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<title>五月雨さんの気まぐれ小説投稿ブログ</title>
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<description>気まぐれで低クオリティですが主に東方の小説を上げていこうかと思います。完結【東方紅霧月】(完全に黒歴史)継続【天戦録】(これも黒歴史ですが)コメントでのアドバイス、意見、リクエスト、感想お待ちしてます。</description>
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<title>東方天戦録 9章〜11章＋外伝2</title>
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<![CDATA[ 【東方天戦録】(９章～１１章まで。１２章からは次の投稿になります。)<br>ーーーーーーーーーーー～もくじ～ーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>９章　　鈍く光る石　　　　　　I１１章　地の誓い　<br>１０章　眠り覚ます邪悪　　　　I<br>外伝２　重なる欠片　　　　　　I<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br><br><br>【東方天戦録　～9章　鈍く光る石～】<br><br>「…作戦は失敗した。」<br>と、魔理沙は静かな声で喋る。<br>『そうか…期待していたのに残念だな…』<br>通信で音声が届く。<br>「すまない。想定外だった。まさかアリスが殺られるとはな。」<br>『それで、琥珀は取ってきたのか？』<br>「ああ、もちろんだ。こいつの用途はよくわからないからお前の能力で確かめてくれ。」<br>先程、戦死したアリスの人形から【霊石】である「琥珀」を受け取った魔理沙は「琥珀」の能力を確かめる為、アジトへ急いだ。<br><br><br>「しまった！」<br>文が叫ぶのをよそに、周囲の猛毒蜂が一斉に襲いかかる。<br>「ルーミアさん！すぐに逃げてください！」<br>小傘が言う。<br>「わ、わかったのだー！」<br>ルーミアは黒い塊となり、凄いはやさで真上へと飛んでいく。<br>すると霊夢が怒りながら<br>「ちょっ、あんた勝手な事を言わないでよ！」<br>「いいえ、いいのです！霊夢さん！」<br>小傘が上を指さすとそこには大量の猛毒蜂に追われる黒い塊の姿があった。<br>「あ、あれは…」<br>文が上を見上げていう。<br>すると、衣玖が<br>「なるほど…蜂は黒く動く物を敵だと感知して追う習性がある…それを利用したのね」<br>「へぇ、ナイス指示よ小傘！」<br>霊夢がさっきの態度とは全く違う態度で言う。<br>「こ、これは前に本で読んで…」<br>「いいのよ、小傘。さぁ、反撃よ！」<br>お祓い棒を片手に、お札を片手に。<br>そして、「博麗」と書かれた札を周囲に張り巡らせる。<br>【霊幻～ユグドラシル～】<br>札からは大樹が伸び、巨大な龍の形になる。<br>そして霊夢は内ポケットからとある"石"を上へかざす。<br>「霊石！翡翠(エメラルド)！」<br>龍の形をした大樹から翠色のオーラがほとばしる。<br>「な、なんだと…あれは…あれはユグドラシル…」<br>リグルが震えながら言う。<br>「リグル、あれはなんなんだ？」<br>「チ、チルノ…あれは樹神龍とも呼ばれた龍…ユグドラシル…」<br>チルノはリグルの顔がだんだんと青くなっていくのが見えた。<br>「チルノのちゃん…逃げようよ…」<br>大妖精が泣きながらいう。<br>「に、逃げるんだよーん！」<br>「あ、あんの野郎！逃げやがった！」<br>すると、ユグドラシルから眩い光が解き放たれる。<br>その光ーいや、光線は逃げたチルノの羽を貫き、大地もろとも破壊した。<br>「ぐ…、覚えてろよ！」<br>リグルと大妖精は黒こげになったチルノを担いで逃げていった。<br>そしてメディスンの姿は既に無かった。<br><br>「逃げるの疲れたのだー…」<br>ルーミアはぐったりと倒れている中、文は<br>「霊夢さん、あのドラゴンどうすれば使えるんですか！？」<br>目をキラキラと輝かせて問う。<br>「普通の人では無理よ」<br>「じゃあ鴉の私は無理なのですか！？」<br>「あー、もううるさいわよ」<br>ここで小傘も石を拾ったのを思い出した。<br>形がとても良く、正三角形をした石だった為、拾っておいたのだった。<br>「私もこの石からドラゴンが…なーんてね…」<br>先程の霊夢の真似をして手を弱々しく上にかざす。<br>すると、小傘が薄暗い霧に包まれた。<br>「え！？小傘さん！どうしたのですか！」<br>いち早く異変に気がついた衣玖が助けに入ろうとする。<br>「待って、敵の奇襲かもしれないわ！」<br>霊夢は紫がまた奇襲をしてきたのかもしれないと思い、警戒した。<br>「あ…ああああ…ああああああ！」<br>小傘が呻き声を上げる。<br>する薄暗い霧が弾け飛び、波動となり強風を発する。<br>「「小傘(さん)！！」」<br>だが、小傘には怪我もなく、敵の奇襲ではなかった。<br>何の異変もなかった。<br>ただ、一つを除いては。<br>「あ…れは…まさか…」<br>霊夢が目を見開いて言う。<br>「なぜ、あれが…なぜ…！？」<br>「おい霊夢、どうしたんだー？」<br>萃香が驚いた表情で言う。<br>どうやら酔いは覚めたようだ。<br>「あれは…封じられし魔剣…【魔剣　サバクタニ】！！」<br>小傘の手には闇色の剣が握られていた。<br>「な、なに…これ…」<br>小傘が驚くのも余所に、【魔剣サバクタニ】は気味の悪い闇色に輝き、言葉を発した。<br>『誰だ…我を呼び覚ます者は…』<br><br>続。<br>【別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>リグル・ナイトバグ<br>メディスン・メランコリー<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br>霧雨 魔理沙『黄金石』『琥珀』<br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀【戦死】<br>霊烏路 空【縮小状態】<br>比那名居 天子【仮】<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢『翡翠【樹龍ユグドラシル】』<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘『???【魔剣サバクタニ】』<br>ルーミア<br>射命丸 文<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲 紫<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～10章　眠り覚ます邪悪～】<br><br><br>天子、正邪、針妙丸はアジトへと向かっていた。<br>「みんな無事だといいんだけど…」<br>アジトにいたメンバーは少なく、ましては勇儀がテリトリーで敵の爆発を抑えてくれたから無事だとは思ったが、やはり心配であった。<br>「大丈夫だ、天子。あいつらはあんなんでは死なねぇよ」<br>「そうよね。」<br>歩いていくと、完全に崩れて跡形もないアジトが見えた。<br>そこには何人かの少女がいた。<br>「あ、ぬえ。無事か？」<br>正邪が駆け寄る。<br>「私は大丈夫なんだけど…」<br>その言葉を聞き周囲をみると地形が崩れ、アジトの復興は無理そうであった。<br>「あの兵器人間の爆発の威力…勇儀姉さんのテリトリー内であってもここまで破壊するのか…」<br>考えただけでもその威力はおぞましいものであった。<br>天族ではかなり強い勇儀の結界が貫かれ、アジトまで崩壊する爆発の威力。<br>そしてあの兵器…いや人間は里の人間…<br>それを操っていた奴は瞬間移動をも使った。<br>「とにかく、この状態で地族との戦闘になったらまずい。別の場所へ移動するか」<br>その時、近くの廃墟から物音がした。<br>「私が見にいってきます」<br>「ああ。お前の能力が役立つ時だな、ぬえ」<br>ぬえは飛んでその廃墟に向かった。<br><br><br>「今帰った。」<br>コツコツ、とブーツの音を立てて歩いてくる一人の少女。<br>「待っていたよ。では早速【琥珀】の能力を確かめてみるよ」<br>そう言って魔理沙から【霊石】である【琥珀】を受け取るのは森近 霧之介。<br>「お前のみただけで物の使い道がわかる能力？だっけ？あれが役にたつなんてな」<br>「う、うるせ。お前の武器の使い方を教えたのも僕なんだぞ」<br>「たしかに、あんな変なのからマスタースパークが撃てるなんてな。私でも驚いたぜ」<br>すると、後ろにある扉がバン！と開いた。<br>「魔理沙さん…時間。」<br>「飯ですよー飯ー！魔理沙さんの喰っちまいますよー？」<br>「なんだ…さとりと小町か。」<br>そこには同じ地族である「古明地 さとり」と「小野塚 小町」の姿があった。<br>「なんだとはなんだ！私らじきじきのお迎えだぞ！」<br>「小町…貴女少し五月蠅いわよ。あと、魔理沙さんからお礼としてご飯のおかず貰おうと考えてるでしょ」<br>「げげっ！いやぁ～そんなことは～」<br>顔中汗だらけの小町。<br>「先、喰っててくれ。私はこの石を調べるんでな。ボスにも言っといてくれ」<br>「了解した…。」<br>「わかったよー！ただしご飯を半分…」<br>「キノコなら半分わけてあげるぜ」<br>「魔理沙さんそういって前に私に笑い茸食べさせましたよね！？」<br>「小町。次は椛さんを探しに行く。早く」<br>小町はさとりに引っ張られ、部屋から出て行った。<br>すると霧之介が魔理沙の肩をつつく。<br>「わかったよ。この霊石についてね」<br><br><br>一方、霊夢達は小傘が拾った正三角形の石を上にかざすと【魔剣サバクタニ】が出現し、戦闘体制に入っていた。<br>『誰だ…我を呼び覚ます者は…』<br>「魔剣サバクタニ…いえ、冥界の魔獣サバクタニ。今度こそきっちり封印を…」<br>『また、お前か。あいにくその封印とやらはいとも簡単に解かれてしまったがな』<br>「今度は封印ではなくて成敗がいいかしら？」<br>『まぁ待て…我は何もする気はない』<br>サバクタニには不適な笑いをうかべる。<br>剣なのに笑っているのがはっきりとわかる。<br>『それに、いま我に攻撃してみろ…この少女がどうなるかな？』<br>「ひっ…」<br>小傘が驚く。<br>「お前…！」<br>『冗談だ、冗談。お前が何もしなければ我はこやつの武器として動くわ。喋るのも疲れるからまたな』<br>するとサバクタニはごくふつうな剣に戻った。<br>暗黒のオーラに包まれた剣は全然ふつうではないが。<br>「れ、れ、れ、れ、霊夢さん…こ、これはど、ど、どうすれ…ばばばばば」<br>小傘は目をくるくると回し、霊夢に必死になって聞いてくる。<br>「変な事はしなければ大丈夫そうね。念の為、お札を持っていなさい。」<br>「わ、わかりました…」<br>こうしてなんとか落着したが、いつ暴走するかわからないサバクタニにも警戒するようになってしまった。<br><br>続<br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>リグル・ナイトバグ<br>メディスン・メランコリー<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br>霧雨 魔理沙『黄金石』『琥珀』<br>古明地 さとり<br>小野塚 小町<br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀【戦死】<br>霊烏路 空【縮小状態】<br>比那名居 天子【仮】<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢『翡翠【樹龍ユグドラシル】』<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘『???【魔剣サバクタニ】』<br>ルーミア<br>射命丸 文<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲 紫<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～外伝2　重なる欠片～】<br><br><br>「なるほどな…お前は外の世界の者なのか」<br>吸血鬼であるレミリアが静かに言う。<br>「そうなんですが、なぜここにきたのかがわからなくてですね…」<br>と、水無月。<br>「おっと、余り大きい声を出さないように…」<br>そう、ここは小さな廃墟である。<br>二人は敵の目を避ける為にここに来たのであった。<br>「…とりあえず自分が話せる事は全て話しましたよ」<br>「まぁ、そう早まるな。本当の目的はこれではないわ」<br>水無月は嫌な気がした。<br>「な、なにをするんですか」<br>「お前はまだ能力がなさそうだ。それじゃ少しの戦力にもならないわ。」<br>「能力…ですか？」<br>能力、それは幻想郷では誰もが持っている能力。(里の人間など一部を除く。)<br>レミリアはそう、水無月に言った。<br>「それで、私は運命を操る能力があるわ」<br>「なにそのチート能力…」<br>「ただ、運命を操れても私が望んで運命を変えることはできないわ」<br>「あれ？チート能力じゃなかった」<br>水無月は独り言を言う。<br>「能力はどんな時も都合よく使えるものではない。簡単に説明すると、私がどうこうと言っても運命は変わらない。相手がどうなってほしいだとか密かに思うだけで変わったりもするけどね。だからこの能力を使ってお前にも能力をつけてやりたいんだが…」<br>何を言っているんだ？<br>俺に能力…？<br>「は…」<br>息を飲む。<br>「ちょーーーーーかっけぇんですけどぉ！」<br>水無月は思わず叫んでしまった。<br>「わ、馬鹿！うるさい！」<br>すると周囲から物音が聞こえた。<br>「あ。まずい。今能力がない段階だと俺死ぬんじゃ…？」<br>廃墟の扉が開く。<br>ギシギシと今にも壊れそうな音を立てて。<br>だが、そこには人の姿はなかった。<br>「誰もいないみたいですね…」<br>「油断は禁物よ水無月。相手はどんな能力があるかわからないのよ？」<br>すると、真後ろから肩を叩かれた。<br>「うっああああぁぁぁぁああああ！？」<br>「やっほー。さすが師匠。師匠は驚きませんねー」<br>そこには天族である「封獣 ぬえ」がいた。<br>「やっぱ貴女か。正体不明にする能力の悪用はあまりよくないわよ」<br>そこで横で気絶している水無月を見つける。<br>「彼…死んでませんよね？」<br>「このショックで能力を得てくれたらいいんだけどね…」<br>レミリアはぬえから天族のアジトが崩壊している事を聞き、水無月を連れてアジトへ向かった。<br><br><br><br>五月雨と椛は地族のアジトへ着いた。<br>「結構凄いアジトだなここ」<br>「当たり前ですよ。地族のボスが乾を…あ、これは禁句でした」<br>そう言われるとかなり気になるが、しつこく聞かないことにした。<br>「とりあえず、武器を貰いましょ」<br>椛に連れられ、武器庫に連れてこられる。<br>そこは敢然なる密室。<br>そして周囲には先が光る剣や斧、槍が大量に置いてあった。<br>「うお…こんなにあるのか」<br>「触ってはいけませんよ。これは横にあるパスワードを入力してロックを解かないと電流が流れます」<br>「危なっ…」<br>その部屋に光が差し込む場所もない。<br>…もしかして拷問部屋で俺を捕らえて何かする気か？<br>いや、考えすぎか…<br>「これなんてどうです？」<br>そこには大剣があった。<br>「俺には向いてないかも。武器、かぁ…」<br>武器庫の横に古びた傘が置いてあるのに気がついた。<br>「これも武器か？」<br>「いえ、たぶんそれは誰かの忘れ物だと…」<br>五月雨が傘を持つとその傘が変形性し、傘がライフルの形になった。<br>「え…」<br>「あれ…」<br>傘が武器？<br>なんてハイテクな物があるんだよ幻想郷。<br>これ人間界にあったら暗殺とか凄い増えてただろう…<br>「それは普通の傘のはずです…」<br>流石幻想郷。普通の傘がライフルに…って、あれ？<br>五月雨が重なるを置くと傘はライフルから元の形に戻っていた。<br>「おかしいですね…」<br>椛がもっても傘の形は変わらない。<br>「まさか、五月雨さんの能力とかですかね？」<br>なぜ、人間の俺に能力が！？<br>「わからない…もしかしたらそうなのかもしれないな」<br>すると武器庫の扉が勢いよく開く。<br>「なーんだ、ここにいたのか椛ー！」<br>「探しましたよ…ご飯のお時間です。」<br>そこには「古明地 さとり」と「小野塚 小町」がいた。<br>「あー！お二人さんでウフフな時間でも過ごしてたんですか！失礼！」<br>「相変わらずうるさい。扉も強くあけすぎ。あと、心を読みましたが、どうやら武器を選んでいたそうですね」<br>「私の勘違い…！？」<br>二人の漫才のような会話についつい笑ってしまう。<br>「そして、そこにいる彼は新人。能力があるのかもって悩んでる…」<br>「な、なんでわかったんだ？」<br>五月雨は問う。<br>「私は心を読む能力がありますので」<br>「ご飯かー。ちょうどいいですね。ボスに五月雨を紹介しましょう」<br>五月雨は手に残った不思議な感覚が残っているまま食事へと向かった。<br><br><br>【東方天戦録11章に続く。】<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～十一章　地の誓い～】<br><br><br>「それで…琥珀はどんな能力があるんだ？」<br>普通の魔法使い、霧雨 魔理沙が森近 霧之介に問う。<br>「おそらくだが、この石には恐竜が封じられているね」<br>霧之介は真剣な表情で言う。<br>「ぷっ…ははっ…」<br>魔理沙は笑った。<br>「な、何がおかしいんだっ！」<br>「いやー、こういうのは嫌いじゃないぜ。ただな、1つ気になってな」<br>「なんだ？」<br>「アリスがこの石の能力を使っていたら負けていなかったと思うんだ」<br>確かに、アリスは琥珀を持っていながらも使った形跡はなかった。<br>火薬の匂いがした人形が散らばっていたので、不意打ちされて使う前に殺されたとは考えにくい。<br>「確かに…そうだな。」<br>「これ、もしかして使えないんじゃないんかなーってさ」<br>「うーん、恐竜、かぁ。これどうするか…」<br>綺麗に輝く琥珀を虫眼鏡というアイテムで細かく調べる霧之介。<br>「…割ってみるか？」<br>「や、やめろっ！貴重な霊石だぞっ！」<br>「でも、もうこうするしかないよーな」<br>「大体、君はアリスが殺されたのにまるで動じてないな…」<br>その言葉を言うと、魔理沙は帽子を深くかぶった。<br>「…別になんとも思ってない訳じゃないんだぜ…ただ…ただ今ここでアリスの死を悲しんでても何も意味なく時間がすぎるだけだぜ…」<br>「…悪かったよ」<br>「私は…絶対に許さない…アリスを殺した奴を…ただそんな事を考えても無駄なんだぜ。強くならなければ…いけ…ないんだぜ…」<br>床に一粒の水が落ちる。<br>静まった部屋にはポタ、という音が響く。<br>「ん…だから戦闘に向いてない霧之介は、私の道具のサポートを頼むぜ」<br>「…わかったよ。琥珀の中身の召還方法を必ずみつける…約束するさ」<br>「おうっ！」<br><br>二人は食堂に行くと、そこには見知らぬ少年がいた。<br>「ん？なんだお前、天族の生贄か？」<br>「あ、いえ、違います。自分は五月雨という者で…」<br>「地族か？」<br>「ああ。そいつは新しい地族に一員だよ。」<br>背後から声がする。<br>「あ、ボス！おつかれさんでーす！」<br>小町が言う。<br>「ああ。お疲れ様。今日も全員無事か？」<br>「はい！アジトにいるのはあたい達だけですが！みんな敵軍の様子見に行ってます！」<br>ボスと呼ばれていた人が自分のところへ近づいてくる。<br>「お前が五月雨か。話は聞いてるぞ。よろしくな」<br>「あ、はい！よろしくです！」<br>「私は地族のボス、八坂 神奈子だ。ボスとでも呼んでくれ」<br>と、神奈子は言う。<br>「私もよろしく頼むぞ！」<br>すると、手をがっちりと魔理沙に握られた。<br>自分の手からペキ、という音が聞こえたが大丈夫であろう。たぶん。<br>「皆さん、ご飯にしましょう！」<br>椛が明るい笑顔で言う<br>「そうだな。食べるか。」<br>「あ、自分もいいんですか？」<br>「いい…さみだれ、仲間。問題ない。」<br>さとりが言う。<br>「お、おう。じゃあいただきま…」<br>フォークを手に取ると、フォークが三つ叉の槍へと変化した。<br>「！？」<br>みんなが驚く。<br>「わ、わ！なんなんだよこれ！」<br>傘といい、フォークといい触ると物が変化している。<br>一体なんなんだろう。<br>「どうした！なにがあった！」<br>魔理沙が叫ぶ。<br>「わ、わからないです。なんか今日、傘にも触れましたが傘も銃に変化して…」<br>「能力、だな。」<br>神奈子がいう。<br>「能力、ですか？」<br>「ああ。人それぞれ固有にある能力の事だ。私は乾を創造する能力があるぞ」<br>「じゃあ、自分のは触れた物を武器にする能力、ですかね？」<br>「おそらく…な。コントロールできてないようだがな。」<br>驚いた。<br>普通の人間に能力があるなんて。<br>能力なんかは漫画やアニメの世界のものだと思いこんでいた。<br>「それでは不便だろう。椛、今日から食事やらを手伝ってやれ。」<br>「わ、私ですかっ？」<br>「ああ。五月雨を助けたのも椛だからな。」<br>「…悪い。世話になる…その…椛。」<br>五月雨が三つ叉の槍を置くと、槍はフォークに戻る。<br>「私が食べさせてあげますね。ほら、口あけてください。」<br>…恥ずかしい。<br>流石に普通の人間でもあり、思春期でもある五月雨は少し照れていた。<br>「このまま夜のお手伝いもー、なーんてな！」<br>ゴツン！とげんこつをさとりが小町へする。<br>「小町…あなた卑猥な考えが多すぎです。さみだれさんは恐らくそんな人間ではないですよ。心読めるんでわかります。」<br>まずい。照れてるなんて言われたら恥ずか死をしそうだ。<br>無情…無情…何も考えるな五月雨！<br>「さみだれさん…何を考えて…」<br>さとりが赤面する。<br>「えっ！え！？」<br>「かーっかっかー！やっぱり変な事考えてたんだなー五月雨ー！」<br>やけに馴れ馴れしい人だな、この人。<br>でも、何も考えていないはず…<br>「椛さん…一応気をつけてください…特にお風呂とかでのお手伝いでは。」<br>「それは自分ひとりで大丈夫ですぅぅぅぅううううう！」<br>地族に入ったものの、初日から煽られまくりの五月雨であった。<br><br><br>【別の状況】<br>～地族～<br>八坂 神奈子【ボス】<br>大妖精<br>チルノ<br>リグル・ナイトバグ<br>メディスン・メランコリー<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br>霧雨 魔理沙『黄金石』『琥珀』<br>古明地 さとり<br>小野塚 小町<br>五月雨<br><br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀【戦死】<br>霊烏路 空【縮小状態】<br>比那名居 天子【仮】<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢『翡翠【樹龍ユグドラシル】』<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘『???【魔剣サバクタニ】』<br>ルーミア<br>射命丸 文<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲 紫
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<link>https://ameblo.jp/samidare171104/entry-12130972494.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2016 21:35:15 +0900</pubDate>
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<title>東方天戦録 6章〜8章＋外伝1</title>
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<![CDATA[ 【東方天戦録】(６章～外伝１まで。９章からは次の投稿になります。)<br>ーーーーーーーーーーー～もくじ～ーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>６章　光り輝く彩　　　　　　I外伝１　異世界からの使者<br>７章　去りぬ友　　　　　　　I<br>８章　遺言　　　　　　　　　I<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br><br><br>【東方天戦録　～6章　光り輝く彩～】<br><br>天子は天族の基地で見覚えのある憎たらしい奴に出会った。<br>『ふふ…久しぶりね…天子』<br>「八雲…紫ッ！」<br>『また…あえて…よかったわ…だって…』<br>天子はただならぬ気配を感じ、攻撃を避ける体制をとる。<br>『また貴女と…闘えるからねぇ！』<br>次の瞬間、天子の真横に黒いレーザーがとおった。<br>レーザーがとおった所は灰すら残らず全て消え、闇色に染まっていた。<br>「これは…空間の狭間？」<br>『そこに落としいれれば…二度と抜け出せない…ふふ…ふふふふ』<br>「一体何が目的なんだお前は！」<br>『目的…？ああ、そうね…グレイプニル様の為に力を集めて…幻想郷だけでなく外の世界も操り、王国を作る…』<br>「グレイプ…ニル…!?」<br>『だからまず不思議な能力を持つ貴女を殺して能力を奪うのよ…ふふふふふ…』<br>天子は空から緋想の剣を召還した。<br>「それなら…闘いは避けられないわね…幻想郷も…外の世界も…お前の自由にはさせない！」<br>緋想の剣を横に振りはらうと熱の真空波が紫を襲った。<br>だが、それは傘でガードされてしまった。<br>『…ここで殺しておきたいところだけどそろそろ時間ね…作った戦士を起爆しないと…』<br>「作った戦士…まさか！」<br>外では天族が“倒しても倒しても増えつづける”敵と戦ってあると聞いた。<br>『それでは…また…』<br>「逃がすかよっ！」<br>天子は緋想の剣を投げた。<br>紫の体を貫通し、緋想の剣は壁に刺さる。<br>『あらあら…ダメージを受けてしまったわ…治すのめんどうだというのに…まぁ、いいわ。あとでじっくりと殺してあげるわ…』<br>「なっ…！体を貫通したのにまったく効いていない…！？」<br>紫は境界の狭間に消えてしまった。<br>「もしかして…グレイプニルという奴に体を改造…はっ！そんなことより起爆されたら危険だ！報告しにいかないと！」<br>天子は気がついたら足が動いていた。<br>自分が入っている族でもないのに。<br>自分を攻撃してきた奴もいたのに。<br>それは、意味のない戦いを終わらせるという強い意志が行動を起こしたのであった。<br>「くそっ！なんだこいつら！きりがねぇ！」<br>「正邪、後ろ危ない！」<br>正邪の後ろには鋭く尖った剣を持った謎の敵。<br>「正邪！うぐっ！」<br>勇儀は助けようとしたが、周囲からの攻撃によって阻止されてしまった。<br>「ーーー。」<br>正邪がもう駄目だと思ったその時。<br>「道をあけろぉぉぉぉぉぉおお！」<br>天子が緋想の剣を持ち、正邪を狙っていた敵を切り裂いた。<br>「なっ…！さっき連れてきた奴！」<br>「やはり…逃げなかったんだね…」<br>「名は知らないが、すまない。助かった。」<br>正邪は謝るとすぐに敵と交戦した。<br>「みんな！聞いて！この敵はそろそろ起爆するの！急いでここから逃げて！」<br>さきほどの事を思いだし、天子は叫んだ。<br>「…なにっ！本当か！お前らは撤退しろ！ここは私が！」<br>「勇儀様！何を言ってるんですか！貴女も…」<br>針妙丸が最後まで言葉を言おうとしたが、勇儀によって正邪と針妙丸は遠くに投げられた。<br>「…勝てよ。お前ら。天族が勝つときを待っているぞ…」<br>天子も勇儀を助けようとしたが、結界が張られ、近づけなかった。<br>「勇儀様ぁぁぁぁぁああああああああああ！」<br>次の瞬間、勇儀が張った小さな結界の中で大爆発が起こった。<br>「あぁ…ああ…あああ！」<br>針妙丸と正邪は爆発が起こったのを見ながら落下していった。<br>天子は気持ちを早く切り替え、落下していった針妙丸と正邪を追った。<br><br><br>そんな中、霊夢達は森を探索していたが、天子は見つからなかった。<br>「どこにいったんだか…」<br>「だ、大丈夫かしら…」<br>「霊夢さん、衣玖さん、鴉達によると周囲にはいないようです。」<br>「そ、そんな…」<br>衣玖は肩を落とした。<br>「わ、私はどうすれば…」<br>「小ー傘ーはー入っーたーばーかーりーだーかーらー何ーもーしーなーくーてーもー大ー丈ー夫。」<br>「萃香、こんな時に酔ってるんじゃないわよ」<br>「酔っーてーなーいーよー」<br>「そーなのかー」<br>「誰ーだー私ーのー真ー似ーしーたーやーつー」<br>「わはー！食べていいのか！？」<br>そこには大きな口を開けて笑っている妖怪がいた。<br>「ひっ…！」<br>小傘は霊夢の後ろに隠れる。<br>「いただいきますなのだー！」<br>その妖怪は大きな口をあけて萃香にかぶりつこうとした。<br>「やめなさい」<br>だが即座に霊夢にお札で固められた。<br>「う、動けないのだー！」<br>「貴女、何者なの？」<br>と、霊夢が問う。<br>「ル、ルーミアなのだー！悪い妖怪じゃないのだー！」<br>「鬼を食べようとするような悪くない妖怪はいないわよ」<br>霊夢はルーミアを叩いた。<br>「と、とにかくやめてほしいのだー！」<br>ルーミアはじたばたと暴れる。<br>「仲間になるんならやめてあげるけど…？」<br>「わ、わかったのだー！悪かったのだー！」<br>「本当ね？嘘だったら次は動けなくした後、太陽の光を当てるからね」<br>「い、いやなのだー！」<br>ルーミアはおとなしくなった。<br>「そんなことより霊夢さん、当たりに霧が出てません？」<br>周りを見ると、確かに霧が出ていた。<br>だが、驚くことに霧の色が紫色だったのである。<br>「ふふ…どうですか？私の毒霧は」<br>「流石メデスン！」<br>「チルノちゃん、メディスンちゃんでしょ！」<br>「ったくチルノは僕の名前だけでなく、彼女の名前も覚えていないのか？」<br>文が霧を翼で払うとそこには4人の姿があった。<br><br>続。<br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>リグル・ナイトバグ<br>【NEW】メディスン・メランコリー<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀【戦死】<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘<br>【NEW】ルーミア<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲　紫<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～7章　去りぬ友～】<br><br>「…」<br>先程の戦いで同じ天族である星熊勇儀を戦いで救えずに死なせてしまった正邪と針妙丸は下を向いたまま黙っていた。<br>敵が爆発を起こす前に勇儀が投げてくれたことにより、奇跡的にたいした怪我もなく森の中へ落下したのだったが、目の前で仲間を失った為、ショックは大きいのであろう。天子は聞きたいことが山ほどあったが、黙っていることにした。<br>「勇儀姉の奴、いつも私たちを戦いにあまり出さなかったのは私らを死なせない為だったのか…」<br>正邪がぶつぶつと何かを言い始める。<br>「そういえば…あの方、最後に“あいつら”をよろしくなって言っていたんだけど…」<br>天子が思い出して問うと針妙丸が答えた。<br>「たぶん他の天族の人達だと思う…勇儀さんがテリトリーを使って敵とテリトリー内で爆発したからアジトは破壊されていないと思うの。ただ、みんな目の前で勇儀姉さんが死ぬのを見ていたから…きっと…」<br>天子の心は重くなった。<br>ただでさえここ毎日以上事態の連続で心身ともに疲れているのに。<br>「…ないわね」<br>「…ん？」<br>天子が立ち、力強く言った。<br>「これ以上無駄な死を…無駄な戦いをさせるわけにはいかないわね！」<br>天子の怒号が、憤怒の籠もった叫びが森に声の振動となり、近くにいた鳥は飛び去る。<br>「お、まえ…」<br>「これからは…もう、誰も死なせないわ。例え誰であろうとも！」<br>その言葉に正邪と針妙丸は心を打たれた。<br>「あの、すみません。まだお名前を聞いていませんでした。あ、自分は針妙丸と言います。」<br>「私は正邪だ。」<br>「天子よ。よろしく。」<br>「とりあえずこの暗い森からでようぜ？まずはアジトに戻らないと…」<br>正邪が言う。<br>「あ、えと、私はその…」<br>天子はあの神社に帰らないとまずいと思ったが、状況が状況なので言うのをやめておいた。<br>「…？どうかされましたか？」<br>針妙丸が心配そうに聞いた。<br>「い、いやなんでも…」<br>答えようとした時、すでに天子は何者かによってダメージを負っていた。<br>「ぁぐっ…！」<br>「天子！」<br>「天子さん！」<br>「こんなのも防げないようじゃ…天族も終わりね！」<br>さらに相手は追撃を加えようとする。<br>辛うじて正邪の弾幕で防いだ。<br>「なっ！貴様！」<br>正邪が睨みつける。そこには前まで天族であった奴の姿が見えた。<br>「まだ生きていたのか。これは驚愕だ。」<br>「空…お前がどうして…」<br>そこには、前まで正邪が共に戦っていた仲間。空の姿があった。<br>「ドうしテだって？そンなことはコたえるヒつようはなイ！」<br>突然、空から黒いオーラが出てきて、口調もおかしくなり始めた。<br>「壊ス！滅ス！ソしテ我が熱デ焼けルがいい！セいじャァァァアア！」<br>【極炎隕石(ティアメテオ)】<br>周囲に熱気が走り、上空から以上な程の重力が迫る。<br>そう、隕石が落ちてきていた。<br>【縮小針(ミニマムニードル)】<br>針妙丸が針を構えて振ると隕石が小石サイズに小さくなり、落下した。<br>「ぅが…気を…つけて！あいつは…操られている！」<br>天子はなんとか体制を立て直し言う。<br>「…だが、あいつは私らの仲間だ。なにがどうあれ、ここで倒さなければ…天族だけではなく、天邪鬼としての誇りが許されねぇ！」<br>「空さんはいい方でした…だからこそ、私達の手で葬ってあげます…！」<br>二人は弾幕を展開した。<br>【瞬閃針(スピードスピア)】<br>【逆転矢印(スピチュアルスラッシュ)】<br>「そノ程度の弾幕デは…まダまだダなァ！」<br>【爆炎風(ウィンドフレア)】<br>正邪と針妙丸の弾幕が軽々と吹き飛ばされたが二人の新の狙いは違っていた。<br>「いっけぇぇぇぇえ！針妙丸！！」<br>正邪は針妙丸を投げ、針妙丸は縮小針を構えながら空へ突撃する。<br><br>上手く、空を縮小することに成功した。<br><br>「これだと空は力も出せないな…。ふぅ。とりあえずどうするか…」<br>「…まだ油断しては駄目…近くに紫…いや、元凶がいるかもしれない…」<br>天子は焼け焦げた服をおさえながらいう。<br>すると、やはりあの声が聞こえてきた。<br>「あらあら。こんなに早く見つかるなんてねぇ…あなたたちが油断をしたら空を爆破しようとしたのに…」<br>「…っ！紫！」<br>天子は視線を鋭くし、縮小された空を警戒した。<br>「このサイズだと対して力も出なそうね…仕方がない、今日は引いてあげますよ。」<br>「おい貴様！何者なんだ！さっきのアジト襲撃したのもお前…」<br>全て言い終わる前に正邪は喋るのをやめた。<br>いつの間にか目の前に紫が立っていたのである。<br>「そんなことをいうのはどの口かしら？」<br>傘を突き立てる。火薬の匂いがしたので恐らくここから銃弾かレーザーを放てるのであろう。<br>「それではご機嫌よう。」<br>言葉を言い終えるといつの間にか姿は消えていた。<br>「何者…なんだよ…」<br>正邪は力不足だった自分を責め、木を思い切り叩きつけた。<br>「許さねぇ…絶対…よくも私の仲間を…友を…許さねぇ！」<br>それと同じく針妙丸も針を握りしめ、歯をくいしばっていた。<br>「そうよ。敵は天族でも地族でもない、奴らよ。」<br>「おい、お前天子と言ったな？」<br>正邪が少し落ち着いた様子で問う。<br>「そうだけど…」<br>「なら…先にお前との決着をつけてやる…！」<br>「えっ…！？」<br><br>続。<br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>リグル・ナイトバグ<br>メディスン・メランコリー<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀【戦死】<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘<br>ルーミア<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲 紫<br>操られし霊烏路 空<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br><br><br>【東方天戦録　～8章　遺言～】<br><br>「…。」<br>とある少女は暗い森を歩いていた。<br>そこで、見覚えのある少女が息絶えているのを発見した。<br>腹部にはなにかに貫かれたように風穴が空いていて、片手には人形を握っていた。<br>「アリ…ス…」<br>そう、同じ地族であったアリス・マーガトロイドが死んでいたのである。<br>「悪いな…私がこんなんで…」<br>すると、アリスのポケットから一つの人形が紙を持って出てきた。<br>「ん…？これは、遺書？」<br>そこには<br>『私が死んだらこの遺書を人形が魔理沙、あなたに届けてくれてるはずよ。そしたら、その人形の裏にチャックがあるから空けて、そこから琥珀を取り出して。“霊石”の一つだから役にたつはずよ。』<br>「霊石…私が持っている黄金石と同じような物か？」<br>遺書通りに人形の背にあったチャックを空けると、確かに琥珀が入っていた。<br>「アリス…お前の魂は私が引き継いだ。あとは任せておけ。地族は負けはしない。約束する。」<br>その独り言は森の木の葉の音でかき消された。<br><br><br>天子は驚いていた。<br>いきなり正邪が「決着をつける」などと言ってきたからだ。<br>「決着って…なんで…」<br>「そんなの当たり前だ。お前が天族に相応しいか確かめる」<br>「ちょっ…正邪？私達を助けてくれたんだから悪い人では…」<br>針妙丸は問う。<br>「いいや、それは違うね。天子は地族と戦闘をしていた。だから地族ではないが、天族でも見た奴はいなかった。お前は一体何者なんだ？」<br>答えるにしても、別の世界からきたなんて言っても信じてくれないだろう。<br>天子は上手く誤魔化すことにした。<br>「それは…」<br>だが、言葉を発すると共に、正邪が指を突き立ててきた。<br>「言い訳はいらん。お前は天族に入れ。」<br>意外な言葉に息を飲む。<br>確かに霊族なんて知られていない上、自分が霊族なんて言ったら正邪達とは敵となり、今ここで戦うことになるかもしれない。<br>「…わかったわ。天族に入るわ。」<br>「なら、これを持っていろ。天族の証だ。」<br>正邪は石を天子に手渡した。<br>「これは…」<br>「天石だ。一度手にしたら体内に吸収されて、その族を裏切ったらその石に魂を吸い取られて死ぬ。」<br>なんともエグい石なんだろう。<br>ただ、これは好都合だった。<br>霊族に戻るなら裏切りでもないはずだ。<br>石を受け取ると、石は吸収されて消えた。<br>「とりあえず、アジトに戻るか。」<br>「ところで、縮小したお空はどうする？」<br>針妙丸は縮小されて気絶しているお空を見て言った。<br>「いつ爆発するかはあの変な奴によるからな…かといい、仲間を放置してもおけないし…」<br>「連れ帰ってから対策を練りましょ。ここは敵が多すぎるわ」<br>天子は奥に魔物である人面樹が見えたので息を潜めて言った。<br>「そうだな。」<br>三人はアジトを向けて歩いて行った。<br><br><br>一方、霊族である霊夢達はチルノ率いる地族と戦闘する体勢に入っていた。<br>「霊夢さん気をつけてください！これは毒霧です！」<br>文が毒霧を翼で吹き飛ばしながら言う。<br>「毒…？」<br>霊夢は毒霧を見て言う。<br>毒霧は全方位から一斉にかかってくる。<br>「私の毒はそこらの毒とは一味違うわよ？」<br>毒霧を出しているメディスン・メランコリーが言う。<br>「いいぞ！メディスン！」<br>チルノが片手を上に上げながら言う。<br>「だからメディスンちゃんだって…あ、ちゃんと言えてたのか。」<br>そう言いながらリグルは手をクロスさせ、あたりから猛毒蜂を呼び出す<br>「チルノちゃん気をつけて！何かくるよ！」<br>チルノの正面からは黒い塊が飛んできていた。<br>【氷盾(アイスシールド)】<br>チルノは冷気で氷の盾を作り、黒い塊を防いだ。<br>「駄目だったのだー」<br>ルーミアが氷の盾に激突し、ふらふらしている。<br>【毒鉄砲(ポイズンショットガン)】<br>メディスンは毒霧を弾丸のように変化させ、霊夢達に放つ。<br>「任せなさい！あんた達はすぐに私の方に近づいて！」<br>【博霊結界】<br>お札で周囲にテリトリーが張られ、毒の弾丸を全て防ぐ。<br>「行きますよー！」<br>【鴉翼(クロウウィンド)】<br>文は目にも留まらぬ速さでメディスンを狙う。<br>【防御指令　蜂】<br>いくつもの蜂が飛んできて壁を作り、文の鴉翼を防いだ。<br>「なかなかやりますね！」<br>【氷連撃(アイシクルフォール)】<br>すると、文の周囲にいくつもの氷が漂い始める。<br>その氷は連なり、回転をし始めて文に何発か命中する。<br>「ぐあっ！」<br>文は落下したが、すれすれで小傘と衣玖に助けられた。<br>「だ、大丈夫ですか！」<br>「危なかったわね。」<br>「ふふふ…もう今までのあたい達ではないぞ天子！出てこい！」<br>チルノが叫ぶ。<br>「あんた、天子の居場所を知ってるの？」<br>「それはこっちの台詞だよ！」<br>【猛毒蜂(ポイズンスピアー)】<br>そんな会話をよそに、リグルが呼んだ猛毒蜂が霊族に一斉に襲いかかった。<br><br>続<br>【別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>リグル・ナイトバグ<br>メディスン・メランコリー<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br>【NEW】霧雨 魔理沙『黄金石』『琥珀』<br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀【戦死】<br>霊烏路 空【縮小状態】<br>比那名居 天子【仮】<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘<br>ルーミア<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲 紫<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～外伝　異世界からの使者～】<br><br>ここは今は戦場と化している幻想郷とは違う世界である現界。<br>「はやくこいよ！五月雨！」<br>走りながら叫ぶひとりの人物。<br>「待てよ。そう急ぐなって。」<br>そう、俺の名は五月雨。いたって普通の人間である。<br>そして向こうで呼んでいるのは親友の水無月。<br>水無月も普通の人間なのだが、少し普通の人間とは異なる事はあった。<br>「ここだよここ！なんか空間が歪んでるんだ！」<br>なんでこう水無月はこういう事件ばかり見つけるのだろう。<br>先日も隕石の欠片らしい物を拾ったらしい。<br>「確かに歪んでる…。でも、こんな漫画やアニメみたいなことは…」<br>「お、ここ手が入るぞ！…って、うわっ！」<br>水無月が足を滑らせて空間に落ちる。<br>「お、おい！水無月！」<br>五月雨も後を追い、空間へ飛び込む。<br><br><br>「…っつ…。」<br>水無月が目をひらくとそこは蒼く染まっていた。<br>潮の匂いが漂う。<br>そして日光が目に染みる。<br>「ここは…海…？」<br>水無月は立ち上がり、広がる海を見た。<br>そこには一人、いや一体だろうか。<br>「あれは…？」<br>海辺から離れた森の木陰に傘をさした少女がいる。<br>いや、少女だが、ただの少女ではなかった。<br>黒い羽…いや、翼だろうかが生えている。<br>「ｸｸｸｸ…もう少しで…紅霧でこの海の色を変えて地族を混乱に落としいれる…奴らの基地はここらの近くだと聞いたからな…」<br>怪しげに笑う。よく見ると翼は漫画で見たドラキュラや吸血鬼、ガーゴイルなどの魔物の翼に似ていた。<br>「なにやら危険…その前にここはどこだよ…まさか、別世界か？」<br>「そこのお前」<br>まずい、見つかって声をかけられた。<br>「お前は“何族”だ？」<br>聞いたことのない族と言う言葉に戸惑う。<br>「え、いや…気がついたらここにいて…」<br>「おかしい…オーラが感じられない。こいつは好都合。」<br>「へ？」<br>「お前は天族に入れ。断ればこの爪で切り裂く。」<br>いきなりの脅迫で言葉が上手くでない。<br>爪は尖っていていとも簡単に木が切り倒されそうだった。<br>「あ、はい。入ります！」<br>「ほう。ただ、察するにお前はこの世界の者ではないな？詳しく聞かせてもらおうか。」<br>「あ、自分は水無月と言います。以後、よろしく」<br>「私はレミリア・スカーレットよ。スカーレットと言う名はあまり好きではないからレミリアと呼んでくれればいいわよ」<br>水無月は現界からきた事、空間の事を教え、レミリアから族とこの世界の事を教わる事にした。<br>とあることを考えながら。<br>五月雨はどこに行ったのだろうか。<br><br><br><br>「…ぶ？」<br>「…じょうぶ？」<br>「大丈夫？」<br>五月雨が目をひらくと、そこには少女の姿があった。<br>「んあ…ん？」<br>あまりにもの展開に五月雨の頭の中には色々な思考がよぎった。<br>ここはどこなんだろう？<br>別の世界にきてしまったのだろうか？<br>それとも現界のどこかか？<br>そもそもなんで少女が？<br>水無月が空間移動して性転換しちまったのか？<br>「あの…」<br>無言で考えていると少女が声をかけてきた。<br>「ああ…大丈夫だ。少し気を失っていただけだ…」<br>「ところであなたは“何族”？」<br>少女の返答に目を丸くした。<br>族？一体なんのことだろう。<br>「あ、そちらは…？」<br>「私は地族ですけど…」<br>ここで五月雨は族の名前を知らなかったので先程少女が言った地族と答えることにした。<br>「奇遇だな…俺も地族だよ。」<br>「新人ですか？みたことがないですが…」<br>一瞬まずい、と思ったがすぐに誤魔化す。<br>「そうだ。最近地族に入ったんだが、空回りで…」<br>「そうなのですか。あ、名乗り忘れていました。私は犬走 椛と言います。」<br>「あ、俺は五月雨だ。これからよろしくな。」<br>なんとか誤魔化せた。危なかった。<br>「椛って呼んでくれれば大丈夫です。見回りをしていたら貴男が倒れていたので…」<br>「俺も気がついたらここで気を失っていてだな。」<br>現界などと言う言葉を出しても混乱するだけだ。やめておこう。<br>五月雨と椛は地族の基地へ向かった。<br>とあることを考えながら。<br>水無月はどこに行ったのだろうか。<br><br>続<br><br>【族別の状況　外伝編】<br>地族<br>犬走 椛<br>五月雨<br><br>天族<br>レミリア・スカーレット<br>水無月
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<link>https://ameblo.jp/samidare171104/entry-12130972039.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2016 21:34:04 +0900</pubDate>
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<title>東方天戦録 1章〜5章</title>
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<![CDATA[ 【東方天戦録】(１章～５章まで。６章からは次の投稿になります。)<br>ーーーーーーーーーーー～もくじ～ーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>１章　崩れ逝く希望　　　　　I４章　封じられし幻獣<br>２章　霊族　　　　　　　　　I５章　偽<br>３章　流水化傘と人形少女　　I6章からは次の投稿にあります。<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br><br>【１章　～崩れ逝く希望～】<br><br>眩しい日差しの中、いつものように周囲を見渡す。<br>近くには誰もいない。<br>「なんとか上手くまいたようね…」<br>と、ついつい言葉を漏らしてしまう程に急いでいた天界の人間【天人】である比那名居　天子は言った。<br>そして、場所を移動しようとした瞬間、爆撃音と共に後ろにある木が倒れた。<br>「おとなしく殺られてればいいものを…」<br>天子はいち早く殺気を感じとり、横へ転がって回避した。<br>次の瞬間、先ほどいた場所には大きな穴があいていた。<br>「…ほほう。」<br>謎の人(？)は何か一言をいい、周囲に結界のようなものをはりめぐりせた。<br>「まずい…早いとこ衣玖と合流しないと…」<br>だが結界により、一定の場所から出られなくなっていた。<br>このままでは待つのは死である。<br>天子は気配を消し、木の上に乗った。<br>「隠れても…結界がある限り負けは確定よ…」<br>謎の人はそう呟くと手を天子の乗っていないもう一本の木に翳した。<br>すると木は枯れて崩れ落ち、さらには木屑までもが消えてしまった。<br>「これはやるしかないわね…」<br>天子は片手に【緋想の剣】を持ち、謎の人に上から斬りかかった。<br>ズバン、と鈍い音をたて、緋想の剣は砕け落ちた。<br>「甘いわね…気がつかないとでも？」<br>「馬鹿なっ…！あの緋想の剣が…傘で相殺した上折られるなんて…」<br>謎の人はニヤリと笑い、天子の周りに境界を開いた。<br>「また会うときまで…」<br>天子は一瞬の出来事に反応さえできなかった。<br>「…ｯｯ!」<br>天子は境界に引きずり込まれた。<br><br>ーそれから何日、いや何ヶ月たっただろう。<br>天子は目を覚ました。<br>「ここは…」<br>そこは見覚えのある湖だった。<br>霧が濃く、周囲は良く見えない。<br>だが片手には砕け落ちたはずの緋想の剣が握られていた。<br>「さっきのは夢…？いや、でも何故ここに…」<br>「おいお前！動くな！」<br>「！？」<br>天子は何者かに声をかけられた。<br>元気の良い声でいかにも戦闘体制に入っているようだった。<br>「お前、天族の者か？」<br>天子は【天族】という言葉が理解できなかったが、自分が天界で産まれ育ったのでそうだと答えた。<br>「構え！」<br>何者かがそういうと周りから小さな妖精達が出てきた。<br>「チ、チルノちゃん…戦いはやめて逃げようよ…」<br>「うるさい！地族が勝利するには一人でも多く天族を倒す必要があるんだよ！」<br>「で、でもっ」<br>「あたいだって怖いよ！逃げたいよ！でも…逃げてばかりじゃ…」<br>「…わかった、チルノちゃん。私も出来る限り戦うよ！」<br>天子は何が起こっているのか。何故自分が敵対されているのか理解できなかった。<br>「か、覚悟しろ！天族め！」<br>するとあたりに冷気がはしり、空気がパキパキと鳴りだした。<br>「くらえ！」<br>するとあらゆる方向から小さな氷の固まりが飛んできた。<br>「ちょっ、ちょっと待って！なんで私が狙われ…」<br>言葉を言い終わる前に、後ろから妖精が斬りかかってきた。<br>「…切れ味がほぼ無い刀で助かった…。これはやるしかなさそうね…」<br>妖精達は話を聞こうとしないので、天子は緋想の剣を握り、なぎはらった。<br>すると、小さな妖精達はみな倒れていった。<br>「え…弱い…？」<br>「なっなにっ！この鍛えられたら妖精達が一瞬で…！」<br>「チルノちゃん！援護はよろしく！私が！」<br>先ほどの妖精より大きな妖精が弾幕を放ちながら突撃してきた。<br>「はぁっ！」<br>天子は何発か被弾したが、服に傷がつく程度で怪我はなく、妖精は天子が一発斬っただけでロストしていた。<br>「あ…あわわわわわ…」<br>冷気を出している妖精はガタガタと震え始めた。<br>「でも…ここで戦わないと…大ちゃん達が報われない…」<br>すると、大きな氷が湖から出てきて天子の方へ降ってきた。<br>天子は回避より斬る事を試みる。<br>思った通り、容易く大きな氷は真っ二つに切れ、崩れ落ちた。<br>「あたいの…奥義が…」<br>妖精は地面に膝を着いた。<br>「天族に負けるなんて…しかも1人に…」<br>「ねぇ、あなた。天族や地族って言っているけど、それって何なの？教えてくれたら見逃すけど…」<br>チルノはかなり疑ったが、このままでは確実に仕留められると思ったので言った。<br>「龍神様が天族と地族、それぞれ戦い、残った族に幻想郷をやろう。ってめったに現れない龍神様が言って、それで争っていたんだ」<br>「でもそれじゃあ、生き残った数人しか…」<br>「死んでもその族が勝利すれば生き返る…それにいきなり天族と地族が決められ、とある場所に集まったんだ。龍神様の力で全員ワープしてね。」<br>「…とにかく、私は天界で産まれ育ったから天族でやってみるけど、地族とはなるべく戦わないようにするよ。」<br>「…なんで？敵なんだよ？」<br>「無駄な戦いは避けて、龍神様に説得をしにいく。」<br>「…お前ならでそうな気がする！頑張れ！」<br>適当な言葉を言った後、逃げるように去っていった妖精を見て、天子は思った。<br>「もしかしたら…あの時の夢かわからないできごと…境界…結界…。…ｯｯ!まさか龍神様が操られて…？」<br>天子が考えていると、後方から声をかえられた。<br>「天…子？」<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【2章　～霊族～】<br><br>「天子…？」<br>後ろから声をかけられ、振り向くとそこには天子が知っている懐かしい顔があった。<br>「衣…玖!?」<br>「良かった！」<br>不意に天子は衣玖に抱きしめられた。<br>暖かい。ただそれだけの感情が伝わってきた。<br><br><br>ーとある神社では2人が戦っていた。<br>「密の術　拡大弾！」<br>自分が放った弾幕が拡大されていき、周囲を飲み込んだ。<br>「ナイスよ、萃香」<br>「あたりまえよ！」<br>「よし、私も…弾幕結界！」<br>そういうともう一人は弾幕で結界を作り、残りの敵を蹴散らした。<br>「…こんなものかな。」<br>「とりあえず気絶はさせられてるね。」<br>倒れた地族に札を貼り、記憶を消した。<br>「これでもう戦闘は起こさないわね。」<br><br><br>「まさか天子もこっちにいるんなんてね」<br>「…あの野郎に境界から連れてこられたのよ。」<br>天子はぶすーっとした顔でいう。<br>「しかも、いつもの様子ではなかった。まるで…!!」<br>「…？どうしたの？」<br>天子はあの言葉を思い出した。<br><br>『また会う時まで』<br><br>「…!!」<br>ゾクッと身震いをした後、天子は言った。<br>「あいつは…紫は操られていたんだ…恐らく龍神様と同じように…」<br>「龍神様が操られる？そんなわけが………」<br>衣玖は天子が冗談を言っているのかと思ったが、前に天界の図書館で読んだ本の内容を思い出した。<br>「…5000年に一度、最凶の“妖怪”が目を覚ます時、世は獄に染まるだろう…」<br>「…？なにそれ？」<br>「前に天界で読んだ本に書いてあった内容よ。でもまさか、ね…」<br>衣玖が言い終わった時、近くに気配を感じた衣玖はとっさに反応した。<br>「天子伏せて！」<br>天子が伏せると、衣玖が放った雷撃が背後の者に命中した。<br>「…へぇ、雷撃ですか…」<br>「…あなた、ただものではないようね…姿をみせなさい。」<br>すると、その者は民間からすうっと出てきた。<br>「我の名は…霍 青蛾である…偉大なる天族の前にひれふすが良い…愚民共…」<br>天子は言った。<br>「私は天族よ！同じ族で争っても意味は…」<br>「貴様からは天族のオーラが出ていない…嘘は認めん。」<br>そう、天子は別の次元から境界で連れてこられた為、天族や地族のようにわけられていなかったのだ。<br>だから青蛾は自分を地族だと思っているにちがいない。<br>「言っても駄目ならとりあけず逃げるしかない…いくよ！天子！」<br>「逃がさん！芳香！」<br>天子と衣玖が逃がようと足を進めようと思った時、地面から2本の手が出てきて2人の足を掴んだ。<br>「にーがーさーなーいーぞー」<br>全然緊張感が無い声。<br>そして平然と地面から出てくる少女。<br>「…ゾンビ!?」<br>「…そんなっあれは神話とかじゃ…っうぐ！」<br>芳香に謎の札を貼られ、力が抜けていく。<br>このままじゃ…<br>そう思った時、上から巨大な何かが降ってきたのである。　<br>「わー」<br>芳香が気の抜けた声を上げ、潰れた。<br>「霊ｨｨ夢ｩｩあｧｧとｫｫはｧｧたｧｧのｫｫむｩｩ」<br>「萃香は敵の処理をお願い。」<br>天子と衣玖は謎の少女“霊夢”に捕まれ、連れていかれた。<br>何が起こっているのかはわからなかったが、力が抜けていた為、何もできなかった。<br>「撤退よ、芳香。上へ報告する」<br>青蛾は地面をすり抜けて入り、ゾンビである芳香と消えてしまった。<br><br><br>「大丈夫？」<br>天子と衣玖は少し寝かせられた後、目が覚めるとそこには2人の少女がいた。<br>「あ…はい。ありがとうございます…」<br>「ところで、あなた達はどちらの族なのですか…？」<br>天子は少しまずい事を聞いてしまったと思ったが、返ってきた返答は意外だった。<br>「私と萃香は“霊族”よ。」<br>霊族。また始めて聞いた族の名前だった。<br>「私達は龍神様が最凶の妖怪に支配されているとわかったの。だから地族、天族の争いをやめさせ、龍神様を倒しにいくのよ。だから地族と天族は一度気絶状態にし、このお札を貼って記憶を消すの。」<br>「みたところー、お前達は地族と天族のオーラ両方とも感じなかったからなー。」<br>「萃香、あいつには逃げられたでしょ？」<br>「あー。地面すり抜けて消えちまったよー」<br>「そう。厄介ね。」<br>「おー。そろそろだねー。」<br>萃香が言うと、上空から何者かが飛んできた。<br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br><br>～天族～<br>宮古　芳香<br>霍　青蛾<br><br>～霊族～<br>博麗　霊夢<br>伊吹　萃香<br>永江　衣玖<br>比那名居　天子<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【3章　～流水化傘と人形少女～】<br><br>「きたわね」<br>霊夢は空から飛んできた少女を見て「ふふ」と笑いながら言った。<br>「周囲に異常無しです！」<br>「ごくろうさん、文。」<br>「霊夢さん、その…」<br>「このみかんはあげないわよ」<br>「そうじゃなくて…」<br>その少女、射命丸 文は天子と衣玖を指差して言った。<br>「あの方達は…」<br>「ああ、新しい仲間よ。」<br>「永江 衣玖です。よろしくお願いしますね」<br>「私は天子っていうの。よろしくね」<br>「私は射命丸 文です。よろしくっ！」<br>と、自己紹介をしていると<br>「おーい、みんなー。川で誰かが倒れてるぞー」<br>萃香が言った。<br>「なんだって！？よし、行くわよ」<br>霊夢はすぐに飛んで行った。<br>新しい仲間にしようとでもしたのだろうか。<br>「私達も行きましょうか。」<br>と衣玖が言った。<br><br><br>『チョウシハ…ドウダ…』<br>「いい感じに争いが起こっていますわ…だが、まだ死者はいないですね…」<br>『ナゼダ…モット…アラソエ…チヲミセ…ロ…ホロビロ！』<br>「ふふふ…地と天だけでなく霊族とかいうのがいるらしいですわ。なんとも、地族と天族の争いを辞めさせ、元凶を倒すそうです」<br>『メザワリ…ダ…ケセ…』<br>「承知しましたわ“グレイプニル”様…」<br><br><br>その頃、霊夢達は川で倒れてる少女の手当てをしていた。<br>「う…ぐぐ…」<br>「大丈夫だー。この酒はあらゆる傷に効くんだー」<br>少女に酒を飲ませていいのか、など衣玖は思いつつ、天子がいない事に気がついた。<br>「あれ？天子…？」<br>天子は途中で別の道に入ってしまったらしく、見当たらない。<br>だが、道は短かったのですぐに戻ってくるだろう。と思い、少女を連れて神社へ戻った。<br>その少女はゆっくりと起きあがるとﾍﾟｺｯと頭を下げた。<br>「あ、ありがとうございます…敵に不意打ちをされて川に落とされてしまって…」<br>「別にいいわよ。ただし、今日から私達の仲間よ。わかったわね？」<br>衣玖は自分達もこうやって無理やり仲間にされたなぁ、と思いつつ帰ってこない天子を心配していた。<br>「え、あ、私地族なんですが…あなた達は…？」<br>「霊族よ。地族と天族の争いを辞めさせ、龍神様を操っている妖怪を倒しにいくの。」<br>「龍神様が…操られて…？」<br>「あー、お前ー名前はー？」<br>「自分は多々良 小傘といいます。」<br>「この傘はあなたのだったのですね。一緒に流れてきたので拾っておきましたよ。」<br>と文が傘を手渡す。<br>「ありがとうございます」<br>小傘はにっこりと笑った。<br>文が後ろを向いて「ぐふふふふふ可愛いいい」とか言っていたのは気のせいだろう。<br>「そういえば…天子はどこいったのかしら…」<br>衣玖は忘れかけてた事を言い、子傘以外の皆は一斉に「そういえば」と言った。<br>その直後、付近で爆発が起こり、霊夢達は急いで爆発が起こった場所へ急いだ。<br><br><br>天子は別の道に人影が見えたので、文と衣玖にばれないように抜け出し、別の道に行った。<br>「さっきの奴はどこいったんだ」<br>天子はあたりの木を見渡したが、誰もいなかった。<br>やはり気のせいだったのだろうか。<br>「…戻るか。」<br>「そう簡単に生きて戻れると思った？」<br>「！？」<br>後ろには辺りに人形が浮いている不気味な雰囲気の少女が立っていた。<br>「上海1号、蓬莱4号。フォーメーションB」<br>「ｼｬﾝﾊｰｲ」<br>辺りにただよう人形が不思議な動きをしつつ、飛び回る。<br>「上海2号、3号はガードタイプチェンジ。蓬莱1、2号は攻撃よ」<br>天子に人形が2つ突撃してきた。<br>「遅いわ」<br>天子はひらりと回避するが、すぐ後ろから先程飛び回っていた人形が作った槍があった。<br>「っ！！」<br>天子はそのまま飛び上がり、ギリギリ回避した。<br>「この人形…木を削って槍を作っていたのか…」<br>「上海フォーメーションA！蓬莱3号タイプTNT！」<br>わけのわからない言葉を放つと人形が一斉に動き出す。<br>一つの人形は上に飛び、一つの人形はくるくると周囲を周り、一つの人形は突撃してくる。<br>「一つの攻撃を避けるごとに別の攻撃が仕掛けられるって訳ね…それなら！」<br>天子は手を天に掲げると空ね狭間から紅く燃えた緋想の剣を取り出し、なぎはらった。<br>あたりの人形に命中し、次々に機能が停止していく。<br>「な…くっ、このままでは…」<br>「とどめっ！」<br>天子が緋想の剣を持ち、人形を操っている少女を斬ろうとした時、少女はﾆﾔｯと笑った。<br>下から足をおさえられ、天子の動きは止まった。<br>「え…」<br>足をおさえていたのは人形だった。<br>「ｼｬﾝﾊｰｲ」<br>「あはははは！蓬莱3号タイプTNT！爆破！」<br>その命令をした時には少女は翼がはえた人形に乗り、飛んで距離を取っていた。<br>「しまっ…」<br>人形から光が放たれ、大爆発を起こした。<br>だんだんと崩れていく意識の中、後ろから三つ叉の槍が飛んできて、翼のはえた人形に命中した。<br>「…もっと楽しい戦いをしないか？」<br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br><br>～天族～<br>宮古　芳香<br>霍　青蛾<br><br>～霊族～<br>博麗　霊夢<br>伊吹　萃香<br>永江　衣玖<br>比那名居　天子<br>【NEW】多々良　小傘<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神様<br>操られし八雲　紫<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～４章　封じられし幻獣～】<br><br>「…ちっ」<br>「お前は地族の人形使いであるアリス・マーガトロイドか。」<br>メモを見ながら少女は言った。<br>「…天族の封獣 ぬえ。…邪魔をしないで。こいつからはオーラが感じないのよ。異世界の者か何かでしょう。」<br>「オーラ…ねぇ。へぇ。」<br>「…だからどちらの味方かも区別がつかない。だから今のうちにヤってしまった方がいい。」<br>と、魔道書を構える<br>「ここでこやつを殺すのか？」<br>「…天族の貴方には関係のない事。」<br>「確かにそうだが、どちらの族にも入ってないならこいつは私らの族に入れる」<br>ぬえは天子をかついで連れていこうとした。<br>「…そうするならこちらが連れていくわ。こいつの剣を出した時、特殊な力を感じた。だから連れ帰って実験でもする。それにあなたは私の人形を傷を付けた。許さない…」<br>周りの人形が動き始めた。<br>「いー、怖い怖い。これだからひきこもりは…」<br>三つ叉の槍を構える。<br>「…しょうがない。さっきので体力を消耗してるから奥の手でいっきに決めるか…」<br>「ほう。一度見てみたいものだな。」<br>「蓬莱人形、システムA起動！上海C！パターンEX！」<br>人形が巨大化していく。<br>辺りの木よりはるかに巨大に。<br>片手には大剣、片手には大盾。そしてあたりには大量の人形。<br>「おっ、いいねいいね～。じゃ、こちらもいきますか。」<br>ぬえは三つ叉の槍を自分に突き刺した。<br>「幻変化！幻蛇！」<br>ぬえに三つ叉の槍が吸い込まれてぬえの姿が大蛇に変わる。<br>「ｷｼｬｧｧｧｧｱ!」<br>「上海C！なぎはらえ！」<br>大剣が横になぎはらわれ、木が次々に斬れていく。<br>しかし、ぬえは大剣を噛み砕いた。<br>「ｸﾞｶﾞｧｧｧｧｧｱ!」<br>声が地面に轟く。<br>「まずいわね…。人形も体力を消耗している…。ここは逃げるのが吉かしら…」<br>アリスが人形から降りる。<br>「蓬莱人形全員パターンTNT！」<br>ぬえのあたりに人形が集まり、大爆発を起こす。<br>「ｷｼｬｧｧｱｱｱｱ！」<br>ぬえが爆風に飲まれ、見えなくなる。<br>「…今のうちに、こいつを連れてい…」<br>アリスが天子を連れていこうとした時、後ろから針のようなものが刺さった。<br>「地族みーっけ。はい、終わりー。」<br>「ぐ…油断…していた。ここで…死ぬなん…て…」<br>「な、情けは無用！とどめ！」<br>小さな針が心臓に刺さる。<br>「…あ、あ…魔…理…」<br>アリスはなにも言わなくなった。<br>「…私、やったの？」<br>「ああ、上出来だ針妙丸。まぁ、私のリバーススピアが効いたか。」<br>「正邪が使うあの矢印みたいな弾幕の事？」<br>針妙丸が聞く。<br>「そそ。ん？あれは蛇？」<br>「ｷｼｬｧｧｱｱｱｱ…」<br>蛇から白い煙が出て、姿が見える。<br>「あ、ぬえか。なんだよーびびらせんなよー」<br>「びっくりしたー。ぬえちゃんかー。」<br>二人はほっとする。<br>「ふぃー、さっきの奴まさか人形に爆薬仕込んでいるとはね。危なかった。正邪と針妙丸は無事か？」<br>「さっきの奴は始末しておいた。針妙丸が倒したぜ」<br>と正邪が言う<br>「針妙丸が？へぇ。」<br>「あまりここにいるとまずいんじゃないか？爆発とか起きてたんなら誰かくるかもしれないぜ？」<br>正邪は冷静に判断をした。<br>「そうだね。こいつは連れていこう。」<br>3人は天子をかついで去っていった。<br>その少し後、霊夢達がたどり着いた。<br>「…なにこれ。木はほとんど倒れているし、地面には穴があきまくっている…」<br>「天子！天子は！？」<br>衣玖はかなり焦っている。<br>「…見あたらないわね。」<br>「連れていかれたりしていなければいいけど…」<br>小傘が言う<br>「あいつの力じゃー平気だろーたぶんー」<br>「…ですよね。とりあえず引き続き捜索よ。」<br>「天子…」<br>その時には空は灰色に染まっていた。<br><br><br>「今度こそ…今度こそあの奴を倒すぞ！大ちゃん！」<br>「でも、どうするの？チルノちゃん。そんな強い人達集められるの？」<br>「んふふー。今回はスペシャルなリストがいるんだ！」<br>「スペシャリストね。」<br>苦笑しながら言う<br>「こちらでーす！」<br>だがチルノは全く聞いていない様子だった。<br>「ｸｸｸ…この僕の能力で倒してみせよう…」<br>そのスペシャリストはマントを広げて言った。<br>「まずはこの蟲を出撃させる！」<br><br>続。<br><br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>【NEW】謎のスペシャリスト<br>【NEW】アリス・マーガトロイド【戦死】<br><br>～天族～<br>宮古　芳香<br>霍　青蛾<br>【NEW】封獣 ぬえ<br>【NEW】鬼人 正邪<br>【NEW】少名 針妙丸<br><br>～霊族～<br>博麗　霊夢<br>伊吹　萃香<br>永江　衣玖<br>比那名居　天子【行方不明】<br>多々良　小傘<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神様<br>操られし八雲　紫<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【東方天戦録　～5章　偽～】<br><br>「…」<br>目を覚ますと見慣れない天井が見えた。<br>やけに室内が寒い。<br>ここは神社ではないことはすぐにわかった。<br>「…確かあの時人形使いに」<br>記憶がだんだんと戻ってくる中、部屋の扉が開いた。<br>天子はすぐに気を失っているように目を閉じた。<br>「こいつ、どうするか？」<br>正邪が問う。<br>「天族にするって言ったけど、いつ裏切るかわからないし…うーん。」<br>針妙丸は悩みながら言った。<br>その会話を聞いて天子はここが天族の基地だということがわかった。<br>そこでもう少し話を聞いていようと思った。<br>「最悪の場合、実験体だな。」<br>「またあの意志を持たない戦闘要員を作るの？あまり気が乗らないんだけどなぁ…」<br>「それは私もだが。ただ戦力が増えないと勝てないだろ？」<br>「で、でも…」<br>「おいお前ら敵襲だ。戦闘準備しろ。」<br>と後ろから声をかけられた。<br>「あ、勇儀様…敵の数は？」<br>正邪はあくびをしながら聞く。<br>「それがおかしいんだ。倒しても倒してもきりがないぐらい敵が来るんだ。」<br>「この基地が攻め込まれたらまずいな。すぐに応戦しに行く。」<br>「私は先に行っているぞ。場所はすぐそこだからな」<br>勇儀は去っていった。<br>「…行こうぜ、針妙丸。」<br>「先に行っててくれない？少し準備があるから。」<br>「あーったく準備ぐらいしとけよー？早くこいよー」<br>正邪も勇儀の後を追いながら走っていった。<br>天子はこれはチャンスだ、今のうちに逃げ出せばいけると思いながら針妙丸が出て行くのを待っていた。<br>だが、恐れていた事が起こった。<br>「あのー、気絶してるふりをしなくても大丈夫ですよ…？」<br>「！？」<br>針妙丸にばれてしまった。<br>まずい、このままでは話を盗み聞きしていたから実験体にされると思い逃げる体勢をとる。<br>「私達は向こうの通路の奥にいる敵と戦っているから逆の通路から逃げなよ。監視者は2Fにいるから大丈夫。このフロアにはいないよ」<br>「えっ…あの…」<br>天子は衝撃を受けた。<br>自分を逃がしてくれるとは思ってすらいなかったのだからだ。<br>「じゃあ、私は行くね」<br>針妙丸も走って行く。<br>「どうしよう。嘘をついてる顔じゃなかったし…とりあえず、敵がどんなのか隠れてみてみるかな」<br>天子は針妙丸が行った方向にばれないように慎重に歩いていった。<br>通路の角に通りかかった時、後ろから肩をたたかれた。<br>「あっ」<br>『久しぶりね…天子…』<br>そこには憎たらしい顔があった。<br>「くっ…お前はっ…！」<br><br><br>その頃、チルノ達は森にいた。<br>「スペシャルリストー、ここで何をするんだー」<br>「だからスペシャリストだってー！」<br>「…もうリグルと呼んでくれていいよ」<br>と、うるさいチルノに言う<br>「わかった！よろしくねクリーム！」<br>「リグルだっ！」<br>チルノは相変わらずだった。<br>「まぁ見ていろ、今にわかるさ。」<br>リグルが手を8の字に回すと辺りから蜂の大群が飛んできた。<br>「わっ！わわっ！リグルちゃんなにこれ！」<br>大妖精が慌てて言う。<br>「猛毒を持っている蜂を呼び寄せたのさ。なんにせよ僕は蟲を操れるからね。」<br>「クリームすげー！」<br>「だからリグルだ！」<br>そこに独りの少女がやってきた。<br>「毒…毒の強さなら負けませんよ？どうです？私を仲間に加えてみませんか？」<br><br>続。<br><br>【族別の状況】<br>～地族～<br>大妖精<br>チルノ<br>スペシャリスト(リグル・ナイトバグ)<br>アリス・マーガトロイド【戦死】<br><br>～天族～<br>宮古 芳香<br>霍 青蛾<br>封獣 ぬえ<br>鬼人 正邪<br>少名 針妙丸<br>星熊 勇儀<br><br>～霊族～<br>博麗 霊夢<br>伊吹 萃香<br>永江 衣玖<br>比那名居 天子<br>多々良 小傘<br><br>～謎の組織～<br>操られし龍神<br>操られし八雲　紫
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<link>https://ameblo.jp/samidare171104/entry-12130971554.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2016 21:32:58 +0900</pubDate>
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<title>東方紅霧月 EX章</title>
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<![CDATA[ 【東方紅霧月】<br>ーーーーーーーー<br>IEx章　悪魔の妹 I<br>ーーーーーーーー<br><br>【Ex章　悪魔の妹】<br>「おお、この魔法は使えそうだぜ！」<br>魔理沙はいつものように魔法を開発している。<br>「そういえば、パチュリーとかいう奴がいた図書館に珍しい魔道書があった気がするのぜ」<br>魔理沙は紅魔館に飛んだ。<br><br>「ぐ～」<br>「またあの門番寝てるのぜ。」<br>魔理沙はまたも箒で飛んで侵入に成功した。<br>ﾊﾟﾘﾝ!<br>「あーまたガラス割っちまった…」<br>魔理沙が入った通路にはたくさんの扉があった。<br>「あれ？図書館どこだったっけ？」<br>魔理沙は下の階に降りていった。<br>「確か、大きい扉だったはず…」<br>魔理沙は大きい扉を開けた。<br>「…だぁれ…？」<br>「あれ？図書館じゃない…それに、吸血鬼…？」<br>「私はフラン…ここに495年間閉じ込められているの…。あなた、遊びに来たの…？」<br>「私は魔理沙だぜ。遊びに来たんじゃなくて、私はー」<br>次の瞬間、魔理沙の帽子が吹き飛んだ。<br>「私、一回人間というものを見たかったの…。ねぇ…？一緒に遊ぼ…？」<br>「あー！もう！しょうがない！いいぜ！受けて立つ！」<br>「すぐ壊れないでね…」<br>【フォーオブアカインド】<br>フランが4人に増えた。<br>そして、それぞれ弾幕を放つ。<br>「うぉわっ！4人に増えた!?」<br>そして、4人それぞれ自由に動き回り、魔理沙を追い詰める。<br>魔理沙はとっさに箒で避ける。が、すぐ上から弾幕がくる。<br>「でりゃぁ！」<br>魔理沙も弾幕を使い、相殺した。<br>「危ねぇ…」<br>【495年の波紋】<br>フランが使った弾幕が全て反射する。<br>「なんだこの弾幕！全方位から反射…」<br>魔理沙に弾幕が被弾した。<br>「うぐっ」<br>そんな魔理沙をよそに、フランは追撃を放ってくる。<br>「くっそ…分身をまず破壊しなければ…」<br>【スターシャワー】<br>魔理沙は星の弾幕をフランの分身に放った。<br>「よし、分身を全部破壊できた…」<br>そのその瞬間、後ろから斬られた。<br>「うぐっ…」<br>「まだまだ…もっと遊ぼうよ…」<br>【レーヴァテイン】<br>フランは片手に炎の剣を持っていた。<br>「いいぜ…そこまでいうなら私の奥義を見せてやるぜ！」<br>魔理沙はチャージをはじめた。<br>「撃たせない…！」<br>【クランベリートラップ】<br>魔理沙の周りに弾幕が浮かび、襲いかかる。<br>「この間を避け…次はあそこだ！」<br>魔理沙は次々と弾幕のトラップを回避していく。<br>だが、フランはそこにレーヴァテインで炎の弾幕を飛ばしてくる。<br>「くっ…。よし！チャージ完了！いくぜ！」<br>【ファイナルマスタースパーク】<br>マスタースパークより火力が強靭になったファイナルマスタースパークを放つ。<br>フランは全力でガードしていた。<br>「やったか！？」<br>「あははははは！おもしろい…おもしろいよ魔理沙ぁ！」<br>「なっ…。しょうがない…これで…きめてやるぜ！」<br>フランはレーヴァテインを持って、魔理沙に向かう。<br>魔理沙は魔力を浴びせた箒を持って、フランに向かう。<br>「うぉぉぉぉおおおお！」<br>「はぁぁぁぁぁぁああ！」<br>凄まじい魔力が箒とレーヴァテインの間で放たれる。<br>同時に魔理沙とフランは吹き飛んだ。<br><br>「…久々に疲れたぜ…」<br>「あはは！楽しかったよ魔理沙！またいつでも遊びに来てね！」<br>「いや…もう弾幕ごっこは…勘弁だぜ…」<br>魔理沙ふらふらと箒に乗り、帰っていった。<br>「私も…外に出れるよう、お姉様に説得しにいく！」<br><br>「はー。疲れたのぜ…」<br>魔理沙は溜め息をついた。<br>そして、家に帰ってきて、気がついた。<br>「結局魔道書借りてない！また行くようだ…！弾幕…う…うぁぁぁあああああああ！」<br><br>東方紅霧月　Ex章　悪魔の妹　END
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<link>https://ameblo.jp/samidare171104/entry-12130969025.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2016 21:27:15 +0900</pubDate>
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<title>東方紅霧月 6話〜終章</title>
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<![CDATA[ 【東方紅霧月】(6話～10話+終章)　　　　【完結】<br>ーーーーーーーーーーー～もくじ～ーーーーーーーーーーーーーーー<br>6話　魔法少女VS魔法少女　　　　　I9話　運命操りし吸血鬼　　　I<br>7話　紅と碧と魔は戦い、風は舞う　I10話　亡き王女の為の紅霧　  I　Ex章は別の投稿で。<br>8話　時を弄びしメイド　　　　　　I終章　東方紅霧月　　　　 　  I<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br><br>【6話　魔法少女VS魔法少女】<br><br>ﾄﾞｺﾞｫ。<br>魔理沙達はガラスを突き破り、館内の壁に激突した。<br>「いてて…。ん？なんだここ。暗いな。」<br>「魔理沙ひどいや！あたい落ちるとこだったんだぞ！」<br>チルノが意識を取り戻した。<br>すると、小さな羽が生えた悪魔のような妖怪がいた。<br>「うわわっ！だ、誰です！あた…あなた達！」<br>「私は霧雨魔理沙！普通の魔法使…あれ。」<br>悪魔のような妖怪はいなくなっていた。<br>するとチルノが魔理沙のスカートをくいくい、と引っ張っていった。<br>「あれ？魔理沙がいつも読んでるような本が入ってるぞー？」<br>「確かに…これは魔道書？」<br>魔理沙はあたりを見渡した。<br>「魔道書多っ！」<br>と、いい、魔理沙が魔道書を取ろうとしたとき、横から氷が飛んできた。<br>「おいチルノ！なにすんだよ！」<br>「あたい何もしてないよ」<br>「氷出せるのはお前ぐらいし…か…」<br>横を見ると紫色の服をした少女が立っていた。帽子には月の飾り等があり、片手には魔道書を持っていた。<br>「もしかしてお前も魔法使いか？」<br>「…そうだけど…あなたとは格が違うわ。」<br>すると、少女の周りに魔法陣が出てきた。<br>そして、その魔法陣からは火が出てきた。<br>「うおあっ！？」<br>魔理沙は箒で飛び、火を避けた。<br>「不意打ちとは卑怯…うおっ！」<br>次は、水の魔法だった。<br>「…喋ってる暇があったら攻撃したら？」<br>そして、土の魔法を使ってきた。<br>「へっ！綺麗なだけじゃ意味はないぜ！弾幕はパワーだぜ！」<br>【スターダストレヴァリエ】<br>魔理沙は弾幕を放った。<br>「パチュリー様！次はこの魔道書で！」<br>悪魔のような妖怪が少女に魔道書を渡した。<br>そして、少女がその魔道書を使うと、魔理沙の弾幕をバリアで防いだ。<br>「いろいろ厄介だな…。あっちには2人いる…。ん？私たちも2人じゃ…あっ！」<br>魔理沙はチルノに目がいってなかった。<br>「あいつ１人で逃げやがった！」<br>「…逃げても無駄よ。この館からは出られないわ…。うちの館には空間をいじるのが好きな人がいるのよ…」<br>「なっ！お前がこの館の主じゃないのか!?」<br>「私はこの館ではまだまだ弱い方よ…この館の主は…そう…偉大なる吸血鬼ツェペシュの幼き末裔…。人を喰らい、血を服に浴びるスカーレットデビルとまで呼ばれた種族…そう…レミリア・スカーレットよ。」<br>「吸血鬼に紅い霧か。なるほど…お前達の考えてる事がよくわかったぜ！」<br>「まぁ、あなたはここで私に負けてレミィの生贄になるのよ…」<br>「はっ！やってみろ！望むところだぜ！」<br><br>一方そのころ、霊夢は館に入っていた。<br>霊夢が何故館にいるかというと…<br>ー5分前ー<br>「１人でも背水の陣なんですよ！」<br>「早くいかないと魔理沙が危ないわね…。それに、あの妖精も一緒にいたし…」<br>「霊夢さん、ここは私がやります！霊夢さんは先に！」<br>「んじゃ、任せたわ」<br>「即答!?そこはで、でも…早苗が…とか普通言うでしょ！」<br>「あーはいはい。でも早苗が大変だわーでも私は先に行くわー(棒)」<br>霊夢は走って館に入っていった。<br>「修行の成果、とくとみよ！」<br>「…はぁ。あなた修行って…寝てるだけじゃないのですか？」<br>「そんなことありませんよ！いきますよ！ｱﾁｮｫｫｫｫｫｫ!」<br>なんとも変な声が館に響いた。<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【7話　紅と碧と魔は戦い、風は舞う】<br>あややややややややや。<br>「みなさん、私の事完全に忘れてますよね？幻想郷の伝統ブン屋、射命丸　文です。」<br>「…誰も聞いていないぞ？」<br>そういうのは頭に角の生えた、鬼。片手には瓢箪を持っている。<br>「萃香さん、またお酒ですか」<br>「なっ…！飲んでは駄目というのか？」<br>「いや、そういう訳ではないのですが…。私の加戦しに行こうかと…」<br>「…なら行けよ…留守番は私がやる。(ぐうたらしたいだけであるが。)」<br>「あややや、では行ってきます」<br>「おう、気をつけてな」<br>萃香が答えた時には文はもういなかった。<br>「任せて平気だったのでしょうか…酔っぱらってるようでしたが…。まぁ、いつもあの神社にいるから平気かな」<br>文が人里の上を通った時、不自然な事に、いつもにぎやかな人里だが、誰一人いなかったのである。<br>「あややや、何かあったのでしょうか。」<br>文は降りて、一軒の家に入り、住民に話を聞いた。<br>「この空に紅い霧が出始めてから…みんな参っちまってよ…とてもじゃないが、立っていられないんだ。」<br>「どうやらこの霧は普通の人には悪影響ですかね…。」<br>文はメモに全てまとめた。<br>「あんた、気をつけるんだよ。さっきよりも紅い霧の濃さがましているんだ。」<br>「ありがとうございます。それでは、失礼しました」<br>空を見ると、確かに濃さがましていた。<br>「早く霊夢さんを取材…じゃなくて、助けにいかないと…」<br><br>～洋風の館前～<br>「喰らえ！私の弾幕を！」<br>そういうと、門番は思い切り殴りかかってきた。<br>「うわっ！」<br>早苗はギリギリで回避した。<br>「ふふ…次ははずしませんよ！」<br>「弾幕って…！さっきの物理攻撃じゃないですか！」<br>そういうと、早苗は片手に持っている名状しがたい物を振り回し、弾幕を発生させた。<br>「え」<br>門番は目が丸くなった。<br>「え」<br>早苗も驚いた。<br>どうやって弾幕を発動させたかはわからないが、早苗が出した弾幕はとてつもなく巨大な蛙だった。<br>ドーン。<br>「一体何が…」<br>気づいたときには、門番は倒れていて、館の門も完全に破壊されていた。<br>「なぜ私がこんな技を…？」<br>とりあえず、先に進む事にした。<br><br>～大図書館～<br>「ちぃっ！」<br>魔理沙は苦戦していた。<br>地味に小さな悪魔も攻撃をしてくる。<br>【サイレントセレナ】<br>そして、パチュリーは次々と弾幕を放ってくる。<br>「どうすれば…」<br>その時、パチュリーが少し疲れているのが見えた。<br>「スキありっ！」<br>魔理沙がマスタースパークを撃とうとしたが、小さな悪魔により、不発になってしまった。<br>「うぐ…」<br>かといって、小さい悪魔を狙うと横からパチュリーが弾幕を撃ってくる。<br>「おとなしく負けをみとめなさい…あなた…は勝てないわ」<br>だいぶ疲れてる様子だった。<br>「どうやら、確かに魔法は強いが、だいぶ体力を使うみたいだな…」<br>これで最後よ…<br>パチュリーが最大魔力を放とうとした。だが、その時<br>【アイシクルフォール】<br>上から氷が飛んできて、パチュリーの魔道書を破ってしまった。<br>「くっ…」<br>「チ、チルノ!?お前！よくやった！」<br>「ふふん！あたいったら最強ね！」<br>「今だ！いくぜ！マスタァァァァァスパァァァァァァク!!!!」<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【8話　時を弄びしメイド】<br>「むきゅー…」<br>魔理沙は突然のチルノのアシストにより、無事マスタースパークをパチュリーと小さい悪魔に当てることができた。<br>「さっすが私の魔法だぜ！弾幕はパワーだぜ！」<br>「へへん！あたいの作戦のおかげね！」<br>「チルノが頭を使うなんて珍しいじゃないか。異変でも起きるんじゃないか？」<br>「もう起きてますよ！」<br>魔理沙とチルノが後ろを向くと黄緑色の髪をした少女がいた。<br>「え…と、誰…？」<br>～少女説明中～<br>「へー。早苗は一応霊夢の友達なのか。」<br>「まぁ、簡単に説明するとそうなりますね。」<br>「とりあえず、先進んで異変を解決しようぜ！」<br>魔理沙達は館の最深部へと向かって行った。<br><br>「お、なんか凄いことになってますねー」<br>文は高速で飛び回り、ようやく館を発見した。<br>「椛の奴に頼みましたが、霧が邪魔で能力も意味ないと…。元々私の事嫌ってるんで嘘かもしれませんが…」<br>文はカメラとメモを片手に、館の門に歩いて逝くと門番が倒れていた。<br>「あややややや？これはスクープですね。」<br>カシャカシャという音が館に響く。<br>「おや？」<br>館を見ると、窓ガラスから何やら破壊光線みたいなのが出てきた。<br>「…あれは魔理沙さんのマスタースパーク…!?魔理沙さんが苦戦するほどの強敵が！これはいい記事になりそうですね」<br>文は館に進んでいった。<br><br>「おや？にしても、長い廊下ねー。5分歩いても部屋1つ無いなんてね…」<br>すると、広いエリアに出た。<br>「それにしても物騒ね…シャンデリアとトーチしか飾ってないなんて…」<br>「残念ながら、あなたにはここで生贄になってもらうわ」<br>「!?」<br>霊夢はとっさに回避した。<br>真後ろにはナイフを持ったメイドの格好をした少女がいた。<br>「さすがに博麗の巫女にはききませんか…」<br>少女はナイフを得意げに回しながら言った。<br>「どうやらあなたはこの館の主じゃなさそうね…。一体この館の主は何を考えているの…？」<br>「それはお答えできません…。どうしてもというなら私を倒すことが出来れば教えてあげましょう。」<br>「もちろんいいわよ」<br>「承知では。手加減はしませんよ…」<br>次の瞬間、霊夢の周りに無数のナイフが飛んできた<br>「甘いわね」<br>霊夢は結界を貼り、ナイフを防いだ。が、今度はさっきの倍の数のナイフが飛んできた。<br>「っ…！」<br>霊夢は急いで回避しようとしたが、4、5本のナイフがかすった<br>「あなたの能力…物を増やす能力かしら？」<br>「物を増やす？違いますね…私の能力は時を操る能力です」<br>【殺人ドール】<br>咲夜がスペルカードを使うと、無数のナイフが全方向から飛んできた。<br>「くっ…どうすれば…」<br>霊夢はさきほど落としてしまった札に目がいき、思いついた。<br>「札…身代わり…封印…。これだ！」<br>「終わりね」<br>咲夜が投げた無数のナイフが霊夢に的中し、霊夢は倒れた。<br>「お嬢様…計画は決して誰にも邪魔させません…」<br>「あら？もう私を倒したつもりかしら？」<br>「！？」<br>咲夜が振り向くと、そこにはナイフが刺さって倒れたはずの霊夢が無傷で立っていた。<br>「くっ…なぜっ…」<br>「わからないのかしら？まぁ、あなたのような能力使いは幻想卿では珍しくもないのよ…？」<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【9話　運命操りし吸血鬼】<br>「あやややや？」<br>文は大きな図書館についた。<br>そこには破壊しつくされた本棚に埋もれている紫色の服の少女と小さい悪魔がいた。<br>「魔理沙さんはここでマスタースパークを…。」<br>ｶｼｬ…<br><br>霊夢は札を咲夜に飛ばした。<br>「ちぃっ…」<br>咲夜はナイフで札を斬った。<br>「まぁ。流石にこの程度の攻撃じゃ倒せないわよね？」<br>「あたりまえよ…人には恐ろしがられて…暴力を受け…村を追い出され…忌々しい能力と呼ばれてきたこの時を操る能力…今、お嬢様の計画の為に奥義を使う！」<br>【ザ　ワールド】<br>「勝った。」<br>咲夜は霊夢にナイフを突き刺そうとした瞬間、体が動かなくなった。<br>「っ…!?」<br>すると、咲夜が使ったスペルカードが解け、霊夢は動き出した。<br>「なっ…何故!?」<br>「時を操る能力って言ったから完全に時を止められるかもしれないと思ってね…。さっきあなたがナイフで斬った札、仕掛けがしてあったのよ。そう。」<br>【夢想封印】<br>「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！」<br>霊夢は陰陽玉を纏い、札を使い、動けなくなった咲夜にスペルカードを使った。<br>「札に触れた者の動きを封印する仕掛けを、ね。」<br>霊夢は咲夜に言った。<br>「あんたの敗因は相手に余裕を見せすぎたことかしらね？でも、なかなか手応えはあったわよ」<br>霊夢はそういうと最深部へと急いで向かった。<br><br>「ここが最深部ですかね？」<br>早苗、魔理沙、チルノは館の最深部へ辿り着いた。<br>「あら？侵入者が入っているじゃない。美鈴と咲夜には後でお仕置きが必要ね…」<br>「お！お前がこの異変の原因か！」<br>魔理沙が大きな声で言う。すると、吸血鬼は<br>「そうよ。私がこの異変の根源。そしてこの館の主、レミリアスカーレットよ。」<br>吸血鬼はとても冷静に答えた。<br>「カリスマ…」<br>早苗は思わずそう言う。<br>「おい、お前が最強だな？最強はあたいだ！勝負しろ！」<br>チルノがでしゃばって言う。<br>「…妖精だけで何ができるのかしら？」<br>「妖精だけじゃないぜ！私に早苗もいる！」<br>「面白いじゃない。ただ…今夜は月も紅いから本気で殺すわよ…？」<br>吸血鬼はﾆﾔﾘと笑って言った。<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【10話　亡き王女の為の紅霧】<br>「いくぞ！早苗！チルノ！」<br>「「了解！」」<br>【アイシクルフォール】<br>チルノが氷の弾幕を放った。<br>【スターダストレヴァリエ】<br>魔理沙は魔法を放った。<br>「いきますよ…」<br>早苗は2人が放った弾幕に合わせて走り、吸血鬼に一撃を加えた。<br>「決まった！」<br>「ｸｸｸ…あははははは！」<br>「!?」<br>次の瞬間、早苗は吹き飛ばされた。<br>「ぐっ…」<br>「その程度の力か…」<br>吸血鬼は手にとても強靭な魔力が放たれている“槍”を持っていた。<br>「なんだあれは…」<br>魔理沙が驚いたと同時に槍が飛んできてチルノに命中した。<br>「魔…理沙…あたいには構わないで…あいつを…」<br>ﾋﾟﾁｭｰﾝ!<br>チルノは倒れた。<br>「チルノーーーーーーッッ！」<br>魔理沙は箒に乗り、吸血鬼に突っ込んだ。<br>「早苗！あいつの動きを止めろ！」<br>「わかりました！」<br>【八坂の神風】<br>強靭な風が吸血鬼を襲った。<br>【500年の波紋】<br>波紋で風がかき消された。<br>「無駄よ。」<br>「それはどうかな…？」<br>【マスタースパーク】<br>魔理沙は至近距離からマスタースパークを吸血鬼に放った。<br>「ぐがぁぁっ！」<br>「やった！」<br>早苗は吸血鬼を仕留めたと思ったが、マスタースパークの爆風が消えて見えた光景は違った。<br>「甘いわね。威力と発射速度が遅すぎるわ」<br>「悪い…早苗…私はひくぜ…あとは頼んだ…」<br>ﾋﾟﾁｭｰﾝ!<br>「そんな…魔理沙さんまでやられてしまうなんて…」<br>【グングニル】<br>「さっきの槍…パワーが増してる…」<br>「人間ごときに私の計画を邪魔なんてさせないわ。」<br>「どうすれば…あの時の謎の巨大蛙のスペルも出せそうにないし…」<br>そして、吸血鬼がグングニルを持って、早苗の目の前に飛んできた。<br>「終わりよ」<br>その言葉と共に、すごい爆風が起こった。<br>早苗は飛ばされ、顔を上げてみた。そこには<br>「霊…夢？」<br>「待たせたわね。あとは任せなさい。」<br>そうすると、霊夢はスペルカードを持った。<br>「来たわね…博麗の巫女！」<br>「この異変でいろいろな災害が起こって面倒くさいのよ。一発で決めるわ。」<br>そうすると、霊夢は陰陽玉を纏い、吸血鬼との接近戦に持ち込んだ。<br>霊夢は札でグングニルをガードしながら少しずつダメージを与えていく。<br>「ぐっ…なぜ…力が…」<br>「吸血鬼は水流に弱いって聴いたことがあるから、私の知り合いの鬼に聖なる水流を封じ込めた札を作ってもらったのよ。」<br>ﾄﾞｺﾞｫｯ!<br>霊夢は吸血鬼を踵落としで地面に落とした。<br>「ぐがぁぁぁぁ！こんなっっところでぇぇぇえ！」<br>【夢想天生】<br>霊夢に強靭な力が宿り、吸血鬼におそいかかった。<br>「くっっっっっああぁぁぁああああ！」<br>吸血鬼はボロボロになり、倒れた。<br>「申し訳…ない…ツェペシュ…様…」<br>「あれ？ツェペシュって吸血鬼の始まりの元の…」<br>「おお！すごいすごい！」<br>後ろではいつからいたのかわからないが、文が必死にシャッターをきっていた。<br>「とりあえず異変は解決かしら？さて、この吸血鬼はどうしましょ。」<br>「博麗の巫女…どうかお許しを…」<br>後ろには先ほど霊夢が倒したボロボロになったメイドがいた。<br>「お嬢様は…ただ外にでたくて…日光を隠して外に出ようとしただけです…」<br>「…へぇ。なら、今度からはもう少し考えてから行動することね。」<br>霊夢は館を後にした。<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【終章　東方紅霧月】<br>「…本当に良かったのですか？」<br>早苗は霊夢に質問した。<br>「いいのよ、あれで」<br>「さっすが霊夢だぜ！」<br>「あーいうふうにしとけばお賽銭入れにくるでしょ？」<br>「…さっきの言葉取り消すぜ」<br>霊夢達は笑った。<br>「…ところで、なぜ私と早苗が出会ったのかがまだわからないのよね…」<br>「誰かに記憶を操られてるんじゃない？」<br>チルノが言った<br>「!?」<br>霊夢と早苗は思い出した。<br>「あ…あの時の…」<br>「「紫BBA!!!!」」<br>霊夢と早苗は声を合わせて言った<br><br>それから2日の時がたった。<br>人や妖怪、<br>妖精なども紅霧が晴れた今、元気になっていた。<br>「今日も暇だぜー」<br>と、魔理沙。<br>「暇が一番よ。」<br>「霊夢は相変わらずだなー」<br>すると、神社に傘を差した2人組がきていた。<br>「あ…あの時のメイドと吸血鬼！」<br>「あの…博麗の巫女…迷惑をおかけしてすいませんでした！」<br>吸血鬼が謝った。<br>「いいのよ謝らなくて。」<br>霊夢は言った。が、その後…<br>「ただし！お賽銭を入れたらなぁ！」<br><br>東方紅霧月　END
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<link>https://ameblo.jp/samidare171104/entry-12130968713.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2016 21:26:07 +0900</pubDate>
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<title>東方紅霧月 1話〜5話</title>
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<![CDATA[ 【東方紅霧月】(1話～5話)<br>ーーーーーーーーー～もくじ～ーーーーーーーーーーーーーー<br>1話　異変発生　　　　　　I4話　自分じゃない自分　<br>2話　氷と魔法　紅と碧　　I5話　人間と妖怪の狭間<br>3話　相殺する闇と碧　　　I6話からは別の投稿にあります。<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br><br>【1話　異変発生】<br><br>ここは全てを受け入れる世界「幻想郷」。<br>そんな世界に突然館が現れ、異変を起こすことなど博麗神社の巫女「博麗　霊夢」は知るよしもなかった。<br>「今日も相変わらず暇ね…。参拝客でもこないかしら…」<br>ビューッという音が聞こえ、霊夢ははっとした。<br>「来たわね…」<br>霊夢は表情を変えて、言った。<br>「魔理沙、毎日毎日なにしに家に来てるのかしら？いい加減食べ物ぐらい持ってきなさいよ。」<br>「霊夢！そんなことよりコタツからでろ！異変だ！」<br>「朝から騒がしいわね～」<br>「見ろよ！この空の色！」<br>そういえば朝なのに暗いということに今、気がついた。<br>普段はもうこの時間から明るい。<br>霊夢はコタツから出て、空の色を見て驚いた<br>「空が…紅い…!?」<br>「ええーい！もういい！私だけで異変解決してくるぜ！霊夢はゆっくりしてろ！」<br>そう言うと魔理沙は箒に乗り、凄いスピードで湖の方へ飛んで行った。<br>「ちょっ…。全く、だから魔理沙は…」<br>霊夢はやれやれ、とため息をついた。<br>空はまだ紅い。<br>あの湖は元から霧がかかっていたはずだ。魔理沙は無事だろうか。<br>まぁ、魔理沙のことなら大丈夫だろう。<br>そう想うと、霊夢は再びコタツに入った。<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【2話　氷と魔法　紅と碧】<br><br>魔理沙は紅い霧の原因を調べるため、聞いて回った。<br>すると、湖の近くで水を凍らせて遊んでいる妖精を見つけた。<br>そう、見覚えがある。<br>…というか、いつも会っている妖精だった。<br>「おー！魔理沙ー！あたいと遊ぼー！」<br>相変わらず、異変が起きているのに関わらず、のんきな妖精だった。<br>「悪いチルノ、ちょっと聞きたいことがあるのぜ」<br>「最強の事か？最強はあたいだぞ！」<br>「違うぜ、この空に出ている紅い霧の原因が知りたいんだ。」<br>「上…？」【※画像2枚目】<br>チルノは上を向いて、目を丸くして言った。<br>「うふぉっ…うふぉぉぉ!?すごい！空が紅いぞ魔理沙！」<br>「まさかお前…気づいてなかったのか…？」<br>「このまがまがしい気配…きっと最強が他にもいるんだ…」<br>「…チルノ聞いてるか？」<br>「最強はあたいだ！倒しに行く！」<br>すると、チルノは飛び立とうとした。<br>「待った！」<br>魔理沙はチルノの服を引っ張った。<br>「だから、紅い霧の原因を調べているんだ。この紅い霧が出ているところに行けば、その最強ってやつも見つかるはずだろ？」<br>「なるほど…！あたいの予想通りだ！魔理沙、原因を調べに行くぞ！」<br>「…ったく…」<br>魔理沙は紅い霧よりチルノが心配になった。<br><br>ーその頃、霊夢はコタツでみかんを食べていた。<br>すると、外に緑色の髪をした者の姿が見えた。<br>「…参拝客？にしては珍しいわね…」<br>そう、その者は緑色というか黄緑色の髪に近く、髪にはカエルの飾り、蛇の飾りとすごい宗教のような飾りをしていた。<br>そして、なんにせよ霊夢が目を疑ったのは自分と色違いで同じような“服”を着ていた事である。【※画像3枚目】<br>「ーがーにーますように…」<br>何かを願った後、ﾁｬﾘﾝと音がした。その瞬間、霊夢はコタツから飛び出て、賽銭箱を回収する準備をした。<br>「それにしても誰なんだろう…ここでは見ない顔だし…人間にしては何かが違う…緑色の髪をしたのはゴキブリぐらいしか知らないし…」<br>草むらで小さく「ゴキブリじゃない！リグルだ！」と聞こえた気がしたが、霊夢はそんなことより賽銭箱の中身が気になった。<br>その黄緑色の髪をした者は帰っていった。<br>その瞬間、霊夢は賽銭箱をチェックした。<br>「おお！なかなかの額じゃない！あいつ…手懐ければ毎日来てくれるかも…」<br>霊夢は異変より悪巧みの方を考えていた。その時、凄い風と共に、天狗が現れた。<br>「どーも霊夢さんー」<br>「何よ文。私は新聞なんか頼んでないわよ」<br>「それよりこれ、見てくださいよ」<br>「…これは？」<br>霊夢は文が作っている“文々。新聞”の記事に謎の館が映っているのを見た。<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【3話　相殺する闇と碧】<br><br>ぐ～…<br>そんな音が森に響いた。<br>「お腹減ったのだー。ここ最近なんにも食べてないのだー。」<br>そういい、金髪でショートヘアーの妖怪がふらふらと歩いていると、その前方に黄緑色の髪をした人物がいた。<br>「わはー！」<br>「ん？妖怪…ですか？」<br>「お前は食べていい人間かー？」<br>確かこの妖怪は人里で聞いたことのある人喰いのルーミアという妖怪だということを思い出した。この妖怪を倒して人々に伝えれば私達の信教がもっと広がると思った。<br>「私は食べてはいい人間ではありませんよ！」<br>「そーなのかー」<br>ーと次の瞬間、辺りが暗くなった。<br>「ぐぬぅ…もしや闇を操る能力ですか…。これは色々と厄介ですね…。」<br>【夜符　ナイトバード】<br>ルーミアがスペルカードを使うと、周りから金色の弾幕が飛んでくるのが見えた。<br>「無駄ですよ…私に常識は通用しない！常識を打ち破ります！」<br>そういうと、さっきまで辺りに出ていた闇が一瞬にして消えた。<br>さらに、ルーミアの周りには★のような軸が張られていた。<br>「なんなのだー？」<br>「くらいなさい…」<br>【奇跡　神の風】<br>すると、辺りが閃光し、ルーミアは墜落した。<br>「ま…負けたのかー…」<br>ルーミアがお腹を空かしているのに気づき、黄緑色の髪の少女はルーミアに人里で買ったまんじゅうを渡した。<br>「…食べていいのかー？」<br>「ええ、どうぞ。人間は人間よりおいしい物を作りますから、今度から人間を無差別に食べるのはよしなさい。」<br>「わはー！おいしいのだー！お前いいやつなのだー！」<br>「巫女として当然の事ですよ。あ、お前じゃなくて、今度あったら早苗と呼んでくださいね。」<br>「わかったのだー」<br><br><br>霊夢は文に見せられた新聞を見て呆然とした。<br>「まさかこんな洋風な館が幻想入りしているとはね…」<br>「しかもしかもしかも！その館に悪魔の羽が生えた妖怪もいるそうですよ！」<br>「羽…？妖怪…？洋風…？」<br>霊夢はぞくっとした。<br>「文、悪い！神社に誰か来るかもしれないから留守番頼む！」<br>「え…霊夢さん!?」<br>霊夢は先ほどの文と同じくらいの速さで空を飛んで行ってしまった。<br>「…この前、アリスの家の本で見たことがあるわ…洋風、羽、それに妖怪…この3つが全て合わさっている…！これは…この異変を起こしたのは…間違いない、妖怪の部類でも最強のクラスに入る“吸血鬼”だ！」<br>霊夢は魔理沙が危ないと考え、魔理沙がどこに行ったか急いで情報を聞いて回った。<br>そこには黄緑色の髪の妖精がいた。<br>「大妖精！ちょっといい！魔理沙どこ行ったか知らない!?」<br>「えと…魔理沙さんならチルノちゃんと向こうの方に…」<br>「わかった！後、あなた！さっき神社にきた!?」<br>「私はずっとここにいましたが…」<br>「ありがとう！」<br>霊夢は即座に立ち去った。<br>今日神社に来た少女と髪の色が同じだったので聞いたが、やはり違かった。もしかしたらあの黄緑色の髪の少女も紅霧と関係があるかもしれないと思い、その事も聞きつつ、魔理沙を追う事にした。<br>すると、前方に金髪の妖怪と黄緑色の少女がいるのが見えた。<br>「髪に蛙と蛇の飾り…！」<br>霊夢は今日来た少女だということがわかった。<br>霊夢は森に着地し、話を聞きに行こうとした。その時<br>「今度あったら早苗と呼んでくださいね。」<br>霊夢は足を止めた。<br>「早…苗…？」<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【4話　自分ではない自分】<br><br>「おっはよー！」<br>「相変わらず早苗は朝から元気ね。」<br>「霊香さんはまた読者ですかー？」<br>「悪い？私は人と関わるのが好きじゃないのよ。」<br>私は物心つく前に両親どころか大切な人もいなく、人と関わるのが苦手だった。だが、早苗だけとは仲が良かった。<br>あれはいつ頃からだろうか。<br>私はいつも通りに教室の机で一人ぼっちで本を読んでいた。<br>すると、背後から「ばんっ！」と肩を叩かれた。<br>「あなたも一人なんですかー？私と同じですねー。一緒に遊びましょ！」<br>「誰よあなた…うわっ!?」<br>早苗に手を引かれて、学校の裏山に連れて行かれた。<br>そこには小さな川にしばらく使われていないと思われる風化した神社があった。<br>神社のすぐそばにはこの世の物とは思えないほど美しい御神木があった。<br>「なんでこんな物騒なところに私を…」<br>「ここ、すごい落ち着くんです。なぜか私以外にこの場所を知ってる人はいませんし。」<br>「今私に教えたじゃない。」<br>「それなら、私とあなただけの場所ですね！あ、あなた名前は？」<br>「…霊香よ。」<br>ここから早苗とは毎日その場所で遊ぶようになった。<br>聞いた話だと、彼女の両親は自分の目の前で殺害され、自分は何もできないまま縛られ、2日後に発見されたらしい。自分に比べたらなんとも悲惨である。<br>それなのに、こんなに元気に過ごせている早苗を私は尊敬していた。<br>「霊香さん、これどうぞ！」<br>「…これは…リボン？」<br>「そうです！神社の前にある台の上に置いてあった物です。」<br>「…いいの？勝手に取っちゃって。」<br>「大丈夫ですよ！ここ1年毎日ここに来てますし、神様も喜んでいますって！私はこの蛙の飾りをもらいます！」<br>「蛙好きなの？」<br>「可愛いじゃないですか。あと、自分と同じ色ですし…」<br>『…なた…は辛…る…し…てな…いじ…る…。』<br>「っーーーーーーーーーーーーーー…。」<br>霊夢は早苗と言う言葉を聞いて、頭の中がフラッシュバックしていた。<br>なぜ私は早苗に会ったことないのに名前を…性格を…飾りを…<br>そして、あのフラッシュバックは一体…!?<br>「早苗！」<br>霊夢は飛び出した。<br>すると、早苗は驚いて答えた。<br>「…なぜ私の名前を？あなたは誰です？」<br>当然の答えだった。<br>あれはただ疲れていただけだったのかもしれない。<br>そこで突然思い出した。<br>『あ…の記憶で…すぎ…わ。少…じっとし…さい。記憶を…ってあげ…。』<br>『霊…　霊香…　霊香！』<br>霊夢ぱっ、と目が覚めた。<br>そして、早苗が口を開いた。<br>「霊…香…？」<br>「霊…香…だって…？」<br>霊夢は自分の事を霊香と呼ぶ早苗に違和感を感じた。<br><br>「いくぜ！」<br>ゴォォォォォォォォォォ！と凄い音を立てながら箒で飛んでいるのは魔理沙とチルノだった。<br>「ぶぁり゛い゛ざぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！ばゃ゛い゛！お゛ぢる゛う゛う゛う゛う゛！」<br>後ろから物凄い断末魔が聞こえる。<br>「早いのはあたりまえだぜ！箒に魔法かけてるからな！」<br>こんなに早く飛んでいるのに普通に喋れる魔理沙は最強だと思ったチルノであった。<br><br>「…準備はできたわ…。」<br>「安心くださいお嬢様。異変を起こすと博麗の巫女が飛んできますが、私の能力の前では無駄です。」<br>「…そう。でも、油断しないことね。」<br>「それじゃ、お願いね。」<br>「任せなさいレミィ。これより紅い霧を出す魔法を使うわ。」<br>「これで…これで我が吸血鬼の世界に…!!」<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>【5話　人間と妖怪の狭間】<br><br>ぐ～…<br>そんな音が森に響き渡る。<br>「全く…。ルーミアはさっきまんじゅうあげたのに、またお腹ならしてるのね…」<br>「いや、違うわ早苗、あれを見て」<br>そこには赤色、いや紅色の大きな洋風の館が建っていた。<br>その館の門の前にはどうやら人間と思える門番がいた。<br>「…寝てるのかしら？」<br>「なんかカンフーとかの技使いそうですね…」<br>「なんで？」<br>「だって帽子に星のマークがあって、そこに龍って書いてありますし」<br>「あっはっは！わかりやすいわね、あの門番！」<br>と、その時<br>ｺﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｵという音と共に、聞き慣れた声が聞こえた。<br>「お！あの館から紅い霧が出てるぜ！あの中にいる奴が異変発生の原因に違いない！チルノ！行くぞ！」<br>だがチルノは気を失い、返事ができなかった。<br>魔理沙達はそのまま門の上を箒で飛び越え、館の窓に突っ込んでいった。<br>ﾊﾟﾘﾝ！ｶﾞｼｬｼｬｼｬｰﾝ！<br>そんな騒音を聞き、門番は目覚めた。<br>「ん…。はっ！！しまった！侵入させてしまった！また怒られるぅ！」<br>「ちょっと馬鹿魔理沙！そっと侵入しようとしてたのに起こすんじゃないわよ！」<br>「あれ、霊夢さんの友達ですか？」<br>「友達…ね。」<br><br>ーさきほど早苗に会ったときに霊香と言われ、変に思っていた霊夢は早苗にいろいろ質問をした。<br>「なんで私の事を霊香と呼ぶの!?なんで私の事も知ってるの!?ねぇ！詳しく教えて！」<br>「それは…思い出せません…ただ、あなたの顔は夢の中で見たことがあるんです…そう…夢の中では大切な人でした」<br>「…。じゃあなんで私はあなたの名前を？」<br>「…思い出せません。何か…記憶を変え…っ…」<br>「どうかしたの？」<br>「いえ、何か夢の中の事を思い出そうとすると頭痛がするんです。」<br>『…あ…の…達…うい…わ。』<br>早苗は何か聞いた言葉を少し思い出した気がした。だが、ノイズがかかっててよく聞こえなかった。<br>「まぁ、何か縁があるのかもね。私も蛙の飾りを見た時と、早苗と聞いたときに何か、こう、ね。」<br>「私はその赤いリボンでピーンときました。」<br>「…やはり何かあるのかもね。」<br>「そーなのかー」<br>2人はルーミアがいることをすっかり忘れていた。<br>「…という訳なのよ。」<br>霊夢は紅い霧の事を全て話した。<br>「吸血鬼…ですか。よくわかりませんね…。」<br>「あと、私はこっちでは霊夢と呼ばれてるから、呼ぶときは霊夢でいいわよ」<br>「私はそのまま早苗であってますよ」<br>『…なた…友…はも…ない…』<br>早苗はまた頭を軽く抑えた。<br><br>門番が構えた。<br>「侵入はさせませんよ！」<br>「さっきまで寝てたくせに…？」<br>「えぇーい！うるさぁーい！背水の陣だ！」<br>ばっ！と戦闘態勢に入った。<br>ここで、霊夢と早苗は声が見事に合わさった。<br>「「あんた一人で陣なのか？」」<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>6話からは別の投稿にあります。
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<link>https://ameblo.jp/samidare171104/entry-12130968248.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Feb 2016 21:23:46 +0900</pubDate>
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