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<title>小さなお店　すずらん</title>
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<description>お店の活動報告、花、果樹、イラストの紹介・販売</description>
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<title>おかしの木３</title>
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<![CDATA[ 世界でたった一つのケーキだ。<br>「天国にだって、ない」<br>心に花が咲く。<br>「天国のおかしの木にも花は咲くのかな」<br>その花も食べれるのだろうか。“ここ”のチョコレート・コスモスは、食べてもおいしくない。<br>ふと立ち寄った果物店。白い小花の咲く木があった。それこそは、まさに『フェイジョア』。『食べれる花』が咲く木だ。<br>一ついただいて、食べてみた。<br>「わたがし！」<br>こんな花が本当にあったなんて。遠い外国には天国の木が生えている。<br>いやひょっとしたら、天国は、この地球のどこかにある・・・？<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10748724173.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Dec 2010 18:20:50 +0900</pubDate>
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<title>おかしの木２</title>
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<![CDATA[ 弟とおままごとをすると、必ず泥団子を食べてしまう。じゃりじゃり、口を歪める弟、口に手をつっこんで吐き出させる母。<br>「まさか本当に食べてしまうなんて」<br>子供には、見境がつかない。この世は天国ではないと、うすうす感付き始める年頃かもしれない。<br>同じ食べるならバナナにリンゴ、ナシにカキ。少女は果物好き。イチジク狂の母が成らせた実をジャムにし、ジュースにし、保存する。<br>「果物の木こそ、天国の木だわ」<br>作ったジャムでロールケーキを焼く。街に出ればケーキ屋さんがあるが、自分で作ったケーキは一味ちがう。<br><br>
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<pubDate>Sat, 18 Dec 2010 17:55:11 +0900</pubDate>
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<title>おかしの木１</title>
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<![CDATA[ 天国には食物のなる木があるという。カップラーメンや餅がぶらさがっているそうだ。<br>「おかしの木は？」<br>小学生の女の子が母親に聞いた。<br>「もちろんあるよ」<br>チョコレートのなる木、ガムのなる木。<br>「花はどんな匂いがするんだろう？」<br>チョコレート・コスモスを初めて嗅いだとき<br>「おお、チョコレートだ」<br>と思わず声に出してしまった。見た目は、ぱっとしない。茶色い花びらの小振りの花だった。でも、匂いは、甘くほろ苦い。まさに『おかしの匂い』だった。<br>小さな子供だったら、口に入れたかもしれない。<br><br>
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<pubDate>Fri, 17 Dec 2010 11:32:25 +0900</pubDate>
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<title>さざんかの指３</title>
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<![CDATA[ 椿とさざんかは、とてもよく似ている。どちらがどう、と言い当てられる人は、よく観察している証拠だ。<br>椿は首から落ちる。さざんかは一片ごと散る。片方春に咲けば、一方冬に花をつける。童謡にも『さざんか  さざんか  咲いた道・・・』とある。木枯らしの生け垣にさざんかは照り映えるだろう。<br>寒風にも負けない芯の強い花。<br>花の少ない時期、それは特別美しく見える。霜の朝には、尚のこと色鮮やかだ。<br>乙女のしもやけは、真っ白な心に咲いた一輪の花だろう。<br><br>
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<pubDate>Sat, 11 Dec 2010 17:20:52 +0900</pubDate>
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<title>さざんかの指２</title>
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<![CDATA[ 料理の本の記事で、昔の乙女の手を見た。指、手の平、全てに深い亀裂がはしり、あかぎれている。<br>私などは、その一つが刻まれても、悲鳴をあげてしまう。<br>本当なら、花のように繊細な指だったろう。さざんかの花びらが、似合ったかもしれない。<br>私の手の方が疼いた。<br>昔は、湯沸器なんて、なかった。洗濯も川でした。ナイロン手袋をはめ、家事できる私は、幸せ者だ。せめてクリームがあったら、彼女達の指も守られたかもしれないのに。<br>彼女達がいたからこそ、今の暮らしがある。落とした紅涙も現代に花開いた。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10732584938.html</link>
<pubDate>Fri, 10 Dec 2010 15:09:46 +0900</pubDate>
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<title>さざんかの指１</title>
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<![CDATA[ 沖縄には真冬にデイゴの花が咲き乱れるという。真っ赤な花が正月から軒先を飾る。<br>最初は、美しいと思った。東北生まれの娘は、南国気分でステキだと喜んでいた。<br>でも。年を重ねるごとに、故郷の花を想い、原色の街に背を向けたという。<br>民法の教授のお話。<br>沖縄は、真冬でも１０度を下らないとか。「いいなぁ」と羨んだ私。冬はしもやけとあかぎれで、挽き下ろした魚肉のような手になる。ガサガサバリバリ、セーターも服も、手の皮に音を立て、倍に膨れ上がった指が潤んでいる。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10731472266.html</link>
<pubDate>Thu, 09 Dec 2010 11:31:26 +0900</pubDate>
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<title>日本の赤３</title>
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<![CDATA[ 命が、続く限りの輝きを放ち、冬の最初の朝の、わずかな隙をも逃さず生き延びようとするひたむきさに彩られています。<br>夕日の残照が、雲の一筋から消え落ちると、気温が一気に下がってきます。<br>その時、赤さを極めた葉は、突然に散り落ちるのです。<br>一夜開け、嵐が去ったような朱の庭に、いつも冬を予感します。ぽっかりと、穴の開いてしまった木の幹を眺め、尽々、『赤かった』と思うのです。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10726279650.html</link>
<pubDate>Sat, 04 Dec 2010 06:19:46 +0900</pubDate>
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<title>日本の赤２</title>
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<![CDATA[ あの時見た緋鯉の頭も脅し付けるような深い輝きを秘めていました。<br>日本の色は、派手ではありません。しかし、一度見たら、目の底にに焼き尽きます。特に、夜。その趣を深め、怪しく光りだします。<br>この感じ方は、日本人だけのものでしょうか？<br>写真家のジョニー・ハイマスさんの写真集には、そういった日本の輝きが写し出されています。<br>日本人だけの感覚ではなかったのですね。<br>あの鮮烈な赤は、秋にこそ相応しく思えます。<br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10725574331.html</link>
<pubDate>Fri, 03 Dec 2010 14:28:33 +0900</pubDate>
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<title>日本の赤１</title>
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<![CDATA[ 朝霧の中に小菊が咲いています。後光が差しているかのようなまばゆさに、目を細めました。保育園の時、初めて手を合わせた観音さまに観た、光でした。<br>その少し先、紅葉と銀杏が打ち重なり、深く色を放っています。闇に浮かびくるその艶やかさは、見るものの息を留め、胸の鼓動に合わせ、波打つのです。心に染みました。<br>昔、淀んだ淵の底に緋鯉が沈んでいました。人が覗き込むと、影を察し、水面へ浮かび上がってくるのです。ゆうるり、すぱん、と開いたその口の闇の深さ。恐くなって母にしがみつきました。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10723616061.html</link>
<pubDate>Wed, 01 Dec 2010 14:48:03 +0900</pubDate>
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<title>涙の小菊３</title>
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<![CDATA[ と意外そうに言い、驚いた風に真っ暗な土蔵を見遣りました。<br>母の傍に走り込み、母を揺すぶったか、泣きついたか、唸って膝をぶったか。<br>曖昧な記憶が燻ります。<br>あれから、二度とオバアチャンのところへ泊まりに行かなくなりましたが、その後も、母の隣を奪い合い、結末、『おねえちゃんだから』と、涙を飲まされました。<br>私の涙は、花を咲かせたでしょうか？<br>でも、さぞかしちっちゃな花だったことでしょうねぇ。そう、たぶん、野菊くらいの、パラパラと。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/sakur0a/entry-10722499533.html</link>
<pubDate>Tue, 30 Nov 2010 11:25:43 +0900</pubDate>
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