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<title>レミリア・スカーレットのブログ</title>
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<description>レミリアと魔理沙が中心のプログ</description>
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<title>レミリアとフランでBye-Bye</title>
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<![CDATA[ <object width="480" height="270"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/HR83awakgj8?hl=ja_JP&amp;fs=1"><param name="allowFullScreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><embed src="https://www.youtube.com/v/HR83awakgj8?hl=ja_JP&amp;fs=1" type="application/x-shockwave-flash" width="480" height="270" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></object><br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20130107/11/remiria55/a7/12/j/o0464059912366626283.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20130107/11/remiria55/a7/12/j/t02200284_0464059912366626283.jpg" alt="$レミリア・スカーレットのブログ" border="0"></a><br>
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<pubDate>Mon, 07 Jan 2013 11:20:21 +0900</pubDate>
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<title>こんにちわ(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)　グルっぽ紹介</title>
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<![CDATA[ <div style="TEXT-ALIGN: center; FONT-STYLE: normal; MARGIN: 0px auto; WIDTH: 170px"><blockquote style="PADDING-BOTTOM: 5px; MARGIN: 0px; PADDING-LEFT: 10px; PADDING-RIGHT: 10px; PADDING-TOP: 10px"><a href="http://group.ameba.jp/group/YMWzRVCzA6xK/"><img style="BORDER-BOTTOM: medium none; BORDER-LEFT: medium none; MARGIN: 0px; BORDER-TOP: medium none; BORDER-RIGHT: medium none" class="groupImage" alt="東方大好き集まれ♡" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fstat.group.ameba.jp%2Fgroup_images%2F20120106%2F10%2F10%2F7c%2Fj%2Fo01400120remiria551325814697264.jpg" width="140" height="120"></a><p style="PADDING-BOTTOM: 0px; PADDING-LEFT: 0px; PADDING-RIGHT: 0px; PADDING-TOP: 5px"><a href="http://group.ameba.jp/group/YMWzRVCzA6xK/">東方大好き集まれ♡</a></p></blockquote><div style="TEXT-ALIGN: right; PADDING-BOTTOM: 0px; PADDING-LEFT: 0px; PADDING-RIGHT: 0px; PADDING-TOP: 5px"><font size="1">[<a href="http://group.ameba.jp/">Amebaグルっぽ</a>]</font></div></div><p><br><br>グルっぽ作りました。 </p><br><p>良かったら入ってください。</p><br><p>漫画↓</p><br><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120106/11/remiria55/bd/60/j/o0756105111718795895.jpg"><img style="WIDTH: 494px; HEIGHT: 987px" border="0" alt="レミリア・スカーレットのブログ" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120106/11/remiria55/bd/60/j/o0756105111718795895.jpg" width="494" height="987"></a><br><br><br>↑フランちゃんが魔理沙の家にいくとき外出の外が分からず間違えて</p><p>家出とかいてしまいました。</p><p>レミリアはこのあとどうなるでしょう？</p><br><br><p>続かない！？</p><br><br><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120106/11/remiria55/6f/32/j/o0600048011718803410.jpg"><img style="WIDTH: 367px; HEIGHT: 404px" border="0" alt="レミリア・スカーレットのブログ" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120106/11/remiria55/6f/32/j/o0600048011718803410.jpg" width="367" height="404"></a><br><br></p>
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<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 11:06:01 +0900</pubDate>
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<title>幸せな吸血鬼</title>
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<![CDATA[ むかしむかし、あるところに一人の少女が居ました。<br>　その少女はとある館の地下の部屋に、隠されるかのように閉じ込められていました。<br>　少女に会いに来る者は一人もおらず、少女は一人寂しく暮らしていました。<br>　<br>　少女が閉じ込められてからどれほど経ったかも忘れ去ったとある晩。<br>　見慣れない男が部屋の扉を開け、部屋の中に入ってきました。<br>　男は言いました。「もう君は自由だ」と。<br>　その男に連れられ、少女は生まれて初めて館の外に出ました。<br>　少女は本当に嬉しそうに館の外を駆け回り、そして――<br><br>　翼を広げ、月夜の空へと飛び立っていきました。<br><br>　少女は吸血鬼でした。<br>　そして少女を助けた男もまた、吸血鬼でした。<br><br>　それから二人は住む者の居なくなったその館で、静かに、幸せに暮らしましたとさ。<br><br><br><br>　「めでたし、めでたし。ねぇ」<br>　咲夜が本を読み終わると同時に、私はふぅっとため息をついた。<br>　「お気に召しませんでしたか？　お嬢様」<br>　本をぱたんと閉じ、咲夜は私のティーカップへと紅茶を注ぐ。<br>　「ありきたりで好きじゃないわ」<br>　「でも、昔はこのお話が大好きだと仰られていましたよ」<br>　「……そうだったかしら」<br>　確かに私はこの話が好きだった。ありきたりで、何の変哲もないこの『お話』が。<br>　「私にも、こんなお話があってもいいと思うのだけれどねぇ」<br>　「お嬢様のお話は沢山あると思いますが？」<br>　「例えば？」<br>　「私と出会った時のお話、ここに移り住む事になった時のお話、それから――紅霧異変のお話とか。」<br>　「……はぁ、私はその中のどのお話も嫌いよ」<br>　「そうですか、私としては私と出会った時のお話が一番お気に入りなのですが」<br>　「貴方がそう思うのは勝手だけれど……それより、紅霧異変が嫌いなのくらい分かるでしょう？」<br>　あの時の事を思い出し、少し機嫌を悪くする私。<br>　「せっかく異変を起こしたのに、解決されてしまったからでしょうか」<br>　「そうよ、せっかく私がこの力を見せつけてやろうかと思ったのに」<br>　「でも、あれはちょっとした『お遊び』では？」<br>　「遊びでも勝負は勝負よ、まさかこの私が人間に負けるだなんて……」<br>　「お嬢様は手を抜いていらっしゃいましたから」<br>　「……貴方もね、咲夜」<br>　私が異変を起こし、霊夢に解決されて。<br>　それ以来、私はたまに外に出るようになったり、霊夢の神社にちょっかいを出しに行ったり。<br>　「……これでいいのかしらねぇ」<br>　不満はなかった。けれど、少し疑問に思ったりもして。<br>　「私はいいと思うのですが」<br>　「あら、貴方が私にそんなことを言うなんて。どうしてかしら？」<br>　「お嬢様がパチュリー様以外の方と親しげにするなんて、私は初めて拝見したもので」<br>　言われてみればそうかもしれない。しかも相手が人間なんて、それまで咲夜以外には有り得なかった。<br>　「それに、魔理沙のお陰で妹様との誤解も少しは晴れたかと」<br>　「……」<br>　妹様。私の、お嬢様の妹だから、妹様。<br>　「咲夜」<br>　「はい、お嬢様」<br>　「妹様、と呼ぶのは止めてあげて頂戴。あの子は……フランは、あまりそう呼ばれるのが好きじゃないようだから」<br>　「はい、かしこまりました、お嬢様」<br>　ずっと地下へ閉じ込めていた、私の妹。<br>　それでもあの子は、私を慕ってくれていた。<br>　「今度また、こちらへお呼びしましょうか？　妹様――いえ、フラン様を」<br>　「……そうね、それもいいかもしれないわね、でも……」<br>　閉じ込めることを止め、フランと話が出来るようになったこと。<br>　それは間違いなく、私が嫌っている紅霧異変がきっかけだった。<br>　――そういう意味では、私は感謝しなくてはいけないのかもしれないわね。<br>　私は心の中で、そう考えていた。<br><br>　「よお、フラン。元気だったか？　暇潰しに来たぜ」<br>　「あっ、魔理沙！」<br>　私が地下の扉を開けると、フランが急に飛びついてきた。<br>　「うわっ！　挨拶も無しに飛びついちゃ駄目だろ？」<br>　「うん、こんばんは、魔理沙！」<br>　「やれやれ、まだ夕方にもなってないぜ」<br>　フランに抱きつかれながら、部屋の中へ入る。<br>　そして、咲夜が用意したと思われるテーブルと椅子を見つけ、私は椅子へと腰掛けた。<br>　「前来た時にはこんな丁重な扱いじゃなかったんだがなぁ」<br>　「うん、咲夜がね、後でお客様が来るって」<br>　「……私は見られてないと思ったんだが」<br>　確かにここへ入り込んだ時には、門番にも見つかってないと思うんだけどなぁ。<br>　「で、フランはいつまでここに居るんだ？　あれだけ広い館なんだから、何もここに居なくてもいいだろうに」<br>　「うーん……なんだか、ずーっとここに居たから、他の部屋だと落ち着かないの」<br>　「ああ、なるほど。確かに私も他人の家じゃ落ち着かないぜ。神社は別だが」<br>　「神社？　霊夢の居るところ？」<br>　「そうだ、巫女の居るところ。あいつは見たことないのか？」<br>　「うん、でもお姉様には会いに来てるみたいだよ」<br>　全く、あいつは……まぁ、言っても『面倒臭い』で終わるか。<br>　「ところでフラン」<br>　「なあに？」<br>　「そろそろ私から離れて、向かい側に座ったらどうだ？」<br>　「あ、そっか、忘れてた」<br>　ずーっと抱きついていたフランは、やっと離れて向かい側の椅子へと座った。<br>　「私も、今度神社に行ってみたいなぁ」<br>　「あー、なんなら今度案内してやるよ、真夜中にでも」<br>　「ほんと？　あ、でも魔理沙のお家にも行きたいな」<br>　「……私の家は汚いから、来ない方がいいぜ」<br>　流石に、あの状態から更にフランに暴れられたら訳が分からなくなる。<br>　「えー、でもお掃除とかしてみたいんだけどなぁ」<br>　「あぁ、それなら大歓迎だぜ。ちゃんとできるなら、だけどな」<br>　「お掃除が必要なら、私が行って差し上げましょうか？」<br>　不意に後ろから声がして振り返ってみると、そこには咲夜と――レミリアが居た。<br>　「おお？　なんだ、珍しいな。姉様がこんなとこに来るなんて」<br>　「変な呼び方しないで頂戴、それよりなんで貴方がここに居るのよ？」<br>　「え？　私はてっきり、大歓迎で迎えられてるのかと思ったんだが」<br>　私はちょいちょい、とテーブルと椅子を指差す。<br>　「それは貴方の椅子じゃないわ、お嬢様のよ」<br>　「ああ、なんだそういうことか。通りでふかふかなわけだ」<br>　「お姉様、会いに来てくれたの？」<br>　「ええ、少し貴方とお話がしたくてね、フラン」<br>　そんな二人を見て、お邪魔かなと思い席を立とうとすると。<br>　「いいわ、貴方も居なさい」<br>　「え、いや、私はお邪魔虫かなと思うんだが」<br>　「ううん、魔理沙にも居てほしいな」<br>　二人に足止めを食らい、なんとも立ち上がりづらい雰囲気になる。<br>　「さ、お嬢様。御用意が出来ましたわ」<br>　いつの間にかもう一つ椅子が用意され、テーブルには紅茶とケーキが置かれていた。<br>　「なんだ、咲夜は混ざらないのか？」<br>　「私にはまだ仕事があるから。では、お嬢様、フラン様。失礼致します」<br>　「あっ……」<br>　レミリアが椅子に座っている間に、咲夜は姿を消した。<br>　「どうしたの？　フラン」<br>　「今咲夜が、私の事フラン様って」<br>　「……ええ、貴方、妹様って呼ばれるの好きじゃなかったでしょう？　だから私が言ったの」<br>　「へぇ、意外と優しいところがあるんだな」<br>　「失礼ね、私はいつでも慈悲に溢れているわよ」<br>　「吸血鬼が慈悲に溢れてちゃ駄目だろう」<br>　レミリアを茶化しながら、紅茶へと口をつける。<br>　おお、これは美味い。人間じゃなさそうで助かったぜ。<br>　「……」<br>　「フラン？」<br>　少し下を向いてじっとしているフランに、レミリアが声をかけると。<br>　「……お姉様、ありがとうっ！」<br>　急にフランがレミリアへと抱きついた。<br>　「きゃっ！？　ちょ、ちょっとフラン！」<br>　「お姉様、大好きっ！」<br>　「おーおー、お熱いねぇ」<br>　フランがあまりにも楽しそうに、嬉しそうにしていて。<br>　なんだか私も、嬉しくなってしまっていた。<br><br>　「お嬢様、どうでしたか？　フラン様とのお話は」<br>　「ええ、なかなか楽しかったわ。ちょっと疲れたけれど」<br>　部屋に戻ると、咲夜が既に仕事を終わらせて待っていた。<br>　「それで、フラン様は何と？」<br>　「今度はお姉様の部屋に行きたい、ですって。その時はよろしくお願いね？　咲夜」<br>　「はい、かしこまりました」<br>　私が椅子へ腰掛けると、咲夜はすっとティーカップを寄越した。<br>　「ありがとう。ところで、咲夜？」<br>　「はい、なんでしょうか」<br>　「あの子、喜んでいたわ。貴方に名前で呼ばれて」<br>　「そうですか、喜んでいただけたなら私も嬉しいですわ」<br>　「それで、今度は貴方ともお話がしたい、って言っていたわよ」<br>　「まぁ、それはそれは。私で良ければいつでもお相手致します、と伝えさせていただきますね」<br>　「そうしてあげて頂戴。魔理沙のお陰で、フランはすっかり話すのが楽しくなっているみたいだから」<br>　そう、魔理沙のお陰だった。<br>　あの異変以来、魔理沙は時たまフランへ会いに来てフランの相手をしていた。<br>　「彼女にも感謝しなければいけませんね」<br>　「ええ、そうね」<br>　私は少し感謝しながら、もう少しフランと会う機会を増やそう、そう思った。<br><br>　「あ、そういえばお嬢様」<br>　「なにかしら？」<br>　「あのお話の本、もしお嫌いでしたらそこの本棚から外しておきますが」<br>　あのお話、幸せな吸血鬼のお話。<br>　ありきたりで、面白味のない、何の変哲もないお話。<br>　でも、それでも。<br><br>　「……いいえ、そこに置いたままにしておいて頂戴」<br>　私はその、幸せな吸血鬼のお話が好きだった。
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<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 15:02:14 +0900</pubDate>
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<title>魔理沙が紅魔館の・・・・・・3</title>
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<![CDATA[ 「魔理沙・・・何やってるの・・・？」<br>「あ・・・咲夜。」<br>給湯室に行くと、魔理沙が食器を洗っていた。<br><br>「魔理沙、あなたは食器を置くだけでいいの。洗うのは私の仕事でしょ？」<br>「いやー。何もしないのも気が引けるし、せめて食器洗いだけでもって・・・」<br><br>「・・・別にあなたが気にすることじゃないわ。むしろ何もしない方が・・・」<br>「まあ、遠慮するなよ。こんな仕事、私の魔法で・・・」<br><br>「だから、それをするなって言ったじゃない！」<br><br>咲夜は大声で魔理沙を止めたが、既に遅い。<br>シンクの中で渦ができ、そこに食器が巻き込まれていく。<br>水流は見る見る内に勢いを増し、食器同士が激しくぶつかり合って乾いた音を立て始めた。<br><br><br>「ね、ねえ。これって大丈夫なの！？」<br>「い、いや、ちょっとヤバイかも・・・？」<br>「ええ！？」<br><br><br>魔理沙は魔法を中止しようとしたが、それがおさまる気配は無い。<br>むしろ、止めようとすればするほど強力になっていく。<br><br><br>「ご、ごめん。もう無理っ！」<br>「え！？　ちょっと待っ・・・」<br><br>「う・・・うわぁぁぁっ！！！」<br><br><br>高く水柱が立って、シンクの水が全て吹っ飛んだ。<br>当然、食器は全壊かと思ったが・・・<br><br><br>「あれ？食器がない？」<br>キッチンを見渡してみると、水浸しではあるが食器の欠片がどこにも無かった。<br>あれだけ派手に飛び散ったのだから、割れた食器の残骸が散乱しているはずなのに。<br><br><br>「・・・全く、だから言ったじゃない。」<br>いつの間にか、食器は全て咲夜の目の前に並べられていた。<br><br><br>「咲夜、お前が時間を止めて・・・」<br>「そうよ。私がいなかったらどうなっていたことやら・・・」<br><br>「ごめん・・・もう余計なことはしないよ。」<br>流石に反省したのか、魔理沙は罰の悪そうな顔をした。<br><br>「まあ、次から気をつけてくれればいいわ。無事だったんだし。」<br>「うん・・・」<br><br>「特に・・・これが割れなくて、本当に良かった。」<br>そう言って、一つのカップを手に取った。<br><br>「それって・・・お嬢様の愛用の。」<br>「ええ。でもそれだけじゃない。これは・・・形見なの。」<br><br>「形見？」<br>「うん。亡くなられたお嬢様のお母様の・・・思い出のカップ。<br>　お嬢様はこれが一番大事だって言ってた・・・」<br><br><br><br>ピシッ<br>「あ！」<br>突然、そのカップが真っ二つに割れた。<br>どうやら、シンクの中で掻き混ぜられている時にヒビが入ってしまったらしい。<br><br><br>「ど、どうする！？」<br>「落ち着いて！何とかしてこれを・・・」<br><br><br><br>「見たわよ・・・咲夜。」<br><br><br><br>先程の大騒ぎを聞きつけたレミリアが、そこにいた。<br><br><br><br>「お、お嬢様・・・これは全部私が悪いんです。」<br>「・・・」<br>「さ、咲夜は別に・・・」<br>「・・・いいのよ、魔理沙。私はあんなカップにそれほど執着も無いわ。」<br>怒り狂っているはずのレミリアは、ニコリとそう答えた。<br><br><br>「お嬢様・・・」<br>その温情溢れる返事に、咲夜も魔理沙も一瞬だけホッとした。<br><br><br><br>「だけどね・・・」<br><br><br>「うわぁぁ！」<br>レミリアが咲夜の首根っこをグイッと掴み、持ち上げた。<br><br><br>「このカップの価値すら無いようなゴミクズは、どうしようかしら？」<br><br>「ゆ、許してください。お嬢さ・・・いやぁ！」ゴスッ！<br>許しを請う咲夜を思いっきり叩き付ける。<br>咲夜は頭を硬い床に強打してしまった。<br><br><br>「ねぇ・・・どうするのよ？<br>　死んで償うの？あなたが死ねば、これと釣り合うとでも思ってるの？」<br><br>ズドッ！「うぐっ！！」<br>這いつくばる咲夜の脇腹を、蹴飛ばした。<br><br><br>「聞いてるのよ？どうするの！？どうするのよ！？」<br><br>ゴスッ！ゴスッ！ゴスッ！<br>「あがっ！やめっ！やめて！くださっ！」<br>更に容赦ないキックが咲夜を襲う。<br>彼女は亀の様に丸まって必死に耐えた。<br><br><br><br>「ちょっと・・・それは何のつもり？」<br>「え・・・？」<br><br>「これってカップを割ったあなたが悪いのよね？<br>　つまり・・・罰を受けるのって・・・当然じゃない？<br>　・・・・・・<br>　だけど、その姿勢は何・・・？<br>　どうして私の罰を真っ向から受け止めないの？」<br><br>「あ・・・これは・・・」<br><br><br>「へぇ・・・あなたは自分は悪くないと思っているのね？<br>　罰を受けるようなことはしてないって言いたいのね？<br>　私が勝手に癇癪起こして、理不尽な暴力振るってるってことなのね？」<br><br><br>「ち・・・違います・・・」<br><br><br><br>「この・・・ゴミクズッ！！！」<br><br>「いやぁぁぁ！！！」<br><br><br><br>「ゴミクズ！ゴミクズ！お前なんて！拾わなければ！良かった！！」<br><br>ゴスッ！ゴスッ！ゴスッ！ゴスッ！ゴスッ！<br>「ごめんなさい！お嬢様！ごめんなさい！！」<br>怒りに我を忘れたレミリアは、一心不乱に咲夜の腹を蹴飛ばし始めた。<br><br><br>「使えない上に！恩を仇で！返すなんて！本当に最低のゴミクズだわ！！」<br>「・・・さいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ・・・」<br><br>吸血鬼の本気の蹴りが生身の人間を襲う。<br>防御の出来ない咲夜にとって、それは絶望的な攻撃だった。<br><br>体中の骨が折れる音がした。<br>意識が朦朧としてきた。<br>咲夜が、自分が死んでいくことをハッキリと自覚した頃・・・<br><br><br><br>「あの！お嬢様！！」<br>あまりの恐怖に押し黙っていた魔理沙が、ようやく声を張り上げた。<br><br><br>「このカップ・・・にとりに頼めば直してくれると思う。」<br><br>「本当？」<br>咲夜を蹴り続けていた足が、ピタリと止まった。<br><br>「ああ。あいつら器用だから・・・これくらいならやってくれるぜ。」<br><br>「そうね・・・別にこんなカップ、どうでもいいけど・・・<br>　魔理沙がそう言うのなら、折角だし直して貰おうかしら。」<br><br><br>レミリアがクルリと振り返る。<br>つまり、咲夜はやっと解放されたのだ。<br><br><br>「それじゃ早速行くわよ。魔理沙、案内して。」<br>「あ、ああ。」<br><br><br><br>「・・・なさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんな・・・」<br>床に倒れたままの咲夜に、主は一切視線を向けなかった。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>「咲夜、大丈夫か？」<br>カップを修理して貰った後、魔理沙は咲夜のことが気になって医務室を訪ねた。<br>しかし、そこに咲夜の姿はない。<br><br>「ここにいないってことは、意外と軽症だったってことなのか？」<br>もしそうだとすれば、彼女は今頃キッチンにいる筈である。<br>いつもなら夕食の準備が始まっている頃だ。<br>取り合えずキッチンに足を運んでみることにした。<br><br><br>「あれ？ここにもいないじゃないか。」<br>ここにも咲夜はいなかった。<br>もしかして永遠亭あたりに運ばれたのか、と魔理沙は考えたが・・・<br><br>「ん？何だ、これ？」<br>キッチンの机の上に一枚のメモがあった。<br><br>『魔理沙へ。夕食は鍋にあります。時間になったら取り出してください。』<br>かなり汚い字ではあったが、確かにそう書かれていた。<br><br><br>「夕飯作ったって事は、無事だったってことだな。良かった。」<br>特に深いことは考えず、魔理沙は安心した。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>「それにしても、魔理沙をメイド長にして本当に良かったわ。」<br>「・・・でも、実質的な仕事は今まで通り咲夜が全部やっているんでしょ？」<br><br>「確かにそうだけど、あいつがメイド長になってから色々と良くなってるよ。」<br>「咲夜の心労が増えたこと以外は変わってないと思うけど？」<br><br><br>「パチェ、分からないの？魔理沙が来てから窃盗の被害が０になったのよ。<br>　それまでは月に１０件とか、ザラだったのに・・・」<br><br><br><br>「レミィ・・・あなたは大変な勘違いをして・・・」<br><br>コンコン・・・「お嬢様、お夕食の準備が出来ましたぜ。」<br>そこへ魔理沙が夕飯を持ってきた。<br><br><br>・・・・・・<br>「美味しい！今夜の夕食、凄く美味しいわ！！！」<br><br>「そ・・・そうか。」<br><br><br>「美味しいわよ。今までに無いくらい。」<br>「確かに・・・私もこんなに美味しいのは初めて食べた。」<br><br>「ま、まあ。でも作ったのは咲・・・」<br>「流石、魔理沙ね。私が見込んだだけのことはあるわ。」<br>「いやぁ、あはははは・・・」<br><br><br><br>咲夜の最期の料理は、主を大いに喜ばせた。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>その頃、紅魔館の廊下の一角で。<br>正に今、一人の命が消えようとしていた。<br><br><br>「はあ・・・はぁ・・・う・・・ぐぅ・・・」<br>折れた肋骨が内臓に突き刺さっているらしい。<br>息をするのも苦しい。<br>もう目の前は真っ暗で何も見えない。<br><br>せめて誰にも見られず死ぬというのが、彼女の最後の誇りのつもりだった。<br><br><br><br>「咲夜さん・・・」<br>「・・・誰？」<br>「私です・・・美鈴です・・・」<br><br><br>それを見られたのが美鈴だったのが、救いだった。<br><br><br><br>「美鈴・・・私ってもう・・・駄目なのかな・・・？」<br><br>「・・・駄目だと思います。今の咲夜さん、野垂れ死ぬ前の犬みたいです・・・」<br><br>「美鈴は、私の人生・・・どう思う？」<br><br>「悲惨です。私が見て来た限りでは・・・」<br><br><br>それを聞いて咲夜は泣き出したようだったが、もう涙は出なかった。<br><br><br><br>「私ね・・・ここに来る前の記憶なんて無いし・・・<br>　お嬢様に尽くす以外の幸せなんて知らなかった。<br>　だから、お嬢様の為に頑張れば・・・報われるって信じてたのに・・・」<br><br><br><br>「・・・・・・・・・<br>　・・・・・・・・・<br>　咲夜さんは・・・自分の人生って何だったと思いますか？」<br><br><br><br><br><br><br>「お嬢様の・・・気紛れ。」<br>そう言って咲夜は静かに目を閉じた。<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/remiria55/entry-11124622317.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 14:58:46 +0900</pubDate>
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<title>魔理沙が紅魔館の・・・・・2</title>
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<![CDATA[ 「この馬鹿メイド！」<br>「ごほッ！！」<br><br>…レミリアの拳が咲夜のわき腹へ突き刺さった。<br><br><br>「がはっ！うぐっ！！」<br>不意打ちを食らった咲夜は、あまりの痛みにもんどりうって倒れこんだ。<br><br>「メイド長に暴力振るうなんて、どこまで馬鹿なのかしら？」<br>咲夜の髪を鷲掴みにし、持ち上げる。<br>「ううぅ・・・」<br><br>「どうやら、この館の階級制度を理解してないみたいね。」<br>バシッ！「いやぁっ！！」<br>咲夜の顔を引っ叩く。<br><br>「駄目なメイドだとは思っていたけど、ここまでとはね・・・」<br>ズドッ！！「ぐぅぅ・・・」<br>咲夜の腹に、もう一度鉄拳をかます。<br><br>「あなたには特に厳しい教育が必要みたいね！」<br>咲夜の服を掴み、思いっきり投げ飛ばした。<br><br>「うわぁぁぁぁぁ・・・あがぁっ！！」<br>咲夜は放物線を描いた後、壁にぶつかって落ちた。<br>失神したのか、痛くて動けないのか、彼女は立ち上がらなかった。<br><br><br><br>「まあ、そういうことなんだけど、他に質問ある人いる？」<br>リンチを終えたレミリアが、急に爽やかな笑顔に戻る。<br><br>「「「「「あ、ありません！」」」」」<br>「そう、それじゃ解散。魔理沙を宜しくね。」<br><br><br><br>こうして悪夢の朝礼は終わった。<br>「あ、あの・・・咲夜さん・・・？」<br>美鈴が心配そうに咲夜に近付いたが・・・<br><br><br>「触っちゃだめよ。」<br>レミリアがそれを止めた。<br><br>「え？」<br><br>「この場の全員に言っておくけど、こいつの介抱も治療もしないこと。」<br><br>「だ、だって・・・」<br><br>「こいつは今までかなり甘やかされていたからね。<br>　さっき言った特別教育よ。<br>　いい？こいつに味方するような奴にも・・・」<br><br>「「「「「は、はい。分かりました！」」」」」<br>レミリアが言わんとしている事は、その場の全員が理解できた。<br><br><br><br>数分後、誰もいなくなった中庭で咲夜は一人立ち上がった。<br>今の時刻は８時５８分。９時から館内の掃除だ。<br>それに遅れてはならないと、彼女は涙を堪えながら館に戻った。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>「これはどういうことなの・・・咲夜？」<br>「あの・・・実は・・・」<br>「いや・・・咲夜じゃなくて私が・・・」<br>ある日、瓦礫の山の上でレミリアは怒りに震えていた。<br><br><br><br>事の真相はこうだ。<br>メイドの仕事として、魔理沙に廊下の掃除が任された。<br>モップをかけるだけの簡単な仕事ではあるが、ここは広大な紅魔館。<br>律儀にかけていたのでは日が暮れると判断し魔法を使うことにした。<br><br>しかしゴミだけを焼き尽くすはずの光線が出力の調整ミスで大暴発。<br>その結果、廊下の一角が丸々吹っ飛んだのだ。<br><br><br><br>「その・・・ゴメンなさい、お嬢様。全部私が・・・」<br>主の怒りを買ってしまったと思った魔理沙が謝罪を述べる。<br>しかし、その怒りは全く別の方向へ向いていた。<br><br>パァーン！！<br><br>「お嬢様・・・？」<br>咲夜の頬に張り手が飛んだ。<br><br><br><br>「咲夜、あなたに聞いてるのよ。これはどういうこと？」<br>「あの・・・だから、これは魔理沙が・・・」<br><br>「言い訳するな！」<br>パァーン！！<br>「きゃあ！」<br>レミリアが再び咲夜の頬を打った。<br><br><br>「あなたはメイド長から降格したけど、<br>　館のメイド達の仕事に関する責任はまだあなたにある筈よね？<br>　つまり、これもあなたの責任ってことじゃないの？」<br><br>「・・・はい。おっしゃる通りです。」<br>咲夜は観念した表情でそう答えた。<br><br><br>「だったらこの責任、どう取るつもりなの？」<br>「・・・」<br><br>咲夜は答えられなかった。<br>どうすればこの主の怒りを治めることが出来るのか、見当も付かない。<br><br><br>「と、取り合えず。ここの修理をやろうぜ、咲夜。」<br>「あ・・・うん。」<br>魔理沙が沈黙を破った。<br>彼女なりに、悪いことをしたと思っているらしい。<br><br><br>しかし・・・<br>「魔理沙、あなたまでやる必要は無いわ。」<br>瓦礫を片付けようとした魔理沙をレミリアが止めた。<br><br>「え・・・でも・・・」<br>「責任はこいつにある。全部、自分で修理させるのよ。」<br>「わ、分かったぜ。」<br><br><br>「・・・それと、咲夜。あなたは今夜、私の部屋に来るように。」<br>「はい・・・」<br><br><br><br>結局、その廊下の修理は咲夜が一人でやった。<br>時間を止めながら、瓦礫を運び出す。レンガを積む。<br>殴られた頬は夕方まで腫れたままだったし、涙も止まらなかった。<br><br><br><br>そして、その夜。<br>「・・・で、修理は終わったの？」<br><br>「瓦礫も片付けて、レンガも乾きました。<br>　・・・後は新しい絨毯を敷くだけです。」<br><br>「まだ絨毯を敷いてないって・・・？」<br><br>「・・・はい。特注の絨毯ですから、在庫がありませんでした。<br>　発注はしたのですが、仕入れにしばらく掛かるようです。<br>　仕入れされ次第、急いで・・・」<br><br>「つまり、終わってないのね。」<br><br>「・・・はい。」<br>蚊の囁くような声で咲夜は答えた。<br><br><br><br>「・・・・・・・・・・・・ゴミクズ。」<br><br><br><br>「え？」<br><br>「あなたのことよ。」<br><br>「・・・」<br><br>「優秀な掃除係ってのは、買い被りすぎだったわ。<br>　戦闘も駄目、掃除も駄目、料理も駄目。<br>　言われた仕事も出来ないような奴、ゴミクズじゃなければ何よ？」<br><br><br>「・・・なさい。ごめんな・・・さい。ごめんなさい・・・」<br>この日、一度は枯れ果てたはずの涙が、咲夜の頬を伝う。<br><br><br><br>「泣くな、みっともない。」<br>「・・・はい。・・・ました。お・・・様。」<br><br><br><br>「で、今日の失態の罰なんだけど・・・」<br>「罰・・・？」<br>それを聞いた咲夜は恐怖におののいた。<br><br>呼び出された以上、覚悟はしていたのだが、<br>これより更に辛い仕打ちに耐える精神的な余裕は、既にない。<br>何とか、少しでも軽い罰で済めば良いのだが・・・<br><br><br>「入りなさい。美鈴。」<br>「はい。失礼します。」<br>レミリアに呼ばれて、美鈴が部屋に入ってきた。<br>その顔は真っ青で、まるで美鈴まで罰を受けるかのようだった。<br><br><br>「で、美鈴。今夜の罰は何だっけ？」<br>「はい。咲夜さんの・・・」<br><br>「『さん』だって？」<br>レミリアがギロリと美鈴を睨む。<br><br>「いえ！すみません。あの・・・咲夜の・・・」<br>ここで美鈴は言葉に詰まった。<br>咲夜が不安げな表情をしていたからだ。<br><br><br>「咲夜の・・・何よ？」<br><br><br>「あ・・・はい。<br>　これで・・・咲夜の髪の毛を・・・一本残らず・・・刈り取ります。」<br><br>美鈴が手に持っている物を咲夜に見せる。<br>それは・・・バリカンだ。<br><br><br><br>親友の宣告に咲夜は絶望に叩き落された。<br><br>「嫌！それだけは嫌！！やめて！！！」<br>思わず部屋の隅へと逃げ出した。<br><br>だが無念の表情を浮かべながら、美鈴が咲夜ににじり寄る。<br>「すみません。これも・・・お嬢様の命令なんです。」<br>「でも、そんなの嫌よ！お願い！お願い！美鈴！！！」<br><br><br><br>「おい、ゴミクズ。」<br>「「・・・！」」<br>部屋に低く、静かで、恐ろしい声が響いた。<br><br><br>「罰なんて受けたくないとでも言いたいのか？」<br>「・・・いえ・・・そんなこと・・・ないです。」<br><br>「これから私が罰を与えてやるんだ。<br>　お前が優秀なメイドになるように。<br>　それなのにお前は感謝するどころか、そんなの受けたくないとでも言うのか？」<br><br>「・・・分かり・・・ました。」<br>「分かったらここへ座れ。」<br><br>レミリアが部屋の中央を指差す。<br>咲夜は立ち上がり、そこへ行って正座した。<br>美鈴は彼女の髪の毛を持ち上げ、バリカンをその根元に添える。<br><br><br><br>「咲夜・・・罰を受ける前に、何か言うことがあるんじゃないの？」<br>「はい・・ﾋｯｸ・・おじょう・・・さま・・・ｸﾞｽｯ・・・<br>　ありが・・・とうござ・・ﾋｯｸｯ・・ます。」<br>みたび、涙が咲夜の頬を伝う。<br><br><br><br>「やれ。」<br>「はい・・・すみません。咲夜さん・・・」<br><br><br><br>ジョギジョギジョギジョギジョギジョギジョギジョギジョギジョギジョギ・・・・・・<br>「あぁぁぁぁぁぁっっっっっっ！！！！！！<br>　うわぁぁぁぁっっっっっっっ！！！！！！<br>　いやぁぁぁぁぁぁっっっっっ！！！！！！」<br><br><br>バリカンは彼女の髪を刈っていく。<br>咲夜の輝く銀髪は見る見るうちに姿を消し、頭皮が現れる。<br>彼女は産まれたばかりの赤子のような悲鳴を挙げた。<br>こんな泣き方をするのは、余程小さな頃でもなければ無かっただろう。<br><br><br>「うぇぇぇぇぇぇぇん！！！！わぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！！」<br>「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・咲夜さん。」<br><br>謝罪しながら散髪し続ける美鈴の目にも、いつの間にか涙が滲んでいた。<br><br><br><br>全てが終わった後・・・そこにはもう、瀟洒なメイドはいなかった。<br>髪の毛を全て刈り取られ、号泣する憐れな少女しかいなかった。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>「お嬢様、お茶が入ったぜ。」<br><br><br><br>・・・・・・<br>「うん、やっぱり美味しいわね。魔理沙のお茶は。」<br>「そ、そうか。」<br>レミリアは魔理沙の出した紅茶に舌鼓を打つ。<br><br>「私には咲夜のと変わらないように思えるけど・・・」<br>パチュリーが疑問を投げかける。<br><br>「いや・・・実は淹れたのは咲夜で・・・」<br>「魔理沙の出し方がいいのよ。本当に、良く出来たメイド長だわ。」<br><br><br><br>咲夜はメイド長を降ろされたが、その仕事の内容は変わらない。<br>紅茶を淹れたり、料理を作ったり、館内の掃除や洗濯は、相変わらず彼女の仕事だ。<br><br>魔理沙の仕事はその紅茶や料理を出すこと。<br>他には主人と他愛のない世間話をしたり、外出に付き添うくらいだ。<br><br>魔理沙が出来ることをやらせよう、というレミリアの気遣いでそうなった。<br><br><br><br>「出し方って・・・レミィ、本気で言ってるの？」<br>「私は本気よ？お茶って誰が出すかで結構、味が変わるものよ。<br>　楽しい人が出せば、美味しいお茶になる。その点、魔理沙は楽しいわ。」<br><br>「いやー、照れるぜ。」<br>主からの予想外の賛辞に、魔理沙の頬が赤く染まった。<br><br><br>「そうだ、明日は山にでも行ってみようか？」<br>「・・・悪いけど、私はパス。」<br>レミリアの提案を、パチュリーは却下した。<br><br>「何よ、パチェ。たまには外に出ないとカビが生えるわよ。」<br>「最近、体調が悪いのよ。行くなら他の誰かでも誘って。」<br><br>「ああ、それじゃあ、あいつなんてどうだろう？」<br>レミリアが声を挙げる。<br><br>「あいつって誰よ？」<br><br><br>「霊夢よ。行き掛けに神社に寄って・・・<br>　そうそう、魔理沙も来てくれるよね？」<br><br>「勿論です。ついでにフラ・・・いや、妹様も連れて行こうぜ。」<br><br><br><br>元々咲夜を雇ったのは、珍しい人間である彼女に純粋な興味を持ったからだった。<br><br>しかし紅魔異変の時、更に二人の人間と出合った。<br>妖怪退治を生業とし、どんな強大な相手にも決して屈しない巫女。<br>ただの人間の癖に、我が物顔で悪魔の住居に出入りする魔法使い。<br>自分の言いなりである咲夜と比べ、一筋縄では行かない彼女達はあまりに刺激的だった。<br><br>今まで見たことも無いような、その二人に心奪われて行く一方で<br>それまで身近にいた人間、十六夜咲夜は急激に色あせ、輝きを失って行った。<br><br><br><br>レミリアは、もう咲夜への興味を無くしていた。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>地獄だ。<br><br><br>咲夜の髪は、ショートカットと言えるほどに伸びていた。<br>しかし、取り戻したと言えるのはそれだけだ。<br>そして更に色々なものを失っていた。<br><br><br>まずは、主からの寵愛を失っていた。<br>あれから、以前のようにレミリアと会話をしたことは無い。<br>言うまでもなく、褒められたことなど無い。<br>その代わり、叱責の言葉は毎日のように頂戴している。<br><br><br>かつての部下達、つまり同僚メイド達は咲夜を避けるようになった。<br>彼女の巻き沿いにあって罰を受けるのでは、たまったものではない。<br>この館では、誰もがレミリアを恐れているのだ。<br>唯一、美鈴が軽く目で挨拶してくれる程度。<br><br>レミリアに嫌われた咲夜は、味方を失った。<br><br><br>誇りも失った。<br>かつて優秀だと褒められたこともある。<br>周りのメイド達から羨望の眼差しで見られていた。<br>主からも信頼されていたつもりだった。<br><br>そんな自分が誇らしかったが、そんな自分であり続けたいと思っていたが、<br>そんな自分は最初からいなかったような気さえする。<br><br><br>夢も失った。<br>希望も失った。<br>未来も失った。<br><br>これからはどれだけ尽くしても、主は二度と自分を見てはくれない。<br>働いても、努力しても、リターンは無い。<br>身を削って当たりの無いクジを引き続けるような、そんな運命が眼前に広がっている。<br><br><br>昔のことを思い出してみる。<br>前はもっと幸せな未来を思い描いていたと思う。<br>それが具体的に、どんな未来だったのか・・・思い出せないのが救いだった。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/remiria55/entry-11124620975.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 14:56:38 +0900</pubDate>
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<title>魔理沙が紅魔館の・・・・・・・</title>
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<![CDATA[ 「全く、こんなネズミ一匹に苦労するなんてウチの猫もだらし無いわね。」<br>「だから人間って使えないのよ。同じネズミに何回も入られるなんて。」<br>「くそ・・・」<br><br><br><br>ここは紅魔館、図書館。<br>その真ん中に、一人の少女が縛られていた。<br>彼女の名は霧雨魔理沙。<br>過去何度もここへ不法侵入を繰り返してきた。<br><br>この日もいつもの様に魔法書の強奪をしに来たのだが、<br>図書館の主の仕掛けた罠にはまり、いよいよ年貢の納め時というわけだ。<br><br><br>「・・・お前ら、私をどうする気だ？」<br>「そうね・・・どうしようか、パチェ？」<br>「私はこいつが二度と盗みに来れなくなればそれでいいわよ？<br>　・・・まあ、手っ取り早く殺しましょう。」<br><br><br>それを聞いた魔理沙が青ざめる。<br>「ま、待って！本は全部返すから・・・命だけは許してくれ！」<br>「返すって・・・それで済むとでも思っているの？」<br><br>「だったら、私の魔道書やマジックアイテムも全部やるよ。だから・・・」<br>「話にならない。あなたの持ち物なんて興味ない。」<br>「そ・・・そんな。お願いだから・・・」<br><br>魔理沙は必死に命乞いをするが、魔女は聞く耳を持たない。<br>もはや死の運命からは逃れられないと、彼女は思ったが・・・<br><br><br><br>「まあ、そんなこと言わないで。パチェ。」<br>この館の主、レミリア＝スカーレットが口を開いた。<br><br>「こいつは人間の癖に、この悪魔の館に何度も押し入る不届き者。<br>　確かに人間としては最低だけど・・・ある意味、最高に面白い人間とも言える。」<br><br>「レミィ・・・何考えてるのよ？」<br><br><br>レミリアはフワリと跳び上がると魔理沙の目の前に立ち、こう言った。<br>「ねえ、魔理沙？あなたの罪は働いて償うなんてどうかしら？」<br>「働く・・・だって？」<br>「そう。今日からここのメイドになるのよ。」<br>悪魔はニコリと微笑んだ。<br><br><br>「ちょっと、あなた本気？そんな奴が役に立つとでも？」<br><br>「いや、役に立つかどうかなんて私はどうでもいいよ。<br>　それよりここで殺しちゃったら、それこそ勿体無いじゃない。<br>　こいつからは散々迷惑被ってるんだから。」<br><br>「・・・全く、あなたの気紛れにはコリゴリだわ。」<br>パチュリーは呆れながらも納得したようだ。<br><br><br>「さあ、どうするの？あなたにとっても悪い話じゃないと思うけど・・・」<br><br>「・・・一つ聞いていいか？」<br>決断を迫るレミリアに、魔理沙が消えそうな声で質問した。<br><br>「何？」<br>「その・・・何年くらい働けばいいんだ？」<br><br>「そうね。あなた次第・・・ね。頑張れば結構早いかも。」<br>と、レミリアが答えた。<br>「普通に働いてたら、一生使っても償えないわよ。」<br>パチュリーがそう口を挟む。<br><br>「一生・・・？」<br>「だからね、これはあなたの頑張り次第よ。」<br>「でも・・・」<br><br><br>「それが嫌なら、ここで人生終わりにする？」<br>レミリアが爪を見せ付けた。<br><br>「ひぃ！分かった！分かりました！」<br>「分かったって・・・何が？」<br>「働きます！働かせて下さい！！」<br>「よろしい。」ﾆｺﾘ<br>再び悪魔は無邪気な笑顔を見せた。<br><br><br><br>「それじゃ、ここにサインして。」<br>「あ・・・ああ。」<br><br>レミリアが魔理沙に悪魔の誓約書を手渡した。<br>これに著名してしまえば、契約の不履行は絶対にありえない。<br><br><br>「・・・・・・」<br>「どうしたの？やっぱりやめたい？」<br>「わ、分かったよ。書けばいいんだろ？」<br><br><br>カリカリカリカリカリ・・・<br>（何で・・・どうして・・・こんなことに・・・・・・）<br><br><br><br>ｷﾘｻﾒ　ﾏﾘｻ<br>霧雨　魔理沙<br><br><br><br>「はい、良く出来ました。」<br><br><br>魔理沙は、著名をしてしまった。<br>もう彼女は逃げられない。<br>一生、レミリアの犬として働かなければならない。<br>幻想郷中を思うまま、自由に飛びまわっていた日々は永久に戻ってこないのだ。<br><br><br>「それじゃ最後に、誓いの言葉を聞かせて？」<br>「う、うん・・・」<br><br><br><br>「私、霧雨魔理沙は・・・己の罪を償うまで・・・<br>　お嬢様、レミリア＝スカーレットに・・・忠誠を誓います。」<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>「お嬢様も何の用かしら？こんな朝早くに。」<br>翌日、館の全使用人が中庭に集められていた。<br><br>毎朝の朝礼は日課になっていたが、レミリアが顔を出すことはあまりない。<br>まして、この日のように主が直々に集合命令をかけることなど滅多にない。<br><br>「あの、咲夜さん。これって何でしょうか？」<br>「私だって知らないわよ。お嬢様が急に集まれって・・・」<br>「咲夜さんも知らないんですか！？」<br>メイド長の言葉に美鈴は驚いた。<br><br>わざわざ全員を集めるのだから、何か重要な発表があるのだろう。<br>しかしメイド長の咲夜にも内緒なまま、そんなことが決まるとは思えなかったからだ。<br><br><br><br>やがてレミリアが壇上に現れた。<br>「おはよう。急に呼び出して悪かったわね。」<br><br>「「「「「お嬢様、おはようございます。」」」」」<br>使用人達から統率の取れた挨拶が返ってきた。<br><br><br>「今朝はね、皆に大事なお知らせがあるの。」<br>（やっぱり・・・でも一体なんだろう？）<br>その場にいる者達の間に緊張が走った。<br><br><br>「実はね、今日から新しい仲間が増えるのよ。」<br><br>（新しい仲間？）<br>主の言葉を聞いた咲夜は己の耳を疑った。<br>この館の人事権は全て自分に一任されているはず。<br>メイドだろうが、門番だろが、お嬢様が私に黙って雇うわけが無い、と。<br><br><br>「そいつはね、あなた達も知っている奴よ。・・・誰だと思う？」<br>（妖精じゃないの？）<br>（誰だろう？）<br>（そんなこと、聞いてないよ？）<br>意外な言葉の連発に、使用人達は動揺を隠せなかった。<br><br><br><br>「ほら、来なさい。紅魔館の新しいメイドよ。」<br>レミリアがそう命令すると、彼女は壇上に上がった。<br><br>それは人間の少女。<br>長い金髪、顔の横から垂れた三つ編み、少し低めの身長。<br>トレードマークの黒い三角帽、白と黒のエプロンドレスは、<br>ヘッドドレスとメイド服に変わっていたが、間違いない。<br>彼女は・・・<br><br>「え～、今日からここのメイドとして働くことになった霧雨魔理沙です。<br>　皆さん、これからよろしくな・・・じゃなかった、よろしくお願いします。」<br><br><br><br>「「「「「な・・・何だって！」」」」」<br>およそ考えもしていなかった事態に、誰もが驚愕し取り乱した。<br>主の目の前であるにもかかわらず。<br><br>「何でそんな奴をメイドにするんですか！？」<br>「そいつをメイドにて、何の得が！？」<br>「そもそも、そいつ本当にメイドなんて出来るんですか！？」<br>とうとう取り留めの無い質問が飛び出してくる始末。<br><br><br>「うるさいわよ。質問があるなら、一人ずつにしなさい。」<br>「あの・・・お嬢様。」<br>咲夜が手を挙げた。<br><br>「何よ？咲夜。」<br>「メイドの人事権は全てメイド長の私にあるのではないですか？<br>　いくらお嬢様でも、私に内緒でメイドを採用するなんて・・・」<br><br><br>「ああ、そのことね。それについては・・・ほら、魔理沙。あなたから説明しなさい。」<br>「あ、はい。レミリ・・・いや、お嬢様。」<br><br>「実は・・・私がここの新しいメイド長に選ばれたんだぜ。」<br>「え・・・！？」<br>「だから・・・その、咲夜は一般メイドに格下げってことで・・・」<br>「・・・」<br><br>「ほら、つまりメイド長じゃ無くなったあなたには人事権なんて無いのよ。<br>　分かりやすいでしょ？」<br>「・・・・・・」<br><br>もう咲夜も、他の使用人達も呆然とするしかない。<br>今起きていることを理解することすら出来ていない。<br><br><br><br>「まあ、そういうことだから。<br>　今日からは咲夜じゃなくて魔理沙の言うことを聞いて働くのよ。<br>　以上で朝礼は終わりよ。」<br><br>「あの・・・」<br>咲夜が再び手を挙げる。<br>「あなた、まだ何か？」<br>レミリアはムッとした表情を見せた。<br><br>「魔理沙をメイドに採用するだけなら、分かります。<br>　ですが、どうしてメイド長にするのですか？<br>　・・・どうして私が降格されなければいけないのですか？」<br><br><br>「あなたねぇ・・・」<br>レミリアは大きくため息をつき、更にこう続けた。<br><br>「あなた、前にこいつに一度負けてるよね？<br>　しかもこいつがウチに忍び込むたび、何度も何度も取り逃して・・・<br>　そんなあなたがメイド長に相応しいと思う？」<br><br><br>「そんな・・・確かに一度は不覚を取りましたが・・・」<br>咲夜が弁解をしようとしたその時・・・<br><br><br><br>「黙れ。」<br><br>レミリアの低い、静かな、しかし恐ろしい声が中庭に響き渡った。<br><br><br>「お嬢・・・さま・・・？」<br><br><br>「言い訳は聞きたくない。<br>　そもそも、私に気安く話し掛けていいと思ってるの？一般メイド如きが。」<br><br><br>「はい・・・・分かりました。」<br>そう言って咲夜は魔理沙を睨みつけた。<br><br><br>「な・・・何だ？」<br>「それなら・・・魔理沙、あなたを倒してメイド長に戻る！」<br>咲夜がナイフを抜いた。<br><br>「ちょ、ちょっと待てよ！！私はただ・・・」<br>「問答無用！」<br>そうして壇上の魔理沙に襲い掛かった時・・・<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/remiria55/entry-11124619645.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 14:51:06 +0900</pubDate>
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<title>紅い悪魔と白黒魔法使い</title>
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<![CDATA[ <div style="DISPLAY: block" id="page_1" class="novel_article parsed">突然だけど私ことレミリア・スカーレットは霧雨魔理沙の事が好き。<br><br>勿論それはlikeの意味の好きではなくloveの方でよ？<br><br>何時からなのかは解らないけど、気が付いたら何時もあの子を目で追っている自分がいた。<br><br>そしてそれが恋だと気が付いたのはつい最近ね。<br><br>それからと云うものあの子の事が気になって、パチェとの暇潰しのチェスにも全然勝てないし咲夜の紅茶の味も良く解らない（この間は咲夜が悪戯で出した青汁を普通に飲んでいたらしい）しお菓子の味も良く解らない（こちらは生クリームの代わりに辛子の入ったシュークリームを普通に食べていたらしい・・・・・・咲夜、良く考えると貴女は一体何をやっているの？）<br><br>「お嬢様の元気が無いようでしたので、私なりのジョークで元気付けようと思いまして」<br><br>「それにしてももっと他の方法は思い付かなかったの？端から見たら只の嫌がらせでしかないわ。後、人のモノローグに返事をしないで頂戴。今私は一人でいたい気分なの、貴女は下がっていなさい」<br><br>「申し訳ありません。では失礼致します」<br><br>頭を下げその言葉と共に、一瞬にして咲夜の姿は私の視界から消え去る。<br><br>うん。咲夜は時々変な事さえしなければ、私に忠実で完璧な従者なのだけど・・・・・・<br><br>まぁ、その時々の変な事も、私を想っての事らしいから咎めたりはしないけれども・・・・・・<br><br>うーん、でもやっぱり咲夜は何かズレている気がするのよねぇ・・・・・・<br><br>私が直すにしても、そういうのはどう説明すれば良いか良く解らないし・・・・・・うーん、こういうのは魔理沙が教えるの上手そうね。あれであの子、結構思い遣りのある優しい子なのよ。なんだかんだ言ってフランの事を気にかけて、ちょくちょく遊んでくれているし、しかも最近は館への被害も出さないようにしてくれているみたいだし。<br><br>あっ、魔理沙に頼んでみようかしら？うん。それが良いわ。そうすれば付き添いと称して魔理沙に会える！上手くいけば魔理沙との仲も進展するかも？一石二鳥どころか一石三鳥じゃない！<br><br>・・・・・・いけないわ・・・・・・咲夜の事を考えていたのに最終的に自分の願望の方が大きくなってるわ・・・・・・最近こんなんばっかりね・・・・・・<br><br>それに頼むにしても、私、最近思う事があるのよね・・・・・・<br><br>えっ？それは何かって？<br><br>いや、それが・・・・・・もしかしたら私は、魔理沙に嫌われているんじゃないかと思うのよ・・・・・・<br><br>正直、そんな事考えたくないから今まで触れないで来たけど、私、魔理沙に避けられているように感じるのよね・・・・・・まぁ、残念な事に元々私と魔理沙は会う機会が少ないのだけど、その少ない機会に――――――<br><br><br><br><br>少女回想中．．．<br><br>パタン<br><br>「ふあぁ・・・・・・何よ、まだ外明るいじゃない・・・・・・咲夜、起こすの早いわよ・・・・・・」<br><br>長い長い館の廊下、その廊下の僅か付いた窓から差し込む微かな陽光を認め、自室から出た私は、斜め後ろを歩く従者に文句を呟く。<br><br>「あら、お嬢様？早起きは三文の得と申しますわ。ですから私は、お嬢様に三文の得をして頂こうと」<br><br>「三文の得ねぇ？一体それが如何許りのものなのか・・・・・・」<br><br>また咲夜の変にズレた行動か・・・・・・等と思いながらも、だからと言って二度寝をする気はさらさら無いので大人しく廊下を歩き続ける。<br><br>「・・・・・・ん？」<br><br>すると前方に誰かがこちらに歩いて来るのが見える。<br><br>妖精メイドかしら？いや、そんな筈はないわ。この階には私の部屋しかないから、基本的に私と親しい人物しか上がっては来ない様になっている。<br><br>それに家のメイド服はあんな白黒では・・・・・・白黒？それにあの特徴的な尖んがり帽子と手に持った箒は・・・・・・って、魔理沙！？<br><br>えっ？えっ？な、何で魔理沙がこんな所に！？<br><br>わ、私、寝起きだけど寝癖ないかしら！？服とか色々乱れてないかしら！？咲夜、ちゃんと直してくれた！？<br><br>すーっ、はーっ、落ち着くのよレミリア・スカーレット・・・・・・これは数少ない魔理沙と二人（咲夜もいるけど）で話せる機会・・・・・・上手く立ち回って魔理沙と仲良く！<br><br>「・・・・・・あら？今日は珍しい顔を咲夜の次に見たわ。一体どうしたの魔理沙？」<br><br>「ぜっ！？」<br><br>出だしはこれで良いかしら？只、魔理沙が何故かあたふたしているのが気になるけど・・・・・・<br><br>「れ、れれれレミリア！？な、何でお前が私の目の前に！？」<br><br>「何でって・・・・・・此処は私の部屋の前よ？それは寧ろ私の台r・・・・・・って、聞いてるの魔理沙？」<br><br>「レミリア、レミりあ、れみりあ・・・・・・あぅ」<br><br>自分から聞いておいて、何故か私の名前を繰り返し呟きながら俯きフリーズしている魔理沙に、私は訝しげな視線を向ける。<br><br>まぁ、私の名前を呼んでくれるのは嬉しいけど、やっぱり会話をして欲しい。<br><br>「おーい、魔理沙？」<br><br>という訳で、結構恥ずかしいけど魔理沙の顔を覗き込む様にする。うん、後少し顔を突き出せば魔理沙とキス出来――――――<br><br>「ふぇ？って、レミっ！？顔が近っ！？あぅ・・・・・・っーーーー！！！！」<br><br>ドッカッーーン！！！！<br><br>結果、魔理沙は廊下の壁を破壊して飛んで行ってしまった・・・・・・ぐすっ。<br><br>「咲夜・・・・・・私、魔理沙に何かした？」<br><br>心の中では泣いているが、表面上は何でもない様に振る舞う。うん、主としての威厳は守れたわ。<br><br>「いえ・・・・・・してないと言えばしてませんが、したと言えばした様な・・・・・・」<br><br>「良く解らないわね・・・・・・」<br><br><br><br>少女回想終了...<br><br>――――――と言った具合に、場所や細かい所は違えど毎回大まかな流れはこんな風になってしまう。<br><br>ね？こんな反応が毎回って・・・・・・明らかに避けられているか嫌われてるわよね？<br><br>はぁ・・・・・・私の初恋は前途多難ね・・・・・・<br><br>いやいや、ポジティブに考えるのよレミリア！大丈夫、まだ修復可能よ！<br><br>・・・・・・でも、一体どうすれば修復できるのかしら？<br><br>こう言う時私が頼れる人物と言えば・・・・・・</div><div style="DISPLAY: block" class="novel_article parsed"><br></div><div style="DISPLAY: block" class="novel_article parsed"><div style="DISPLAY: block" id="page_2" class="novel_article parsed">「―――と言う訳で、私はどうしたら良いのかしら？」<br><br>「だからって何で私の所に来るのよ・・・・・・」<br><br>紅魔館の地下。<br><br>館の最上階にある私の部屋から二番目に遠い、このヴワル魔法図書館（ちなみに一番は此処よりさらに地下に位置するフランの部屋）に足を運び、私は親友にして知識人のパチュリー・ノーレッジ、通称パチェに意見を求めた。<br><br>「貴女知識人で魔女じゃない。だから私みたいな500年も生きてやっと初恋を経験してるような灰色吸血鬼と違って、さぞかし色恋豊富な100年を過ごしてきたのでしょう？」<br><br>「それは100年間の殆どを本を読んで過ごした、灰色魔女の私に対する当て付けかしら？」<br><br>「あら、そうだったの？でも経験はなくても知識くらいはあるんじゃないの？」<br><br>私が話し掛けたというのに全く本から顔を上げなかったので、嫌みを（自分もダメージを受けたが）言ってみると要約パチェが顔を上げたので再び本題に入る。<br><br>「えぇと・・・・・・目の前にいない白黒と消極的に―――」<br><br>「積極的に」<br><br>「むきゅぅ・・・・・・積極的に仲良くなるには・・・・・・まずは相手の変化に気にかける。相手を思い遣れば、おのずと相手も貴女を思ってくれるでしょう・・・・・・ですって。何かある？魔理沙の様子で変わった事」<br><br>何処から出したのか、最初に読んでいた本と異なる本を開き読み上げるパチェ。ふむ、相変わらずあの子は中々優秀な使い魔ね。まっ、今はそれより・・・・・・<br><br>「変わった事ねぇ・・・・・・」<br><br>パチェにしては中々まともな意見ね・・・・・・うーん、最近（宴会等で遠目に）見た魔理沙の様子の変化か・・・・・・あっ、そういえば。<br><br>「・・・・・・元気がないわね」<br><br>「むきゅ？最近の私は喘息の調子も良いし、寧ろ元気な方よ？」<br><br>「・・・・・・この流れでどうして私がパチェの事を言ったと思ったの？そうじゃなくて魔理沙よ魔理沙。あの子、最近宴会とかで妙に上の空なのよ・・・・・・何時もなら一番騒がしい筈なのに・・・・・・結構心配だったのよね」<br><br>「・・・・・・だったら何で何もしなかったのよ？」<br><br>「だって魔理沙、私が近付くと逃げるんだもの・・・・・・」<br><br>「あぁ、そうだったわね」<br><br>そうだったわねって、そもそもそれをどうにかする為にパチェに相談しに来たんじゃない。一々私のトラウマえぐるな！<br><br>って言うか改めて考えると、近付くだけで逃げられるって、相当嫌われてない？私、そんなに嫌われる様な事、魔理沙にしたっけ・・・・・・？<br><br><br>「まぁ、元気がないって解っているなら、その理由を魔理沙から探ってみる事ね。どうせ負けず嫌いなあの子の事よ、誰にも理由を打ち明けていないでしょうから他人に聞いても無駄でしょうし」<br><br>「じゃ、頼むわねパチェ」<br><br>「・・・・・・何でそうなるのよ？やるべき事は教えたんだから、後は自分で何とかしなさいよ」<br><br>面倒臭さそうな顔で言うパチェ。だからこの親友は、一々私が気にしている事を思い出させて・・・・・・！<br><br>「だから何とかしようにも私は魔理沙に避けられてるんだってば！魔理沙と話せない私じゃ探りようがないじゃない！」<br><br>「！」<br><br>珍しいパチェの驚いた顔・・・・・・はっ！いけないわ、つい感情に任せて叫んでしまった・・・・・・<br><br>「・・・・・・ごめんなさいパチェ・・・・・・折角相談に乗ってくれた貴女に、腹を立てる何て筋違いも良い所ね・・・・・・ありがとう。後は自分で何とか―――」<br><br>「待って！」<br><br>ガタンッ<br><br>図書館から出て行こうとすると、パチェがこれまた珍しく大きな声を上げて私を呼び止める。<br><br>振り向くとパチェは椅子を倒してまで立ち上がっている・・・・・・うぅ、そんなに怒っているのかしら・・・・・・？<br><br>「ふぅ、ごめんなさい大きな声を出して。只、レミィが私の話を最後まで聞かないで勝手に帰ろうとするから・・・・・・」<br><br>「パチェ？」<br><br>えぇと、謝られたって事は取り敢えず、怒ってはいないのかしら・・・・・・？<br><br>「どうせ魔理沙は本を読む為に明日にでも此処に来るわ。だからその時探ってみてあげるわ」<br><br>顔を微かに紅くしそっぽを向いてそう言うパチェ。<br><br>あっ、可愛いわ。やっぱりパチェも普段から無表情じゃなければ中々可愛いのよね。<br><br>って、今はそんな事より！<br><br>「本当に？」<br><br>「何よ、不服だとでも言うの？」<br><br>「ううん、ありがとうパチェ！私の為に協力してくれて！」<br><br>ガバッ<br><br>「ちょ！レミィ、そんなに強く抱き着かないで！服が乱れるじゃない！それに貴女の為じゃないわ。どうせ魔理沙が此処に来るからそのついでよついで！」<br><br>「うん！ツンデレパチェ最高！」<br><br>「誰がツンデレか！」<br><br><br>よし！パチェの協力も得られたし、何とか魔理沙と仲良く！<br><br>・・・・・・最低でも、会話が出来る位にはなりたいなぁ。</div></div>
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<pubDate>Mon, 02 Jan 2012 14:48:56 +0900</pubDate>
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<title>【東方手書き劇場】ハブレミリア【前編】</title>
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<pubDate>Sat, 24 Dec 2011 11:56:31 +0900</pubDate>
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<title>東方vocalNo.85 「Magus Light」</title>
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<pubDate>Sat, 24 Dec 2011 11:54:06 +0900</pubDate>
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<title>色は匂へど 散りぬるを 　立体音響風</title>
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<pubDate>Sat, 24 Dec 2011 11:45:57 +0900</pubDate>
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