キネマ★ジュンコ https://ameblo.jp/rumiken/ なんちゃって?映画評論。 ja-jp 夜の大捜査線 https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000727390.html シドニー・ポワチエ主演の、言わずと知れた名作。黒人の刑事と白人の刑事が、衝突を繰り返しながら、除々に理解し合い殺人事件を解決して行くと言う、王道のストーリー。題名だけ聞くと、大都会を舞台に繰り広げられるストーリーかと、思いがちだが、実は小さな田舎町が舞台の為、大捜査線??って感覚は拭いきれない。しかし観ている者まで汗をかきそうな猛暑の演出、全体を包むピリピリ感は、圧巻である。ラスト以外な犯人には驚かれる方も多いだろう。人種問題を鋭くえぐった問題作品……だから名作なんですよねぇ。タイトル: 夜の大 2005-02-09T23:19:55+09:00 ブギー・ナイツ https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000716618.html 途方もない夢に,一生を捧げる男の物語。どんな男の夢なのか……大統領に上り詰めるでもなく、金を掘り当てる事でもなく、後世に残る研究を成し遂げる訳でもない。巨根の持ち主の男が、ポルノ男優として上り詰めて行くストーリーなのである。ちょっとバカらしさを感じるが、そんな夢を描く作品もなかなか無いので、ある意味新鮮さを感じた。どうしても現実的に、生きられない人はいる。しかし、途方も無い夢を、追いかける人の心の中には、抱えきれない劣等感があるのではないだろうか。それを払拭させる為に、大穴狙いの人生を送る……っ 2005-02-08T23:20:19+09:00 ソドムの市 https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000700880.html ある意味有名な、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の遺作。第二次世界大戦のローマ。街の美少年、美少女を集め権力者達が、SM、レズ、ホモ、スカトロなどを淡々と行っていく、常軌を逸した世界を描いている。マルキド・サドの原作を元にしている事もあり、描写のエグサには衝撃さえ覚えた。ピエル・パオロ・パリゾーニ監督自身同性愛者で、この作品の上映前愛人の少年に撲殺された為、遺作となった。よく同性愛者は右脳が発達している人に多いと言うが、この監督はまさにそうだろう。あまりの内容に、引く方は多いかも知れないが、間違っ 2005-02-07T18:34:20+09:00 ガタカ https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000667807.html SF作品は、ビジュアルがしっかりしてないと、どうしても安ぽっくなってしまう……。その点この作品は、画が素晴らしい!余分な装飾が一切ない建物や部屋、スーツ姿で同じ様に歩く無感情なエリート社員……等など何とも言えない硬質な感覚がクセになってしまう。クールなのに温かみがり、透明感もある物語。SF作品であろうが、最終的には心と心のつながり、情愛に寄って行くセンスが素晴らしい!出演者も、イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ等,美男美女ぞろいと言う所も、この作品を盛り上げてる、一部ではあるでしょ 2005-02-06T23:31:48+09:00 デュエット https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000683594.html 世界の共通語「カラオケ」に、テーマを当てた作品。カラオケ好きなアメリカ人達を、ユーモアたっぷりに描いている。『カラオケコンテスト』が開かれ、歌手を目指している女、賞金狙いだけの元プロ歌手、初めてカラオケの魅力に取りつかれたサラリーマン……等などが優勝を目指し奮闘するストーリー。グイネス・パウトロー、ヒューイ・ルイスが出演している。ヒューイ・ルイスは歌手なので、上手いのは当たり前だが、新発見なのがグイネス・パウトローも、なかなか上手なのである。二人は親子役で、名曲スモーキン・ロビンソンの【クルージ 2005-02-05T23:48:55+09:00 マグノリアの花たち https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000672382.html この作品は公開当時あまり評判が良くなかったらしい。女性同志の友情を描いている作品で出演者はジュリア・ロバーツ、サリー・フィールド・シャリー・マクレーン・ドリー・パートン……等など、顔ぶれは一流どころである。ストーリーはまぁ人間性善説にのっとった、かなり道徳的なものかもしれない。しかしそればかりとは言えない、奥深さがあるように思う。演技には定評のあるサリー・フィールド、シャーリー・マクレーン……この二人の役柄が軸となって進んで行く物語。その演技に引き込まれていくうちに「ただの道徳映画」を超えていっ 2005-02-04T22:33:23+09:00 ティファニーで朝食を https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000659034.html オードリー・ヘップバーン主演、ラブ・ロマンスの古典作品。彼女の美しさは、賛美するに値するものがある。この作品でも、彼女のファッション、コケティッシュな容姿に、目を奪われる方は多いんではないだろうか。彼女の魅力に引き入られると、この作品のストーリーを見逃しそうになる。しかし、ストーリーに目を向けると、この作品は、ラブ・ロマンスなのに、最初から最後までずっと、カネの話をしているのがスゴイ!カネの為なら、チビ、ハゲ、デブでも良いと言いきってしまう、女っぷりにも是非目を向けて頂きたい……。それから、この 2005-02-03T18:36:17+09:00 ブリキの太鼓 https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000599809.html 1979年カンヌ・グランプリ作品。戦時下のポーランド。大人になりたくないと、3歳の誕生日に、自らの意思で階段から落ち、成長を止めた男の子。その影響で、超能力を身につける。この作品は、「反戦映画」である。戦時下での人々は、その状況に翻弄され、通常の精神状態ではいられない。彼は、3歳にしてその事を悟り、大人の世界を拒絶したのである。一般的にある、子供の目から見る「戦争」を、描いてる訳ではない。肉体の成長だけを、止めてしまった大人が見る、「戦争」の理不尽さを、描いている。超能力の為、彼が『ブリキの太鼓 2005-01-27T19:24:33+09:00 007 カジノ・ロワイヤル https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000585617.html 「007」ジェームス・ボンドの、あまり知られてない第1回作品。従来の「007」シリーズに比べて、出演者達が凄い!ピーター・セラーズ、オーソン・ウェルズ、ウッディ・アレン……等々、本来であれば主役を張る彼らが、遊び心たっぷりに演技をしている。現在の「007」の様に、アクション映画を期待すると裏切られるが、ボンドガール達は美しいし、50年代のサイケデリックなファッションはカッコが良い。一言で言えば『洒落た作品』である。作品の中で流れる『LOOK OF LOVE』……これがまた洒落た曲なんですよねぇ。 2005-01-25T22:26:02+09:00 私の中のもう一人の私 https://ameblo.jp/rumiken/entry-10000576448.html またまた、ウッディ・アレン監督の傑作作品。哲学を専門とする女性教授。夫も心臓外科医の権威で、仕事、私生活と共に充実し、本人もそれを自負していた。しかし執筆活動の為に借りた部屋で、隣の部屋から精神科医と、患者(若い人妻)の声が聞こえて来る。彼女の悩みを盗み聞きするうちに、女性教授は自分が蓋をして見ようとしなかった、もう一人の自分の姿に気づいていってしまう……と言うストーリー。 「本当の自分」は、本人に都合のいい自分と、勘違いしてしまいがちかも知れない。しかし、もっとも必要なのは、掛け値なしの自分を 2005-01-24T20:29:59+09:00