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<title>きりん図書館</title>
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<description>読書後の感動をおすそ分け。。。</description>
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<title>孤高のメス</title>
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<![CDATA[ <p>またまたお久しぶりです。</p><p>最近、１か月に１回更新するブログになっていますね(^-^;;</p><p>会社は夏休みに入ったのですが、何だか休みのたびに調子悪くて筆が進みません。</p><p>平日気が張ってるから休みで一気に疲れが出るのかな？</p><p>今回の孤高のメス／緋色のメスシリーズ１３冊一気読みできるぐらいには元気なんですけど．．．</p><br><p>--</p><p>「孤高のメス　外科医当麻鉄彦」　（全６巻）　</p><p>「孤高のメス　神の手にはあらず」　（全４巻）</p><p>「孤高のメス　遥かなる峰」</p><p>「緋色のメス」　（上・下）　　　　　　　　　　　　　大鐘稔彦　幻冬舎文庫</p><br><p>当麻鉄彦は優秀な外科医だが大学を飛び出したアウトサイダーで、質の高い地域医療をめざしていた。</p><p>地方の病院は大学病院のように細分化された専門医の分担制は望めないため、当麻は修行の末、専門の腹部以外にも、胸部や婦人科など幅広いレパートリーを持つようになった。</p><br><p>物語は当麻が琵琶湖の湖西の個人病院にやってくるところから始まる。</p><p>確かな技術と真摯に患者と向き合う姿勢から、たちまちのうちに当麻は患者やスタッフ、心ある医師から一目置かれる存在となる。しかし、適当にやっている先任の医師からは大いに煙たがられた。</p><br><p>やがて、当麻は、一地方病院にありながら日本初の脳死肝臓移植を成功させるが、倫理規定が議論されている真っ最中のこと、このフライングは日に日に激しいバッシングとなっていった。</p><p>当麻は病院を辞し新天地へ向かう。（外科医当麻鉄彦）</p><br><p>新天地台湾で、当麻は理解者に恵まれ思う存分腕を振るう。</p><p>一方、当麻のいなくなった湖西の病院は、医師やスタッフが次々と去り、医療ミスも加わって、経営難に陥る。</p><p>そんな中、当麻の身近な人たちが病に侵され、当麻は再び日本の土を踏む。（神の手にはあらず）</p><br><p>経営母体が変わった湖西の病院に戻った当麻。その医療法人グループ鉄心会の創業者は、日本の医療の目指す先、遥かな峰を見据えていた。（遥かなる峰）</p><br><p>--</p><p>医療を扱った小説はたくさんあります。</p><p>大学病院の権力闘争、患者の背景にスポットを当てた感動もの、医療を通じて社会の問題点を浮き彫りにする小説から、ミステリーや政治家・官僚の世界まで。</p><p>そんな中、この小説は、医師の目からみた理想の医療、技術、システムなどを追及し、高めあっていく物語です。漫画でいうとゴッドハンド輝に近い雰囲気でしょうか。あそこまで大団円にはならず、現実の壁に容赦なくぶち当たりますが。</p><br><p>日々努力を重ねている彼らに感謝とエールを送りたくなるようなお話でした。</p><p>当麻の性格がストイックというか穏やかすぎて人間臭さが少々物足りなくはありましたけど。</p><p>しかし、よくまあこれだけ関係者が次々と病気になるものだと。</p><p>この発症率って日本の平均程度なの？</p><br><p>緋色のメスは、鉄心会で当麻が出会った婦人科の医師の物語で、こちらは乳癌の女性をヒロインににした恋愛小説です。</p><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12060789639.html</link>
<pubDate>Tue, 11 Aug 2015 22:05:28 +0900</pubDate>
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<title>風が強く吹いている</title>
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<![CDATA[ <p>またまたご無沙汰してしまいました詩織です。</p><br><p>この1か月は仕事も忙しかったんですけど、録画したＴＶ番組を見るのに必死でした。</p><p>６月中旬から５週連続で、録りためた連続ドラマ／アニメを毎週１作品一気に全部見ているんです。</p><p>ＨＤＤの残量がすごいことになっていて、今日コレを見ないと明日の夜の録画予約が残量不足で失敗する！　ってな綱渡りを何度も繰り返していたりして。</p><p>実は今現在も月曜の予約が残量不足表示になっているんですよね。</p><br><p>そんなわけで、読書ペースも週５冊ぐらいに落ち気味ですが、この作品は出張先までの５時間の移動中に読めました。</p><br><p>--</p><p>「風が強く吹いている」　三浦しをん　新潮文庫</p><br><p>寛政大学の近くにある、ボロすぎて家賃格安のアパート竹青荘には９人の学生が住んでいた。</p><p>そのリーダー格である清瀬は、ある日街中を疾走する走（かける）を見初め強引に竹青荘に連れてきた。</p><p>住人が１０人になったその時、清瀬の野望が明らかになる。</p><br><p>「１０人で箱根駅伝をめざそう」</p><br><p>そう言う清瀬に住人は反発した。何しろ、走と清瀬以外は陸上ど素人と言っていいからだ。</p><p>たかだか１０か月で素人があの箱根駅伝に出られるわけがない。</p><p>しかし、清瀬に乗せられ、脅され（？）、説得され、ついに全員が箱根を目指すことを決めた。</p><br><p>１０人の挑戦はやがて奇跡を巻き起こす。。。</p><br><p>--</p><p>この駅伝チームの監督は竹青荘のオーナーですが、実質は清瀬が監督です。</p><p>自身もランナーとして一流ですが、故障のため大きな無理はできない清瀬は、そのような経験も糧にして１０人のフィジカルとメンタルを実にうまくコントロールしていきます。</p><br><p>主人公の走は天性のランナーですが、ガチガチに管理された指導方法とはそりが合わず、高校の陸上部では問題を起こして出場停止になるなど、華々しい活躍の一方で恨みも買っていました。</p><p>ただ走ることが好きな走は、ストイックに高みをめざし孤独に走り続けます。</p><br><p>そんなふたりが出会って動き始めた夢。</p><p>他のメンバーもそれそれ自分の中のものと向き合いながら襷をつないでいき、孤高を貫いていた走も少しずつ変わっていきます。</p><br><p>箱根駅伝の季節にもう一度読みたいと思う感動作でした。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12049191367.html</link>
<pubDate>Sat, 11 Jul 2015 14:51:34 +0900</pubDate>
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<title>ガレキノシタ</title>
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<![CDATA[ <p>「ガレキノシタ」　　山下貴光　実業之日本社文庫</p><br><p>ある平日のお昼前、とある高校の校舎が突然崩壊した。</p><p>瓦礫の中には１００人以上の職員、生徒が取り残された。</p><p>取り残され、救助を待つしかない人々は、その時何を思う？</p><br><p>確執を抱えていた双子の兄弟。</p><br><p>小学校の時きまずく別れ、最近再会しても声をかけられずにいた少女たち。</p><br><p>いじめの加害者と被害者。</p><br><p>別の場所で救助を待つ彼氏とメールで励ましあう彼女。</p><br><p>　　　　：</p><br><p>雨で救助は難航し、生存タイムリミットと言われる７２時間が近づく・・・。</p><br><p>--</p><p>極限状態での人間模様を描いた連作短編です。</p><p>死ぬかもしれないと思ったときにようやく素直に話ができたり。</p><p>死ぬかもしれないと思ったら、日頃の抑圧が解き放たれて攻撃的になったり。</p><p>ひとつひとつのドラマも読みごたえがありますし、狭い学校の中、複数の人々の口から語られる、とある生徒の人物も浮かび上がってくる手法も、エピローグに向かって盛り上がりました。</p><br><p>この１か月読んだ中ではイチオシです。</p><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12038869884.html</link>
<pubDate>Sun, 14 Jun 2015 19:50:50 +0900</pubDate>
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<title>イニシエーション・ラブ　３</title>
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<![CDATA[ <p>詩織＠お久しぶりです！</p><br><p>ほとんど１ヶ月ぶりですね。</p><p>前回、イニシエーション・ラブを再読しま～す、と言って引きこもっちゃったんですけど、今日、ようやく再読する気分になって、ＳｉｄｅＡ→SideＢ→ＳｉｄｅＡ　と1回半読み返しました。</p><br><p>ヒロインのイメージががらっと変わりましたよ。</p><p>お見事。</p><p>ネタがわかってから読むと、なんて意味深な台詞の数々でしょう。。。</p><br><p>１９８０年代後半を舞台にして、実在の流行や風俗などがバンバン出てくる理由も、用語解説が先読み禁止な理由もわかりました。</p><p>男女７人秋物語と国電。</p><p>そーだったのかー。</p><br><p>これ以上は、ネタばれ自粛。</p><br><p>というわけで、面白かったです。(^o^)</p><br><br><br><p>さて、イニシエーション・ラブを再読するまでの間に、実はいろいろ諸々読んでます。</p><p>そちらの話題もぼちぼち書いていきますね。</p><br><p>では。</p><p>（次はもう少し早めに登場する予定）</p>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12038845786.html</link>
<pubDate>Sun, 14 Jun 2015 17:51:36 +0900</pubDate>
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<title>イニシエーション・ラブ　２</title>
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<![CDATA[ <p>今日本屋さんに出かけたら、映画イニシエーション・ラブのプロモーション映像がばんばん流れていました。そこでも「必ず２回見たくなる」、「ラスト５分ですべてが覆る」などと煽りまくり。</p><p>書棚の話題作コーナーでも、お店の人の手書きＰＯＰは「『必ず２回読みたくなる』にすべての人が納得」というような内容。</p><br><p>ここまで言われるとやっぱり私の読み方が間違ってるんじゃないか？　と思い、急いで家に帰ってもう一度本を開いてみました。</p><br><p>・・・・・結果。</p><br><p>言いたいことがようやくわかりました。</p><p>確かに２回読みたくなりました。</p><p>まだ２回目読んでないけど、今読んでる本が終わったら、再読しようかと思うほどには。</p><p>ちなみに、まだ２回目読んでいない段階での感想は、「だったら、これどうやって映像化するの？」です。</p><br><p>はぁ・・・自分の書いた５／１２「奇面館の殺人」の記事を読みなさいよ＞イニシエーション・ラブを読んでるときの私。。。 OTZ</p><p>ミステリーだと思ってないと、こんなあからさまでも気づかないんだ。　&lt;-　自分</p><br><p>というわけで、再読の感想はまた。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12028641329.html</link>
<pubDate>Tue, 19 May 2015 21:44:47 +0900</pubDate>
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<title>イニシエーション・ラブ</title>
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<![CDATA[ <p>「イニシエーション・ラブ」　　文春文庫　乾くるみ</p><br><p>時は１９８０年代後半。大学生の俺は合コンで知り合った彼女と付き合い始めた。</p><p>何もかもが初めての手さぐりの恋。初心な恋人たちはやがて大切な人になっていく。</p><p>そして就職。</p><p>遠距離恋愛となった俺たちは・・・</p><br><p>--</p><p>映画の宣伝でタイトルだけ知っていたので、どんな話だろうと買ってみました。</p><p>本の裏表紙と帯に「必ず二回読みたくなる」「最後から二行目で全く違った物語に変貌する」「恋愛ミステリー」書いてありましたが・・・・</p><br><p>あれ？　普通に終わっちゃったよ？？</p><p>何でもう一回読みたくなるの？？？</p><p>最後から二行目のセリフって、この流れだった当然よね？？？？</p><p>ミステリー要素ってどこにあるの？　何の疑問もなかったんですけど？？？？？</p><p>一番のミステリーは紹介文と内容のギャップなんですけど？？？？？？</p><br><p>と頭の中が疑問符でいいっぱいに。</p><br><p>よくよく見ると、巻末に１９８０年代のいろんな用語解説があって、再読するまでこのコーナーは読んではいけないと書いてありました。例えば「男女７人夏物語」、「ワンレンボディコン」など、当時の流行や風俗、固有名詞です。作中では、こういうワードが注釈もなしに普通に会話に出てきます。</p><br><p>つまり、</p><p>　　登場人物が「男女７人・・の○○のシーン」を話題にしている</p><p>　→何のこと？</p><p>　→解説を読む</p><p>　→あー、そういう意味だったのか。</p><p>　→だからあの登場人物たち□□な反応だったんだ。</p><p>　→謎がとけた。</p><br><p>ってことでしょうか？</p><br><p>ということは、用語解説読むまでもなく初読でほとんどのネタがわかってた私にとって、ミステリーがないのは当たり前ですか。</p><p>う～ん、なんだか釈然としません。</p><br>誰かこの本の正しい読み方を知っていたら教えてください。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12025885598.html</link>
<pubDate>Sat, 16 May 2015 08:17:26 +0900</pubDate>
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<title>海賊とよばれた男</title>
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<![CDATA[ <p>「海賊とよばれた男」　（上・下巻）　百田直樹　講談社文庫</p><br><p>１９４５年、石油会社「国岡商店」店主の国岡鐵造（てつぞう）は、敗戦で事業と資産のほとんどを失った。</p><p>しかし、従業員こそが最大の財産であり家族であると信じる鐵造は、ひとりの首も切らず新たな歩みを始める。</p><p>この時鐵造６０歳。不屈の反骨精神を持った男は、ＧＨＱにも官僚にも、圧倒的な力を持つメジャー石油会社にも屈せず、国岡商店を押しも押されぬ大会社に成長させていく。</p><br><p>鐵造の大きな決断は「会社のため」よりも「日本のため」、「未来のため」が常に優先だった。この一貫してぶれない姿勢が、従業員の結束を生み、鐵造にほれ込んだ人々が絶体絶命かと思われた時に力になってくれた。</p><br><p>９５歳でその生涯を閉じるまで、常に全力で走り続ける人生であった。</p><br><p>--</p><p>本屋大賞にも選ばれた本作のモデルは出光興産の出光佐三氏です。</p><p>私は出光興産の創業者の話という予備知識だけで読み始めたため、国岡商店がいつ出光に名前を変えるのかとずっと思っていたのですが、最後まで変わりませんでした（笑）</p><br><p>まあ、実際の名前とは変えてあっても、出光の話というのは間違いがなく、すごい人だなあと素直に思いました。</p><br><p>私が一番すごいと思ったところは、物語が６０歳から始まっているところです。それまでの回想もありましたが、６０歳にしてほぼゼロからの再出発。その後９０歳近くなるまで、あくなきパワーと情熱で会社のトップを走り続ける。それを思うと若干○○歳の自分など、ひよこにもなっていませんね。</p><br><p>物語としても文句なくおもしろかったです。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12025852746.html</link>
<pubDate>Wed, 13 May 2015 17:51:28 +0900</pubDate>
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<title>奇面館の殺人</title>
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<![CDATA[ <p>「奇面館の殺人」（上・下巻）　綾辻行人　講談社文庫</p><p><br>知人に頼まれ、その人になりすまして奇面館の招待に応じた鹿谷門美。</p><p>一夜明けると、主人は首なし指なし死体となっており、招待客全員が鍵つきの仮面をかぶせられていた。</p><p>外は吹雪で交通手段はなく、電話も壊されて警察への連絡手段もない。</p><br><p>一見、オーソドックスな「吹雪の山荘」だが、この館の設計者は、あの「中村青司」だ。からくり仕掛けがないわけがない。しかも容疑者全員仮面を外せないということは、被害者と招待客が入れ替わっていないとも限らない。何しろ死体には首がなく、指もないため指紋も比較できないのだ。</p><br><p>鹿谷は警察が来るまでに積極的に犯人捜しを始める。<br></p><p>--</p><p>本作は全１０作と予告されている「館」シリーズの９作目です。</p><p>館シリーズは中村青司という建築家が設計した館が主な舞台となっています。</p><p>「主な」というのは、中村青司の館と思わせて実は違う、という話もあるからです。</p><br><p>吹雪の山荘とは、本格ミステリーではお約束のシチュエーション。すなわち、外部との交通、通信手段が絶たれた状況で、警察は介入できず、犯人はその閉鎖空間内にいる人間に限られるというものです。そこで、吹雪の山荘内に（たまたま）いる探偵役が論理的に推理を展開することになります。</p><p>同じ意味で「嵐の孤島」というのもあります。</p><p>有名な「オリエント急行の殺人」などもこの類型です。</p><br><p>この話は読み始めた瞬間から叙述トリック（嘘は書いていないが、小説の書き方そのものにトリックがある）の匂いがぷんぷんしていました。今回そこはメインではありませんでしたが、ミステリーを読みなれている私は、</p><br><p>・一人称で書かれている場合は、いつの間にか語り手が変わっていないか気をつけろ。</p><p>・あだ名など本名以外で呼び合う場合は要注意。　別人が同じあだ名の場合もある。</p><p>・「手記」（手紙、日記の類も）は信用するな。意図的に嘘が書いてある場合がある。</p><p>・時系列に気をつけろ。一見時系列に見えて、現在と過去が入り混じっているケースあり。</p><br><p>と、疑うのが習性になっています。今回がどれにあたるかは言いませんけど、まあ、あからさまに怪しかったです。(^-^;</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12023439790.html</link>
<pubDate>Tue, 12 May 2015 20:38:12 +0900</pubDate>
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<title>ミレニアム</title>
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<![CDATA[ <p>「ミレニアム」　全６巻　スティーグ・ラーソン　ハヤカワ文庫ＨＭ</p><br><p>スウェーデンで報道系の月刊誌「ミレニアム」を発行するミカエルは、まんまと嵌められて名誉棄損で有罪になった。そんなミカエルにある大企業グループの元会長から、３６年前の事件の調査依頼がくる。名誉棄損裁判の相手方の不正の証拠、という報酬につられてミカエルは調査を開始した。３６年間、事件はあらゆる角度から調べつくされたかに見えたが・・・</p><br><p>ミルトン・セキュリティのリスベット・サランデルは、全身にタトゥーとピアスを纏い、後見人が必要な無能力者とされていたが、極端な人間不信でコミュニケーションに難があるものの、実は知能が高くハッキングの天才でもあった。</p><br><p>第１部はミカエルとリスベットの視点で一見別々な物語が並行に進む。２人が出会ったとき、３６年前の事件に新たな展開が！</p><br><p>第２部はミカエルの友人が殺され、リスベットが犯人として追われる。リスベットの無実を信じるミカエルは調査に乗り出すが、そこで浮かび上がってきたのは、リスベットの出生と過去に纏わる事実だった。</p><p>それは国を揺るがすスキャンダルで、第３部で、リスベットの無罪を信じるミカエル達と、それをもみ消したい人々との戦いとなる。最大の戦力であるはずのリスベットは拘留されて連絡すらとれない。</p><p>そして始まるリスベットの裁判。果たして彼女は無罪を勝ち取ることができるのか。</p><br><p>--</p><p>スティーグ・ラーソン氏のデビュー作にして遺作となった本作は、本格ミステリーであり、警察小説であり、エスピオナージュであり、リーガルミステリーでもある、一粒で４度も５度も美味しいミステリーです。</p><br><p>世界中でベストセラーになったと評判の作品ですが、全部で４０００ページ弱という長さゆえ、一気読みできそうなタイミングを見計らっていました。で、ＧＷにかかるタイミングで読み始め、１０日ちょっとで一気読み。少し疲れて１日休みましたけど、全体としては退屈する暇もなく一気に読めました。</p><br><p>複雑に絡み合った謎が、事実が、少しずつ明らかになり、「よし！」と思ったタイミングで、いきなり横からガンと殴られる・・・！！</p><p>え？　ここでこうくるのか！？　<br>よい意味で何度も予想を裏切るストーリー展開でした。</p><p>それで、すっかり警戒して、最終巻は「このまますんなりいくはずがない」とドキドキしながら読むことに（笑）</p><br><p>本当は第６部まで予定されていたという本シリーズ、リスベットがどう変わっていくのか、もう少し見ていたかったのに残念です。</p><br><p><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12023438948.html</link>
<pubDate>Sat, 09 May 2015 09:47:58 +0900</pubDate>
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<title>忘却のレーテ</title>
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<![CDATA[ <p>「忘却のレーテ」　法条遥　新潮文庫ＮＥＸ</p><br><p>笹木唯はとある新薬の臨床実験に参加する。</p><p>その薬「レーテ」は、記憶の繋がりを絶つ、すなわち「忘れる」薬だった。</p><p>被験者は６人。隔離された施設の中で、深夜にレーテを投与され、１日分の記憶が消える。</p><br><p>唯は両親を事故で亡くしてからあらゆるものの「死」に向き合えなくなっていた。</p><p>しかし、実験中、そんな唯の前で次々と人が死んでいく。</p><p>記憶は毎日リセットされるので死の記憶は残らない。</p><p>かすかに残る違和感。</p><br><p>レーテは何のために開発されたのか。</p><p>唯を実験に参加させたのはなぜか。</p><br><p>積み重なる違和感。</p><p>何かがおかしい。</p><p>何かが壊れていく。</p><br><p>--</p><p>最初ＳＦかなと思って読み始めたら、だんだんホラーになり、最終的にはミステリー？やっぱりホラー？</p><p>という作品でした。</p><br><p>読み終わったらもう一度読んでみたくなります。</p><p>もう一回拾い読みしたら、モヤモヤがかなりスッキリしました。</p><br><p>そのうえでやっぱり　コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ　　でした。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/shiory-s/entry-12023408997.html</link>
<pubDate>Fri, 08 May 2015 21:26:34 +0900</pubDate>
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