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<title>ストロベリー・エッセイ</title>
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<description>イチゴの種のつぶつぶのように、日々の気づきを思いつくままつぶやきます。</description>
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<title>おかあさんというものにささげる</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-weight:bold;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190106/23/strawberryessay/f7/f5/p/o0440044014334631197.png"><img alt="" height="420" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190106/23/strawberryessay/f7/f5/p/o0440044014334631197.png" width="420"></a></span></p><p><a href="https://www.moomin.co.jp/character/moominmamma" target="_blank"><span style="font-size:0.83em;">画像：ムーミン公式サイト</span></a></p><p><span style="font-weight:bold;">「いったいぜんたい、おまえはどこへいっていたんだ」</span></p><p><b>　と、ムーミンパパがさけびました。</b></p><p><b>「わたし？空気をすいに、ほんのちょっと散歩してきただけ」</b></p><p><b>　と、ムーミンママはむじゃきにいいました。</b></p><p><span style="font-weight:bold;">「しかし、おまえ、わたしたちをこんなにまでおどろかすのは、よくないね。わたしたちが夕がた家に帰ってくると、おまえはいつもここにいる――――こういうきまりになっているんだ。それをよくおぼえていなさい」</span></p><p><span style="font-weight:bold;">　こう、パパはいいました。ムーミンママはため息をつきました。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">「それがたまらないのよ。たまには変化も必要ですわ。わたしたちは、おたがいに、あまりにも、あたりまえのことをあたりまえと思いすぎるのじゃない？そうでしょ、あなた」</span></p><p>&nbsp;</p><p style="text-align: right;"><span style="font-weight:bold;">トーベ・ヤンソン『ムーミンパパ海へいく』より</span></p><h3 style="text-align: left;"><span style="color:#538d00;">「一日何もしなくていい日が欲しい。」</span></h3><p style="text-align: left;">と先日友達が言った。心の奥底からの静かな叫びだ。</p><p style="text-align: left;">「休みの日も、お母さんは休みじゃない。毎日毎日、やることが多すぎて、自由な時間が全然ない。」</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">そうなのだろう。</p><p style="text-align: left;">休みの日にも、誰かが子どもの世話をしたり、洗濯をしたり、ご飯を作ったり、ゴミ出しをしたり、お風呂の掃除をしたり、しなくてはならない。</p><p style="text-align: left;">そして、その大半をお父さんはしない。そういう家庭が多そうだ。</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">お父さんたちは、要領よく自分だけの時間を楽しみ、家に子ども達と一緒に残されたお母さんたちは、来る日も来る日も家事に追われる...。</p><p style="text-align: left;">お父さんたちには、お父さんたちの言い分があるのだろうが。</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">「今日は一日、きみの好きなように過ごしておいで。家のことは僕に任せて。」</p><p style="text-align: left;">さわやかな夫のモノマネ調に、言ってみる。</p><p style="text-align: left;">ハッと、彼女は鼻先で笑った。</p><p style="text-align: left;">「いないよ。そんなこと言ってくれるオトコなんて。」</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">「そうか～。そうだよね～。」</p><p style="text-align: left;">わたしはうんうんと相づちを打つ。</p><p style="text-align: left;">お母さんになったことのないわたしにできるのは、ただ聞いてあげることだけだ。</p><p style="text-align: left;">「ムーミンママもね、そんなことを言っていたよ。」</p><p style="text-align: left;">彼女は少し笑って言った。</p><p style="text-align: left;">「世界のママに共通の悩みなんだね。」</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p>『ムーミンパパ海へいく』という本には、</p><p>「おとうさんというものにささげる」</p><p>という作者トーベ・ヤンソンさんの献辞がある、と訳者の小野寺百合子さんは巻末の解説に書いている。（講談社文庫版）</p><p>&nbsp;</p><p>でもわたしの心に残っているのは、冒頭に引用した、ママがため息とともにもらした言葉だ。</p><p>日本語になっているムーミンの本はすべて読んだけれど、いつもやさしく家族を支えてくれるムーミンママが、こんな言葉をもらしたのはこの時だけだ。</p><p>&nbsp;</p><p>それだけに、ビックリしたのかもしれない。</p><p>ムーミンママも、うちのお母さんと同じことを思っていたんだ！って。</p><p>&nbsp;</p><p>いまだパートナーにめぐりあえず、1人暮らしのわたしは、</p><p>自由な時間はいくらでもあるけれど、それはそれで、たまらなくさびしく、心細いときもある。</p><p>&nbsp;</p><p>彼女の悩みが、わたしには少しうらやましい。</p><p>彼女も、わたしの悩みがうらやましいのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>いまある自分の幸せにフォーカスしないともったいないな、</p><p>と思った夕暮れどきだった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/strawberryessay/entry-12431195957.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Jan 2019 00:25:26 +0900</pubDate>
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<title>初日の出を見に行ったはなし</title>
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<![CDATA[ <p>初日の出ってみたことありますか？</p><p>わたしはなかった。これまでの人生に一度も。</p><p>&nbsp;</p><p>来る新年こそは、見ようじゃないか！と決心し、毎日のように日の出、日の入りを撮影しているアマチュア写真家のおじさまに情報をお聞きして、夜明け前、一路、洲本城跡のある三熊山を目指した。</p><p>&nbsp;</p><p>着いてみると、小さな第一駐車場はすでにいっぱいの様子。邪魔にならない路肩に駐車して、月見台に歩を進めると、</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/6c/c1/j/o4032302414332010772.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/6c/c1/j/o4032302414332010772.jpg" width="420"></a></p><p>なんと美しい朝焼け。</p><p>夜の闇と、水平線を縁取る鮮やかな紅のコントラスト。</p><p>そして、新月間近な細い月が優美なカーブを描き、明けの明星が煌めいている。</p><p>&nbsp;</p><p>日の出まではまだ30分以上あるが、すでに胸がいっぱいに。</p><p>早めに来てよかった、と涙がにじむ思い。</p><p>「この時間のこの光景も見て欲しかった」とアマチュア写真家のK氏。</p><p>おっしゃるとおりである。</p><p>&nbsp;</p><p>紅色に染まりゆく空と雲</p><p>辺りは刻刻と明るさを増し、朝焼けはまもなく消え、うすいオレンジ色がそらいっぱいに広がりだす。</p><p>水平線の少し上空に漂う雲も紅色に燃え始める。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/bc/8e/j/o4032302414332011386.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/bc/8e/j/o4032302414332011386.jpg" width="420"></a></p><p>水平線上に雲はなし！</p><p>海も冬には珍しい凪。</p><p>&nbsp;</p><p>「全然雲がないよりも、少しあった方が、日の出が美しく映えるんですよ。」</p><p>「今日は海が静かな凪だから、日が昇ったら光の道がくっきりと見えますよ。」</p><p>K氏のことばに期待が高まる。</p><p>&nbsp;</p><p>そして、寒さでつま先がジンジン痛みだした頃、</p><p>その瞬間が訪れた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/f6/2e/j/o4032302414332011720.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/f6/2e/j/o4032302414332011720.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/e7/47/j/o4032302414332011790.jpg"><img alt="" height="315" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/18/strawberryessay/e7/47/j/o4032302414332011790.jpg" width="420"></a><br>山から顔を出した太陽のオレンジ色の輝きは、あまりにもまばゆく、あっという間に天空高く駆けのぼり、白い光に変わった。</p><p>太陽の光を受けた海の面もまた、天に向かって白い輝きを返し始めた。</p><p>&nbsp;</p><p>わずかな間の劇的な変化は呆気にとられるほど。</p><p>そこにはもう、よく見知った日常があるばかりだ。</p><p>&nbsp;</p><p>寝静まっている時間。部屋に閉じこもっている時間に、自然の中では多くの感動的な営みが繰り返されているのだ。</p><p>今年はそんな感動にいつもの年よりも多く触れてみたくなった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/strawberryessay/entry-12430196824.html</link>
<pubDate>Tue, 01 Jan 2019 16:55:08 +0900</pubDate>
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<title>絵を買っちゃったはなし</title>
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<![CDATA[ <h3><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/16/strawberryessay/a3/81/j/o1536204814331971633.jpg"><img alt="" height="560" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/16/strawberryessay/a3/81/j/o1536204814331971633.jpg" width="420"></a></h3><p><a href="https://www.facebook.com/neki.matsuho/" target="_blank"><span style="font-size:0.83em;">写真：NeKi 額縁と珈琲facebook</span></a></p><h3>ふらりと立ち寄ったお店で</h3><p>年末、よく行くお店にふらりと立ち寄った。</p><p>それはちょっと変わったお店で、「珈琲が飲める額縁屋さん」。</p><p>&nbsp;</p><p>「年末の営業は28日までだけど、29日も片付けごとをしながら開けているから、</p><p>よかったら珈琲を飲みに来て。」</p><p>と言われていたので、年末のご挨拶がてら。</p><p>&nbsp;</p><p>お店のドアを開けると、あら、意外と賑わっている。</p><p>手前のテーブルでは、男性2人がテーブルを挟んで難しそうな話をしており、</p><p>奥のテーブルでは、洋画家の女性があたたかな日差しを浴びながら静かに本を読んでいる。</p><p>&nbsp;</p><p>店主Kさんと洋画家のfuuyanmさんに挨拶をして、珈琲を注文し、大きな青い壁の前のカウンター席に座る。</p><p>Kさんはなにやら複雑な表情。どうやら額縁のお客さんに年賀状を書く予定だったのに、予想外にお客さんが多くてはかどっていないらしい。</p><p>&nbsp;</p><p>それは悪いことをした。珈琲を飲んで早々に退散しようと思っていると、箱の中からステキな絵が現れた。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/19/strawberryessay/e8/99/p/o0701070414332041557.png"><img alt="" height="422" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/19/strawberryessay/e8/99/p/o0701070414332041557.png" width="420"></a></p><p><span style="font-size:0.83em;"><a href="https://fuuyanm.thebase.in/" target="_blank">写真：fuuyanm Art</a></span></p><h3><span style="color:#004920;"><span style="font-weight:bold;">恋に落ちて</span></span></h3><p>ブルーとグリーンのやさしい色合いが躍る抽象画で。</p><p>ところどころに黄色い光が差している。</p><p>&nbsp;</p><p>それは、川辺を散歩しているような。</p><p>庭の小さな池をたずね歩いているような。</p><p>&nbsp;</p><p>せせらぎの音、鳥の声、草を踏む感触や葉擦れの音、すこしツンとする草と露のにおい。</p><p>絵の中の世界で深呼吸したくなるような、なんともやさしくて、愛おしい風景。</p><p>&nbsp;</p><p>それはfuuyanmさんの水彩画で、</p><p>タイトルは「月あかりの庭」。</p><p>&nbsp;</p><p>画用紙に描かれたままの原画を額装して、このお店に展示し、販売しよう、</p><p>ということになり、これから額縁とマットを決めるのだという。</p><p>&nbsp;</p><p>店主Kさんが額縁とマットのサンプルをいくつか持って来て絵の角に配置して見せる。</p><p>組み合わせを変える度にfuuyanmさんとわたしから歓声が上がる。</p><p>額縁とマットによって、絵の雰囲気もまたがらりと変わる。</p><p>どの組み合わせも、とてもすてきだ。</p><p>&nbsp;</p><p>お店には天井がない。</p><p>窓の上、屋根の傾斜に沿うように絵を掛けて、天窓のようにしたらどうか、とKさん。</p><p>&nbsp;</p><p>なんてすてきなアイデア！</p><p>&nbsp;</p><p>天窓にするなら、どの額がいいだろうか、と額選びがまた一段と楽しくなる。</p><p>&nbsp;</p><p>私はといえば、もうすっかり一目ぼれ。</p><p>肌はざわざわっと泡立ち、頭はぼおっとして、目は絵から離れない。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/16/strawberryessay/10/85/j/o1080108014331971962.jpg"><img alt="" height="420" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190102/16/strawberryessay/10/85/j/o1080108014331971962.jpg" width="420"></a></p><p><a href="https://www.facebook.com/neki.matsuho/" target="_blank"><span style="font-size:0.83em;">写真：NeKi 額縁と珈琲facebook</span></a></p><h3><span style="color:#004920;"><span style="font-weight:bold;">「思い立ったが吉日」といふ病</span></span></h3><p>「ちなみに、この絵は額込みでおいくらなんですか？」</p><p>さりげなさを装って聞いてみる。</p><p>&nbsp;</p><p>fuuyanmさんから絵の値段が、Kさんからおおよその額の値段が提示される。</p><p>&nbsp;</p><p>買える。</p><p>買えないことはない。</p><p>が、が、が、がんばれば！</p><p>えいっ！</p><p>&nbsp;</p><p>「わたし買います。」</p><p>&nbsp;</p><p>言っちゃった！</p><p>言っちゃいました‼</p><p>&nbsp;</p><p>決して稼ぎが良いわけでも、裕福なわけでもないのに、いつもこう。</p><p>全然自慢にならないけど、稼ぐ才能はないけど、使う才能はある。</p><p>絵は一生の宝ものだもの。</p><p>&nbsp;</p><p>そこからはまた、楽しいお祭りさわぎ。</p><p>&nbsp;</p><p>どの額にしようか、マットはどれにしようか。</p><p>壁にずらりと掛けられた額のサンプルを漁り、</p><p>マットの見本をあーでもない、こーでもないとあてがい。</p><p>&nbsp;</p><p>これだ！と決めた額は、銀色で、繊細なレリーフ模様がほどこされたもの。</p><p>最初に提示されたものよりちょっとお高め。</p><p>うんでも、これがいい。</p><p>&nbsp;</p><p>マットは「月夜」のイメージに合わせて濃いブルーグレーに。</p><p>マットはまた、気分に合わせて変えてみてもいい。</p><p>&nbsp;</p><p>最初に聞いた天窓のイメージがあまりにもすてきだったので、</p><p>額装ができあがったら、そのように、しばらくお店に掛けてもらおうと思う。</p><p>そして、ニヤニヤしながらここで珈琲を飲むのだ。</p><p>なんという贅沢！</p><p>今から楽しみで仕方がない。</p><p>&nbsp;</p><p>それにしても、この世に一枚しかない原画と出会い、描いたアーティストと共に、プロの額装家のアドバイスを受けながらマットと額を選ぶなんて！</p><p>一生に一度、あるかないかの、あまりにもすてきなひと時だった。</p><p>&nbsp;</p><p>◩ <a href="https://fuuyanm.thebase.in/" target="_blank">fuuyanm Art on line store</a></p><p>◩ <a href="https://www.ne-ki.net/" target="_blank">NeKi額縁と珈琲</a></p>
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<pubDate>Sun, 30 Dec 2018 16:18:27 +0900</pubDate>
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