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<title>綾瀬／すずねの小説置き場</title>
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<description>綾瀬／すずね ねね名義で書いているオリジナル小説置き場です。メッセージボードに、目次と各小説の執筆状況の一覧があります。</description>
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<title>vivre―黒い翼―、完結しました！</title>
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<![CDATA[ 小説家になろうで連載していた、<a href="http://ncode.syosetu.com/n3713cl/" target="_blank" title="">vivre―黒い翼―</a>が完結しました！(リンク参照)<br>約４ヶ月のお付き合い、ありがとうございました！<br><br>約１７万文字。かなりハイペースで書いてきたので、これから少しずつ誤字脱字と加筆修正をしていきます。<br>現在、番外編についてのプロットを纏めてます。<br><br>小説家になろうでは、新作を書き始めています。<br>興味のある方は読んでみてくださいね！vivre世界観のお話を、少しフランクな感じで書いたものです。<br><br>早くblogでもびぶれのページを増やしたいところです。<br><br>それでは、またお会いしましょう。<br>さようならー。<br><br><a></a>
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<link>https://ameblo.jp/suznene01/entry-12013196407.html</link>
<pubDate>Sun, 12 Apr 2015 02:14:01 +0900</pubDate>
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<title>ｖｉｖｒｅ、二話まで更新</title>
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<![CDATA[ ２話、少女の依頼まで掲載しました。<br>小説家になろう様で連載中のものです。<br><br><br>最新話はこちらから<img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif"><br>なろうコン大賞に応募しています<img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/178.gif"><br><a href="http://ncode.syosetu.com/n3713cl/" target="_blank" title=""><b>http://ncode.syosetu.com/n3713cl/</b></a><br><br><br><br>さて、私は普段遅筆なのですが、最近はなるべく執筆に割ける時間を意図的に探すようにしています。<br>今日は書かなくていいかっていうのが、一日たち二日たつと何も書けないという事態に陥りかねないので。私の場合<img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif"><br>なので、更新されていない場合でも、たとえ一日一文字でもいいから何かしら書くようにはしています。<br><br>私の場合、気持ちは毎日更新、実際は週に２回～更新になっているので、本当はもう少し更新頻度も上げたいところです。<br>今年は童話の公募（小説家になろうとは別の公募です）にも出したかったのですが、なんだかんだでここは有言実行できませんでした<img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif"><img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif"><br><br><br>私がブログに小説を移植し始めたのは、なろう以外で小説を読める場所がないよと言われたからです。<br>実はたくさんネットに小説公開してあって、そこのパスがややこしいことになったせいで更新できなくなったというのもあります。<br>なので、亀ペースですがそのうち作品が増えていくと思います。<br><br>あんまり食指を広げすぎると大変になっちゃうので、あくまでゆっくりペースになりますが<img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif"><br><br>そんな感じで、これからもまったりと見守っていただけたら嬉しいです。<br>感想いつも励みになってます。<br>これからもがんばります<img src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/014.gif">
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<link>https://ameblo.jp/suznene01/entry-11994462110.html</link>
<pubDate>Wed, 25 Feb 2015 17:29:48 +0900</pubDate>
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<title>少女の依頼</title>
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<![CDATA[ <div><br><br><br>　「いらっしゃ…あら、おかえりなさい」</div><div>青年が宿屋の扉を開くと、宿帳のチェックをしていた少女が顔をあげた。華やかな笑顔と、オイルランプの灯りに照らされた金髪、そして緋色の瞳。</div><div>「…その、おかえりとは？」</div><div>「ふふ、うちの宿に泊まってくれた方にはそう言ってるんです」</div><div>　少女の名前は、ヴァレリー・ボードレール。宿屋の看板娘で、昼間は王立の魔術学校に通う傍ら、こうして両親の宿屋も手伝っている。</div><div>「えっと、ルーさん？でしたっけ。お食事はまだですか？そろそろ食堂も開けようかと思ってたんで、良かったらどうぞ」</div><div>　ルーというのは勿論偽名なのだが、青年は頷いた。ヴァレリーに伴われ食堂に足を踏み入れる。当然ながら、まだ青年の他に客はいない。もう少し遅い時間になれば、宿泊客だけではなく、街の酒飲み達が立ち寄るだろう。</div><div>　青年は手頃な席に座ると、パンと肉とスープを注文した。ヴァレリーが笑顔で食堂を後にするのを見届けると、青年は何枚かの金貨をテーブルに置いた。</div><div>　暫くすると、ヴァレリーではなく宿屋の女将が食事を運んでやってきた青年は用意してあった代金よりも少し多い金貨を女将に渡す。</div><div>チップなのだが、大抵の商売がわかっている人間はその意味するところを理解する。余計な詮索も、自分を探る者への無用な情報提供もするな、ということだ。</div><div>　女将はごゆっくり、とだけ言うと、さっさとその場を離れてしまった。</div><div>　青年がレイダリアという国へやってきてから２週間。この宿は女将も主人も余計なことを差し挟むこともなく、青年にとっては都合が良かった。</div><div>　そもそも、レイダリアの首都である王都ガレイアは、歴史も古くスラムこそあれど戦争や紛争による孤児が少なく、また数少ない孤児などは能力さえあれば王立の騎士団や学院が引き取り、国に登用している。そのスラムも、ほとんどが国外から流れてきたものが王都の目を掻い潜り不正に住んでいたり、ごく一部の性根の腐った貴族に飼われる悪党だったりするのだ。</div><div>　騎士団が大々的に鎮圧に乗り出さないのは、その悪党と国外からの移住者の区別が尽きにくいことにある。いくら不正に入国しているとはいえ、下手に弾圧すれば諸外国に戦争をする理由を与えてしまう事になりかねない。当代の国王はそれに頭を悩ませ、やむ無くスラムの存在を黙認している形だ。だからこそ、青年のような人間もこの王都ガレイアで生活することができるわけだが。</div><div>「ルーさん、お食事終わったんですか？」</div><div>　ぽつらぽつらと客の入り始めた食堂から出ると、宿の入り口にあるカウンター越しにヴァレリーが声を掛けてきた。</div><div>「ああ」</div><div>「そうですか…」</div><div>何か言いたそうに俯くヴァレリーに、青年は気がつかないふりを決め込む。元より住む世界が違う以上、無闇に関わるのはお互いのために避けるべきだ。</div><div>「あの！」</div><div>立ち去りかけた青年の背に、ヴァレリーの思い詰めた声が追いすがる。</div><div>「何か用か？」</div><div>「あの…。魔術学校からの課題がどうしてもクリア出来なくて。よければ、お手伝いしていただけたらと…。ルーさん、冒険者、ですよね？」</div><div>「魔術の事は街のギルドで魔術師にでも聞けばいいだろう」</div><div>青年のアドバイスはもっともなことなのだが、ヴァレリーは首を横に振る。</div><div>「違うんです、課題というのは実技で、ギルドで二人以上のパーティを組んで、ある依頼を達成しなくてはいけなくて」</div><div>「学校の友人と行ったらどうだ。もしくは、ギルドで誰か募集するとか」</div><div>「私は魔術師で、友人はヒーラーなんです。残りの前衛職の方をギルドで探してみたんですけど、私達のランクが低いからとお断りされてしまって」</div><div>青年は眉根を寄せた。ヴァレリーを助けるメリットは全くない。だが、断ればまだ数週間この街に、というかこの宿に滞在する以上やりにくくなるのも事実だ。</div><div>　暫し考えて、青年は溜息をこぼした。</div><div>「…依頼、という形でなら協力してやってもいい」</div><div>「ホントですか？！」</div><div>瞳を輝かせるヴァレリーを遮るように、青年は右手をあげた。</div><div>「ただし、いくつか条件がある。それがお前もお前の友人も飲めないというなら、この話は無しだ。いいな」</div><div>「もちろんです！ありがとうございます！」</div><div>「じゃ、明日の夕方お前の友人とやらも連れて俺の部屋に来い、ビジネスの話はそれからだ」</div><div>言い捨てて踵を返す背に、ヴァレリーは何度も嬉しそうに手を振りながら礼を言っていた。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>＋＋＋＋＋＋＋</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>　翌日、青年は軽い朝食の後スラムの入り口にある店を再び訪ね、いくつかの依頼を確認だけすると、今まで立ち寄らなかった冒険者ギルドに足を運んだ。</div><div>　冒険者ギルドは、その者の身分やランクを証明する魔力を帯びたカードを発行している。冒険者にとっては通行手形に使えたり、冒険者ギルドが管理する銀行を利用できたりと色々と便利な仕組みになっている。</div><div>「ルー様でございますね。ランクＢまでのご依頼でしたら受けられます」</div><div>　このランクは、大まかにＡからＥまでにわけられている。青年の場合、上から二つ目のランクＢまでなら自由に依頼を受けられるのだが、ランクＢは大抵一人の依頼が少ない。人数が増えれば取り分も減るし、青年は基本的に誰かと依頼をこなすつもりはない。</div><div>　ランクＡともなると、青年の偽造されたカードの身分では元より受けられないし、そういう理由もあってあまり冒険者ギルドに立ち寄ることはない。</div><div>　昨日の報酬だけ預けると、青年は冒険者ギルドを後にした。</div><div>　何度か王都にも足を運んだことはあった。その度に区画整理やらなんだと街並みも少しずつ変化しているようだった。</div><div>　それでも顔見知りの武器商や道具屋をまわり終える頃には、約束の時間が迫っていた。</div><div>　宿に帰りつくと、カウンターの前でヴァレリーともう一人、初めて見る少女が立っていた。朝から出掛けているのを女将からでも聞いたのか。青年が戻ってくるのを待っていたようだった。</div><div>「あ、おかえりなさい！」</div><div>ヴァレリーが笑顔で出迎える。隣に立つ少女もぺこりとお辞儀をして見せる。</div><div>「彼女はオルガ。昨日言った、私の友達」</div><div>「よろしくお願いします」</div><div>薄幸の美少女とでも言うべきか。ヴァレリーが太陽なら、オルガは月だ。銀色の髪に空のように澄んだ瞳。おどおどとしてはいても、その瞳はどこか慈愛に満ちている。</div><div>「…ルーだ。とりあえず、依頼の話は部屋で」</div><div>青年はそれだけ言うと歩き出した。少女達ははしゃぎながら後をついてくる。</div><div>　部屋に入ると、少女達にベッドに腰かけるよう言うと、ルーは粗末な椅子に腰かけた。それまではしゃいでいた少女達も、途端に真面目な顔になる。</div><div>「それで。簡単には昨日聞いたけど、具体的な話はまだだったな」</div><div>「あ！そうですよね。えっと、課題の内容は王都ガレイアから南に３日ほど行った場所にある、フレミアの森に咲く花を持ち帰る事なんです」</div><div>　フレミアの森。太古より、長い年月を掛けて魔力を持った植物が魔物化し、森を支配している。動物のような魔物もいないわけではないが、弱いものは魔物すら糧にしてしまう。</div><div>　だが、このフレミア…つまりは森の名前にもなる魔物から取れる花弁や茎、葉などマジックアイテムとして利用価値が高い。ヴァレリーやオルガのような駆け出しの魔術師やヒーラーにとっては非常に高価なものだ。</div><div>「フレミアか。それで、フレミアは生け捕りにするのか？お前たち、あの森に咲くフレミアがどの程度の大きさなのかわかってるか？」</div><div>「ええと…大きいものは人間よりも大きいと聞きます」</div><div>オルガが答える。</div><div>「生死は問わないと思います…。持ち帰ってマジックアイテムの材料にするので、必要な部位を必要な分持ち帰らないといけないので…」</div><div>ヴァレリーが必死に思い出しながら呟く。他の冒険者に断られるはずだ。マジックアイテムはそれ自体が希少で、作るのに膨大な素材が必要になる。まして、今回の依頼はヴァレリー達がそのマジックアイテムを持ち帰ることが目的である以上、一般の冒険者にとっては実入りが少ない。かといって、欲を出して多目にフレミアを狩れるほど、この二人に実力はないだろう。</div><div>「なるほど。それで？俺が手伝うとして、お前達が俺に支払えるものはあるのか？」</div><div>「あう…。やっぱり、そうですよね…」</div><div>「仕方ないわよヴァレリー…。私達の実力じゃ、まだフレミアの森は難易度が高すぎるもの」</div><div>「そ、そうね…。あの、これ少ないんですけど、前金です。残りは無事に課題を達成出来て、マジックアイテムを作れたら、それをお金にして払います。多分結構な金額になるはずなので」</div><div>ヴァレリーが差し出した袋には、お世辞にも前金と呼ぶには少ない枚数の金貨が入っていた。青年はそれを受けとると、そっとテーブルに置いた。</div><div>「まぁ、いいだろう。じゃあこっちの条件を言おう。まずひとつ。俺は個人的にお前たちから依頼を受ける。だから、課題は二人で達成したことにしろ。他の人間に何か突っ込まれても、そこだけは嘘を突き通せ」</div><div>「え…？そんなことですか？でも、ルーさんにメリットがないんじゃ」</div><div>「…ふたつめだ。道中、フレミア以外の魔物から採れる素材は俺が貰う。お前たちの取り分はフレミアのみだ。俺はフレミアからはなにも採らない」</div><div>青年の言葉に、二人はゆっくりと頷く。</div><div>「最後に。明日は一日、俺と準備に付き合うこと」</div><div>「え？」</div><div>思わずヴァレリーが首を傾げる。</div><div>「お前たち、どうせ学校の支給品で旅をするつもりだろ。そんなんじゃ死ぬぞ」</div><div>「で、でも」</div><div>「嫌なら断ればいい」</div><div>「い、行きます、けど」</div><div>ヴァレリーが渋々といった様子で頷く。前金があの額なのだ。懐事情も想像に難くない。</div><div>「準備金位は用意してやるさ。マジックアイテムの金で釣りが来る」</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>＋＋＋＋＋＋＋</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>　翌朝、青年に伴われヴァレリーとオルガは街を歩いていた。まず立ち寄ったのは魔術師ギルドだった。</div><div>　魔術師ギルドは、冒険者ギルドの中でも、特に魔術師向けの依頼や店が入っていたりする。依頼の他にも個別に主を求めるフリーの魔術師が雇い主を探す斡旋所の役割も持っている。</div><div>　その中にある店のひとつに３人は足を運んだ。</div><div>「やあ」</div><div>青年が中に声を掛けると、奥で作業していた男が顔をあげた。</div><div>　青白い顔に煤けたローブ、細い枯れ枝のような腕や指には不気味な色の宝石をあしらった指輪や腕輪。</div><div>「あー…。久し振りー…」</div><div>眠たげに放たれた声は、意外にも若かった。</div><div>「んー？そっちのお嬢さんは魔術師かなー…？まだ駆け出しかー…」</div><div>ヴァレリーは驚いて目を見開いている。青年はそれを無視して、目の前の男を見つめた。</div><div>「適当に見繕ってくれよ。また後で来る。お前は残れよ」</div><div>「え！あ…はい」</div><div>ヴァレリーは観念したように項垂れると、店を後にする青年とオルガを見送った。</div><div>　店を出た青年とオルガが次に向かったのは、ヒーラーギルドだった。ここでは怪しげな店に入ることはなく、オルガの為に新しい杖とローブ、それと解毒薬をいくつか買った。</div><div>「あの、なんだかすみません…」</div><div>オルガが言うと、青年は首を横に振った。</div><div>「依頼だからな」</div><div>「…そう、ですか」</div><div>困ったように微笑むと、オルガはそれ以上なにも言わなかった。</div><div>　ヴァレリーを迎えに魔術師ギルドにある店に戻ると、ちょうどヴァレリーの用意も整ったようだった。魔術師用の杖と、魔力増幅のサークレット、そしてイヤリング。</div><div>「僕としてはさー…杖はもうワンランク上がいいと思うんだけどねー…。彼女、重いっていうからー…」</div><div>　使用者に見合わない武器は、軽々しく扱えるものではないのだ。</div><div>　だが、青年は感心する。</div><div>　今ヴァレリーが持っている杖は、魔術に詳しくない青年でもわかる程度には名のある名工が作ったもので、それなりに実力…というより魔力の高いものでなければ扱えない代物だ。それがギリギリといえ持てているということは、ヴァレリーは経験さえ積めばそれなりにいい魔術師になるのかもしれない。</div><div>「助かった。金はいつもの方法でいいな？」</div><div>「構いませんよー…」</div><div>ヒラヒラと手を振る男に見送られながら３人は店を後にした。</div><div>　その後も、度に必要な保存食の確保や、旅に使う寝袋などを用意しているうちに、あっという間に一日が過ぎた。</div><div>「今日はありがとうございました」</div><div>ヴァレリーが青年に言うと、青年はなにも言わず頷くだけだった。</div><div>「あの、ちゃんとお金、返しますから…」</div><div>無知というのは幸せな事だ。今日彼女達に買い与えた装備品だけで、無駄遣いしなければ２ヶ月は食べていける。</div><div>　それでも、彼女達が課題を終えて作るマジックアイテムの方がはるかに高いのだが。</div><div><br></div>
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<pubDate>Wed, 25 Feb 2015 17:23:13 +0900</pubDate>
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<title>冒険者</title>
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<![CDATA[ <br><br><div>&nbsp; 穏やかな日々など無縁だった。</div><div>&nbsp; 傭兵、冒険者、何でも屋。</div><div>&nbsp; 呼び方は違えど、例えば街角にありふれた暖かな団欒や、当たり前に与えられる教育、ふと忘れ去りそうになる「幸福」とは、真逆の生活。</div><div>血と錆と欺瞞と死。泥を啜ってでも、ただ生きる為だけに足を踏み出す。</div><div><span style="line-height: 1.5;">　どんなに欲しいと願ったところで、それは空のように限りなく遠く。</span><br></div><div>&nbsp; ただ無情な現実がのし掛かるだけ。</div><div><br></div><div><br></div><div>&nbsp; 茜色の空が石畳を照らす頃、スイング式のドアを開いて室内に入ってきた青年を、脂汗を額に滲ませ丸々と肥えた腹をした男は一瞥した。<span style="line-height: 1.5;">特に珍しいことでもない。度重なる戦争や紛争で、この青年のような身寄りのない者が辿るのは大方二つの道だ。</span></div><div><br></div><div>奪うものか、奪われるもの。</div><div><br></div><div>&nbsp; 青年は前者で、後者は弱く無力故に屠られるか、運が良ければ孤児院に引き取られる。<span style="line-height: 1.5;">よしんば孤児院に引き取られても、それが「幸せ」であるかはまた別の話であるが。</span></div><div><span style="line-height: 1.5;">「終わったのかい」<br></span><span style="line-height: 1.5;">脂臭い汗を拭いながら、男は青年に声をかけた。</span><span style="line-height: 1.5;">青年は頷くと、王立騎士団の印章が捺印された書類を目の前にぶら下げた。</span></div><div><span style="line-height: 1.5;">「上出来だ。これはお前の取り分だ」</span><br></div><div><span style="line-height: 1.5;">男から差し出された金貨の袋を確認する。</span><span style="line-height: 1.5;">中身は確かに間違いないとわかると、青年は書類を男に渡した。</span></div><div><span style="line-height: 1.5;">「ごくろうさん。次の依頼もいくつかあるが、どうする？」</span><br></div><div><span style="line-height: 1.5;">「いや、今はいい。また明日来るよ」</span><br></div><div><span style="line-height: 1.5;">「そうかい。まぁ次も期待してるよ」</span><br></div><div><span style="line-height: 1.5;">　男はそれきり、カウンターの奥で書類を整理し始めた。</span><span style="line-height: 1.5;">青年は肩を竦めると、さっさと男の店を後にした。</span></div><div><br></div><div><br>＋＋＋＋<br><br><br>　スラムの入り口付近にあるこの店は、所謂冒険者ギルドの役目を果たしていた。</div><div>　冒険者ギルドというのは、迷い猫探しから伝説級の魔物討伐まで幅広く扱うが、身分が割りと確かな者や、冒険者それぞれのランク毎に受けられる依頼が限られるなど、細かな誓約が多い。<span style="line-height: 1.5;">ものにもよるが、高難易度と思われるものほど報酬も上がり、何人かでパーティを組まなくてはならない場合もある。</span></div><div><span style="line-height: 1.5;">　青年のような「世間のはみ出しもの」は、大抵低難易度の依頼か、そもそも依頼自体受けられない事もある。</span><span style="line-height: 1.5;">そんな人間達のためというわけではないが、これまた表に出せないような依頼が集まるのが、先程の男が営業するもぐりのギルドだ。</span></div><div><span style="line-height: 1.5;">　合法的な冒険者ギルドとは違い、報酬も桁違いなかわりに危険度も最高峰ということも多い。</span><span style="line-height: 1.5;">それでも青年のように、それで食いつなぐ人間はかなりの数がいる。</span><span style="line-height: 1.5;">中には国家の秘匿に関わるような依頼もあるというのだから、世の中何があるかわからない。</span></div><div><span style="line-height: 1.5;">　青年はスラムの入り口から表通りに足を向けていた。</span><span style="line-height: 1.5;">スラムから一本通りを出てしまえば、それまでの陰鬱で寂しげな雰囲気は成りを潜め、かわりに賑やかな喧騒が辺りを包む。</span></div><div>　夕飯時の街中はどこも暖かな光が漏れ、青年はそれをどこか遠くに見つめながら暮れゆく石畳を歩んでいた。</div><div><span style="line-height: 1.5;">　湿り気を帯びた風が、青年の漆黒の髪をさらう。瞳はエメラルドのように澄んでいたが、その表情もまた、スラムとかわらず陰鬱で、この世の美しいものなど何一つ映してはいないのだ。</span><br><br><br><br>&lt;a href="http://ameblo.jp/suznene01/entry-11994456914.html" target="" title="" class=""&gt;次話&lt;/a&gt;&lt;a&gt;&lt;/a&gt;<br></div>
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<link>https://ameblo.jp/suznene01/entry-11993299463.html</link>
<pubDate>Sun, 22 Feb 2015 21:37:57 +0900</pubDate>
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<title>初めまして</title>
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<![CDATA[ 小説を気軽に読んでいただける場を、と思い、今回試験的にブログでの公開を始めることにしました。<br>メインは小説家になろうというサイトとベリーズカフェになるので、そちらの更新が終わり次第の更新になっていくと思います。<br><br>ゆっくりペースですが、見守っていただけると嬉しいです。<br><br>過去に綾瀬名義で魔法のあいらんどでも小説を公開していたので、その小説も加筆修正して載せたいと思っています。<br>こちらはもっと時間が掛かりますが、頑張ってあげていこうと思います。<br><br><br>また、日記や独り言などは順次更新されると思いますが、まったり楽しんでいただけたらと思っております。<br><br>同じような趣味をお持ちの方、お気軽にコメント頂けたら嬉しいです。<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/suznene01/entry-11975722567.html</link>
<pubDate>Sun, 11 Jan 2015 05:02:52 +0900</pubDate>
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