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<title>すごい</title>
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まず、著者の経験に基づいた記述なので、本ポストが全ての人に当てはまるワケではない事を先述しておく。著者は今まで多くの『すごい』と呼ばれる人達と会ってきた。アスリート、ミュージシャン、会社員、アーティスト、モデル、ビジネスオーナー等、様々なジャンルの人達だ。その『すごい』と呼ばれている人達の多くが、何がすごいのかあまり分かっていない、もしくは過大評価されていると感じている傾向にある。最初は著者も、自信がないのかネガティヴ思考、ただ謙遜しているだけなのかと思ったが、長年に渡る地道な調査の結果、彼等の
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<dc:date>2015-11-06T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>信頼と実績</title>
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この世界的不況の中、ブランドを継続させるだけでも大仕事であると言う事は先述してあると思うので、今回は割愛させていただく。著者は、直接関わるブランドはもちろん、日々様々なサンプルや製品を見たり手に取る機会が多い。仕事として10年近く携わっていると、その間に衰退したブランドや逆にブレークしたブランド、陽の目を見る前に消えてしまったブランド等様々だ。そんなアパレル/ファッションビジネスで利益を上げるのが難しい昨今、厳しさに耐えかね安易な選択に走ると二度と消えない烙印を押される事になる例を紹介しよう。コ
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<dc:date>2015-11-01T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>＃ある金曜日の記憶</title>
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10年前なら考えられなかったが、金曜だからと言って特段用事もなく真っ直ぐ帰宅する事が多くなった。用事がないと言うよりもあえて作らないようにしたと言った方が近いかも知れない。開放感からか、疲労がドッと出るのも大抵金曜だ。その日も帰宅し玄関のドアを開けるとセンサーライトが著者を無機質に迎えてくれた。その明かりの中で財布やタバコをシューズボックスの上に出し、ポケットを空にするのが慣例となっている。携帯をゴトリと置くと、メッセージの受信を知らせるLEDが点滅していた。キャップを脱ぎ、ベッドに倒れこみなが
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<dc:date>2015-10-30T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>#福富町の記憶</title>
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自動ドアが開くと店員は箸を止め『お好きな席ドゾー』と言った。厨房に一番近いテーブルでは賄いが振る舞われていた。店内に客はいない。著者の来店に慌てる様子もなく従業員が食事を続けているが、この辺では特に珍しい事じゃない。いつのか分からないスポーツ新聞が置きざりにされた席の隣に腰を下ろすと、著者はメニューも見ずに『かに玉ー』とだけ言った。食事を済ませた店員が水を置いて行ったが、これがオーダーが入った証拠でもある。フト、この店に正式にかに玉というメニューがあるのか疑問が浮かんできたが、厨房からはお玉と鉄
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<dc:date>2015-10-24T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>＃6月15日の記憶</title>
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彼はゴクリと一口飲みこむと顔をほころばせながら「おいしいですね、嫁にも飲ませてやりたいなぁ」と額の汗も拭わずに言った。著者に対してというよりも、自然に口を突いて出たその一言は優しさに溢れていた。虚を突かれた著者は、あははと軽い相槌を打つ事しかできなかった。彼とはここ7、8年の付き合いだが、出会ってから今までの間に彼は自分の家族を持っている。明け方のコンビニの前で缶チューハイを片手に、答えの出ない話を黙って聞いた事もあった。今までの過程を遠からず近からずで見守ってきた著者にとってはなんだか感慨深い
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<dc:date>2015-10-20T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>#午前4時32分の記憶</title>
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タバコをトントンと二回叩くと、けん兄ぃは「デムテックとケンタ。この二人はどこに出しても恥ずかしくないね」と言うとビールを一口飲み、タバコに火を着けた。 これが後の世に語られる&quot;午前4時32分のオフィシャルアナウンスメント&quot;と呼ばれる事になるとは当時誰が想像できたであろうか。著：ルイテック
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<dc:date>2015-10-18T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>＃午前5時25分の記憶</title>
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コレクションを構築する段階から日本の意見を聞きたいという事で、著者は急遽バンクーバーへ飛んだ。バンクーバーのダウンタウンから少し離れたエリアに昨年10月に新設されたデザインオフィスにプロダクトデザイナーやセールスを左右するマーケットの担当者達が集った。2017モデルの最終決定が行われたのだが、どの位の『最終』かと言うと、ミーティングの翌日には各部門のデザイナー達が、今回のフィードバックを中国や台湾にある工場に直接持ち込み、現地のプロダクション担当者とスリ合わせをすると言う、時間的にもなかなかドラ
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<title>#コペンハーゲンの記憶</title>
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それはコペンハーゲンでのトランジットでの出来事であった。ジュネーブからのフライトが早く到着し、次のスウェーデンへのフライトが遅れた為、少し時間に余裕ができた。ヨーロッパのハブ空港の一つであるコペンハーゲンは巨大なショッピングモールのようで、ずっとバタバタ続きだったので少しゆっくりできるのは内心嬉しかった。広大な空港内を何となく次の搭乗ゲートの方に向かいつつ、人々を観察しながら歩いててみた。時間を持て余しカフェで窓の外をじっと眺める老人や、次のゲートに向け小走りで急ぐビジネスマン、ヘッドフォンをし
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<dc:date>2015-10-17T20:00:00+09:00</dc:date>
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<title>ストーリー</title>
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物を買うというメカニズが専門家の手によって解明されようとしている。本項ではファッション/アパレル業界に特化しているが、この『買う』という行為には複数のエレメントが重要とされている。その中で著者が最も注目したのは、買い手はその特定のプロダクトの『ストーリー』に対価を払っている部分が多いという点だ。そのストーリーが、提示された価格以上だと判断された時に初めて消費者は財布を開くのである。Tシャツのボディなら数百円で手に入る事は自明の事実である。その一方、デザインがプリントされた1枚6000円～のTシャ
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<dc:date>2015-10-13T20:00:57+09:00</dc:date>
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<title>氷山</title>
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自分のパフォーマンスや作った物で人を感動させたり勇気を与える事のできるアスリート、ミュージシャン、デザイナー、モデル、アーティスト達は本当に素晴らしいと思うし、例えどんなろくでもないヤツでも個々のフィールドでの一瞬の輝きで全てをチャラにできる程の魅力を持っている。その代わり我々一般人には想像も付かないようなプレッシャーと向き合い、日々苦悩している事もこれまで重ねてきた取材から知っている。しかし、多くの人々はそのスポットライトに照らされた華やかな一面しか見えないので、勘違いされ易いのも事実だ。表に
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