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<title>恋頃果実～ちょっと変わった恋愛小説～</title>
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<description>長編百合恋愛小説書いてます。これが私の精一杯orz</description>
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<title>06：神様、ちょっといいですか？1 (琴子)</title>
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<![CDATA[ <p>　イルミネーションのきらめく12月23日。明日はいよいよクリスマス・イブ。パーティーの日だ。町には音と光があふれ明日を祝福するかのようににぎわっている。こんなにクリスマスを待ち遠しく思ったのは幼い頃以来。なんてったって今年は特別なのだ。明日は午後3時に隣町の駅前で待ち合わせることになっている。それから買出しに行って、武士の両親が帰ってくる9時までには引きあげる予定。つまり6時間も渚と一緒にいられるってこと。渚とはクラスが違うからそんなに長い時間渚と一緒の空間にいるのは初めてのことだ。もちろん二人きりではないけど、クリスマスという格好のイベントを渚と一緒に過ごせるというだけで運命の女神に感謝したくなるくらい幸せだった。</p><p>　さてクリスマスパーティーの前日にただただ町をうろついているのかといえばそうではない。明日のプレゼント交換のためのプレゼントを買いに来たのだ。電車で5駅目の駅前は地元と違って店の数も多いから買い物といえばだいたいここに来る。クリスマスの前日だからか冬休みが始まっているからか中高生が多く、クリスマスの賑わいを盛り上げていた。しかし、一口にプレゼントを買うといっても誰が私のプレゼントをもらうかわからないのだからなかなか難しい。八雲の好きなものなら大体わかるけど、それを渚が喜ぶだろうか？さっきからデパートに入ってみたり雑貨屋さんを覗いてみてはいるがなかなかこれというものが見つからない。しかも、雑貨屋さんの中は楽しそうにはしゃぐ女の子たちでいっぱい。あれでもない、これでもない、キャーコレ可愛い。とても可愛らしい光景ではあるがこう混んでいるとげんなりしてくる。やっぱり八雲をつれてくるべきだったかな？そうすれば少しは気がまぎれたのに……。ちょっと休憩しよう。と目についたコーヒーショップでカフェラテを買って椅子にすわる。コーヒーの香りと暖かい店内にほっと息をつく。いまごろ渚はどうしているかな。やっぱり私と同じようにプレゼントを買っている？それとも明日のケーキの材料？渚も明日のクリスマスパーティーを楽しみにしているかな……。渚のことを考えているとだんだんやる気が出てくるのだから不思議だ。温かいコーヒーを飲み干して私はさっと席を立った。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10017231318.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Sep 2006 16:52:57 +0900</pubDate>
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<title>05：瞬殺文句でキメてやる2 (武士)</title>
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<![CDATA[ <p>　「あれ？八雲、今日渚は？」<br>昼休みも中ごろになるころ、琴子の声が聞こえて俺は八雲の席に視線を投げた。今日に限って琴子はなかなか4組にやって来ず密かにいらいらしていた分その喜びはひとしおだった。<br>「ちょっとごめん」<br>話していた友達にそう断って琴子の元に急行する。<br>「おはよう！琴子ちゃん」<br>ぴらぴらっと手を振りながら近づくと琴子は努めてクールに「おはよう」といった。<br>「武士、川嶋みなかったか？」<br>八雲がちょっと困ったようにそう言う。<br>「さあ。教室を出て行ったのを見たような見ないような。まあ、そのうち帰ってくるでしょ」<br>「……まあね」<br>渚を探しに行くよりは待っていたほうがいいと思ったのか琴子はため息をひとつついて空いていた椅子に腰を下ろした。八雲がちらりとこちらに視線を寄越す。ひとつ頷いてやると八雲はちょっと考えてから<br>「あのさ、琴子。武士がクリスマスにパーティーしようって言ってるんだけど、どう？」<br>と聞いた。<br>「パーティー？」<br>琴子の左の眉が胡散臭げに跳ね上がる。ここは話術の見せ所だ。<br>「そう。クリスマスパーティー。場所は俺んち、食べ物は近くのスーパーに買い出しに行けばいいし、プレゼント交換したりしてさ、楽しそうだろ？そうそう、ケーキは渚が焼いてくれるってさ」<br>「渚が！？」<br>琴子がびっくりしたように身を乗り出す。<br>「そう。24日は休みだから朝から焼くって」<br>「へー。じゃあ渚も来るってことかあ」<br>琴子は考え込むように視線を上に向けて唸っている。やっぱり女の子が１人だってことが気になってたみたいだ。渚を誘っておいてよかった。<br>「そうそう。八雲も来るっていうし、4人ならきっと楽しいよ」<br>な、八雲！と肩を叩けば八雲は口の中で「まだ行くとはいってない」とぼっそりつぶやいている。でも大丈夫きっと来るだろう。上手くいきそうな予感に俺の顔はほころびっぱなしだ。そのとき、<br>「あ、琴子ー。聞いた？24日の話」<br>渚の高い声が後ろから聞こえてくる。渚はすでにノリノリだから強力な助っ人といえるだろう。ナイスタイミングだ。<br>「あ、うん。渚も来るんだって？」<br>渚のほうを振り向くと琴子がそう聞いた。<br>「うん。そのつもりだよ。友達とクリスマスパーティーなんて小学生以来だから、楽しみ。私がんばってケーキ焼くからね」<br>渚のツインテールが楽しそうに揺れる。その様子に琴子の表情が和らぐ。<br>「うーん。渚が行くなら私も行こうかなっ」<br>ついに琴子が微笑みながらそういった。<br>「わーい。やったー」<br>渚がぴょんと飛び上がって琴子の首に手を回す。それに照れたように笑う琴子もめちゃくちゃかわいい。俺は思わず右手を握り締めてガッツポーズを作った。これでクリスマス・イブの予定は決まり！どうにかいい雰囲気を作って、取って置きのかっこいい台詞を吐いて琴子の気持ちを掴む！クリスマス・イブまであと6日。俺の期待はどんどん膨らんでいった。</p><br><br><p>------------------------------------------------------------------------------------</p><p>05:ひー難しかったー。何も考えてなさそうなやつの一人称って難しいですね。考えるより先にぱっぱと動くので説明不足になりがち……。ちゃんと内容伝わりましたでしょうか（心配）　口では琴子ちゃんといいながらも心の中ではちゃっかり呼び捨てにしている武士がちょっと愛しい。書きにくいけどね！<br></p><br>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10017140424.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Sep 2006 13:24:52 +0900</pubDate>
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<title>05：瞬殺文句でキメてやる1 (武士)</title>
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<![CDATA[ <p>　ジングルベールジングルベールすっずがー鳴るー♪<br>朝飯を買いに入ったコンビニでかかっているにぎやかなクリスマスソングに俺ははっとした。クリスマス。そうもうすぐクリスマスだ。恋愛三大イベントのひとつといっても過言ではないクリスマス。それを琴子と過ごさずして誰と過ごせばいいのだ。朝食用のパンを掴みながら俺の目は闘志に燃える。確かに琴子は俺に冷たい。はっきり言って付き合うのは絶望的なくらいだ。でも、恋愛に不器用な女の子なんてみんなそんなものだろう。今は冷たくったっていつか恥らいながらお弁当を差し出してくれる日が来るに違いない！その日に早く近づくためにもクリスマスは外せない。二人きりとは行かないまでもどうにか琴子と一緒のクリスマスを過ごせないか……。とたんにひとりのクラスメイトの顔が思い浮かんで俺はにんまり笑った。</p><p>　「なあ八雲。もうすぐクリスマスだよな」<br>登校して八雲の顔を見つけるなり俺はそう声をかけた。八雲は一瞬たじろいで一歩後ろに下がってから体勢を戻して<br>「なんだよ急に」<br>と不機嫌そうに言った。<br>「クリスマスといったらわかってるだろー。琴子ちゃんを誘ってパーティーできないかと思ってさ。もちろん八雲もきていいし、琴子ちゃんが女の子１人で寂しいなら渚を呼んだっていい。どう思う？」<br>「どう思うったって、場所は？どうするんだよ」<br>「俺んちでやればいいよ。うちの親クリスマス・イブには毎年二人でデートしに行くから遅くまで帰ってこないし、俺兄弟いないし。スーパーとかで食べるもの買ってきてさ、楽しそうじゃん？」<br>八雲の肩に手を置いてにっと笑うと八雲はしばらくだまって俯いていたが、やがてしょうがないなあというように首を振った。こうなればしめたもの。八雲は押しに弱いのだ。<br>「しょうがないな。琴子が来たら話してみるよ……」<br>「よっしゃ！じゃあ、俺渚にも話しとく。いいよな？」<br>八雲がうなづくのを確認もしないで俺はすでに席についている渚のほうへ走り寄った。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10017100788.html</link>
<pubDate>Sat, 16 Sep 2006 12:31:18 +0900</pubDate>
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<title>04：ごくノーマルな恋患い2 (八雲)</title>
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<![CDATA[ <p>　琴子の家の玄関を出ると冷たい風が容赦なく肌を刺した。外の寒さはきつかったがこのまままっすぐ家に帰るつもりにはなれなかった。恋をすると女は綺麗になるって言うけど、それは本当なんだと思う。川嶋の話をしている琴子はいつもよりもずっと生き生きしている。悔しいくらいに。琴子は気づいていないけど、ずっと琴子が好きだった。ほかの女の子とは違う接し方も、すっと鼻筋が通ったシャープな輪郭も、意外と長いまつげも高い背も、好きなところを数えたらきりがないくらいだ。それでも気持ちを伝えることはできないでいる。琴子が男を好きにならないことも、川嶋に恋してる今が最高にしあわせだってことも頭ではわかっている。それでも琴子を思う気持ちは変わらない。傍にいれば触れたくなるし、かといって会わないのは寂しい。琴子が川嶋に恋をしはじめて俺と話す機会が増えたのはちょっとうれしいけど、それもいつまで続くかわからない。そう思うと心がすうっと冷たくなる。琴子を川嶋に取られたくない。琴子には嫌われたくない。相反する二つの思いをどうしていいのか今の俺にはわからなかった。<br>「ただいまー」<br>「あ、おかえりーコート脱いでらっしゃい。もうすぐご飯よー」<br>「うん」<br>玄関で積もってしまった雪を払う。<br>「あら、だいぶ降ってきたのねぇ」<br>落とされた雪の多さに母さんが目を丸くする。<br>「まあね」<br>まさか外でぼんやりしていたなんていえずあいまいに返事をして二階に上がる。冷えた自室の電気をつけ開けっ放しのカーテンを閉めるとき窓越しに琴子の部屋のカーテンの隙間から明かりが漏れているのが見えた。俺はひとつ息を吐いてカーテンを閉めた。</p><br><br><p>------------------------------------------------------------------------------------------</p><p>04:急に展開がシリアスになってしまいました；八雲クンは一途なんですね。そして心の声が多いですね（笑）ちなみに川嶋とは渚の苗字です。渚に統一しようかとも思いましたがなんだか不自然なのでやめました。次回はまたおばかなノリに戻りますよー。<br></p><br><br><br><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10017062195.html</link>
<pubDate>Fri, 15 Sep 2006 12:58:23 +0900</pubDate>
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<title>04：ごくノーマルな恋患い1 (八雲)</title>
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<![CDATA[ <p>　「それで、一緒に駅のホームで肉まん食べて帰ってきたんだ」<br>いいでしょ～！と笑いながら琴子は俺の鼻先に指を突きつける。とろけるような笑顔はまるで恋する乙女。男勝りの琴子がこんな顔をして見せるなんていったい誰が予測しただろうか。その相手が女だってことが琴子らしいといえばらしいけど。<br>「で、俺は何で呼ばれたんだ？」<br>そう、ここは琴子の部屋だ。放課後琴子が世にも恐ろしい笑みを浮かべて「今日、６時以降に私のうちに寄りなさい」なんて言ったからわざわざ琴子の家までやってきたというわけ。といっても家が隣だから大した手間ではないし今でも頻繁に行き来していて親同士も心得たものだから心配ない。問題は呼び出された理由だ。やっかいなことじゃなきゃいいけど……。<br>「あ、それね。武士のことなんだけど」<br>うっ。やっぱり。<br>「先週八雲が紹介してくれたときは友達になりたいって言ってたよね。でもそのわりにはやけに色目使ってると思うんだけど、八雲何か知ってる？」<br>そういわれて内心ぎくりとする。琴子は小さい頃からボーイッシュな魅力があって男からは人気があった。そのわりに男とばかり遊んでいたから中学生くらいになると言い寄られることも多かったらしい。だからなのか、高校生になるころには男に恋愛感情を向けられるのをことさら嫌がるようになったし、恋愛感情に敏感になっているようだ。まずい。非常にまずい。武士の手前ここは黙っておいたほうがいいんだろうな。<br>「そうかな？武士って誰にでもあんなだよ。明るいって言うか軽いって言うか」<br>「そうなんだ……。ならいいんだけど。悪いやつじゃないしさ」<br>ぶすっとしたままで眉根にしわを寄せて腕組みする琴子。<br>「でも、渚を呼び捨てするのは許せなーい。武士ってそんなに渚と仲いいの？」<br>「なんでも同じ中学だったらしいよ。一年の時のクラスも同じだって言ってたかな」<br>「ええ！ずるい」<br>琴子は右手を振り上げて叫ぶ。普段は年の割りに大人びているように見える琴子の子供っぽいところを見られるのは幼馴染の特権だろう。<br>「でもそれじゃしかたないなあ。私と八雲みたいなもんだよね｣<br>それもちょっと違うと思うが俺はあえて黙っておいた。<br>「じゃあ、そろそろ俺は帰るよ。もうすぐ夕飯だし、母さんが呼びに来る前に帰らないと｣<br>そういって立ち上がると「玄関まで送るよ」といつもどおり琴子がいった。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10017020910.html</link>
<pubDate>Thu, 14 Sep 2006 12:37:16 +0900</pubDate>
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<title>「うそとあぶく」様のリンク切れについて</title>
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<![CDATA[ <p>10/13の23時頃お題をお借りしている「うそとあぶく」さまのリンクが切れてしまっていることに気が付きました。</p><p>閉鎖されてしまわれたのか、移転されたのか詳しいことはわかりません。</p><p>もしかしたら復帰なされるかもしれませんので1ヶ月ほどリンクしたまま様子を見ることにいたします。</p><br><p>借りているお題について「うそとあぶく」のＡＭＯ様による指示があったのかどうかも私は見逃してしまい詳しいことを知りません。</p><p>お題は引き続き使わせていただこうと思っていますが、お題使用に問題があるようでしたらどの記事へでもかまいませんのでコメントより広葉まで知らせていただけるとありがたいです。</p><p> またお題の著作権は「うそとあぶく」のＡＭＯ様に帰属すると考えますので、私のサイトから持っておいきにならないようにご注意ください。</p><br><br><br>
]]>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10017010513.html</link>
<pubDate>Thu, 14 Sep 2006 01:16:37 +0900</pubDate>
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<title>03：罪なアイツを狙い撃ち BAN！2　(琴子)</title>
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<![CDATA[ <p>　「うわぁ。さっむーい」<br>吹き付ける雪交じりの北風に渚の口元がマフラーの中に沈む。私も首をすくめながらコートのポケットに手をねじ込んだ。<br>「どっかあったかいとこ寄っていこうか」<br>「うん。いいねいいね」<br>「じゃあ、駅前のコンビニかな。それでいい？」<br>「オッケー！」<br>渚は隣町から電車で高校に通っている。学校から駅までは歩いて20分ほどの距離だ。私の家は駅と学校の間。なんておあつらえ向きなんだろう。<br>住宅街を駅に向かって歩く間、渚が楽しそうに身振りを交えて今日あったことを話してくれる。たわいない話も渚の口から語られると特別なもののような気がするから不思議だ。<br>｢んでね、そのときの田辺センセイったらなかったよ。もーほんとおかしくって！｣<br>まさに鈴を転がすような声で笑う渚に自然と顔がほころぶ。渚といる時間はいつもあっという間に過ぎていくらあっても足りない。もっと渚を知りたいと思えば思うほど足りなくなっていく時間がもどかしかった。<br>「あ、もうコンビニついちゃう。ごめんね私ばっかり話しちゃって」<br>「ぜんぜんいいよ。渚の話面白いもん」<br>「ありがとう。なんだか琴子といるとおしゃべりになっちゃう。一緒にいると駅まであっという間だね」<br>くったくのない言葉に私は赤面する。同じことを感じてくれてる。渚が、私に。なんて幸せものなんだろう私。<br>「暖まったら肉まん食べよ。おごったげる」<br>「いいの？じゃあ、お言葉に甘えて。今度は私がおごるね」<br>弾む心臓をなだめながら私はコンビニの扉を押し開けた。</p><br><br><p>---------------------------------------------------------------------------------------------</p><p>03:琴子の渚への感情は異性へのものですが、渚の琴子への感情は純粋に同性へのものです。だから琴子は渚に触れるだけでどっきどきなのに、渚は簡単に抱きついたりしちゃいます。高校くらいのときって何故かみんな抱きつき魔ですよね。･･････アレ？私の周りだけ？<br></p><br><br>
]]>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10016976981.html</link>
<pubDate>Wed, 13 Sep 2006 11:35:11 +0900</pubDate>
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<title>03:　罪なアイツを狙い撃ち BAN！1 (琴子)</title>
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<![CDATA[ <p> 初めて渚に出会ってからもう3週間。12月も最初の週が終わり季節はすっかり冬になった。不信感を与えない程度に頻繁に4組に通ったおかげで渚とはすっかり友達になれたと思う。なんと今日は一緒に帰る約束まで取り付けている！われながらナイスだ。<br>渚は掃除当番だといっていたので帰る準備をして掃除が終わるまでおとなしく4組の廊下の付近で待っていた。と、廊下の向こう側から見慣れた人影が歩いてくる。八雲ーと声をかけようとして思わず固まる。なぜって八雲と連れ立っているのはあろうことか麗しの渚だったのだ。しかも、楽しそう。<br>「あ、琴子ー」<br>渚が手を振ってくれるが私の頭の中には？マークが乱れ飛んでいた。あんまり変な顔をしていたのだろう。八雲が察して眉をひそめながら<br>「掃除当番が一緒なんだよ」<br>と言った。<br>「そうそう。俺もだよん」<br>後ろから武士までにゅっと顔を出す。<br>「え？そうだったの！？」<br>くそぉずるい！と心の中でうなっていると<br>「うん。川嶋渚、桐生武士、小泉八雲って順番に並んでるんだよ」<br>と渚が可愛らしく指し示しながら教えてくれた。<br>「そうなんだあー。いいなあ。私渚と一緒なら毎日掃除当番でもいいかも」<br>「あはは。琴子って変わってるー」<br>渚は私の軽口にくすくす笑うと「すぐ用意するからまっててねー」という言葉を残して教室に入っていった。その後姿を堪能する暇もなく無粋な長身が視界をさえぎった。<br>「琴子ちゃん渚と帰るの？」<br>武士が渚を呼び捨てで呼ぶことに少しむっとしながらも<br>「うんそう」<br>割と冷静に返せたと思う。<br>「そっかー。今度は俺と一緒に帰ろうね」<br>ウインクでもするんじゃないかというくらい陽気にそういうと武士は手を振りながら教室に入っていく。もちろん振り返してなんかやらない。<br>「……じゃあ、俺もこれで」<br>言いながらそそくさと教室に入っていこうとする八雲の左腕を無言で掴むと、ぎくりとその肩が震えた。<br>「今日、６時以降に私のうちに寄りなさい」<br>できるだけの笑顔で言ったつもりだったが、八雲の浮かべた表情を見る限り邪悪なオーラを隠すことはできなかったようだ。<br>「琴子、お待たせー」<br>その声にはじかれるようにして八雲の腕を放して微笑む。<br>「早かったね渚。急がなくてもよかったのに」<br>「ううん。急いでないよ。コート着るから、もうちょっと待っててね」<br>ポンポンの付いたゴムで結ばれたツインテールがぴょんぴょんと揺れる。……可愛い。思わず見とれてから八雲の方へ目を戻すと、もう逃げられた後だった。まあ、いいか。今日は渚と帰れるんだから。<br>「行こう、琴子！」<br>不意に後ろから右腕に抱きつかれて心臓が跳ね上がる。15ｃｍほどの伸長差のために渚の柔らかな髪がさわさわと頬をくすぐるとそれだけで鼓動はさらに大きくなる。<br>「うん。行くよ、渚」<br>高鳴る鼓動をごまかすように私は威勢よくそう答えた。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10016938647.html</link>
<pubDate>Tue, 12 Sep 2006 13:08:12 +0900</pubDate>
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<title>02：恋頃ボーイズ大騒ぎ2　(八雲)</title>
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<![CDATA[ <p>　結局授業にはほとんど集中出来ず、武士になんて返事すればいいかもわからないまま気疲れだけして休み時間になってしまった。授業が終わると見計らっていたように琴子が教室に滑り込んできた。<br>「八雲、辞書ありがと」<br>ぽんと辞書を俺の机の上において自分はさっさと渚の机に向かう。いつも何を話しているのか知らないがよく話題が尽きないものだ。ぼんやりそんなことを思っていると武士が机の前に回りこんできた。<br>「な、な。いいだろ。紹介してくれよー」<br>「そうはいってもな…………そうっ！あいつガード固いから俺から言ってもすぐ付き合うとかそういうのは……」<br>そういうと武士はなんだか変な顔をした。<br>「八雲、なんか俺のこと勘違いしてるでしょ」<br>「へ？」<br>武士は大げさな身振りであーあと肩をすくめた。<br>「嫌だねえ。八雲クン。俺がそんなに狼なヤツに見える？もちろんお友達から、でいいの。八雲には俺があの子と仲良くなるきっかけを作って欲しいだけ。何も告白代行してくれって言ってるわけじゃないんだぜ？」<br>あ、そりゃそうか……。<br>「はあ。なんだ。びっくりした。一目ぼれとか言うから、俺どうしようかと思ってちょっと悩んじゃったじゃんか」<br>へなへなと力なく机にへたり込む俺に武士は「じゃ、いいよな」と追い討ちをかける。まあ、友達くらいなら琴子も怒らないだろう。もともと女より男の友達を好むたちだし。4組に俺以外の友達ができてかえって喜ぶかもしれない。<br>「うん。じゃあ、今度あいつに会ったときそれとなく話しとく。だめでも文句言うなよな」<br>「マジで！ありがとうー！お前はいいやつだナイスナイス」<br>武士はよくわからないことを言いながらバシバシ俺の肩を叩いた。<br>「いてて、痛いって」<br>「いやー、それにしてもかわいいよなあ。名前なんていうの？」<br>「……琴子だよ」<br>「琴子！名前もかわいいじゃん」<br>渚と話し込む琴子の楽しそうな後姿を見ながらかわいいを連発する武士をジト目で見ながら俺は完全に脱力してもう一度机にへたり込んだ。<br></p><br><p>-------------------------------------------------------------------------------------------------</p><br><p>02:この回で主要メンバーそろいました。思いのほか男子どもが書きやすく一安心です。タイトルが恋頃ボーイズなのに大騒ぎしてるのが武士だけじゃないか！と思った方安心してください。琴子も大騒ぎしてます。琴子はボーイじゃないという突っ込みは聞こえません（アーアーアー。<br></p>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10016897522.html</link>
<pubDate>Mon, 11 Sep 2006 13:44:47 +0900</pubDate>
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<title>02：恋頃ボーイズ大騒ぎ1 (八雲)</title>
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<![CDATA[ <br><p>　「八雲ーおはよー英語の辞書貸して」<br>今日も俺の幼馴染、琴子は無駄に足しげく4組に通っている。英語の辞書くらい学校におきっぱなしにしているくせにわざわざ借りに来る。お目当ては<br>「あ、渚！おはよ！」<br>そう。川嶋渚だ。琴子は俺に挨拶するときの10倍はうれしそうな顔をする。<br>「おはよう。琴子」<br>お手振りつきで挨拶を返されてもう琴子は飛び上がらんばかりに喜んでいる。もちろん他人から見ればそこまで大喜びしているようには見えないだろうが、俺にはちゃんとわかる。17年幼馴染をやってるんだから当たり前といえばそうなのだが。<br>「ほら、琴子辞書。もうすぐ１限始まるんだからな。さっさと帰れ」<br>俺の言葉に琴子はあからさまにむっとして<br>「ちょっと。協力してくれるっていったじゃない」<br>と小声でささやいた。<br>「してるだろ？時間は時間だ。文句はホームルームを長引かせた担任に言ってくれ」<br>そのとき本鈴が鳴り琴子は慌てて駆けていった。<br>まったく。こんなことがもう2週間続いている。自分が琴子がレズビアンであることをカミングアウトされている数少ない理解者であるおかげでまんまと利用されているわけだ。悪い気分ではなかったがよい気分でもなかった。<br>「なあなあ。八雲」<br>「ん？」<br>不意に声をかけられてその方向を見ると斜め後ろの席の武士がこちらに顔を近づけていた。<br>「なんだよ。武士」<br>「なあ、さっきの子、最近よく来るよな。友達？」<br>「……腐れ縁」<br>眉間にしわを寄せたのがばれたのか武士が首をひねる。<br>「腐れ縁？まあ、どっちにしてもさ、友達なんだろ？俺のこと、紹介してくんない？」<br>「……え？」<br>「だってあの子めっちゃかわいいじゃん。一目ぼれって感じ？」<br>「……ひ、一目ぼれ！？」<br>「ちょっ声がでかいって」<br>思わず素っ頓狂な声を出してしまったが、幸いあまり響かなかったようだ。にしても、一目ぼれって……まったくどいつもこいつも！<br>「だめか？頼むって」<br>両手を合わせて拝み倒されるがコレばっかりは返事ができない。だって琴子の気持ちは渚に向いてるんだし、大体琴子は……<br>がらがら。無情な音を立てて教師が教室に入ってきた。俺は口パクで武士に「あとで」と告げて号令にあわせて立ち上がった。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/satoutosio/entry-10016855491.html</link>
<pubDate>Sun, 10 Sep 2006 12:34:32 +0900</pubDate>
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