世界樹の迷宮 もーそーろく https://ameblo.jp/sekaiju/ 世界樹の迷宮に関連した妄想録それ以上でもそれ以下でもありません ja-jp 報告=アールマティ「真白くない地図」 https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025964907.html アスクが書き忘れたことを書きます。地図のこと。ジグ達がくれた大切なものは鎧や盾だけじゃありません。第一階層の地図を渡してくれました。ギルドの名「ましろきちず」に反して色々汚れてるけどな、と笑っていましたが、それを書き記すのにどれだけ苦労したのか、その汚れが示してます。三人で樹海に挑む私達にとって、そこに記されたメモ――希望に満ちた檄文、夢に溢れた宝箱、襲いかかる脅威、神秘の泉、など――は力強く勇気づけてくれる魔法の呪文でした。けど。ジグさん、地図の表題が長すぎて肝心の地図が紙から溢れてます。マギ 2007-02-17T23:21:02+09:00 報告=イシュタル「アルケミスト許すまじ」 https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025831859.html あたしとしては、こんなもん書いてどうすんの?と思うんだけど、アスクが「スポンサーの為だから…」と煩いので書いとく。ジグ達のやってることは、マギが宿屋で聴かせてくれるけど、あたしらのやってることを唄ってみせろったって、そりゃ無理だし。仕方ない。ふん。あー、えー、と。アスクが書いたこと以外に何を書けってんだ?§追伸§複眼の入手方法がわかった。叩かずに燃やしたり凍らせれば良いらしい――あたしらには無理だけど。これまでの苦労はなんだったんだ。アスクもアールマティも力尽きてる、もちろんあたしもだ。はあ。そ 2007-02-16T23:30:00+09:00 報告=アスク「すまじきものは宮仕え」 https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025829117.html ――色々迷って時間がたってしまったが、やはり紙にまとめることにする。僕達が樹海で出会った五人組に雇われて(こう言うと彼らは怒るのだが…)一週間、冒険の様相はがらりと変わってしまった。お下がりとは言え、僕達の身に付けていたものとは段違いの高級品のおかげだ。地下一階の蝶やモグラに出会っても、擦り傷程度で済んでしまう。同郷の三人で冒険者ギルドに登録したものの丁度いいメンバーを揃えることが出来ず、無謀との謗りを受けながらも三人で世界樹の迷宮に挑んだあの時とは比べ物にならない。その恩に報いる為にも、頼まれ 2007-02-15T23:30:00+09:00 苦い思い https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025830967.html まとまらないので、やめとこうとは思ったが…新納氏がアトラスを退社した件について、書いておく。かつて私はSTINGという会社のファンだった。かつて、という以上、今はファンではない。具体的にはGBA版リヴィエラの詳細を知った時までだ。別に移植は気にしなかった。営利企業であるのだから、マイナーハードで好評を博した作品をメジャーハードで展開するのは当然の選択だ(独占供給宣言とかしてなければ)。だが絵師が代えられていた。自分の気に入っていた作品(ゲームバランスは微妙だが)を、その作品を生み出したメーカー自 2007-02-14T23:30:00+09:00 扉を開けば仲間が増える https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025276165.html 鍵を手に入れた一行、地下一階の進めなかった場所を再訪する。「開けゴマ!」しーん。「って、あれ?」「カケラと共鳴してないよ?」「どうやら種類が違うみたいだな」「色も明らかに別物だしねえ」「あーもう、次だ次!」もう一ヶ所。「アブラカダブラ!」「ジグ兄、くどい」ぎいぃ。今度はちゃんと開く。と、同時に、背後から歓声が上がる。「あーっ、ほら、やっぱりアレは扉だったんだよ!」「アスク――」「ちょっと待ちなさいって!」振り返ると三人の冒険者と、制止しようとして引きずられた兵士が一名。お見合い状態でしばし沈黙。 2007-02-08T23:30:00+09:00 脱線♪ギターを鳴らせ楽しげに https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025186350.html ――じゃかじゃかじゃーん♪宿屋で見慣れぬ楽器を奏でるマギ。不思議な顔でジグが声をかける。「なんだそれ?」「ん、兄ちゃんか、ああこれのこと?」「それって、ニンテンドーDS Liteだろ?ゲームとかする道具の?」「うん、でも今やってるのはゲームじゃなくて楽器なんだ」そう言って、じゃーんとひとつかき鳴らす。「弾いて歌えるDSギター“M-06”と言ってね、DSでギターを演奏しようってソフトなんだよ」「また妙なモノを…」「お店で売ってたんで衝動買いなんだけど」バツが悪そうに笑うマギの手から取り上げて、いじ 2007-02-07T22:44:33+09:00 騒音公害なんのその https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10025041479.html 売っぱらわれる運命の石っころ、それを救ったのはマギの耳と、貧乏、だった。「痛っ!」地下六階、アリアドネの糸をケチって歩く帰り道、突然の叫びに息を飲む面々。「何だ!?」「どうしたの!」しかめた顔をゆっくりとほぐし、首をかしげるマギ。「あれ、皆は大丈夫だった?」なんでも耳をつんざくような甲高い音が響きわたったのだという。余りにも高いその音は、まだ若く、聴覚に優れたマギにしか聞こえなかったらしい。その源はジグの持つ例の石と、もうひとつ。「今も小さな音が響いてる、あっちの方から――」指差す先にあるものは 2007-02-05T23:53:25+09:00 貧すれば鈍する https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10024896499.html 「なんだこりゃ?」汚泥を掻き分け進んだ先で見つけた朽ちた箱。その中には、宝石というにはみすぼらしい水晶のカケラがあった。「まあ、売れば宿代ぐらいにはなるだろ」「わびしいなあ…」ここのところケフト施薬院への支払いが急増し、ギルドの懐具合は思わしくない。町の商売人は「取れるところから取る」という方針を徹底しているらしく、請求額は右肩上がり。消耗品代が変わらないことだけが唯一の救いだ。「そのおかげで世界樹の迷宮への参入障壁は低く抑えられ、損耗の激しい冒険者も一定の数を保つことになる。 冒険者がいくら死 2007-02-04T02:34:43+09:00 赤い絨毯は鉄の味 https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10024739847.html 地下七階で待ち受けていた強敵は、お花とお花とお花とお花は置いといて、下品な紅色のぬかるみだった。「うわ…」「ちょっと何よこれ?」見るからにアレな汚泥、流石に足を踏み入れる気にならない。レニに至っては鼻をつまんで呼吸困難に。商売道具の嗅覚が馬鹿になるのはメディックとして許されないらしい。「専門家のご意見は?」「暗褐色にも見える赤は酸化した鉄分を豊富に含むことを示す。 そういう地層とも考えられるが、もっとも可能性が高いのは――」「高いのは?」「動物の血液由来、だな」そう言うクロカミの視線の先には、小 2007-02-01T23:30:00+09:00 綺麗な花と進化論 https://ameblo.jp/sekaiju/entry-10024663789.html 「寝るなぁ、寝たら死ぬぞ、死んだら金がかかるぞ!」「うるさい守銭奴、くだらないこと叫ぶヒマがあったら弓を射ろ!」「高い弓なんだからそれすやすや」「安らぎの子守唄グゥグゥ」「この状況でその歌を選ぶのは皮肉に過ぎるなzzz」「冷静にコメントしてる場合か、さっさと燃やしなさいよ!って寝てるぅ!?」地下六階での魔物探し、クマから逃げながらようやく見つけた怪しい影。それは好い匂いのする花だった。くたびれ果てたパーティの面々、なんだこりゃ?と腰砕けつつも気軽に花摘みしようとした結果がこれ。適者生存で生まれた 2007-01-31T23:59:01+09:00