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<title>0が1に変わる場所</title>
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<description>空想とは、ある種の存在である。故に、此処に描かれた事全てが一種の存在を得て1へと変わる。</description>
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<title>４話と５話</title>
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<![CDATA[ 第三話<br><font size="3">言靈</font><br>言靈とは読んで字の如し言葉の霊で御座います。その言靈の力を現代的に解釈すると催眠がそれに近いでしょう。<br>呪詛返しとは、副作用として生まれる自己催眠のようなものでしょう。<br>例えば毎日、お前は誰だ？と相手に繰り返していると相手の人格の根本を揺らすことが出来るでしょう。典型的な精神崩壊の主砲の一つでしょう。しかし、その声は自分にも聞こえているわけです。<br>それがもし、自分にも影響を与えてしまったのであれば。それは、恐らく呪詛返しに当たる自己催眠です。<br>人を呪わば穴二つ、お気をつけいただきたく。<br><br><br>この話は呪詛返しを現代の科学で解明したお話です。貴方はどれだけ自分に催眠を掛けてしまったのか、貴方はどれだけ自分で自分を壊しているのか。ぜひ一度振り返ってみてはいかがでしょう。<br><br><br><br>第四話<br><font size="3">魍魎と妖かし</font><br>これは、私の空想のお話。聞いていただきたい。<br>魍魎という妖かし、中国の水辺に棲むとされておりますが中国にはこれしか妖かしはおりません。<br>調査が進んでいないのかもしれませんが、また別の理由かもしれません。<br>私の考える、魍魎と妖かしの違い。それは名です。魍魎には個々の名前がない、つまり縛りが緩いのです。<br>故に掴みどころがなく祓うのは難しい。それが魍魎。ならば、それに名を与え妖かしへと格を下げたわけでございます。こうして日本には魍魎はほぼ存在しませんが中国には恐らく多くの魍魎が住んでおります。憑かれれば日本には祓えるものはそうは、いないでしょう。<br>お気をつけいただきたく。<br><br><br>この話は冒頭で申したとおり空想小話であります。嘘、真はさておき魍魎には名前という形が無い。それ故に質の悪い。妖怪、妖魔のたぐいの話がない場所ではぜひこの話を思い出し気を緩め無いよういまいちど。
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<pubDate>Thu, 18 Jul 2013 09:50:29 +0900</pubDate>
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<title>流名100物語2話3話</title>
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<![CDATA[ 100物語第二話でございます。この前怪談に関する怪談をしたので今度は幽霊という概念についての怪談をば。<br><br><font size="3">継世</font><br>現し世、幽世。この二つの概念がこの世界には存在しております。<br>互いに相容れぬもの。この二つのどちらにも属さないのが幽霊、亡霊などでございます。<br>これらが存在するためには空間が必要となります。そして、この幽世と現し世の間には鬼門が御座います。<br>言うなれば、亡霊とはいつ如何なる時も鬼門に程近い場所から我々を狙っていることでございましょう。お気をつけ願いたく。<br><br><br>第二話大して怖く在りませんね。<br>しかし、私の作った呪の所為であまり強い亡霊を語ることが出来ないのです。<br>また、既存の考え方に少し、安全装置を付け加えるためのこの話は私の呪で怪談を語る上であなた方を守る一手となりましょう。これ以降の話を持ち出す時は必ずこの話を語った後にしてください。<br><br><br><font size="3">夜の理</font><br>皆様、死ぬのは怖いですね。特に夜というのは人が多くしにます。何故？と考えたことがございましょうか。考えたことある方無い方、様々いらっしゃるでしょう。<br>私は、つねづねこう考えます。継世とこの世の扉が緩んでいるものだと。だとすればそれはきっと「何処」ではなく「何時」に存在する。夜は恐らく継世の門がそこらじゅうで開いているのだろうと。<br><br><br>三話、これは二話を語って初めて語れる怪談です。しかし怖くは在りませんね。<br>実を言うとこの100物語は単体で怖いものでは在りません。聞いてきた怪談の恐怖を助長するものです。幽霊が出て怖い、祟られて怖い、そんな怪談に飽きた方に捧げる助長のための100物語です。<br>
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<pubDate>Sun, 14 Jul 2013 17:10:36 +0900</pubDate>
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<title>霧街三番街更新について謝罪と小話の投下。</title>
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<![CDATA[ 霧街三番街シリーズただいまスランプに陥ってるため定期的な更新が不可能になっています。<br>書き溜め分も半分以上使いきってしまい、少々焦っております。のでしばらくは、小話としての怪談の投下をして行きたいと思います。<br>皆様100物語などする際には是非、お役立てください。<br>記念すべき、第一話は怪談に関する戒めとしての怪談を作りました。是非、御覧ください。<br><br><font size="3">怪談、怪談</font><br>亡霊、妖かし、怨霊。これらの登場する話を総じて怪談と呼びます。<br>古今東西創作の怪談も多いでしょう。<br>しかし、これらは強すぎる物を語ってはなりません。<br>間違えても「誰にも祓えない」などと語ってはなりません。<br>何故なら、これらは総じて概念なのでございます。<br>「誰にも祓えない」と語れば、「誰にも祓えない」概念が生まれ、此れ即ち怨霊となります。<br>さすれば、概念の通り誰にも祓えず、手の施しようが在りません。<br>故に、皆様。怪談を作る際は是非、気をつけられますようお心がけいただきたく存じます。<br><br>第一話はここまで、第二話もこの程度の長さで怪談の真にせまるものを作って行きたく思います。<br>この100物語は全て合わせて一つの魍魎を生み出すものでございます。祓えぬものではございませぬが、仇なすものでございます。このブログの通り100物語をする際にはお気をつけください。
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<link>https://ameblo.jp/reimine/entry-11571602528.html</link>
<pubDate>Sat, 13 Jul 2013 09:08:29 +0900</pubDate>
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<title>金曜だ！更新だ！霧街三番街シリーズ「妖話-あやばなし-」第四章だ！</title>
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<![CDATA[ 野郎どもおおおおおおおおおお金曜だぞおおおおおおおおおお！更新するぞおおおおおおお！<br>ということで異常なテンションでお送りしております、霧街三番街シリーズ第一弾もそろそろ架橋。今回を含めあと二回の更新で終了となります。<br>今回は短編枠だったのでこれくらいでちょうどいいかな。<br>次回作として、校正も終わったので「空狐－そらぎつね－」を予定しております。<br>どうぞごひいきに。<br><br><br>第四章　言の葉の名前、魍魎(もうりょう)の殊(こと)<br>　屍(かばね)鬼(おに)、又の名を塗仏(ぬりほとけ)。妖かしの系譜(けいふ)を辿って最古(さいこ)から二番目。最も古い部類に属する妖。その本質は二つ。死への恐怖からの脱却と脱却したものへの恐怖。つまりは、死への恐怖から目をそらすために生んだ不死に恐怖した結果である。そして、最も数が多いため最も多くの死を司ることになった。故にその性質は最も死を纏(まと)い死を司る結果と成った。それがこの鬼の鬼たる所以(ゆえん)である。<br>「塗仏(ぬりほとけ)、此れがお前に憑いた妖かしの名だ。俺が憑かせた。」<br>　告げると少女は少したじろぎ恐怖を顕(あらわ)にする。其れは弧月への恐怖だった。そう、つまりこの少女に取り憑いた妖しは全部で二つ。弧月と、塗仏(ぬりほとけ)。<br>「あなたが取り憑かせたって、一体？」<br>　恐怖の表情を顕(あらわ)にしながら恐怖の原因に問う。恐怖の訳を知ろうと、恐怖を紛らわそうと。<br>「そら、恐れたな？取り憑(つ)いたぞ。」<br>　人と妖かしの間に生まれた半妖が人に憑くのはとても簡単である。自らを相手に恐怖の対象と植え付ければ事足りる。しかし、半妖が取り憑くのはとても希少な展開である。何故なら、半妖は化身を憑かせる事ができない。故に妖の部分を憑かせる。ならば、残った魂は半分、言靈も半分となるため其れは人より弱いからである。<br>「さて、塗仏(ぬりほとけ)と同居するのはとても気分が悪い。払ってもらわなくてはなぁ。少し、黙ってもらうぞ。」<br>　そう云いながら手を横に一振り。すると糸が切れたように少女の意識が糸を切るかの如(ごと)く落ちる。<br>　其(そ)の侭(まま)、少女を抱きかかえると家へと連れて行く。其れは、最も簡単な払い方だからである。最も個が弱く低劣(ていれつ)な妖かしだからこそ神の言靈、神威(かむい)を持ってすればいとも容易く祓(はら)うことが出来る。しかし、誰もが皆最初から取り憑(つ)かれている。目を覚ませば瞬く間に広がり集まり、次々と取殺(とりころ)していく。<br>　塗仏(ぬりほとけ)は太古の昔より封じられていた。其れは、増えすぎた人を殺すに足るものだから。封じなければなかった、人が全て死んでしまうから。例えるのであれば蜘蛛(くも)の糸、例えるなら王国の剣士、其れは無数にわかれたある種の武器である。<br>　弧月も、実はこの妖怪を恐れていた。いかなる神も妖かしも憑(つ)かれれば自らでは何も出来ずただ、死を待つのみであるからである。<br>　この妖かし、最も質の悪いところは人が死に妖かしに成ったものは総(すべ)て塗仏(ぬりぼとけ)に憑かれた塗仏(ぬりほとけ)である。<br>　家に帰り着くと空孤(くうこ)や覚(さと)りを始めとする妖かしの中でも上(かみ)三行(さんぎょう)に含まれる妖かしの大半がいた。<br>　上(かみ)三行(さんぎょう)とは五行(ごぎょう)を人から数えて三つ目までという意味、即ち深淵(しんえん)の闇に程遠いものを指す。<br>「帰ってきたね、その子を此方(こちら)へ渡しておくれ。塗仏(ぬりほとけ)に憑(つ)かれてるんだろ？」<br>　待っていたかのように、知っていたかのように空孤(くうこ)が言う。<br>「分かった。こいつを頼む。」<br>　弧月もそのことが解っていたかのように言葉を返す。弧月は知っていたのだ、この場の全員が塗仏(ぬりほとけ)が蘇ったことに気づいていることを。<br>　妖怪にも様々なものが居る。中でも烏(からす)天狗(てんぐ)や尼(あま)天狗(てんぐ)と言った比較的下級の天狗は多くの情報を集める。それを大天狗(おおてんぐ)が纏(まと)め記す。このお陰か大天狗(おおてんぐ)は情勢をよく知る妖怪賢者の一人。<br>　古くより、人の目を欺(あざむ)き忍(しの)んで生きてきたぬらりひょんは謀略(ぼうりゃく)に長けた。故に軍師と言われ賢者の一人に数えられる。<br>　酒天(しゅてん)童子(どうじ)は酒、及び薬を始めとする学問に詳しい。よって又此(こ)れも賢者と云われるものである。<br>　時にこの三者を纏(まと)めて三賢者と呼ぶ。その三賢者が揃って居るのだ過去、現在、未来までも知られているであろう。ならば、当然今しがた弧月が見たことも総て知っているはず。<br>　それ故、動揺は不必要であることを覚(さと)っていた。<br>「弧月、あの人間は空(くう)狐(こ)に任せお前はこちらの会議に参加してくれないか？」<br>　ぬらりひょんに促され座るとほぼ同時に覚(さと)りが口を開いた。<br>「憑(つ)いているな、弧月。」<br>　唐突な発言だった。其れは、弧月があの少女に取り憑(つ)いている事を妖かしたちに知らせる警鐘(けいしょう)であった。<br>「其(そ)の通りだ。俺は少女に取り憑(つ)いた。必要になると思ってね。」<br>　其(そ)れを聴き、大天狗(おおてんぐ)が語りだす。<br>「何故だ、貴様が危険にさらされるのだぞ？」<br>　其の問に弧(こ)月(げつ)はただ一言。―必要になると思ってね。―と応える。<br>　ぬらりひょんが其処に口を出す。―何故―と。<br>「俺を憑(つ)かせて塗仏(ぬりほとけ)を追い払えば塗仏(ぬりほとけ)から心をそらすことが出来る。」<br>　それを受けて集まっている妖達は一様にどよめく。<br>　どよめきを収めるべく大天狗(おおてんぐ)が一括し、阿吽(あうん)の呼吸でぬらりひょんが語りだす。<br>「弧月も策あってのことだろう。どうだ、此処(ここ)は任せてみようではないか？」<br>　賢者の一声に妖達が静まると更にぬらりひょんが言葉を紡ぐ。<br>「して、大天狗(おおてんぐ)に酒天(しゅてん)童子(どうじ)よ。可能だと思うか。」<br>　それを受け酒呑(しゅてん)童子(どうじ)が漸く語りだす。<br>「古来より狐は神と妖の二つの面を持ち自由に行き来する。それが空狐殿の息子の魂の半分が憑いているのであればできなくもないだろう。」<br>　それに、大天狗(おおてんぐ)が賛同する。<br>「正直、儂もそれ以外ないと思ってたんだ。弧月よ、大切な学友をこんなふうに使って良いのか？」<br>「彼奴(きゃつ)がどうなろうと構わん。所詮(しょせん)、人と妖相いれぬものぞ。しかし、彼奴が死んだら左近(さこん)は悲しむかもしれないな。だから、あくまで彼奴(きゃつ)は極力(きょくりょく)生かすつもりだ。」<br>　妖は一様にそれに腹を立てる。<br>　それを見て、覚(さと)りが口を挟む。<br>「なるほど、弧月はやはり半分は人だ。しかし、そろそろ祓(はら)うのもいいかもしれない。妖に憑(つ)いた人と云(い)う魍魎(もうりょう)を。」<br>　人と妖しはお互いに恐怖し合ってきた。それ故生まれたのは命を奪うにはあまりに弱い存在。人についた「妖」と云う魍魎(もうりょう)と、妖に憑いた「人」と云う魍魎(もうりょう)。弱くて、憑(つ)いているのか憑(つ)いていないのかすらわからない存在。故に祓(はら)えず、祓(はらえ)うには存在を元から断つ他なかったのだ。<br>　覚(さと)りは、元は人であり人を憎まぬ妖怪。ならば、人と妖かしが共に手を取り合う未来を望むこともしばしば。故に祓(はら)いたがったのだ、この魍魎(もうりょう)を。<br>　さらさらと、襖(ふすま)が開き空孤(くうこ)が部屋へ入る。<br>「祓(はら)い終わったよ。」<br>　そう告げると、妖達は安堵(あんど)の息をつく。最後に役立つかもしれない武器を手に入れたのだから。<br>「其れから、悪いけど聞かせてもらった。私は弧(こ)月(げつ)に賛同する。」<br>　一瞬妖達がどよめき立つ。それを受けてより一層強い怒ったような口調で怒鳴り散らす。<br>「あんたら、それでも妖か。私達の恩人になるかもしれない娘に随分な扱いをするじゃないか。弧月もはっきり言いな、恩人をできるだけ生かすのは当たり前だってね。」<br>　母の説教など何年ぶりだろうと思いながら弧月は云う。<br>「すまない、はっきり言おう。恩人を生かして返したい。あんなんでも一応、俺の学友(がくゆう)だ。俺は半分は人だ、そして半分は妖だ。だから言おう、お前らが恨んでるのは人であってこいつじゃないだろ？なら生かして返してもいいじゃないか。」<br>　こうして、妖達は一応は落ち着きを取り戻す。<br>「私は、死んでも構わないと思っている。」<br>　天邪鬼(あまのじゃく)が云う。<br>「あの娘とは初めて会うが、気に食わぬやつだ。あの娘を殺してくれ。」<br>　云(い)ったのは天邪鬼(あまのじゃく)故意味は其の真逆。嫌いではない故(ゆえ)生かして返してやって欲しいと云うことになる。<br>　妖達も最初こそ反対したものの徐々に容認を始めた。<br>　何時まで経っても容認しない妖が居たため最後に三賢者が順に口を開く。<br>「我々には時間がない。生かすも、殺すも弧月に任せよう。」<br>　とぬらりひょん。<br>「塗仏(ぬりほとけ)が蘇(よみがえ)り困るのは人も妖かしも同じだ。」<br>　と大天狗(おおてんぐ)。<br>「何よりも、女郎(じょろう)蜘蛛(ぐも)が蘇っていたら我(われ)らでは立ち向かえない。此処は、人と結託(けったく)する他に妙案があるものがいれば話は別だ。」<br>　と酒呑(しゅてん)童子(どうじ)が締める。<br>　そうして漸(ようや)く総(すべ)てが収まりこの、面妖な会議が終わった。<br>　それと同時に、多くの言靈(ことだま)を消費した空狐が崩れ落ち、意識を断つ。<br>
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<link>https://ameblo.jp/reimine/entry-11562335457.html</link>
<pubDate>Fri, 28 Jun 2013 13:20:53 +0900</pubDate>
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<title>新企画、作者の居ない小説。</title>
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<![CDATA[ この度、私流名取暮時が温め続けてきましたが実現は不可能と思われた企画を読者の皆様に無茶振りしてみたいと思います。<br>題名や、題材プロットを募集して、僕がそれを統合し、発表し、それに皆様で意見して頂き完成まで導きたいと思います。<br>それでは私からも未完成プロットを一本。<br><br><br>Ifの世界。<br>　世界観。<br>　　If条件分岐で無限に枝分かれしている多世界解釈と。<br>　　運命で全て決まっているという単一世界解釈の間に生まれる迷走する世界の話。<br>　　そこの住人はより高次にものに自由を奪われ、返されながら生きている。<br>　　昨日の恋人が、今日の敵であったり。昨日の友人が今日の恋人であったり。<br>　　崩壊寸前で舵をとり続ける世界は徐々に統合され、運命に支配されるディストピアになる。<br>　　その間に、消えていく意思の中で自分達がどれだけ自分達らしく生きれるか。<br>　　自分達らしく生きることを目標に作られた団体「ユートピア」。<br>　　その活動と、理不尽な世界を描く物語。<br><br><br>　現在完成分はここまで、此処への肉付けとして様々なプロットを与えるのもよし。<br>　作風にあわなければ、今回は使わず次回へ繰越。どんな小説が出来るかは画面の前のあなた次第ですよ。
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<link>https://ameblo.jp/reimine/entry-11560772653.html</link>
<pubDate>Tue, 25 Jun 2013 15:11:35 +0900</pubDate>
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<title>霧街三番街シリーズ「妖話―あやばなし―」第三章</title>
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<![CDATA[ 野郎ども！金曜日だ！更新だ！と言いたいところですが一歩速く木曜日の更新です。<br>というのも、金曜日は日が上がらない内に父の実家である岩手へと行きます。なので更新出来ません。故に今更新します。<br>良かったら御覧ください！<br><br><br><br>第三章　魍魎の名前、匣の言<br>　嘘々(うそうそ)、又の名を天邪鬼(あまのじゃく)。人の心に棲む妖かしと呼ばれるが、その実(じつ)神である。<br>　天邪鬼(あまのじゃく)とは邪(じゃ)鬼(き)、悪鬼(あっき)又は羅刹(らせつ)の類なり。故にその真名は天(あま)羅刹(らせつの)守(もり)神(かみ)。疑念(ぎねん)、疑心(ぎしん)を操(く)り未知へと引きずり込む妖(あや)神(かみ)である。<br>　神を祓(はら)うのは神や陰陽(おんみょう)ならざるもの、呪(しゅ)である。神は妖より言靈(ことだま)に依(よ)るもの。故に、神は自らの蓄えた言靈(ことだま)に翻(ほん)弄(ろう)されやがて性質を変える。<br>　天(あま)羅刹(らせつの)守(もり)神(がみ)とは一重に嘘全てを包括(ほうかつ)するものである。最初は弱き人の心を守るため作られた優しい神であった。姿も、其(そ)れは其れは美しく天神(てんじん)天女(てんにょ)を思わすものであった。<br>　いつの世か、嘘は心を守るものから命を守るものへと変わった。そうして、守るものを次から次へと増やしていく。この頃には美しい神には角が生え、顔も醜(みにく)く歪み鬼へと姿を変えた。<br>　更に、時を経て嘘は欲を満たす道具へと姿を変えた。此(こ)れではもはや神とは呼ばれぬ羅刹(らせつ)と呼ばれ羅刹(らせつ)となった。<br>　嘘は、どこにでも存在する。故に嘘々はどこにでも存在する。天邪鬼(あまのじゃく)はどこにでも存在する。<br>　妖怪、青(あお)鬼(おに)左近(さこん)はあのあとも遊記(ゆうき)として学び舎には通っていた。<br>「よぉ、弧(こ)月(げつ)の。変わりはないか？」<br>　少し、古臭い口調で語りかける。どうやら妖かしを勘違いしているようである。<br>「口調を変える必要はないぞ。普通に話せ。」<br>　弧月が云うと、遊記が苦く笑う。<br>「そうだったか、いや、すまない。」<br>　その直後であった、一人の少女が話しけてきた。<br>「ねえ、君。隠してること無い？」<br>　それを受けて、弧月が嗤(わら)う。<br>「隠し事、ねぇ。たくさんあるが、はて、どれのことやら。」<br>　少女は其(そ)れを聞いて嗤(わら)う。<br>「見たよ、狐火。君、妖怪でしょ？」<br>　身構える遊記を尻目(しりめ)に弧月は更に冷たく嗤(わら)った。<br>「馬鹿な事を、俺は人間だよ。」<br>　妖かしではないと断言しない弧月に遊記は冷や汗を浮かべる。<br>「半分は、ね？」<br>　ついに弧月の薄ら嗤(わら)いも剥(は)げていく。<br>「此奴(こいつ)は、困った。バレてしまったか。」<br>　其処(そこ)まで云(い)うと、遊記が口を挟む。<br>「なんで嘘(うそ)をつかないんだ？」<br>　妖かしは嘘つきと描かれることが多いが其(そ)れは空想である。<br>「嘘を付くと俺達でも嘘々(うそうそ)に憑(つ)かれるからだ。して、どうするつもりだ？」<br>　そう云いながら、もう一度嗤(わら)う。<br>「どうしようってわけじゃないけど、見せてほしいと思ってね。」<br>　其(そ)れを聴き、弧月はより一層嗤(わら)う。その顔は、鼠を捕えた化け猫にも似るほどに。<br>　時は流れ、夕暮れ時。又の名を逢魔(おうま)が時と呼ぶ頃に成った。場所は霧街三番街の少し奥まった処(ところ)にて候(そうろう)。<br>「それで、こんな処(ところ)に呼んで何をするんだ？」<br>　遊記が問う。<br>「妖を見せてやるんだ。ほれ、左近を出せ。」<br>　其れに、弧月が嗤(わら)いながら応える。<br>「よっと、お呼びかい？弧月の旦那。」<br>　遊記からにょきと生えた鬼の頭が応(こた)える<br>「出てくるな左近。俺はまだ……。」<br>　遊記はもうひとつの頭に応える半ば弧月が遮(さえぎ)る。<br>「人で居たい、か？お前も半妖だ、弁(わきま)えろ。」<br>　そう云(い)いながらまた嗤(わら)う。<br>　其処(そこ)に少女が口をはさむ。<br>「で、どんな妖かしに会わせてくれるの？」<br>　云(い)いながら少女も嗤(わら)う。憎(にく)らしく嗤(わら)う。<br>　其(そ)れを受けて弧(こ)月(げつ)は更に嗤(わら)った。声を上げて。<br>「此処は妖の街。さぁ、どうしてくれよう。焼いて食うか、煮て食うか？」<br>　抗議しようとする少女を無視して続ける。<br>「あぁ、冗談だ。嘘ではない。」<br>　すると、いくつも顔を持った妖かしが弧月の後ろにぬらりと現れる。<br>「よぉ、天邪鬼(あまのじゃく)。」<br>　弧月がそう云うと天邪鬼(あまのじゃく)と呼ばれたその妖かしが応える。<br>「はて？久しかったか？」<br>　久しければとぼけ、昨日会えば久しぶりと云う。天邪鬼とはそういうもの。<br>　一瞬遅れて少女は悲鳴を上げた。<br>「嬉しや嬉しや、怖がられた。私もまだまだ捨てたものではないらしい。」<br>　天邪鬼(あまのじゃく)がそう云うと弧月がそれを訳す。<br>「どうやら、こいつはお前に怖がられるのが悲しいらしい。お前の嘘は優しいな。」<br>　それを聴き、首を傾げた左近が聞く。<br>「何だそれ。それじゃまるで鵺(ぬえ)だ。」<br>「その通り、鵺(ぬえ)とは神と其(そ)の類(たぐい)の物を指して云(い)う言葉だ。神の中にはこうして人や場所によって姿を変えるものも多いからな。」<br>　妖なら覚えておけと続けようと思って、やめた。<br>　少女は今だに腰を抜かしている。それを見た弧月は大笑いをしながら馬鹿にする。<br>「お前が見たいと言ったのに怖がってどうする……。それに、こいつは其処(そこ)までたちの悪いものじゃない。」<br>　ひと通り馬鹿にすると深く息をつき表情を消してからもう一度言葉を紡ぐ。<br>「さて、他己紹介とでも行くか。」<br>　もう一度息をつき言葉を継ぐ。<br>「こいつは天邪鬼(あまのじゃく)。嘘吐(うそつ)きに取り付き祟(たた)ったり祝福(しゅくふく)したりする神だ。神とは鵺(ぬえ)と云う種に属する妖で嘘しか言えなのがこいつの特徴。」<br>　このあと弧月が紡ぐ言葉の趣旨を妖は本能で知っている。故に、息を飲む。<br>「こいつは妖かしとして天邪鬼(あまのじゃく)と云(い)うが基(もと)は天(あま)羅刹(らせつの)守(もり)神(がみ)。そして、魍魎としての名は嘘々(うそうそ)と云う。」<br>　魍魎の名を口にすることは形無い象(すがた)を教えること。つまり、魍魎を解き放つことである。二つを知れば封じることが出来るようにもなるが魍魎(もうりょう)としての妖に取り憑(つ)かれることも起こりうる。其(そ)れは、妖かしですら恐ろしいことなのであった。<br>「安心召(め)されるな。我は何時(いつ)でも取り憑(つ)き貴様を食い殺すぞ。」<br>　天邪鬼が云う。<br>「こいつは取り憑(つ)く気は無いらしい。安心せよ。ただ、封じようとするならこいつも神、祟られるかもしれないぞ。」<br>　其処まで云うと、漸(ようや)く少女が立ち上がる。<br>「あなた、怖い人じゃないのね。ごめんなさい、勘違いしていたみたい。」<br>　少女がそう云うと天邪鬼がにぃと嗤う。<br>「許さぬ、貴様を貴様など知らぬ。」<br>　それを弧月が訳す。<br>「許すと、貴様の嘘は貴様を見守ると云っているぞ。」<br>　ひと通りの話を終え天邪鬼(あまのじゃく)は踵(きびす)を返す。<br>「二度と来るな、もう話すことはなかろう。」<br>　今度は少女が自ら意図を汲む。<br>「うん、またお話しましょう。」<br>　直後笑いながら天邪鬼は自らの社へと姿を消した。<br>　その後に同じく遊記も左近を引っ込めて霧街を出た。<br>「遊記くん。」<br>　少女は呼び止めようとするがそれを弧月が静止する。<br>「よせ、彼奴(きゃつ)はまだ妖に馴れていないからな。」<br>　遊記の姿が消えるともう一度弧月が口を開く。<br>「ところでどうするか。お前が見たいと云(い)うから連れてきたがお前が怖がるから魍魎(もうりょう)が憑(つ)いてしまった。」<br>　困った困ったと云(い)いながら其(そ)の顔は此(こ)れまでに無いほどに愉快(ゆかい)そうであった。<br>
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<pubDate>Thu, 20 Jun 2013 12:49:18 +0900</pubDate>
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<title>プロットメモ「絶対零度の壁」</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/reimine/amemberentry-11551737564.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Jun 2013 01:10:18 +0900</pubDate>
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<title>霧街三番街シリーズ第一弾「妖話―あやばなし―」第二章</title>
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<![CDATA[ ( ノﾟДﾟ)こんにちわ、毎度おなじみ朝日玲衣です。<br>今回よりPNを流名取暮時と変更させていただきます。<br>今回は第二章、この回は伏線として大きな意味を持ちエピローグでの種明かしを楽しむため最も必要不可欠なお話となっております。よろしければご覧ください。<br><br><font size="4">第二章　魍魎(もうりょう)の匣(はこ)、妖の名前</font><br>　学び舎とは不思議な話が集まる処である。七不思議、怪談などその全ては未知を多く抱える童(わらべ)の恐怖に宿った魍魎(もうりょう)を「匣(はこ)」、つまり妖かしへと格下げする為に作られるものである。<br>　しかし、一つに纏(まと)めると人を殺すに足(た)る妖かしが出来てしまう。そのため、七つに分ける。これを指して分霊(ふんれい)と呼ぶ。<br>「よっ、弧(こ)月(げつ)。」<br>　妖好きとは寂しがり屋か詩人である。言の葉を愛でているのだから。此度話しかけてきた遊記(ゆうき)もその類。どちらかと言えば詩人である。時折、屁理屈を捏ねては妙に輝く言葉を結論に持ってくる。<br>「どうした、面白いことでも思いついたか？」<br>　待ってましたとばかりに、遊記(ゆうき)がまくし立てる。<br>「実は、さっきやっと見つけたんだ。七つ目の怪談を。」<br>　七不思議の分霊とは七つが揃わないからこそ成り立つものである。揃ってしまえば其れは妖かしではなく魍魎(もうりょう)として蘇(よみがえ)ることになる。<br>　故に七つ目の怪談とは全てこうである。「七不思議とは魍魎(もうりょう)の事、魍魎(もうりょう)は人を死に至らしめる者、闇に属するものである。」<br>　そして、遊記は口にしようとする。未知への恐怖の最後の一欠片を。<br>「七不思議とは……。」<br>　言わせてはならぬ、今魍魎(もうりょう)が住めるのは遊記の脳内だけであるからこそである。<br>「言うな。」<br>　怒鳴り、静止した。此れは、最も簡単な呪言靈(のろいことたま)の一つ。言わせてはならぬという強い意志を声の強さに載せ叫ぶこと。<br>「なんだ、怖いのか？」<br>　嘲笑(ちょうしょう)気味ながらも、恐怖をはらんだ言葉。此れは呪(しゅ)を掛けることに成功した証。<br>「七つ目の七不思議の内容は知らない。だけど七つ目の意味は知ってる。」<br>　淡々と弧月は語る。<br>「なんだよ、意味って。」<br>　気味悪そうに遊記が問う。<br>「匣(はこ)を開ける鍵だ。」<br>　そう云うと遊記(ゆうき)が笑う。<br>「なんだよ其(そ)れ。」<br>　笑われて尚(なお)淡々と、更に低く低く声を響かせる。<br>「匣(はこ)は形だ。妖かしと魍魎(もうりょう)を捕えた檻(おり)だ。」<br>　一拍置いて続ける。<br>「魍魎(もうりょう)は恐怖に名前を与えたもの。形はなく、抗う手段も少ない。空気を網(あみ)で捉えようとする様なものだ。」<br>　此処で遊記が息を呑む。おそらく、無意識に空気を捉えようとするためだ。<br>「元々無い者は祓(はら)うことも滅することも出来ない。だからもう一度名を与え同時に形を与えた。其(そ)れが妖怪、怪談だ。」<br>　普通なら、此処(ここ)で話は終わりだ。怪談として、知識としてはここまで知っていればことは足りる。其(そ)れを思ったのか遊記が口を挟む。<br>「その魍魎(もうりょう)が、俺に憑(つ)いてるって言いたいのか？」<br>　其処(そこ)が問題だった憑(つ)いているのだ。<br>「其(そ)の通りだ。魍魎(もうりょう)が憑(つ)いてしまったから困ているのだ。其れも、人を殺すに足る者が。」<br>　其処(そこ)まで云(い)って遊(ゆう)記(き)は漸(ようや)く恐怖の色を見せる。<br>「どうすりゃいいんだ？」<br>「俺じゃ、どうもできないから放課後まで待ってくれ。」<br>　そう言い、授業がひと通り終わるのを待った。<br>　申(さる)の刻に差し掛かる頃に授業はひと通り終わる。<br>　家へと電話をかける。弧月の家には一応時代遅れの黒電話が置いてある。<br>「もしもし。」<br>　響いてきたのは空弧の声。<br>「もしもし。弧(こ)月(げつ)だけど、魍魎(もうりょう)ってどうすればいい？」<br>　弧月の問に帰ってきたのは先ほどより一回り低く、硬い声だった。<br>「魍魎(もうりょう)を落とすには、形を与えて言靈(ことだま)で縛るしか無いわ。形を与えるのは同等以上の力を持った神格にしか不可能だし言靈(ことだま)で縛るのは神には無理。とりあえず連れてきて、私と覚(さと)りでなんとかなるかもしれない。」<br>「分かった。」<br>　会話を終えると遊記(ゆうき)の所で足を向かわせる。<br>「遊記(ゆうき)、家へ来てくれ。」<br>　しかし、遊記(ゆうき)はもう、ほとんど居なかった。<br>「あ、あぁ。」<br>　気の抜けた返事と声。<br>「もう、か。」<br>　弧(こ)月(げつ)はそうつぶやき、狐火を展開する。北東を囲うように狐火を配置し、其れを南西に流す。これを迷い狐の帰り道と云い迷い、泣きつかれて寝た子狐を連れ帰るものである。<br>　家に帰ると、円形に無数の文字が書かれた陣が敷かれていた。<br>　いくつかの文字に分かれてこう、書かれていた。「この者、名を青(あお)鬼(おに)左近(さこん)と申す者。鬼の類にて妖かしに名を連ねること畏(おそ)れ多くも許されたし。」<br>「これで、名は出来た。あとは形だ、形を与えられるのは人だけ。弧(こ)月(げつ)、あんたがつけな。」<br>　空孤(くうこ)がそう、言い放つ。<br>「分かった。」<br>　了承(りょうしょう)を得て空孤(くうこ)が続ける。<br>「この子、もう魂の半分は食われてる。出来れば引き剥(は)がさずに済むようにしておくれ。」<br>　其(そ)れを聞いて脳裏を過ぎったのは双頭(そうとう)の片方が鬼の半妖(はんよう)であった。その片割れの頭のみを陣の中心に描く。<br>「これでどうだろう。」<br>　そう云(い)いながら陣を空ける。<br>「ふむ、あんたセンス在(あ)るね。とびっきり面白い妖怪になりそうだ。」<br>　空孤はその絵を見て笑う。<br>「そりゃどうも。」<br>　嗤(わら)いながら応える。<br>「じゃあ、始めるか。」<br>　そう云うと何処(どこ)からともなく覚(さと)りが現れる。<br>「言靈(ことたま)縛(しば)りはお前がやるといい。何、練習だ。失敗したら我がなんとかする。」<br>「そちらのほうが面白いからだろ？」<br>　嘲笑(ちょうしょう)気味た答えを返すと、覚(さと)りが嗤(わら)った。<br>「漸(ようや)くと、妖かし云(い)うものがわかってきたか？え？」<br>　言い終えると低く深い声が響いてきた。神威の言靈だ。<br>「この物名を青(あお)鬼(おに)左近(さこん)と申す妖かしなり。魍魎(もうりょう)にあらず魍魎(もうりょう)の匣(はこ)なり。」<br>　ここまでが妖の名前を概念として固定する工程、そしてその先は妖の性質を固定する工程に移る。此処に、陰陽(おんみょう)の介入を以って人との共生を可能にする。<br>　生まれでた、妖が人を喰わないものにする為には必要不可欠となる。<br>　其れを促すために覚りが云う。<br>「縛れ、この妖の性質を、妖に告げよ。」<br>　魍魎(もうりょう)が名と形を得ると自我を形成し始める。その間、性質は非常に不安定であるためこの間は闇をねじ曲げ光へと変えることが出来るのだ。<br>　魍魎(もうりょう)が自ら定める自らの性質は闇、悪である。何故ならその源は恐怖であるからである。<br>「汝(なんじ)、青(あお)鬼(おに)左近(さこん)は人を喰らうものにあらず。汝(なんじ)は、人と妖かしの間の境目(さかいめ)の者なり。」<br>　言い終わると同時に陣の中央の絵が遊記に流れ込む。同時に、遊記の首の付根のあたりに小さな頭が現れ始める。<br>　刹那(せつな)の静寂が訪れる。<br>　一瞬置いて空孤が大きくため息をつく。<br>「ふぅ、終わった終わった。もう大丈夫だからちょっと待とう。」<br>　一連の儀式が終わり、人ならざる者たちは一様に崩れ落ちる。<br>「魍魎(もうりょう)退治って、こんなに大変なんだな。」<br>　妖は言靈(ことだま)に因って生まれる、その為妖の言靈(ことだま)は人よりも強い。しかし、言靈(ことだま)に依(よ)って生きる妖は言靈(ことだま)を吐くたび削(けず)られる。<br>　一度に多すぎる言靈(ことだま)を吐けば全て削り取られ風化し、消え去る。しかし、少し残れば溢(あふ)れた言靈(ことだま)を集め修復する。<br>　其(そ)れから半刻(はんとき)が過ぎた。其(その)時(とき)、弧月は学友の眠る部屋で煙管(きせる)を吹かしていた。<br>「ん……あぁ、此処(ここ)は？」<br>　遊記も妖々と目を覚ましたようである。<br>「妖かしの街、狐(きつね)神(かみ)空(くう)狐(こ)の社だ。」<br>　窓の外に煙を吐きながら弧月が告げる。<br>　起き上がった遊記の頭の後ろにはもうひとつ、小さな角の生えた顔があった。<br>「俺は、妖かしに成ったのか？」<br>　魂が同化すれば受け入れるより他無い。成ればと、人は一度心を壊しその心を妖へと作り変える。此(こ)れが魍魎(もうりょう)を宿したものの業(ごう)である。<br>「そうだ、お前はもはや妖。半妖、青鬼左近だ。後ろのそいつの名前とでも思えばいい。」<br>　名を告げ、名を今一度刷(す)り込む。言靈(ことだま)縛(しば)りの最後の一つ、字名(あざな)縛(しば)りと云い魍魎(もうりょう)を閉じ込めた匣(はこ)の最後の鍵かけである。<br>「お前も妖かしか？弧月。」<br>　妖に成り下がった魍魎(もうりょう)を閉じ込めた匣(はこ)が云う。<br>「お前と同じ、半妖(はんよう)だ。空孤と人の間に望まれた魂、人と妖の間で満ち欠ける狐(きつね)故(ゆえ)、弧月と名乗るものだ。」<br>　御形を外れた人の匣(はこ)が云う。<br>「これから、如何(どう)すればいい？」<br>　匣(はこ)に入った魍魎(もうりょう)に食らわれた人が問う。<br>「好きに生きるといい。妖は人より自由なもの。人と共に生きるも、妖へと消うるも風向(かざむ)気(き)の儘に生きるものだ。」<br>　こうして、「魍魎(もうりょう)七不思議(ななふしぎ)」「妖怪(ようかい)青(あお)鬼(おに)左近(さこん)」は人の世へ消えた。<br>　この期、この学舎の七不思議には嘘の七不思議が加わった。内容はこうである。―教室に帰らぬ仔(こ)あれば、闇が包む頃に返される。―<br>
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<link>https://ameblo.jp/reimine/entry-11551722212.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Jun 2013 00:57:14 +0900</pubDate>
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<title>霧街三番街シリーズ第一弾連載開始！</title>
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<![CDATA[ ( ノﾟДﾟ)こんにちわ、毎度おなじみ朝日です。この度は長編の息抜きの合間に書いた霧街三番街シリーズ第一弾「妖話―あやばなし―」という短編小説の連載を第一回目としてプロローグ及び第一章を公開したいと思います。<br>それでは是非ご覧ください<br><br><font size="5">妖話―あやばなし―</font><br><font size="3">プロローグ　妖、魍魎の事</font><br>　妖かし、その源は魍魎と云い姿、形を持たない恐怖の事を指して言う。<br>　魍魎は、猛霊の事を云い。猛霊とは、人が死と云う原初の恐怖より目を背けるために作った言靈の一つ、呪と云われる物が膨れ上がり概念として神格を得たものである。<br>　のろい、まじない、法や方。これを束ねて呪「しゅ」と呼ぶ。呪の源流は言語、言の葉である。故に妖とは言の葉、殊の葉を指して云うものである。つまり、妖は人の手に生まれ人の手に依ってのみ消ゆるものである。<br>　妖を喰らう者を魍魎と云い、魍魎を食らう者を妖と呼ぶ。妖かし、とは魍魎に形を与え知る事に因って恐怖を弱める檻であり。形を忘れることに因って溶けてしまう呪(はこ)である。<br>　妖とは、暗がり、人は光、魍魎とは闇である。これを指して、陰陽と云い、人の光、妖の光、妖の暗がり、妖の闇、魍魎の闇、この五つを総じて五行と成った。五行の基は御形であり、つまり陰陽道や闇払いを辿れば言語の根源にたどり着く。<br>　魍魎の魍とは、網の外に鬼を置く。妖とは鴁であり、筺に囚われた鳥、若しくは恩名(おんな)を指すものである。<br><br><font size="3">第一章　妖、言の葉の名前</font><br>　原初の恐怖、死に由来する言の葉は特に多い。霊とは雨と並ぶと書く。雲とは雨を云う物、雲は降りれば霧となる。霧とは雨を務めるもの、其れは一様に雨と並ぶもの。つまり霊を指して云う。雨と云うのは血を洗い、命を与えるもの。総じて死に関わる物である。<br>　また、夜、此れは人が死ぬと描いて夜となる。<br>　霧街、三番横丁。今は記憶すら残っていない街。魍魎、又は妖かしの棲む処である。常に、朱に黄昏れる街には昼も夜もなく。昼でも在り、夜でも在る。この街に棲むは、人ならざる者のみ。<br>　しかし、時には人が迷い込むことも妖かしが呼ぶこともある。時には人と妖の間に子を作ってしまうことも在る。<br>　三番横丁、の外れ、最も昼に近い場所に奇妙な男一人。人と狐神の間に生まれた半妖である。人と共に生きるために受けた姓は父の藤(ふじ)燕(つばめ)。妖かしと共に生きるため受けた名を母の種と満ち欠けを表す弧(こ)月(げつ)である。<br>　世にも奇妙な名と生まれを持つ者。つまり、御形を外れた者、形を持たないものに器を用意した魍魎である。<br>　夕暮れ時、申の刻。人の学び舎へと通うこの弧月も帰りの路に着く頃である。<br>　ガラガラと音を立て家の戸が開く。<br>「お帰りなさい、弧月。」<br>　人の姿を取った狐神が語りかける。最も、耳も尻尾も隠しては居ない。<br>「ただいま。」<br>　この流れは、一つの儀式である。戸とは捕であり結界である。内から外へと出さぬ結界、外から内へと入れぬ結界。招き入れるときこの結界は綻び、消えかける。其れをもう一度結び直すのが、この二つ言靈である。<br>　中には、闇に属する妖の多いこの地に於いてこの儀式は必要不可欠。ただいま、又は邪魔をする、この言靈を吐かぬ者を中に入れることは悪鬼、羅刹の類を招くとほぼ同意義である。<br>　其れから、四半刻も立たぬ内に戸を叩く音が聞こえる。妖狐、狐神の中でも上位に位置する空孤である母には時折、こうして貢物が届く。この、貢物とは妖かしの世に入れることを母が許した母宛の供物から自分達の分を引いた分である。<br>　母が戸を開ける音、その後現れたのは三日月のような一つ目妖怪の目だった。<br>「よっ、空孤姐さん。いつもありがとうね。」<br>　そう言いながら野菜や果物、魚や肉をどっさり盛った籠を置いていく。<br>「こちらこそ、どうも。いつもわざわざ持ってきてもらって済まないねぇ。」<br>　そう言うと一つ目妖怪は豪快に笑う。<br>「なに、コッチこそあんたのお陰で食べられてんだ。その恩を思えば運ぶくらいなんてことはない。」<br>　そう云いながら、大きな目をこちらに向ける。<br>「おう、坊主、でっかくなったなぁ。」<br>　弧月は、この妖怪が大好きだ。幼少の頃の遊び相手で良くないことは、全部彼から聞いた。<br>「おかげさんでね。一ツ目も変わり無いようで良かったよ。あんたが死んだら俺が泣くからな。」<br>　そう言うと、また目を三日月のようにして云う。<br>「あと、三百年はくたばってやるつもりはないさ、心配すんな。」<br>　この妖は齢百、人で言うところの二十五である。どうやら、この妖、人で言うところの百歳までは生きるつもりらしい。<br>　ひとしきり、嵐のように笑うと嵐のように去っていった。古い友人の帰りを見届けると弧月は自室に荷物を置こうとする。<br>「何か、悩んでるようだな。」<br>　話しかけてきたのは妖怪、「覚り」。心を読む妖怪である。<br>「覗くのはやめろ。」<br>　そう言うと、両手をバタバタとさせながら云う。<br>「覗いてなど居ないさ、歩く速度が遅かったから何かあったのかと思い及んだまでだ。勘違いは止してくれよ。」<br>　妖怪「覚り」は二つの方法で心を覗くことが出来る。一つは目で見ること、一つは動きから察することである。男妖や獣妖として描かれることが多いが女妖である。<br>　人でも、妖かしでも女とは聡いものであり仕草から感情を読み取ることを得意とする。特に、幼少の女童は極端に弱いため感情を察する能力に最も長けている。因って、この「覚り」は女童の姿である。それ故、覚りは良く座敷童子に間違われることが多い。<br>「済まない、癖で覗いてしまうものかと思ってな。」<br>　そう言うと、覚りはいたずらに笑う。<br>「見ずとも、わかる。覚とはそういうことだ。」<br>　その昔、目の見えない女童が居た。その女童は、事、人の心を読むことに長けて息一つでも心を覚る事ができるのだ。故に、心理に聡いものに対する恐怖が宿り瓜二つの妖怪を生んだのだ。其れが覚りである。<br>「敵わないな。あぁ、悩んでいるよ。」<br>　確かに、悩みの種があった。何故か体が重いのだ。<br>「ふむ、その反応から察するに大したことと思ってはおらんだろう。」<br>　そう云いながら少し角度を変え、目を覗く。<br>「体が、だるい。いや違う、重いようだな。」<br>「心も読まずに其処までわかるのか。凄いな。」<br>「わかるさ、覚りとはそういうものぞ。」<br>　そう言うと覚りが後ろに回る。<br>「原因は、此れかの。」<br>　そう言うと、覚りは弧月の背中を軽く叩いた。<br>　途端に強い吐き気と頭痛、目眩に襲われ口から何かを吐き出した。<br>「尻尾？」<br>　出てきたのは爬虫類の尻尾。其れも、かなり大きかった。<br>「大蜥蜴の尻尾だな。しかし、何某の呪を受けておる。」<br>　そして、覚りは一瞬何かを悩む。<br>「そろそろ、来るか。」<br>　覚りが、そう云った直後寒気のような物を感じた。それと、ほぼ同時に空孤が登ってきた。<br>「あら、覚り。来てたのね。」<br>　そう云いながら、四方八方に札を貼っていく。酒で茹でた米の糊で札を貼っていく。<br>「結界がほころびておったからな、何事かあったのかと来てみたら案の定って訳だ。」<br>「なるほどね、やっぱこの子連れて来ちゃったか……。」<br>　空弧の声のトーンが下がり声が言葉から言靈へと切り替わる。<br>「此処は、神の社なるぞ。不浄の者は出てゆけ。」<br>　強く、硬く声が響き渡る。冷たい風が一陣吹き抜け、感じていた悪寒が消えた。<br>　此れは、神威と云う神の業の一つである。その場所を、神の居場所と定め闇に属するものを押し潰す、若しくは追い出すことの出来るものである。<br>「あんたも、神に片足突っ込んでるんだから神威位覚えないと身がもたないわよ。」<br>　言靈とは違う声で空孤が云う。<br>「あぁ、ごめん。」<br>　そう云うと、覚りが笑う。<br>「ぷっ、ふはははは。神威は本物の神にしか無理だ。呪言靈から始めたほうが良かろう。」<br>　神格を具現化させるのか神威、言葉に力を与えるのが呪言靈という。<br>「して、どうするかの。この尻尾。」<br>　続けて、覚りが云う。<br>「どうしようかね、神威で弾かれなかったってことはどちらも悪に属するものじゃないって事だからね。」<br>　空孤の神威は妖を潰さない、何故なら空孤になる前はただの妖狐なのだから。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/reimine/entry-11546730827.html</link>
<pubDate>Fri, 07 Jun 2013 11:54:33 +0900</pubDate>
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<title>名前の無い水先案内人</title>
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<![CDATA[ 2chでよく見かけるこの「名前の無い水先案内人」ですが、水先案内人という言葉には細い迷路のような水路で案内をしてくれるそんな人の言葉です。<br>インターネットというのは匿名で意見交換を行うことのできる素晴らしい場所と考えています。このインターネットが世界の水先案内人になるのもそう遠くない未来起こりうることと考えています。<br>暴言や、出まかせも飛び交う中。考えて、憂いた結果飛び出した暴言も存在すると思います。<br>それを考えてちょっとしたポエムを書いてみました。<br>良かったら読んでみてください。<br><br><br>――――――名前の無い水先案内人――――――<br><br>どこにいるのか<br>知られるのが怖くて<br>名前を隠して船頭をする。<br><br>本音なんて言えるほど優しくないこの世界で<br>どこへ向かうかわからないまま<br>道案内をする僕は誰？<br><br>仮面に隠したのは誰よりも優しい証拠<br>仮面に隠したのは誰よりも臆病な証拠<br><br><br>気付いてほしいのに<br>知られるのが怖くて<br>顔を隠して船頭をする<br><br>冷たい炎が吐き出す焦げたにおいで<br>むせ返ってしまうから<br>隠した言葉は誰のため？<br><br>煙がかき消したのは何よりも優しい言葉<br>煙がかき消したのは何も飾られてない証拠<br><br><br><br><br><br>少し野暮な話をいたしますが、このところ自分のブログを宣伝する目的のコメントが増えております。<br>そういったコメントは当ブログでは荒らし行為と断定しており、見つけた場合即時削除させていただいておりますが、正直面倒でございます。<br>コメントが有意義であると感じた場合そのブログに赴くことはございますが、宣伝行為を見かけた場合どれほど有意義なブログであれまじめに読む気になる事は御座いません。<br>もしも、本当にまじめに自らのブログを読んでほしいと思うのであれば当ブログの内容への率直な感想のみをお願いいたします。<br>また、コメントは強制でありませんがいただけると当方大変励みとなります。<br>なので、あえて言わせていただきます。「コメントお待ちしております！！！」
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<link>https://ameblo.jp/reimine/entry-11524320179.html</link>
<pubDate>Sun, 05 May 2013 10:26:40 +0900</pubDate>
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