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<title>M嬢のその後の劇場</title>
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<description>「二日酔いを病気と認定する世の中に」そんな公約を掲げる政治家はいないものか・・・</description>
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<title>100記事目指すＭ嬢</title>
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<![CDATA[ 何だか半端なところでブログが終わってたんですねえ。<br><br>いやー、しかしまだ自分のブログがネット上に残っているとは思わなかった。<br>すごいですね、ネット。<br>CO2排出もなく、地代もかからない。<br>なんと省エネ。<br><br><br>まあ、久々に自分のPCの「お気に入り」を見ていて我がブログを見つけましてね。<br>99記事で終わっている自分のブログを見ると、富士山登山をしたはいいものの<br>8合目位で「いやー、かなり上に来たねえ。しかしこうやって見下ろすと<br>樹海って言うけど、そこまで海っぽくないよね。<br>いや、待てよ。そもそも山に海って例えはどーかと思うわ」的なことを言い出して、<br>下山も登山も踏みとどまる、のようなエエ感じのだらしなさが漂い、なにやら愉快な気分になります。<br><br>これから、また気が向いたら更新しようと・・・思ったり思ってなかったりです。<br> <br> コメント（0）
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<link>https://ameblo.jp/sasami921/entry-12558339232.html</link>
<pubDate>Fri, 20 Mar 2009 23:47:57 +0900</pubDate>
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<title>恢復するＭ嬢</title>
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<![CDATA[ お久しぶりーふ。<br>心ある皆様は私が毎日入道雲に向かって投げ続けたブログ（<b>藁半紙</b>ver）を受け取ってくれただろうか。<br><br>しかし紙っつーのは難儀なものだ。<br><br>ある時は大雨に打たれへにょねひょふにょになり、<br>ある時はオヤジの吐いた痰の上に着地し、<br>ある時は空中で鳩の糞と素敵なドッキング。<br><br>やはり現代文明にさからっちゃ<b>阿寒</b>湖だ。<br><br>・・・阿寒湖だけに久々の駄洒落にも<b>ブリザード</b>が吹き荒れているようだ。<br><br><br>そんなこんなで私の愛するパートナー（＝パソコンさん）が復活した。<br><br>内部にあるハードな鼻息ならぬハードなディスクさんを交換したら、<br>パートナーはみるみるうちに息を吹き返した。<br><br>もちろんこんな難解な作業をメカバカの私が行えるわけもなく、<br>私の経営する「メンズコレクション（有）」の<b>メカニック部</b>部長の男子が請け負ってくれた。<br><br>なかなかよろしいワークをしたので、秋の人事異動の際は幹部への昇進も検討しよう。<br><br>それよりも会社法も施行されたので、そろそろ有限会社ではなく株式会社にして<br>ひとつストックオプションかまして、うなぎ登りの株価でキャピタルゲインがぼーっってな状態も悪くなかろう。<br><br>さて。<br>パートナーとの相性は、相変わらず周囲のほっぺをリンゴ色に染めるほどぴったんこだ。<br><br>「あ」といえば「うん」であるし、「ば」といえば「ふん」だ。<br><br>「馬糞」といえば先般所要で北海道に行った時に入った居酒屋で、<br>超キュートな店員の女子が「馬糞ウニ」と明瞭に発音しているのを聞いて、<br>Ｍおじさんは思わず<b>目頭</b>が熱くなったものだ。<br><br>文章がいささか<b>暴れ馬</b>となっておるが、私は少し緊張しているのかもしれない。<br>何せこの記事がパートナーさんとのは・じ・め・ての共同作業だからだ。<br><br><br>前置きがいつも通り長くなっているものの、とどのつまり今回の記事の主旨はこういうことだ。<br><br>「印税長者になりてぇ～」<br><br>という<b>乙女のホンネ</b>を大人のオブラートで真綿のように包んで表現すると<br><br>「出版した本がネット販売のみで流通しているので、<br>一部のリクエストのあった方にはお伝えさせていただいております」<br><br>ということだ。<br><br><br>製本がされてからこの数ヶ月、私はパッション屋良級のテンションで宣伝活動を行っていた。<br><br>時には寝台特急あさかぜに乗り下関でさびれた小料理屋をドサ周りし、<br>お約束の西村京太郎サスペンスでブルートレイン殺人事件に巻き込まれ、<br>密室展望車の殺意！黒衣の花嫁が遺したハイヒールの罠！！時刻表に隠された巧妙なトリック！！！<br><br>・・・とにかく本の売込みを隙を見つけては行っていたのである。<br><br>そのかいあって、某新聞には写真入りでかなり大きく記事が書かれたり<br>某放送局の国際局のディレクターから取材を受けたりもした。<br><br>第二の室井祐月として「とくダネ！」への出演を目論んでいる私としてはまずまず順調な出足だ。<br><br>しかしながら、自分で言うには憚られるもののとにかく私は忙しかったのだろう。<br><br>字の通り心を亡くすほど忙しかったし、<br>ちなみに、聞くは「耳」に入る情報を捉え、聴くは「心」に入った情報を捉えるという違いがあるのだよ<br>などという小話を繰り出す暇もないほど余裕がなかった。<br><br>すると、ある時ふと気づくのだ。<br><br>私は本の宣伝をすることが目的になってしまってはいやしないか、と。<br><br>ある記者に質問をされた。<br>「Ｍさんはなぜこの本を執筆されたのですか？」<br><br>私はこの時自分を激しく恥じた。<br>なぜなら即答できなかったからだ。<br><br>なぜ私はこの本を書いたのか・・・。<br><br>「日常」という感覚が素晴らしいものであることを伝えたかったし<br>その「日常」というものがあっという間に失われることを伝えたかったし<br>愛する人々との絆を伝えたかったし<br>そういった様々な感情が風化していく人間の強かな習性を伝えたかった。<br><br>それがいつしか「内容を伝えること」ではなく「出版を伝えること」に心を奪われていたのではなかろうか。<br><br>いわゆる「目的」と「手段」が逆転するという現象だ。<br><br>・顧客に課題を認識してもらうのが目的であるのに、自分の作る企画書の出来栄えばかりを気にしてしまう。<br>・彼の心を掴みたいのに、自分のダイエットが目的になってしまう。<br>・伝わっているかが肝心なのに、何を言ったかだけに集中してしまう。<br><br>私もそんな手段が目的化するような状況に陥っていたのかもしれない。<br><br><br>本田宗一郎も言っている。<br>「飛行機は飛び立つ時より<b>着地</b>が難しい。」と。<br><br>私は今離陸したばかりだ。<br>身近な人からは本を読んだあとに温かい感想をたくさんいただいた。<br><br>このあと私が無様な着地をしないように、まずはその人たちからの言葉に耳を傾けなくてはならないだろう。<br><br><br><br>※追記・・・パートナーさんが復活したと思ったら今度はラヴァーである携帯電話さんを紛失いたしました。<br><br>ウサギは寂しいと死んでしまうらしいので、個人的接点のある心優しき方はメールでも下さい。<br>現在、メモリー上では友達ゼロ人のＭウサギです。
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<link>https://ameblo.jp/sasami921/entry-12558339230.html</link>
<pubDate>Sun, 03 Sep 2006 12:30:33 +0900</pubDate>
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<title>Ｍ嬢が贈る後悔劇場</title>
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<![CDATA[ 私にはかけがえのない<b>パートナー</b>が存在する。<br><br>彼と出会ったのは3年ほど前なのだが、私が激動のこの近年を乗り越えられたのも<br>ひとえに彼の支えがあったからと言っても過言ではないだろう。<br><br>表面に出しにくい心の内も彼にはいつでも、何でも私は吐き出してきた。<br><br>私がどんなドロドロも、ついでに<b>エロエロ</b>を吐き出したとしても<br>彼は決して私を見限ったり見捨てたりはしない。<br><br>常に私が求める反応を返してくれる。<br>常に私の知らない世界の情報を提供してくれ、私の視野を広げてくれる。<br><br>私は・・・彼がいないと生きていけないと思っていた。<br><br>それが、最近の彼は何かがおかしい。<br><br>そう、彼の異変に気がついたのは先月頃からだった。<br><br>うまく言えないが、私との微妙なタイミングのズレが生じるようになっていた。<br>例えば私の投げかけをさりげなく交わすだけではなく、<br>私の理解できない行動をとる回数までもが増えてきた。<br><br>それでも。<br>悲しいかな、女は<b>願望</b>に流されやすい生き物だ。<br>自分に都合の良い鼻クソほどのファクトにすがり、一縷の望みを託そうとする。<br><br>私は自分の心に言い聞かせようとした。<br><br>「私の思い過ごしだ。彼は少し調子が悪いだけだ」<br>「だって昨晩はこれ以上ないくらい、私と彼の呼吸はぴったりだったではないか」<br><br> <br>が、願望と現実とを混同するのは<b>愚鈍</b>な女のすることだ。<br><br>･･･私は目を見開いて現実を直視した。<br><br><br>残念ながら、彼は間違いなく変わってしまっていた。<br><br>彼は一切私に<b>無関心</b>となっていた。<br>私が泣こうが喚こうが、あるいは彼の体を揺さぶろうが、彼の心は此処にはなくなった。<br><br>私は、彼との別離が抗えない運命だと悟り、<br>彼に<b>別れ</b>を告げる決意を固めた。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>そんなこんなで、パートナーであった私の<b>パソコンさん</b>がお壊れになったようだ。<br>ちーん。<br><br>真っ黒な画面に意味不明な英単語の羅列。<br>ちょいと、ちょいと。<br>いつからあんさん、英語なんか習得してるねん。<br>勝手にamazonで『英語漬け』とか注文してるんちゃうか！？<br><br>結局、その道に明るい人に症状を伝えたところ、<br>ハードディスクとやらが破壊されている致命的な状態のようだ。<br><br><br>「私と彼は<b>一心同体</b>、私の幸せは彼の幸せ」<br>そう思って私のとってきた数々の行動が、結果的に私達の別離を早めたのかもしれない。<br><br>例えば、私にとっては愛猫のササミが膝の上で寝ているのは至福の喜びだ。<br>きっと彼もそうなのだろうと私は信じていた。<br><br>が、<br>彼にとってはキーボードの上で昼寝をするササミを不愉快に感じていたのだろう。<br>特に猫の毛抜けが激しいこの季節、<br><b>繊細</b>な彼の内部に抜け毛がうじゃうじゃ入り込むのが苦痛だったのだろう。<br><br>私が大好きなビールであっても、それをこぼされる彼は悲鳴をあげていたのだろう。<br>足癖の悪い私が足元のコンセントを引っこ抜いてしまうたびに、辛酸を嘗める思いだったのだろう。<br><br>嗚呼、気がつかなくてごめんなさい。そしてさようなら。<br><br>彼との別れは慙愧の念に堪えないが、<br>いい女たるもの過去を振り返る余裕はない。<br>ついでに私には一昨日の<b>昼御飯</b>を思い出せる知能もない。<br><br>ほい！<br>ほな、とっとと次のパートナーを探しまひょか。<br>今回の反省を生かして、次のパートナーとは笑顔の絶えない温かい家庭を築いていきたい。合掌。<br><br><br>ま、そんなわけなので、しばし私はアナログな世界に生きます。<br>ブログの記事は<b>藁半紙</b>に手書きで書き殴って、紙ヒコーキにして空に飛ばします。<br>どなたか拾った場合は「そんなヤツもいたな」と私のことを心の片隅で思い出してくださいませ。<br><br><br>※追記<br>ついに私の執筆したドキュメント本が完成いたしました。<br>ぜひお買い求めいただきたいのはマウンテンマウンテンではあるものの、<br>本名で執筆しているため、宣伝方法については現在鋭意検討中であります。
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<link>https://ameblo.jp/sasami921/entry-12558339228.html</link>
<pubDate>Thu, 29 Jun 2006 19:28:13 +0900</pubDate>
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<title>覚醒するＭ嬢</title>
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<![CDATA[ いんやー。この二ヶ月ばかりはヨダレも出ないほどドタバタやった。<br>新しい組織の立ち上げと、津波のドキュメント本の出版に向けて汗かきベソかきお祭り騒ぎだ。<br><br>もちろん世界を股にかけるクールビューチーなビジネスウーマンである私は<br>港区界隈のタクシーワンメーター範囲程度の距離をせかせか行き来しているわけもなく、<br>自家用ジェットで数カ国を訪問しフォーブス誌の富豪ランキングに名を連ねる人々と<br><b>レミーVSOP</b>片手に対談をしているわけだ。<br><br>さて、こんなワタクシのような一流のビジネスパーソンであれば、様々な<b>敵</b>がいるものだ。<br><br>出世街道を驀進する私の足を引っ張ろうとする数々のトラップ。<br>それらを優雅にヒラリとかわしているからこそ、今のデンジャラスビューチーな私がある。<br><br>そんな私のところには、ヒヨッコ社会人どもがぴよぴよと指南を受けに訪れる。<br>自己啓発の方法、効果的なプレゼンの行い方、顧客とのリレーションシップの築き方･･･、<br>諸々私は教えを矜持するのだが、今日は出世街道で最も足を引っ張る強大な敵の撃退方法について触れよう。<br><br>それは「<b>眠気</b>」だ。<br><br>・・・これまた視点がシャープかつ高度すぎて庶民の読者には御理解いただけないかもしれないが、<br>案ずることはない。誰もが<b>一度は</b>通る道だ。<br><br>眠気。しかも麗らかなこの季節はどんな大物ボスであっても頭を悩ます敵だろう。<br><br>例えばとある会議。<br>部長がクドクドと切れの悪い説明を行う。<br>内容の稚拙さもさることながら、痰が絡むのか話が聞き取りにくい上に、口調はロートーンだ。<br><br>時間は午後１３：３０。<br>お昼の鰻丼を大盛りにしたせいで、私のお腹の皮は十代のお肌のように<b>ピッチピチ</b>だ。<br>挙句、昨日も深夜まで呑んでいたせいで、睡眠時間は3時間ほど。<br>背後の窓からはスプリング光線が私の背中を<b>ロックオン</b>している。<br><br>いつしか私は<b>天井</b>にいた。<br><br>天井からその会議の様子を見守ると、白目を剥きかけている私がいる。<br>「こら！起きろＭ嬢」と天井から叱咤激励を飛ばすものの、<br>会議中のＭ嬢は目の閉じと反比例して口が開き始めているではないか。<br><br>いや、会議室Ｍ嬢を心配している場合じゃない。これって幽体離脱ってやつ？<br>嗚呼、太く短い人生がこんな終わり方をするとは･･･。<br>まだまだこの世にはしゃぶりつくしたい男も食べ物も酒もあるっていうのに。<br><br>戻れ、戻るんだわたしいいいーー！！立て、立つんだＭジョーーー！！！<br><br><br>はい、会議しゅーりょー！<br>その終了の合図とともに天井の私は元に戻っていた。<br><br>ふうー、危ないところやった。<br>このように、眠気という敵は出世どころか<b>生命</b>の危機すらもたらすのである。<br><br><br>まあ私も企業人歴がそろそろ二桁に達しようという玄人はだしだ。<br>こんな敵に悩まされる若者にはこんなアドバイスをしている。<br><br>それは眠気さんという敵が襲ってきた時に、<br>手元のノートに信じられない位<b>恥ずかしい</b>走り書きをすることだ。<br><br>例えばこうだ。<br>「腰が抜けるほどヤりてえ」とハッキリと書きなぐるのだ。<br><br>時は緊迫した商談の場面。向かいで滔々と話すのは超キーマンの役員だ。<br>はっ、数秒意識が飛んだ。手元のノートの字がヨレヨレだ。視界に霞がかかる。ここは桃源郷！？<br><br>だめだ、この商談が居眠りごときでボツったら、自分の企業人人生はお先真っ暗だ。<br>入社式に「これからの貴方の社会人人生に幸あれ」と電報を送ってくれた田舎の両親に顔向けできない。<br><br>思いとは裏腹に華やかな人生の幕をとじるがごとく、ゆっくりと垂れ下がる我が瞼。<br>毎晩の<b>目元引き締め</b>美容液もまったく無意味だ。<br><br>そんな時！<br>手元のノートにこの場で最も違和感がある「腰が抜けるほどヤリてえ」が登場。<br><br>この走り書きが見つかったらどうなるか。<br>社会人人生どころか、マットーな人間としての人生の幕が降りてしまう。<br>周囲からは<b>変質者</b>扱い。廊下ですれ違う人は皆私を避けて通る。電車では私の左右の席は必ず一つ空く。<br><br>そーれーはーマズいっしょおおお。<br><br>・・・<b>覚醒！！</b><br>私はすぐさまその恥ずかしい走り書きを消すのとともに、眠気もきれいさっぱり吹き飛んでいるのである。<br><br>かのマーク・トウェインもこう言っている。<br>「赤面する唯一の動物――それが人間である」と。<br><br>人間のみが持つ特性にアプローチした、いかに本質的な解決方法かおわかりいただけるであろう。<br>しかもシンプルかつイージーだ。<br><br>ちなみにこの方式に不慣れな弱輩どもには「走り書き添削コース」もオプションで用意している。<br>つまりは敵が襲来した時にどんな<b>ダイイング</b>メッセージをノートに記したかを<br>Ｍ先生自らが赤ペンチェックするのである。<br><br>「最近アレがご無沙汰」<br><br>あっかーーん。ノンノン、まだ照れがある。<br>しかも逃げ腰だ。仮にこの走り書きを見られても何とでも言い訳ができるやないか。<br>こんなへっぴり腰では敵さんは去ってくれへんな。ハイ、<b>やりなおしい</b>。<br><br>「昨晩、一人であえぎ声の練習をした」<br>「御社の受付嬢を夜のオカズにした」<br><br>うんうん、ええんちゃうの。正直になってきたでー。うむ、これはリアルで激恥ずかしいな。<br>しかし一人で練習ってホンマかいな！？<br><br>「ブルマに吸いつきたい」<br><br>う、･･･ウンＵ･･ん。ええん･･･ちゃうか？<br>つーか、君の嗜好は<b>ソッチ方面</b>やったんやね。いや、まあエエけどやね。<br><br><br>このように日々の弛まぬ訓練のおかげで、Ｍ道場の卒業生は「会議中に居眠り」という烙印とは無縁になった。<br><br>さて、余談になるが実は私は彼/彼女らの走り書きを<br>こっそり「Ｍ嬢のヒ♡ミ♡ツの<b>閻魔帳</b>」に保存してある。うーん、ロマンティック。<br><br>あいつらが私を飛び越えて出世しそうになったら一発<b>脅し</b>をかける格好の材料になるでえ。ひっ、ひっ。<br>どこまでも心優しき自分がコワい♡<br><br>ささ、社会という大海原に飛び出したフレッシュマン達に最後にこんな言葉を贈ろう。<br><br>「世の中は海に似ている。泳げないものは溺れる。」<br><br>このスペインの古い格言を肝に銘じるのとともに<br>最後は<b>自力</b>で泳いで出世街道の切符を勝ち取るがよい。
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<link>https://ameblo.jp/sasami921/entry-12558339225.html</link>
<pubDate>Sun, 21 May 2006 15:45:41 +0900</pubDate>
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<title>Ｍ嬢セレクトの珠玉の名言集 ～ラテン男の苦し紛れの一言～</title>
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<![CDATA[ 男女の修羅場、それは時にシナリオにはない展開のごとく突然襲ってくるもんである。<br><br>ガチンコのガサ入れ状況に人は焦り、脇には汗びっちょり、目線は<b>スイミング</b>、<br>そしてうろたえながらも何とか相手の憤怒を交わそうと必死で言葉を探す。<br><br>急転直下の驚天動地、マメがハト鉄砲でボタ餅から棚・・・、つまりは窮地だ。<br>そんな場面で捻出される素人さんの台詞は、稀に一流芸人の冴えたアドリブよりも香ばしかったりする。<br><br>えてして<b>痺れる</b>名言とはこの手の事前準備がきかない場面で発せられることが多いのだ。<br><br>時はさかのぼること先週の金曜日の夜。<br>オフィスで残業をしていた私は同じように残業をしている男女数名の<b>負け犬</b>同盟を誘って<br>22時ごろから夜の街に繰り出した。<br><br>日銀の資金供給残高から昼の弁当のおかずまでグローバルな視野で話題を展開する我々。<br>すると、たまたま男友達Ａから私に連絡が入った。<br><br>Ａは地方に勤務しているのだが、その時はたまたま東京に出張で来ていたらしく、私たちと合流したいと言う。<br>しかも最近つきあいはじめた７歳年下のフレッシュな彼女も同伴させたいらしい。<br><br>私たちは喜んで彼らを迎え入れるべく、とあるバーの奥にあるダーツルームの個室に移動した。<br><br>彼はとにかく底抜けに明るいお調子者のバカな男なのであるが、特別見た目のよろしい男ではない。<br>しかしなぜか常にきゃわいい♡彼女をゲッツしているのだ。今回もしかり。<br><br>しかも今回は彼女の方からＡに惚れてしまったようで<br>「Ａさんのこと超好きで、私から押したんです♪」とまでノロけていたのだ。<br><br>さてダーツ中もＡはノリの良さを発揮し、得点が加算されるたびに誰彼かまわずハイタッチ、誰彼かまわずハグ、<br>誰彼かまわず賛辞のシャワー、などラテンの血を発揮していた。<br><br>一方、ダーツ初心者の彼女はテキーラを呑まされながらも「だってえ、真ん中なんて当たららいれひょ～」と<br>エエ感じにご機嫌な酔っ払いとなっていた。<br><br>仕事終わりの楽しい時間。そんなピンフな時間が彼女の突然のある叫びで切り裂かれた。<br><br>「もう・・・、私Ａさんのこと<b>信じられない！！</b>」<br><br>「なんでそーなるのっ！？」的な欽ちゃん展開。いきなりの戦争開始宣言。楽園から戦場へ。<br>皆の目線は一様に彼女に向けられた。<br><br>「どうしてＡさんは他の女にベタベタしたり誉めたりするわけ！？」と、<br>彼女は焦点の定まらない目つきで喚き出した。<br><br>Ａは彼女の<b>アタッキー</b>な発言に虚をつかれ、口をぱくぱくさせている。<br>すかさず周囲はあれこれ彼女をなだめてみるものの、怒りの暴走機関車は止まることなく彼に猛進していった。<br><br>女子のこの手の感情がチャッカマンされている場合は、どんな理屈も入る余地がない。<br><br>私は彼が変に言い訳をすることなく、ストレートに彼女に対する思いを伝えるべきだと感じた。<br>例えば「オレにはお前が最後の女～♪」と<b>浪花節</b>を一発決めてホットなチューでもぶちかますのだ。<br><br>そう思い、私はこっそり彼のわき腹をつつき「ごちゃごちゃ言わずに、一言でこの場を畳め」とけしかけた。<br><br>彼は意を決したのか、彼女にしっかりと目線を合わせながら、大きな声でこう言った。<br><br><br>「だって、<b>俺イタリア人やから</b>。しゃーないやん！」<br><br>・・・<br>・・・<br><br>「オモろい！」<br><br>･･･いや、そーじゃなくて。<br><br>うむ、確かに一言やし、理屈も言い訳も入ってへんな。<br>感情的になっている彼女をさらに上回るパッショネイトな表現はなかなかのアプローチといえよう。<br><br>ただし！今の彼女にお前の<b>ウィット</b>満載の発言が通用することがあるだろうか（いや、ない）<br><br><br>「び、びえええ～」<br><br>ほーら、泣いちゃった。<br><br><br>ちなみにＡの女グセの悪さや<b>濃厚</b>な対人コミュニケーションは簡単には治らない類のものだろう。<br>もともと彼女はＡのそーゆー性質っちゅーかビョーキを知っていた上でつきあったはずだ。<br><br>むしろそういう部分含みで惚れたにも関わらず、いつしか愛の力で彼を変えたいと願っている。<br>そんな乙女心は分らなくもない。<br>が、現実には彼女は惚れてしまった立場の者特有の切ない選択肢をつきつけられていたのだ。<br><br>それは「貴女が変わるか」「（貴女が変われないなら）彼と別れるか」という非常に<b>不利な</b>カードだ。<br><br>なぜなら彼は自分を変えてまで彼女を引き止める気はさらさらないからだ。<br>彼の<b>おポンチ</b>発言は、残酷な見方をすれば「イヤなら去れや」とでもいうような態度だろう。<br><br>彼はその後もふぬけた戯言を嘯き続けたせいで、彼女は泣き止むことはなかった。<br>結局、我々はそんな<b>胃もたれ</b>した状態で場を解散することになった。<br><br><br>～パッションがあっても愛がない言葉では女は納得しなかったラテン男の名言～<br>「だって、<b>俺イタリア人やから</b>」（atそもそも伊人に失礼な気がするＡＭ2:00のバーにて）<br><br>上辺だけの愛の三味線を奏でて彼女を安心させずに、厳しいながらも現実を見せた彼。<br>・・・これを誠実と見なすか、不誠実と見なすか。<br><br>彼の判断をどう捉えるかは、恋愛に対する考え方の違いがあらわれる気がしないだろうか。<br><br><br>さて、後日件の彼女からは私の携帯の留守電にこんなメッセージが残されていた。<br><br>「Ｍ嬢さん、迷惑かけてゴメンなさい♡あの晩、Ａさんにも叱られちゃって反省しましたん。<br>これからはケンカしないように仲良くやっていきますう♡えへ♡」<br><br>･･･どうやら彼はあの夜は言葉ではなく<b>体</b>で「こってりと」誠意を示したらしい。<br>そんな下衆な勘繰りを入れるＭおやじだった。<br><br>→Ｍ嬢を取り巻く華やかなパーティーピーポーが披露する過去の名言を知りたい方はクリック♪<br><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/26732943.html" target="_blank">http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/26732943.html</a>
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<pubDate>Tue, 02 May 2006 17:27:11 +0900</pubDate>
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<title>Ｍ嬢に春が来た</title>
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<![CDATA[ 春ってコワい。<br>春は人の心を狂わす。惑わす。<br><br>いたって普通の人だった友人が夜桜を見た途端「＆＄☆＃－！」と絶叫してどこかに走り去ってしまう。<br>いたってマットーな好みの友人が、春の合コンでとんでもなくデブで<b>体臭</b>のキツい男にお持ち帰りされる。<br><br>ともかく、人は春になると「何かいつもと<b>違う</b>ことがしたい」というプログラムが<br>巧みにインストールされているようだ。<br><br>私の場合、ある日<b>金髪</b>になってしまった。<br><br>いや「なってしまった」じゃあまりにエエ大人として他力本願すぎるが、<br>まさに「魔がさした」としか言いようがない出来事だったのである。<br><br><br>説明しよう。<br>とある麗らかな春の休日。<br><br>ＰＫＯ活動の一環として私は<b>防弾チョッキ</b>を身にまといながら、東京砂漠をパトロールしていた。<br>・・・あ、簡単に変換すると「散歩」っちゅーことね。<br><br>桜は葉桜。都会の真ん中にあるひっそりとした公園で私は持参の唐揚をつまみにビールを呑み始めた。<br><br>ふと草むらを見ると、淡い茶色のネコがひっそりと昼寝をしていた。<br>自他共に認める<b>猫バカ</b>の私はそーっとその猫に近づいた。<br><br>猫は私の気配を察してビクッと体勢を立て直した。<br><br>おっと！こういう時は焦って動いちゃいけねえ。<b>ＦＢＩ</b>の戦闘マニュアルにはこう書かれている。<br>あくまで気づかれた距離から近づくことなくじーっとしていれば、猫のやつも次第に安心するだろう、と。<br><br>ほら、案の定やつも上から差し込む木漏れ日にヤられて、徐々に目がとろ～んとしてきた。<br>私はその場に<b>体育座り</b>をしながら、眠りに落ちていく猫の様子を見守った。<br><br>客観的に見たら、かなりブッキーでコドッキーな姿なことだろう。<br><br>あ、勢いで書いちゃったけど、別に世間で語尾に「キー」つけるのが流行ってるワケでもなんでもないでよ。<br>ムッキーになってごめんな。私の単なるボヤッキーだから。<br><br>･･･うーん、春になると私のしつこさも増すみたい。今日も私ってば<b>粘着質</b>でイイ感じ♪<br><br>そんなこんなで茶色い猫と向かい合うこと小一時間。<br>ふと日に透ける猫の毛色を見ていてＭ嬢は思った。<br><br>「あんな髪色にしたい<b>ニャー</b>」と。<br><br>元々私は黒髪が大好きだ。<br>ここ数年は紫を加えて通常の日本人の黒髪よりも「人工的に」黒い髪色を保っているほどである。<br><br>が、そんな信念やらを覆すほど麗らかな春の日差しや猫の寝顔が心地よかったのである。<br><br>私は近くのコンビニに<b>ピッチ走法</b>で駆け込み、市販のホームブリーチ剤を購入した。<br><br>なお、所詮コンビニゆえ気の利いた薬剤は販売しておらず、<br>私は「メンズブリーチ」なる<b>性根</b>座ったネーミングの薬剤を二箱ほど購入した。<br><br><br>そうして自宅に帰り、おもむろにがつーんと鼻に来る<b>男臭い</b>薬剤を髪に塗りつけた。<br><br>が、元来飽きっぽくて数分前の決意はアホの坂田並に忘れる私は薬剤を全て塗り終えた途端、<br>冷えたビアーを冷蔵庫から出してパソコンで脱がせ麻雀ゲームをおっぱじめてしまった。<br><br>「よしゃ！イッツーに聴牌！これでこのスッチーもブラウス脱ぐでえー」<br>Ｍ嬢、春の大勝負は大成功の巻。<b>にん！</b><br><br>･･･じゃなくて。<br>ふと自分が春の大変身を遂げる過程だったことを思い出して、洗面所に行き鏡を覗き込んだ。<br>そこに映る女を見て、私はこう呟いた。<br><br><br><br>「じぇ、<b>ジェニファー</b>・・・？」<br><br><br>そんな<b>ＬＡチアリーダー</b>のような安直な名前が思い浮かんでしまうほど<br>鏡の向こうには漬物と白飯をこよなく愛す人種とは程遠い髪色の女が佇んでいた。<br>茶髪どころの騒ぎではない。パ・ツ・キ・ンですわよ、奥様。<br><br>反省すべきことは多々ある。<br><br>確かにブリーチ剤のパッケージには「20分以上薬剤をつけて放置しないでください」など<br>の懇切丁寧な但し書きが書かれている。<br>それを読まなかった私が悪い。いや、読んでいたけどアルコールの川にアドバイスを流してしまった自分が悪い。<br><br>先月の記事で御紹介したように、女子はこの手の前面に出る外見に力を注ぎすぎちゃいかん。<br><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/30857328.html" target="_blank">http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/30857328.html</a><br><br>これじゃ合コンに参加しても真っ当なリーマンには相手にされないだろう。<br>いや、そもそもこれじゃ合コンのお呼びもかからないだろうし、<br>宴会で<b>色モノ</b>の出し物として借り出されるのが関の山だろう。<br><br>プロの美容師にココアブラウンのウィービングを巧みに施されている女子の友人はしたり顔でこうアドバイスする。<br><br>「女子はあー、美容院とかに行くのが普通っていうかー。あたし的には信じらんない」<br><br>こらーーー！そこの女！！<br><br>「ていうか」ってナンだよ！<br>「あなたは○○と申しますが、私はそれには反対で、次のように考えます」ってちゃんと言え！<br>あ、ついでにもうひとつ御立腹すると「とか」は不要じゃい！<br>美容院とか他はどこやねん！病院か！？<b>平等院</b>か！？そっちのが信じられんわい！ぷんぷん。<br><br>まあこの手合いの話しをしだすとＭおじちゃんの<b>説教部屋</b>はベリーロングのトゥーホットになってしまうので<br>ココアちゃんの主張を端的にまとめよう。<br><br>要は「素敵に変身したいなら美容院に行けや」ってことが言いたいわけやな、チミは。<br><br>が、散歩中のジャージ姿という<b>小粋</b>ないでたちの私は今思いついちゃった素晴らしいアイデアと、<br>これから一時間化粧を施して洒落たサロンの鏡に向う状態にはブリッジがかけられない状態にあったのだ。<br><br>つまり、メンドーだっただけなんだけどね。<br><br><br>このように、春はすべての人の真っ当な思考や判断を突如<b>ナタ</b>で切り立つような恐ろしい力があるのである。<br>こんなスプリングシンドロームに侵された君にはこの言葉を贈ろう。<br><br>「<b>全てを疑え</b>！！」<br><br>･･･カール・マルクスの言葉に酔うまでもなく、人って案外脆いものなのである。
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<link>https://ameblo.jp/sasami921/entry-12558339220.html</link>
<pubDate>Sun, 16 Apr 2006 12:23:06 +0900</pubDate>
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<title>Ｍ嬢の涙</title>
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<![CDATA[ はい！社会人恒例の期末の時期がやってまいりましたー。ドンドン、パフパフ。うーっ、ハッ！！<br><br>･･･無意味にテンション高まるこの時期。毎晩送別会やら達成会やらのお祭り騒ぎの酒池肉林。<br>私は天性のストロングな<b>レバー</b>を生かして、夜な夜な各種飲み会を蝶のようにひらひらと舞っていた。<br><br>さて。そんなテンションが最骨頂に達するのが3/31の最終日の達成飲み会だった。<br>我が部署は今期も最優秀部門賞を狙うべく<b>ハイパー</b>な業績を叩き出していた。<br><br>（※なお、前回の賞の表彰式でのワタクシの恥ずかしい事件を知りたい方はこちらをクリック♪）<br>→<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/13435290.html" target="_blank">http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/13435290.html</a><br><br>銀座のとある老舗ホテルのイベントホールを貸し切っての飲み会。<br>イベント好き人間が集まっている我が部署では、コスプレ、ミラーボール、効果音、クイズ、隠し撮り<br>など各種テクを駆使して企画を立てているため、会場はとても<b>素人</b>の飲み会の域を逸脱した状態と化していた。<br><br>そして宴もたけなわな頃。<br>元広告制作の先輩が我が事業のプロモーションムービーを作っており、スクリーンにその画像を映し出していた。<br>その映像は事業の二年間に渡る軌跡をドラマチックに再現しており、素晴らしい出来栄えだった。<br><br>が、皮肉なことにあまりにも映像が凝りすぎているために、彼が連日残業していたのは<br>実は本業の仕事に没頭していたわけではなく、このビデオ制作に情熱を注ぎすぎてしまったから･･･、<br>という<b>おマヌケ</b>な失態をも露呈させてしまっていたのであ～る。<br><br>ともあれムービーを無言で見つめる我々。<br>いつしか私の前に座っている女性の後輩は静かに<b>涙</b>を落としていた。<br><br>「彼女もうちの部署に異動で来てから、一時期は泣くほどの苦労をして頑張ってきたもんな」<br>と、私は母のような思いを抱きながら彼女の美しい涙を見つめた。<br><br>すると今度は右ナナメ後ろあたりから「ぐえっ」という<b>おっさん</b>の嗚咽が聞こえた。<br>ギクッとしてその方向を振り向くと、なんと部門長まで泣きが入っちゃっていたのである。<br><br>weepどころではない。cryでありblubberというほどに、おっさん部門長は<b>号泣・慟哭</b>していた。<br><br>「き、き、<b>汚ねえ</b>絵だな～」と私は舌打ちし、そのことを右隣の男の後輩に告げようとした。<br><br>すると「ブルータス、お前もか」だったのである。<br>普段はクールでスカして「人前で泣く？マジ<b>ありえない</b>っすよ」という風情の彼がしゃくりあげて泣いている。<br><br>どーした！？みんな！！落ち着け！？みんな！！冷静にこの図をよく見てみろよ！！おかしいじゃん！<br><br>「さっきの料理に変な<b>クスリ</b>でも混入されてたんちゃうか？」と穏やかではない状況を分析していた私に、<br>左隣に座っている派遣さんが紙ナプキンを差し出した。<br><br>おっと、いかんいかん。おっちゃん<b>ヨダレ</b>たれてるやん。ちょっと酔っ払って口元緩うなってもうたな。<br>しかも女子たるもんハンカチーフくらい自分で持ち歩けっちゅーハナシやね。こりゃ失礼。わはは。<br><br>・・・って違うじゃん！これヨダレじゃなくて<b>ティアードロップ</b>やん！！<br><br>私は普段はアルコール以外の水分はほぼ摂取しないため、私の体から出る水分は貴重だ。<br>ちょっとした出血でも急いで口でちゅーちゅーして体に戻し、<br>たとえ鼻汁一滴でも体外には放出しまいと必死で鼻粘膜の<b>引き締め</b>トレーニングを行っているのだ。<br><br>そんな私が涙ですよ、先生！<br><br>♪なーみだ君さよなーらー♪さよおーならーなみだ君♪<br>いやーーー、出て行かないでー。<b>かむばーっく</b>、涙。<br>♪また会―う日ぃーまーでー♪･･･ってたぶんもう一生会えない、私の涙！フォーエバー、私のなみだ君！！<br><br>ノってきたのでついでにもう一曲。<br>♪ええいーやあー君からもらっい泣き♪。ああ先生！涙と<b>青春</b>ってやつぁしょっぱいんですねーーーー。<br><br><br>おほん。いささか取り乱してしまいましたな。ていうか「先生」って誰やねん。<br><br>しかしながら、会場は異様な雰囲気だった。総勢20名の老若男女が泣きじゃくっている。<br>しかも皆アルコールで脳内の回線が<b>ブツ</b>切れてしまったのか、誰も彼もが大声で子供のように泣いている。<br>挙句、互いに抱き合って言葉にならない言葉をかけ合う人々まで出現していた。あなおかし。<br><br>と、ここで会場にホテルの支配人が入ってきた。会場に一歩足を踏み入れるやいなや、<br>彼はあきらかに「ぎょっ」としていた。<br><br>無理もない。普段はこの会場はなかなか外部に貸し出しをしないという。<br>そこをちっとは世間に名の知れたうちの名刺を<b>チラ</b>つかせるというえげつない手段で今回は貸切をさせたのだ。<br><br>「まあ御社なら信用できますし･･･」渋々そんな台詞を吐いた支配人だったが、<br>今彼の目前に広がるのは単なる<b>キモい</b>宗教団体の決起会なのだ。<br><br>「支配人、すまない！」そう思いながらも会場は今やなみだ君＆はなじる君の大洪水。<br>そろそろ支配人が銀座の街に「<b>鉄砲水</b>が来るぞー」と警報発令を叫ぶかもしれぬ。<br><br><br>実は、私の事業部はこの4月に<b>解散</b>をすることになっていたのだ。<br><br>事業部の形としては存続するが、メンバーの半数はいなくなってしまう。<br>退職する人もいれば異動になる人もいる。産休に入る人もいれば別グループに出向になる人もいる。<br><br>私は二年前の事業立ち上げ時のメンバーの一員だ。<br>それだけに今回の組織改変については自分なりにできる範囲で根回しなどに奔走したものの<br>力及ばず不本意な結果となってしまった。<br><br>とはいえ、うちの部署は最初から皆が解散を嘆くほどの順風満帆な組織というわけではなかった。<br><br>高い成果を上げれば上げるほど、その結果と反比例してメンバーには疲弊感や閉塞感がうまれた。<br>一時期は全社でナンバーワンの業績を上げながらも、<br>メンバーのＥＳ（従業員満足）のスコアは全社で<b>ワーストワン</b>になる事態まで起こっていた。<br><br>私自身も自分の進むべき方向や仕事の意味が見出せず歯がゆい思いをした。<br>徹夜が続き、会社を、上司を恨むこともあった･･･。<br><br>しかし、一人一人が小さくてもいいから改善案を考え、話し合うことで信頼感を芽生えさせた。<br>今期はようやく出した業績とメンバーのマインドがつり合う時期になりつつあったのだ。<br><br><br>涙には色々あれど、感情的な涙（emotional tears）は生理現象の涙と比べると、<br>高い濃度のたんぱく質が検出されるという。<br>それゆえ泣くという行為は「心のゴミを捨てる」、つまりカタルシス的な浄化作用として表現される場合もある。<br><br>この組織の一員として働いた自負心、そしてこの時期の解散という無念・切なさ。<br>そんな心のゴミは、私も、また皆もこの会場に捨ててしまえばいいと思った。<br>そして、各々がゴミを捨ててすっきりとした気持ちで新しい道を歩んでほしいと願った。<br><br><br>ムービーのエンドロールでは皆の名前と写真が無音で映し出されている。<br><br>ふと気づくと、私達のことを何も知らないはずの支配人もその映像を見て<b>涙</b>を流していた。<br><br>きっと彼は、私たちが「心のゴミ」をここに捨てることを了承してくれたのだろう。<br>･･･そんな風に私は感じた。
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<pubDate>Tue, 04 Apr 2006 13:19:15 +0900</pubDate>
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<title>Ｍ嬢の外見</title>
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<![CDATA[ 外見は大事である。<br><br>いつもダラダラと前置きや余談が多いため、今回は簡潔に結論から述べよう。<br><br>「♪性格う～、よっけえーればいい、そんなのウソっ、だとおっ、思いますうぇぇんかあああ～♪」<br>と歌いながらも<b>イケメン</b>の旦那をちゃっかりゲッツした某歌手のような奇跡はそうそう起きない。<br><br>外見は大事、さりとて中身も大事。<br>つまりは両方大事なわけで「どっちが上」とか「どっちかを怠って良い」という話ではないのだ。<br><br>例えば初対面でまず相手の何をチェックするか。<br>もちろん五感で感じられる部分であろう。見た目、声、匂い、など。<br><br>とはいえ、いきなり絶対音感を駆使して相手の声のトーンを探ったり、<br>発情期の犬のように相手の匂いを<b>クンクン</b>したり、または手触りチェックするという人は稀だと思うので、<br>まずは目に見える「服装」「顔」「髪型」などのチェックをする人が多いだろう。<br><br>ここで「ああ、この人は数ヶ月山の中に篭って<b>武者修行</b>してきたんだな」と思われたり<br>「ああ、この人は全身の毛のお手入れをしない<b>ネイチャー</b>な精神の人なんだな」と思われたりすることに<br>デメリットはあってもメリットはないだろう。<br><br>このように、人は目に見えるものは重視するし、そこから何かを判断するのである。<br>良いも悪いもなく、これは事実なのだ。<br><br>例えば洗練されたラインの白のタイトスカートスーツに、天使の輪ができるマロンブラウンのセミロング。<br><br>このような外見に「パス！無理！」というジャッジを下す男子はおそらくそう多くはないだろう。<br>つまりは「一般ウケ」はするのである。<br><br>勝負はそこからだろう。そこからより「自分らしさ」や「相手の好み」やらを<br>エッジを利かせすぎて失敗するケースが女子界では散見される。<br><br><br>話は変わるが、以前私は新宿の副都心に勤務していた。<br>オフィス街の高層ビルの一角には「なんとか服飾学院」的なファッションの専門学校があった。<br><br>彼・彼女らの服装を見た時、私は数件隣のビルの屋上まで<b>イナバウアー</b>ばりにのけぞった。<br><br>とにかく、全身が「オレ！」「あたし！」のアピール祭り。新宿での突然の浅草サンバカーニバル開催。<br><br>個性を追求しすぎるがあまり、一周まわって<b>没個性</b>状態だった。<br>～とかく個性的すぎる人はピンならいいが、集団になると没個性に見える～という法則を私は発見した。<br><br>まあ、あの方々はその道で小銭を稼いで飯を食うという目標らしきものがあるようなので、<br>それ自体は私がどうこう言う筋合いではない。<br><br>問題は、通常の男子の反応なのである。平たく言うと「それ、モテんの！？」って話である。<br><br>さて、その当時私が付き合っていた彼は料理が趣味で<br>残業をしている私に手作りお弁当をたまに作ってきてくれた。<br><br>カタギの私と違って音楽の仕事をしている彼は時間がありあまっており、<br>新作料理を作ってはワインを一本抱えて私に届けてくれるのである。<br><br>オフィス街の公園などで、二人で酒を呑みながら彼のお手製弁当をつまむ。<br>彼は興が乗ってくると持参のアルトサックスで即席演奏を始める。<br><br>･･･まだまだ仕事であっぷあっぷしていた当時の私にとっては、何より心安らぐ時間だった。<br><br>そんな私達の横を例の個性的集団の女子数名が通りすぎた。<br><br>「増えるワカメちゃん」のような髪型の女子もいるし、<br>中世ヨーロッパのようなボリューミーなフリルを施したパフスリーブの女子もいるし、<br>著しく公序良俗に反するような下着的ファッションの女子もいた。<br><br>ここをパリコレのランナウェイと勘違いしているようなその集団を見たとき、彼はポツリと呟いた。<br><br>「あれじゃ･･･<b>立たねえ</b>」<br><br>はい、そこのお嬢さん方、聞きましたー？貴女、男子に「立たない」って言われちゃいましたよーん♪<br><br><br>私の<b>重厚</b>な男子戯れ歴から言わせてもらうと、総じて男子は女子の服装や髪型についてこだわりが少ない。<br>ついでに言うと「保守的」である。<br><br>好感の持てる無難な服装に手入れの行き届いた髪に薄化粧。<br>こんなもんで充分なのである。<br>概して外見での過剰なアピールには無関心であり、ややもすると嫌悪を示すケースが多い。<br><br>そうは言っても、世間には「流行」というものがある。･･･例えば今年は「アジアンテイスト」が流行る。<br><br>代理店のヒゲのおっさんらが会議室で二日酔いの脳をテキトーに捻って作り出した商業的流行かもしれないが、<br>気の利いた女子ならば無視できない流行っつーもんはあるにはあるのである。<br><br>普段は無難なＪＪ系ファッションの貴女が、ある日デートにチャイナ襟のカットソーで現れる。<br><br>「お？何かいつもと違うね･･･何ていうか･･･アレだね、アレ。<b>大陸的</b>だね」<br>と彼が頓珍漢なコメントをしたとしても、貴女は<br>「うん、今年コレ流行っているの」と一言説明すれば、<br>彼は「ふーん、<b>たまにはイイね</b>、そーゆーのも」となるのである。極めてハッピーである。<br><br>これが全身チャイナ服でスリットがヒップまでびしーっの服装になると、<br>彼との待ち合わせ場所に辿り着く前にキャバクラで<b>とっぱらい</b>の接客させられるので御注意あれ。<br><br>つまりは、やりすぎはイカンのである。<br><br>このように服装には程ほどの流行を取り入れてもいい。なぜなら<b>代替</b>がきくからだ。<br>そう考えると男は服装以上に「髪型」に保守的だろう。<br><br>ある日貴女はシャープな剃り込みが映えるポマードぎとぎとのリーゼントでデートに現れる。<br>そして「今年、オールドアメリカンが<b>キテる</b>の」と一言彼に言う。<br><br>彼はすぐさまフリーダイヤル<b>９６９６</b>（クログロ）にコーリングし、<br>ヘアサポートアクアやイヴクィーンを埋め込むように涙を流して懇願するだろう。<br><br>服装は変えられるから良い。が、髪型は一日二日では変えられない。<br><br>男は「変えにくいものをイジってまで流行を追う」その姿勢にひく。萎える。結果、<b>立たない</b>。<br><br>そんな理由があってかなくてか、私は物心ついたころから常に髪型はストレートのロングだ。<br>と言っても飽きっぽい私は毎日巻いてみたり、丸めてみたり、捻ってみたり、回ってみたり、飛んでみたりで<br>私のベースの髪型を見た人は少ないと思われる。<br><br>これは単純な自分の嗜好で続けている髪型ではあるが、総じて男性ウケは悪くはない。<br>ついでにロングであればそうそう美容院にも行かずに済み、<b>省エネ</b>でお気に入りの髪型だ。<br><br>さて、まとめに入ろう。<br><br>このように外見は色々な意味で「大事」であるが、大事＝気合を入れるとはややニュアンスが違うのだ。<br>また外見に力を注ぐのはいいが、力を注ぐポイントは分りやすく表に現れるものとは限らない。<br><br>むしろお肌のお手入れ、ムダ毛のお手入れなど「表に出にくい部分」に力を注いだ方が、<br>女子としての成功の道は見えるのではなかろうか。
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<pubDate>Sun, 26 Mar 2006 11:51:09 +0900</pubDate>
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<title>コールＭ嬢</title>
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<![CDATA[ 私は電話が苦手である。<br><br>元々「話すより書く方が好き」という押入れに生えたキノコのように<b>根暗ちゃん</b>ではあるが、<br>相手が見えない状況で話すのは苦手を通り越して苦痛だ。<br><br>理由は色々ある。<br><b>電話代が</b>･･･とか夢も希望もないことを書くとこの話終了！となるのでそんな野暮なことは言いまへんが<br>やはり「相手の状況を聴覚でしか確認できない」ことへの不安が強いだろう。<br><br>従って、私は電話下手だ。<br>自分からかけることは非常に少ないが、かかってきた電話もご機嫌<b>スラッシュ</b>の時は取らないことが多い。<br>非常にワガママな行為と自覚して反省もしているが、イヤなもんはイヤなのである。<br><br>翻って、電話上手な人への憧れもある。<br><br>私がかつて営業をやっていた頃、一日に数十件の電話をかけたり受けたりしていた。<br><br>これが「ツレない会社へのアポ取り」だったり「遅々として進まない商談のプッシュ」など<br>難易度の高い電話の場合は、オフィスのデスクではなく会議室にこもって電話をかけるようにしていた。<br><br>自分と相手だけの会話を他の人に公開するという行為に抵抗があったのである。<br>周囲は私の会話を聞いていようといまいと、<br>本来その人と私だけで済む情報伝達を公の場で行わねばならない電話というツールを私は憎んでいた。<br><br>一方、同僚の電話上手の人は非常に楽しそうに受話器に向かって話をしている。<br><br>「なるほどー、ですよね。ああ、そうなんですか。そういえば弊社も最近こんな相談が多くてですね、<br>そうです！そうなんですよー。ところで御社もそんな状況ありませんかね？<br>ああ、であれば一度詳しくその辺の話を聞きにおうかがいしてもいいですかね？」<br><br>私は心のなかで「<b>むう</b>」と情けない声をあげていた。<br><br>この素晴らしい会話の運び。自然なコミュニケーション。<br>どれをとっても私にはできない技だ。<br><br>私はせかせかと用件だけを伝え、つたない表現で会話をつなぐ。<br><br><br>“ぐへ！また噛んじゃったじゃん、私ってば。なんだよ「そりでは」って・・・。はー。<br>ていうか、今相手も溜息つかなかった？もしかして退屈しちゃったりしてる？<br><br>ああっ！？今「ぐもっ」って言った！<br>もしかしてコイツ飯食いながら話してるんちゃうの？しどい！しどすぎる！！<br>女子として<b>オカズ扱い</b>ってどうよ！？・・・ああ、もうそんなコトはどーでもよくって！<br><br>せやから、ええい！もう行っちゃった方が早い！<b>頼む！！アポ取らせてえええーーー。</b>〝<br><br><br>書いていても虚しくなるが、まさにこんなお粗末な具合なのである。<br><br>今はメールという手段が発達したため、私の<b>ハード</b>な鼻息も幾分かは鎮まってはいるが、<br>やはり話したほうが伝わりやすい場合はあるので、電話は上手であればそれにこしたことはないだろう。<br><br><br>一方、私の場合は実は電話は相手との相性を探るツールだと思っている面もある。<br><br>相手への信頼感、二人の距離感。<br>そんないくつかの条件をクリアした相手であれば、私は電話が怖くない。<br><br>かつてつきあっていた人とは、毎晩数時間も電話をして<br>その日の出来事などをとりとめもなく話をすることがあった。<br><br>聴覚を通じて、見えない彼の姿を、彼のいる情景を思い浮かべる。<br><br>ああ、喉が渇いて水を飲んでるな。ん？今「ガタっ」って音がしたけど、何かに躓いたんだろうか･･･。<br><br>そのような相手だけの空間がむしろ<b>愛しく</b>思えた。<br><br>聴覚だけでしか確認できない相手の状況を「怖い」と思わずに「楽しい」と思えるかどうか。<br>そこの想像を膨らます作業を前向きに行えるかどうか。<br><br>ここに相手との相性が現れるような気がする。<br><br><br>例えば恋愛の始まりにはこんなことがあるだろう。<br><br>「用事があるわけではない、ただ声が聴きたい」<br>「少しだけハッピーになれることがあった。ただそれを共有したいだけ」<br><br>そんな時、私は少し緊張しながら相手の番号を押す。<br><br>息が白い。今夜は雪かもしれない。<br>ふと空を見上げてみる。<br>ああ、夜空に浮かぶ月がきれいだ。相手も同じ月を見てくれているといいな・・・。<br><br>トルルル･･･カチャ。<br><br><br><br>「<b>あぁ？何！？</b>」<br><br><br>はい！<b>台無しいいー</b>。「何！？」じゃないっしょ、もう。ムードねえなあ。<br><br><br>こんな相手とはうまくやっていけないだろう。<br><br>電話でうまく相手の状況を察してくれる人は素敵だ。<br>そして、私のような電話下手でも「電話がしたい」と思わせてくれる相手は貴重だ。
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<pubDate>Sun, 19 Mar 2006 00:29:08 +0900</pubDate>
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<title>Ｍ嬢のターゲット【後編】</title>
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<![CDATA[ 前回は「ターゲティングプロモーション」から「女心と秋の空」へと華麗に論を展開した。（気がする）<br><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/28389559.html" target="_blank">http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/28389559.html</a><br><br>今回は「一対一」ではなく「複数のターゲット」にあっぴーるするケースについて述べたい。<br>一対多となると、一気にターゲット像がぼやけて「相手に合わせる」ことの難易度は１８９％増す【<b>当社比</b>】。<br><br>いきなり余談から入って恐縮だが、私の良くない癖の一つとして「相槌が多すぎる」という点がある。<br>会議の場などで誰かが話をしている時に、無意識に頭が「うん、うん」と頷いてしまうのだ。<br><br>話し手は自ずと反応の多い人を見て話すようになり、どんどん視線は私に<b>ロック・オン</b>されてしまう。<br>そんな時私は内心思うのだ。<br>「や、やっべえ～」と。<br><br>なぜなら、表面上は熱心に聞いているように見える私の心の中は<br>「今日の飲み会でどんなネタやったろかな」や「明日のＧ１、どの馬から流そかな」だったりするからだ。<br><br>「な、なんという無礼者！其処になおれ」と世が世なら戦国武将に首のひとつでもチョキンされそうだが、<br>こればかりは無意識にやっちゃってる分、<b>乙女の寝癖</b>のように治しにくくて始末が悪い。<br><br><br>さて、かくいう私も仕事柄大勢の顧客などの前でスピーチをしなくてはならない場面は多い。<br><br>もちろん事前に出席者リストをざーっと眺めて「従業員○○名の××部門の役職は△△くらい」<br>とおぼろげな参加者像のイメージを掴み、相手に合わせた表現方法をするようには工夫はする。<br><br>しかしいかんせん数十名の参加者はひとりひとりが別人物だ。<br>全ての人に情報を正しく伝え、こうなって欲しいと望む心理状態に<b>猫まっしぐら</b>させることは難しい。<br><br>そんな状況で、私が気をつけている点のいくつかをご紹介したい。<br><br>壇上に立ち、初めの数分間は私自身の緊張をほぐすためにも、<br>まずは目に見えて相槌を打つ人にターゲットを絞ることにしている。前述の例で言うとまさに私のような人物だ。<br><br>一対多のスピーチで分かりやすく緊張感を煽られることは聞き手の反応がないことだろう。<br>まずはこの手の聞いていようがいまいが話し手を<b>リラックス</b>させる人物を見つけることが重要だ。<br><br>そして自分自身が会場全体を見渡せるほど落ち着いてきた頃に、おもむろにターゲットを変更する。<br><br>具体的には「聞いていると思われるが、反応がおとなしい人」を見つけるのだ。<br><br>例えば要所要所でレジュメに書き込みをしている人物、ところどころで首を捻る人物、<br>など<b>Ｓっ気</b>の強い私は「こいつ、攻略したるでえー」という難易度の高い人物にターゲット絞る。<br><br>で、渋くてぬるい茶を差し出された頑固爺のごとく眉をひそめて私の話を聞いていたおっさんが<br>稀に「ふむ」という<b>まろやか</b>な反応を見せた箇所などを記憶に留めるようにしておくのだ。<br><br>さらにスピーチが終了したあとにはその「ふむ」ポイントを振り返り、<br>「なるほどね～、オッサンにはこういう表現が響いちゃったりするんだ」などと、<br>次回のスピーチへの材料とすることにしている。<br><br>気のせいかもしれないが、セミナー終了後に講師に質問に来るタイプは、<br>えてして「満遍なく相槌さん」よりも「時折頷きさん」の方が多い気がする。<br><br>また、このスピーチのターゲット人物は会場のテーブルがいくつかに分かれていたら、テーブルごとに設定する。<br>そうすると、話す時に会場全体に目線を配れるようになる。<br><br>このように相手の素性が分かり顔が見えている場での情報伝達でもここまで気を配る必要があるのだ。<br><br>そう考えると世界<b>60億人</b>が閲覧可能なインターネット上のブログという場は非常にターゲットが絞りにくい。<br><br>しかしブログをうまく運営しているタイプは、上記のような「インフォメーション」の場というよりも<br>「コミュニケーション」の場としてブログを機能させているケースが多いようだ。<br><br>例えば、私をこのブログという場に<b>強制連行</b>･･･いいえ<b>拉致監禁</b>・・・いいえ誘ったKENなる人物がいる。<br><br>彼のブログはこの「コミュニケーション型」の典型であり、好事例のひとつでもあるだろう。<br><br>サイトに訪れる人が共感しやすい話題提供、コメントを残しやすい表現のトーン、自分の露出のさせ方<br>など相手の顔が見えないながらもそれを読む相手からの反応を得やすい設計となっている。<br><br>私が<b>よちよち</b>歩きでブログを始めた頃、彼はよく私に居酒屋などでこう説教を垂れていた。<br><br>「Ｍちゃん（←私の<b>幻</b>の本名）のブログ、コメント残しにくいよ」と。<br><br>その場ではその失礼極まりない発言に、彼を居酒屋の生ゴミとしてスマートに<b>分解処理</b>をしたものの<br>私には彼の発言はよく理解できた。<br><br>私はもともとブログという場は「インフォメーション」の場と認識していた。<br>読み手の受け止め方までは考慮しても「反応」が得られる場とは思ってはいなかったからだ。<br><br>従って私は自分の吐き出したい情報を、気まぐれに、勝手気ままな表現でメディアに垂れ流すだけとなった。<br>「自慰ブログ」で御馴染みの某BEAT職人のブログに負けない位の<b>一人上手</b>っぷりだ。<br><br>そう。「伝達する能力」と「交流する能力」は違うのだ。<br><br>よく就職活動中の学生の面接でこんなケースが見受けられる。<br><br>「自己紹介をしてください」「志望動機を教えてください」<br>というこちら側からの投げかけに対しては素晴らしいプレゼンテーションを披露するのだが、<br>しばらく会話をしているとやり取りに変に気まずいギャップが生まれてくるのだ。<br><br>その手のタイプは、事前に質問に対する返答を準備しすぎて<br>こちらのした質問を自分の想定返答のどれかに無理やり当てはめているケースが多い気がする。<br><br>通常の人であれば、何かを聞かれたらその質問を咀嚼し、答えを組み立てる「自然な間」ができる。<br><br>その間ができないのは、相手の反応を無視して準備した情報を場に出すことに精一杯になっている証拠なのだ。<br>これはインフォメーションであり、コミュニケーションではない。<br><br>仕事場面では一方的な情報伝達の場よりも、圧倒的に人と情報をやり取りをする場の方が多い。<br>インフォメーション能力が発達している人は素晴らしいが、<br>私はあくまでコミュニケーション能力に<b>アドオン</b>する機能だと思っている。<br><br><br>さて、そんなKEN教官からのスパルタ指導を受けて私のブログが双方向のコミュニケーションの場になったか？<br><br>残念ながら、答えは「否」だろう。<br><br>「自分･･･、<b>不器用じゃけん</b>」と高倉健サマ気取りの私は<br>今でもブログ上で一対多の多のコミュニケーションを成立させるために十分心を配ることはできていないだろう。<br><br>「で♡も♡ね♡、私も<b>乙女じゃけん</b>」<br><br>・・・<b>あ゛</b>、間違えた。<br><br>「私も乙女だもの♡」<br><br>そんな不特定多数の閲覧者の中から「コレぞ♡」というターゲットは定めてい♡る♡の♡よ♡<br>分かるわ♡よ♡ね♡画面の前のあ・な・たのコトよ♡♡<br><br>さ、「我こそはＭ嬢の真のターゲットだろう」と思われる方は名乗られるがよろしい。<br><br>♡マークが出せるようになったのが嬉しいという理由だけで<br>こんな前編・後編の<b>マダるっこしい</b>記事を書いてしまったお詫びに<br>標的（ターゲット）である貴方の額にきりきり照準を絞って0.0001秒で<b>ヘヴン</b>に送って差し上げよう。
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<link>https://ameblo.jp/sasami921/entry-12558339207.html</link>
<pubDate>Sat, 11 Mar 2006 17:08:11 +0900</pubDate>
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