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<title>読書・ラン　ときどきライド</title>
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<description>昔から本を読むのが好きです。最近、かつて読んだ本を再読することも多くなってきました。懐かしい友達に再開したような気分になります。そんな本を読んだ感想や、趣味のマラソン、自転車などについてのブログです。</description>
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<title>「美食倶楽部」（谷崎潤一郎）</title>
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<![CDATA[ <span style="font-size: 14px;">先日、ちくま文庫の「美食倶楽部　ー谷崎潤一郎大正作品集」という本を読みました。色々な作品が収録されていますが、タイトルにある「美食倶楽部」は、その中の作品の一つです。古本屋でゲットしました。<br><br>「善に対して真剣になれず、美しき悪行に対してのみ真剣になれるような、奇態な性癖」を持つ谷崎は、ただひたすら善悪を問わず、美に惑溺した作家であることは有名ですね。「春琴抄」などといった作品もそんな感じでしょうか。「美食倶楽部」は、そんな谷崎の特徴が良く出ている作品と言えるでしょう。<br><br>主人公は、「美食倶楽部」という食道楽のサークルを主催している伯爵。このサークル、並大抵の美食家の集まりではありません。東京中の料理屋を制覇しているのはもちろんのこと、河豚料理が食べたいといっては下関に出かけ、鯛茶漬けが食べたいといっては大阪に遠征し、とにかく美食に対して、飽くなき情熱を傾ける方々の集まりです。中でも伯爵は、常に「料理の音楽、料理のオーケストラ」を求めているという筋金入り。そんな彼は、ある中国人の会食でに、ひょんなことから顔を出し、そこでこの世のものとは思えないような料理の真髄が、そこにあることを知ります。<br>伯爵はどうしてもそれが知りたいと、会食への出席を頼み込みますが、会食を仕切る会長の許可が取れません。思い余った伯爵は、会食に参加するメンバーの一人に頼み込み、こっそりと物陰から、その様子を眺め、食の真髄を盗みとります。<br>伯爵は家に帰ってから、美食倶楽部の面々を集め、自らが学んだ料理を倶楽部の皆に、振る舞います。その様子が、克明に描写されていますが、もはや単なる料理とは言えないシロモノです。味覚だけでなく、五感を駆使して味わう料理、味覚以外の感覚が全てを決める料理、とでも言いましょうか。。。<br>現在、脳科学の研究成果によれば、人間が感じる味は、かなり視覚にも左右されるそうですが、まさにそれを地で行く感じの料理のオンパレードです。<br><br>今の世の中、グルメを楽しみ、食べ歩きを趣味とする人は多々いらっしゃると思いますが、この作品にあるようなめくるめく美食を体験した人は少ないのではないでしょうか。ただ、私自身はそこまで、美食家ではないようで、どうせ食べるなら普通の食材、普通の料理がが良いですが。。。皆様はいかがでしょうか？<br><br>この作品集には、他にも同様の耽美派谷崎の真骨頂のような作品が多く収録されており、お勧めです。</span>
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<link>https://ameblo.jp/randcorp/entry-11967434568.html</link>
<pubDate>Mon, 22 Dec 2014 00:23:29 +0900</pubDate>
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<title>「恐るべき子供たち」（ジャン・コクトー）</title>
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<![CDATA[ 学生の頃、一度読んだ本ですが、最近、再読しました。岩波文庫版です。<br><br>アパルトマンの一室に閉じこもり、独自の世界の中で生きた姉エリザベートと弟ポールの話です。閉じられた世界で、二人は大人になることなく大きくなってゆきます。お互いに嫌がらせをしたり、からかったり、それでも深い絆で結ばれていることを感じさせる二人。。。<br><br>エリザベートは、外で働いてみたり、一度は結婚して、外に出ようとしますが、運命はこれを許さなかったようです。いろんな事情があって、再び、エリザベートは、ある意味居心地の良い、弟ポールのいる世界で暮らすことになります。この二人だけの世界に出入りすることを許されたのは、弟が学校に通っていた頃の学友ジェラールと、姉が一時的に働きに出た時、友達になったアガートのみ。<br><br>ジェラートはエリザベートを愛し、アガートはポールを愛する。人間関係、複雑です。しかし、外に出ることを運命に阻まれ、諦めてしまったかのように見えるエリザベートは、弟ポールへの執着を深めてゆきます。この執着が、物語最後の悲劇を引き起こす事になるのです。<br><br>血のつながりった愛が悲劇を起こす、という単純なストーリーだが、一貫して「生活」というものをほとんど感じさせない点が特徴的です。まあ、普通に考えて、人間が暮らすためには、それなりの収入を得るため働き、外の世界に触れざるを得ないものです。<br>そして人は、皆、「大人」になって行くでしょう。仮にそんな必要がなかったとしたら。。。ごく限られた関係の中に閉じこもって暮らすことができたら。。。我々は、大人にはならないのでしょうか。エリザベート、ポールの例を見ると、おそらくそうなんでしょうね。<br><span style="font-size: 14px;"><span style="font-size: 12px;"><span style="font-size: 14px;"></span></span></span><br>
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<link>https://ameblo.jp/randcorp/entry-11967329313.html</link>
<pubDate>Sun, 21 Dec 2014 20:44:24 +0900</pubDate>
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