<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>想隆社のブログ</title>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/soryu-sha/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>電子出版社想隆社の公式ブログ。出版からデジタルコンテンツまで幅広く語ります。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>電子書籍に関する契約　エージェントモデルとホールセールモデル（2）</title>
<description>
<![CDATA[ （<a title="" target="" href="http://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11313022670.html">前回</a>の続き）<br><span style="font-size: 16px;"><br>３．デジタルコンテンツでの実際の契約は</span><br><br>　ここまで、デジタルコンテンツの2つの販売モデルと契約について説明したが、実際にはどのようになっているのであろうか。<br><br>　電子書籍はいまビジネスが始まったばかりなので、同じ再販品であるCDから非再販品となった音楽のデジタルダウンロード販売を例に説明しよう。<br><br><br>　音楽配信で世界で圧倒的なシェアをもつA社の場合、レーベル（出版においては出版社に相当する）が価格帯を決定する。配信サイトが定めるTierという価格帯があり、たとえばTier1はアメリカ合衆国では0.99ドル、日本では150円相当、のように地域とその地域通貨での販売価格がテーブル（表）になっている。<br><br>この表は為替レートその他の事情により定期的に改定される。<br><br>　さて、レーベルはこのTierをWEBの管理画面にログインし、自分の販売する曲あるいはそのセットであるアルバム価格を指定することができる。しかし、曲の売れ行きや為替レート、その他の事情で配信サイトによって、Tier1がTier2になるといった小売価格のステージそのものが変えられることもある。<br>　これをみると、レーベルはある程度自身の希望を販売店であるダウンロードサイトに伝えることができるが、次のような理由でまったく指値ではないことがわかる。<br><br>&nbsp;<br>1）Tierとよばれる価格帯を選択するだけで、Tierにない価格帯を選択できない。<br><br>2）Tierの配信地域と価格とのセットとなるテーブルはダウンロードサイトであるA社のみが決定する。<br><br>3）A社がTierそのものをレーベルに断りなく変更することもある。<br><br><br>こう考えると単純なエージェンシーモデルでもホールセールモデルともいえないといえるだろう。<br><br>先にも述べたように、音楽もCDは再販品である一方、ダウンロード販売品は再販品ではなく、この点においては全く書籍と同じであるといっていいだろう。<br><br>　ここ数年黒船と騒がれているAmazonは、USではオンライン上で紙の書籍を他の書店よりも安い最安値で提供し、それによって集客効果を高めている。<br>　よって、出版社にとっては頑張って作成した書籍が販売と同時に思ってもみない安値で売られるのではないかと思って戦々恐々としているところもあるかもしれない。<br><br>また、USでは一部の力のある出版社にたいしてエージェンシーモデルをAmazonが採用したことで、ホールセールモデルが悪くてエージェンシーモデルが有利と思われるように感じることもある。しかし、実際は、そのような単純な話ではない。<br><br>　実際に成熟したデジタルコンテンツの先達である音楽業界では、エージェンシーモデルは上のように運用されているのである。<br>　私は実務家であっても法律家ではないが、これは法律上の解釈から見るとエージェンシーと単純に言えないのではないだろうか。<br><br>　私が思うにまず、出版社は、電子書籍そのものが再販制度で守られた出版社の「わがまま」を許さなさい「公正な競争」を強いられるという当然の意識を持つことである。<br>　そして、エージェンシーモデルが有利である、といった単純化した2項対立でなく、大切なのは、契約書に電子書籍時代に対応した内容を盛り込んでいくことである。<br>　<br>　具体例を1つあげると、、エージェンシー契約だろうが、ホールセール契約だろうが、契約において著者印税は「ダウンロードサイトからの再収入金額に対する○○％」と定めるのがよい。音楽業界では契約書の書き方はこれが慣例になっていると思う。これはダウンロードサイトとレーベル（出版社）との間に何層かのアグリゲータが存在し、その中の1社でも契約変更があれば、最終的な入金金額と小売価格×料率に不利益を被る差額が発生する可能性があるからである。実際に書協の契約のひながたは、「乙（出版社を指す）への入金額に対してその」となっている。<br><br>　以上から、これまで述べてきたように、ホールセラー契約が不利であり、エージェンシー契約は危ない、有利という単純な問題ではない。先日お話を聞いた弁護士さんによると「出版社が価格を拘束しないこと」が最大のポイントなのである。しごくもっともだと思う。<br><br><br><span><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=21034487" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">ルポ 電子書籍大国アメリカ (アスキー新書)/アスキー・メディアワークス<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41%252B6tioIZoL._SL160_.jpg" border="0"></a></dt><dd style="margin: 0pt;">￥780</dd><dd style="margin: 0pt;">Amazon.co.jp</dd></dl></span>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11313015663.html</link>
<pubDate>Fri, 27 Jul 2012 10:38:19 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>電子書籍に関する契約　エージェントモデルとホールセールモデル（1）</title>
<description>
<![CDATA[ <p class="MsoNormal"><span style="font-family:">社内用備忘録用として。<br><br></span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"><span style="font-size: 12px;"><span style="font-size: 14px;"><span style="font-size: 16px;">１．書籍・電子書籍と再販制度</span></span></span></span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US">&nbsp;</span><span style="font-family:"><br>　一般的な商品は、卸問屋から商品を仕入れて、小売するという形態をとる。たとえば、電気製品であれば、定価の何割引きかで家電メーカーなどから仕入れ、それを販売する。その際、小売店とメーカーとの力関係などによって、メーカー小売希望価格とは異なる価格で販売され、小売価格は様々な値となる。</span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US">&nbsp;</span><span style="font-family:">　価格を安く抑えた店はたくさん売れるかもしれないが利益は薄いだろうし、高く設定した家電量販店は利益が高くとも他の安い店に顧客が流れ、あまり売れないだろう。当然だが、パソコンを</span><span lang="EN-US">10</span><span style="font-family:">個仕入れたものの、</span><span lang="EN-US">3</span><span style="font-family:">個しか売れなければ「売れないから返品します」とメーカーに返金を迫っても許されない。</span><span lang="EN-US">7</span><span style="font-family:">個は在庫となる。</span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US"><br>&nbsp;</span><span style="font-family:">ところが、書籍とはこの普通の考え方が通用しない世界である。</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"><br>　書籍は</span><span lang="EN-US">20</span><span style="font-family:">冊の本を本屋で販売したとしても、</span><span lang="EN-US">5</span><span style="font-family:">冊しか売れなければ</span><span lang="EN-US">15</span><span style="font-family:">冊分は返品（返本）できるのである。そして、メーカーである出版社は先に受け取った</span><span lang="EN-US">20</span><span style="font-family:">冊分の代金のうち、</span><span lang="EN-US">15</span><span lang="EN-US">冊分を本屋に返金しないければいけない。（正確には取次といわれる問屋を通じて返金される）<br><br>つまり 、メーカー（出版社）は先に本屋という陳列場所に送り出した商品（本）に相当する代金を事前に受け取る、という形態をとっているのである。（もっともこれはデフォルメしたものであり、実際はもう少し複雑である）<br>　この、世にも珍しい、流通形態を許しているのがいわゆる「再販制」という制度である。（<i><a title="" target="_blank" href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E7%B6%AD%E6%8C%81">「wikipedia 再販売価格維持」</a></i>）&nbsp;</span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US"></span><span style="font-family:">　この法律があるため、東京都の真ん中であっても地方の田舎町であっても本は全国同じ価格で提供される。もしそうでなければ、たとえば、流通の便利な都市部は参考書が安いが、田舎では高いといったことが起こって教育格差を招き、行く先は、文化格差がうまれてしまうだろう。しかし、文化を担う本という商品は再販制によってどこでも平等に同じ価格で購入できるのある。<br><br></span></p><span style="font-family:">　さて、電子書籍で問題なるのがこの再販制である。電子書籍は法律上、再販制の適用される商品である「再販品」ではない。つまり、一般のパソコンや洗濯機のように、店が変われば同じ商品でも価格が違うという当然の競争が適用される商品なのである。</span><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US">&nbsp;</span><span style="font-family:">そこで、ここ数年、出版社は自身で価格をコントロールできない不安をいだきつつ、エージェンシー契約とホールセール契約という今まで見られない言葉に翻弄されている気がしている。本日はそれについて解説する。</span></p><p class="MsoNormal"><br><span lang="EN-US"></span><span style="font-size: 16px;"><span lang="EN-US"></span><span style="font-family: "></span></span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-size: 16px;"><span style="font-family: ">２．エージェンシー契約とホールセール契約</span></span><span style="font-family:"></span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"><span style="font-size: 16px;">２．１エージェンシー契約とは</span></span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"><br>　エージェンシー契約（委託販売類似モデルの契約）とは「エージェンシー（</span><span lang="EN-US">Agent</span><span style="font-family:">：代理人）」の語からもわかるように、委託契約のようなものである。たとえば、小売流通網の持たない町のお菓子屋さんが、営業代理を行う業者に、委託して訪問販売などでお菓子を売り歩くような場合を考えるとよい。</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:">　私の会社では時々お菓子の訪問販売が来るが、実際に来るのは町のお菓子屋さんではなく、そこが委託した営業代行業者である。</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:">　おそらくこの場合、お菓子屋さんはお菓子を実際に売り歩いてくれる営業代行店に対して、定価を定め、その何％かを報酬として支払う。このお菓子がまったく売れない場合は営業代行業者は報酬をもらえない。（と思う。）</span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US">&nbsp;</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:">　このモデルでは、お菓子屋さんが、末端価格を指定することで、それに対して代行業者の報酬が決まる。</span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US">&nbsp;</span><span style="font-family:">電子書籍に当てはめると、お菓子屋さんが出版社に当たり、営業代行店が電子書籍ストア（の運営会社）にあたる。</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:">　しかし、これは少し問題がある。それは出版社が小売価格を指定しまうことである。</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:">　<br>　パソコンを例にとると家電量販店によって価格は様々である。そのため、価格.</span><span lang="EN-US">com</span><span style="font-family:">のようなサイトがあり、ネットである商品の様々な販売店での価格を調べることができるのである。もし、家電メーカーが販売店に対して小売価格を拘束し、価格</span><span lang="EN-US">.com</span><span style="font-family:">での価格が一律であるとこれは異様で何かあったと思われてもしかたない。</span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"><br>　それだけではない。これはいわゆる独禁法に触れる違法行為である。</span>&nbsp;<span style="font-family:"></span><span lang="EN-US"><br></span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"><br>　先に話したように、電子書籍はいわゆるメーカーが小売価格を正当に拘束できる「再販品」ではない。つまり家電のように公正な競争の上で、小売店が価格を決めるものであるので、出版社が価格を拘束したとすると独占禁止法違反に問われる可能性があるのである。</span><span lang="EN-US"></span><span style="font-family:"><br></span></p><p class="MsoNormal"><span style="font-family:"></span><span style="font-family:">　独禁法は、たとえメーカーと多くの販売店が合意の上で、どの販売店でも価格を統一しようと合議してもそれは独禁法違反と見なされば罰せられる。メーカーも販売店も価格競争に巻き込まれず、全国どこでも一律に販売でき、だれも不利益をこうむらないと思っても、である。（客は価格を強制させられるので不利益を被るが）</span></p><p class="MsoNormal"><a name="_GoBack"></a><span lang="EN-US"> </span><span style="font-family:"></span><br></p><span style="font-family:"><span style="font-size: 16px;">２．２ホールセール契約</span></span><p class="MsoNormal" style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0"><span style="font-family:">ホールセール契約（リテールモデル。転売販売類似モデルの契約）はエージェンシー契約と対照で、メーカーは末端価格を拘束でないが、卸価格を量販店と契約するというものである。ホールセール（</span><span lang="EN-US">Wholesale:</span><span style="font-family:">卸売）の語のとおり、一般に仕入れが行われる商品に関しては普通に見られるものである。当然、末端の小売価格をメーカー・卸売側が拘束することはできない。</span></p><p class="MsoNormal"><span lang="EN-US">&nbsp;</span><span style="font-family:">書籍においてこれを適用すると、書店（電子書籍ストア）は出版社から仕入れる価格を定め、客には、自由な価格で販売できるというものである。日本では再販制度があるので、このようなことは珍しいが、アメリカでは紙の本はこのホールセール契約なので、書店によって同じ本であっても価格はバラバラなのである。よって、米国で本を買いたいと思ったら安い店を探すことになる。<br></span></p><p class="MsoNormal" style="text-indent:10.5pt;mso-char-indent-count:1.0"><span style="font-size: 14px;"><span lang="EN-US"></span></span><span style="font-family:"></span><a title="" target="" href="http://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11313015663.html"><span style="font-family:">（次回へ続く）</span></a></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11313022670.html</link>
<pubDate>Fri, 27 Jul 2012 10:35:02 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>ソーシャルストリームでのいわゆるやらせについて</title>
<description>
<![CDATA[ 　昨年末に、某飲食店の情報を集め、口コミ情報を掲載しているサイト、「食べログ」の出店社に対して、やらせの書き込みを持ちかける業者の存在が明らかになり、ニュースなどで取り上げられたのは、記憶に新しい。<br>　ある新聞には識者のコメントで「こういったサイトの情報を鵜呑みにせず、自分で確かめることが重要だ」というしごくまっとうなコメントが掲載されていたのが印象に残っている。<br><br>　昨年の同じ頃には、<a title="" target="_blank" href="http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20111202-00022221-r25">Twitterでフォロワーを販売する業者の存在</a>が明らかになったが、これと共通するものは多い。企業にとって口コミが大切になっているが、感想のコメントやツイッターのフォローワー数などは売買の対象になりやすいのだろう。<br>　私の周りでも実際に、フォロワー数を増やしたり、SNSでのコメントを意図的に操作する会社や、それを使っている企業の存在を知っている。　<br><br>さて、Twitterで、そんな意図的にフォロワー数を増やされたアカウントに対するちょっとした判別方法をここに備忘録で書いておきたいと思う。<br><br><b></b><span style="font-size: 12px;"><b>意図的にフォロワー数を操作したツイッターアカウントかどうかを判別する方法<br></b></span><br><b>Step1</b>　フォロワーが2000以上で、フォローが若干というアカウントなのだが、大して面白いことをつぶやいているわけでも、重要な情報ソースになりそうでもない。まず、この人間の感覚で疑ってみる。<br><br><b>Step2</b>　その上、あまりつぶやいていない。（ツイートの数はそのアカウントのプロフィールを見ればわかる）<br><br><b>Step3　</b><br>次のような項目について調べる。<br>・フォロワーがとても多いのに、他のユーザによって、リツイートされいているのを見たことがない。<br>・そのアカウントをリストにしているユーザを見たことがない。<br>・そのアカウントのツイートで他のユーザがFavariteにされているツイートが皆無。<br>・一時期はフォローワー数よりフォロー数のほうが多かった。<br>・そのアカウントがツイートしている内容が、例えば、電子書籍関係であれば、フォロワーは、出版や、電子デバイス、電子書籍関係のツイートを良くしているユーザのはず。だが、フォロワーの傾向をみるとそういった傾向が全く見られない。<br>・フォロワーのTLで自社宣伝や自慢が多い。<br><br>Step3の上3つは、TwitterのAPIで簡単に、調べられるのではないだろうか。また、傾向というものも、日本語形態素解析や関連語の検索APIを使えばかなりシステマティックになるだろう。<br>副産物として、ツイートからその人をクラスタリングするという技術が得られるが、マーケティングをはじめ、その技術は少なくなさそうだ。<br><br>ん？だからどうしたって？<br><br>こういう無料サービス作ると面白いかも、という私からの提案でした。<br>（社員教育の担当者は、プログラムの勉強に、社員・アルバイトに作らせるのもいいかもしれません。）<br><br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11145880191.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Jan 2012 19:48:33 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>iBooks Author考（2）</title>
<description>
<![CDATA[ さて、ビジネスの面から考えてみたいと思います。<br><br><b><span style="font-size: 14px;"><span style="font-size: 16px;">2．iBooksAuthorでの配布について</span><br></span></b>たしかに、制作から流通までを行えるようになったのは、画期的ですが、まだまだ問題点もあります。<br><span style="font-size: 12px;"><br><b>1）ファイル形式が独自であり、公開されていない。独自ブランドには利用できない。</b></span><br>ibookStoreという1社のストア用に使われていることとと、独自ファイルを採用したことで、.ibooksのファイルを、出版社が独自のブランドで販売すること（出版社のダイレクト販売用オンラインストア）や独自プラットフォーム（たとえば弊社が販売するドキュメントコンテナ）で使うことは「今のところ」できません。<br>例えば、ドキュメントコンテナは、学内向けドキュメント管理システムとして、中央大学で学内実証実験を行っていますが、これは学生、学科、ゼミなどに対して所属などの細かいコントロールを配信システムを行えるところに利点があります。<br><br>こういった企業内ドキュメント管理システムやアカデミックな場所での配布システムとしては細かいコントロールができず、そのニーズを追えば、iBooksだけではたりません。<br><br><b>2）　日本の出版社で何社がiBook契約ができるか。</b><br>弊社はこれまで代表が音楽レーベル契約、映像契約、オーディオブック契約までAPPLEと交わしてきた経験がありますが、一般の出版社やコンテンツ会社（たとえ音楽の電子流通をおこなっている会社でも）にとって、APPLEのiBookの契約はそれほど簡単ではないと<br>　弊社がアカウントを取得した頃は、EINやアメリカの役所に税務関係の書類を提出する必要さえありました。APPストアでのアプリ契約程度簡単になればいいのですが、そうすると素人コンテンツがあふれてしまいます。APPLEは現在音楽においてレーベルの役割を見直し、その門戸をcloseにもっていこうとしています。よって、APPLEは、ブックでもきちんとした版元と契約したいと感じているはずです。<br>　さらに、日本の出版社にとって、iBookStoreは、あまり魅力的ではありません。なぜなら日本語コンテンツがまだ許可されていないからです。iTuneProducerではいまだJapaneseの項目がありません。2年ほど前に、弊社は日本語コンテンツをアップしましたが、リジェクトされました。<br>このような状態で日本の出版社が日本版iBookStoreどころかUSのストアで販売するというのはきわめてハードルが高く、魅力に欠けます。<br><br>というわけで、Kindleのデジタル出版システムKDPが日本でほとんどはやらないのと同様の問題点を多く抱えているといえるでしょう。<br><br>ただし、弊社もうかうかしていられません。考えられる脅威について正直に話してしまいましょう。<br><br><b>3）APPLEの.ibooksの仕様を公開、もしくは簡単にビューワを作ることのできるSDKを公開したら<br></b>これは、ビジネスチャンスにもピンチにもなります。たとえば、アプリ型電子書籍のビューワを作っている会社がめくりの機能を実装するときに、独自に実装して、かなりの工数を抱えていました。iOS5から簡単にそのAPIが公開されてこの部分は簡単に個人でも実装できるようになりました。<br>このように、.ibooksのビューワが簡単に制作できるようになれば、先の1）の状況も変わってきます。<br><br><b>4） リッチなコンテンツについての市場の評価</b><br>今回のサンプルをみると、APPLEはリッチな電子書籍の作成に力を入れています。そして、その実現には、EPUB3の実装をがんばるよりも、それを独自拡張しなければいけなかった技術的な理由があったとも考えられます。<br>日本語コンテンツおよび日本語の教科書にとって問題に、縦組と数式があります。結局、今回のibooks2でも縦組は見送られたようです。また、個人的に期待していたMathMLへの対応もあまり進んでいないようです。<br>ただし、こういったことを割り切れる業界（洋書を国内に販売している会社、和書を英訳し販売している会社など）には今回のソリューションは他の欠点を補っても魅力的にうつるでしょう。<br><br><div style="text-align: right;">(続く)<br></div><br><br><br><br><br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11142957347.html</link>
<pubDate>Sun, 22 Jan 2012 17:52:38 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>iBooks Author考（1）</title>
<description>
<![CDATA[ 先週の金曜日は、朝起きてみるとiBook Authorに関して、メール、facebook,Twitterのタイムラインがその話題で持ちきりでした。<br><br>iBooks Authorについて調べてことを備忘録として書いておきたいと思います。<br><br><b><span style="font-size: 18px;"><span style="font-size: 16px;">1．iBook Authorが生成するファイルは何か？</span><br></span></b>iBook Authorの名前のとおり、電子書籍を作成する（この業界ではオーサリングする、といいます。）ソフトウェアです。今のとところMAC（OSX）で動くため、Windowsやその他のプラットフォームでは使用することはできません。<br><br>iBook Authorを起動すると、下記のような画面が現れ、電子書籍のタイプによって雛形が用意されています。<br><br><p style="text-align: center;"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/cd/b9/p/o0800060211749193629.png"><img id="1327222195558" ratio="1.3253012048192772" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/cd/b9/p/t02200166_0800060211749193629.png" style="width:220px; height:166px; border:none;"></a></p><br>こちらを元に作成すると、保存（Save As）すると、.ibaというファイルが作成されます。制作の方法などについてはここでは触れませんが、興味ある方は、例えば<a title="" target="_blank" href="http://gigazine.net/news/20120120-ibooks-author-matome/">Giazineの記事</a>などは参考になるでしょう。<br>ibaファイルは、拡張子をzipに変更すると展開して中をのぞき見ることができます。EPUBと同じ、zipをファイルコンテナと採用しているようです。<br><p style="text-align: center;"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/86/f6/p/o0646072711749193630.png"><img id="1327222196230" ratio="0.8870967741935484" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/86/f6/p/t02200248_0646072711749193630.png" style="width:220px; height:248px; border:none;"></a></p><br>中のファイルは、plist（MACでよく使われるXMLな設定ファイル。iOSアプリにも良く使われる）,画像ファイル, XMLなどで構成されています。<br><br>さて、今回のiBook Authorのポイントは、簡単にWISWIGで電子書籍を作成編集できるようになったことですが、もう1つ、それをiBookStoreで配信できるようになったことです。（これについては、後述します。）<br><br>次のように、公開を選ぶと、itmspというファイルで保存するというダイアログがでます。このitmspというのは、実はフォルダでですが、iTunes Producerではファイルのように扱われます。あまり知られていないことですが、このitmspは、APPLEとレーベル契約を結び、音楽をiTunes Storeに提供するときのアップロードの最終単位でもあります。<br><br>　弊社は、iBook契約を持っていて、ファイルをUSのiBookStoreに配信してきたのですが、最終ファイルは、EPUBであり、itmspは、システム内部的にiTunes Producerが処理するだけでした。今回、itmspをユーザにSaveAsさせることで、iTunesProducerが扱える音楽や他のメディア同様、コンテンツの扱いが共通化されてきたと感じます。<br><br><p style="text-align: center;"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/b4/79/p/o0677042411749209300.png"><img id="1327221302723" ratio="1.5942028985507246" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/b4/79/p/t02200138_0677042411749209300.png" style="width:220px; height:138px; border:none;"></a></p><p>itmspをFTPなどでWindowsマシンに持ってきて、開いてみたところです。<br></p><p style="text-align: center;"><br></p><p style="text-align: center;"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/96/d5/p/o0392017611749227801.png"><img id="1327221412494" ratio="2.2222222222222223" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/96/d5/p/t02200099_0392017611749227801.png" style="width:220px; height:99px; border:none;"></a></p><p>.ibooksという拡張子のファイルがあります。これも実は、zipコンテナに収められたファイル郡です。同様に展開していみます。<br></p><br><p style="text-align: center;"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/05/e7/p/o0382022411749217168.png"><img id="1327221766388" ratio="1.7054263565891472" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20120122/17/soryu-sha/05/e7/p/t02200129_0382022411749217168.png" style="width:220px; height:129px; border:none;"></a></p><p><br>明らかにEPUBと同じ構造をしています。中のXHTMLは、通常のXHTMLのようです。USのiBooksで購入したEPUBは中のXHTMLにスクランブルがかけられていますが、これは、iTunesProducerを経由してサーバーで行われます。よって、itmspに入っている状態は、ノンスクランブル（ノンDRM）なエディタブルなデータです。よって、出版社などのコンテンツホルダーは、このファイルを保存しておけばいいことになります。<br></p><p>ちなみに、音楽ファイルをiTunesProducerを経由してアップロードするときも、生のAACもしくはwaveファイルであり、コンテンツホルダーはエディタブルなデータをもてるようになっています。<br></p><br><div style="text-align: right;">（続く）<br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11142906380.html</link>
<pubDate>Sun, 22 Jan 2012 17:08:24 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>TTS機能付EPUB作成まで</title>
<description>
<![CDATA[ 先日、<a href="http://aebs.or.jp/NewsLetter.html" target="_blank">電子出版制作・流通協議会（通称：電流協）の会誌『電流協ニューズレター』　（ http://aebs.or.jp/NewsLetter.html）　にてTTS機能付EPUBが発表されました</a>が、これについて問い合わせがあったので、解説します。<br>(想隆社のページも簡単な解説があります。<a href="http://soryu-sha.jp/ibook/tts_epub.html" target="_blank">こちら</a>よりご覧ください。)<br><br>まず、このEPUBは、（TTS＝Text To Speech）機能を有したEPUB形式の電子書籍です。音声データを電子書籍に埋め込んであり、音声と同期しながら読み上げ箇所の文字が変化していくという機能を持っています。Kindleのようなリアルタイムにテキストから音声を出力するタイプではなく、コンテンツそのものに、音声データを埋め込んであります。これは、来たる次世代の電子書籍規格EPUB3の機能であり、音声データの生成にハードルがありますが、TTSエンジンで合成した機械音でも、人間が読み上げたものでもデータ使えるという利点があります。<br><br>ただ、本稿を書いている11月2日現在ではEPUB3対応のリーダは少なく、Read Aloud Content for iBooksというAPPLEの独自規格を使っています。ビューワであるiBooksの機能には、朗読に追随してページのめくりを行うといったことも可能です。<br>　<br><br><strong>【制作のプロセス】<br></strong><br>まず、音声データの入っていないEPUBをシステムに読み込ませます。システムは、テキストを抽出し、句読点、センテンスごとなど音声同期の最小単位に分割します。最小単位とは、音声読み上げのときに、文字が変化する単位のことです。よく、カラオケなどでは、歌詞にあわせて１文字ずつ歌うべき箇所の文字色が変化しますが、TTS機能付EPUBでは、１文字ごとではなく、句読点などのブロック単位で文字色を変化させます。<br>同時に、読み上げ最小単位に分割されたテキストデータはTTSエンジンに渡され、音声合成を行い、音声ファイルが生成されます。ほぼオートメーション化されていますが、音声ファイルは、後で人による読み上げのチェックを行うため、一まとめに保存されます。<br><br>次に、音声ファイルは生成と同時に、ファイルから読み上げ時間が計測され、データベース化されます。<br>抽出されたテキストは、SMILなどの制御ファイルとテキストデータを関連付けるため、id番号が付与されます。idは&lt;span id="SOUND001"&gt;のように、読み上げの最小単位から連番がシステムにより付与されます。<br><br>content.opfなどに必要なデータも、自動生成された音声ファイル、XHTMLファイルの情報を基に、元のEPUBのファイルを書き換えます。<br><br>最後に、フォルダをまるごとEPUB専用の圧縮をかけるツール（自社開発）にかければTTS機能付EPUBの完成です。<br><br>以上のシステムは、全て自社で開発したものです。<br><br>この他に、読み上げのデータを人がチェックして修正したり、長い文章を任意の部分で区切って、最小単位に分割したり、といった手動の工程が介在します。これらも、差分を効率よく置き換えるプログラムやチェックプログラムを開発し、コストと時間短縮を行っています。<br><br><center><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20111102/11/soryu-sha/4c/0a/p/o0359031111585596287.png"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20111102/11/soryu-sha/4c/0a/p/t02200191_0359031111585596287.png" alt="$想隆社のブログ-TTS機能付EPUB製作工程" border="0"></a><br></center><br><br>なお、本データはAPPLE iBooks固有のRead Aloud Contentを利用しています。APPLEから提供されているiBookstore Asset Guide 4.7 Rev.4に準拠しているため、EPUBチェックではエラーや一warningが出ることがあります。<br><br>EPUBは、IDPFが策定しているオープンなフォーマットですが、実装におけるビューワごとの差異はどうしてもあります。今は、かつてたくさんのブラウザが出て、同一のHTMLの見え方が異なった時代と似ているような気がします。<br>EPUBのビューワも仕様のとりこみと実装において安定すれば、本EPUBも様々なデバイス・ビューワで再生することが可能になるでしょう。<br><br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=17635683" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">電子出版への道 －OnDeckアーカイブVol.1－ (インプレスムック OnDeckアーカイ.../著者不明<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51sZNUfu6FL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥1,680<br>Amazon.co.jp<br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11066214413.html</link>
<pubDate>Wed, 02 Nov 2011 09:15:31 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>学問の徒</title>
<description>
<![CDATA[ 　先日、コンピュータ界の巨人が相次いで亡くなったが、ふと、別の分野で夭折した人のことが知りたくなり、志村五郎の回想録『記憶の切繪図』（筑摩書房）を図書館から借りて、読んでいる。<br><br>　志村五郎という人は、日本を代表する代数学者で、谷山・志村予想と呼ばれた問題は、20世紀、360年もの間、数学者たちを悩ませ続けてきた難問フェルマーの最終定理と密接に関係している。<br>フェルマーの最終定理が360年を経て解決された経緯はドラマチックで、何冊もの本が出ているが、そこには著者をはじめとして、たくさんの日本人の名前が出てくる。<br><br>　中でも「谷山・志村予想」と呼ばれる予想問題の名になるほどの人、二人は、どういう人なのだろうかと思ったのがきっかけである。谷山氏は既に他界されているので、著者のことを調べると2008年に回想録がでており、それが本書であった。<br><br>　なるほど、天才とはこういう人なのかというのが率直な感想だ。<br><br>たとえば、「大学の三年間」という章の冒頭は、このように始まる。<br><br>「<em><font color="#0000FF">大学に入ってこれｋらよい数学を思いっきり学べると思っていたその期待はすぐに裏切られた。ひとつには高等学校にいた時、かなり読んでいたので、大学の初年級で教えることぐらいはすでに知っていたからつまらなかったということもある。</font></em>」<br><br>　一貫して誰かにものを教わったということより、自身で学んだということが強く感じられる文だ。別の章では、正法眼蔵の道元が、国内の大師に失望したというエピソードを引用しているところもあり、さらに強く感じさせる。<br><br>　本文中には、ヴェイユをはじめとして、岩澤理論の岩澤健吉など、著名な数学者や科学者が出てくるが、どれも皮肉や、批判が困られているのが面白い。<br>ネットで検索をかけてみると、この態度について批判している数学者もいるようである。<br><br>　著者は語学も堪能で、中国文学などにも造詣が深く、とても旧制中学時代を戦中としてすごしたとは思えない。たぶん天才なのだと思う。<br>　凡人が書けば尊大という一言になる文章も、天才が書けば私などはには体験できない、天才だけが書ける凄みを感じたのであった。<br><br>　この本から感じるものは、そういう学問の徒の「凄み」なのである。<br><br>　先日亡くなったたコンピュータ界の巨人も批判にさらされるエピソードも多く持っていた。天才とは、かくものかしら、などと二人を並べて思うのであった。<br><br>　時に、本書を借りる前に、ちょうど読んでいた南木佳士の文章に次のような文章を見つけた。<br><br>「<em><font color="#0000FF">己の平凡さを知った者たちは卒業したらさっさと学問の府である大学を去り、凡人で構成されている現場へ出てゆけばいい。･･･優れた頭脳は研究者となって大学に残るべきだし、そうでない私のような者は、その時々の世俗の価値の調整に精を出せばいい</font></em>」<br><br>私などはまさに、世俗の調整をする日々であるが、そこに自分なりの価値と意義を見つけ、楽しいと思うことができているので、幸せだなと思う。<br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=17350335" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">記憶の切繪図―七十五年の回想/志村 五郎<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51ISQHHu5bL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥2,310<br>Amazon.co.jp<br><br><br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=17661002" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">冬の水練 (文春文庫)/南木 佳士<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F414FR1MDEML._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥570<br>Amazon.co.jp<br><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-11051564008.html</link>
<pubDate>Tue, 18 Oct 2011 09:44:55 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>状況報告（遠方の知人・友人、取引先企業の方へ）</title>
<description>
<![CDATA[ 　東北地方太平洋沖地震では、多数の方が亡くなられたようで、お悔やみ申し上げます。<br><br>　関東以外の地方の友人・知人から安否の連絡をもらったので、ここに状況報告をします。東京都23区の状況は下記とほぼ同じようなので、参考にして下さい。過度に騒がないこと、不確かな情報を信じない、拡散しないためです。<br><br>　昨日は、都内の交通機関が麻痺したので、従業員の帰り先を確保、安否確認をした後、会社（東京都新宿区）に泊まりました。北海道や茨城方面にいた者もいたので、メール、ツイッターなどを駆使して安否と帰宅経路を確認しました。PCのメールはほとんど遅延なく生きていたのが、不幸中の幸いです。<br>　<br>　本日朝、復旧した私鉄、バスを使って帰宅しました。南関東は知る限り甚大な被害はありません。ビルの30Fにある知り合いの企業が、スプリンクラーの誤動作で水浸しになったというのが、私が知る限り一番大きな被害です。<br><br>私の会社も落下でディスプレイが壊れたPCや機器などがいくつかあった程度ですみました。データサーバー等は全て無事でした。<br><br>　山手線内で身動きが取れなくなった知人によると、ネットカフェなどは満杯だったそうで、コンビニでは食料はほとんどなかったそうです。新宿の会社の前の通りは徒歩で帰宅する人と交通渋滞がひどかったのですが、今朝には解消されていました。（JRで一部路線が復旧したのがかなり大きいと思われます。）<br>　昼には、多くの取引企業から連絡がありました。<br><br>　近所のスーバーでは、買いだめを意識した客が多く、多少の混乱はあるようですが、流通網はしっかり生きています。<br><br>　というわけで、昨日の東京都内のニュースを見て驚いたかもしれませんが、ご心配なく。<br>　<br><br>　宮城はじめ東北地方の被害が心配ですが、過度に自粛したりせず、平常どおり社会の歯車を動かすことを意識したいものです。<br>　節電など、小さいところから始めたいと思います。<br><br>　今は水や寝所が一番の問題だと思いますが、しばらくしたら音楽や文字が力を持つ時期が来るはずです。身内の安否を確認できない人、なくされた方の力や癒しや大きな希望になると思うので、「不謹慎」と思わずそういった人を暖かく見守ってください。<br><br><br>（この文章は私信として書いたものを転載したものです。）
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-10828716270.html</link>
<pubDate>Sat, 12 Mar 2011 17:28:34 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>エントリーシートの書き方の1つ</title>
<description>
<![CDATA[ 　就職超氷河期などと言われる昨今だが、2012年入社のシューカツが始まっている。弊社のアルバイト君の中にも、着慣れないスーツを着て、仕事場にやってくる学生の姿が見える。<br>　<br>　就職活動の中で、学生が悩むのが、エントリーシート（ES）だ。これまで何をしてきたか、どのような実績があるかを就職担当者に懸命にアピールする。<br><br>　さて、最近発刊された村上春樹の新刊『雑文集』に面白い文章を見つけた。この新刊は、エッセイや前書き、受賞スピーチなどのまさに雑文を集めたものだが、なかなかいい一冊である。<br>その中の一編『自己とは何か』に面白いことが書かれている。ちょっと引用したい。<br><br><em><font color="#0000FF">先日就職試験を受けたのですが、そこで『原稿用紙4枚以内で自分自身について説明しなさい』という問題がでました。僕はとても原稿用紙4枚で自分自身を説明することなんてできませんでした。そんなことできってこないですよね。もしそんな問題を出されたら、村上さんはどうしますか？</font></em><br><br>（中略）<br><br><em><font color="#0000FF">おっしゃるとおりです。それはどちらかというと意味のない設問のように僕には思えます。ただ、自分自身について書くのは不可能であっても、たとえば牡蠣フライについて原稿用紙4枚以内で書くことは可能ですよね。だったら、牡蠣フライについて書かれてみてはいかがでしょう？あなたが牡蠣フライについて書くことで、そこにはあなたと牡蠣フライとのあいだの相関関係や距離感が自動的に表現されていることになります。（以下略）</font></em><br><br>　続きにも重要な示唆が書かれているのだが、それは本書を購入して読んで欲しい。<br>　この文章を読んで思ったのは、村上春樹は、本当に親切に答えているなということだ。大昔、私がシューカツしているとき、出版社へ片っ端から、シートを送っていたとき、全くこれと同じことをしていたからだ。そして、途中から、逆に私は企業が本当に分かっているのかが、分かるようになってきた。それは、牡蠣フライのエピソードを書いてみて、そこから担当者が読み取れているかどうかということだ。<br><br>　最近、アルバイトやインターンを就職活動の実績のためのように考えている学生がいる。サークルや生活までも来るべき受験のシューカツのためと思っている学生もいる。<br>　<br>　また、ESを各段階で、自分がシューカツで有利な活動をやっていないことに気がつく学生もいるようだ。<br>　でも、そんなときは、懸命に牡蠣フライのエピソードを書いてみてみよう。もちろん、牡蠣フライでなくてもいい。どぶさらいでも、夏に田舎に帰って友人と会ったことでもいい。とにかく自身と出来事のとの相関や距離を表現してみるのだ。<br><br>　相手（つまり企業の採用担当者）はあなたのことを知りたがっている。うそのサークルをでっち上げ、なんでもなかったサークル活動をさもすごく書く詐欺のようなESも洪水のように押し寄せているはずだ。いわゆる金メッキのように表層だけの中身には鈍い駄金属しか入っていないESだ。<br>　そんな中、社会の第1歩になる本物の企業を見つけ、掴む方法の1つが牡蠣フライについて書くことである。しっかりとした自分の言葉で書いた文章の中で自分を述べ、織り交ぜることだ。<br><br>　さあ、シューカツの戦いに出て行くみなさん、牡蠣フライについてじっくりと書いてみよう。何故牡蠣フライなのか、どのように牡蠣フライなのか、そのあたりが分かれば、就職活動の8割が終わったと思うのである。<br>　そして、その牡蠣フライのエピソードは、シューカツなどというちゃちいテストに使うには惜しいくらいの強力なあなたの武器になる。<br><br>　嬉しいのは、弊社のスタッフやアルバイトが牡蠣フライについて語れる人間だということだ。<br>　牡蠣フライの表現の中で、スタッフが表現している言葉を掴み損ねないことが私の仕事である。<br><br><br><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103534273/crazaboucacta-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41qQOjrqUbL._SL160_.jpg" alt="村上春樹 雑文集" style="border: none;"></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103534273/crazaboucacta-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">村上春樹 雑文集</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4103534273/crazaboucacta-22/ref=nosim/" title="村上春樹 雑文集" target="_blank">amazlet</a> at 11.02.14</div></div><div class="amazlet-detail">村上 春樹 <br>新潮社 <br>売り上げランキング: 21<br></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103534273/crazaboucacta-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div><br>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-10800363204.html</link>
<pubDate>Mon, 14 Feb 2011 00:22:49 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>2011年　想隆社代表の挨拶</title>
<description>
<![CDATA[ 2011年初めの記事です。もう、２月ですが、本年もよろしくお願いいたします。<br><br>デジタルコンテンツ、配信システムの側面から出版コンテンツを扱える会社としてスタートした想隆社ですが、東京にその拠点を移して今年で約1年が経ちます。<br><br>2011年度の代表山本の挨拶を弊社ホームページから抜粋いたしまして、本年の挨拶と代えさせていただきます。<br><br>===================================================================================<br>弊社が電子出版の拠点のため東京本社を開設してから1年が経ちます。これまで、「電子書籍」は、従来の紙の世界である「書籍」という文字が入っているものの、出版業界にとって未知の媒体でした。そこにICTの分野からシステムやソフトウェアのノウハウを持つ企業が多数参加し、昨年は「電子書籍元年」などと呼ばれました。しかし、ICTベンダーは出版業界の事情とそこにある現実をうまく理解できなかったり、コンテンツのプロである出版社と技術のベンダーが合致して仕事をするということがなかなかこれまで成功していないのが実情です。<br><br>　そんな中、弊社はアナログとデジタルの架け橋ができる数少ない企業として皆様のお手伝いをさせていただきました。<br>　それは、出版とICTという２つをまたがったプロだからだといえます。<br><br>　私は、コンピュータ、出版、コンテンツ配信について幸か不幸かいつも変革期にいました。<br><br>まず、大学在学中に、Windows95やLinux、FreeBSDなどが出現し、これまで数百万円するワークステーション上で行っていた開発が、数十万円のPCでできるようになりました。<br>　次に、社会人1年目で入社した出版社では、専用組版のシステムから安価なDTPへの移行が始まり、制作フローも変りました。デジタル素材が流用できるようになったことで、出版社の中でもいち早くデジタル著作物の再利用について任され、それまで印刷所に保管されてあった組版データを版元で管理することに従事しました。社内ではまだフィルム検版、ストリップ修正、版下づくりのフローが残っている時代でした。<br>　さらに、次に創業を手伝ったベンチャー企業では、iTunesStoreが日本に上陸し、音楽配信を通じて、それまでなかった配信システムの構築とコンテンツ契約の雛形、ルールを作りました。海外の顧客との取引も始まり、海外の著作権事情や著作物にかかわる税務、音楽業界のルールを覚え契約書をワールドワイドにすることは新しい挑戦でもありました。<br><br>　そして、昨年の電子書籍元年。出版社で働き、超アナログといわれる世界を理解し、さらにコンテンツの配信システムとフロー、流通業界事情に通じ、やっと電子書籍というものが見えてきたと思っています。<br><br>　私は、大学院で情報工学を学んでいるので、初対面の方からは、「デジタルな人」と思われがちですが、出版社でほとんど毎日紙に赤ペンで校正指示を入れるという超アナログな編集に従事していました。そこには、パソコンはメールを読むのと原稿を流し込むといったことくらいでしか使わず、毎日コンテンツの本体である文章との格闘がありました。ですから、技術にのらない編集者の汗やこだわりは誰よりも理解できます。<br><br>　弊社の社員は、私だけでなく全員にこのような２つの領域に架け橋ができる者を目指しています。<br>　ともすれば技術のみが取り上げられて語られがちな「電子書籍」ですが、弊社は２つの領域のプロフェッショナルとして、このことを自負し、デジタル時代に表現することのお手伝いをさせていただきます。
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/soryu-sha/entry-10778213702.html</link>
<pubDate>Mon, 24 Jan 2011 13:35:10 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
