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<title>remembranceeのブログ</title>
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<description>淡い思い出　回想録</description>
<language>ja</language>
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<title>夫との対峙</title>
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<![CDATA[ <p>環は比較的、恋愛に対しては冷静な方だった。</p><p>夫に対しても狂おしいほどの愛情を感じることはなかった。</p><p>抱きしめられても、夫からの圧力を感じるに過ぎず、手を繋ぐくらいが丁度良いとすら思っていた。</p><p>しかし健に対しての想いは、今までのものとは全く違っていた。</p><p>キスをしている時は健の想いに力が抜けそうになり、また抱きしめられると肌が吸い付くようだった。肌の相性ってあるのだろうかと、初めて環は思った。</p><p>&nbsp;</p><p>そんな健に抗う事が次第に出来なくなっていった。</p><p>想うだけで胸が軽く締め付けられるようになっていった。</p><p>&nbsp;</p><p>ある日の晩、夫がいつものようにうたた寝をし、環がPCの部屋で過ごしていると、健から電話がかかってきた。環が自宅に居る時に掛けてくるのは初めてだった。</p><p>「どうしよう…」環は思ったが「でもどうせ夫は寝ているし」と気を取り直して電話に出た。</p><p>&nbsp;</p><p>健は話せた嬉しさでいっぱいの声色だった。</p><p>また顔に似合わない、茶目っ気たっぷりの事を言いだしては、環を笑わせようとした。</p><p>我慢できず電話口で笑う環。</p><p>&nbsp;</p><p>暫く楽しい話をした後、環が居る部屋の扉を思いっきり開けて誰かが入ってきた。</p><p>&nbsp;</p><p>夫だった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12193958766.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>2度目の池袋</title>
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<![CDATA[ <p>「明日の金曜日、仕事終わったら会えないかな」</p><p>健からのメールに応えるように、翌日18時に池袋西口の公園で待ち合わせた。</p><p>&nbsp;</p><p>会うなり健は「環、なんか元気ないね？(笑)」「俺が告白しちゃったから？(笑)」とおどけて見せた。</p><p>健の顔つきは凛々しい方だった。切れ長の大きい目、筋の通った鼻、そして口元が上に向いた大きな口。そして長身細身。そんな身なりからは想像できない茶目っ気を、たまに出す時があった。</p><p>環は話し出した。昨日の事。そして健からの告白について、正直どうしたら良いか分からないという事を。</p><p>&nbsp;</p><p>「俺だったら、環をそんな風に１人にはしない」健は言い放った。</p><p>「なんでこんなに可愛い人を…」</p><p>　</p><p>自分の想いをまっすぐに伝えてくるのが健だ。</p><p>あまりにも直截的な言い方に、環はまた顔を赤らめてしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>西口公園で、数時間語り合った。</p><p>空には北斗七星が煌めいている。</p><p>それを見ながら「どうしたら良いのだろう」と思いにふける環。</p><p>夫は自分への愛はない様子、かといってこのままこの人と関係を持つことは…恐らくダメだろうと。</p><p>&nbsp;</p><p>「…あのさ、付き合ってくれないかな」</p><p>健の言葉に、また胸がキュッと締め付けられる環。</p><p>健は俯いている環の顔を優しく手で挟み、上に向け、その唇にキスをした。</p><p>　</p><p>環は２８年生きてきて、こんなに感情の渦に巻き込まれてしまうようなキスは初めてだった。</p><p>ただただ、力が抜け、健の想いを唇から感じるままになっていった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12193952025.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>日常生活</title>
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<![CDATA[ <p>人生で初めての事が起き、環の心は乱れてしまったが、</p><p>反比例してその後の日常生活は至って普通だった。</p><p>&nbsp;</p><p>毎日仕事をして、帰宅。</p><p>そして夕食後、夫はそのままコタツでうたた寝。環はPCの部屋に行き、サークルのメンバーとネットで話し込む。そこに健もいた。</p><p>　</p><p>&nbsp;</p><p>健が環に「また会いたいな」と誘ってきた。</p><p>どこかであの一件をなかったことにしたかった環は「そうね、また連絡するね」と返事をした。</p><p>深みに嵌ってしまったら、自分がどうにかなってしまいそうだったから。</p><p>その前に私は向き合わないといけない人が居る。そう思った。</p><p>　　</p><p>&nbsp;</p><p>そう向き合う相手はこの人。夫。</p><p>色々言っても、この人とまずは向き合わないといけないんだ。</p><p>そう思った環は、テレビを付けたままうたた寝している夫の部屋に行き、こう話を切り出した。</p><p>「あの、話があるんだけれど。」</p><p>「私の事…もう好きじゃないの…？」</p><p>環の存在で目が覚め、その話を聞いて少し面倒くさそうな表情になった夫は、</p><p>「好きっていうか、空気みたいな存在なんだよね」</p><p>そう言い放って、また寝てしまった。</p><p>　　　　</p><p>　　　</p><p>それを見ていた環の頬には、涙が次から次へと溢れては伝っていった。</p><p>「ダメかもしれない…もう…」</p><p>　</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12193947845.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>帰宅して</title>
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<![CDATA[ <p>帰宅した環を出迎えたのは夫だった。</p><p>事の成り行きを全く知らない夫は、いつものような無精髭を生やしたまま</p><p>「食事はどうだった？」</p><p>と訊いてきた。</p><p>&nbsp;</p><p>どう答えたらいいか分からない環は、</p><p>「うん、まぁ楽しかったよ」</p><p>と答えるだけが精一杯で、すぐさまに部屋着に着替え、別室に行った。</p><p>こんな気持ちで夫とは更に話す気にもなれなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>別室でＰＣに向かっている間、夫は寝室で寝てしまったようだ。</p><p>少しホッとした。これでようやく１人で考える時間が持てる。</p><p>携帯を確認すると健からのメールが来ていた。</p><p>今日の事について、真摯に謝る文章が書かれていた。</p><p>そして最後に</p><p>「こんな事になってしまったけれど、真剣に君の事が好きだ。」</p><p>と。</p><p>&nbsp;</p><p>最後の行を読んで、更に環は考え込んでしまった。</p><p>私は何故夫と結婚しているのだろう。</p><p>身のない結婚生活に何の意味があるのだろう。</p><p>とはいえ、一線を越えてしまったら本当に不倫だ。</p><p>でも…。</p><p>&nbsp;</p><p>そして数時間前の事を思い出した。</p><p>あんなに濃厚で、飲み込まれてしまいそうなキスは初めてだった。</p><p>こんな情熱的なキスは夫ともしたことがなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>初めて遭遇したこの一件に、環はただ想いを深くすることしか出来なかった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12178305020.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>コインロッカーでの出来事</title>
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<![CDATA[ <p>数時間後ファミレスを出て、健は環にこう言った。</p><p>「もし時間があるなら、スキー道具を入れたコインロッカーまで付き合ってくれない？」</p><p>何しろスキー道具はかさばるので、夕飯を食べる前にコインロッカーに預けたと言うのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>終電までまだ時間がある。</p><p>快諾した環は、健と会話に花を咲かせながらコインロッカーまで歩いて行った。</p><p>環は寒がりだったが、楽しい会話でその寒さがすっかり吹き飛んでしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>１０分後、コインロッカーに到着した。</p><p>そこで健は荷物を取り出した。</p><p>環は少しだけ話をして帰ろうと思ったが、この時の健はやけに話が長かった。</p><p>「人気の少ない場所だから、早く帰りたいなあ。怖いな。」</p><p>そう思いながらも、健が環を笑わせようとしてくるので、つい長居してしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>沢山の長話の後、</p><p>「じゃ、行ってくるね。」と健。</p><p>「うん、またね～！（良かった、怖いからもう帰ろう）」と環。</p><p>&nbsp;</p><p>「(さて、変な人に絡まれないうちに帰ろう)」と急ぎ足で帰ろうとした環。</p><p>そこに、健がいきなり環の手を掴み、引き戻した。</p><p>&nbsp;</p><p>「…！？」</p><p>&nbsp;</p><p>「どうしたの？？」と訊く環。</p><p>健は少し戸惑いながらも、その力強い腕でそのまま環を胸に引き寄せ、</p><p>環の唇に、濃厚なキスをしたのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>環は気が遠くなった。</p><p>どうして？どうしてこんな風になってしまったんだろう。</p><p>これからどうなるの？</p><p>眩暈を感じながらも、頭の中に色んな思いが巡る。</p><p>強く抱きしめられた環は、初めて彼の思いを認識した。</p><p>そしてその感覚に、環も少し溺れかけそうになった。</p><p>&nbsp;</p><p>唇を離した健は、一言</p><p>「ごめん…」</p><p>&nbsp;</p><p>環はどうしたら良いのか分からなかった。</p><p>口から言葉が出てこなかった。</p><p>彼の強引なキスを受け入れてしまった自分。</p><p>　</p><p>色んな思いが交錯し、何もかもわからなくなり、そのまま走り去ってしまった。</p><p>池袋の大通りを池袋駅方面を早足で歩く環。</p><p>２月の寒い日、星の綺麗な夜だった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12178297498.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>ファミレスで</title>
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<![CDATA[ <p>事の発端となった１歳上の男性、健は騒ぎの後、環にメールを送ってきた。</p><p>「そこまで気にしているとは思わなかった。ごめん。」</p><p>&nbsp;</p><p>それを読んだ環は、数日考え、戸惑いながら返事を返した。</p><p>どうして既婚者であることを明かしたくなかったか、どうして恥ずかしいと思ったのか。</p><p>それは健の同情を買おうと書いたものではなく、また綺麗な文章ではなかったが、ひとつ残らず思いが綴られたものだった。</p><p>&nbsp;</p><p>数日後、健から返事が返ってきた。</p><p>「そっか、よくあることだよね。まぁ気になさんな。俺も居るから。」</p><p>&nbsp;</p><p>そこから健との個人的な付き合いが始まった。</p><p>とはいえ、環は健に男性として好意を持っていた訳ではなく、むしろ彼のどこか尖って、時には攻撃的となる彼の発言に少し違和感も覚えていたほどである。</p><p>ただ、今回の件で、健の理解のある態度に、少しだけ見直したのは事実だ。</p><p>更に友達として付き合っていけそう。環はそう思った。</p><p>&nbsp;</p><p>ある日、健が</p><p>「サークルの友達とスキーに行く前、深夜バスが出発する前に、どこかで２人で会って、夕飯を一緒に食べよう。」</p><p>と誘ってきた。</p><p>あの一件の事は過去となっていた２人には、この誘いは環にも心地良いものだった。</p><p>&nbsp;</p><p>当日は２月の寒い夜だった。</p><p>時間通りに到着した環。</p><p>数分後に現れた健。</p><p>&nbsp;</p><p>久しぶりに男性と２人だけで食事をした。</p><p>ファミレスだったが、６年ぶり以上の男性との食事に、環は少しドギマギした。</p><p>「友達なのに何を恥ずかしがってるの…。女の子と一緒に食事と一緒でしょ！」</p><p>そう自分の心に呟き、その恥ずかしさを隠そうと、更に饒舌になっていった。</p><p><br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12178295539.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>28歳の春</title>
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<![CDATA[ <p>環、20歳。大学3年生。</p><p>両親の不仲から、そのストレスのはけ口となった。</p><p>自殺未遂をするも、このままではいけないと思い、大学在学中に家を飛び出し、当時付き合っていた同じ大学生の彼氏の元に転がり込む。</p><p>その彼と同棲を始め、大学卒業間近の２２歳で結婚。</p><p>&nbsp;</p><p>卒業しその後４年間。</p><p>何事もなく平和な生活を送る中、結婚後、仕事に夢中になるあまり、自分に見向きもしなくなった彼に不満を持ち続けるようになった。自分を求めてくることも次第に減り、女性としての魅力に自信を無くし心が満たされなくなってしまった。</p><p>何度かの激しい口論の末、「勝手にしろ、他の人を見つけたら？」と言われた環は、自分を自分として見てくれる人たちが集う趣味を見出していった。</p><p>&nbsp;</p><p>参加し始めたサークルの人たちには、結婚をしていることを隠していた。</p><p>いや、隠しているというよりは聞かれるまで言わないで置こうと思った。</p><p>それは自分を「誰かの奥さん」としてではなく、「自分」として見て欲しかったから。</p><p>&nbsp;</p><p>参加している人たちは面白いくらいに同世代が多く、とても心地よかった。</p><p>このサークルの９割が男性だったが、</p><p>２６歳の環には、そこで男女問わず多くの友達が出来た。</p><p>&nbsp;</p><p>特に仲のいい男友達がいた。</p><p>１人は２歳上、１人は１歳上、２人は同い年。</p><p>そしてそれを見守る８歳上のお兄さん役の男性。</p><p>みんな頻繁に環とメール交換をした。</p><p>他愛無い話で盛り上がる、環と男友達。</p><p>&nbsp;</p><p>それ以外にも環に絡んでくる男性は多く居た。</p><p>合わせると５人くらいはいただろうか。</p><p>やはり女性は貴重だったのだろう。</p><p>とても可愛いとは言い難い環の存在も、みんなの歓心を買うようになっていったのだ。</p><p>そして環はそれをどこかで感じていた。女性として見られていることを。</p><p>&nbsp;</p><p>趣味を始めて２年ほど。２８歳の春。</p><p>そのサークルの人たちとすっかり馴染んだ時、１歳上の男性が</p><p>「環って結婚してるんだよね？不倫？(笑)」</p><p>と、みんなの面前でからかってきたのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>環は愕然とした。</p><p>ここには結婚していることを知らない人は多く居る。</p><p>隠していたわけじゃないのだけれど…知られたくなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>「見向きもされないのに既婚者ってなに？私はあの人のモノじゃないのに…」</p><p>知られてしまったことへの恥ずかしい気持ちと共に、悔しい思いがふつふつと湧き上がってきた。</p><p>&nbsp;</p><p>「そういう話はしたくないので、控えて頂けませんか」</p><p>小さな声でそう言うのが精一杯だった。</p><p>回りは静まり返っていた。</p><p>２８歳の春の夜だった。</p><p>　</p><p>　</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/remembrancee/entry-12178274094.html</link>
<pubDate>Thu, 07 Jul 2016 00:00:00 +0900</pubDate>
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