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<title>うたはな＊</title>
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<title>『たいせつなあなたへ ～21歳おめでとう～』</title>
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<![CDATA[ <font size="2"><p><strong>『たいせつなあなたへ ～２１歳おめでとう～』</strong></p><br><div align="right"><p>作詞：しんたろう</p><p>作曲：しんたろう</p></div><p>Original　Key　A</p><p>Capo.２　Play　G</p><p><br></p><br><p>G　　　　　C　　　 D　　　　　　　　 G</p><p>あんなに小さなあなただったけれど</p><p>G　　　　 C　　　 D7　　　　　　　G</p><p>今ではこんなに美しく咲き誇って</p><p>G　　　　　C　　　　　　 D　　　　　　　　　 G</p><p>まぶしい光のなかでやさしく抱かれていた</p><p>G　　　　　　C　　　　　　 D7　　　　　　　　G</p><p>あなたがいるだけでしあわせにつつまれた</p><br>　 　 C　　　　　G　　 　 Am7　　　　　　　 D7<br><p>いくつになっても　どれだけ大人になっても</p>　　　 C　　　 　 G　　　Am7　　D7　　　　G<br><p>たいせつなことはぜんぶおぼえているよ</p><br><p>　 G　　　　　　　 C　　 D　　　　　　　 G</p><p>あなたが生まれて　お母さんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　D7　　　　　　　G　Gsus4 G</p><p>あなたが生まれて　お父さんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　D7　　　　　　　　　 G</p><p>あなたが生まれて　おばあちゃんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　 D7　　　　　　　　　G　Gsus4 G</p><p>あなたが生まれて　おじいちゃんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　 D　　　　　　　　G　D7sus4 D7</p><p>あなたが生まれて　きょうだいが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　 　 D7　　　　　　 G</p><p>あなたが生まれて　みんなみんな笑った</p><br><br><p>G　C　D　G　D7sus4 D7</p><p>G　C　D7　G　Gsus4 G<br></p><br><p>　 　 C　　　　　G　　 　 Am7　　　　　　　　D7<br>いくつになっても　どれだけ時間が過ぎても</p><p>　　　C　　　　 　G　Em　　 Am7　　　D7　　　 G　D7sus4 D7</p><p>たいせつなことは　　　あなたがそこにいること</p><br><p>　 G　　　　　　　 C　　 D　　　　　　　 G</p><p>あなたが生まれて　お母さんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　D7　　　　　　　G　Gsus4 G</p><p>あなたが生まれて　お父さんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　D7　　　　　　　　　 G　D7sus4 D7</p><p>あなたが生まれて　おばあちゃんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　 D7　　　　　　　　　G　Gsus4 G</p><p>あなたが生まれて　おじいちゃんが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　 D　　　　　　　　G　D7sus4 D7</p><p>あなたが生まれて　きょうだいが笑って</p><p>　 G　　　　　　　 C　　 D7　　　　　　　 G</p><p>あなたが生まれて　そしてぼくが笑った</p><br><br><p>　 G　　　 C　　　 D　　 　G　D7sus4 D7</p><p>ラララ　ラララ　ラララ　ラララ</p><p>　 G　　　 C　　 D7 　　 　G　Gsus4 G</p><p>ラララ　ラララ　ラララ　ラララ</p><br><p>　 G　　　 C　　　 D　　　 G　D7sus4 D7</p><p>ラララ　ラララ　ラララ　ラララ</p><p>　 G　　　 C</p><p>ラララ　ラララ<br></p><br><p>　 D7 　　　　　　　 G　Em</p><p>お誕生日おめでとう</p><p>C　 D7　　　　G　E7</p><p>21歳おめでとう</p><p>　　 Am7　　　　D7　　 G</p><p>あなたのことが大好きさ</p><br><p>G　Gsus4 G<br></p><div align="right"><p>【新作】作成14.03.01</p></div><br><br></font>
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<pubDate>Mon, 10 Mar 2014 00:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第80回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『ポスター・（わらしべ・5）』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★このポスターを譲ってくれませんか、と鉄道写真家は言った。まあそう言うと思っていた。代わりにこの歯ブラシを差し上げますので。いいですよ、とぼくは承諾した。彼は改めてポスターを眺めてこう言った。これは何ていう汽車なんですか？　え？　とぼくは言った。え？　と彼も言った。いや、べつに。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『50ミリ単焦点レンズ』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★50ミリの単焦点レンズは世界を拡大して見せてくれる。カメラを覗くとあなたの顔が近くに感じられる。吸いこまれそうな透き通った瞳も、小さくてやわらかそうな桃色のほっぺも、美しくカールした長いまつ毛も。でも本当はカメラになんて収める必要ないくらいあなたの顔をいつでも近くで見ていたい。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『母の日』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★母の日にスーパーマーケットでカレーの材料を買いこむ。豚肉、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、福神漬け。胸のポケットには折り紙で折ったカーネーション。彼女もきっときれいなお花やプードルの形をしたカーネーションをプレゼントしたのだろう。いろいろな母の日があればいい。照れ隠しさえ忘れて。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.05.13 </font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11400643185.html</link>
<pubDate>Sat, 03 Nov 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第79回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『ビューティフル・プリンセス』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★その女の子は白のブラウスに淡いブルーのリボンベルト・スカートを履いてステージに立っていた。スカートからはきれいな脚が伸びていた。春の日で、お台場で、休日だった。そして彼女は最高に美しいプリンセスだった。彼女とお話をするとリンゴを食べたわけでもないのにぼくの全身は心地よく痺れた。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『ゴールデン・ウィーク（2012年宇宙の旅）』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★地球では今ごろゴールデンウィークだな、と相棒は言った。そうだな、とぼくは答えた。でもおれたちには無関係だな。まあ、そうだな。何言ってるの、アンタたちなんて毎日が休みみたいなものじゃない、とヒロインが言った。そう言われれば、そうだな。というわけで我々は毎日がゴールデンウィークだ。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『マイバースデー・イヴ』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★誕生日の前日にぼくは牛丼店で牛丼を食べていた。今日は連休最終日。いつもそうだ。きまって誕生日は連休明けに訪れる。隣の席のカップルは明日なんか来なければいいのに、と言った。ぼくがすまなそうな顔をしていると店主がグラスに水を注ぎながらやさしく言った。明日なんか来なければいいのにね。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.05.06</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11400638129.html</link>
<pubDate>Sat, 27 Oct 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第78回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『ジャイアントコーン』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★ときどき無性に食べたくなるものがある。焼肉やハンバーガーやソーキそばや、アイスやケーキやプリンなど、そんなものだ。彼女もその日無性にジャイアント・コーンが食べたいと言っていた。ジャイアント・コーン？　塩と胡椒がきいた辛いやつ。ぼくが酒屋で買ってくると彼女はバリバリ食べはじめた。</font></p></div>※ジャイアントコーン：トウモロコシの一品種。日本では油で揚げて、塩や胡椒をまぶしたものをおつまみとして食べられている。<br><br><p><strong><font size="2">『日曜日の幸福』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★日曜日のお昼ご飯にピザとコーラを注文してプロ野球を観戦しながら食べる。サイドメニューでサラダとポテトもつける。試合は巨人阪神戦で巨人が6対0でリードしている。夕方になると渋谷まで出かけてどこかのお店で中華を食べて家に帰る。帰ったら風呂に入って寝てしまう。そんな日曜日って幸福だ。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『食べるひと』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★明日は何を食べようか、と考えられることはとても大事なことだと思う。食べたいという願望が明日への活力を生み出す。思えばぼくは食事の後にすぐ次の食事のことを考えている気がする。でも人は食べることでほっとするし、寛容になれると思う。ご飯を食べて元気を出して、という科白がぼくは好きだ。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.04.29</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11390030601.html</link>
<pubDate>Sat, 20 Oct 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第77回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『吸血鬼』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★白石さんが吸血鬼になったのは五年前のことだ。七年務めた新聞記者を辞めて吸血鬼になった。色白で、細身で、短髪で、頬はこけている。取材で長時間立っていると貧血を起こしてしまうので、と白石さんは言う。現場で血を見るのも苦手ですし。じゃあ何でわざわざ吸血鬼になったのかはよくわからない。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『ジュース』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★夜中に桃ジュースが飲みたくなったぼくは自販機まで買いに出かけた。近所にお気に入りの自販機がある。機械の前では吸血鬼の白石さんがトマトジュースを飲んでいた。こんばんは、桃ジュースですか、いいですね。アタシも昔は好きでしたよ。白石さんは血が苦手なので毎晩トマトジュースを飲んでいる。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『メンチカツ』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★金曜日の昼休みに精肉店で揚げたてのメンチカツを買って、公園のベンチに座って食べる。袋からとりだしてソースもかけないでかぶりつく。衣はサクサクしていて、肉汁がにじみ出てくる。言うまでもないけれど、かなり味しい。金曜日の昼食に公園でメンチカツを食べるというのもなかなか素敵だと思う。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.04.22</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11379598852.html</link>
<pubDate>Sat, 13 Oct 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第76回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『Ｋ・カフカの変身・1』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★Ｋが本気で彼女を愛していないことは彼自身がいちばんわかっていた。彼は遠く離れた恋人の気持ちを自分に引き戻すために、あえて逆説的な方法でべつの女の子に気があるふりをしたのだ。しかし恋人には通じなかった。ある朝、Ｋは自分が一匹の蝿に変身していることに気づいた。まるでカフカのように。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『Ｋ・カフカの変身・2』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★Ｋが何度目醒めたところで人間の姿に戻ることはなかった。彼は何人もの恋人に自分の存在を知らせようとした。一人は彼を手で追い払い、一人は防虫スプレーをかけようとした。最後に知り合った女の子だけが彼の存在に気がついた。しかし彼は本当の恋人のもとへと飛び立った。彼女の名前をつぶやいた。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『さなえちゃん』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★さなえちゃんは自転車屋でアルバイトをしている。お父さんは外医の先生だ。さなえちゃんにはケンジくんという恋人がいる。ケンジくんは自転車が大好きだ。さなえちゃんとは自転車屋で出会った。去年の秋にレースで足を怪我してお父さんに治してもらった。車椅子を押しながら二人は恋人同士になった。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.04.15</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11373394787.html</link>
<pubDate>Sat, 06 Oct 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第75回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『家宝』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★その板に書かれた文字を眺めると身体中に元気がみなぎってくる。ある美しい少女が板を半分に割った。そのボールを握り締めるとこころにやさしさがあふれてくる。彼女がぼくに放ってくれた。その腕輪を身につけると何も恐れない勇気が湧いてくる。そんな家宝が家にある。胸の中に想いは詰まっている。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『放送部・Ⅰ』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★秋葉原の一角に位置する名門高校。そこに存在する低迷の極みの放送部にこの春、世にも美しい女生徒が入部するとなれば、何か大きな事件が起きるにちがいない。モンスター、謎の組織、古代戦士、新撰組、神さま、アロマキャンドル、焼肉。美しすぎる女生徒は第一回放送で万年部員に強キックを放った。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『桜・2012』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★今年は寒さがつづいたために桜の開花が遅れた。よく晴れ、暖かい日はあったものの桜はつぼみのままだった。だれかが今年の桜は咲かないと言った。しかし一人の少女は信じて祈りつづけた。美しく咲き誇りますように。ぼくも彼女を信じた。だから桜は咲いた。去年よりたくましく。彼女のように美しく。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.04.08</font></p></div><br>
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<pubDate>Sat, 29 Sep 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第74回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『銀河劇場』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★宇宙船の展望台のようなエントランスを抜けると、天井が突き抜けのフロントが現れる。華やかな螺旋状の階段を昇れば、舞台への扉は目の前にある。ロビーのバーでは色とりどりのカクテルを扱っている。扉をくぐると木彫の座席が立ち並ぶ。深く腰かけ、眩しい舞台を前に、人々は銀河を駆ける夢を見る。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『喫茶ポエム』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★とびっきり美味しいコーヒーが飲めるわけではない。素敵な音楽が流れているわけでもない。お客さんは隣のラーメン店の夫婦や漫画を読みにくる常連客ばかり。でもこの店にはぬくもりがある。多感で可愛らしい一人娘とふくよかでやさしい母親の喧嘩の声が聞こえてくる。小さな喫茶店は今日も営業中だ。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『四月一日』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★三月三十日には四月一日につくうそを考えている。というのはうそだ。一年中うそをついているからせめて四月一日くらいはうそをつかずにいようと考えている。というのもうそだ。うそは真実に似ていて、真実はうそに似ている。信じてくれないかもしれないけれど、ぼくはひとつしかうそをついていない。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.04.01</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11366617583.html</link>
<pubDate>Sat, 22 Sep 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第73回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『裏の家』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★夜更けに書斎で原稿を書いていると、開いている窓から隣の家の台所の様子が見えた。柿色の着物を着た背の小さい下働きの女の子が、先刻から酒や茶碗や桶を手にしてひっきりなしに廊下を行ったり来たりしている。さういえば、明日は祇園祭だ。こんな夜には隣の祭屋から太鼓の音が聴こえてくるだらう。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『準備』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★十三時からの公演に間に合うためには遅くとも十二時には家を出なくてはならない。そうなると三十分前には風呂に入りたい。新しいシャツや鞄やジーンズや靴を用意するのにも十五分はほしい。贈り物や入場券の確認も必要だ。優雅に颯爽と約束の場所に到着するためにも裏では相当な準備が必要とされる。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『裏の話』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★裏の話をしよう。だれもが真実を知りたがる。だれもが真実を隠したがる。しかし大事なものを裏に放りこむうちに裏がいっぱいになり、ふとした瞬間に表に出てしまう。だから案外、本当のことは表に出ている。知りたかったことはすでに目の前にある。表が裏に。裏が表に。真実はうそに。うそは真実に。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.03.25</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11355186083.html</link>
<pubDate>Sat, 15 Sep 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>第72回 『雑談文學』</title>
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<![CDATA[ <p><strong><font size="2">『ブルゾン』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★そのブルゾンはとびっきりかっこいいデザインをしていた。ナイロン製のダイヤ柄、黒と紫のリバーシブル、タイダイプリント。袖を通すと身体が軽くなった。鏡の前では世界がすっきり見えた。でもぼくがそのブルゾンを見つけたのは冬の終わりのことだった。だからブルゾンは今もタンスにしまってある。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『ドリームカー』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★幻のドリームカーを求めて旅をしている。左ハンドルで、車体は低く、フロントはゆるいカーヴを描いている。装甲は特殊セラミックで、操縦席には色鮮やかなボタンがならび、自動運転や片輪走行やターボジャンプができる。ちなみに人工知能が搭載されていて、話す。この車があれば世界も守れるだろう。</font></p></div><br><br><p><strong><font size="2">『ボルト博士』</font></strong></p><div style="BACKGROUND-COLOR: #ccffff"><p><font size="2">★そのボルトを締めてあげよう、とボルト博士は言った。けっこうです、とぼくは言った。ボルト博士に何かを頼むとろくなことがない。いやいや、とても重要なことなんだよ、とボルト博士は説得を始めた。じゃあ、少しだけ、とぼくは言った。ボルト博士がボルトを締めると仮想世界が2ミリだけ移動した。</font></p></div><br><br><div align="right"><p><font size="2">【初出】「twitter（雑談文學）」12.03.18</font></p></div><br>
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<link>https://ameblo.jp/shintaro07/entry-11350210735.html</link>
<pubDate>Sat, 08 Sep 2012 12:00:00 +0900</pubDate>
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