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<title>サヨナラゲーム</title>
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<description>あきらめたらそこで、サヨナラゲームだよ。</description>
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<title>sayonara012</title>
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<![CDATA[ <p>必要なものは、その辺からかっぱらう。</p><br><p>よく行くのはコンビニと、</p><p>街外れにある古くてホコリっぽい雑貨屋。</p><p>あとは、その辺の民家にも立ち寄って、勝手にものを食ったりする。</p><br><p>一応街には商店街もあるけど、店はほとんど閉まってるし、品揃えも悪いから、</p><p>ちょっと遠いけど雑貨屋に行く。</p><br><p>そこはいつ行っても薄暗くて、薄気味悪い。</p><p>店主のおやじも、白髪で、気持ち悪くて、しゃべってるところを見たこともない。</p><p>そんな店だけど、ただ、珍しいアクセサリーや、小物がたくさん置いてあって、</p><p>それらを見るのがちょっとおもしろい。</p><br><p>何ヶ月か前。</p><p>そこで見つけた、ブレスレットみたいなもの。</p><p>黒くて細いツタみたいなものでできてる、手首に巻くヤツだ。</p><p>ボクはそれがなんとなく気に入って、</p><p>数もちょうど２本あったから、</p><p>「おじさん、これもらってくわ」と言って、</p><p>２本もらった。</p><br><p>ボクと真弓は、最近それをつけている。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10034910767.html</link>
<pubDate>Mon, 28 May 2007 01:20:32 +0900</pubDate>
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<title>sayonara011</title>
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<![CDATA[ <p>クソつまらない授業を抜けて、</p><p>今日も真弓と帰った。</p><br><p>いつものようにつないだ手は、相変わらず冷たくて、</p><p>触れてるだけで、不安になった。</p><p>不安になって、怖くなって、</p><p>けど何故か、不思議と癒された。</p><br><br><br><p>公園のそばを通るとき、</p><p>一人の男が、道の真ん中でへばっていた。</p><p>ボクは、邪魔だから、蹴飛ばした。</p><p>「おい、おっさん。起きろよ。邪魔だよ」</p><p>「・・・・・う・・・・・ん・・・・・」</p><p>ガンガン蹴ってたけどまったく反応がなかったから、</p><p>ちょっと強めに蹴ってみた。</p><p>「邪魔だっつってんだよ」</p><p>ボコッと、低く、鈍い音。</p><p>そしてそれと同時に、手に感じた、握力。</p><p>「・・・・・・・真弓・・・？」</p><p>「・・・・・・・・・」</p><p>真弓はうつむいて、ボクの手を強く握った。</p><p>ボクはとりあえずもう一度男を蹴った・・・</p><p>するとまた同時に、真弓は手をギュッと握る。</p><p>「・・・・・・・・・どうした・・・？」</p><p>「・・・・・・・・・やめて・・・・」</p><p>「・・・・・・・・」</p><p>「・・・・・やめて・・・あげて・・・」</p><p>「・・・・・・・・」</p><br><p>ボクは、久しぶりに真弓の声を聴いた。</p><p>細くて、か弱くて、消え入りそうな声・・・</p><p>ボクは、真弓のそんなところも、好きだった。</p><p>けど、久しぶりに聴いたのがこんなときだったから、</p><p>少し、ヘンな気分だった。</p><br><p>「・・・・・・・行こう・・・」</p><p>「・・・・・・」</p><p>ボクらは男をよけて通った。</p><br><br><br><p>昼下がり。</p><p>空は、よく晴れている。</p><br><p>公園を過ぎれば、道には、人はほとんどいない。</p><p>雲も少ないから、上空の虫がよく見える。</p><br><p>「・・・今日は、虫が多いな・・・」</p><p>「・・・・・・・・・・」</p><br><p>真弓は、またボクの手をギュッと握った。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10034678220.html</link>
<pubDate>Fri, 25 May 2007 20:05:27 +0900</pubDate>
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<title>sayonara010</title>
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<![CDATA[ <p>授業中。</p><p>コータがボクのところにやってきた。</p><p>「ヒマだな。ゾンビ退治でも行こうぜ」</p><p>「・・・そうだな」</p><p>別に乗り気じゃなかったけど、</p><p>何もすることもないから、賛同した。</p><p>「たっくん、行こうぜ」</p><p>「・・・ん？・・・ああ」</p><p>ボクらは、学校の近くの公園に向かった。</p><br><p>公園にはいつも、生きてるか死んでるか分かんないような、</p><p>腐った男たちが転がっている。</p><p>ボクらはそいつらを、ゾンビと呼んでいた。</p><p>コータはさっそく、ベンチにうなだれていた一人の男に、声を掛けた。</p><p>「おっさん、ヒマそーだな」</p><p>「・・・・・」</p><p>答えるはずもない。</p><p>答える気力があったら、こんなとこでうなだれていない。</p><p>「オレらもヒマなんだ。遊んでくんないか？」</p><p>「・・・・・」</p><p>コータは男の頭を蹴った。</p><p>鈍い音がして、男はベンチの下に倒れた。</p><p>「・・・・・あ・・・・・ああ・・・・・」</p><p>「痛かった？ゴメンな～」</p><p>「・・・・・う・・・・・あ・・・う・・・・・」</p><p>「何言ってんだ？ちゃんとしゃべってくんなきゃ、聞こえねぇよ」</p><p>ボクも、男の腹を蹴る。</p><p>ボコッと鈍い音。</p><p>続いて、たっくんも蹴る・・・またコータが蹴る・・・。</p><br><p>しばらくみんなで小突いていたら、コータが一言。</p><p>「もういいか。そろそろ、キレたらヤバイし」</p><p>「そうだな」</p><p>「お～い、おっさん。ゴメンな。オレら、こんなことしかやることねーんだ」</p><p>「・・・・・・」</p><p>「またヒマなときは、相手してくれよ」</p><p>「・・・・・・」</p><p>男はもうしゃべらなくなっていた。</p><p>けど、死んではいない。</p><p>それぐらいの手加減はしている。</p><br><p>そのあともボクらは、ゾンビを蹴ったり殴ったりしながら、</p><p>公園やその周辺を回った。</p><br><p>コータとボクとたっくん・・・あとチッチは、</p><p>ヒマになったらこうして、ゾンビを小突いて、ヒマつぶしをしていた。</p><p>別にそれが楽しいわけじゃないし、</p><p>刺激的なわけでもない。</p><p>ただ、何もしないよりはマシという、</p><p>それぐらいのレベルだった。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10034581374.html</link>
<pubDate>Thu, 24 May 2007 20:22:07 +0900</pubDate>
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<title>sayonara009</title>
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<![CDATA[ <p>あれから真弓は、何もなかったように、普通に学校に来ている。</p><br><p>濁りのない黒い目は、あいかわらず何を考えてるかまったく分からないし、</p><p>実は、何も考えてないのかもしれない。</p><br><p>何一つ表情を変えない、黒い目・・・</p><p>笑っているようにも、</p><p>泣いているようにも見えた。</p><p>ボクが考えていることと、</p><p>常に、反対の感情を示しているように見えた。</p><br><br><br><p>一つだけ、気になることがあった。</p><p>『死の連鎖』の話。</p><br><p>「人は、命でつながっているように、</p><p>死でも、つながっている」</p><p>いつか、たっくんが言ってたことだ。</p><br><p>生きているものから命が生まれるように、</p><p>死んだものから、また死がつながっていく・・・。</p><br><p>・・・</p><p>ユウ・・・</p><p>チッチ・・・</p><p>マサヒロおじさん・・・</p><p>・・・</p><br><p>きっとその前から誰かが死んでいて、</p><p>これからも、誰かが死んでいく。</p><br><p>最近の流行だ。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10034377030.html</link>
<pubDate>Tue, 22 May 2007 18:56:45 +0900</pubDate>
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<title>sayonara008+</title>
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<![CDATA[ <p>それから、チッチは変わった。</p><br><p>温厚でやさしい目は、真っ黒に変わった。</p><p>口数は減り、何を聞いても、上の空。</p><p>さらに、ときどきなんの前触れもなく、発狂した・・・。</p><br><p>ユウの死から、１ヵ月後。</p><p>チッチは、同じ形で、屍となった。</p><br><p>ボクは、悲しくて、</p><p>泣くこともできなかった。</p><br><br><br><p>チッチは、ユウのことが好きだった。</p><p>青い髪が、</p><p>細い声が、好きだった。</p><p>それは、死さえ超えた、強く美しい感情だった。</p><br><p>ただ、そんなチッチも、</p><p>生きることだけは、超えられなかった。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10034199055.html</link>
<pubDate>Sun, 20 May 2007 20:16:37 +0900</pubDate>
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<title>sayonara008</title>
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<![CDATA[ <p>きっと、死ねばいいなんていう、単純な話じゃない。</p><p>もしそれが正解なら、ボクももう、とっくに死んでいる。</p><p>ニンゲンなんか、絶滅している。</p><br><br><br><p>ユウというコがいた。</p><p>青い髪の、物静かで、おとなしい女のコ。</p><p>チッチの、彼女だった。</p><br><p>ユウは、ずっと、死に方を探していた。</p><p>美しい死に方を探していた。</p><br><p>誰に告げたわけでもない。</p><p>ただ、なんとなく分かっていた。</p><p>吸い込まれるような黒い目をして、</p><p>もう、この世のものを見ようとはしていなかった。</p><br><p>ある日ユウは、校舎の屋上から飛び降りた。</p><p>空の青い、晴れの日だった。</p><br><p>校内に響く、鈍い、何かが落ちる音。</p><p>その後、静かに地面に広がる、赤い色・・・。</p><p>チッチは、赤く染まったユウの身体に触れながら、泣いていた。</p><br><p>ボクは、人が泣くのを、</p><p>その日、生まれて初めて見た。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10033663120.html</link>
<pubDate>Wed, 16 May 2007 16:06:08 +0900</pubDate>
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<title>sayonara007+</title>
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<![CDATA[ <p>屋上。</p><p>真弓は、フェンスの外側。</p><p>どこか遠くを見ながら、立ち尽くしていた。</p><br><p>「・・・真弓」</p><p>「・・・・・」</p><p>ゆっくり、ボクの方に振り返る。</p><p>風で、黒い髪がなびく。</p><p>美しい。</p><p>天使か、死神・・・確かに、そのどっちかだった。</p><br><p>一つ、聞いてみた。</p><p>「・・・死ぬのか？」</p><p>「・・・・・」</p><p>答えはない・・・</p><p>それは、聞く前から、分かっていた。</p><br><p>「・・・別に、止めたりしないから」</p><p>「・・・・・」</p><p>「ただ・・・最後にその手に、一度だけ触れておきたい」</p><p>「・・・・・」</p><p>「血であったかくなる前に、</p><p>その冷たい手に触れておきたいんだ」</p><p>「・・・・・」</p><br><p>ボクは、真弓のほうに歩いていく。</p><p>真弓は、フェンスに指をかけ、ボクはその指に触れる。</p><p>細い、糸のような指。</p><br><p>「分かんないなぁ」</p><p>「・・・・・」</p><p>「温度が、よく分かんない」</p><p>「・・・・・」</p><br><p>「ちょっと待っててな。そっち行くから」</p><br><p>ボクはフェンスによじ登り、外側に出た。</p><p>そして、待ってくれていた真弓の、手を握った。</p><p>「あー・・・やっぱり、冷たい」</p><p>「・・・・・」</p><p>フェンスの外は、風が気持ちいい。</p><p>乾いた空気が、気持ちいい。</p><p>もしかしたら真弓は、それを確かめに来てたのかもしれない。</p><br><p>ボクらは、その場に座った。</p><p>壁の外側・・・地上二十メートルの世界。</p><p>両足を宙に垂らすと、空に浮いているような気分になる。</p><br><p>「なんか、飛んでるみたいだな」</p><p>「・・・・・」</p><p>「逝きたかったら、もう、いつでもいいから」</p><p>「・・・・・」</p><p>「オレ、ここで見とくから」</p><p>「・・・・・」</p><br><p>そのまま、夕方になった。</p><p>ボクらは、夕日が美しいのを確認して、</p><p>ウチに帰った。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10033487615.html</link>
<pubDate>Tue, 15 May 2007 11:12:27 +0900</pubDate>
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<title>sayonara007</title>
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<![CDATA[ <p>クソほどつまらない学校に行った。</p><br><p>教室は、２時限目、多分数学の授業中だった。</p><p>なんの授業なのかはどうでもよかったけど、</p><p>ただ一つ・・・真弓の姿が見えなかった。</p><p>こんなことは、なかった。</p><br><p>「・・・・・真弓は・・・・・？」</p><p>近くに座っていたコンコンに聞く。</p><p>「・・・いや・・・・・わたしは・・・知らない」</p><p>「・・・どこいったんだよ・・・」</p><p>「・・・・・」</p><br><p>こんなことはなかった。</p><p>マジメに来ていた。</p><p>ボクにとって、学校イコール、真弓だった。</p><p>ほかにすることがなかっただけかもしれないけど、ボクが来たときは、いつも座っていた。</p><p>ボクを待っていたかのように、</p><p>教室の右隅に、いつも座っていた。</p><p>黙ってどこかに消えることなんて、なかった。</p><br><p>「・・・真弓は、どこいった？」</p><p>ボクは、たっくんに詰め寄る。</p><p>「・・・いや・・・分からない・・・」</p><p>ボクは、なんとなく・・・胸倉をつかんだ。</p><p>「どこいったかって聞いてるんだよ。</p><p>別に、今から教室にいるヤツ一人一人、頭割って聞いていってもいいんだ」</p><p>・・・うつむきながら、つぶやく。</p><p>「・・・・・多分・・・屋上に・・・上っていった」</p><p>ボクはたっくんの机を蹴り飛ばして、</p><p>屋上に向かった。</p><br>
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<pubDate>Mon, 14 May 2007 16:03:11 +0900</pubDate>
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<title>sayonara006</title>
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<![CDATA[ <p>マサヒロおじさんの死骸は、まだ、駅の近くに転がっている。</p><br><p>無人駅の小屋の中、</p><p>練炭の残骸とともに、くたびれた中年のおじさんが横たわる。</p><p>誰かに引っ張られたのか、小屋から半分身体が出ている。</p><p>無様な屍。</p><p>仰向けで、口を開けたまま、もう動かなくなった、無様な屍。</p><p>マサヒロおじさん・・・</p><p>ボクらが、そう呼んでいた人だ。</p><br><p>マサヒロおじさんは、チッチの父親みたいな人だった。</p><br><p>チッチと友達だったボクも、よくお世話になった。</p><p>「盗んだもの食ってないで、ウチに来たらちゃんとしたご飯食べさせてあげるよ」と、よく言っていた。</p><p>といっても、大したものも出てこなかったから、</p><p>ボクはやっぱり、盗んだり、どっかの民家で勝手に食っていた。</p><br><p>けど、ボクがそんなことしてるときも、チッチはウチに帰って、</p><p>おじさんと、うまくもないメシを食っていた。</p><br><p>・・・チッチとボクは、友達だった。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10033434144.html</link>
<pubDate>Sun, 13 May 2007 00:04:52 +0900</pubDate>
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<title>sayonara005</title>
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<![CDATA[ <p>夜。</p><p>空には、雲と、光と、虫が浮かぶ。</p><p>・・・あの赤いのは、チッチだろうか？</p><p>そうすると、あの青いのは、ユウだろうか？</p><br><p>誰もいない、静かで、気持ちのいい夜。</p><br><p>ときどきどこかで、誰かが叫ぶ声がする。</p><p>甲高い声、悲鳴ではない。</p><p>恐怖という感覚は、ほとんどみんな、持っていないから。</p><p>悲鳴じゃなく、発狂。</p><br><p>静かで、涼しい、気持ちのいい夜。</p><br><p>空には光が飛び交い、雲に群がる。</p><p>・・・虫が、一匹増える。</p><br>
]]>
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<link>https://ameblo.jp/sayonaragame/entry-10033406262.html</link>
<pubDate>Sat, 12 May 2007 19:25:23 +0900</pubDate>
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