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<title>◊◇clover◇◊</title>
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<description>どうも、璃音です。このブログは荒らし禁止です。まあ、荒らされるほど読者はいないと思いますがｗｗｗ小説などを載せたいと思っています。コメ宜です！ツイッターやってます。＠rionrriフォローしてくださったら泣いて喜びます。</description>
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<title>ブログお休みのお知らせ</title>
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<![CDATA[ <p><font size="3">お久しぶりです、璃音です。</font></p><p><font size="3">突然ですが、しばらくブログをお休みしようと思います。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">っていうか今日まで何週間も休んじゃってるんですが；；</font></p><p><font size="3">すみません＞＜</font></p><p><font size="3">本当は、今週中にリクをUPする予定だったのですが、書き終わらなくて…＞＜</font></p><p><font size="3">お休みが明けたら一番初めにUPしたいと思います。</font></p><p><font size="3">それまでどうかお待ちください。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">本題へ。</font></p><p><font size="3">何故お休みするかですが、私の受験までもう2ヶ月を切ってしまっているので…。</font></p><p><font size="3">小説を書きたいのは山々なのですが、そうも言ってられないのです。</font></p><p><font size="3">試験は3月の11日です。</font></p><p><font size="3">合格発表は13日ですが、その後も色々とバタバタすると思いますので、ブログを更新するのはさらに一週間ほど経ってからになると思います。</font></p><p><font size="3">一発で受かったらの話ですが←</font></p><p><font size="3">イエもちろん落ちる気はないですよ！！</font></p><p><font size="3">頑張ります。</font></p><p><font size="3">応援してくださると嬉しいです。</font></p><p><font size="3"><br></font></p><p><font size="3">読者の皆様、リクエストをくださっている悪い子様。</font></p><p><font size="3">本当にご迷惑をかけてすみません。</font></p><p><font size="3">それでは、3月にまたお会いできますように。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11749046890.html</link>
<pubDate>Mon, 13 Jan 2014 10:58:32 +0900</pubDate>
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<title>瑠璃色の風～魔術の姫は異界を旅する～112</title>
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<![CDATA[ <p>男もそんな風璃に気づいたのか、目の前の瓦礫を破壊しつつこちらに向かってきた。</p><p>風璃はさらにスピードを上げ、曲がり角を片っ端から曲がっていく。</p><p>夢中では知っていたのがいけなかったのか、角を曲がった瞬間、人にぶつかってしまった。</p><p>「すみませ……、！」</p><p>それはまぁ、よくある展開で。</p><p>風璃がぶつかったのは、風璃を追いかけていた男その人だったのである。</p><p>風璃が気づいたということは、当然相手も気づいたということで。</p><p>慌てて後ろを向いて走り出すが、焦ったためか足をもつれさせて転んでしまった。</p><p>そんな絶好のチャンスも見逃すはずもなく、男は再び掌に火の玉を浮かべると、</p><p>「悪く思うなよ」</p><p>と言って、その玉を風璃に向けて投げた。</p><p>「いやぁああああ！」</p><p>風璃は何がなんだかわからないまま、その火の玉を払うように手を払った。</p><p>すると、バシャン！という音と同時にジュウ、という音が聞こえ、目の前にはびしょ濡れになった男が一人、立っているだけになった。</p><p>男は呆然と自分の手を見つめると、風璃を睨み、唸った。</p><p>「てめぇ……！」</p><p>逆上した男は腰から二十センチばかりの刃物を出すと、叫びながら風璃に向かってきた。</p><p>平和な日本で生まれ育った風璃には未だかつてこんな体験はしたことはもちろんない。</p><p>「やだ…、リムズ…っ」</p><p>震える声は本人には届くはずもなく。</p><p>風璃と刃物の距離は、もう三十センチほどしかない。</p><p>「――――っ！」</p><p>パニックになった風璃が咄嗟に思い浮かべたのは、男が先ほどまで出していた、真っ赤に燃える火の玉だった。</p><p>目を瞑り、体を強ばらせていた風璃は、いつまでも襲ってこない痛みを不思議に思って、恐る恐る目を開いた。</p><p>そこには炎に包まれた男がこちらを睨んでいた。</p><p>「ひ……っ」</p><p>それはなんだかとても恐ろしい光景で、だけども風璃はそれが自分でやったことなのだとなんとなくわかってしまって、震える手をかざすと、この火が消えるように願いながら振り下ろした。</p><p>水が男を包んでいた日を消すのと同時に、どこからか懐かしさすら覚える声が聞こえる。</p><p>男がばたりと倒れた瞬間、その声の主はやってきた。</p><p>遅すぎる登場に、風璃は不満げに文句を言うのだった。</p><p>遅いよリムズ、と。</p>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11734628268.html</link>
<pubDate>Mon, 23 Dec 2013 11:58:52 +0900</pubDate>
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<title>瑠璃色の風～魔術の姫は異界を旅する～111</title>
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<![CDATA[ <br><br><br><p>風璃が駆け出して一拍後、視線の持ち主も風璃を追いかけ始めるのがわかった。</p><p>足音は一人分。</p><p>風璃は足が速い方ではないが、どうにかすれば逃げ切ることもできなくはない速さだ。</p><p>が、それも普段ではという話であって、今風璃が履いているのは履きなれたスニーカーではなく、木と革で出来た、あまり運動には向かないであろう靴だ。</p><p>スクトプルーズに来て五日目とはいえ、この町に詳しいわけでもなく、それ以前に絶賛迷い中だったのだから、土地を利用して逃げるというのもできない。</p><p>とりあえず今は走るしか方法がないのだ。</p><p>慣れない靴で走ったせいか足が痛い。初めてヒールで長時間歩いた時のようだ。靴下なんてものはないので靴擦れも酷い。</p><p>このまま靴を履いていたら歩けなくなりそうだ。これなら裸足で走ったほうがマシな気がする。</p><p>問題があるとすれば道に落ちている石くらいだが、気をつけて走ればいい。</p><p>よし、脱ごう。</p><p>幸い、靴は風璃のサイズよりも少し大きい。</p><p>強く足を前に出せば脱げるだろうと思ったのだが、</p><p>（脱げない…！）</p><p>ギリギリ足に引っかかってしまう。</p><p>一番確実なのは手で取ることだが、止まったら追いつかれるだろう。</p><p>どうしようかと思ったとき、曲がり角が見えた。</p><p>あの角にかかとの部分を引っ掛ければ脱げるんじゃないだろうか。</p><p>少しスピードを上げて曲がり角に走った。</p><p>曲がる一瞬、自分を追っている相手の姿が見えて、風璃は息を飲んだ。</p><p>その相手――男だった――は、掌に浮かばせているサッカーボール大の火の玉らしきものを、今まさに投げようとしていたからだ。</p><p>一瞬後、建物が崩れて、爆風で体が浮くのを感じた。</p><p>「うそぉっ」</p><p>だん、と背中を強く打って意識が飛びそうになるのをこらえて風璃が男のいた方向を見ると、自分でやったくせにこちらに来るのに手間取っているようだった。</p><p>今の状況だったら靴は脱げるが、建物が崩れたせいで石や木がそこらじゅうに落ちていて、裸足で走った日には怪我をするのは確実だ。</p><p>靴を脱ぐのを諦めると、風璃は再び男から逃げることを再優先事項にして走り出した。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11730400287.html</link>
<pubDate>Mon, 16 Dec 2013 17:06:26 +0900</pubDate>
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<title>瑠璃色の風～魔術の姫は異界を旅する～110</title>
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<![CDATA[ <p>倒れている少女に目を凝らして、リムズは眉を寄せた。</p><p>「気が絶たれています。……ダメですね」</p><p>ヴァンドッドが舌打ちをするのが聞こえた。</p><p>リムズの言う〈気〉とは、魔力のことだ。気が絶たれているとは、魔力が体の中にないことを指す。</p><p>魔力を持っていないものなどいない。どんなに僅かであったとしても、完全にないということはありえない。</p><p>しかし、ひとつだけ魔力を完全に無くす方法がある。</p><p>世界中に溢れている魔力との繋がりを絶つこと。</p><p>それをやると――人は死ぬのだ。</p><p>「随分と落ち着いてるじゃねぇか。オレ様の予想ではお前は取り乱すと思ったんだが」</p><p>「ある程度は予想していましたから。ですが、予想よりも早いので驚いています」</p><p>この人たちが僕らだと思ってくれていたらいいんですが、と何でもないように言うリムズ。</p><p>ヴァンドッドは何か言いたそうに体を揺らしたが、結局なにも言わずにリムズをつついた。</p><p>「ぼーっとしてんじゃねぇよ。準備はいいか？」</p><p>怪訝そうに顔を向けるリムズに、わざとらしく溜息をついてみせる。</p><p>「フーリのところに移動するに決まってんだろ？お前はともかく、ただの小娘とフーリじゃ魔力の桁が違いすぎる。誤魔化しきれねぇよ」</p><p>「ということは、フウリが」</p><p>危険な目に、あってるかもしれないということで。</p><p>もし、間に合わなかったら、フウリは――。</p><p>「そぉいうこと。……何もなければいいんだがな」</p><p>「フウリ……！」</p><p>来た道を戻ろうととするリムズに、ヴァンドッドは待ったをかけた。</p><p>「なんですか？急がなくては、フウリが…！」</p><p>「わぁってるよ、落ち着け。走って移動してどうすんだよ」</p><p>「でも、じゃぁ」</p><p>何も分かっていないらしいリムズにしびれを切らしてヴァンドッドは怒鳴った。</p><p>「オレ様が移動させてやるっていってんだよ！いいから早く、しっかりオレ様を掴んどけ！」</p><p>慌ててその通りにすると、奇妙な浮遊感に包まれて、視界がぐるぐると回る。</p><p>次の瞬間、リムズとヴァンドッドは薄暗い路地にいた。</p><p>そして、五十メートルほど先に風璃と見知らぬ男の姿を見つけた時、リムズは駆け出した。</p><p>さっきまでの浮遊感とのギャップで気持ちが悪いし足元もおぼつかないが、そうせずにはいられなかった。</p><p>「フウリ――！」</p><p>瞬間。</p><p>男はばたりと倒れ,リムズの声に気づいた風璃が振り返り、言った。</p><p>「もぅ、遅いよリムズ」</p><p>「…………え？」</p><br><br><br><p>                                   ◇ 　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　◇</p><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11724187236.html</link>
<pubDate>Sun, 08 Dec 2013 20:52:40 +0900</pubDate>
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<title>瑠璃色の風～魔術の姫は異界を旅する～109</title>
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<![CDATA[ <p>「ここ、通ったけなぁ。ていうかこんなものあったっけ？うーん…」</p><p>全然全く思い出せない。しかも、さっきまでの賑わいはどこへ行ったのやら、人が退部少なくなっている。</p><p>（迷子になった時の鉄則は、動かないことなんだけど…）</p><p>そういうわけにもいくまい。というか、既に動いてしまっているので手遅れだ。</p><p>「困ったなぁ」 </p><p>呟きつつも足をすすめる。人通りの多いところのほうがいいだろう。多すぎたら余計に分からなくなるから、適度な感じのところを探そう。</p><p>なんだか薄暗いくて気味が悪い。そういうところは、治安が悪い場合が多いって、何かで聞いたことがあるような気がするし。</p><p>そんなことを考えながら歩いていた。</p><p>ふと、首筋がチクリとした。</p><p>物理的なものではなくて、中から湧いてきたような、痛いと思うほどでもない感覚。一瞬で収まったが、不思議に思って首を押さえた。</p><p>刹那、ぞくりと、何かが這い上がってくるような感覚がした。次いで、何か、嫌な感じが胸の中に渦巻く。</p><p>嫌な感じ。不安。恐怖。なんだか落ち着かない感じ。</p><p>まるで、誰かに見られているような。</p><p>こレに似た感じを、前――といっても地球でのことだが――感じたことがある。</p><p>それは、女子同士の喧嘩でのこと。</p><p>ありがちで、ありふれている言っても過言ではないくらいに馴染みのある感覚。</p><p>その視線に混じっでいるのは、悪意であったり嫌悪であったり好奇であったり……、当然、あまりいい気分のしないものだ。</p><p>だが、それとはまた少し違うような感じだ。</p><p>悪意というよりは敵意。嫌悪というよりは憎悪。好奇というよりは奇異。</p><p>そんな視線が自分に注がれているのを、風璃は文字通り肌で感じていた。</p><p>そして、それに耐え切れなくなった時―――風璃は駆け出した。</p><br><br><br><p>　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇</p><br><br><br><p>「ヴァンドッド様自身は魔術とか使えないんですか」</p><p>うんざりしたようにリムズは言った。</p><p>「んなわけねぇだろー？オレ様はあの伝説の杖だぜぃ」</p><p>おちゃらけてヴァンドッドは答える。 </p><p>風璃と別れた直後は少し気まずかったものの、今では微塵もそんなことを感じさない。どころか、楽しそうでもある。</p><p>人間だったら胸でも張っているであろう杖に対してリムズは目をすがめた。</p><p>「じゃぁ魔術で森まで運んでくださいよ。もう脚が…」</p><p>「おやおや、若いってのに感心しないねぇ。今からそんなこと言ってたらお前、あと十五年もしたら大変だぞぉ」</p><p>「嫌なことを言ってくれます」</p><p>きょほきょほと笑うヴァンドッドに苦笑いで答える。</p><p>第一印象とはだいぶイメージが違うが、それが故意にやっていることなのか、それともこっちが本性なのか、全くつかむ事ができない。</p><p>何を考えているのかわからない。</p><p>最初は恐怖とも思える感情を抱いた相手。このひとは、僕らの…フウリの味方なのか、敵なのか。どちらでもないのか。</p><p>自分は知らなければいけないはずだ。</p><p>フウリが何事もなくこの世界を救ってくれるように、妙なものは潰しておかなければならない。</p><p>たとえそれが、伝説に残る杖そのものだったとしても。</p><p>そんな考えが、実はヴァンドッドにはお見通しだったりするのだが、あえて何も言わなかった。</p><p>ここで処分されたら、帰るのが面倒だからなぁ。</p><p>そう心の中で呟くと、リムズが急に足を止めた。</p><p>え、なに、もしかしてバレちゃった？</p><p>軽くドキリとしつつ間の抜けた声を出してみる。</p><p>「なに、どしーたぁ？」</p><p>「………」</p><p>「おい、聞こえるかぁ？……どうした」</p><p>呼びかけても答えないリムズを怪訝に思って、袖から飛び出して肩に飛び移る。</p><p>そこでようやく、</p><p>「何、ですか、これは…」</p><p>思い出したかのように、リムズが呆然と呟いた。</p><p>ヴァンドッドの不機嫌な声がそれに重なる。</p><p>「こっちが聞きてぇよ――フーリの嫌な感じとやらが当たったってことだろ」</p><p>目の前には―――十代後半と思わしきロングヘアの少女と二十代前半であろう男性が血まみれで倒れていた。</p><p>先日、風璃たちが魔術の勉強をした場所で。</p><br><br><br><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><br><br><p>ハイ！</p><p>すいません遅いですどのくらい遅いかっていうと一週間くらい遅いですすみません！！</p><p>馬鹿でとろくてすみません！！</p><p>なんかもう…全力でネガティブモードです←</p><br><br><p>休んだ手前結果報告をば。</p><p>よかったです！</p><p>テスト！</p><p>定期はこの３年間で一番いい点数を取れたし、模擬ではちゃんと合格圏内に入ってました。</p><p>皆様のおかげです。</p><p>ありがとうございました。</p><br><p>ちょこっと小説のことをーー書きたいんですが、展開的に説明を入れたらアウトっていうか、＝でネタバレになってしまいそうなので自粛ですw</p><p>ここからの展開上、もうそろそろ説明しちゃいけないような感じなので、もしかしたらもうやらないかも。</p><p>くだらない会話のときは書きますがw</p><br><p>あ、来週もページ数増やせたらいいなーと思ってます。</p><p>思ってます。</p><p>大事なことなので二回言いました（（殴</p><p>すみません！！</p><br><p>それではこのへんで。</p><p>また来週、皆様にお会いできますように。</p>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11715068573.html</link>
<pubDate>Sat, 30 Nov 2013 14:03:57 +0900</pubDate>
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<title>テスト…orz</title>
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<![CDATA[ <p>またテストがあるので小説かけません…。</p><p>定期テストと模擬テストがあるので、次の更新は来週か再来週になると思います…＞＜</p><p>ご迷惑おかけします。</p><p>次の更新、頑張るので！！</p><br><p>それでは、またお会いできますように。</p>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11680490133.html</link>
<pubDate>Sat, 09 Nov 2013 20:35:26 +0900</pubDate>
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<title>瑠璃色の風～魔術の姫は異界を旅する～108</title>
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<![CDATA[ <p>しばらくぼーっと突っ立っていたが、風璃を追いかけるのをあきらめたのと同時にヴァンドッドに急かされたのもあって、風璃が消えた方向に背を向け、森の方へと歩き出した。</p><br><br><br><p>　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　◇</p><br><br><br><p>「ここ…どこよ…？」</p><p>いつかと同じセリフを、いつかの時よりもずっと弱弱しい声で吐いた。</p><p>後先考えず走ったから、行った事のないところに出てしまったらしい。</p><p>後ろを振り向いてもリムズが追いかけてくる様子もない。</p><p>風璃がこうして逃げるように走った時は、地球(むこう)でもここでも必ず誰かが追いかけてくれたのに、それがないのがとても心細かった。</p><p>（そう言えばあの時、何で逃げたんだっけ？）</p><p>地球での事を思い出してみるが、なかなか思い出せない。</p><p>確か、すごく面白い勘違いをして逃げて、後でみんなで爆笑し合った、恥ずかしいけど大切な、忘れられない思い出だったはずなのに。</p><p>（あれ、そうだったっけ？）</p><p>そんなに大切な思い出だったら忘れることはないだろう。もしかしたら、そんなに大したことはなかったのかもしれない。</p><p>「まぁいいか」</p><p>今をどうするかを考えようもと来た道を辿ろうにも、夢中で走ったから通った道なんて覚えていないし、そもそも人込みで景色なんて見えなかった。夜までに帰れれば問題ないのだろうけど。</p><p>ここより少し人通りの少ない所に行って、誰かに宿までの道を聞けばわかるはずだ。</p><p>そう思ってからはっとする。</p><p>「宿の名前、わかんないじゃん…」</p><p>日本語ならともかく、あの訳のわからない文字で書かれているのだ、読めるはずもない。</p><p>今まではリムズと一緒に通った道か、宿の近くしか行っていなかったからすっかり失念してしまっていた。</p><p>（どうしようかなぁ）</p><p>とりあえず、回れ右をして歩くことにした。</p><br><br><br><br><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><br><br><br><p>皆様今晩は！</p><p>璃音です。</p><p>今週もまた一日遅れてしまった…orz</p><p>すみません＞＜</p><br><p>今週もちょっと長めです。</p><p>改行が多いので…＾＾；</p><p>リムズ達がちょこっとしか出てないですが、あまり気にしない方向で←</p><p>あ、わかりづらいかもしれませんが、風璃の</p><p>（そう言えばあの時、何で逃げたんだっけ？）</p><p>というセリフは、地球での事を指してのセリフです。</p><p>ハイ！すみません！</p><br><p>ちょこちょこっと同じフラグを出してます。</p><p>そろそろしつこいと言われそうですが、まだまだ続きます。</p><br><p>それでは今週はこのくらいで。</p><p>また来週、お会いできますように。</p>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11666560282.html</link>
<pubDate>Sun, 03 Nov 2013 16:18:35 +0900</pubDate>
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<title>幸せ(ほし)の輝き</title>
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<![CDATA[ <br><p>　　　　　</p><p>　　　　　　　　　　　　 　 “幸せ”は星と同じだ</p><br><p>　　　　　　　　　　　 　　辛いことが　百個 千個</p><br><p>　　　　　　　　　 　　数え切れないほどあったって</p><br><p>　　　　　　　　　　　　 その闇の中で星が見えたら</p><br><p>　　　　　　　　　　　 たったひとつの光が見えたら</p><br><p>　　　　　　　　　 　それだけで満足してしまえるような</p><br><p>　　　　　　　　　　 　　　　そんな　輝きだと思う</p><br><p><br><br></p><p>　　　　　　 　　　　　例えば悲しいことがあったなら</p><br><p>　 　　　　 　　　　　　　　　雲が光を隠してしまう</p><br><p>　　 　　 　　　　　　　 見えなくなってしまったそれは</p><br><p>　　　 　　　　　　　　なかったものにされてしまうの？</p><br><p><br></p><p>　　　　　　　　 　　　　　 例えば幸せが増えたなら</p><br><p>　　　　　　　　　 　　　　空には星が敷き詰められる</p><br><p>　　　　　　　　　　 　　　　　大きな星に見慣れたら</p><br><p>　　　　　　　　　　　 小さな星には 気付かなくなる？</p><br><p><br></p><p>　　　　　　　　　　　　　 例えば幸せに満ちたなら</p><br><p>　 　　　　　　　　　　　　降り注がれる太陽の日差し</p><br><p>　　 　　　　　　　　　　　 星はどこにも見えなくて</p><br><p>　　　 　　　　　　　　　探すことすら やめてしまうの？</p><p><br></p><p><br></p><p>　　　　 　　　　　　　　　　　だから私は目を凝らす</p><br><p>　　　　　 　　　　　　　　どんなに小さな輝きだろうと</p><br><p>　　　　　　 　　　　　　　 ちゃんと“幸せ”なんだって</p><br><p>　　　　　　　 　　　　 　　確かにそこにあるんだって</p><br><p>　　　　　　　　 　　　　　　そう思っていられるように</p><br><p>　　　　　　　　　 　　 　　空に向かって、目を凝らす</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11658059604.html</link>
<pubDate>Tue, 29 Oct 2013 20:23:06 +0900</pubDate>
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<title>瑠璃色の風~魔術の姫は異界を旅する107~</title>
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<![CDATA[ <p>リムズを待たせないようにできるだけ急いで支度をすませた。</p><p>「行こう、リムズ」</p><p>「はい」</p><p>宿の外に出ると、宿の仲とは比べ物にならないほどの喧騒に包まれる。一段と賑やかなところを見つけると、風璃はリムズの腕を引っ張った。</p><p>「あっち行こうよ！」</p><p>風璃の頭の中では、仕方がないですねと言って付き合ってくれるリムズの姿が浮かんでいた。</p><p>だが、風璃の想像を裏切って、リムズは風離をひきとめた。</p><p>「すみません、僕はこれから森に行って見ようと思うんです。だから、……」</p><p>「そう…なんだ」</p><p>少しショックを受けながら、風璃はリムズの腕を離した。</p><p>思い出してみれば、リムズは外に行こうと言っただけであって、一緒に行こうとは一言も言っていないのだ。</p><p>「それじゃ、仕方ないよね」</p><p>一度浮かべてしまった表情と感情を打ち消すように笑って、</p><p>「じゃぁ」</p><p>と言ってリムズに背を向けて走り出した。</p><p>「あ、ちょっと………行ってしまいました」</p><p>独り言に聞こえるそれは、もうひとりに向けてはなった言葉だ。</p><p>「そりゃてめぇの言い方がわりぃ」</p><p>｢僕ですか｣</p><p>「僕だよ」</p><p>既に人混みに消えてしまった風璃を追いかけようかどうか迷いながら会話を続ける。</p><p>やろうと思えば風璃を見つけることは簡単だし、追いかけることもできる。</p><p>風璃がラーガの家を飛び出した時も、偶然とは言っていたがそんなわけはなく、故意に追いかけていたのは言うまでもない。</p><p>あの日から数日しかたっていないが、自分たちの仲は驚くほど良くなったと思う。</p><p>一週間と少しとはいえ、一緒に暮らしているのだからそれも当然か。</p><p>「もっと言い方を変えるとか、最初から自分はいかねぇと言っておくとか、やり方はいろいろあっただろう」</p><p>「僕だって風璃と一緒に位置に行きたかったんですよ」</p><p>「行きゃぁよかったじゃねぇか」</p><p>「そんなこと言ったって、ヴァンドッド様が森に行くとか言い始めるからじゃないですか。おひとりでなんて行かせられませんし」</p><p>「オレかよ」</p><p>「オレですよ」</p><p>手首に巻きついた杖が、むぅうと唸った。</p><p>「オレ様だってなぁ、てめぇを行かせてやりたかったんだぜ？でもよ、フーリがあんなに森に行くのを嫌がるんだ、気になるのも無理はねぇだろ。それに、何か理由があるって言ったのはてめぇだぞ」</p><p>今度はリムズが唸る番だった。</p><br><br><br><br><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><br><br><br><p>皆様今晩は！</p><p>璃音です。</p><br><p>今週も更新日を大幅に過ぎて…。</p><p>本当に、申し訳ありません！！</p><p>小説は若干長めになってますので…・＞＜</p><p><br></p><p>今回は前回と少し時間をおいたので、感覚をつかむのに苦労しました。</p><p>やっぱり一気に書いたほうがやりやすいですね…^^；</p><br><p>風離にはかわいそうですが、リムズと一緒に町見学なんてさせませんｗ</p><p>もう少し、リムズとヴァンドッドの会話を続けるつもりです。</p><p>個人的にこの二人の組み合わせは好き。</p><p>意外と気が合いそうなところとか、二人ともボケに回りそうなところとか、書いていて楽しいです。</p><br><br><p>最近更新が遅いことが多いので、お詫びに。</p><p>明日、詩をＵＰする予定です。</p><p>あとがきは…多分ないかなｗ</p><p>明日のいつになるかは不明ですがｗ</p><p>頑張ります！</p><br><p>それでは、また明日。</p>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11656315655.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Oct 2013 16:49:46 +0900</pubDate>
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<title>リクエスト小説―――七人</title>
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<![CDATA[ <p>「遅い」</p><p>静かに、だが確かに苛立ちを込めて呟いた。</p><p>灰皿の中身は二桁に入ろうとしている。一番遅くなるだろうと思ったヤツもさっき来た。</p><p>なのに、まだ揃わない。</p><p>「ホントだよ～。フィナ、もう耐えらんなーい」</p><p>椅子がひっくり返りそうな勢いで手を後ろに頬り出したフィナにひやりとしつつ、これで会議が進められる、と思った。</p><p>これに免じてお前はさっききたばっかりだろう、なんてことは言わないでおいてやろう。</p><p>「あら、いまのところ一番最後に来たのはフィナちゃんじゃなかったかしら…？くすくすくす」</p><p>意地悪そうに笑う声に、またか、と思った。ちょうど自分の向かい側に座っているカローラだ。</p><p>人が流そうと思った事を、わざわざからかったりして…。</p><p>むっとして文句を言いそうになった時、カローラの左隣に座っているヨルが、その何を考えているんだかわからない笑いを少しも崩さずに言った。</p><p>「あまりからかったらかわいそうですよ」</p><p>「あら、ごめんなさいね」</p><p>こちらもくすくすと笑い続けてて、て言うかあんたは悪いと思ってねぇだろ、と口に出さずに思った。</p><p>ヨルの隣でアンナが困った顔でこちらを見てくる。</p><p>あたしの知ったことか。</p><p>とは思うもののそのままにしておく訳にもいかず、はぁとため息をついて気だるそうに立ちあがる。</p><p>「これ以上待ってても仕方ねぇ。会議始めんぞ」</p><p>それだけ言うとまた座り、咥えていた煙草をぐりぐりと灰皿に押しつけた。</p><p>ここは、ちょっと特殊な監獄の中にある殺風景な会議室だ。</p><p>どこら辺が特殊なのかとかいう説明は面倒なので省く。</p><p>この、テーブルと椅子とロッカーぐらいしか見当たらない部屋に、七人を呼んだのにはとある理由あった。</p><p>その理由はあとで話すとして、今ここにいるのはフィナ、ヨル、アンナ、カローラ、あたしだ。</p><p>おいおい二人足りねーじゃねーか、と思うだろうが、これが今回遅刻している二人、ヒルダとマナだ。</p><p>いつもは時間に遅れないようなやつら……でもなかったか。</p><p>気にしないでくれ。</p><p>ええと…。何だったか。ああ、そうだ、この会議を開いた理由は、とある依頼が来たからだ。</p><p>その依頼と言うのは―――</p><br><br><p>「男を殺してほしいぃ？…っスか？」</p><p>そう叫んだのはアンナで、他の奴らは何も言わないにしろ、皆アンナと似たり寄ったりの表情をしてた。</p><p>「て言うかそれ、いつもしてるじゃないっスか。今更じゃないっスか？」</p><p>「あぁ、いや、違うんだ…。いや違わないんだが、ちょっといつもとは状況が違うんだ」</p><p>「違う？どういうことかしら？」</p><p>カローナに頷く。</p><p>「あー。何だったっけな…。あぁ、そう、とあるサラリーマンを殺してほしいって話でな」</p><p>「サラリーマン？公表できないほど残虐な事をして、ここに送るのも難しいってことかしら？」</p><p>「いや、そいつがやったのは不倫と会社の金の横領だけだ」</p><p>これには全員が無言になった。</p><p>全員が同じことを考えているのが手に取るように分かる。しばらくして、代表するかのようにフィナが言った。</p><p>「……それだけぇ？」</p><p>「あぁ」</p><p>「え～、それって、なんて言うかぁ、…つまんないようっ」</p><p>「つまらない以前に、殺すほどの事でもないように感じるっス」</p><p>「殺してほしいなら送ってくればいいじゃないですか」</p><p>それぞれ思いのままに意見するが、結局言っていることはたいして変わらない。</p><p>「もちろん、あたしもそう思っている。だが、言っただろう。これは依頼だと」</p><p>依頼であって、仕事ではない。つまりは、そういうことなのだ。</p><p>「それは、私たちに直（じか）に仕事…じゃなかったわね、依頼が来たのかしら？」</p><p>軽くうなずいてみせる。</p><p>それを見て、ヨルが何やら考えるように口元に手をあてた。</p><p>「えぇと、仕事じゃなくて、依頼。僕たちに直で頼んできて、やったのは不倫と横領だけ、でしたっけ。それはつまり、僕たちが普段振りかざしている正義とか言う大義名分じゃなくて、あくまで私怨で殺してほしいってことですか？」</p><p>「あぁ。ちなみに依頼していたのはそのサラリーマンの妻だ」</p><p>「じゃぁ完全に私怨じゃないっスか。て言うか、依頼の理由は不倫九割横領一割とみたっス」</p><p>「そこまではしらねぇよ」</p><p>「いや、僕は九割九分九厘不倫だと思うね」</p><p>「世間の目も気になってるはずっス！」</p><p>「いや、女と言うからには――」</p><p>「………」</p><p>何故か至極どうでもいいことが話題になっていた。</p><p>あぁもう、だからこの仕事の話をするのは嫌だったんだ。まともな会議にならないのなんてわかりきっていたのに。</p><p>うんざりしていると、かつかつとヒールの音が聞こえた。どうやらあいつらが来たらしい。</p><p>ギィ、と音を立てて古いドアが開いた。</p><p>「申し訳ありません、遅れましたの…」</p><p>そう言って入ってきたのがマナで、当然のように何も言わずに入ってきたのがヒルダだ。</p><p>遅すぎだ馬鹿。言おうと思ったが、若干静かになったので許すことにした。</p><p>これで全員。やっと七人そろった。</p><p>ガキっぽいフィナと、腹黒いヨル、単純なアンナに小生意気なヒルダ、ナルシストのマナ、気に食わないカローラにあたし、ローズを加えた７人が、一部例外はあるにせよ、レベルＤを仕切っているメンバーだ。</p><p>「席につけ。会議の内容を話す」</p><br><br><br><p>「わかりましたの…」</p><p>「私も。でも、ちょっといいかしら？」</p><p>ヒルダに続きを促す。</p><p>「この会議の意味が分からないわ。依頼の内容はわかったけれど、結局何が言いたいかはさっぱり。つまり、私たちは何を話し合えばいいわけ？何をしたらいいのかしら？」</p><p>「………」</p><p>ヒルダが思いのほか真面目な事を言ったので驚いた。</p><p>ちなみに、いつものヒルダは偉そうで高飛車で口うるさい割には突込みどころがずれてたりして見てて面白いやつなんだが。</p><p>「あ、あぁ。この依頼は、まだ正式に受けた訳ではないんだ。それで、皆の意見を聞こうと思ってだな」</p><p>「どうせ殺すの、引き受けてもよかったと思うの……」</p><p>「いや、それがそうもいかねぇ。捕まえるところから後始末まで、全部やってくれって言いやがるんだ。さらに、世間にばれないように殺すことっておまけつきでな。あたしたちの上司にも言ってないから、上の奴らにも気付かれたらまずい」</p><p>「成程、それは困りましたの…」</p><p>「それを私たちに決めろ、というわけ？あなたが決めたことなら、私たちには何も言えないんじゃなくって？」</p><p>「……勘違いしてないか。あくまであたしたちの関係は対等だ」</p><p>「そうは思えませんわね」</p><p>「ヒルダ、あまりそういうことは言うものではないわ」</p><p>カローラがとめてくれるまでヒルダに睨まれるままにしておいた。</p><p>ヒルダはカローラの事を尊敬している。だが、そのカローラとあたしの仲が悪い。そのため、なぜかあたしはヒルダに嫌われているらしい。いい迷惑だ。</p><p>仕切り直しをするとする。</p><p>「あたしは別にどっちでもいいんだ。多数決にする」</p><p>「ちょっとまってください。大事な事を聞いていない」</p><p>ヨルが少し慌てたように言った。</p><p>「どうした」</p><p>「さっき言ったじゃないですか、この話は上司にも通してないって」</p><p>「あぁ」</p><p>「っていうことは、依頼料はそのまま僕たちで山分けですよね？」</p><p>フィナとヨルが顔を見合わせた。</p><p>「……そうなるな」</p><p>「いったいいくらなんです？」</p><p>「３５０万ドル（約３億５千万円）だ」</p><p>「一人頭５十万ドルですか…」</p><p>そう言ってヨルは黙り込んだ。</p><p>「はい、はぁーい！フィナはねぇ、賛成だよっ。楽しかったらは何でもいいっ。アンナはー？」</p><p>フィナがそう振ると、アンナはいつもの仏頂面で答えた。</p><p>「私も賛成っス。たまにはそう言うのも楽しそうっス」</p><p>こいつらって似た者同士だよな…。まぁいいや。</p><p>「おまえらは？」</p><p>まだ考え込んでいるヨルに振ると、少し遅れてこっちを見た。</p><p>「僕は…反対です。仕事以外で人を殺せば、それはただの人殺しです」</p><p>「薄笑いが消えてないわよ、ヨル？でも、私も反対だわ。こっちだって危ない橋を渡るんだもの、３５０万ドルじゃ少ないわね。……あなたの本音も私と同じよね？」</p><p>肩をすくめて見せるヨル。いつもの光景だが、あまり気分のいいものでもはない。</p><p>不快感を消すために小さく舌打ちをしてカローラを睨む。</p><p>「あら、私？八つ当たりは迷だわ」</p><p>くすりと笑いながら言って、</p><p>「中立」</p><p>と呟いた。</p><p>「マナ」</p><p>声をかけると、マナは困ったように頬に手をあてた。</p><p>あたしとカローラは中立、賛成２、反対２。</p><p>つまり、マナの一言で受けるか受けないかが決まる。</p><p>「ええと…じゃぁ、私は………ちゅ、」</p><p>「中立なんて言ったら許さないわよ、マナ」</p><p>ヒルダがマナを睨んだ。</p><p>「それは…困りましたの…」</p><p>マナを最後にしたのはまずかったか。こういう役はカローラに押し付けるべきだった。どうせ傷つきやしないんだから。</p><p>「ローズ、あなた今、何か失礼なこと考えてないかしら？」</p><p>「気のせいだ」</p><p>何で分かったんだこいつ。少しドキドキしながらも平然と切り返した。</p><p>「私は…私は……じょ、条件付きで賛成しますの……っ」</p><p>「ほぅ…」</p><p>そう来るとは思わなかった。</p><p>「言ってみろ」</p><p>一瞬だけ、ざわりとした。</p><p>「どういう意味だ？」</p><p>「きっと、そうすれば丸く収まるとおもいますの。ねぇ、ヒルダ？」</p><p>「………ふん」</p><p>まさか、腕を組んで顔をそむけるとかいう実に有名なジェスチャーを見れるとは思わなかった。</p><p>ヒルダが納得したのを見ると、ヨルはがたんと音を立てて立ち上がった。</p><p>「待って下さい、僕の意見は、」</p><p>「仕事だろうが依頼だろうが、あたしたちのやってることは人殺しだ。かざしているのが正義でも悪でもそれは変わらねぇ。多数決の結果もな」</p><p>「……っ」</p><p>苦虫をかみつぶしたような顔をして、仕方なしにヨルは席に座った。</p><p>「依頼は受けることにする。マナが出した条件だが、多少の金持ちとはいえ相手はあくまで一般人だ。そんなに出せるかはわからねぇが、とりあえずそれに近付けられるように交渉はしてみる」</p><p>「ありがとうございますの…」</p><p>ふう。これでやっと落ち着いた、か？</p><p>「じゃぁ、残る問題はどうやって上司に見つからずにそのサラリーマンをここにつれてきて殺すかっスね」</p><p>「その人連れてくるの、なんだか面白そうだよっ。フィナやりたーい。でも、見つけるのはめんどそうだよぅ」</p><p>「安心しろ、男が今どこにいるかは分かっているんだ。だが、つれてくるのはフィナではなく、ヨルに任せたいと思う」</p><p>途端、がっかりするフィナ。こいつは本当に分かりやすいな。</p><p>「あれぇ…なんでー？」</p><p>「な、何で僕なんですか！？」</p><p>「すまないな。その男の情報によると、どうやらヨルのようなやつが好みだそうでな」</p><p>と、ヨルの腹より上、首より下―――そのなだらかと言うか滑らかと言うか穏やかと言うか、とにかくそんなところをじぃっと見つめた。</p><p>しばらくきょとんとしていたヨルだが、あたしの視線がどこに向かっているか分かった瞬間に顔を真っ赤にした。</p><p>「つ…」</p><p>「つ？」</p><p>「つるぺたっていうなぁああああ！！」</p><p>「あたしは何も言っていないが？」</p><p>「むぐっ」</p><p>せっかく何とか曖昧にしていたのに、自分ではっきりと言いやがった。頭は良いんだが、抜けてるというかなんというか…。</p><p>こう言うのってなんて言うんだったっけ？</p><p>「ま、まぁ、落ち着くの、ヨル。いくら私でもそういう男はちょっと難しいの…」</p><p>「それは僕に対する嫌味ですかぁああ！」</p><p>マナの服を押し上げている物を睨みつける。</p><p>「ていうか、僕は男嫌いなんですからね！？ダメ、絶対！」</p><p>「薬物乱用禁止ポスターみたいに言われても困るの…」</p><p>はぁ、と溜息をついて、カローナに目配せをする。こう言うのはこいつが一番向いている。</p><p>「分かったわ、仕方ないわね」</p><p>ヨルの隣に移動してポンと肩を叩いた。</p><p>「ローズの山分け分を半分、あなたの分に上乗せするわ」</p><p>「あたしかよ…」</p><p>うんざりして呟く。大体、そんな単純な手にこいつが乗るわけ…。</p><p>「仕方ないですね」</p><p>「乗るのかよ」</p><p>思い出した。頭の良い馬鹿って言う奴だ。こいつにぴったりの言葉だろう。</p><p>カローラもカローラだ。ヨルが馬鹿だったからいいようなものの、引き受けてくれなかったら何の意味もなしにあたしの取り分が減ることになる。</p><p>どうせ１００万ドルなんて使い道もねぇから別にいいけどよ…。</p><p>「う―…。ヨルだけずるいよっ、フィナもなんかやるー、やーりーたーいー」</p><p>駄々をこねるフィナの声に他の奴らの声が重なる。</p><p>このまま放っておけば、今日中には話がまとまりそうだ。</p><p>前回の会議はひどかったなぁ。確か大喧嘩して、一ヶ月くらい返事が出せず、結局キャンセルされてしまった。</p><p>そういやあれは結構前だったような。</p><p>よく思い出してみれば、会議は本当に久しぶりなのだ。</p><p>こうして７人で集まるのもしばらくなかった気がする。</p><p>そんなことを思っていれば、このうるさい空間も少しは楽しく思えて―――</p><p>「もうっ、ヨルのばかぁっ、どうしてわかってくれないんだよぅっ」</p><p>「わぁああ、馬鹿、コップを投げるのは止めてください、ちょ、あぶなっ、あっ」</p><p>「きゃぁああ、ローズさんの顔にあたってしまったの…！」</p><p>「あらあら、すごい音したわよ？大丈夫かしら？」</p><p>「………」</p><p>―――こない。</p><p>ごん、と音をたてた額を抑え、半目でじとりと睨みつける。</p><p>「……ぁぅ…ごめんなさーぃ…」</p><p>ここで怒るのも大人げないと思う。けど、うぅ。あたしはこの怒りをどこに向けたらいいんだ。</p><p>ふと、ごーん、と言う音が聞こえた。仕事が始まる合図だ。</p><p>結局溜息を吐いて肩をすくめた。</p><p>「仕事の合図だな。今日はここまでにするか」</p><p>最後が若干締まらなかったが、変にかっこつけるよりはこの七人らしいと思った。</p><p>まぁ。</p><p>この依頼が成功したら、今日の会議を楽しかったと言ってもいいかもしれない。</p><p>煙草を咥えて火をつけた。</p><p>「会議は終わりだ」</p><br><br><br><p>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇</p><br><br><p>皆様今晩は！</p><p>大変遅くなって申し訳ありません！！！</p><p>水曜日ですよ！</p><p>なんかもう…ホントに。</p><p>でも、どうしてもこの小説をあげたかったんです！</p><p>許して下さい＜(_　_)＞</p><br><br><p>恒例の設定紹介&amp;言い訳みたいなのを。</p><br><p>前回、前々回と同じ設定ですが、登場人物が大幅に違います。</p><p>エリスとは受け持ってるＬＶが違うだけで同僚です。</p><p>作中に出てきた上司とはエリスではなく全くの別人です。</p><br><p>個人的にローズとフィナとヨルが好きだったので、三人は結構出番多いです。</p><p>特にヨル。</p><p>フィナにはいまいち納得のいくキャラ付けをしてあげられなかったのですが、何とか形になったかな…？</p><p>カローラは最初、どんなキャラか全くわからなくて、これは多分全然しゃべらせてあげられないだろうな、と思ってたんですけど、意外としゃべりましたね。</p><p>意外と使いやすいキャラで、何この人！って思いました。</p><p>他にもいろいろ。</p><p>ヒルダとかまだ納得言ってないです。</p><br><p>この小説は三回目のリクエストなのですが、それでも初めてだらけでした。</p><p>一番驚いたのは、まず登場人物の人数です。</p><p>最初は、７人とか絶対無理！</p><p>って思ってました。</p><p>描いてみたら、意外と進むんですよ。</p><p>キャラが勝手にしゃべるってあんな感じ。</p><p>私の意志と関係なくぺらぺらぺらぺら、話を進めていきます。</p><p>気が付いたら１０ページ越えです。</p><p>さすがに書き直したりしました；；</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/rionrri/entry-11649048980.html</link>
<pubDate>Wed, 23 Oct 2013 18:32:57 +0900</pubDate>
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