって」<br><br>「文句言わない。それと、ドクロストンじゃなくて、メガストンだから」<br><br>　結局、それが何なのかわからない。<br><br>「メガストンって、ウランの何百倍ものエネルギーをもつとか、五つ集めると願いが叶うとか、飲むと若返るとかそんなんか?」<br><br>「全部違う。なんでも、ポケモンをパワーアップさせる為の石らしいわね」<br><br>　なるほど、と返し、目の前にそびえる滝を眺める。さて、これをどう超えるか。<br><br>「クロバット、お願い」<br><br>　ねこたんは、クロバットを繰り出した。そうか。クロバットに乗っていこうという魂胆だろう。<br><br>「よし、じゃぁいこう」<br><br>　俺は、クロバットの足に捕まりながらねこたんを抱きかかえる。この体制はすごくきついので、長時間は持続出来ない。<br><br>　クロバットにも体力の限界はある。<br><br>「よし、そこでおろしてくれ」<br><br>　滝を登り切り、水の無い場所へ着地し、クロバットをボールに戻した。<br><br>「さて、ここからは、これで進むわ」<br><br>「これって?」<br><br>　ねこたんが取りだした物を見て首をかしげる。すると、ねこたんは呆れため息をついた。<br><br>「ハァ……ホントに何も聞いていないのね」<br><br>「いやー、難しいことは苦手でね」<br><br>　マグマ団が解散してから数年が経過し、遺跡爆発ミュウ事件からはや一年が経過しようとしているこのごろ。<br><br>　かつて数年もの月日（なんだか、12年くらいやってる気がする）、マグマ団として生きてきたが、この一年でマグマ団の科学力は数十倍に跳ね上がった。<br><br>　科学者の団員が増え、小難しいことをつらつらと言われるので、あまたが処理落ちする。<br><br>「これは、折り畳み式ドリルよ」<br><br>「ほう、つまりソレで穴掘って進むと」<br><br>「ま、そう言うことね」<br><br>　言いながら、ねこたんは機械のスイッチを押す。すると、手のひらサイズだったその機械が急に巨大化し、先端にドリルを構えるメカへと変形した。<br><br>「おぉ」<br><br>　それに感心しながら、手を叩く俺。<br><br>「さ、行くわよ」<br><br>　ポチっとボタンを押しドリルを回転させる。そして、巨大メカは自動で動きだし、壁に穴を掘り始めた。<br><br>「結局どこへ向かってるんだ?」<br><br>「これ、見て」<br><br>　と言いながら、ねこたんはレーダー探知機を差し出した。画面には洞窟内の図と現在位置。そして、そこから発せられる円形のモノを映し出している。<br><br>「このメカが出す超音波で、目標物がどこにあるかわかるって寸法よ」<br><br>「なるへそ」<br><br>　などと感心していると、少し前を進んでいるドリルメカが動きを止め、ドスンという鈍い音を立てた。<br><br>「ん?」<br><br>「なに?」<br><br>　状況が理解できずに疑問符が浮かぶ。<br><br>　そして、何か得体の知れない力によって、ドリルメカが外側から潰されて行く。<br><br>「な、なんだ!?　なに事だ!?」<br><br>「お前等!!　なに者だ!?」<br><br>「なに者だ!?　の声がする」<br><br>「滝上の彼方から」「流星の彼方から」<br><br>「我等を呼んでる声がする」<br><br>　などと、お決まりの口上を述べながら、変装用に着ていた服を脱ぎ捨てようとした瞬間、どこからか破壊光線が飛んでくる。<br><br>「のわっ!?」<br><br>「なに者だ!!　出てきなさい!!」<br><br>　破壊光線の飛んできた方へ声をかけると、そこに大きな影と、人間の影の二つが見える。<br><br>　大きな影に見覚えはないが、人間の方には見覚えがある。かつてホウエン地方のチャンピオンだった男。ダイゴ。<br><br>「キミたち!!　洞窟を荒らしてなにをする気だ!!」<br><br>「けっ、そんなの俺が聞きたいね!!　邪魔するなら、お前を片付ける」<br><br>「この洞窟から出ていく気がないのなら、こちらも本気で行こう」<br><br>　くそ、なんでチャンピオンがこんなところに。などと考えながらも、俺は腰についたモンスターボールをとり、真ん中のボタンを押して起動させる。<br><br>　スポーツ競技用のボールサイズになった、モンスターボールを投げ、グラエナを繰り出す。<br><br>「へぇ、グラエナか。かわいいポケモンを連れてるんだね。じゃぁ、こちらは、いけっメガメタグロス!!」<br><br>「メガ!?」「メタグロス!?」<br><br>　従顎に大きなトゲが生えて、ダンバルが幾つかくっついたような容姿のそれは、俺の知っているメタグロスとは異なっていた。<br><br>「待って、にぃさん。メガってメガストンが関係あるのかも知れないわ」<br><br>「あぁ、俺もそれ思った。ていうか、あんなメタグロス見たこともないし」<br><br>「てことは、あいつがメガストンを持ってるんじゃない?」<br><br>「なるほど、そうとわかれば奪うのみ!!　グラエナ、かみくだけ!!」<br><br>　俺がグラエナに指示を仰いだ瞬間、目の前にいたメガメタグロスが姿を消す。<br><br>　驚き、目を見開いている内に、ダイゴが指をパチンと鳴らす。その合図とともに、グラエナの前にメタグロスが姿を見せ、コメットパンチを叩きつけた。<br><br>「早いッ!!」<br><br>　あまりに速過ぎて、肉眼では確認できなかった。<br><br>「も、戻れグラエナ」<br><br>　グラエナは、一発で目を回してしまった。素早さもだが、攻撃力もバカにならん。<br><br>　くそ、こんなポケモン、どうしようも……。<br><br>「いや、まだだ。所詮は鋼タイプ。炎の前には手も足も出ない!!　バクーダ!!　マグマのように煮えたぎれ!!」<br><br>　俺は、バクーダのボールを投げる。<br><br>「メタグロス、コメットパンチ」<br><br>　ダイゴは冷静に言いながら、指をパチンと鳴らす。<br><br>「それを待ってたぜっ、バクーダ、こらえる――」<br><br>　目の前に突然現れたメタグロスの攻撃をこらえて、<br><br>「――からの、オーバーヒート!!」<br><br>　体内のマグマを煮えたぎらせ、バクーダはメタグロスに逃げる隙も与えずそれをぶつける。<br><br>「なにっ!?」<br><br>「速さには速さで勝負!!　つっても、こっちは切り替えの速さだが」<br><br>　素の速さに頼り切ったポケモンだから、切り替えに意識が向かない。しかし、最初から遅いポケモンであれば技の切り替えの速さが肝心になる。<br><br>「ふんっ、メタグロス、バレッドパンチ」<br><br>「ンなッ!?」<br><br>　ダイゴの嘲るような声と、メタグロスの攻撃に吹き飛ばされるバクーダを見て唖然とする。<br><br>「なんで……あんな至近距離で」<br><br>「メガシンカしたメタグロスは、攻守ともに優秀なポケモンになったのさ」<br><br>「くそっ」<br><br>　倒れたバクーダをボールに戻して、歯を食いしばる。<br><br>「にぃさん。ここは引きましょ」<br><br>「あぁ。そうだな」<br><br>　ねこたんが小さな球を地面に叩きつけると、その球から煙が噴き出した。<br><br>　その煙でダイゴの目をくらませ、その隙に流星の滝を脱出した。<br><br>「メガシンカ、か」<br><br>「それをする為の石が、メガストンってことかしら」<br><br>「さぁ。でも、あんなのがうじゃうじゃいたんじゃ、マツブサ様の計画に支障がでるんじゃ?」<br><br>「いえ。これだけ探しても見つからないんだから、少数な筈。そして、マツブサ様はそのメガシンカを利用しようとしてるんじゃないかしら」<br><br>「あ、そうか。そうだな」<br><br>「てことは、石が見つかればあたし達も、メガシンカさせることが出来るってことよ」<br><br>「おぉ!!　それは心強い!!」<br><br>　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　☆<br><br>「ミスター」<br><br>　薄暗い部屋に液晶の蒼い光がまばゆく揺れる。<br><br>「マグマ団とアクア団が再び水面下で動き始めた様です」<br><br>『そうですか』<br><br>「ただ、目的はわかりません。以前超古代ポケモンを復活させてひどい目に遭っていますから」<br><br>『奴等の目的が何だろうと構いません。我々は我々で、目的を果たすだけです』<br><br>「ハッ!!　その件なんですが、本日、流星の滝にてメガシンカ反応を確認しました。おそらくメタグロス。ダイゴのモノではないかと」<br><br>『ダイゴさん……』<br><br><br>　続く<br><br>　</font>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11924010151.html</link>
<pubDate>Tue, 21 Oct 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>番外編　世界は三点で作られている</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">　ダイトは問う。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「メガシンカって何だと思う?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウは顎に手を当てながら、少し考えてから答える。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「世界のあるべきカタチ……だと、思いますわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「??　どう言うことだ?　意味がさっぱりわからない。今まで俺はおよそ20年にわたってポケモン世界を見てきた。だが、メガシンカなんてもんは初めてだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それが、どうして世界のあるべきカタチ、になるのか?　とダイトは続けた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウは、言葉を探すように天井を仰ぐ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それを見守る、マーズとそのマネージャー、あとはティフとフゥルは、頭上に疑問符を浮かべている。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトと共にいた、ショウコという女性は、二人の会話をダイトに変わってメモする。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「例えば、カントー地方には、伝説のポケモンがいると聞きます」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「カントーの伝説のポケモンというと……サンダー、ファイアー、フリーザーか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうです。では、ジョウトに伝わる伝説をご存じ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ジョウトは、カントーに比べて歴史があるからな、なんの伝説だ?　ホウオウと焼けた塔の伝説か?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウはコクンと頷くが、その次に首を横に振った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それも確かにそうですが、平和の守神、海の守神、森の守神の伝説です」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「??　そんなのもあったのか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「今は、その話は置いておきましょう。では、ホウエンの伝承と言ったら?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトはつい最近ホウエンで得た知識を発する。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「大地と海が荒れる時に、天が割れる……みたいなやつだろ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう。大地の神、海の神、そして天空の神。次にシンオウ時空伝説は知っていますか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは眉間にしわを寄せる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ。知ってる。だから、ソレがメガシンカと何の関係があるんだよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「全てに共通することがわかりますが?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「共通する事……?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは悩む。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　共通点と言ったら、全て伝説のポケモンが絡んでいることだが、それは別問題だろう。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　うーん。悩みながらつぶやく。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　カントー……サンダー、ファイアー、フリーザー</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ジョウト……平和の守神、海の守神、森の守神</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ホウエン……大地の神、海の神、天空の神</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　シンオウ……時間の神、空間の神、始まりの神?</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「全て三つの神、伝説がある!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうです。が、シンオウは始まりの神を三点に含めるのではなく、反転世界の神をいれるんです」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「反転世界の神?　俺がシンオウに行った時に、そんなことは聞かなかったが?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「反転世界の神は、人類に忘れ去られた神。ですが、言い伝えはきちんと残っています。少ないですけど」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　で、それがメガシンカと何の関係があるのか。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「つまり、この世界は三点で支えられているんです。メガシンカも、ポケモンと人間、そして絆の三点で生まれる現象」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど、だから世界のあるべきカタチか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは納得すると肩から力を抜き、背もたれに大きくもたれかかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ねぇ、メガシンカってあの強力な進化何なのよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……世界のあるべきカタチのことですよ、マーズ様」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「アホ。知らないなら知らないって言いなさい」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まぁ、二点で支えるより、三点で支えた方がバランスが取れるって事ですよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「つまり?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「今までのシリーズは、全て男女の二人組でしたが、フレア団編で急に三人になったのは、そのためということですよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど。ただ単に、タ○ムボ○ンシリーズの三悪見たいにしたいが為じゃなかったのね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「だが、ソレだと、カロス地方だけでメガシンカが見られるのはおかしいんじゃないか?　ビュウの考えなら全ての地方は、それぞれ三点で結ばれている。なら、どの地方でもメガシンカが可能なはずだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「カロス地方に伝わる伝説、生命の神と破壊の神の伝説。その昔、二つのエネルギーが兵器から発射されカロスを覆い尽くした。そのエネルギーが入り混じり、突然変異が起こった。そう仮説をたてれば、カロスだけで確認されているのにも納得できます」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ですが、おそらくこの仮説は間違っていますね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なぜだ?　俺は、納得したぞ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「近日、ホウエン地方でもメガシンカが確認されました。しかも、カロスでは確認できなかったポケモンばかり」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトはなにぃ!?　と大きな声を出した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ソレもそうだ。数日前まではホウエン地方にいたと言うのだから。ショックがあってもおかしくはない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ホウエンのチャンピオン、ダイゴは石に詳しいそうですわ。彼なら、メガストン、キーストンについても何か知っているかもしれません」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「くそぉぉぉ!!　聞いてくればよかった」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それだけではございません。最近、ミュウが目撃されたと聞きます」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そのことは、ダイトも知っていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　なにせ、目の前で見たのだから。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「もしかしたら、近々ホウエンで何かが起こるかも、しれませんね……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「新たなメガシンカに、幻のポケモン……確かに、何か嫌な予感がするな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「新たなって……メガシンカ自体が、新たな発見なんじゃ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まぁ、そうですね。つい最近の事ですからね、論文が発表されたの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「だって、アタシ達がメガシンカできたら、絶対世界を変えられたもん」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まぁまぁ、今更遅いですよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ～ん、また大暴れしたいわね!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺も、過去が変えられるなら、過去を消し去りたいです。履歴書のせいで職が……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ホウエン地方、デコボコ山道。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「久しいな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　エントツ山からフエンに下るその道で、にぃさんこと俺と、ねこたんは立ち止る。目の前にあるのは大きな岩。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それ以外には火山灰が舞う以外に何もない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ねこたん。持ってるか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　小さく問うと、ねこたんは黙って頷き、ポケットから半円状の物を取り出した。それを見て、俺もポケットから似たものを取り出す。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　マグマのしるし。コレが鍵となり、岩の向こう、マグマ団のアジトに入ることができる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「せーの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　二人の持つそれを一つに合わせ、目の前の岩のくぼみにはめ込む。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　すると、岩はゴゴゴと鈍い音を立てて動き始める。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「行こう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「うん」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　数年前、来ていた古いユニフォームを脱ぎ捨てて、新しくデザインが新調されたユニフォームを身にまとう。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「M223、M222、相変わらずね、遅いわよ!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「すみません、カガリ様」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それでは、早速行きましょう。新しい大地へ</font><font size="2">」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">12月ごろへ、続けばいいな。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2"><br></font></p>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11893388951.html</link>
<pubDate>Mon, 04 Aug 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>番外編　人間にとってポケモンとは　</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">　カロス地方　ミアレシティ　芸能事務所</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ビュウ、次の仕事ですけど、ビュウがゲストを呼んでトークをするもの何ですが」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それは、写真もですの?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えぇ。ツーショットでバンと一枚。それと、トークが掲載される雑誌のアレです」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「曖昧ですわね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウがクスッと笑い言う。カロスの人々はこの笑顔に夢中だ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それを見なれてしまったティフは、もはやどうとも思わない。ただ、一つ。その笑顔はいつもとは少し異なり、いたずらな笑みだったのが、気にかかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「誰でも、良いんですわよね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はい。実在する人物なら」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「じゃぁ、指名しちゃいましょうか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えぇ!?　ビュウから指名!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はい。そうなんですよ。一応、二、三度確かめてみましたが、本当に指名されたそうです」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あいつ……ぅ……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　マーズ様は、嬉しいような悔しいような表情を浮かべていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ビュウ、どうして、マーズなんかを?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なんかとは失礼ですわよ、フゥル」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えへへ、で?　どうしてなの?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウは手とものコーヒーカップを受け皿に置き、ふぅと息を吐く。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「色々話しがしたいだけですわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ふーん……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ティフがビュウに疑いの眼差しを向けると、それを払うかのように立ち上がり、荷物置き場に置かれているバッグに向かった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　無言でバックを漁ること数秒。ビュウはモンスターボールを取り出した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それって」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「フシギバナのボールですわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　何のことはない。いつも所持している大切なパートナー。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「赤いギャラドスの伝説を知っている?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「赤いギャラドス?　いつだか、ニュースになってたよね。ロケット団がどうのって」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう。ロケット団がコイキングを強制進化させて、赤いままギャラドスに進化した突然変異体」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それが、どう関係あると言うのか、フゥルにはさっぱりわからなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そのギャラドスは、何百年も昔にも存在していたと言われているんですの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「え、そのころにもロケット団が?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いいえ。その頃、人間はコイキングを採り食べていたんですの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「え、コイキングを!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それに怒ったコイキングがレベルも高くないのに、進化した。ソレが赤いギャラドスと言われているわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　だから、それがどうしたと言うのか、やっぱりわからなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「昔人々は、ポケモンを食していたんです」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ポケモンを!?　食べたの!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう。シンオウ地方、トバリの神話にそう記されていますの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「へぇ……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ツルギを手にした若者がいた。食べ物となるポケモンをむやみやらと捕えまくった。余ったので捨ててしまった」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウは一節を暗唱した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「取りまくって捨てるって……どうかしてるわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「歴史は、繰り返されるのよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「どう言うこと?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「身近なたとえで。我々フレア団は―――」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「おーい、二人ともそろそろ時間ですよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そこに、ティフの声が入り、話しは中断された。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「お招きありがとうございます」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いえ。わたくしも、あなたとお話しがしたかったんです」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それで、そこの人は?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「どもどもー」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　むかって左側にビュウ、右側にマーズが座り、その真ん中にダイトが座る。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ!!　あの時の!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ダイトです。ささ、ビュウさん、さっきの話の続きを」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「盗み聞きしていたんですの?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　なんというか、ゴキブリのように現れるな、こいつ。と思いながら、ティフはビュウを見守る。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「取り合えず、仕事が終わったらお話しますので、先に済まさせてください」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はいはい、わかりました」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトはひょいっと席を立ち、カメラの視界から消えた。そして、シャッターの嵐。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えっと、アタシはなんも話しがわからないんだけど?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「マーズ様、そこはわかってるていでやって行きましょう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「では、先の続きから話しますわ。フレア団は古代兵器を起動し、壊滅。それは、過去にも行われた。AZが造り起動し悲劇を生んだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ビュウの言葉を、ダイトは必死にメモをする。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ロケット団は、赤いギャラドスを怒らせた。マグマ団アクア団は超古代ポケモンを復活させた。ギンガ団はポケモンを利用し赤い鎖を作り神を呼んだ。プラズマ団はポケモンを解放しようとした」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　溜めを作り、</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「これは、全て過去にも起きていることなのよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど。食用になっていたコイキングが赤いギャラドス。超古代ポケモンが争い生まれた地方……??　昔に、赤い鎖があったのか?　解放が何の関係がある?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まず、そこで出てくるのが、トバリの神話ですの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　要約すれば、つるぎを持った若者が食用ポケモンを狩り、ポケモンたちは姿を消した。最後はポケモンに生かされ、つるぎを折った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「むやみやたらと捕えまくった。このフレーズが気になりますわね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「??　俺は、そのポケモンが気になるが」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「若者に恐れ姿を隠すポケモンたちの中で、一匹姿を見せる勇敢なポケモン。で万事解決ですわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……ま、まぁ、そういうことで良い。で?　なんでそのフレーズなんだ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「食べるとしても、そこまで狂ったように取る必要はないと思いますの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは顎に手を当て、そうだな。と呟く。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「何かに、操られていた……?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「おそらく、つるぎ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、それが赤い鎖！」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　マーズが叫び、ビュウは静かに頷いた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「全く同じものではないでしょうが、似たようなもの……それを使いポケモンを苦しめたのが、ギンガ団。似てると思いません?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど……それに、トバリにはギンガ団のビルがあったわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「歴史は繰り返される、か。やっぱりそうなのか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　人間にとってポケモンは何なのか。食用。奴隷。道具。仲間。友達。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　考え方は人それぞれだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　昔、人間とポケモンは、決して相容れない存在だった。しかし、同じ世界に住む生き物。共存して行かなければならない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　歴史をリセットしようとしたのが、プラズマ団。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうなると、プラズマ団はポケモンのためにポケモンを開放しようとしたが、それは間違っていた事になるのか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「わかりません。今が正しいのか、過去が正しいのか。はたまた未来が正しいのか。時は変わらず流れる物です。空間は変わらずあり続ける物です」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど、そうだな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「この世界には、謎が多くあります。それを解くのが面白いんですよね?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ。そうだな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「で、結局、なんでアタシは呼ばれたわけ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「わたくし、マーズさんに、いえ。マーズさんの身体に興味があるんですの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えっ!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「冗談ですわ」</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11893221641.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Jul 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>番外編　人造ポケモンとメガシンカ</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">「ティフ、ここは?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　仕事を終えて、イッシュ地方観光をする事にした、ビュウ、ティフ、フゥルの三人は、ここニュートークシティにやってきていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ここは、数ヶ月前に、謎の改造ポケモンと、あのミュウツーが戦闘を繰り広げた場所です」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「改造ポケモン……そう言えば、ポケウッドに現れたあいつら、そんなことを言ってなかったかしら?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「改造ポケモン、ゲノセクト」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうです。気になり調べたら、ここで最後に目撃されたとの事なんです。はい」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　とにかく広いこの街で、ゲノセクトの情報を得るためには、どこに行けばいいか。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「取り合えず、ポケモンヒルズとやらに行きましょう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ポケモンヒルズ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほどなるほど、つまり、ゲノセクト軍団がそこを巣にするために……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ポケモンヒルズに、ビュウ達が足を運ぶと、そこには見覚えのある後姿があった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ!!　お前!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それを見たフゥルが叫ぶ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ん、なんだ……?　あぁ、ポケウッドで会った」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　確か、ダイトと名乗った男性が振り返り、言った。その手にはメモが持たれている。どうやら、ポケモンヒルズの人間から、ゲノセクトの事を聞いていたらしい。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それで、ミュウツーとゲノセクトはどこに行ったか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ソレは、わからないし、わかっても教えられない。奴らは少なくとも人間を許していないだろう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　話しがわからない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「すまないが、僕にもわかるように頼みます」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「簡潔に話すと、ここをゲノセクト集団が襲った。ミュウツーがそれを止めた」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「止めた?　どうしてですか?　僕が知る限りミュウツーはそんなことをするポケモンでは……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺も、それには同感だ。俺が知っているミュウツーは人間の手にはおえない。人間を怨むポケモンだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトが眉間にしわを寄せて言う。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それと、君たちにコレを見てもらいたい」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ヒルズの役員が、写真の束を取りだし差し出した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ん、コレは何ですか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それを受け取りメガネを押し上げるティフをみて、ビュウとフゥルは顔を見合わせる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それじゃ。アタシ達観光してくるね～」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ティフ、何かございましたら、連絡を」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「え、あぁ。うん。わかりました」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　二人が出て行き、残ったのはダイトとティフ、そして役員だけだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それで、その写真は何だ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「うーん、どれもピンボケしてますね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　束の半分をダイトに私ながら、ティフは言う。とてもいい写真とは言えない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それは、ミュウツーの写真です」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ミュウツー?　コレがか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あまりにも早すぎてピンボケしています」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは顎に手を当てて一枚の写真に目を落とすので、ティフもその写真を覗きこむ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺が知っているミュウツーとは形が異なっているが……早すぎてこう映ってるだけか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いいえ。私ははっきり見ました。ミュウツーは自ら姿を変えたんです」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「姿を変えた……?　そんなことができるのは技、変身を使えるメタモンとミュウくらい、あるいはフォルムチェンジするポケモン……だが、ミュウツーにそんな能力は無いはずだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　いや、待てよ。ミュウツーは全ポケモンの遺伝子を持つミュウをもとにつくられた。だとしたら、可能なのか?　とダイトがぶつぶつと呟く。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「この正体は私もわかりません」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「もしかしたら、いや……その可能性は少ないかもしれませんが、ポケモンにはメガシンカする可能性のあるポケモンが存在します」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ッ!　メガシンカ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうです。ただ、今確認されているメガシンカの中に、ミュウツーは存在していません」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ただ、ミュウの遺伝子を元に作っているのなら、メガ進化してもおかしくはない……。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう言えば、お前のポケモンもメガシンカできたよな</font><font size="2">」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はい。メガカメックス。フラダリ様のキーストーンを元に、僕が開発したメガシンカ装置でメガシンカが可能ですが、本来のメガシンカよりは安定しませんので、長時間の持続は不可能です」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど、メガシンカと言うのは一時的なものなのか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　しかし、ミュウツーがメガ進化したとなると、かなり不明な点が出てくる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「メガシンカは、キーストーンとメガストーンが無ければ、できません」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「?　どう言うことだ、わかりやすく」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「つまり、ポケモン単体ではできないと言うことです。ポケモンとトレーナーの意思が一つになり完成する進化、と考えて良いでしょう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「つまりは、懐き具合による進化のようなものか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ティフはうーん、と唸る。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「少し違います。懐き進化は、ただ一方的にポケモンが懐けば進化できますが、メガシンカは互いに互いを信じるその心が無ければ、できません」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど。ミュウツーが人間を信じることはほぼないだろうし、人間がミュウツーを欲するのはその力を利用したいから」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　つまり、ミュウツーがメガシンカするための条件を満たしていないと言うことになる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「だが、ゲノセクト軍団の勢力を抑えたのはミュウツーだ。普通ならばゲノセクトに協力し人間を滅ぼそうとするだろう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうですね。例えば、誰かがミュウツーのトレーナーになったとしたら」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そんなことができるのか?　まず、モンスターボールに収まらないだ―――いや、マスターボール」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　マスターボール。聞いた事がある。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　かつてシルフが開発しようとしたが、ポケモンへの負担が大きいが為に開発が中断された、どんなポケモンでも捕まえることができるボール。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「でも、そんな物持っている人なんて」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺は、持っていた」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「持っていた?　と言うことは」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ。使った。が、燃やされたけどな。あー!!　もう、あの時最初にマスターボール投げとけば、絶対ゲットできたのに!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　逃がした談はどうでもいい。だが、マスターボールでもゲットでき無かったポケモンって一体。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「とにかく、誰かがマスターボールを持っていて、ミュウツーをゲットしたとしたなら、辻褄が合うんじゃないか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いや、それだけじゃ足りないんです。キーストーンとメガストーンが必要なんですが、ミュウツーナイトなんてものの存在は確認されていません」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　つまり、どうしてもミュウツーがメガシンカするとは考え難いのだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「謎が謎を呼ぶだけですね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いや、まて。お前は人工メガシンカを可能にさせたんだろう?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「え。あぁ。そうですけど。まさか、他の人間が人工メガシンカを可能にさせたとでも?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それなら、辻褄が合う」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　つまり、ミュウツーが信用するある一人がいて、そいつが人工メガシンカを可能にし、可能性があるかどうかもわからないミュウツーをメガシンカさせた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　となると、その人物も現場にいたと言うことになる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「「現場に怪しい人はいませんでしたか?」」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　同じ結論に達したダイトと口を会わせて聞いた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「その時は、それどころじゃなかったから……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうですか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「結局ゲノセクトについてわかったことは、古代のポケモンをプラズマ団が改造したポケモンで、人間を怨んでるってことくらいか。新たな謎が、ミュウツーだな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは顎に手を当てる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「結局絡んでることは、メガシンカだな。カロス……か」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まさか、来る気じゃないですよね?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いや。行く。メガシンカが何なのか。それに、メガシンカに深く関わっているのはカロス地方だ。だったら、その人物もいるかもしれん</font><font size="2">」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「カロスは、広いですよ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なに、根気よくやっていくさ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトはそう言って、ポケモンヒルズを後にした。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ティフはそこに残り、ピンボケの写真を一枚ずつ確認して行く。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ソレらしい人物は映ってませんね……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「実は、映像もあるんですが……彼、行ってしまいましたね」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そういうことは、早くお願いしますよ。見せていただけませんか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　写真を役員に返して後に続き、モニター室に案内される。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そこで見た映像には、ミュウツーの姿が変わる瞬間がとらえられていた。しかし、普通のメガシンカとは違うような……。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　もし、ミュウツーがメガシンカの限界を超えて自主独立でメガシンカしたのなら……。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　メガシンカの常識を覆すことに……。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ポケモンとは、何なのだろうか。メガシンカとは何なのだろうか。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　わからない。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11886019293.html</link>
<pubDate>Mon, 21 Jul 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>番外編　アヤツリ人は傷つかない</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">　ダイト等がポケウッドで問題を起こしてから数日が経った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　彼らは、ここイッシュにとどまり、ゲノセクトについて調べている。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「何か、わかったか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いや、ゲノセクトの行方は全くわからない」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ポリゴンＺに進化させるためのアイテム、あやしいパッチのデータを改ざんしても、バグしか抽出されなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そのことで、矢印が全てゲノセクトにむかっているのだが、その目標への調達はまだまだ時間がかかりそうだった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「おっ!　ゲノセクトが最後に目撃された場所がわかったぞ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「え、ホントか!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ニュートークシティの、ポケモンヒルズという場所らしい」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ニュートークか。ヒウンに並ぶ大都会だな。そういえば、新種のポケモンがポケモンヒルズで暴れてオープン延期になったってニュースを見たな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ソレだ!!　さっそｋ--」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトが興奮気味に出発の準備をしようとした瞬間だった。バリンッと大きな音が教会内に響き渡り、次の瞬間黒い煙が立ち込めた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「な、何事だ!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ヒュウ!　大丈夫か!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺は大丈夫だ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「お前じゃなく、ポケモンだ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「くっ、この煙……ポケモンのモノよ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　混乱の中、見なれぬ二つの影が見えた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「何だかんだと言われたら」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「答えてあげるが世の定め」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「世界の破壊を促進し」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「世界の平和をぶち壊す」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「愛も真実も全てが悪の」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「プリティーリズミーな仇役」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「カム！」「バック！」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「イッシュを賭けるロケット団の二人なら」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ジャイアントホール、イッシュ制服も目じゃないぜぃ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ロケット団!?</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ソレってカントーの組織じゃ……最近は活動が目立たないが。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「「それじゃぁ、帰る!!」」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ロケット団と名乗った二人が入ってきた窓から逃走する。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それから、煙が晴れて視界が戻る。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「くそっ、なんでロケット団がイッシュに!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ……ホント、誰だよ、ツータツしなかったの」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ダイト、ソレってあたし達の役目だったんじゃ……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なー……今思い出したわ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　何やら、二人がコソコソと話しているが、俺等はそれどころでは無い。ポケモンたちが一匹残らず居なくなっている。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ロケット団!!　許さねぇ。久々に怒るぜ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ、俺も許さない……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　教会を飛び出し、周りを確認するも怪しい人物はどこにもいない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「二人とも!　上だ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　後ろから教会の中にいるダイトが言う。それにつられて、上を見ればＲマークの気球がポケモンを入れた檻をぶら下げ、ふわふわと浮いていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「くそっ。俺の飛べるポケモンは……エアームド!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　しかいない訳ではないが。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど、お前もエアームドを持っているのか。いけっ、エアームド。奴らを追ってくれ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ほう、お前のエアームドもカッコイイ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトのエアームドに見とれながら、エアームドに指示を出す。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　最近ゲットしたエアームド。これが初陣だ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「エアームド、檻に向けてドリルくちばし!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　エアームドの鋼のくちばしが檻を打ち破る。そして、ポケモンたちはそのまま重力に任せて落下してくる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　この多さは俺一人では受け止められない。しかし、こいつがいれば。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ドータクン、サイコキネシス!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ﾄﾞｰﾀｸﾝのサイコキネシスが落下するポケモンたちを支え、ゆっくりと地面に下ろした。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そして、ダイトのエアームドが奴らの気球をつらぬいた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「うがぁぁぁぁ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　空気が逃げる気球は、冷凍コンテナの方へ墜落して行った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ショウコ、追いかけるぞ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えぇ!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ヒュウ、この場はお願い」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ポケモンたちをヒュウに任せ、俺等は冷凍コンテナの方へむかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「うぐ……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いつつ……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　腰をさすりながら、よろっと立ち上がるロケット団。その手にはモンスターボールが持たれていることから、まだ諦めてはいないようだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「えぇい!!　ロケット団のチカラ思い知らせてやる!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ふざけるな!!　ポケモンを傷つけて寝ぼけたことを言ってんじゃねぇ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「いけっ、ドガース」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「スリープ頼んだ！」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ロケット団の二人は、ドガースとスリープを繰り出した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ドータクン、ドガースにサイコキネシス。ｴｱｰﾑﾄﾞはスリープにドリルくちばし!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　容赦なくレベルの差と言うものをたたき込み、攻撃をくわえられた二匹は目を回す。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「く、くそぉ!!　コラッタ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ナゾノクサ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「エアームド、鋼の翼で一蹴しろぉ!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「さぁ、イッシュから出ていけ、ロケット団」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、あのさ、ブラッド……ちょっと良いか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　肩をつかまれ、俺はイライラしながら</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なんだ」と聞いた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「何だかんだと聞かれたら答えないのが普通だが、」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まぁ、特別に答えてやろう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「地球の破壊を防ぐため」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「地球の平和を守るため」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「愛と誠実な悪をつらぬく」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「キュートでお茶目な敵役」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ショウコ」「ダイト」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「世界を駆け巡る元ロケット団の二人には」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「古代の遺産、歴史の産物が待ってるぜ!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　な……と開いた口がふさがらない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「お、お前等……ロケット団だったのか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「正確には、元な。おい、カム&amp;バック!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「だ、ダイト先輩……ショウコ先輩!!　どうしてここに!?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あー……悪い!!　ホントに悪いんだが、ロケット団は……解散した!!</font><font size="2">」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「「えぇぇぇぇ!?」」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　状況が読みこめない俺は、一人ポカンとしていた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「つまり、そういうことだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ロケット団は数ヶ月前に解散された。それを、イッシュ支部に知らせることを忘れ、イッシュ支部のこいつらは悪事をしていたということだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうですか、ついにはサカキ様は戻られなかったのですか……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ。だからー……解散!!　んじゃ、悪かったなー」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　　　　　　☆　　　　　　☆　　　　　　☆</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ヒュウ、ポケモンたちは?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ、大分落ちついた。怪我もない」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　教会に戻り、良かったと安堵のため息をついた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「人間は、ポケモンを傷つける。勝手に捨てて勝手に実験台にし、勝手に改造し。しかし、人間は傷つかない……」とダイトが天井を仰ぎ言った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「人間は、ポケモンを傷つけることで人間を傷つけるんじゃないか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「人間とポケモンは、本当はわかり合えないのか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それこそ、最初俺が抱いてた感情だよ。だからこそ、プラズマ団に入った。でも、ポケモンは人間との絆を欲しているんだ。逆に人間もポケモンを必要としている」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そう言えば、聞いてばかりで悪いが、メガシンカって知ってるか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「メガシンカ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　俺は、ヒュウの顔を見るも、ヒュウも首をかしげる。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　しかし、何処かで聞いたことがある単語だ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、そう言えば、俺の友人がカロス地方にいるんだが、そんなことを言っていた気がする」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「カロス、か」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ニュートークからの飛行機でいけるはずだから、ついでに行ってみたらどうだ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうだな……いろいろ世話になったな。改造ポケモン、そしてメガシンカ……好奇心がそそられるな!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あたしは、よくわからないけど……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　END</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11877499945.html</link>
<pubDate>Mon, 14 Jul 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>番外編　改造ポケモン</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">　俺こと元プラズマ団、ブラッドはいつもホドモエ教会でポケモンの世話をしている。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　どこからか、俺等（捨てポケモンの面倒を見る集団）の噂を聞きつけた（クズ）トレーナーどもが、ポケモンを捨てていくから、キリがない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そんなある日、正面入り口の扉がこんこんとノックされた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はいはーい」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　俺は、抱えていたポケモンをおろし、玄関へとむかい、扉を開けた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「どちらさまですか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ここに、元プラズマ団がいると聞いたんだが……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ッ!?　何のことでしょうか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「フウロと言う女性から裏は取れてる。それに、その反応。どう見てもお前がプラズマ団……だな?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そういう男性と、その後ろで大きなバッグを抱えている女性。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　見覚えのない二人組だった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そして、フウロさんの名。くそ、アイツ……また、べらべらしゃべりやがって。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺は、考古学者のダイトってんだけど、ちょっと話し聞かせてもらっていいか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「考古学者…?　そんな方々が、俺に何のようですか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なに、プラズマ団がかつて関与していた計画について知りたいだけだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　俺は、怪しい二人組を教会の中に招き入れた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ここ、捨てられたポケモンを引き取ってるんだって?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「少し違うが、そんなもんだな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「こんなにもいるのね……可哀そうに」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　女性が、バッグを置き、ポケモン達と触れ合い始める。それを放っておき、ダイトと名乗った男性が話しを始める。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺は、最近ホウエン地方に行ってきた。そこで、人間が造ったポケモンの恐ろしさを知った」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「人間が造ったポケモン……?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「お前……えっと?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あ、俺はブラッドだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ブラッド、ポリゴンというポケモンを知っているか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そう言って、彼は持っていたボールを開いた。そして、その中から出てきたのはポリゴン。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「こいつは、シルフが開発発売した人工ポケモンだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ。知ってる。で、ソレがどうした?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「回りくどかったか。単刀直入に言う。ポリゴンの進化系、ポリゴン2を改造してポリゴン3製造計画を企てたのは、プラズマ団か?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……ポリゴン3?　Ｚなら聞いたことがあるが」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「しらない、か」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　我々プラズマ団は、ポリゴンに関しては全く関与していない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　裏でアクロマが何をしていたのかは、わからないが、おそらく何もしていないだろう。それより、俺が知っている人工ポケモンは、</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ゲノセクト」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ゲノセクト?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「我々はゲノセクトと言う改造ポケモンを生みだしてしまったんだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「詳しく聞かせてくれ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　言われて、俺は語り始めた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　あれは、始まりはゼクロムを探している時だった。きっかけはアクロマが入団したことだった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ゼクロムを探し古代の城付近を発掘していた時、ふと超古代の化石を発見した。ソレがゲノセクト。しかし、奴らの化石は古すぎて、とても普通の化石同様に復元は出来なかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それで一度ゲノセクト計画は白紙に戻った。それから、アクロマと言う研究員が入団し、ゲノセクトの化石を改造した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　背中に兵器を取りつけ、より頑丈にした。そして、復元は成功した。しかし、奴らは強過ぎた。我等の手には負えなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　アジトを破壊するだけ破壊して、奴らは去って行った。今どこにいるかはわからない。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「と言う訳さ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど……人間は何度も同じ過ちを繰り返しているってわけか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトが顎に手を当てると、玄関の扉がガチャッと開いた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ただいまー」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そこに帰ってきたヒュウは、ダイトと女性に会釈をし、買ってきたモノを奥にしまった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「客か?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「あぁ。考古学者のダイトさん。改造ポケモンについて聞きに来た」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「改造ポケモン……?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ヒュウはちらっとポリゴンを見て、何かを思い出し慌てておくに戻った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「これ、ポリゴンをアップグレードさせるパッチ。このあいだここにいたポケモンが拾って来たんだ。欲しけりゃくれてやる」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「これで、ポリゴンがポリゴン2にできるってわけか……ありがたくもらっておく!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは、ヒュウからパッチを受け取った。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　いつそんな物を手に入れたのか、俺は知らなかった。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それと、メイが今度の映画でポリゴンＺを使うらしい。ポケウッドに行けば何かわかるかもしれないぞ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「おぉ!　ナイス情報!!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは立ち上がり、女性が持っていたバッグを取り出す。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「たしか、パソコンが入ってたはず……あった」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　中からパソコンを出し、手にしたパッチを装填する。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「何してるんだ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「改ざんして、データを抽出する。その後、ポリゴンに組み込み、アップグレードさせるってわけよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほどな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ちょっとした質問だ。適当に答えてくれ、ポケモンの進化に必要なものは何だと思う?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ダイトは、パソコンに目を向けながら聞いた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　それに対し、ヒュウは簡潔に「レベルだろ」と答える。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「確かに、ソレが一番かもしれない。しかし、進化ポケモンのイーブイは様々な進化方法をする。進化の石で、懐き具合と時間で、場所で……ただレベルだけではポケモンは進化しない」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「言われてみればそうだな。なら、ブラッドはどう思う?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「俺は……ポケモンとの絆とか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ポケモンの進化には多くの謎がある。ただ言えるのは、エネルギー、チカラが必要と言うことだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　エネルギー?　チカラ?　と、俺は首をかしげた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「例えば、単にレベル進化のポケモンは、レベルと言うチカラが必要だ。進化の石で進化するポケモンは、その石のエネルギーを吸収し進化する。懐き具合が関係するなら、それは絆のチカラだ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「なるほど、一理ある。だが、進化しないポケモンもいるだろう?　例えば、エアームドとかクチートとか」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「確かにな……そこは、わからん。進化に必要なエネルギーが足りていないとか、発見されていないとかだろう」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　よしっとデータの抽出を終えて、パッチを取り出した。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「たとえ人工のポケモンとは言え、データを書き換えれば進化する……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　そして、言いながらパッチをポリゴンにセットする。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ポリゴンの内部にパッチが埋まっていき、埋まりきった直後、ポリゴンの身体は輝き始め、その姿を変化させた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「ポリゴン2」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　丸く可愛らしい容姿。公式で発売されている人工ポケモンだ。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　まるで生きているように足をパタパタさせている。しかし、彼に意思はないのだろう。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「んじゃま、俺等はポケウッドに向かいたいわけだが……荷物をここに置いて行っていいか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「え、あぁ。別に構わない」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そっか。なら、ついでに数泊ここに泊めてもらえたり……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「……」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　俺とヒュウは顔を見合わせた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「別に、悪いやつではなさそうだが」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「まぁ、良いんじゃないか?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「そうか!　恩にきるぜ!　んじゃ、行くぞショウコ!」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「はいはい。わかったわよ」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　ショウコと呼ばれた女性は、抱えていたダルマッカを優しくおいて、ダイトの後を追いかけた。</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「人類は同じ間違いを繰り返す、か」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「どう言う意味だ?」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「昔から人間はポケモンを道具のように考えてきた……って事かもしれない」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">「それは、許せないな」</font></p><p><font size="2"><br></font></p><p><font size="2">　あぁ。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/raito9014/entry-11876389244.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Jul 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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