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<title>sayaのブログ</title>
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<title>7年間</title>
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<![CDATA[ <p>喪主様は　故人様と一緒に到着されました</p><p>館内に入り　上を見上げると</p><p>式場の入口には　故人様の　たくさんのスナップ写真</p><p>それを見つけるなり　階段を上がりました</p><br><p>「あら　こんな顔してる写真初めて見たわ」</p><p>そう言いながら　何枚もの写真を　順番に見つめていました</p><br><p>式場に入ると　いつものかしこまった顔の故人様の遺影写真</p><p>祭壇に近づきながら　私は喪主様に　話しかけました</p><p>「何が　あったんですか？・・・」</p><p>「え？」</p><p>と　喪主様の表情が変わりました</p><p>「昨日の朝　いつものように　除雪をし　昼からは２人で温泉に行き</p><p>主人の大好きなラーメンを２人で食べ</p><p>夕方には家に戻り　夜寝ていると　急に起こされ</p><p>心臓が痛いから　救急車を　呼んでくれ　と言われ・・・</p><p>救急車に乗って　病院に着く前に・・・・・間に合いませんでした」</p><p>喪主様は泣きながら　そう教えてくれました</p><br><p>我慢していたんですが　私も涙が止まりませんでした</p><br><p>故人様は　私と同じ会社に勤めていました　バスの運転手でした</p><p>いつものように朝　おはよう　から始まり　帰りは　また明日ねーと　手を振る</p><p>とても楽しい方でした　お話好きな方で　その人がいると　その場がとても明るくなりました</p><br><p>「大変　お世話になりました　感謝しています</p><p>毎日のように　バスに乗せていただいていました</p><p>信じられなくて・・・・」</p><p>涙が止まらず　言葉にならない</p><br><p>喪主様はたくさん　色んな話を　してくれました</p><p>ご家族も　ご親族様も　紹介してくれました</p><p>故人様が１番かわいがった　お孫様も紹介してくれました</p><br><p>娘様達に</p><p>「会社での父は　どんな人間だったんですか？」と聞かれ</p><p>お答えしながらも　また涙</p><p>棺を開け　顔を見る自信がありませんでした</p><br><p>お式の時間が近づくと　お知り合いの方々がたくさん来て</p><p>お話する度に　涙を流していた喪主様でした</p><br><p>告別の朝　娘様達に頼まれ</p><p>故人様の　バスを見に　喪主様も連れて　車庫へ</p><p>娘様達は　バスに乗り　バスの写真を撮り</p><p>そんな中　喪主様は　涙を流しながら　バスを見つめるだけ</p><p>「乗ってみませんか？」</p><p>私が　声をかけても　娘様達に言われても　首を横に振り　見つめるだけで精一杯だった喪主様</p><p>その　故人様のバスで　火葬場へ　</p><p>バスに棺を乗せ　来てくれた方に　挨拶も終わり　親族皆様がバスに乗るときに</p><p>喪主様は　失神されてしまいました</p><p>数分後には　意識が戻りましたが</p><p>見ているのも辛かったです</p><br><p>私にとって　７年間務めた　最後の葬儀の仕事が</p><p>同じ会社のバスの運転手さんになってしまいました</p><br><p>死に　いつも直面している</p><p>毎日　死を見つめていると　嫌でも思い知る</p><p>人生は　一瞬一瞬が猶予の時間</p><p>大事な人ができたとしても　そのうち期限が来れば失ってしまう</p><p>失う経験を　できるだけ遠ざけたい</p><p>生きれている事　大切な人が　生きていてくれる事</p><p>後悔しない程に　それを大事にしなきゃいけない</p><p>それだけは　見失わないように　生きていきたいです</p><br><p>読んで下さってありがとうございます</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayararachan/entry-11758840258.html</link>
<pubDate>Mon, 27 Jan 2014 10:26:46 +0900</pubDate>
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<title>エンバーミング</title>
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<![CDATA[ <p>朝６時</p><p>いつものように出勤し</p><p>いつものように担当の式場へ</p><br><p>式の準備を始めようと　扉を開ける</p><br><p>涙顔の喪主様が　必至で耐えながら</p><p>祭壇の前を　右から左へ歩き</p><p>そしてまた　左から右へ</p><br><p>そんな姿に気づいた　喪主様のお婆様</p><br><p>何度も何度も　喪主様を呼ばれてましたが</p><p>泣いている姿を見せたくなかったようで</p><p>また　右から左へ</p><br><p>故人様は６０代女性</p><p>喪主様は　娘様</p><p>ずっと２人で暮らしてきたそうで</p><p>この日が来ることを　必至で　避けてきた喪主様</p><br><p>故人様が亡くなったのは　もう１０日程も前でした</p><p>７年間も　この仕事をして　初めての言葉でした</p><p>エンバーミング</p><p>ご遺体の　血液を全て抜き</p><p>防腐剤を　ご遺体に入れると言う処置です</p><p>１０日程は　腐敗せずにいれるんです</p><p>顔色も良く　臭いもなく　綺麗な故人様でした</p><p>とても　高額な処置の為か　</p><p>エンバーミングされる方は　少ないと思います</p><br><p>それでも　エンバーミング選んだ喪主様の気持ちは</p><p>嫌になるくらい　伝わってます</p><p>祭壇の前を歩き続けた　喪主様の姿を　今でも思い出します</p><p>とても　話しかけられなかった</p><p>このまま　一緒にいれる時間を　邪魔しないように</p><p>できる限り喪主様に時間を　あげていたかったです</p><br><p>もしも　永遠に　そのままの姿を残せるのであれば</p><p>それを　選んでしまうかもしれない</p><p>と言うよりも　私もそうしたい</p><p>寂しがっていないかな</p><p>震えていないかな</p><p>毎日毎日　何度も呼んでしまいます</p><p>自分を責め　会いたいと　泣き　あの日をやり直したいと　願い</p><p>でも　それが　故人を　苦しめる事だと　聞きました</p><p>進まなきゃ</p><p>自分を許さなきゃ</p><p>いつか会いに行ける　姉の所へ</p>
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<link>https://ameblo.jp/sayararachan/entry-11602351148.html</link>
<pubDate>Thu, 29 Aug 2013 15:23:19 +0900</pubDate>
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<title>若すぎる経験</title>
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<![CDATA[ <p>姉の４７歳の誕生日が過ぎました</p><p>毎年のように　おめでとうメールを送ろうかと　携帯を見つめてた</p><p>「嬉しくないよ！　でも　ありがとう」と</p><p>また　メール返って来るかな</p><br><p>虫の知らせ　って言葉がありますよね</p><p>それに気づかなかった私</p><p>まさか　こんな事になるなんて思わなかった私</p><p>最後の最後まで　姉に恩返しできなかった</p><p>愚かな私</p><p>今　生きていて　何ができるだろうと　思う</p><p>誰かに　何かできているかな</p><p>誰かの命を救いたい</p><p>そう思うようになりました</p><br><br><br><p>お会いする前から　聞いていました</p><p>喪主様は２０歳男性</p><p>故人様は　５０歳女性　喪主様のお母様</p><p>周りがとてもピリピリしてるから　気をつけてあげて　との注意事項でした</p><br><p>喪主様は　お風呂場で　亡くなっていたそうです</p><p>突然死でした</p><br><p>皆様が到着し</p><p>いろんな説明やら　進行の打合せやらでの　そんな合間に</p><p>喪主様は　私に</p><p>「家族葬ってなんですか？」</p><p>２０歳男性には　無縁の言葉だったんでしょうね</p><br><p>喪主様は３人兄弟</p><p>お姉様が　２人います</p><p>長女様は　少々障害のある方でした</p><p>葬儀という　初めての色んな　状況に</p><p>たった１人で　受け止めてた　喪主様</p><p>表情を変える暇もなく　来る方達に　一生懸命挨拶をされてました</p><p>通夜が始まり　お経が始まった頃に</p><p>仕事帰り姿の　喪主様の　お友達が何人か　お参りに来られました</p><br><p>お式が終わり　お参りに来てくれた方々を　お見送りのため</p><p>入口前に　３兄弟　並んでいただきました</p><p>故人様のお友達や　会社の方々に　励まされ</p><p>何度も何度も　頭を下げてた　喪主様</p><p>最後に　喪主様のお友達やら　先輩が　</p><p>お友達は　何も言わずに喪主様の肩をたたいた</p><p>その瞬間　我慢して頑張っていた喪主様が</p><p>涙で崩れていった</p><p>肩を抱き合い　お友達も　泣いていました</p><br><p>一緒に泣いてくれる　お友達がいて良かった</p><br><p>しっかりしなきゃいけない　なんて</p><p>喪主　という立場の　喪章を　つけられたら　皆様　そう思うそうです</p><p>葬儀なんて忙しく時間が過ぎてしまい</p><p>涙を流す暇も　あげれてない事に</p><p>気づかされました</p><br><p>兄弟３人で　笑えたりする時間ができていたらな　と</p><p>思っています</p>
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<pubDate>Tue, 02 Jul 2013 10:54:57 +0900</pubDate>
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<title>女の子</title>
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<![CDATA[ <p>月に　５０件程の　葬儀をします</p><p>休む暇なく　次から次へと　担当する　毎日</p><br><p>自ら人生を終わらせた　葬儀が続いた日がありました</p><p>それも　どの葬儀も　６０代女性　</p><br><p>小学１年生の女の子</p><p>旅行気分で　会館中　走り回ってた</p><p>久々に会う　親族に　笑顔を振りまいて</p><p>楽しそうな笑顔を　何度も見ました</p><br><p>告別前の　打ち合わせで　告別の式中で　お手紙を読むと　聞かされました</p><p>その女の子でした</p><br><p>式が始まる前に　女の子に話しかけました</p><p>「お手紙を読む時に　私が迎えに行くから　一緒に前に出ようね」</p><p>「うん」</p><p>「マイク持っていくから　頑張って　お手紙読んでね」</p><p>「うん」</p><p>少し緊張した顔でした</p><br><p>お経が始まり１５分程で　お寺様の合図</p><p>「弔辞をどうぞ」</p><br><p>マイクを先に　置きに行き　すぐ　女の子を迎えに行った</p><p>全然平気な顔して　立ち上がり　マイクまで　歩く</p><p>紙を　ひろげ　読み始める</p><p>「私は　おばあちゃんが大好きです</p><p>　もっと　たくさん遊びたかった　もっとたくさん一緒にいたかった」</p><p>そこまで読むと　女の子は泣き出してしまい　それ以上読めなかった</p><br><p>見ていられなくって　すぐ　そばに行き</p><p>「頑張ったね　無理しなくていいんだよ　イスに戻ろうか」</p><br><p>席に戻っても　涙の止まらない女の子</p><br><p>故人様には　見えているんでしょうか</p><p>後悔で　苦しんでいるんではないかと</p><p>たった１人の　こんなかわいいお孫様　泣かせてしまうなんて</p><br><p>もしも　生まれ変われるんだったとしたら</p><p>もう２度と　同じ事を繰り返さないで欲しいです</p><br><br><p>そんな毎日で　小学５年になる　娘の　作文を　見つけた</p><p>：私のお母さん：</p><p>私のお母さんは　仕事が忙しくて　家にいる事がありません</p><p>話したい事　たくさんあるのに　もっと遊んで欲しいのに</p><p>家に帰りたいのに　いつもおばあちゃん家ばかりです</p><p>そんなお母さんを　嫌いになりそうです</p><p>友達の家が　羨ましいです</p><br><br><p>生きてるくせに　自分は何も　できてない</p><p>忙しさに　甘えすぎていたんだと</p><p>もっと　努力しなきゃ　</p><p>生きているうちに</p>
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<link>https://ameblo.jp/sayararachan/entry-11526972887.html</link>
<pubDate>Thu, 09 May 2013 09:38:46 +0900</pubDate>
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<title>最後だとわかっていたなら</title>
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<![CDATA[ <p>もしも　もしも　</p><p>先が見えたとしたのなら</p><p>救えた　命があっただろうな</p><p>誰かの為に　何か　力になれてるのかと　毎日思う</p><p>姉が　そばにいたら　何て　言うかな</p><br><p>最後に会話してから　２４時間以上経って　やっと　会えた姉</p><p>警察署の車庫の端っこで　緑のビニールのチャックを　開けると</p><p>裸の　姉がいた</p><p>こんな現実　意味がわからない</p><p>その全ての光景が　今でも　苦しく残ってる</p><br><br><br><p>警察署からまっすぐ　会館に到着された故人様とご親族</p><p>故人様のお母様は　ロビーで　泣き叫びながら　誰かと電話で　事情を説明されてました</p><p>その横には　頭を抱えたまま　うつむいている　故人のお兄様</p><br><p>故人様　３５歳男性　自ら命を　終わらせました</p><br><p>夜遅くに　故人様の会社の皆様がお見えになり</p><p>お顔を見るなり　「お前が責任を取る必要なんてなかったんだ」と泣き崩れた　</p><br><p>故人様は　新婚１年目</p><p>奥様とのアパートで　自ら命を絶ちました</p><p>遺書はなく　第一発見者は　奥様でした</p><p>故人様の会社で　大きなミスがあり　その責任を　取ったのではないかと</p><p>そんな話しを聞きました</p><br><p>次の日の通夜当日</p><p>昼ごろに　遺影写真を　祭壇に飾りました</p><p>笑顔の素敵な　お写真でした</p><p>写真ができた事を　お母様にお伝えすると</p><p>涙を流しながら　良い写真だわ　と　ずっと見つめていた　お母様</p><br><p>お通夜の時間が近づくと　親族様の数も増えていき</p><p>打ち合わせや　お伝えする事があったりで　何度も　喪主様の奥様を探すと</p><p>控室の入口に　座ってました</p><p>喪主様は　まだ２９歳</p><p>喪主様のご両親は　早くに他界されているらしく</p><p>４人姉妹の　末っ子の喪主様</p><br><p>何か伝えるたびに　喪主様は　お姉さま達に　すぐ相談されてました</p><br><p>あきらかに　故人様のご親族でいっぱいになった　控室には　入れない喪主様</p><p>ずっと　その入り口で　小さくなってる　喪主様</p><p>すごく心苦しい　時間でした</p><p>喪主様が　お姉さま達以外と会話してるのを見る事はなかったです</p><br><p>どんな時でも　表情を変えず　１度も涙を流さず　過ごした喪主様</p><p>「ここに来るまで　たくさん泣いたんです　最後くらい　しっかりしていたいんです」</p><p>と　話されてました</p><br><p>喪主様は　笑顔で　たくさん故人様のお顔をなでていました</p><p>ちいさな声で　何か　故人様に話しかけていました</p><br><p>喪主様が　きっと必死で　涙を我慢しているのに</p><p>そのすぐ　側にいる自分が　涙を流すわけにはいかない　と</p><p>苦しい　式でした</p><br><p>今　この瞬間が　目の前にいる大切な人との最後だとわかっていたなら</p><p>いつでも　できる　いつでも　伝えれる　なんて　勘違いしないで　すむのに</p><p>もしも　もしも　明日がなかったとしたら</p><p>今を　後悔してしまう</p><p>笑ってあげたり　大切な言葉伝えたりする　ほんの少しの時間を　どうしてつくらなかったのかと</p><p>明日でいいかな　と思うくらいなら　今日でもいいはず</p><p>だから今　大切な存在だと言うことを　伝えなきゃ</p>
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<link>https://ameblo.jp/sayararachan/entry-11503011070.html</link>
<pubDate>Mon, 01 Apr 2013 23:44:58 +0900</pubDate>
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<title>後悔</title>
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<![CDATA[ <p>人生なんてあっという間</p><p>終わりが突然来る事も　珍しくない</p><br><p>その覚悟をしておかなきゃ　と思いつつも</p><p>毎日の仕事の忙しさの繰り返しで　薄れてしまう</p><br><p>４０代後半男性</p><p>自宅で　何日も前に死亡していた</p><p>警察からまっすぐ会館へ到着</p><p>やっと連絡が取れた　親族からは　</p><p>「最低限の葬儀をやっておいて下さい」との事でした・・・</p><br><p>故人様は離婚しており</p><p>親族様　全てとは　絶縁状態だったそうです</p><br><p>お酒をやめれずに　飲んでは　暴れる毎日で</p><p>回りの人間全てを失った</p><br><p>遅くに　故人様の妹様が到着されました</p><br><p>親族様１人だけでの　小さなお式でした</p><br><p>心配していただけに　ほっとしました</p><p>たった１人でも　親族に　送ってもらえて良かったと</p><br><p>死んでしまってからでは　伝わらない事の方が　多いと思います</p><p>もしかしたら　謝りたかったかもしれない</p><p>誰かに感謝の気持ちを伝えたかったかもしれない</p><br><p>大切な物を　ちゃんと大切にする気持ち</p><p>忘れずに生きなきゃ　きっと　後悔しますよね</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayararachan/entry-11411582519.html</link>
<pubDate>Sat, 24 Nov 2012 00:35:02 +0900</pubDate>
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<title>１年</title>
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<![CDATA[ <p>満足な葬儀とは　どんなんだろうと　毎日悩む</p><p>担当を持つ立場に変わり　葬儀が終わった時に　</p><p>ご親族に　感謝しています　と言われた時には　ほっとする</p><br><p>何か力になれたような気になる　</p><br><p>９０代男性の故人様</p><p>喪主様は　奥様</p><br><p>最後に　棺をしめ　小窓を閉じるため　奥様をお近くに　お連れしようと声をかけた</p><p>「私はもういいの　もう　十分なの」と　笑顔で私に　言いました</p><p>後悔のないようにと　もう１度声をかけましたが</p><p>「大丈夫よ　もういいのよ」と　また笑顔で答えられました</p><br><p>自分の中では意外な事でした</p><p>落ち着いた笑顔に　満足できるほどの　２人の時間があったんだと　</p><p>そう思い　最後を全て　息子様　娘様に任せ　喪主様とその光景を一緒に見守りました</p><br><p>自分の思いばかりが正しいわけではない</p><p>人それぞれ　受け止め方が違う</p><p>そう気付いた　お言葉でした</p><br><p>先月　姉の１周忌でした</p><p>１年ぶりに　姉の家に行きました</p><p>懐かしい道のりでした</p><p>怖くて　逃げてた　この姉の家までの道を　１年ずっと避けてた</p><br><p>たくさん我慢しました　必死で我慢しました</p><p>すぐ隣には　子供たちが笑ってる</p><p>でもできなかった　</p><p>涙が止まらない</p><p>「もういいの　大丈夫よ　十分よ」と　私も笑顔になりたい</p><p>そんな年まで　一緒に生きていきたかった</p><br><p>どんな葬儀でも　落ち着いて　親族の気持ちを見つめなきゃいけない</p><p>気づいてあげなきゃいけない</p><br><p>１度は　もう無理だと　辞めようと思ったこの仕事</p><p>姉の大嫌いな葬儀屋の職業</p><p>姉が認める　葬儀屋になる</p><br><p>また言われたい</p><p>感謝しています　と　言われる努力しなきゃいけないですね</p>
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<link>https://ameblo.jp/sayararachan/entry-11407009884.html</link>
<pubDate>Sun, 18 Nov 2012 01:01:57 +0900</pubDate>
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<title>わかっていた日</title>
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<![CDATA[ <p>何よりも　急な別れが　１番の苦しみなのではないかと思っていた</p><p>自分が　姉を突然失った　悲しみ以上の苦しみなんてないと　思っていた</p><br><p>会館に到着した喪主様は　必死で涙を我慢しながら歩いていた</p><p>着くなりすぐに　お棺のそばの席に座ったまんま</p><p>お写真を見つめながら　ずっと泣いていた喪主様</p><p>開式よりも　とても早くから　喪主様のお友達が　何人か来ていました</p><p>お友達の顔を見るなり　また　涙・・・</p><p>故人様となった　奥様の事情を話しながら　止まらない涙</p><br><p>故人様　喪主様　６０代前半</p><p>故人様は　１年半も　白血病と戦って過ごしてきたそうです</p><br><p>どんな時でも　ずっと　１人　座って　お写真を見つめていました</p><p>通夜が始まっても　焼香をしながらも　ずっと涙</p><br><p>必死で必死に　涙を抑えようとしている　喪主様の姿が　辛かった</p><br><p>次の日の告別の日も　喪主様は　お棺のそばの席に座ったまんま</p><p>真っ赤な目で　お写真を見つめてた</p><br><p>告別のお経が終わり</p><p>棺ふたを開け　献花の時</p><p>ビールが大好きだった　奥様に　ビールで口元をぬらしてあげていた喪主様</p><p>「ずっと我慢してたもんなぁ　最後に飲めて良かったなぁ」</p><p>泣きながら　話しかけてる喪主様を　見ていられなかった</p><p>「痛かったろう　ごめんなぁ」</p><p>と　故人様をなでてあげていた喪主様</p><p>自分の涙も止められませんでした</p><br><p>火葬場でも　ロビーで１人　食事もとらずに　座っていた喪主様でした</p><br><p>会館に戻り　全てが終わり　お帰りになられる時</p><p>初めて喪主様と話しました</p><p>「たまたま　勧められた健康診断で　妻は　白血病だとわかって　先は長くないと　言われた時は</p><p>２人で頭抱え込んで　悩みましたよ</p><p>死ぬってわかるのは　辛いですね」</p><p>真っ赤な目で　喪主様は　私に　そう　話されました</p><p>何て言葉を返していいのか　わからなかった・・</p><br><p>ああだったら良かった・・こうだったら良かった・・・</p><p>どうして突然だったの・・・</p><p>なんて　ずっと立ち直ろうとしていない自分</p><p>姉が逝ってから　あと１０日で１年経ちます</p><p>姉のお骨と最後に会ってからは　もう１０カ月経ちます</p><p>１０日後に　姉のお骨に会えた時には　泣かずにいれるか自信がない</p><p>姉の子供達の前なのに　我慢できるか　自信がない・・・</p><br><p>子供達の為にも　しっかりしなきゃ　いけないですね</p>
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<pubDate>Sun, 14 Oct 2012 21:17:50 +0900</pubDate>
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<title>思い出のバス</title>
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<![CDATA[ <p>お棺とご一緒に到着された　喪主様は　４０代後半の女性でした</p><br><p>正面玄関に到着し　会館に入ると　目の前に大きな階段</p><p>私は　喪主様を　今日の会場と　控室へとご案内しようと　一緒に歩き始めた</p><p>上を　見上げると　今日の会場と　その入口には　故人様のお写真が飾ってある</p><br><p>階段の途中で　喪主様は　その写真に気付いた</p><br><p>私が後ろを振り返ると　階段の途中で　しゃがみこんで泣いている喪主様</p><p>何の声もかけれずに　立ちあがってくれる喪主様を　待った</p><p>なんとか　会場前まで　歩き　入口の写真を　涙流しながら　見ている喪主様</p><br><p>次々に到着する　ご親族様に　</p><p>「この写真　良い写真でしょう」と</p><p>嬉しそうに　写真の説明を　何度も何度もされてました</p><p>「旦那は海が好きでね　大好きな海で撮った　１番良い顔でね」</p><p>私はそばで　何度も　その話しを　聞いていました</p><br><p>故人様、喪主様　同じ年</p><p>結婚２年目　お互い再婚同士で　ご結婚されたそうで</p><p>こんなに優しい旦那様は　世の中にこの人だけだと　自慢されていた　喪主様</p><br><p>籍を入れて　まもなく　体の不調に気付き　すぐに　入院</p><p>そのまま　仕事に復帰もできず　この日を迎えたそうです</p><br><p>喪主様の子供を　とてもかわいがり　子供の友達も一緒に連れて　色んな場所へ行くほどの</p><p>日々だったそうです</p><p>式には　子供の同級生もたくさん来ていました</p><br><p>次の日の朝　喪主様は　落ち着きがなく　何度も何度も外を見に行ってました</p><p>会場前で待機していた私に</p><p>「今ね　バスが到着する予定なの　到着したら　私に知らせてください」と</p><p>私に言いました</p><p>会館にも　バスはあるんですが</p><p>故人様は　観光バスの運転手　喪主様は　バスガイドだったそうです</p><p>バスが到着し　喪主様に知らせに行ったら</p><p>「あのバス　主人のバスなの・・・」と私に伝え　</p><p>走って行かれました</p><br><p>バスに乗る前の　喪主様からの　ご挨拶では</p><p>「短い時間でしたが　こんなにも幸せな日々でした」と</p><p>最後の方は　涙で　言葉が　聞こえませんでした</p><br><p>故人様が長年運転してきた　バスで　</p><p>ご親族を乗せ　火葬場へ行かれました</p>
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<pubDate>Sat, 15 Sep 2012 12:15:09 +0900</pubDate>
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<title>お別れ</title>
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<![CDATA[ <p>お通夜開式数分前　お寺様が到着しました</p><p>会場前で　待機していた私に　お寺様は　お位牌を３つお渡しになりました</p><p>３つ？？？</p><p>３つあるお位牌は初めてで　驚きました</p><br><p>故人様は　今は多くなってきた　生前見積もりに来られた方でした</p><p>ご夫婦で　会館に来られ　奥様は余命宣告を　受けていて　もう時間がないとの事でした</p><p>「黄色が好きだから　祭壇の花は　黄色にして欲しい</p><p>私が入る棺は　黄色っぽい　この棺にするわ</p><p>プランはこれでいいわ・・・」</p><p>と　全てを　決めていたそうです</p><p>「お寺にも話しておいたんですが　位牌は３つ用意する予定なの</p><p>私の母の遺言で　お墓は　母と３姉妹で入る事になってるの」</p><br><p>そんな出来事を　お通夜前に　聞きました</p><p>１つ目のお位牌は　お棺と一緒に火葬</p><p>２つ目のお位牌は　お墓のある奥様の実家へ</p><p>３つ目のお位牌は　旦那様へ</p><br><p>「私たち夫婦は　死んだら離婚なのよ」って　笑ってお話していたそうです</p><br><p>全ての葬儀が終わり</p><p>お骨になった奥様を　奥様のご親族に　預け</p><p>旦那様は　お位牌だけを　持ち</p><p>別々の方向へ　帰って行かれました</p><p>旦那様の住む町と　奥様のお墓の町は　とても遠く</p><p>旦那様は　小さな仏壇を買い　たった１つ持って帰れた　お位牌を置きたいと話して行かれました</p><p>奥様を失い　お骨とも離れ</p><p>とても寂しそうな　後ろ姿でした</p><br><br>
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<pubDate>Sat, 04 Aug 2012 12:26:17 +0900</pubDate>
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