豊池美術店のブログ https://ameblo.jp/sirofuku21/ https://www.toyoike.co.jp/ ja-jp 昭和五十年1975年 https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12841344050.html 友人から「新幹線博多開業記念入場券」を貰いました。時は流れて来たように感じますが一刻そして一刻を感動と苦悩と発展の経緯としてみんなで歴史を創って来ているのだと想いました。 この新幹線博多開業記念入場券の発行元が岡山鉄道管理局です。お値段が30円。この時期の株価はいくらだったのだろうかと想いました。昭和50年に株価は4,934円78銭でスタートしています。 新幹線博多開業の3月10日には7,555円47銭まで上昇しています。その後にベトナム戦争終結後の戦争特需の終わりとオイルショックに依る世界的 2024-02-20T11:34:05+09:00 金箔 銀箔 鏡獅子 https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12840154600.html 井原市に在る平櫛田中美術館で現在開催中の「鏡獅子20年ぶりの里帰り」特別展では鏡獅子の迫力に圧倒されます。 東京に在る国立劇場から井原の平櫛田中美術館への里帰りに疲れを見せず威風堂々と見栄を切っています。 鏡獅子は木彫が完成した後に全身に金箔を施しています。長い髪の部分には銀箔を施しています。その上から彩色をしています。 この様子は平櫛田中美術館に在るビデオシアタールームで現在放映中です。種も仕掛けも知った上でも、尚も迫力に酔いしれます。 平櫛田中先生 素晴らしい世界を後世に遺して頂き 2024-02-11T10:35:22+09:00 ガラス・ケースから出た鏡獅子 https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12839812956.html 三宅坂に在る国立劇場のロビーでは「鏡獅子」は大きなガラスケースに収まっています。 観る人はガラス越しに接する事になります。 現在、井原市の平櫛田中美術館ではオープン・スペースで鑑賞することが出来ます。 私たちは「鏡獅子」と同じ空気を呼吸する事が出来ます。限られた五年半の後は難しいと想います。 2024-02-08T16:50:08+09:00 想いが現実になりました https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12838834239.html 皇居ランの後で三宅坂に在る国立劇場のロビーに据えてある平櫛田中先生の鏡獅子を観ました。10歳代で父と一緒に国立劇場で見て、60歳代で井原市国立に里帰りした時に見て、またその間にも幾度もテレビで放映されるのを映像として見ていました。 先日の70歳代で観る平櫛田中作鏡獅子は初めて観る感覚でした。この前に鏡獅子が井原に里帰りした時に、井原市立平櫛田中美術館で鑑賞することが出来るのはこれが最後であろうと云われていました。 もっと、しっかりとあの時に観ておけば良かったと国立劇場で想いました。1月30日 2024-02-01T08:56:37+09:00 ひなわびすけ https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12838297069.html 1月27日 陶岳先生宅を訪問しました。床には献上徳利に黄色の蠟梅と白い雛侘助が挿してありました。美しい花ですねと感想をもらすと、かつて京都の植物園を訪れた時に求めた苗木を寒風の敷地に下ろしたこと、15年目に花が咲いたことをお聞きしました。 「一度咲くとしばらく楽しませてもらっています」と雛侘助を家族のように語られました。 「ひなわびすけ」の花言葉は、「控えめ」「簡素」です。 2024-01-28T08:09:19+09:00 小平市 平櫛田中彫刻美術館を訪問 https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12837982083.html 2024年1月25日 東京都小平市に在る「平櫛田中彫刻美術館」を訪問しました。平櫛田中98歳の時に竣工した邸宅であることから「九十八叟院(きゅうじゅうはちそういん)と自ら命名しています。隠居する処として建てた邸宅でしたが制作の意欲は衰えずアトリエを増築しています。108歳で逝去するまでの10年間をここで生活し制作しています。 終活は平櫛田中には「今までを超える仕事に挑む」ことなんだろうなぁと感じました。 あいにく工事中で邸宅を拝見することは叶いませんでしたが、併設の展示館では30歳の時に三畳 2024-01-25T17:30:16+09:00 嗚呼 ロウケンパン https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12837528328.html 倉敷に在る大原邸の居間に軸が掛かっていました。暉峻義等博士の「饅頭の讃」その下に富本憲吉先生の「鉢植えの蘭と饅頭の図」です。 暉峻義等(てるおか ぎとう)は大原孫三郎さんの設立した「倉敷労働科学研究所(略称:労研)でロウケンパンを開発した方です。昭和天皇の摂政官・労研顧問を務めています。 富本憲吉(とみもとけんきち)は文化勲章を授与された人間国宝の陶芸家です。 先人の息吹に触れ、そしてロウケンパンを口にした少年時代に想いを巡らしました。 2024-01-22T06:20:11+09:00 倉敷の大原邸 https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12837527716.html 1月21日日曜日に倉敷の大原邸にて、大原孫三郎さんが眺めたと同じ景色と同じ空間に身を置きました。 木漏れ陽の射す部屋から、庭の木立の向こうに大原美術館が見えます。 悠久の時の流れを堪能しました。 2024-01-22T06:06:14+09:00 金重道明さんのこと https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12836846462.html 金重道明先生は僕が最初に教えを乞うた備前焼作家です。親しく語り、時にプライベートの相談も聞いてくれました。いつも穏やかな笑顔で兄と慕っていました。 備前焼のこと、窯詰めのこと、窯焚きのこと、そして御尊父・金重陶陽先生の日常や備前焼に対する考え方も教わりました。若さが手伝って、今考えると恥ずかしくなる質問にも僕が解るまで応えてくれました。振り返ると夢のような日々でした。残念ながら61歳で病に倒れご逝去されました。既に道明先生がいなくなった年齢を僕は越えています。時は20世紀から21世紀へと移って 2024-01-16T20:06:10+09:00 無為自然 https://ameblo.jp/sirofuku21/entry-12835269284.html 1月4日 森陶岳先生の寒風自宅に年賀のご挨拶に伺いました。元旦に陶岳先生から、「今年一年も新たな飛躍の年になるように頑張る決心です。」と力強いメッセージを頂いています。87歳の充実した芸術生活を送られています。 今日は昨年の暮れに窯出した新作の茶碗でお茶を頂きました。赤ちゃんのほっぺのように円やかな感触の優しい茶碗でした。 「書初めしたものです。」と書下ろしを用意してお待ち頂いていました。墨は書家・榊獏山先生の特製のものとお聞きしました。 「無為自然」老子の言葉。今年一年、心して歩みたいと 2024-01-04T17:54:44+09:00