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<title>王様の耳はロバの耳</title>
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<description>リアルでは本音は語れない容赦なく「ネタバレあります」</description>
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<title>アーサー王伝説</title>
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<![CDATA[ <p>もうこのまま放置してしまおうかと思っていたブログ・・・</p><p>久しぶりに開いたらいつの間にかブログの表示が変わっていた(-_-;)←私が書く所の事です</p><p>6月から今まで観劇はしました。</p><p>けれど時間を使ってでも「書きたい」と思う気持ちが湧いてくる舞台が無かった。</p><p>久しぶりに書きたいと思う公演が「アーサー王伝説」。</p><p>月贔屓だから、というのもあるけど、心が動かされる舞台だった。</p><p>「アーサー王伝説」はフランス版のDVDは発売されていなくて（昨日フランスで発売だったらしい）予習としてYOUTUBEでのぶつ切りの動画を見たり、フランスで観てきた人のブログであらすじを読んだりしたので、楽曲はあらかじめ頭に入った状態で観劇。</p><p>石田先生の脚本は、所々引っかかるセリフや演出・登場人物はいて、総合して絶賛！とまでは言えないけれど、大体においていい舞台に仕上がっていたと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>ここからはネタバレも批判も入るので、嫌な方はここから引き返してください。</p><p>&nbsp;</p><p>珍しく東京での幕開き、私が見たのは初日から3日目。演者の演技はかなり出来上がっていると感じた。石田先生の潤色での不満点の大きなところは幕開きとアリアンロッド。本編は大人っぽいミュージカルの舞台として成立していたのに、幕開きに登場するアリアンロッドが甲高い声と真っ赤なミニスカで歌い喋る。度々登場するこのアリアンロッドが私にはとても浮いて見えて「ウザい」存在だった。マーリンとアリアンロッドで物語の語り手の任もあり、確かにひたすらマーリンが一人で語るよりも会話形式にした方が分かりやすく場も持たせやすいのだろうが（新公主演経験者の小雪にちゃんとし役も与えられるし）、この後に続く子供時代の流れも加わって、どうにも子供ミュージカル風味なのが残念だった。照明や音楽を使って幽玄な場面にしてほしかった。子供時代も、メリアグランスがずるをしたという事にはなっているが、アーサーも試合もしていないのにマーリンの手招きでいつの間にか剣を引っこ抜いているのが、そっちもずるじゃないの？と思ってしまう。フランス本家版も、アーサーは試合で勝ってエクスカリバーに挑戦したわけではないようなので、このくだりは仕方ないのかもしれないが。</p><p>それと子供アーサーと大人アーサーがせりで入れ替わる演出はとても既視感がある。そして途中何度もトート？フェルマリ？と、ヅカファンのツッコミが聞こえてきそうな演出が・・・。</p><p>それと何度もあったビンタ。概ねいい舞台だっただけに本当に残念だ。</p><p>&nbsp;</p><p>では、ここからここの役の感想を。</p><p>&nbsp;</p><p>アーサー（珠城りょう）</p><p>木梨・ジュリアーノ、そして今回のアーサーと、主演作の役がどれも苦悩する役。</p><p>今回も幸せそうだったのは、グィネヴィアと出会って恋に落ちるところぐらい。</p><p>CSなどのインタビューを見ても、若くしてトップになることに迷いや不安も多かったらしいので、アーサーの苦悩する姿がどうしても彼女自身の姿にかぶって見えてしまう。</p><p>それだけにラストの所信表明のようなセリフもリアルに伝わってきた。</p><p>そういうことが透けて見えてしまうのは芝居の見方として決していいことではないと思うのだが、ラストの「笑え！笑わんか！」の件では痛いくらいにアーサーの心が見えてしまい涙なくしては観られなかった。セリフ・歌と技術的な課題はあるひとだが、心のこもったいいお芝居をする役者だと思うし、彼女の真面目な持ち味が生かされた役で、この役でトップお披露目となったのは良かったと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>グィネヴィア（愛希れいか）</p><p>もうベテランのトップ娘役なので、技術的には何の不安もない。余興の人形振りが見事だった。ただこのグィネヴィアという役、どうにも同性の共感は得られない女性だと思う。「尻軽女」と非難されるセリフが有るが、ひどい言われようと同情する気持ちにはなれず、「仕方ないよね」と思ってしまう。「不義は極刑」の時代にあまりにも安易に不倫に突っ走るので、天真爛漫通り越してバカなのかと・・・。お芝居なので、登場人物全てが感情移入できる善人であることもないので、観ていてイラッとさせられるお姫様を、そういう人物として的確に演じていたのではないかと思う。発狂の演技もさすがに上手かった。（思いっきりネタバレするけど、ラスト二人国外追放になってボロボロの体で城を出ていくけど、お父さんが後から付いて行くよね。</p><p>お父さん隣の国の領主だから、全然悲惨な事にはならないのでは？と思ってしまった。）</p><p>&nbsp;</p><p>モーガン（美弥るりか）</p><p>華奢な体つきや容貌が主人公の姉で魔女という設定にはまっていたし、経験豊富な上級生としてその存在感も素晴らしかった。「悪のちから」の中のワンフレーズだけ高音域が声量の弱さもあり気になったが、他は歌唱も上手くこなしていた。</p><p>役の背景にある哀しい過去を背負い、復讐という目的のために強く生きる女を的確に表現した。男役の強さはありながら、カマっぽさの無い、色気のあるいい女だった。</p><p>&nbsp;</p><p>ランスロット（朝美絢）</p><p>劇場にいた誰もがまず思っただろう事、「イケメン！」</p><p>正直「強そう」とか「剣の腕が立つ」人物、には見えなかったが、王妃の不倫相手としては</p><p>もう適役だったと思う。歌唱に関しても、今まで音程やお高音域に不安定な所が見られたが、今回はかなり安定していた。気になっていたブレス音も今回はほとんど気にならなかった。</p><p>演技も、ゆるされない事と分かりつつ王妃に対する思いに苦悩する若者の気持ちが良く伝わってきた。</p><p>&nbsp;</p><p>メリアグランス（輝月ゆうま）</p><p>少ない出番なのに強烈な印象を残した。歌唱はファルセットから本来の男役のアルトまで、声量も豊かで聞き惚れた。芝居も、前半のゴール国の王子としての演技と、魂を悪魔に売って風貌の変わる後半とは全く違う。型通りの悪役の演技ではなく、自分を振ったグィネヴィアを見上げたり、絶命の呪いの言葉などその表現力は緻密で秀逸だった。手下二人を従えて舞台中央でのダンスも場を持たせる魅力があったし、モーガンを背中に背負ってのリフトは見ごたえがあった。（このリフトは勿論美弥るりかの上手さでもある）</p><p>&nbsp;</p><p>マーリン（千海華蘭）</p><p>セリフの多い役なので、滑舌発声の良い彼女でストレスなく見ることが出来た。</p><p>アーサーを導く者としての落ち着いた演技と物腰も、非常に上手かった。</p><p>ただ、元々の顔が童顔なのと声が高いので、髭やコスチュームでもそれほど老け役であることを感じることが出来なくて、若干物足りなさを感じた。</p><p>&nbsp;</p><p>ガウェイン（紫門ゆりや）ウリエン（貴千碧）</p><p>アーサーの忠実な部下という雰囲気が良く出ていた。二人の性格や考え方の違いもはっきり出ていてよかった。</p><p>&nbsp;</p><p>レオデグランス公（綾月せり）</p><p>若いメンバーが多く、専科からの特出も無い中、渋いイケメン枠を一手に担っていた。</p><p>セリフも声が落ち着いていて、優しくていい父親であり領主であるとともに、騎士としてのかっこ良さもある。管理職として若手にいい見本を見せて行って欲しい。</p><p>&nbsp;</p><p>レイア（早乙女わかば）ヘラヴィーサ（海乃美月）</p><p>モーガンと3人の並びは本当に美しくて眼福だった。ニコイチだが、キャラクターの違いがはっきりとしていて、無表情で冷たい印象のレイアの方が少し損をしているような感じがした。</p><p>ヘラヴィーサはまさに「小悪魔」。矢印のような悪魔のしっぽが見えるようだった。</p><p>&nbsp;</p><p>ケイ（佳城葵）</p><p>芝居巧者の抜擢が嬉しかった。コミカルな動きやセリフの間がやはり上手いし、独特だが通るいい声が心地よい。だいぶ練習したであろうパントマイムで1場面一人で持たせられるのは大したものだと思った。ただ、旅行鞄のパントマイムは、時代的なものと場面を考えるといささか唐突で、マイムを見せたいだけの場面と感じた。もちろんこれは彼女のせいではない。</p><p>&nbsp;</p><p>その他では、カリメルドからの伝令颯希有翔の歌が印象に残った。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12211965444.html</link>
<pubDate>Fri, 21 Oct 2016 22:47:34 +0900</pubDate>
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<title>NOBUNAGA/Forever LOVE!!</title>
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<![CDATA[ <p>マメな更新が出来ず、2か月ぶりの更新です</p><p>今回もまとめて、月組大劇場公演と雪組KAAT神奈川芸術劇場公演「ドン・ジュアン」について感想を書きます。</p><br><p>まずは月組公演から</p><br><p>「NOBUNAGA」</p><p>私は大野先生の近年の作品、「エドワード8世」や「Bandito」「前田慶次」はかなり好みなので、</p><p>この作品に対しても期待値はかなり高かったです。</p><br><p>ですが、1回目の観劇の後、「どうした？大野～！とっ散らかりすぎだろう～！」（すみません、もはや先生という敬称すら付けられない）と叫びたい衝動に駆られました。</p><p>それくらい訳わからない感じを受けました。</p><p>1泊で遠征したので、その晩ホテルで頭を整理する、で</p><p>こちらの頭が混乱するのは、史実を念頭に置いてしまうからだ、実在の人物をキャラクターとして登場させた完全な創作劇として観よう、と思い直し観劇に臨み、創作としてのストーリーを受け入れるようにして観たら、まあ…楽しめました。</p><p>それでもラストの本能寺で、明智光秀がどうして信長を討とうという思いに至ったのか、そこがこの物語中前場面からの流れとして最も唐突だったので補完して欲しかった。オリジナルのストーリーだとしても、その中での登場人物の言動に対する整合性というのは、やっぱり必要だと思うのですよ。</p><br><p>大野先生、膨大な資料を参考に、中でも「伝説的」な人物や、出来事を前面に引っ張り出して使うのがお好きなようで、それがロルテス（やイエズス会）の密かな野望、象の登場、弥助という家臣、として登場する。竜の絵を多用した背景や、メタルな象もエンターテイメントとしての面白さにいい効果を出していたと思う。</p><p>音響と歌のバランスを調整して欲しい。ロック調の音楽に歌を合わせると、非常に歌詞が聞き取りにくく、</p><p>結果話の筋が分かりにくくなる。</p><p>特に大劇場の端の方の席は音響が悪くて、何を言っているのか聞き取れない。</p><br><p>この「NOBUNAGA」で一番ワクワクしたのが、武将たち。</p><p>「カッコイイ男役を堪能したい」この欲求には充分答えてもらいました。</p><p>と、ここまで書いてこれまで私がこのブログで書き散らしてきた持論との矛盾に気づく(-_-;)</p><p>見た目のキラキラや綺麗さよりも、質の高い舞台が見たい、学芸会はごめんです、とまあ</p><p>こんな感じです。勿論その気持ちは全く変わってはいない。</p><p>なので私の言う「かっこいい」とは、男役芸が備わったうえで舞台の上で、役としての息吹を感じられる</p><p>かっこよさなのです。</p><br><p>主演の方や番手級の方々に対する感想はもはや語りますまい。（と、作品に合わせて急に語り口調に）</p><p>沢山出番やセリフが有って、役を書きこまれている人は、表現が出来て当然なのです。</p><p>もちろんそれだけの経験だってある。</p><p>なのでそれ以外のキャストで印象に残った人だけ書きます。</p><br><p>上級生順に</p><br><p>浅井長政（宇月颯）</p><p>出番は多くない（というか少ない）。衣裳は合戦スタイルだが、信長の家臣たちとはデザインの違うちょっと上品な甲冑風の衣装に、長い直毛がすっと垂れたカツラというビジュアルがまず素晴らしく眼福。</p><p>市との婚姻によって信長と義兄弟となりながら、対立してしまうことになった苦しい立場が、長くはない出番でも伝わってきた。銀橋での市を守って銃弾を刀ではじくという、現実にはありえない動体視力と運動神経シーンが何より「カッコイイ」。</p><br><p>柴田勝家（有瀬そう）</p><p>まさにイメージ通りの「柴田勝家」。もうそのままNHKの大河ドラマに出られるんじゃないかとさえ思える。</p><p>大きな見せ場が用意されている訳ではないが、その安定した佇まいが目を引いた。</p><br><p>オルガンティノ（千海華蘭）</p><p>ロルテスと銀橋わたったり、センターで歌ったり、所謂「オイシイ」役。彼女のビジュアルから、武将チームには適さないので、必然的にこの役だったのだろうが、ロルテス珠城との息がぴったりで、出番は多くない割には印象に残った。</p><br><p>前田利家（輝月ゆうま）</p><p>織田ンサーズ、のなかでは、暁千星の佐脇良之と共に特別な出番があり、ダンスのポジションも前列中央で、最初から最後まで出番が多く、長身に甲冑の衣装が映えて自然と目が行く。1節だが歌、芝居共に相変わらず上手いし、情や義に厚い利家という、演じる人物を的確につかんで表現しているのはさすが。</p><br><p>織田信行（蓮つかさ）</p><p>今まで線が細いのが気になっていたが、兄に取って代わろうとする弟という強い一面を短いセリフの中でもしっかり印象付けた。</p><br><p>二条晴良（佳城葵）</p><p>この役としての登場は一瞬、セリフも少し。だが、その佇まいとセリフの声で、確かに武士ではなく、朝廷側の人物なのだとハッキリ分かる。</p><p>たったあれだけ、だからこそお見事！だと言いたい。</p><br><p>ここからは苦言（嫌な方は読まないでください）</p><br><br><br><p>相変わらず、「路線」には辛口です。</p><p>それだけ重要なポストを、現在・将来にわたってまかされる（ている）のだから、誰よりも結果を出さないといけない使命があるのです。</p><p>甘口で「将来いいものをみせてもらえばいいよ、いいよ」と言ってくれるのは、好意を持っているファンだけですよ。</p><br><p>妻木（朝美絢）と佐脇良之（暁千星）</p><p>妻木と良之のエピソードは、二人の路線に対して「わざわざ」活躍の場を作ったものだと思うが、折角のシーンを生かせてないと感じた。初めての娘役の妻木の朝美だが、まず男役がやる娘役だからそれを生かそうとしての事かもしれないが、立ち居振る舞いや発声が男役のままで、娘に見えない。宝塚の娘役は、元の性が女性だから、ありのままなのではなく、女性が男性も演じている劇団なので、娘役も娘役の芸を持って「娘を演じている」。だから、今回朝美も娘役をやる以上は、娘役としてのくノ一の妻木をみせて欲しかった。歌もあるのに聞かせられるレベルではなく、中途半端で物足りなかった。</p><p>この役、もっともっと作り込めるのではないだろうか。折角おいしそうな役なのにもったいない。</p><p>佐脇の暁千星。歌は確かに技術的には上手くなっているが、問題は相変わらずの芝居。</p><p>滑舌やセリフ回しの進歩の無さも問題だが、「佐脇良之」という人物が全く伝わってこないのだ。</p><p>つまり「ありちゃんが舞台でしゃべっている」としか見えない。申し訳ないが、いまだにお芝居というものが何か分かっていないとしか思えない。</p><br><p>それと、これは大野先生の趣味なのかもしれないが・・・</p><p>くノ一の衣装、あれは男性から見た欲望みたいなものですか？</p><p>誰に対するサービスなのか？と思うほど品が無くて嫌だった。</p><br><p>「Forever LOVE!!」</p><p>サヨナラ公演だから、まずトップさんの意見を第一に取り入れました、という内容と構成が全体にわたって</p><p>感じられたショー。</p><p>トップのデュエダンが無い、男役の大階段を使った群舞が無いなど、お決まりの構成が無い寂しさと物足りなさと言ったらない。</p><p>卒業する面々に対するお餞別は手厚く、良かったねと言いたくなる。</p><p>構成は変わっているが、振付は目新しいものが無く面白みに欠けた。</p><p>とにかく卒業に対する餞別臭が強いので、一つのショーとして面白いかと言われると、</p><p>面白くもないし楽しかったともいえない。</p><p>こんな感想ですみません。</p><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Mon, 27 Jun 2016 10:59:41 +0900</pubDate>
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<title>東宝　1789（盛大にネタバレしてます）　</title>
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<![CDATA[ <p>ロナン　加藤　和樹</p><p>オランプ　神田沙也加</p><p>アントワネット　花總まり</p><p>の回を観劇した</p><br><p>幕開き、バスティーユの１/100（←適当）模型みたいなセットにロナンがよじ登るシーンはなく、ペイロールが兵士を率いて客席から登場。ロナン父を殺すシーンから始まる。宝塚版のバスティーユのシーンは、無くてもいいかなと、新人公演を観て思ったので（ただし宝塚の新公は幕前芝居なので、カットしました感が半端ない）、舞台全体を使ってのこの場面は良かった。農民役の役者が少なくて、早速寂しさを感じた。（私が、宝塚の人海戦術に慣れ過ぎなのかもしれないが・・・）が、父を殺された後ロナンとソレーヌが舞台中央に残って歌う。ロナンが去ってしまい、残されたソレーヌが歌う「叫ぶ声」に早くも涙。</p><p>上手い！とにかくソレーヌ役のソニンが上手かった。ロナンの加藤和樹は、高音部分が少し辛そうだったが、歌えるし、芝居もいい、主演としての華もある。ソレーヌの歌のパートが増えてたり、衣装が宝塚より地味だったり、宝塚のトップに比べたら、主演としての目立ち具合は減っているのだが、埋もれないで話の中心に立って引っ張っていく魅力があったと思う。</p><br><p>パリの街角～印刷所</p><p>デムーランの演説、ロベスピエールの登場は宝塚版と大体同じだが、ロナンと知り合うきっかけが違う。</p><p>宝塚は空腹で倒れるロナンを、デムーランとマラーが救う形だが、東宝版は農村の窮状を訴えるロナンに</p><p>「君の話をもっと聞きたい」と言って印刷所へ誘う。ちょっと語り合ってすぐに「俺たちは兄弟だ」っていうのは変な感じだが、東宝版の方が仲間になるプロセスに説得力があった。ロベスピエールの古川雄大・デムーランの渡辺大輔、二人とも歌えるし、見栄えがいいし、加藤と3人そろうと「何事・・・」イケメン過ぎる</p><p>(-_-;)　何も言うことはありません</p><br><p>ヴェルサイユ宮殿</p><p>ここは王妃がサロンで賭け事に興じていて、そこに秘密警察が王妃を陥れるネタを探るために変装して忍び込むシーン。宝塚版は、アントワネットの歌詞も、秘密警察や貴族たちの扮装も「賭け事」に懸けていたのだが、東宝版は歌詞はそのまま（多分）なのに、扮装は虫をテーマにした仮装になっていた。</p><p>これ、フランス版のラマールがこんな感じ（フランス語なので良く分からなかった）だったので、フランス版に近くしたのかもしれないが、賭け事に懸けた演出の方が良かったのに・・・。ここは非常に残念。</p><p>花總まりは、とてもきれいなのだが前半のアントワネットには合ってないと感じた。歌も演技も。</p><p>歴史の年齢的には30半ばだが、後半との対比があった方がいいと思うので、好きな男がいてそれにすべて賭けたいという生身の女の気持ちがもっと表に出て欲しかった。アルトワ伯は吉野圭吾。</p><p>フランス版に近い（印象）。王弟役としての貫禄や色気もあって、革命家トリオとの対比としてもいいキャスティングだと思った。</p><br><p>パレ・ロワイヤル</p><p>演出は大体宝塚版と同じ。民衆のダンスは、人数は少ないが、男性も女性もアクロバティックで見ごたえがある。シャルロットが本当の子供なので宝塚を見慣れていると新鮮。でも子役とはいえ、歌も芝居も上手かった。ダントンが、ちゃんともてないキャラに見えた。ソレーヌの夜のプリンセスが絶品だった。</p><p>そして、フェルゼン（広瀬友祐）が、若い設定はそのままなのか、日本人の男性なのにちゃんと宝塚風の（という訳でもないけど）軍服が似合っていてイケメンで、なおかつちゃんと男性だし（当たり前だが、宝塚版キャストが何とも、お子様風味だったので。）、同じイケメン枠だが、革命家たちとは違った、貴族であることをちゃんと感じられる演技が良かった。秘密警察がこの辺りから活躍？してくるが、ラマールはいいとして、ロワゼルとトゥルヌマンの二人組の面白さが弱かった。徹底して頭の弱い抜けたキャラ設定が出来上がっていない。セリフがほとんど宝塚と一緒なので、こうやって見ると宝塚版3人組のセリフの間と徹底したキャラはかなり上手かったのだと感じた。</p><br><p>バスティーユ監獄～脱出</p><p>拷問のシーンが、無駄なセットなどが無く、ペイロール役の岡幸二郎の歌の明瞭さ、説得力が素晴らしく、ペイロールがしようとしていることの意味が明確に伝わった。</p><br><p>三部会</p><p>ここが、何といっても東宝版では不満。人形劇と宮廷側のキャストを人形振りで、秘密警察3人が、三部会のことを説明するのだが、本当にただの説明場面になってしまった。</p><p>キャストの人数が少ないので、大勢出る演出には限界があるのだろうが、三部会の宝塚演出は見ごたえがあっていい場面だったのに。ここの説明にミラボーが登場した。宝塚版では出てこなかったが、フランス版では2幕から割と重要なポジで出てきて、ラストの人権宣言でも口火を切る。このままラストも出るのかと思いきや、ピュジェ中尉（松澤重雄）と二役なので、そんなに活躍はしない。</p><br><p>ヴェルサイユ宮殿内</p><br><p>印刷所～地下水道</p><br><p>サン・ドニ大聖堂</p><p>ロナンとオランプの「この愛の先に」の後に、オランプが一人で「許されぬ愛」を歌う。</p><p>元々オランプの歌だったのが、宝塚ではアントワネットが歌っていたが、元に戻った形になった。</p><p>オランプの神田沙也加は、歌は上手い、見た目もカワイイし演技も普通に出来る。（申し訳ないが、すごくすばらしい！と絶賛するほどでもない）</p><br><p>ヴェルサイユ・王の居室</p><br><p>パレ・ロワイヤル～ムニュ・プレジール館の門前（1幕のラスト）</p><p>1幕ラスト、宝塚版の宮廷キャストが高い壇に勢揃いして民衆を見下ろすような演出がとてもよかったので、盛り上がりとまとまりが無い印象を受けた。</p><br><p>2幕</p><p>球戯場</p><p>ここの宝塚版が本当に素晴らしい演出で、バディーパーカッションをつかったダンスが女性だけなのに迫力があって良かったので、男性が入ったらさぞや、と思って楽しみにしていたのだが、</p><p>まさかのボディーパーカッションが無かった。ダンスのフォーメーションは似ていたが、かなりガッカリ。</p><p>王に「解散しろ」といわれ、武器を持たないものの無言の抗議としてのボディーパーカッションだったと理解しているので、単なるダンスの演出とも違うと思っていた。非常に残念な点だった。</p><p>ここで上から見下ろしている王・ペイロールが舞台奥（中央）ではなく、上手下手に分かれているのも威圧感に欠けるように思えた。</p><br><p>ヴェルサイユ宮殿</p><br><p>ロナンとシャルロット</p><br><p>サン・ドニ大聖堂</p><p>秘密警察のダンサーは出てこない。少しセリフが整理されコンパクトになっていたようだった。</p><p>割とあっさり終わってしまって、場面の怪しさもあまり無かった。</p><br><p>革命家の溜まり場</p><br><p>パリの下町のパン屋</p><p>大きく変わった点だ。フランス版にもあるソレーヌを中心とする女性達がパンを求めてパン屋を襲う場面。</p><p>先に書いたが、ソレーヌのソニンが迫力があり上手いので、ここも「革命」前夜の雰囲気を高めるのに一役買った。宝塚版の不満点の一つに、民衆のダンスシーンが男役メインキャストを中心とする似通った場面ばかり（宝塚のスターシステムによるもので、仕方がないのだが）というのがあった。この場面が追加になって新鮮だった。ただ、ダンスの後あっという間に説得されてしまうのが腑に落ちない。</p><br><p>ヴェルサイユ宮殿内</p><br><p>デムーランの演説</p><br><p>パリ市街</p><p>ペイロールの歌の迫力がすごくて聞き惚れた。ただ、この場面も結局民衆のコーラスの方が厚くなって、王宮の軍隊の力を飲み込んでしまうのが宝塚版からの不満点。</p><p>東宝版ではどうせならフランス版のようなペイロールが歌いまくる演出でも見てみたかった。</p><br><p>ヴェルサイユ宮殿</p><p>ほとんど宝塚版からの変更はないが、「神様の裁き」で、ルイ16世と子供たちは出てこないのと、模型のギロチンは落ちずに、ギロチンが落ちる映像がバックに映し出される。</p><p>ルイ１６世もアントワネットもオランプも、演技があっさりめ。</p><p>宝塚版で毎回ほろっときてたのだが、それほど感動的に仕上がっていなかったのが残念。模型のギロチンが落ちるのがこんなに効果的なのだと改めて思った。</p><p>ただ、模型が落ちるのは舞台では見えにくいので、リピーターの多い宝塚とは違って、1回きりの観客にも分かりやすくと思っての変更だったのでは、と推察するが。</p><br><p>パリ市街～バスティーユ要塞前</p><p>舞台後方全体に設置された、巨大なパネルがやっと本来の「バスティーユの跳ね橋」としての役目を果たす場面。ここ、宝塚でも思ったけど、ピュジュ中尉を一人だけ、こんなまん真ん中から助け出すのってやっぱり不自然だと思わずにいられない。</p><br><p>人権宣言</p><p>ロナンどうするのかな？と思っていたら、パネルの中央に出てきた。さすがに天国仕様ではなかった。</p><p>悲しみの報いは、セリを使った宝塚版演出がとてもいいので、不満は残った。</p><br><p>何度かリピートして観た宝塚版と1回のみの観劇の東宝版を比べるのは、フェアじゃないと思うが、</p><p>東宝版は男性が加わることによって、女性だけの劇団ではできない演出をもっと取り入れたら面白くはならなかっただろうか。もちろんコーラスに厚みもあったし、アクロバティックなダンスの面白さもあった。</p><p>しかしアンサンブルの人数の少なさを補うのなら、宝塚とは大きく変えた演出をする方が良かったのではないかと感じた。</p><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12153165202.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Apr 2016 09:08:24 +0900</pubDate>
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<title>全国ツアー「激情」「Apasionado!!Ⅲ」</title>
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<![CDATA[ <p>月組全国ツアーを市川で観劇した。</p><p>過去の「激情」は、主人公に感情移入できず、あまり好きな作品ではなかった。</p><p>しかし、アパショは大好きなテンションあがるショーなので、どちらというと楽しみに出かけた。</p><br><p>まず「激情」</p><p>やっと納得のいく、というか人物の感情が理解が出来る、ホセとカルメンを見た気がした。</p><p>「田舎から出てきた真面目な青年が、自由奔放で情熱的で美しい女に魅入られて人生を踏み外していく」話。ホセとカルメンの人として持っているもの、それまで生きてきた道のりの違いが明確で、「狼と犬」は一緒にはいられないーというセリフの意味が分かりすぎるほどに伝わってきた。</p><br><p>珠城りょうのホセ。カルメンに魅入られてしまう前のミカエラとのシーンは、本当に真面目な普通の青年で、転落の人生を歩むことになった後も、母に対する思いを語る場面の純粋さが胸を打つ。</p><p>珠城りょうの持つ、真面目な芸風が生きた役だ。カルメンと出会わずミカエラと結婚していたなら、普通に幸せな一生を送れたのだろうに・・・。ジプシーの仲間になって、犯罪に手を染めて生きていくことになり、しかも金儲けに有能（犯罪だけど）で、ガルシアを殺してボスの地位に、ってやってることは社会的にとっても悪いことなのに、最後まで「悪い奴」には見えない。</p><p>カルメンは最初から最後まで、自分は狼、束縛されたくない、自由でいたいってわかりやすく自分を主張し続けているのに、ホセときたら「新天地で平穏な暮らしをしよう」だなんて、「ダメに決まってるじゃん、バカなの？」と心の中でツッコミを入れつつみたのだが、ホセもカルメンもそういう自分の思いを1ミリたりとも、相手に合わせる事が出来ない不器用さがこの悲劇を生んだのだと、惹かれあいつつも平凡な家庭に生まれた軍人と、産まれながらに自由奔放なジプシーというそれまでの人生の違いからくる生き方の永遠の平行線が、ラスト本当に切なかった。銃殺刑になったあと、お約束の天国シーンだが、スポットライトに向かって目を細める珠城ホセがとても魅力的だった。</p><br><p>愛希れいかのカルメンもまた素晴らしかった。個人的には花總カルメンは色々な意味で綺麗すぎ、夢咲カルメンは下品すぎて好きではなかった。愛希カルメンは宝塚の作品のにあって下品すぎず、しかし社会の底辺に生きる女としてのしたたかな強さを持ったカルメンだった。</p><p>フラメンコの場面は非常に見ごたえがあった。単なるダンス場面ではなく、本物の説得力を出すのにここまでのダンス力は必要なんだと思った。</p><p>ラスト、決して自分の意思は曲げない、男の言うままに行きたくないところへついて行くなんてことはしない、たとえ殺されようと。ここの「たとえ殺されても」の言葉に、カルメンの心情が現れていると感じた。</p><p>カルメンは自分を縛ろうとするホセは嫌だが、心の奥底ではやはり愛していたのだと思う。その相反する心を自分でもどうすることもできず、にっちもさっちもいかなくなっているのはホセだけではなく、カルメンも同様だったのだと思う。占いで未来を読めていたこともあり、ホセの行動は予感があったはずだが、堂々と後ろを見せてゆっくり去っていくカルメンは、そんな自分に愛する男の手で結末をつけて欲しかったように見えた。息絶えるカルメンの顔には笑みが浮かんでいるように見えた。</p><br><p>メリメの凪七瑠海も良かった。ファンの方には本当に不快な言い方だと思うが、初めて素晴らしいと思った。個人的な好みなので許して下さいとしか言えないが、線が細すぎて中世的すぎる姿と声が好みではなかった。しかし、メリメはそんな彼女の持ち味に良く合っていたし、物語の語り手として淡々としていながら、最後に感情を迸らせるメリハリのある演技がさすがだったと言わざるを得ない。</p><p>ただやはりガルシアは任ではなかったと思う。</p><br><p>ミカエラの早乙女わかばもまた役割を十分に果たし、カルメンとは対称的な女性の役を好演した。</p><p>正直「Bandito」のヒロインの時は、歌も台詞も一本調子なのが気になってしょうがなかったが、ミカエラに限っては歌も上達しているように思えたし、セリフも情感がこもっていて良かった。</p><br><p>メインキャストには入っていないが、強く印象に残っているのが</p><p>ダンカイレの輝月ゆうま。初演・再演と組長の演じてきた役。中年男性の設定でやってきた役なのだろうが、今回の輝月ゆうまの作りは壮年くらいにみえて、（別に中年である必要はないだろう）現役の男性の色気が漂い、若いジプシーに対してはリーダー的貫禄はありながらも、ガルシアが戻ってきた場面ではきちんとガルシアの下なのだと分かる役作り。グループ芝居に於いてのバランス感覚が素晴らしかった。</p><p>演技の細かさ確かさだけでなく、若い二枚目役ではなくても、宝塚の男役としてきちんと「かっこのいい大人の男」であることが何より魅力的であった。</p><br><p>「Apasionado!!Ⅲ」</p><p>言わずと知れた再演4度目のショーの名作。</p><p>家に帰った後も耳に残る主題歌、情熱的なダンス、ちょっとコメディ、感動のラグリマなど、色々な場面を楽しめて、1時間があっという間のショーだ。</p><p>全ツならではの、客席降りが多いのも楽しかった。</p><br><p>珠城りょうは、研９なりたてだが真ん中に立ってショーの主演をはっても、物足りなさはなく堂々としていた。歌やダンスの技術はそれほど優れている訳ではないが、主演としての佇まいに不足はない。</p><p>歌やダンスはそれに特化している生徒を使ってくれればいいと思う。</p><p>今回ダンスでは宇月颯、休演から復帰した貴千碧、娘役でも玲美くれあ、咲希あかねが魅せてくれたし、</p><p>歌では輝月ゆうま・晴音アキの同期コンビやヴァレンチノのカゲソロ春海ゆうも良かった。</p><p>アクトリスのソロ２茜小夏の歌はもっと長く聞いてみたかった。</p><br><p>中詰の名物、男役のお花ちゃんズも楽しい。優ひかるがここで役をゲットして歌を聴くことが出来た。</p><p>かわいいし、歌もなかなか上手かった。</p><p>組長ポジのオチキャラと思われたネグロロサの輝月ゆうまが、ウインクが笑いを誘ったものの意外にも（失礼！）つんとした美女で驚いた。</p><br><p>KAZUMI-BOY先生振付の場面は、今回は百獣の王とシマウマの愛という、ちょっとありえない設定なのだが、愛希れいかのシマウマがしなやかでとてもいい。</p><p>ハンターたちに撃たれてしまう悲劇なのだが、ハンターは楽しみの為の行為なので、楽しそうな笑みを浮かべつつ踊る、動物たちにとっては残酷な場面であるにもかかわらず。</p><p>なかなかシュールな場面だった。</p><br><p>フィナーレに入り、宇月・輝月・蓮つかさの歌ウマ３人トリオの場面が耳福だった。</p><p>この後珠城りょうは、エルモサ（娘役）達とのダンス～黒燕尾～デュエダンと出ずっぱりの踊りっぱなし。</p><p>ここだけでも主演男役にとってはとても大変なショーだと思った。</p><p>エトワールの宇月颯がじっくり聴かせた。</p><br><p>芝居もショーも見ごたえ聞きごたえがあり、とても満足の3時間だった。</p><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12151854289.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Apr 2016 14:31:38 +0900</pubDate>
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<title>るろうに剣心</title>
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<![CDATA[ <p>雪組を東京宝塚劇場にて観劇。</p><br><p>まず、劇場でプログラムを手に取ってびっくり。厚みと紙の質が普通のプログラムと全然違う。</p><p>真ん中の長いページ（ああいうページ何ていうのか分かりませんが）、あんなのも初めて？</p><p>つい直前に見たこうもりのプログラム（通常の）と比べてしまいました。</p><p>「雪組ずるい…」のか「これで1000円！ありがとうございます！」なのか。（笑</p><br><p>「るろうに剣心」は、マンガは未読。映画は出ている役者が好きだったので、映画館とWOWOWで複数回見たので、登場人物は初見でも把握できた。</p><br><p>1幕は、オーシャンズ１１を思わせる人物紹介と時代背景の説明のような作り。2幕は宝塚版のオリジナルキャラを巡ってのストーリー。</p><p>2幕でやっと物語が動くのに、オリキャラ中心に話が進むので、「るろ剣」であって「るろ剣」ではない。</p><p>「外伝」みたいなものと思ってみればいいのだろう。</p><br><p>剣心の早霧せいな。ルパン３世に続いて、アニメの印象の強いキャラを良く作り込んでいる。得意の剣の立ち回りも素晴らしい。</p><p>薫の咲妃みゆは、大劇場で声をつぶしてしまったらしく、セリフの声がハスキーで痛々しいが、演技は相変わらず上手い。</p><p>斎藤一の彩風咲奈が、骨太でクールなキャラクターを演じて、実は初めて彼女を「良い！」と思った。</p><p>今まではどうしてもカワイイ系の顔つきが、男っぽく見えなくて、「フェアリー系？なのに次元？」とか、</p><p>体格は良いのに、色々アンバランスな感じが好きではなかったが、男役芸・歌・演技共に安定感が増した。</p><p>弥彦の彩みちるが登場して、言葉を発したとたんに「スゴイ！」と思った。</p><p>今まで見た娘役の男の子の中では突出して上手い。普通はもっとオンナノコ感が出てしまうのに、もうオトコノコにしか見えない。発声・演技全て高水準だった。</p><p>美城れんが、比留間喜兵衛と井上馨の2役だが、演じ分けが完璧。今の宝塚ではなくてはならない名バイプレーヤー。</p><p>蒼紫の月城かなと。コスプレとしては完璧なのだが、御頭としての演技や存在感、剣の使い手としての立ち回りのシャープさ、もう少し作り込んでほしかった。</p><p>御庭番衆の立ち回りは女性だけとは思えず、キレがあってさすが経験豊かな雪組中堅4人だと思った。</p><p>彩凪翔の武田観柳は、演じ甲斐のある面白い役だと思うが、少し軽く演じ過ぎだと思う。もっとアクの強い悪役として演じて欲しかった。やはり映画版の香川照之の怪演が頭にこびりついているからか、物足りなかったし、ガトリングガンのアドリブも全然面白くなかった・・・。</p><p>オリキャラ、加納惣三郎の望海風斗。不満は主に脚本に対してだが、絶対的2番手の役としては物足りない。もっともっと悪役、敵役にしてしまった方が面白かったのに。</p><p>最期もあっけなさ過ぎた。</p><p>大きな役ではないが、岸田役の橘幸の芝居が上手くて光った。</p><br><p>脚本や、演出にも特別なものはなく、先行画像が出た時の期待度からするとだいぶ裏切られた感があるが、見た目は本当にかっこいいし、娯楽として充分楽しめると思う。</p><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12151813154.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Apr 2016 11:18:50 +0900</pubDate>
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<title>「こうもり」「THE ENTERTAINER!」</title>
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<![CDATA[ <p>星組公演を大劇場で観劇。都合で1回しか観られないので、簡単な感想を。</p><br><p>「こうもり」、元のオペレッタも原作の「レヴェイヨン」も一切事前学習無しで観劇した。</p><p>大した筋がある訳でもなく、「ゆかいな復讐劇」も、手の込んだものではない。</p><p>軽いドタバタ喜劇、といった印象。</p><p>主人公が物理学者なので、もっと練られた（初期の東野圭吾のガリレオみたいな）意外などんでん返しとかあったりする、「復讐劇」を期待してしまっていたので、</p><p>たった1回の観劇では、「この人物をこういう設定で出してくる意味」が分からないとなってしまった。</p><br><p>復讐劇のみならず、ファルケとアデーレの恋愛話も唐突で取ってつけたように感じた。</p><p>ファルケのセリフで、公園で芝居の練習をしている彼女を見て愛しく思っていた、とあるが</p><p>アイゼンシュタイン侯爵邸に出入りしているファルケからはそんな様子はみられなかったので、</p><p>前振りが無さすぎていきなり恋を語る場面に？となった。</p><br><p>登場人物で印象に残ったのが、まず一番には</p><p>ロザリンデの夢妃杏瑠。元々上手い人だというのは充分わかっていたので、本公演でこのような大役で使われるのはとてもうれしい。抜擢にこたえて歌も芝居も、侯爵夫人としての貫禄や上品さも申し分なかった。</p><p>刑務官のフロッシュの美稀千種。最後の留置場とエピローグだけの登場だが、酔っ払いの演技の上手さ、セリフの間の上手さ、少ない出番ながら印象に残った。</p><p>オルロフスキー公爵星条海斗の見た目の美しさに目を奪われた。</p><br><p>本当に申し訳ないが、他に魅力的な役も無く、コメディー作品の割にはちゃんと笑える場面も無く終わってしまったので、このくらいにしか言いたいことが無い。</p><br><p>「THE ENNTERTAINER!」は、楽しくて、見ごたえのあるショーだった。</p><p>野口先生は、A-ENで、絶対ショー作家の方が向いている、と思ったのだが、大劇場となったらどうなのか？とは思っていたが、出来のいいショーだったのではないだろうか。</p><p>トップスター北翔海莉の魅力や特技を充分引き出しているし、他の組子も適材適所で使われている。</p><p>印象に残ったのが、</p><p>芝居と同様星条海斗の美しさ。鬘がちょっとアレだが、すばらしいおみ足に（笑）同性でも見惚れた。</p><p>ラテンの場面での、夏樹れいの歌と美貌が素敵だった。長いソロはやはり聞きごたえのある人をちゃんとキャスティングして欲しい。これからも、他の組でも。</p><br><p>野口先生、やっぱり「アイドル」が大好きなんだろうな。というサービス的な場面もあり、</p><p>やはり一番の見どころは、トップスター北翔海莉の弾き語り。素晴らしかった。</p><br><p>ショーだけあと何度か観たいと思った。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12151765026.html</link>
<pubDate>Tue, 19 Apr 2016 10:16:11 +0900</pubDate>
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<title>「舞音」東京新人公演（辛口あります）</title>
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<![CDATA[ 現在PCを使用できない状態なので、スマホを使って初の投稿。<br><br>なので、読みにくかったりしたらすみません。<br><br><br><br>大劇に続いて、東京の「舞音」新人公演を観劇。<br><br>月組の95期にとって最後の新人公演となった。<br><br>大劇を観劇後に一度感想を書いているので、語りたい部分について好きなように書いてみようと思う。<br><br><br><br>シャルル  朝美絢<br><br>大劇で感じた固さや危うさが取れて、自然にシャルルとして舞台で息づいていて、大劇でとても気になったブレス音がほとんど気にならなかった。<br><br>しかし、歌に関しては、課題の高音部分は大劇程の失敗にはならなかったものの、克服は出来なかったようだ。そして全体を通して所々音程の不安定な部分かあった。また台詞の男役発声についても、不安定になる部分があり、男役としての芝居の基礎が出来上がっていないと思えた。新人公演としては充分なレベルとも言えるが、長の期で二度目の主演であることを思えば「美形で目を引く」ということ以外の「仕上がり」具合が見たかった。<br><br>シャルルとしての役づくりについては、感情の動きが大劇よりも伝わってきたが、ラストの絶叫が少し激しすぎて、もう一人のシャルルの台詞を受けた台詞への感情の移行がスムーズではないと感じた。<br><br><br><br>もう一人のシャルル  英かおと<br><br>「もう一人のシャルル」単体として感情を踊りに乗せて表現することは良くできていたと思うが、やはり朝美シャルルとの一体感までは難しかったようだ。そしてラストの一言は、声が出来ていないので物語を締める一言として役目を果たすことが出来なかった。本役の上手さを実感させられた役だった。<br><br><br><br>リエン（マノン） 叶羽時<br><br>二度目なので緊張や固さは感じられなかったが、大劇に比べて大きく進歩した感もない。<br><br>歌芝居、平均以上に上手いと思うが、ヒロインとしての華やかな魅力にどうしても欠けていると感じた。<br><br><br><br>クオン 暁千星<br><br>歌は、技術的には安定して聞かせられるようになった。ただし芝居の中で役の歌として聞いたとき、まだまだ伝わってくるものがない。滑舌、台詞の言い回し、役としての感情表現についても大きな進歩は見られない。大劇の感想にも書いたが、台詞のリズムが一定になりがちで、一本調子である。月組の御曹司として、研2から大きな役を当てられており、経験は誰よりも積んでいるので、「まだ研4」とも言ってられないのではないか。<br><br><br><br>クリストフ  蓮つかさ<br><br>歌も台詞の明瞭さ、技術的な事は申し分ない。<br><br>シャルルの友人としての演技、クリストフという人物の造形、どれも的確で完成度が非常に高かった。<br><br><br><br>マダム・チャン  海乃美月<br><br>大劇の時は、上手いけれど本役には存在感は及ばないかな、と思っていたが、東京では本当に上手かったし、存在感も増していた。芝居の技術面は申し分なく、演技も芝居全体での役割を充分理解しており、輝月のソンとの二人のやり取りはそこだけ空気感が違った。新人公演主演経験のある娘役だが、役柄の幅を広くする為に、綺麗なだけではない役も良い経験になったのではないだろうか。素晴らしかった。<br><br><br><br>ディン・タイ・ソン  輝月ゆうま<br><br>大劇でも言うことなしの完成度だったが、安定感に更に磨きがかかった。ソンにはいくつもの顔があるような役だが、輝月役づくりは明瞭。共産革命の闘志であり他の何者でもない。その行動もロン・ボイ・ミンを助けるという1つの目的に向かっているもので迷いを一切感じない。感情が表に出ない役でありながら、台詞に、ほんの少しの表情の変化に、ソンの人としての感情の変化を感じ取ることができた。特にラストの囚人を助ける場面、リエンからホマそしてその場にいたベトナム民衆へと歌が広がっていく時の表情の変化と、ロン先生に駆け寄り手を取った時の温かさには感動的だった。頭の良さも感じられ、マノンを嵌めておきながら助けるという一見矛盾した行動についても、彼の計算ならばありうると納得がいく演技だった。<br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12121388505.html</link>
<pubDate>Mon, 25 Jan 2016 13:32:07 +0900</pubDate>
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<title>人事、あれこれ</title>
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<![CDATA[ <p>ショーの感想書きかけのまま、色々な発表があったので私も宝塚人事について</p><p>ここで一つ意見を書いて参戦したい。</p><br><p>まずはこのブログで、散々龍真咲の芝居について批判をしてきたけれど、</p><p>退団会見は大阪人らしい、人を楽しませたい・オチを付けたい気質がとても</p><p>爽やかで好感が持てた。</p><p>宝塚の公式・スカステではそんな場面はカットになってしまっていて残念だったけれど。</p><p>サヨナラ公演は大野先生の信長。</p><p>ロックミュージカルなので、史実だの・衣裳だのの時代考証はぶっ飛ばし、龍さんのキャラにあった</p><p>斬新な舞台を期待している。</p><br><p>さて、これからの月組次期トップについては、紅・望海説が多かったけれど</p><p>（かくいう私も望海説が最有力だと思っていた）</p><p>昨日のネットの記事<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151217-00000111-nksports-ent">http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151217-00000111-nksports-ent</a>を見て</p><p>珠城りょうが後任なんだと確信を持った人が多いと思う。</p><p>インタビューの場所は、劇団で、トップスターの会見の翌日に、次期を匂わす内容の意味深な内容。</p><p>そして、年末恒例の組替え発表の前であること。</p><p>全ツの抱負を述べるだけならば、まだ先の話なのでもっと後でもいいと思う（前売りチケットを売るための</p><p>宣伝ともとれるけれど）</p><br><p>珠城りょうがトップとすると、かちゃみやのどちらかが（かちゃと予想）別格として残るだろうけれど、そんなに長くは残らないだろうし、朝美・暁も人気、実力共にすぐに主力となれるほど頼もしくはない。</p><p>ここは「珠城より学年下で、動員の助けになり、月のウリでもある芝居と歌のレベルを落とさない」2番手になりうる即戦力が異動になってくると思われるし（そんな人は一人しか見当たらないが）</p><p>実際異動が発表になったらそれだけで珠城次期は発表したようなものだ。</p><br><p>愛希れいか続投か？も含めて、あと1週間くらいのうちには判明する事柄もあるから、</p><p>楽しみに発表を待ちたい。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12107561769.html</link>
<pubDate>Fri, 18 Dec 2015 09:57:10 +0900</pubDate>
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<title>舞音（本公演・新人公演）</title>
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<![CDATA[ <p>月組大劇場公演「舞音」本公演・新人公演の感想を一緒に書きます。</p><br><p>私は小説や映画などの原作があると、観劇前に気になって予習してしまう性質で、今回はマノン・レスコーの原作と、2001年に花組がバウホールで上演した時の映像で予習した。しかし、舞台をフランスからインドシナへ置き換え、反政府運動を物語に組み込んだため、全く別物のお話のようになっていた。ここまで違うとほとんどオリジナルと言っていいのではないだろうか。</p><br><p>原作は、シャルルにあたる主人公目線で語られる物語なので、マノンの心情が非常に分かりにくく、なぜそのような行動を取るのか私にはさっぱり理解できず、翻訳の文体の古さとヘタな直訳に何度放り出そうと思ったか知れない。</p><p>今回の舞音は、マノンとクオン兄妹の境遇を何度かセリフに組み込むことによって、金や贅沢な暮らしに対する執着の理由付けがはっきりとわかりやすくなっていたと思う。しかし、大劇場公演として、組子に役を多く作るためか、中盤以降反政府運動に絡む内容が濃くなり、途中からシャルルとマノンの純粋なラブストーリーというには話の方向性が変わってしまった感があった。</p><br><p>とはいえ、宝塚の舞台ではここのところあまり見なかったアジアが舞台。独特の音楽・舞台背景・衣裳など</p><p>目新しく、幻想的。舞台装置に竹を使用するなどシンプルだが、雰囲気づくりにはいい素材だったと思う。宝塚だから製作費をかけて絢爛豪華でなければ、というのではなく、作品の世界観をまず大切にするというのは大切なことだと思う。</p><br><p>キャストの感想、まずは</p><p>主人公シャルル・ド・デュラン　龍真咲（新公　朝美絢）</p><p>本役のまさおは、やはりどうしてもまず最初に「まさお節」という独特のセリフのイントネーションが気になってしまう。昔は確かにこんな癖のあるセリフ回しの生徒さんがいたな、と思うけれど、今は一部の演目（言わずと知れた〇○歌舞伎）を除いては、宝塚もナチュラル芝居の方向性にあるので、一人だけ浮いて見えるし、絡む相手とのセリフのキャッチボールが出来てないように見えてしまう。</p><p>演じる役が、方言など独特のイントネーションを必要とする役でない限り、日本語の標準語に近づけるのが役者のあり方だと思うのだが、もういくら批判しようと今更変わるものでもないだろうから、月組公演が見たければ目をつぶるしかない訳で…（もちろんこれがたまらなく好きという人も観客の中にはいるんだよね？）</p><p>今回の芝居の歌が割と難曲のように思えるが、歌については不安なく聞けるし、アジアという舞台でちゃんと異国人に見えるのは、華やかな雰囲気を持つスターさんならでは、と思えた。</p><br><p>新公の、あーさ。やはり容姿が華やかで、まず見た目に心を奪われる観客は多いと思う。</p><p>そんな恵まれた容姿に頼ることなく、シャルルという人物を内面から作り上げようとする努力が見てとれたが、シャルルの気持ちの動きが伝わってくるほどには役を作りこめていなかったと感じた。しかし、ラストの慟哭は素晴らしいの一言で、客席の涙を誘っていた。</p><p>あと、途中セリフを噛んで言いなおそうとしたとき、歌で高音をはずしてしまった時に、役者の素が見えてしまったのは残念だった。突発的に噛んでしまう事など思いもよらない失敗があるのは、仕方のないことだと思うが、問題はその時の対処の仕方にあると思う。失敗をしたときに動揺を見せず、素早く立ち直り、決して素の自分を見せないようにすることが大切だし、それが出来た時は役の人生を生きている、という事になるのだと思う。（もちろん失敗が無いのに越したことは無いけれど）</p><p>他に技術的な事で気になったことは、歌やセリフの時のブレス音が大きすぎて、度重なるとかなり耳障りなので、こういったことは気を付けて克服して欲しい。</p><br><p>ヒロイン　ファン・トゥイ・リエン（マノン）　愛希れいか（新公　叶羽時）</p><p>マノン、という役は人物の性格・行動の裏にある心情が非常につかみにくい役だと思う。</p><p>意識的に男を誘惑し、贅沢目的で金銭を引き出しているような典型的な悪女ではない。今回のマノンは、贅沢な暮らしをすることを欲してはいるが、シャルルを金蔓とだけ思っている訳ではなく、ちゃんと愛もある。ちゃぴのマノンは、それほど蠱惑的な色気のある娘には見えないが、何より宝塚の舞台であるという事を考えれば、この位が丁度いい。ラストの撃たれて朦朧とした意識の中、シャルルの手紙がもう見えず、何度も読んで覚えている内容を口にするシーンは、情感に溢れて素晴らしい演技だった。</p><br><p>新人公演、時ちゃんのマノン。とてもアジア的な雰囲気があり、小柄なあーさにはとてもサイズ感が合っていた。彼女の魅力は、何といっても声の綺麗さ、上品さにあると思う。</p><p>ちゃぴよりも落ち着いて大人びた雰囲気のあるマノンだった。芝居も上手い。前半はもう少し、男を翻弄するような妖しい演技があってもいいかもしれない。</p><br><p>ファン・チ・クオン　珠城りょう（新公　暁千星）</p><p>悪役、というイメージの役だが、原作を読んだとき、社会的には悪事に手を染めてはいるが、別に悪役ではないのでは？と思った。むしろ原作では二人を助けようとして死ぬ。今回の脚本では、金に執着する黒い部分がより明確になっていて、殺される経緯もソンを脅し自分が利益を多く得ようとしたためであり、原作よりも人物を理解しやすくなっていたように思えた。物語後半に差し掛かったあたりで殺されてしまうので、どうにも印象に残りにくい。たまきちは、男役として恵まれた体格ではあるし、どこと言って悪い所はないのだが、もう少しあくの強さや、大人の男性の色気と言ったものが前面に出るともっと印象的な役になったのではないだろうか。</p><br><p>新人公演のあり。まず、彼女の放つ太陽のような明るいオーラがこの役には合っていない。何事も経験、新人公演は勉強の場なので、持ち味とは違う役を付けるのもその勉強なのだろうが、その目的を達成するにはまだまだ努力が必要だと感じた。歌唱力は１７８９から飛躍的に進歩が見られたし、今回の歌も危なげがない。しかしセリフとなると舌足らずな滑舌が治っていなくて、長いセリフの最初の方は、声が大きくはっきりと出るのだが、段々尻つぼみで語尾がはっきりしなくなる。どのセリフも同じような傾向にあり、言い換えればセリフを言う時のリズムが一定過ぎる。人は感情によって言葉に強弱もあれば緩急も出てくるものなので、セリフが流れてしまわぬように、そして人は気持ちが有ってその後で行動や言葉があるのだということを知って欲しいと思った。ソンとの格闘シーンは、自分より大柄なまゆぽんから拳銃を奪って突き飛ばすので、彼女を上回るような迫力が欲しい。</p><br><p>クリストフ・モラン　凪七瑠海　（新公　蓮つかさ）</p><p>常に理性的な常識人。育ちの良いおぼっちゃんの役をさせたら天下一品。今回も人間的に全く裏を感じさせず、いい友人を好演していたと思う。（ただ逆にこれ以上いう事もない…）</p><br><p>新公はれんこん。彼女もこの手の役ははまり役。歌もシャルルとの歌、4重唱ともみごとだった。</p><p>この役は育ちのいい常識人で、いい人・いい友人という以上にやりようがなく、他のキャストとのバランスもあってか、いつも同じような役ばかりあてがわれてしまっているように思える。役の幅を広くするためにも、観客として彼女の全く違う芝居も見てみたい。</p><br><p>もう一人のシャルル・ド・デュラン　美弥るりか　（新公　英かおと）</p><p>宝塚をはじめて見た人が、「誰が主役なのかすぐにわからなかった」と言っていたが、見慣れている私でも、舞台で遠目で見たら、一瞬まさおと見間違えるほどに、似て見えた。結局ラストまで、なぜこの役が必要なのか分からず、最後の一言を言わせる為だけに有った役なのかと思った。</p><br><p>新公は、うーちゃん。まさおとみやるりが見間違う程なのに対し、見た目はあーさとは全く違うので、もう一人の～とは見えない。ダンスは良かったが、ラストの一言、緊張したと思うが意味を含んでいるようには聞こえず残念だった。</p><br><p>以下、気になったキャストのみ書いてみる。</p><br><p>本公演</p><p>ギョーム・ぺロン　星条海斗。典型的な〇○警部といった役作り。勿論演出がいるので、演出の指示なのだろうが、あまりにどこかで見たことのあるよな人物像で、何の工夫も無い。疑問に感じたのは「警察長官」が自分の足で歩き回って捜査をするのだろうか？</p><br><p>ディン・タイ・ソン　宇月颯。　いい役が回ってきたと思う。Banditoのヴィトーを思い起させるような、言葉数の少ない辛抱役だが、裏社会を生きる人物の影や凄みがあり、魅力的な人物になっていた。</p><p>後半、これだけ活躍するのだから、歌の1曲せめてソロパートがあってもいいのにと思った。</p><br><p>ホマ　海乃美月。マノンを陥れる小間使い。貧困から共産主義にかかわるようになるという背景を、彼女の演技から分かりやすく感じ取ることが出来た。いい芝居をしていたと思う。</p><br><p>マルセル・フェリ　輝月ゆうま。密輸の片棒を担ぐ海軍士官。他の海軍士官や反政府運動家達がグループ芝居で、一人一人の個性が際立ってない分、一人で主演のシャルルと絡むため、セリフや登場場数がそんなに多くないにもかかわらず、印象に残った。軍服を着崩しているのも体格に似あっているし、酔った演技やイラつく仕草、人を馬鹿にした表情などの作り込んだ演技につい目が奪われた。</p><br><p>新人公演では、</p><p>張紫微（チャン・ズーウェイ）　海乃美月。妖しい雰囲気のある大人の女性を作り上げることに成功した。</p><p>もちろん年の功で、本役の色気にはかなわないが、落ち着いた余裕のある演技は安定感があった。</p><br><p>ディン・タイ・ソン　輝月ゆうま。本役のとしとは大分役作りが違っていた。としのソンは、裏社会に生きる怪しさに溢れ、ただの金目当ての男と思わせておいて実は…という人物のように見えるが、まゆぽんのソンは、まず共産主義運動家としての顔があり、裏社会で動くのはその手段の為という人物に見えた。なのでそれほど怪しさや危険な香りはしないのだが、その代りにラスト船着き場での運動家としての姿がクッキリと浮かび上がり、どちらの役作りも面白い。まゆぽんの役作りが中途半端で終わらず、独自の演技を作り上げたからこそ、本役との違いを充分に楽しむことができた。</p><br><p>リー・ゾンユーとロン・ボイ・ミン　蒼瀬侑季。低い落ち着いた声、発声も滑舌も素晴らしい。</p><p>特に、ラストにほんの短いセリフのみのロン・ボイ・ミンだが、指導者として、運動家たちが命を懸けても助け出そうとする重要人物であることを感じられた。上手い人だ。もっと大きな役で見てみたい。</p><br><p>マルセル・フェリ　優ひかる。本役のまゆぽんとは持ち味が全く違うので、どう演じるのかと興味があった。</p><p>本役よりもっと軽い、現代の若者のようだったが、自分に上手く役を引き寄せて演じていて良かった。</p><br><p>大劇場の新人公演は、お稽古期間が短いこともあり、全員がまだまだやれると感じた。</p><p>もう一回、東京でも観る予定なのでブラッシュアップされた舞台を観るのが楽しみだ。</p>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12102957062.html</link>
<pubDate>Fri, 04 Dec 2015 21:00:46 +0900</pubDate>
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<title>銀二貫</title>
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<![CDATA[ <p>ブログ、長期間放置してしまった…</p><p>観劇は続けていたけれど、感想を書くのは時間がかかるので、つい日常の忙しさにPCに向かえず…。</p><p>しかし今回の「銀二貫」「舞音」「舞音新公」は書きたいことがあるので久しぶりに書いてみようと思う。</p><br><p>月城かなとのバウ初主演、ＮＨＫでのドラマも原作も良かったとの話を聞き、チケットを人脈を駆使して</p><p>手に入れ観劇した。苦労してやっと手に入れたチケットだけに、観劇にも自然と熱が入る。</p><br><p>幕開きの雪景色が美しい。音楽も世界観にぴったりで感動を後押しする。</p><p>セットの使い方が上手く、デザイン的には和物としてはありがちだが、組み合わせを変えて違う場面を作り出していた。</p><br><p>脚本は、原作に忠実で、演出もストレートな作り。原作やドラマで予習してしまうと、意外性はないが、</p><p>破綻も無く話しがすんなり入ってきた。大阪のあきんどならではの言葉遣いや、常識など現代人には分かりにくい所も、歌にのせたりさらっとセリフに組み込んであり、分かりやすかった。</p><p>多少の分かりにくい言葉位は前後のセリフや話の運びで想像しつつ観たし、特に不親切とも感じなかったし、世界観を楽しむには必要とさえ思った。（個人的な考えだが、芝居というものは一から十までエピを回収したり、内容を説明するセリフを入れたり、人物の感情を表現するセリフを組み込む必要はないと思っている。観客が自ら想像し、考えさせられる余地のある脚本が好きだ）</p><br><p>ただやはり原作ものは、話の筋がはっきりしているという安心感があり、泣かせるところではしっかり泣けるのだが、「月雲の皇子」や「星逢一夜」のような（どっちもウエクミだ）初見で座席で茫然としてしまうような大きな感動や話しの展開による驚きはないので、爆発的な話題作になりにくいと改めて感じた。</p><br><p>そして素晴らしかったのがキャストの面々</p><p>主要キャストにベテランを配しているので、クオリティが高いのは当然と言ったら当然であるが、</p><p>久城あす・愛すみれ・真條まから　ら本公演ではあまり活躍は見られないが、実力のある生徒を重用したことが、クオリティのアップにつながっていると感じた。</p><br><p>主演の月城かなとは、日本物の扮装が非常に美しく（丁稚のかつらが微妙ではあったが・・・(^_^;)）</p><p>松吉としての歌・演技どれをとっても平均以上の出来だったと思う。</p><p>しかし、松吉の感情や心が伝わりにくいと感じることもあった。これからは白い2枚目ばかりでなく、感情表現の激しい役、黒い役などで演技経験を詰める機会を与えて欲しいと劇団にはお願いしたい。</p><br><p>真帆の有沙瞳。歌や芝居の基礎がきちんと出来上がっている人なので、安心してこの難しい役を任せることが出来たのだろう。欲を言えば、大人になって登場し、井川屋へ「てつとして生きていくからもうかかわらないでくれ」と言いに行く場面が少し演技が過剰で激しすぎると感じた。</p><p>周りとのバランスというものもあるし、子供時代との違いをくっきりさせるためにも、あの場面はもう少し抑えた演技をしてほしかった。</p><br><p>和助の華形ひかる・善次郎の英真なおきの二人が秀逸だった。この二人が真の主役と言ってもいいほどだった。もちろん組子と比べたらキャリアが違うのだから上手くて当たり前なのだろうが、</p><p>この二人でなければここまでの出来になっただろうかと思われた。</p><p>華形ひかるが、配役発表の時に和助だと知り、原作の設定を（話のスタート時）若旦那とかに変えるのかな？と思ったが、まさかの原作通りの年齢設定と知り、スター格の専科なので驚いたが、実に自然で舞台全体を締めていた。英真なおきの絶妙なセリフの間・キャラクターを作り込む様も見事で、組子にとってはこの二人と小さな箱で共演できたことが大きな経験につながったことだと思う。</p><br><p>嘉平の奏乃はるともベテランらしい存在感・包容力のある父親像を作り上げていて、出番的には1幕だけだが印象に残るいい芝居を見せてくれた。</p><br><p>香綾しずるの彦坂数馬は冒頭の短い芝居だが、死に様が見事でさすがの芝居巧者ぶりだった。この場面の少年鶴之助役の彩みちるが、娘役がやってるというのを感じさせない少年ぶり。さらに健気にも父を救おうとする気持ちが痛いほど伝わってきて、早くも落涙ポイントとなっていた。（逆にお市の方がしどころが無かったような…）</p><br><p>浄瑠璃人形の桃花ひなが素晴らしかった。体温を感じさせない人形振り、最後黒子が手を放して倒れる姿勢も人形そのもので非常に感心した。お広も良かったが、尺の関係でこの親子関係がじっくり書きこまれていなかった事が残念だ。（仕方がないことだけれど）</p><p>尺の関係と言えば、冒頭でかたき討ちをして銀二貫を受け取った侍建部玄武のお金の使い道が、原作でもドラマでも、ラスト部分のいいお話だったのだが、それもバッサリカット。仕方がないとはいえ、いいエピソードだったのだけれど…。（気になる方は是非小説をお勧めします）</p><br><p>そしてこの作品で実力を見せつけたのが、梅吉久城あす・亀吉真條まから・お里愛すみれの井川屋ファミリー。3人ともセリフが明瞭で、発声もよく耳に心地よい。何よりセリフの間がいい。</p><p>久城あすは、丁稚としての演技も自然でいいし、松吉の友としての歌も思いがこもっていて、それが客席に伝わってきた。亀吉の真條まからの演技の幅にも驚く。新公で専科のどっしりとした大物をこなしたと思えば、何故か何十年たっても丁稚のままという（笑）少年になり切っていた。</p><p>久城あす・愛すみれの浄瑠璃の場面の歌が素晴らしかった。是非、本公演でソロで聞きたいものだ。</p><br><p>他には、子守の月華雪乃（卒業残念）の歌、研２の眞ノ宮るいのしっかりしたセリフなど下級生に至るまでしっかりした実力を持った雪組組子に感心させられた舞台だった。</p><br><p>ここまでしっかりした舞台ならば、月雲の皇子のように東上再演したらいいのにと思わずにいられない。</p><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/snowball1122/entry-12102212308.html</link>
<pubDate>Thu, 03 Dec 2015 08:48:00 +0900</pubDate>
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