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<title>読書感想文お助け帳</title>
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<description>読書感想文で何を読めばいいか迷った人をお助けするためいろんな作品を紹介します。</description>
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<title>読書感想文のコツ５</title>
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<![CDATA[ <strong>【課題の枚数に合わせた長さを】</strong><br>読書感想文の課題が出たとき、読むのが簡単だからと言って<br>短編の作品を読もうとしていませんか。<br><br>確かに短編の物語はすぐに読み終えることができます。<br>しかし、今度は感想文を書く段階になって<br>書くネタが少ないことに気がつき、後悔することになります。<br>課題の条件が、四百字詰め原稿用紙一枚くらいなら<br>作品選びに注意する必要はないでしょう。<br>しかし、それ以上の枚数を求められているなら<br>長編の物語を読むことをおすすめします。<br><br><strong>【長編に挑戦！】</strong><br>学生の人達は今ちょうど夏休みを満喫していることでしょう。<br>こういうときは長編小説などを読む絶好の機会です。<br>長編の物語には、登場人物や物語の山場も多く<br>読書感想文のネタには困らないはずです。<br>大人になってからでは、本を読む時間そのものがなかなか取れません。<br>自由な時間の多い今しか読めない本を読んでみませんか。<br>
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<pubDate>Wed, 19 Aug 2009 19:31:20 +0900</pubDate>
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<title>合成怪物の逆しゅう</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=6632992" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">合成怪物の逆しゅう (冒険ファンタジー名作選)/レイモンド・F. ジョーンズ<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F517KXG47NFL._SL160_.jpg" border="0" width="111"></a><br>￥1,575<br>Amazon.co.jp<br><br><strong>【著者】</strong>レイモンド・F. ジョーンズ<br><strong>【対象年齢】</strong>全年齢<br>今回紹介する本は、人間の尊厳をテーマにした物語です。<br>子供向けに易しい言葉で書かれていますが、大人の鑑賞にも堪えるだけの<br>深い内容なので、あえて全年齢向きとして紹介します。<br>40年近く前に出た本にもかかわらず、今読んでもその内容は色あせることがありません。<br><br>以下は読書のポイント<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>人工頭脳センターに勤めるジョンは、結婚後まもなく交通事故で谷底に転落して死んでしまう。<br>気づいたとき彼の体は脳だけになり、人工頭脳につながれようとしていた。<br>死者の脳を使って作られた人工頭脳は、アメリカの政策を決めるための<br>一種のコンピューターとして使われていた。<br>しかし、そこに使われている脳にはまだ人としての意識が残っていたのだ。<br>ジョンはそのことを告発するため、同じく脳だけになった妻のマーサと一緒に<br>ゴセシケという人造生物を作り、人工頭脳センターの外の人間に助けを求める。<br><br><strong>【物語の中の対比】</strong><br>作品中では、いろいろな部分でいろいろなものが対比されています。<br>生前取り決めた契約によって人工頭脳につながれるジョンやマーサと、<br>こっそり契約を破棄していた人工頭脳センターの幹部たち。<br>国のために人工頭脳を使いつづけようとする人々と、<br>人工頭脳の使用禁止を訴えるジョンたち。<br>政府のためなら平然と暴力をふるう政治団体「協力党」と、<br>暴力を嫌ったジョンの協力者。<br>人間とゴセシケ。<br>これらの様々な対比によって、人間の尊厳とは何かというテーマが<br>読者に対して突きつけられるのです。<br><br><strong>【人の尊厳とは】</strong><br>ジョンたちは、最後に人間型のゴセシケを作ることに成功します。<br>友人のデミング博士たちは、人工頭脳が無くなった後も生きていけるように<br>そのゴセシケ人間にジョンとマーサの脳を移植することを提案します。<br>はたして二人はどのような生き方を選ぶのでしょうか。<br>結末はぜひ自分の目で確かめてみてください。
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<link>https://ameblo.jp/report-help/entry-10315792597.html</link>
<pubDate>Fri, 07 Aug 2009 09:22:03 +0900</pubDate>
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<title>星からきた探偵</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=6614148" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">星からきた探偵 [冒険ファンタジー名作選(第1期)] (冒険ファンタジー名作選)/ハル クレメント<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51PKV511J9L._SL160_.jpg" border="0" width="111"></a><br>￥1,575<br>Amazon.co.jp<br><br><strong>【著者】</strong>ハル・クレメント<br><strong>【対象年齢】</strong>小学校中学年・小学校高学年<br>Ｘファイルなどのドラマによって、最近の宇宙人のイメージは<br>不気味一辺倒名感じですが、昔は、友好的かつ紳士的な宇宙人が<br>登場する物語もたくさんありました。<br>今回紹介するのも、そんな時代のＳＦ小説です。<br><br>以下は読書のポイント<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>宇宙人の探偵（デカ）は、殺人犯（ホシ）を追いかけて地球までやってきた。<br>しかし、地球へと降りるホシの宇宙船を見失い、自分も不時着してしまう。<br>他の生物の体内に共生する生命体のデカは、地球人の少年ボブの体に入り<br>彼の協力を得て、ホシの捜索を始めるのだった。<br><br><strong>【ＳＦ＋ミステリー】</strong><br>この物語は、宇宙人のデカと地球人のボブとの交流というＳＦ小説の要素と<br>どこかに潜んでいるホシを探し当てるという推理小説の要素が<br>合わさった作品です。<br>ＳＦは苦手という人も、推理の要素で楽しむことができるのではないでしょうか。<br>ホシもデカと同じく他の生物の体内に入り込める生命体で、<br>登場人物の誰かの中に隠れています。<br>ヒントはちゃんと文中に書かれているので、<br>ボブになったつもりで犯人を推理してみるのも面白いでしょう。<br><br><strong>【紳士的な宇宙人】</strong><br>物語に登場する宇宙人のデカは、地球より優れた文明からやってきました。<br>彼はボブの体を操ることもできるのですが、そんなことはせず、<br>地球の言葉を覚えてボブに協力を求めます。<br>地球人を見下すようなことはなく、対等な存在として付き合おうとするのです。<br>こういった紳士的な宇宙人というのは、多くの場合、<br>作者が人間に対して抱いている理想像が反映されています。<br>最近の宇宙人のイメージが不気味なものばかりということは、<br>そういった理想が失われてしまっているということなのかもしれません。
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<link>https://ameblo.jp/report-help/entry-10314471643.html</link>
<pubDate>Wed, 05 Aug 2009 11:30:56 +0900</pubDate>
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<title>光る雪の恐怖</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=6606006" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">光る雪の恐怖 [冒険ファンタジー名作選(第1期)] (冒険ファンタジー名作選)/リチャード ホールデン<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51E7MG2N56L._SL160_.jpg" border="0" width="111"></a><br>￥1,575<br>Amazon.co.jp<br><strong>【著者】</strong>リチャード・ホールデン<br><strong>【対象年齢】</strong>小学校中学年・小学校高学年<br>ここ最近、子供向けのＳＦ小説というのをあまり見ません。<br>昭和の頃は結構あったのですが、何とも寂しいことです。<br>というわけで、古き良きＳＦ小説から何編か紹介いたします。<br>最近復刊されたとのことで、図書館だけでなく<br>書店でも見つけられるかもしれません。<br><br>以下は読書のポイント<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>ケインフィールドの町では季節はずれの大雪が降っていた。<br>取材に来た新聞記者のデビッドは、町の人々の話から、<br>普通の雪ではないと気づき始める。<br>やがて、町では水分を吸いつくされて<br>ミイラのようになった動物や人間の死体が発見される。<br><br><strong>【環境問題への警鐘】</strong><br>この本は日本では1970年代に出版されています。<br>当時は科学技術の発展に、人々が希望を見ていた時代であると同時に、<br>公害などの、自然環境への影響も問題になっていました。<br>このため、ＳＦ小説にも、当時の人々の問題意識が反映されていました。<br>人々の役に立つ技術を開発するための研究が、<br>偶然にも恐ろしい怪物を生み出すという物語は、<br>今ではすっかり映画などの定番ですが、既にこの頃からあったのです。<br><br><strong>【あえてＳＦ小説として紹介します】</strong><br>最近復刊された同書は、冒険ファンタジー名作選というシリーズになっています。<br>でも、このシリーズ昔はＳＦ小説として出版されていたのです。<br>ＳＦというジャンルには社会に対する高い問題意識をもった作品も多いのですが<br>日本での扱われ方は残念なことになっています。<br>何とかならないものでしょうかね。<br><br>
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<pubDate>Tue, 04 Aug 2009 13:35:42 +0900</pubDate>
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<title>なよたけ</title>
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<![CDATA[ <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480101012?ie=UTF8&amp;tag=simi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4480101012">美しい恋の物語 (ちくま文学の森)</a><img src="https://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=simi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4480101012" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;"><br><br><strong>【著者】</strong>加藤道夫<br><strong>【対象年齢】</strong>中学生・高校生<br>今回取りあげるのは上記の本に収録されている戯曲の「なよたけ」です。<br>戯曲とは、お芝居の台本の形式で書かれた作品のことです。<br>「ロミオとジュリエット」なんかが有名ですね。<br>ちなみに、今回の作品は失恋経験のない人にはお勧めしません。<br>恋を取り扱った文学作品は、基本的に失恋経験がないと<br>本当の面白さはわからないと言うのが私の持論です。<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>京の都に住む青年の文麻呂は、ある日友人から恋の悩みを打ち明けられる。<br>相手は竹籠作りの職人の娘で、名前をなよたけといった。<br>同じ頃、大納言の大伴ノ宿禰御行がなよたけを見初め、自分の妾にしようと<br>なよたけの父に承諾を迫っていた。<br>ライバルが大納言と知って、文麻呂の友人はなよたけをあきらめるが、<br>文麻呂は大納言になよたけを渡すまいと奔走する。<br>いつしか文麻呂自身がなよたけに恋をしていたのだった。<br><br><strong>【戯曲は読みにくい？】</strong><br>ト書きで書かれた台本形式の作品と聞くと、読みにくいのではないか思う人もいるでしょう。<br>しかし、実際は耳で聞いて理解できるような台詞が中心なので、<br>読書が苦手な人でも読みやすいと思います。<br>慣れたら、シェイクスピアに手を出すのも良いでしょう。<br><br><strong>【これぞ青春】</strong><br>この作品は竹取物語をモチーフにした物語で、<br>主人公を少女に恋する青年にしています。<br>記事のテーマや冒頭でほぼネタバレしていますが、<br>主人公の文麻呂の恋と挫折を美しく描いた作品となっています。<br>文麻呂の恋は、若い頃にありがちな一方的な思いによる暴走なのですが<br>こういうのって本人にはなかなか自覚がないものです。<br>失敗してようやくそれに気づくんですけれどね。<br>恋愛未満の恋をつづった物語が「なよたけ」なのです。<br><br>私は高校生の頃読んだのですが、大人になってから読み返しても、<br>当時のような深い感動は味わえませんでした。<br>なので、これは中学生や高校生のうちに出会うべき作品だと思います。<br>若いうちにこそ味わえる感動をぜひ味わってください。
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<link>https://ameblo.jp/report-help/entry-10248524207.html</link>
<pubDate>Fri, 24 Apr 2009 20:13:39 +0900</pubDate>
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<title>南総里見八犬伝</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=5692274" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">南総里見八犬伝〈第1の物語〉妖刀村雨丸/滝沢 馬琴<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61KZA5ZG83L._SL160_.jpg" border="0" width="108"></a><br>￥1,470<br>Amazon.co.jp<br><br><strong>【作者】</strong>滝沢馬琴<br><strong>【対象年齢】</strong>小学校高学年・中学生・高校生<br>今回取りあげるのは、日本のファンタジー小説を語る上で避けては通れない<br>滝沢馬琴の南総里見八犬伝です。<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>安房の城主である里見義実は、安西景連に攻め入られた際に、飼い犬の八房に向かって<br>景連の首を取ってきたら娘をやると言ってしまう。義実の言葉を聞いた八房は姿を消し、<br>程なくして景連の首を持って現われた。<br>義実は八房にご馳走を与えるが、八房は興味を示さず、<br>ついには、義実の娘である伏姫を連れ去ってしまう。<br>伏姫を取り返すため、後を追った金碗大輔は、八房を仕留めようと銃を撃つが、<br>八房を貫通した銃弾は、伏姫の命までも奪ってしまう。<br>姫の死の間際、持っていた数珠が宙に浮かび、<br>仁義礼智忠信孝悌の八つの文字が浮かんだ珠が、八方に飛び散る。<br>金碗大輔は僧の丶大（ちゅだい）法師となり、八つの珠を探す旅に出る。<br>八つの珠は、やがて八人の優れた犬士たちを巡りあわせ、里美家を救うことになる。<br><br><strong>【娯楽要素がたっぷり】</strong><br>江戸時代からの人気娯楽小説とあって、魅力的な要素がふんだんにつまってます。<br>物語の主人公である八犬士たちはそれぞれ特技があり<br>名刀村雨丸の使い手や、怪力の持ち主、忍術の使い手、知略に長けた者など個性派揃いです。<br>また、物語で起こる事件も、国同士の合戦から、化け猫退治まで、<br>いろいろな娯楽要素が盛り込まれています。<br>里美義実のような実在の人物と、八犬士のような架空の人物、関東大戦のような架空の事件が<br>上手く組み合わさって優れた娯楽小説になっています。<br><br><strong>【現代のエンターテインメントへの影響】</strong><br>南総里見八犬伝は、現代の娯楽作品にも大きな影響を与えています。<br>漫画「ドラゴンボール」では、不思議な力を持つ玉を集めるという部分が<br>この作品にヒントを得たものだと言われてます。<br>また、名刀の村雨丸も、テレビゲームなどの作品で登場します。<br><br>オリジナルの作品も、映画や演劇としてたびたび上演されています。<br>特にオススメなのはスーパー歌舞伎です。<br>正月にNHKでテレビ放送していたりもするのですが、<br>歌舞伎のスタイルに現代風の台詞回しを組み合わせているので<br>歌舞伎初心者でも十分に楽しめます。
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<pubDate>Thu, 23 Apr 2009 21:53:19 +0900</pubDate>
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<title>煙草と悪魔</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=5684324" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">芥川龍之介全集〈第2巻〉偸盗 或日の大石蔵之助/芥川 龍之介<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F512Y%252BCgPM0L._SL160_.jpg" border="0" width="115"></a><br>￥3,360<br>Amazon.co.jp<br><br><strong>【著者】</strong>芥川龍之介<br><strong>【対象年齢】</strong>小学校高学年・中学生・高校生<br>今回取りあげる話は、ちょっとユーモラスな話です。<br>芥川龍之介は、西洋文化に関連した作品もいくつか書いています。<br>中でもこの作品は、幅広い年齢層が読める物語でしょう。<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>天文十八年、宣教師フランシス・ザヴィエルと一緒に<br>伊留満（修道士）に化けた悪魔が日本にやって来た。<br>キリスト教徒が少ない日本でひまを持て余した悪魔は、煙草の栽培を始める。<br>あるとき、通りかかった牛商人が煙草に興味を持ち、何の作物なのかを悪魔にたずねた。<br>牛商人がキリシタンであることを知った悪魔は、<br>畑の作物の名前を当てたら牛商人に譲る替わりに<br>当てられなかったときは、牛商人の体と魂を手に入れるという契約を交わす。<br>困った牛商人は、一計を案じ、悪魔の口から畑に植えられた作物が煙草であることを知り、<br>勝負に勝つのであった。<br><br><strong>【働く悪魔】</strong><br>この作品に登場する悪魔は、誘惑する相手のキリスト教徒の少ない日本に来てしまうなど、<br>悪魔ながらどこか間が抜けています。<br>物語の題材としてはよく使われる悪魔ですが、<br>この作品のように額に汗して畑仕事をするという描写は、なかなか見られないでしょう。<br><br>この畑仕事のくだりで、イワンの妹にしかられたという一文が出てきます。<br>あのトルストイの「イワンのばか」のエピソードのことです。<br>大正の時代には既にトルストイの作品が日本に持ち込まれ、読まれていたわけですね。<br><br><strong>【善と悪は同じ船でやって来る】</strong><br>牛商人は悪魔との勝負に勝ち、煙草畑を手に入れるのですが、<br>ここで語り手は、悪魔は本当に負けたのかと問い掛けます。<br>牛商人の体と魂は手に入らなかったものの、その後、煙草は日本全国に広まったからです。<br>物語冒頭にもこんな文があります。<br><br>　南蛮の神が渡来すると同時に、南蛮の悪魔が渡来するということは、<br>　――西洋の善が輸入されると同時に、西洋の悪が輸入されるということは、<br>　至極、当然のことだからである。<br><br>明治以降の西洋化の熱が一段落し、社会の矛盾が明かになりつつあった<br>そんな大正という時代がこの物語を産んだのかもしれません。<br>
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<pubDate>Wed, 22 Apr 2009 22:41:58 +0900</pubDate>
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<title>羅生門</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=5674187" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)/芥川 龍之介<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51pTOjDfN6L._SL160_.jpg" border="0" width="115"></a><br>￥380<br>Amazon.co.jp<br><br><strong>【著者】</strong>芥川龍之介<br><strong>【対象年齢】</strong>中学生・高校生<br>羅生門といえば、芥川龍之介の代表作といえるでしょう。<br>今昔物語の「羅城門の上層に登りて死人を見し盗人の語」を元にした小説です。<br>芥川龍之介の作品には、人間のエゴをテーマにしたものが多く、<br>この作品も例外ではありません。<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>天災や飢饉によって京の都がさびれかけていた頃、<br>朱雀大路にある羅生門は荒れ果て、死体を捨てる場所となっていた。<br>ある雨の日、行き場を無くした下人が一人、羅生門で雨宿りをしていた。<br>楼の上に登るはしごを見つけた下人は、漏れている灯りから、何者かがいることに気づく。<br>はしごを登ってのぞいてみると、そこでは老婆が死体から髪を抜いていた。<br>恐怖と好奇心から下人は老婆に何をしているのかを問い詰める。<br>下人の問に対して、老婆は死体の髪からかつらを作るのだと答えた。<br>老婆の話では、死体の女は生前、干魚を偽って蛇の肉を売っていたのだという。<br>蛇の肉を売ったのが生きていくために仕方のないことなら、自分が死体の髪を抜くのも<br>生きていく上で仕方のないことだ、そう老婆が開き直ると、<br>下人はならば自分も生きるためだと言って、老婆の衣を奪い、いずこへとも無く去っていったのだった。<br><br><strong>【低きに流れる人の心理】</strong><br>「あいつが不正をしているのだから、自分の不正だって許されるはずだ」という心理は<br>今も昔も変わらないもののようです。<br>物語の主人公である下人は、最初、老婆の行為に嫌悪感を覚えるのですが、<br>結局は老婆の開き直りと同じ論理で自分の強盗を正当化してしまいます。<br>世の中の荒廃を、ミクロな視点から書いた作品と言えるでしょう。<br>このような人の心理を逆手に取ったのが、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B2%E3%82%8C%E7%AA%93%E7%90%86%E8%AB%96" target="_blank">割れ窓理論</a>です。<br>アメリカで犯罪抑止の対策の中から生まれた理論で、ニューヨークでの防犯への応用が有名ですね。<br>羅生門の物語などを引き合いに出して、「日本人には倫理観が無い」などと言う人がいますが、<br>低きに流れる人の心理は、普遍的なものであり、洋の東西も関係ないようです。
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<pubDate>Tue, 21 Apr 2009 20:46:25 +0900</pubDate>
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<title>読書感想文のコツ４</title>
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<![CDATA[ <strong>【時事ネタを盛り込む】</strong><br>自分の体験を盛り込むことでオリジナルの感想文にするという話を前回書きましたが、<br>その他に、時事ネタを盛り込むという方法もあります。<br>日頃からニュースを見ていれば、読んだ本の内容と関連した事件を見つけることができるでしょう。<br>低年齢向きの易しい本でも、ニュースに絡めて深い考察ができるなら<br>立派な感想文になるはずです。<br><br><strong>【時代背景で本を選ぶ】</strong><br>時事問題と合わせて感想文を書きやすい本は、書かれた時代や物語の時代設定から探せます。<br>第二の世界恐慌と呼ばれる今なら、大正末期～昭和初期や、経済的な混乱が起きた幕末などが良いでしょう。<br>歴史の勉強にもなるので一石二鳥ですね。<br>
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<link>https://ameblo.jp/report-help/entry-10246103005.html</link>
<pubDate>Mon, 20 Apr 2009 20:35:24 +0900</pubDate>
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<title>芋粥</title>
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<![CDATA[ <a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=5658335" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)/芥川 龍之介<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51pTOjDfN6L._SL160_.jpg" border="0" width="115"></a><br>￥380<br>Amazon.co.jp<br><br><strong>【著者】</strong>芥川龍之介<br><strong>【対象年齢】</strong>中学生・高校生<br><br>今回取りあげるのは、芥川龍之介の代表作とも言うべき「芋粥」です。<br>芋粥というのは、お粥の中に山芋を入れ、甘葛で味付けしたシンプルな料理です。<br>この甘葛というのがポイントで、昔は甘い物が貴重だったため<br>芋粥も普段は食べることができないご馳走だったようです。<br><br>以下は読書のポイント<br><br><strong>【あらすじ】</strong><br>京都の藤原基経に仕えるある五位（侍の階級）の侍がいた。<br>赤い鼻とみすぼらしい衣、そして気弱な性格で、同僚や子供にも馬鹿にされていた彼だが、<br>ある願いをいつも胸に秘めていた。<br>それは、年に一度食べることができる芋粥を、飽きるほど食べてみたいというものである。<br>ある日、宴の席で藤原利仁にその願いを偶然聞かれ、五位は敦賀にある利仁の家に招待される。<br>利仁は、使用人を総動員して大量の芋粥を作らせた。<br>しかし、それを見た五位はあれほど食べたかった芋粥を前にして食欲を失ってしまうのだった。<br><br><strong>【思い焦がれるという楽しみ】</strong><br>飽きるほど何かをしたいという願いは、誰しも一度は持ったことがあると思います。<br>デザートをひとりじめしてみたい、ホテルのスイートルームを貸しきりたいなどいろいろあるでしょう。<br>しかし、いざ願いが実現すると、思っていたほど良いものではなかったりします。<br>好物のデザートも、すぐ飽きてしまったり、<br>広い部屋に止まっても落ち着かなくて眠れなかったり、<br>実は待ち望んでいるうちが花だったということも、珍しくありません。<br>ここまでならよくある話なのですが、この作品ではもう一歩踏み込んでいます。<br><br>　どうもこう容易に「芋粥に飽かん」ことが、事実となって現れては、<br>　せっかく今まで、何年となく、しんぼうして待っていたのが、<br>　いかにも、むだなほねおりのように、みえてしまう。<br><br>欲求が満たされるということは、裏を返せば、思い焦がれるという楽しみが<br>無くなってしまうという事でもあります。主人公の五位はそれを恐れるわけです。<br>このような逆説的な楽しみというものは、なんとも日本的なテーマではないでしょうか。<br>
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<link>https://ameblo.jp/report-help/entry-10245599636.html</link>
<pubDate>Sun, 19 Apr 2009 20:32:51 +0900</pubDate>
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