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<title>ScrapBook</title>
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<description>読んだ本についての感想文と日々の雑感、時々音楽のお話を</description>
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<title>アメリカ文学　草の竪琴（１）</title>
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「草の竪琴」を初めて読んだのは、いまから20年ほど前のことだ（2005年の頃）。知人に勧められ（新潮文庫をプレゼントしてもらった）、トルーマン・カポーティにこのような作品があるとは知らなかった（昨年2025年、村上春樹さんが新しく訳した）。「ティファニーで朝食を」や「冷血」であるなら知っていたが。 「遠い声　遠い部屋」と同様、本作にも作者カポーティの自伝的要素が色濃く反映されている。どこか不気味でグロテスクなシーンを多く含んだ「遠い声　遠い部屋」とは異なり、物語の語り手コリン・フェンウィックの言
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<dc:date>2026-01-08T21:21:53+09:00</dc:date>
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<title>長野市1991年　その四</title>
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Groovy。たぶんだけれども、Red Garlandのアルバムからタイトルをとって店の名前にしたのだろうか？どうだろう？ 1991年。僕は大学を卒業して23歳になっていた。高校生の頃から、音楽に関しては多少背伸びしていた。中学生の頃からThe BeatlesのLPを買ってもらった。コンピレーションアルバムのビートルズ・バラッドという東芝EMIの物）。高校生になったら、The Policeを聴いたり、反抗的なPrince（いまも大好きだ）をベストヒットUSAで見て惹きつけられたりといった具合だ。
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<dc:date>2025-12-31T17:59:35+09:00</dc:date>
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<title>長野市1991年　その三</title>
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どうにかこうにか額に汗して、朝早くから、当日届いた新しい雑誌の梱包を開き、昼頃までかけて棚に並べ終える。たくさん届いている雑誌（たとえば時刻表など）は適当な数だけ店頭に並べ、置けないものはストックにしまっておく。片付け終わると、体はヘトヘトお腹はぺこペコである。 けれど、レジの当番に当たっていることもあり、すぐには昼食には行けない。1階のスタッフ（当然、ほとんどの人が先輩社員である）から指示を受けて、自分の休憩時間を確認する。雑誌を片付け終わりすぐに昼食に行ける日もあれば、商品の店出しに続きレジ
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<dc:date>2024-08-22T21:38:03+09:00</dc:date>
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<title>長野市1991年　その二</title>
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昨夜は僕の新しい住まいと、初めてみた真っ白な雪について語った。今夜は、僕の仕事と職場について話そう。 長野駅から徒歩5分ほどのところに南千歳公園という、さほど大きくない広場がある（いまもあるかな？）。公園に面したビルの一階と二階とに、当時、書店があった。売り場面積は360坪ほどだったろうか。当時、甲信越にある書店の中では新潟市にある紀伊國屋書店についで大きな店舗だったと記憶する。 僕はその書店の販売員であり、仕入れ担当であった。むろん、入社したての僕は見習いであり、最初の3か月ほどは、定時である
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<dc:date>2024-08-21T21:47:15+09:00</dc:date>
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<title>夜と霧　新版</title>
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「夜と霧　新版　ヴィクトール・E・フランクル著　池田香代子訳　みすず書房」を読み終える。本書の「新版」が刊行されたのは2002年のことであったが、僕がそのことをしったのは数年前のことだ。地元の図書館の書架で見かけた本書の背文字に「新版」とある。「新版とはどういうことか？」と怪訝に思いながらも、三十数年前にかつての版を読んだものだから、さほどの興味を示すこともなく、時間が過ぎた。数か月前のことである。Eテレの「こころの時代」と題された番組が本書の著者であるフランクルを取り上げいた。彼が提唱した「ロ
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<title>長野市1991年　その一</title>
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1991年2月から1993年5月までの2年余り、都内の大学を卒業したばかりの僕は就職先の長野県長野市に暮らすことになった。思えば、郷里の四国を離れてまる5年の歳月が流れていた。長野駅を降りた僕は、ふた月ほど前に契約したアパートに向かうため、JRの改札を出て地下街に入りそこから長野電鉄に乗り換えるため切符を購入した。長野電鉄とは、てっきり地下鉄なのかと思ったら、電車は三つほど駅を過ぎるといきなり地上に出た。そして僕は桐原という駅に降りたのだった。路上には降り積もった雪が白く残っている。一面が白い光
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<dc:date>2024-08-20T22:05:02+09:00</dc:date>
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<title>日本文学　街とその不確かな壁（一）</title>
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「きみにはそういう人はいるのかな？　きみを受け止めてくれる人が」少年は首をきっぱり横に振った。「いいえ、ぼくにはそういう人はいません。少なくとも生きている人たちのあいだには一人もいません。だからぼくはいつまでも、時間の止まったこの街に留まることでしょう」 発売日（令和五年四月十三日）に「街とその不確かな壁」を購入した。が、偶然、今年の一月から集英社文庫版の「失われた時を求めて」を読んでいたものだから、本作を手に取る気になれなかった。ようやよく「失われた〜」を読み終えたのが数日前（正確にいうと令和
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<dc:date>2023-04-24T22:16:34+09:00</dc:date>
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<title>ロシア文学　戦争と平和　その二十一</title>
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その二十一　②197〜249日曜日の昼からは、第一部第三篇15から19までを読んだ。 十一月二十日午前八時、連合軍の総司令官クトゥーゾフは、第四ミロラードヴィッチ軍団の先頭に立ってプラーツ村付近まで前進を開始した。クトゥーゾフの傍に控えるアンドレイの頭の中では、「旅団か師団を率いて、そして、そこで軍旗を手に持っておれは前進し、自分の前にあるものをなにもかも、たたきつぶすのだ②198」といった勇ましい妄想が彼の気持ちを昂らせていた。 攻勢を行うことに乗り気ではないクトゥーゾフではあったが、動き出し
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<dc:date>2022-11-13T22:26:04+09:00</dc:date>
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<title>ロシア文学　戦争と平和　その二十</title>
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その二十　②157〜197お昼前までに第一部第三篇11から14までを読んだ。 一八〇五年のアウステルリッツの戦い前夜から戦闘直前午前五時頃が物語の舞台である。ロシアとオースリリアの連合軍では、対峙するフランス軍相手にすぐにも攻勢を仕掛けようとするオーストリアの将軍ワイローターらと、それに反対する総司令官クトゥーゾフとが、作戦会議を開いていた。ワイローターが「もはや押しとどめようのない動きの先頭に自分が立っているのを、感じている」様子であるのに対して、老将軍クトゥーゾフは「作戦会議の議長と進行役を
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<title>ロシア文学　戦争と平和　その十九</title>
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その十九　②136〜156今朝の出勤前、第一部第三篇9と10とを読んだ。 自らの出世を画策したボリスは、自分を評価してくれるアンドレイを介して、魅力的な地位が自分に回ってくるよう、できれば副官になれるよう行動を起こす。「自分の頭以外持っていないおれは、自分の出世の道をはかって、チャンスはのがさず、利用しなければならないんだ」という確固たる意思を秘めていた。純真で直情的なニコライに比べると、計算高いボリスは、いささかつまらぬ人間に思えてしまうものだ。もっとも、ボリスが語るように、お坊ちゃんであるニ
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