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<title>クロ犬教授のつぶやき</title>
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<description>教員採用、学生とのコミュニケーション、大学の経営...大学のちょっとした小話を書いていきたいと思います。</description>
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<title>秋学期始まる</title>
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<![CDATA[ <p>このブログは、なぜか地味なアクセスが続き、昨日は過去最多アクセスを更新した。とはいっても、地味なブログなので、元々アクセス数は少ない。やっぱり、公募関連のスレがアクセスが多く、google検索からの流入もみられる。特に誇張して書いていることもないので、悩みや希望がある方々に少しでも参考になれば幸いである。今年も教員公募の選考委員に入ってしまったがために、新規スレはなかなか書きづらいこともあり、ちょっと遠慮していた。大学組織も65-70歳代の退職適齢期が多いので、毎年のように補充のための公募(時に縁故)があり、実際、業績審査など夏休みに読み込みがあった。オンライン授業の副産物で、Zoomなどを使った教員間の意思疎通ができるようになったことは、少し楽になった。</p><p>&nbsp;</p><p>世の中、新規感染者が激減して大学には対面授業移行への圧力がかかりやすい。文科省は、大学は授業は対面で、入試も対面でという姿勢は崩していないので、緊急事態宣言を言い訳に一切対面授業を行わないのも無理がある。スポーツの課外活動で、合宿所等でのクラスタ発生はよく聞くが、対面授業をしていてクラスタが発生したとは聞いたことがなく、一定の予防措置で感染は回避できることがわかってきている。</p><p>&nbsp;</p><p>とはいえ、授業で感染を避けたいのが大学法人の考えるところ。新規感染者の動向には関係なく、ひたすら年度末までオンライン授業を堅持する大学もある。個人的には、学生に授業を受ける機会を持ってもらいたく、選択できる場合はいわゆるハイブリッド形式を選んでいる。大学に来たい学生には対面授業を、大学にこれない事情がある学生にはオンデマンドのコンテンツを提供している。学生が大学に来て、教員、同級生、先輩後輩と接することは、学生にとって有形無形のアセットになるはずで、なんとか対面授業は続けていきたい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12702121710.html</link>
<pubDate>Wed, 06 Oct 2021 10:52:57 +0900</pubDate>
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<title>学生が大学を訴える</title>
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<![CDATA[ 明星大学の学生が大学のオンライン授業を債務不履行責任で訴えたことが報じられた。<br><br>「対面授業なしは義務不履行」<br>https://www.asahi.com/articles/ASP6872CTP68UTIL05C.html?iref=comtop_7_02<br><br>大学教員としてはとても耳が痛い。実際、オンライン授業は学生への負担が大きい。キャンパスにとにかく来れば、授業が受けられる、友だちと話し、支え、助けられる。これができないことは大きな問題であろう。パソコンを開いて、リアルタイム配信の授業にたどりつく、必要なオンデマンドのコンテンツをダウンロードして視聴する。どれも一見簡単そうだが、すべての学生が対応をフルにできているとは思えないし、残念ながら心の問題につながる学生もいる。<br><br>大学教員もそれぞれで、実際オンライン授業は出講せずに済むので楽と思うのもいることは現実であるが、大多数は学生と同じように悩んでいる。Zoomなどのリアルタイムで学生と接する機会はあっても、モニターに映る学生の理解や雰囲気はほとんどわからない。自分の授業がわかってもらえたのか確認しながらの授業は対面でしかできず、学生の悩みや思いも推し量ることはオンラインでは難しい。<br><br>学校法人として一律オンライン、キャンパスに来るのは禁止というのは、やっぱり問題だろう。キャンパスで授業を実施する場を作り、学生が授業を確実に受けられる機会はあるべきで全員が出席する必要はない。リアルタイム配信でも授業収録動画ファイルをオンデマンドで配信するなど本人や家庭の事情でキャンパスに来られない学生への救済策を考えてやればよい。対面であっても、オンラインであっても、課題の与え方を工夫すれば公平に評価も可能なはずで、それができないのは法人、教員の怠慢としか言えない。<br><br>明星大学の学生が投じた一石はとてつもなく大きい。どうか各法人、教員が再び学生のために何をすべきなのかを考え直す機会となってほしい。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12679538869.html</link>
<pubDate>Wed, 09 Jun 2021 10:50:36 +0900</pubDate>
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<title>学生への誓約書</title>
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<![CDATA[ <p>ある地方大学が学生に会食をしない、カラオケに行かないなど学生に誓約書を提出させることを求めたことが問題となっているらしい。実際、世の中では20−30代が感染者のボリュームゾーンとなっているから、誓約書はともかく何らかの抑止策は必要であろう。勤務校でも毎日のように陽性反応者が出ているが、その理由が「学外者と会食、その後学外者が体調不良で検査陽性。濃厚接触者に指定され検査したところ陽性」がほとんどである。</p><p>&nbsp;</p><p>大学がどれほどの予防策を施し、なんとか対面授業を維持しようと教職員が努力しても、再三の大学からのお願いを無視する学生がキャンパスを出入りし、ウィルスをばらまくとぶち壊しとなる。大学は自治が認められているから、誓約書を求めようが、学則に基づく処分をしようが、特に批判される筋合いはない。それぞれの大学が学生の質に応じた対応をすればいい。ただ、教員としては、とにかく教室で授業をやってやりたいとの思いをなんとか保っている。だからこそ、極端な対応ではなく、学生を一人ひとり信用するしかない。</p><p>&nbsp;</p><p>秩序が保たれ、お互いに信頼できる社会では、法律もルールも必要ない。ルールが必要になるのは、その秩序を乱す者がいる社会となる。学生と教員の信頼関係、学生の質に応じた対応をそれぞれが取り組んでいく中で、正常化できる日が来るだろう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12674000569.html</link>
<pubDate>Wed, 12 May 2021 08:59:40 +0900</pubDate>
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<title>学生の卒業</title>
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<![CDATA[ <p>各学校は大中小問わず卒業式のシーズンを迎えている。去年は３月上旬からの突然の緊急事態宣言、かつ学校閉鎖が狙い撃ちにされたため、卒業式自体がなくなった。１月の最後のゼミで、「じゃ、卒業式で」と別れた学生たちとはいまだに会えていない。社会人一年目はさぞ大変だったことであろう。今年は、文科省は授業は対面、卒業式・入学式は挙行するようにと指導しているので、大半の学校法人は卒業式を限られた方法で実施することであろう。</p><p>&nbsp;</p><p>小中の義務教育と高校・大学の卒業の意味は全く違う。各家庭は進路を選択し、卒業によって個人がそれぞれ違う将来を目指していくからだ。とりわけ、大学は成人になり、大多数が就職するわけだから、家庭にとっても巣立ちとなる。コロナ禍の影響で、満足のいく進路選択はできなかっただろうが、しかし、学生は大学を巣立っていく。実に感慨深い。</p><p>&nbsp;</p><p>「仰げば尊し　和が師の恩♫」という歌詞があるが、大学では歌うことはない。大学には建学の趣旨があり、それに沿った校歌やキリスト教などの学校では賛美歌も歌われることであろう。大学教員は、小中高と異なり教師と呼ばれることを嫌う。まして、尊い恩など押し付けて歌わせることはない。大学４年間、実に厳しい指導をしてきた。言葉遣い、手紙・メールの書き方から始まり、レポートや授業での発言の仕方など実に広い教育・指導であった。</p><p>&nbsp;</p><p>大学は学生を教育し、その大学のブランド価値を背負わせて社会に送り出すことこそが使命。その中で、学生に「我が師の恩」と思ってもらえれば、それはそれで幸せだが、まだまだそういったことはないなあ。たぶん、もう面倒くさいこと言われなくなって、ラッキー！とでも思っているはずだろう。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12663061202.html</link>
<pubDate>Thu, 18 Mar 2021 10:04:45 +0900</pubDate>
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<title>大学バブルは続くか？</title>
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<![CDATA[ <p>ちょっと古いが、昨年の後半に話題となった大学の学部在籍者数が過去最高になったという話。</p><p>「学部学生数は262.4万人で過去最高！」</p><p><a href="http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2020/0923_1.pdf" target="_blank">http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2020/0923_1.pdf</a></p><p>&nbsp;</p><p>出生率が下がり、子供の数が減っているのに、なぜか大学生の数が増えているという事態は、一般には違和感があるに違いない。しかし、ここしばらくの間、首都圏以外の大学は、定員割れを回避し、それどころかバブル時代を含め、受験者数も過去最高を更新しているという。学校法人経営にとっては、またとない大学バブルの波に乗れている瞬間であろう。</p><p>&nbsp;</p><p>この大学バブルは、あくまで人為的に形成されたもので、まず、文科省の首都圏の大学の定員充足率の厳格化による合格者数の減少で難易度が上がり、地方の高校生が首都圏の大学を受けないか、受けてもチャレンジ校は受験しないといった背景が原因となる。首都圏の難関校は軒並み受験者数が減少し、地方の私立大学は受験者が増加するとともに定員充足率が上昇した。</p><p>&nbsp;</p><p>大学生の増加傾向は、あと数年もつだろう。子供が減少するぶん、大学生が増えるマジックは、高卒就職者の減少と専門学校進学者の減少が補い、このコロナ禍での採用抑制は、「とりあえず大学へ進学」をサポートする。勤務校は、このバブル後のリスクを真剣に考えているらしいので、まだ安心だが、にわか定員割れ回避を実力と思い、無為無策の大学はバブル後淘汰が進むことになる。</p><p>&nbsp;</p><p>このバブルのおかげで難関校をチャレンジせず、中堅校に進学してくれる学生が増え、勤務校では学生の質が格段に上がり、頼もしい。とはいえ、これがいつまでも続くとは限らないが、大学に来てくれる大学生をしっかり教育し、社会に送り出すことに変わりはない。今年も入試がそろそろ終わり、卒業式を迎える。とりあえず大学でもいい。来てくれれば学べることは多い。ただ、大学の選択はしっかりやってもらいたい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12659249088.html</link>
<pubDate>Sat, 27 Feb 2021 12:04:18 +0900</pubDate>
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<title>春をどう過ごすか</title>
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<![CDATA[ <p>ここ2ヶ月ほど、実はアクセス数が急増し、しかもアクセスのほとんどが公募関連の情報となり、期待にお応えできる追加的な情報がないため書き込みを見送ってきたが、ようやく落ち着いてきたので、今日は趣向を変え、この時期の教員の過ごし方に触れてみようと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>企業勤めの友人たちには、1月に授業が終わると暇でいいねえーと言われることがあるが、案外、このコロナ禍で在宅勤務が増え、状況に変わりがないのではと思う。もっとも、教員はこの時期特有の学年末の採点・評価、入試、来年度のシラバス作成といった作業があり、それなりに忙しい。シラバスが特にやっかいで、文科省の方針がころころ変わるのか、法人があるときは従おうとし、あるときは無視しようと方針を変えるのか、その両方でシラバスに入れるキーワードやテスト方法が変わる。そうなると、毎年使い回す講義資料も再利用できず、調整が必要になる。オンデマンドのビデオ授業だと撮り直しも生ずる。</p><p>&nbsp;</p><p>そんなこんなで2月はやり過ごせるが、3月が難しい。例年、お金がある人(研究プロジェクトの資金が獲得できている人)は、海外研究にでかけるが、このご時世、海外出張などしようものなら反社会的行為として社会から抹殺されるだろう。1月、2月は校務多忙により自粛されてきた研究会や学会、その関連打合せといったものも、よくてオンライン会議でほとんどが中止となる。となると、研究課題を持っている人は論文執筆の時間を取れることになり、ある意味生産性が増す(この業界、生産性とはあくまで数を指す)。なにもない人は、海外旅行も国内旅行も行きづらく、自宅で引きこもりとなることになる。</p><p>&nbsp;</p><p>個人的には何もないまとまった時間があることは、文献収集・整理、アウトプットの時間に充てられるので大歓迎なのだが、自宅に引きこもることには変わりがない。普段、授業と教授会のときにしか大学に出校せず、特にアウトプットもない教員は何をやっているのだろうと不思議に思っていたが、今年の3月はそれが自分になるのではないかと思いつつ、まあ、家庭内の人との関わりは注意しないとなあと戒めることになる。</p><p>&nbsp;</p><p>3月は今年こそ卒業式を行い、4月はキャンパスに新入生を迎え、対面で授業できることを心から願いたい。基本、学生ファーストです。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12653250425.html</link>
<pubDate>Fri, 29 Jan 2021 10:10:59 +0900</pubDate>
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<title>コロナ禍の入試</title>
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<![CDATA[ <p>今年はセンター試験も方式が変わり、受験生も大変だが、そこへのコロナ禍で、入試自体が実施できるかとても微妙な空気が流れている。文科省は、なんら対策も補助も考えず、対面授業しろ、共通テストの会場提供しろ、入試の機会を与えろと、どこかの野党議員のSNS発信みたいな壊れたラジオで全くあてにならない。国公立・私立がすべて自己責任で入試を終わらせ、４月に新入生を迎えるよう努力するだけである。</p><p>&nbsp;</p><p>実際にキャンパスで感染者が出てるのに、閉鎖もせず、同じ教室で入試をすることは考えにくい。感染症自体の評価はどうあれ、そんなことすると風評被害をまともに受け、私学だと下手をすれば経営問題になりかねない。そうなると、授業をするキャンパスと入試を行うキャンパスを分けるか、キャンパスが手狭な大学は、入試前に自主的に１週間ほどキャンパスを閉鎖するしかない。こうすると保健所的には消毒や施設閉鎖を命じないのでなんとか乗り切れそう。</p><p>&nbsp;</p><p>学生たちには申し訳ないが、新しい後輩たちのためにオンライン授業や通学負担をちょっとだけ許容してもらいたい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12641459912.html</link>
<pubDate>Tue, 01 Dec 2020 21:33:37 +0900</pubDate>
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<title>公募の結果</title>
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<![CDATA[ <p>このブログは地味なアクセスがあり、公募関連情報が読まれている。確かにこの時期は来年4月採用も終盤にさしかかり、選考中の方々はググってこのブログにたどり着いたのではと推測される。実際、自分も就活中はいろいろウェブで調べた。そこで、そういったストレスが少しでも和らげばと思い、今日は公募の結果プロセスを書いてみようと思う。15以上のお祈りメールをもらい、いくつか面接や模擬授業を経験し、逆に公募に関わってきたので、少しは参考になるかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>公募書類提出期日から1週間以内に通常は選考委員の教員からメールか電話で連絡がある。教授会の権限が残っている大学は教員で、採用権限が法人にあるか、または教員が面倒だと思うと職員から連絡がある。この時点で、なんとなく赴任後の絵が見えたりもするのが面白い。期日後10日経っても反応がなければ、選考漏れと自覚し、忘れて次の応募に集中したほうがいい。競合者は何十人もいるのだから、仕方がない。この後に書く、候補者の内定が決まれば、だいたい期日から遅くとも2ヶ月以内にお祈りメールが届く。最近は、礼節を欠き、お祈りメールも送らない大学もある。実際、そういう大学は赴任後苦労するので、願い下げでいい。</p><p>&nbsp;</p><p>書類選考通過の連絡があって1ヶ月以内に面接・模擬授業の日程が互いに譲り合って決まる。週末にしてとお願いしても問題にならない。むしろ、現職を休んでやってこいというのも横暴だ。地方大学への面接訪問は、交通費自己負担が一般的で、北海道だろうが、沖縄だろうが、自分で飛行機代を払って乗り込むことになる。呼ばれたからといって確定的なものはないだけに、ちょっと自己負担は痛いが仕方がない。嫌なら地方は応募しないことだ。</p><p>&nbsp;</p><p>ガチ公募の場合、面接に呼ぶのは一人だけ、または2、3人というのが一般的。本命候補者が決まっているが、他校に逃げられるリスクもあるので、複数呼ぶこともある。縁故で決まっているが、形式的に複数セレクションが必要とばかりに呼ばれる場合もある。これは行けばわかる。雰囲気がすべてを語る。質問も当たり障りなく、提出した業績の質問もない。そりゃ、関心がないってことで、嫌な雰囲気で終わる。じゃあ、呼ぶなと思うのだが、仕方がない。そんな大学は願い下げだとまた思えばいい。</p><p>&nbsp;</p><p>面接・模擬授業が終わると、縁故の当て馬ならすぐにお祈りメールが届くのでわかりやすいが、選考対象に残ると、ここからが長い。選考委員会で候補者が確定しても、大学として法人として会議体での承認が必要になるからで、教授会、理事会の承認手続きが時間がかかる。9月の面接だと教授会承認が10月、理事会承認が11月と2ヶ月は放置されることがザラである。「ダメだった」と思って動くと、本人にも他の大学にもあとで問題となるので、待つしかない。通常は教授会承認で決まるのだが、理事会で人事を覆すといったことも起こりうるので、選考委員の先生も慎重にならざるを得ない。</p><p>&nbsp;</p><p>結局、採用決定なら面接が終わって最長2ヶ月で内定、教授会の力が強い大学はそれよりも短い。古来より「便りのないのはよい便り」。まあ、選考に引っかかっている人はじたばたせず、待つしかない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12632895374.html</link>
<pubDate>Wed, 21 Oct 2020 10:29:30 +0900</pubDate>
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<title>教員採用の選考</title>
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<![CDATA[ <p>しばらく間が空いた。諸々の事情で急遽欠員の教員公募をやることになり、地方の中規模校では選考委員をやる教授の数が少ないため、昨年に続いての選考委員となり、生々しい話になりかねないので、ちょっと書き込みを遠慮していた。まあ、おおよそ算段がついたので、一般的な話に戻ろうと思う。これまでは、公募の準備や手続きに触れてきたが、今回は選考の場をちょっと垣間見てみよう。</p><p>&nbsp;</p><p>まず、提出書類の形式について。このブログでも書類の準備については触れてきたが、その正確性には言っていない。ここが意外に落とし穴。教員選考に参加する先生方は、必ずしも採用教員の担当科目や研究領域に詳しくないので、言いやすい書類の不備をついてくる。年齢や業績などいいかなっと思っていても、業績一覧の記名・押印欄が1ページはあっても他のページに漏れていたり、履歴書の欄に丸をつける選択欄があるのに丸をつけてないなど、けっこう厳しく言われてしまう。もっとも、経験則から、人生の大事な教員公募の書類に不備があるような応募者は、採用後必ず問題を起こすというのが大先生たちの意見で、なるほどと思ってしまう。書類のチェックは必ずやるようにしましょう。</p><p>&nbsp;</p><p>業績については、各職位で求められる本数が異なるが、これも形式的な場合と、読み込む場合がある。複数の候補がいると、業績審査の個人別評価を各教員に割当て、それぞれが読み込んだ上、優れている点、劣っている点を業績審査の場で議論することになる大学もある。論文はお作法があって、何でも書けばいいというものではなく、注が大事で、なんとかの理論はなんとか先生の先行論文のこれ！といった注をつけなければならない。社会科学も自然科学も、これだ！と思った発見や発想は他の誰かが必ず既に論文で公刊している。それを自論・持論として展開していくと厳しい。大勢を占める理論に批判的であるか、迎合的であるかも評価されることになる。</p><p>&nbsp;</p><p>既に書いてしまった論文はしょうがないが、提出書類の誤りチェックはしっかりやったほうがいい、とういのが今日のアドバイスです。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12628903591.html</link>
<pubDate>Fri, 02 Oct 2020 11:27:28 +0900</pubDate>
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<title>秋学期もオンライン</title>
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<![CDATA[ <p>このブログも地味なアクセス数があり、中でも公募関連の情報が読まれている。来年4月採用の公募は第２弾で最も大きな波が来ているので、関心も高いのだろうと想像できる。私も数年前の夏休み前の公募に応募し、9月に面接・模擬授業を実施、11月に内定というプロセスを経たから、その数ヶ月は様々なブログを読んで、落ち込んだり、勇気づけられたりしたものだ。このブログには概ね公募のプロセスや心構えは多少踏み込んで書いているので、ぜひ参照にしてもらいたい。</p><p>&nbsp;</p><p>今日は、公募から少し離れて、秋学期の授業について。大学としても様々な検討や議論を重ねた結果、オンライン授業継続という判断に至った。非常勤の先も同じ判断なのでキャンパスでの対面授業をうたう大学はほとんどないことが想定される。小中高と違い、200人教室、400人教室で授業をする大学では、やり方を誤ると一大感染クラスターを作ってしまう。</p><p>&nbsp;</p><p>オンライン授業への大学生からの不満は大きく２つあるだろう。まずは授業料や私学特有の施設費の負担減免である。早稲田大学の総長など、大学のトップが学生に対し、直接メッセージを送っている。</p><p>&nbsp;</p><p>早稲田大学の学費に対する考えについて</p><p><a href="https://www.waseda.jp/top/news/69153" target="_blank">https://www.waseda.jp/top/news/69153</a></p><p>&nbsp;</p><p>授業料にもし損をした気分になるのなら、それは大学の問題ではなく、教員の取り組み方が問題である。大学も教育をサービスとして提供する法人である(営利法人ではないが)。そのため、学生のCSが最も重要である。オンライン授業でも専門教育の楽しさを伝えなければならないし、ウェブシステムだけのレポートや小テストのやり取りの中でも単位を落とすなら、その不合格に納得感を持ってもらう必要がある。</p><p>&nbsp;</p><p>また、「施設使用料」という名目で学生に負担してもらうならば返還の議論も必要となるが、これは施設維持費になる。学校法人も学生へのサービスの質の向上のため、多額の設備投資で教室棟などを建設するのだから、その借入金の元利払い、減価償却のための原資が必要になる。これは残念ながら、申し訳ないが、学校法人が営利事業でも行わない限り、学生の人数割りで負担していただくしかない。そうしないと法人の存続に波及することになってしまうからである。</p><p>&nbsp;</p><p>次に、こっちのほうがより心配である。学生たちがキャンパスに来て、仲間たちと話すことができないため、科目登録、試験やレポート、就活などの情報共有がまるでできない。いまどきLineなどSNSで十分と思うかもしれないが、実際、どれもこれも微妙な話が多く、テキストでは伝わらない、伝えきれない。この負担はとても大きいと思う。教員としては、ビデオ会議のアプリ内に「女子会ルーム」、「履修相談室」など別途チャットルームみたいなのを作り、参加を促しているが、なかなか....。</p><p>&nbsp;</p><p>例年だと3年、4年合同で懇親会をやり、就活が終わった4年生とこれからの3年生の楽しい宴を企画するのだが、「密」回避、若者の会食が諸悪の根源とされる中、教員が主導でやるとおそらく社会的生命が奪われるほどの勢いなので、なにもできない。なにか工夫して、学生のためにできないかと日々悩んでいるが、具体策がない。しかし、考え続けなければならない。</p><p>&nbsp;</p><p>オンライン授業は教員にも苦痛となる。家庭内の通信環境の奪い合い、やってもやっても終わらないビデオ授業の収録、歩かない、立たない、話さないの三重苦による身体的負担....。まあ、学生の負担と比べると小さいことだけれど。</p>
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<link>https://ameblo.jp/schwarzhund/entry-12621947698.html</link>
<pubDate>Wed, 02 Sep 2020 10:34:30 +0900</pubDate>
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